JP2000054723A - ドアクローザの開扉軽減方法と装置 - Google Patents

ドアクローザの開扉軽減方法と装置

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JP2000054723A
JP2000054723A JP10224198A JP22419898A JP2000054723A JP 2000054723 A JP2000054723 A JP 2000054723A JP 10224198 A JP10224198 A JP 10224198A JP 22419898 A JP22419898 A JP 22419898A JP 2000054723 A JP2000054723 A JP 2000054723A
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JP
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door
closer
person
closing
reducing
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JP10224198A
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English (en)
Inventor
Norio Yamada
教雄 山田
Hirotaka Nagato
浩貴 長門
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Kinki Sharyo Co Ltd
Original Assignee
Kinki Sharyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアの閉じ力を十分に得ながら、ドアの開扉
が容易なようにする。 【解決手段】 ドア2とドア2を支持した固定側3との
間で、ドアクローザ4によりドア2に閉じる方向の力を
働かせて、自動的にドア2を閉じ、また、ドア2を閉じ
位置に保持するのに、人の出入りの情報に関連して、ド
アクローザ4のドア2を閉じる方向に働くばね7a、7
bのばね力を、閉じ力低減手段35によって設定値より
も一時的に低減し、人がドア2を開くときのドアクロー
ザ4による開扉抵抗を軽減する準備をすることにより、
上記の目的を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアをドアクロー
ザで自動的に閉じ、また、ドアを閉じ位置に保持するの
に、ドアを開扉するときのドアクローザによる抵抗を軽
減するドアクローザの開扉軽減方法と装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のドアクローザは、本実施
の形態を示す図3を参照して説明すると、出入り口11
に設けられたドア2とドア2を支持した固定側である枠
3との間で、ドアクローザ4により閉じる方向の力をド
ア2に働かせて、自動的にドア2を閉じ、また、ドア2
を閉じ位置に保持する。
【0003】ドアクローザは、図2、図3に示すように
取り付けるパラレル取付け、あるいは標準取付けと云っ
た2通りの取付け方があるし、床に埋め込むフロアヒン
ジと呼ばれるもの。このフロアヒンジを枠3の上部に取
り付けるオーバヘッドクローザと呼ばれるもの。さら
に、枠3に埋め込んだコンシールドドアクローザと呼ば
れるものがある。また、エア式のものと油圧式のものが
ある。
【0004】いずれにしても、基本原理は共通してい
る。一般的なドアクローザ4は図1に示すように、ドア
2と枠3とを2本のアーム5、6によって連結したいわ
ゆるラック・ピニオン型と言われるものである。2本の
アーム5、6はドア2に閉扉力を与えるばね7a、7b
をドア2を開扉するときに圧縮する力と、ばね7a、7
bがドア2を閉扉方向に押す力との関係をスムーズにす
る。具体的には、ドア2を開くときは平均した力で開
き、全閉時にはかなりの力でドア2のラッチを蹴り込め
るように、ばね7a、7bの力がドア2に作用するテコ
長さを変化させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2本のアー
ム5、6を利用したドアクローザでは、通常、ドアの開
き角度が大きくなると閉じ力が弱くなる傾向があり、無
風状態下での使用では極めて好ましい。
【0006】しかし、屋外に強い風が吹いているときの
外開きドアにおいては、開いたときに風圧によってドア
が開き方向へ煽られて壁に激突したり、通行人が危険に
さらされたりすることが考えられる。これを防止するの
にそのほうなドアの開き速度を制限するいわゆるバック
チェック機構もある。
【0007】しかし、高層の集合住宅などの強風に煽ら
れやすい玄関ドアなどでは、安全のために、ドアの閉じ
力が予め大きく設定される傾向にある。
【0008】このようにされると、ドアを手で開くとき
の抵抗が大きくなり、操作性が低下する。また、時によ
っては、ドアを閉じる側に風圧が掛かる場合があり、ド
アはさらに開けにくくなる。力の弱い女子や子供、お年
寄りには酷になる。
【0009】本発明の目的は、ドアの閉じ力を十分に得
ながら、ドアの開扉が容易なドアの開扉軽減方法とその
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のドアクローザの開扉軽減方法は、出入り
口に設けられたドアとドアを支持した固定側との間で、
ドアクローザによりドアに閉じる方向の力を働かせて、
自動的にドアを閉じ、また、ドアを閉じ位置に保持する
のに、人の出入りの情報に関連して、ドアクローザのド
アを閉じる方向に働くばね力を一時的に低減し、ドアが
開かれるときのドアクローザによる開扉抵抗を軽減する
ことを1つの特徴としている。
【0011】これによれば、ドアが風圧や強風により開
かれてしまうようなことのない強く十分な閉扉力をドア
クローザのドアを閉じる方向に働くばね力の設定によっ
て満足しながら、その時々の人の出入りに関する情報に
関連して、ドアクローザの前記ばね力を一時的に低減
し、ドアを開扉するときのドアクローザによる抵抗を軽
減するので、ドアは強い閉じ力の影響なく容易に開けら
れる。
【0012】このようなドアの開扉軽減方法は、例え
ば、出入り口に設けられたドアとドアを支持した固定側
との間で、ドアを自動的に閉じ、また、ドアを閉じ位置
に保持するように取付けられたドアクローザを備え、人
の出入りに関連した情報を与える出入り情報手段と、ド
アクローザのドアを閉じる方向に働くばね力を一時的に
低減する閉じ力低減手段と、出入り情報手段からの人の
出入りに関する情報を受けて、閉じ力低減手段を働かせ
る制御手段とを備えたことを特徴とするドアクローザの
開扉軽減装置によって、人の出入りの情報に基づいて自
動的に達成することができる。
【0013】人の出入りの情報は、人がドアに近づいた
のをセンサにより検知して得るようにすると、前記開扉
の軽減動作が人の操作なしに自動的に達成される。しか
し、これに限られることはなく、人の出入りの情報は、
手操作部材が操作されることによっても得られる。手操
作部材によるときは、女子や子供、お年寄りなど必要な
人が操作し、また、強風時など必要なときに操作して、
ドアの開扉抵抗が軽減されるようにすることができる。
【0014】制御手段は、出入り情報手段からの人の出
入りに関連した情報がある間、閉じ力低減手段を働かせ
るか、出入り情報手段からの人の出入りに関連した情報
があると、閉じ力低減手段を所定時間の間働かせるかす
ることができる。
【0015】また、別に、ドアの開扉から所定角度以上
閉扉されたのを検出する閉扉検出手段を備え、制御手段
は、閉扉検出手段の閉扉検出信号があるまで、閉じ力低
減手段を働かせるようにすることもできる。
【0016】本発明のそれ以上の目的および特徴は以下
の詳細な説明および図面の記載によって明らかになる。
本発明の各特徴は可能な限りにおいて、それ単独で、あ
るいは種々な組合せで複合して用いることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
てその実施例とともに図1〜図7を参照しながら説明
し、本発明の理解に供する。
【0018】本実施の形態は上記したラック・ピニオン
型で2本のアームを利用したドアクローザを用いる場合
の一例である。しかし、本発明はこのような用途のもの
に限られることはなく、既述した各種のものを採用して
差し支えない。
【0019】本実施の形態のドアクローザの開扉軽減方
法につき、図1〜図3に示す開扉軽減装置を参照して説
明すると、出入り口11に設けられたドア2とドア2を
支持した固定側である枠3との間で、ドアクローザ4に
よりドア2に閉じる方向の力を働かせて、自動的にドア
2を閉じ、また、ドア2を閉じ位置に保持するが、人の
出入りの情報に関連して、ドアクローザ4のドア2を閉
じる方向に働くコイルばね7a、7bなどによるばね力
を一時的に低減し、人がドア2を開くときのドアクロー
ザ4による開扉抵抗を軽減する。
【0020】ドアクローザ4は一例として、図1〜図3
では外開きのドア2とこのドア2を支持している固定側
である出入り口11の枠3との間に働かされているが、
どのように働かせるかは特に関係なく、上記の方法によ
れば、ドア2が風圧や強風により開かれてしまうような
ことのない強く十分な閉扉力をドアクローザ4のドア2
を閉じる方向に働くばね7a、7bなどのばね力の設定
によって満足しながら、その時々の人の出入りに関する
情報に関連して、ドアクローザ4の前記ばね力を一時的
に低減し、ドア2を開扉するときのドアクローザ4によ
る抵抗を軽減するので、ドア2は強い閉じ力の影響なく
容易に開けられる。
【0021】このようなドア2の開扉軽減方法は、例え
ば、図1〜図3に示すように、出入り口11に設けられ
たドア2とドア2を支持した枠3等の固定側との間で、
ドア2を自動的に閉じ、また、ドアを閉じ位置に保持す
るように取付けられたドアクローザ4を備え、人の出入
りに関連した情報を与える出入り情報手段34と、ドア
クローザ4のドアを閉じる方向に働くばね7a、7bの
ばね力を設定値よりも一時的に低減する閉じ力低減手段
35と、出入り情報手段34からの人の出入りに関する
情報を受けて、閉じ力低減手段35を働かせる制御手段
36とを備えれば、出入り情報手段34からの人の出入
りの情報に基づいて自動的に達成することができる。
【0022】ドアクローザ4は図4、図5に示すよう
に、ドア2にねじ止めするなどして固定した本体シリン
ダ12を有し、この本体シリンダ12の中に設けたピス
トン13に前記ばね7a、7bを働かせて、ピストン1
3を一方側、図4、図5では左の方向に付勢している。
ばね7a、7bは1つでもよいし、3つ以上でもよい。
【0023】ピストン13にはラック13aが形成され
ていて、これに噛み合うピニオン14aを一体に持つ
か、ピニオン14aに一体に回転できるように嵌め合わ
せたピニオン軸14に1つのアーム5の一端が一体に回
転できるように連結されている。
【0024】今1つのアーム6はアーム5の他端に一端
が軸15によって回動できるように連結され、アーム6
の他端が枠3にねじ止めするなどして固定側に取り付け
た金具16に軸17によって回動できるように連結され
ている。
【0025】これによって、ドアクローザ4は枠3とド
ア2との間に働かされ、ドア2が開かれるとき、ドア2
の動きがアーム5、6、ピニオン軸14を介してピニオ
ン14aに伝達されて、図5に示す矢印Aの方向にピニ
オン14aが回転される。このためピストン13はラッ
ク13aを介して本体シリンダ12内を図5の右側に移
動させられてばね7a、7bを図4の伸長状態から図5
に示すように圧縮していく。ばね7a、7bのこの圧縮
により生じる復元力はドア2を開くときの抵抗力である
が、一方ではドア2の閉じ力としてピニオン14aの前
記とは逆向きの矢印Bの方向に働くようにチャージされ
ていく。ここで、既述したように、ドア2を開くときは
平均した力で開き、全閉時にはかなりの力でドア2のラ
ッチを蹴り込めるように、ばね7a、7bの力がドア2
に作用するテコ長さを変化させている。
【0026】また、本体シリンダ12内にはピストン1
3の移動速度、つまりドア2の開閉速度を制限するため
の流体、例えば、エアやオイルであるが、図示する実施
例ではオイル18を封入している。オイル18による速
度調整は図4、図5に示す実施例では第1の絞り弁21
と第2の絞り弁22とによって2段階に調整するように
している。この2段階の速度調整は、第1、第2の各絞
り弁21、22を持った第1、第2のオイル通路23、
24がピストン13によって仕切られる本体シリンダ1
2の両側シリンダ室12a、12bをバイパスさせるの
に、ドア2を閉じるときのピストン13の移動によって
圧縮されるシリンダ室12a側への開口位置が、ピスト
ン13の移動方向で前後していることにより達成され
る。これは既に知られたことであるので詳述しない。
【0027】図7に示す実施例はドア2が開かれるとき
の速度を制限するバックチェック機能を付与した点で、
図4、図5に示す実施例と異なっているだけであり、図
1〜図3に示す本実施の形態に同様に適用できる。バッ
クチェック機能は第3の絞り弁19を持ったオイル通路
25が両シリンダ室12a、12bをバイパスさせてい
ることによって達成される。これも既に知られたことで
あるので、詳述しない。
【0028】図1〜図3に示す実施例ではまた、人の出
入りに関連した情報を与える出入り情報手段34は、赤
外線などの光りや超音波、温度などを利用した人センサ
34aを採用し、出入り口11の内外に設けている。こ
れにより、人がドア2に内外から近づいたのを自動的に
検知することができる。人センサ34aはドア2の前後
のマット上に人が立つと機械的なスイッチによってこれ
を検知するものに代えても同様である。閉じ力低減手段
35は、閉じ力を発生させるばねの種類や働かせ方など
に応じて種々に設計すればよい。図示する実施例ではソ
レノイド35aを採用していて、本体シリンダ12が取
付けられるものと同じもの、従ってドア2に取付けら
れ、ばね7a、7bのばね受け部材37に連結してい
る。制御手段36は電子回路または電気回路で、センサ
35aからの人の出入りに関する情報が入力されると、
ソレノイド35aをオンさせてばね受け部材37を図6
に示すように所定位置まで強制的に引き戻してばね7
a、7bをピストン13の動きに関係なく所定量Xだけ
圧縮させる。
【0029】これによって、ピストン13は距離Xの間
ばね7a、7bの反発力なくドア2の開き方向側に移動
でき、ドア2はピストン13の動きを伴って開扉すると
きの抵抗を軽減することができる。このXの量は必要に
応じて設定すれはよいし、調整できるようにすると便利
である。もっても、ばね7a、7bなどによるドア2を
閉じ力の低減は、ピストン13に働くストロークを変え
る代わりに、ばね定数を低減することによって行うよう
にすることができる。
【0030】センサ34aはその種類によって適所に取
り付ければよい。図示すように天井壁38に取り付ける
場合は、赤外線センサなどに適する。
【0031】人がドア2に近づいたのをセンサ34aに
より検知して得るようにすると、前記開扉の軽減動作が
人の操作なしに自動的に達成されるが、これに限られる
ことはなく、人の出入りの情報は、押し釦スイッチやド
ア2の解錠用のキーなどに付帯させた遠隔操作スイッチ
等の手操作部材が操作されることによっても得られる。
手操作部材によるときは、女子や子供、お年寄りなど必
要な人が操作し、また、強風時など必要なときに操作し
て、ドアの開扉抵抗が軽減されるようにすることができ
る。
【0032】制御手段36は、出入り情報手段34から
の人の出入りに関連した情報がある間、閉じ力低減手段
35を働かせるか、出入り情報手段からの人の出入りに
関連した情報があると、閉じ力低減手段35を所定時間
の間働かせるかすることができる。また、別に、ドア2
の開扉から所定角度以上閉扉されたのを検出する図示し
ない閉扉検出手段を備え、制御手段36は、閉扉検出手
段の閉扉検出信号があるまで、閉じ力低減手段35を働
かせるようにすることもできる。これらによると、ドア
2を開扉軽減状態で開いた後、ドア2を閉じた場合の閉
じ力への影響をなくすことができる。
【0033】
【発明の効果】本発明のドアクローザの開扉軽減方法に
よれば、ドアが風圧や強風により開かれてしまうような
ことのない強く十分な閉扉力をドアクローザのドアを閉
じる方向に働くばね力の設定によって満足しながら、そ
の時々の人の出入りに関する情報に関連して、ドアクロ
ーザの前記ばね力を一時的に低減し、ドアを開扉すると
きのドアクローザによる抵抗を軽減するので、ドアは強
い閉じ力の影響なく容易に開けられる。
【0034】本発明のドアクローザの開扉軽減装置によ
れば、上記のような方法を、人の出入りの情報に基づい
て自動的に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態をその1つの実施例ととも
に示すドアクローザの開扉軽減装置の正面図である。
【図2】図1の装置の平面図である。
【図3】図1の装置の斜視図である。
【図4】図1の装置のドアクローザのドアを閉じた状態
での断面図である。
【図5】図1の装置のドアクローザのドアを開く途中の
状態での断面図である。
【図6】図1の装置のドアクローザの開扉軽減動作状態
での断面図である。
【図7】別の実施例のドアクローザを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 ドア 3 枠 4 ドアクローザ 5、6 アーム 7a、7b ばね 11 出入り口 12 本体シリンダ 13 ピストン 14 ピニオン軸 18 オイル 34 出入り情報手段 34a 人センサ 35 閉じ力低減手段 35 ソレノイド 36 制御手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月21日(1999.6.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ドアクローザの開扉軽減方法と装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアをドアクロー
ザで自動的に閉じ、また、ドアを閉じ位置に保持するの
に、ドアを開扉するときのドアクローザによる抵抗を軽
減するドアクローザの開扉軽減方法と装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のドアクローザは、本実施
の形態を示す図3を参照して説明すると、出入り口11
に設けられたドア2とドア2を支持した固定側である枠
3との間で、ドアクローザ4により閉じる方向の力をド
ア2に働かせて、自動的にドア2を閉じ、また、ドア2
を閉じ位置に保持する。
【0003】ドアクローザは、図2、図3に示すように
取り付けるパラレル取付け、あるいは標準取付けと云っ
た2通りの取付け方があるし、床に埋め込むフロアヒン
ジと呼ばれるもの。このフロアヒンジを枠3の上部に取
り付けるオーバヘッドクローザと呼ばれるもの。さら
に、枠3に埋め込んだコンシールドドアクローザと呼ば
れるものがある。また、エア式のものと油圧式のものが
ある。
【0004】いずれにしても、基本原理は共通してい
る。一般的なドアクローザ4は図1に示すように、ドア
2と枠3とを2本のアーム5、6によって連結したいわ
ゆるラック・ピニオン型と言われるものである。2本の
アーム5、6はドア2に閉扉力を与えるばね7a、7b
をドア2を開扉するときに圧縮する力と、ばね7a、7
bがドア2を閉扉方向に押す力との関係をスムーズにす
る。具体的には、ドア2を開くときは平均した力で開
き、全閉時にはかなりの力でドア2のラッチを蹴り込め
るように、ばね7a、7bの力がドア2に作用するテコ
長さを変化させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2本のアー
ムを利用したドアクローザでは、通常、ドアの開き角度
が大きくなると閉じ力が弱くなる傾向があり、無風状態
下での使用では極めて好ましい。
【0006】しかし、屋外に強い風が吹いているときの
外開きドアにおいては、開いたときに風圧によってドア
が開き方向へ煽られて壁に激突したり、通行人が危険に
さらされたりすることが考えられる。これを防止するの
にそのようなドアの開き速度を制限するいわゆるバック
チェック機構もある。
【0007】しかし、高層の集合住宅などの強風に煽ら
れやすい玄関ドアなどでは、安全のために、ドアの閉じ
力が予め大きく設定される傾向にある。
【0008】このようにされると、ドアを手で開くとき
の抵抗が大きくなり、操作性が低下する。また、時によ
っては、ドアを閉じる側に風圧が掛かる場合があり、ド
アはさらに開けにくくなる。力の弱い女子や子供、お年
寄りには酷になる。
【0009】本発明の目的は、ドアの閉じ力を十分に得
ながら、ドアの開扉が容易なドアの開扉軽減方法とその
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のドアクローザの開扉軽減方法は、出入り
口に設けられたドアとドアを支持した固定側との間で、
ドアクローザによりドアに閉じる方向の力を働かせて、
自動的にドアを閉じ、また、ドアを閉じ位置に保持する
のに、手操作部材の手操作による人の出入りの情報に関
連して、ドアクローザのドアを閉じる方向に働くばね力
を一時的に低減し、ドアが開かれるときのドアクローザ
による開扉抵抗を軽減することを1つの特徴としてい
る。
【0011】これによれば、ドアが風圧や強風により開
かれてしまうようなことのない強く十分な閉扉力をドア
クローザのドアを閉じる方向に働くばね力の設定によっ
て満足しながら、その時々の手操作部材の手操作による
人の出入りに関する情報に関連して、ドアクローザの前
記ばね力を一時的に低減し、ドアを開扉するときのドア
クローザによる抵抗を軽減するので、ドアは強い閉じ力
の影響なく容易に開けられる。
【0012】このようなドアの開扉軽減方法は、例え
ば、出入り口に設けられたドアとドアを支持した固定側
との間で、ドアを自動的に閉じ、また、ドアを閉じ位置
に保持するように取付けられたドアクローザを備え、人
の出入りに関連した情報を手操作部材の手操作により与
える出入り情報手段と、ドアクローザのドアを閉じる方
向に働くばね力を一時的に低減する閉じ力低減手段と、
出入り情報手段からの人の出入りに関する情報を受け
て、閉じ力低減手段を働かせる制御手段とを備えたこと
を特徴とするドアクローザの開扉軽減装置によって、手
操作部材の手操作による人の出入りの情報に基づいて自
動的に達成することができる。
【0013】特に、人の出入りの情報を、手操作部材が
操作されることによって得るものであることによって、
女子や子供、お年寄りなど必要な人が操作し、また、強
風時など必要なときに操作して、ドアの開扉抵抗が軽減
されるようにすることができる。
【0014】制御手段は、出入り情報手段からの人の出
入りに関連した情報がある間、閉じ力低減手段を働かせ
るか、出入り情報手段からの人の出入りに関連した情報
があると、閉じ力低減手段を所定時間の間働かせるかす
ることができる。
【0015】また、別に、ドアの開扉から所定角度以上
閉扉されたのを検出する閉扉検出手段を備え、制御手段
は、閉扉検出手段の閉扉検出信号があるまで、閉じ力低
減手段を働かせるようにすることもできる。
【0016】本発明のそれ以上の目的および特徴は以下
の詳細な説明および図面の記載によって明らかになる。
本発明の各特徴は可能な限りにおいて、それ単独で、あ
るいは種々な組合せで複合して用いることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
てその実施例とともに図1〜図7を参照しながら説明
し、本発明の理解に供する。
【0018】本実施の形態は上記したラック・ピニオン
型で2本のアームを利用したドアクローザを用いる場合
の一例である。しかし、本発明はこのような用途のもの
に限られることはなく、既述した各種のものを採用して
差し支えない。
【0019】本実施の形態のドアクローザの開扉軽減方
法につき、図1〜図3に示す開扉軽減装置を参照して説
明すると、出入り口11に設けられたドア2とドア2を
支持した固定側である枠3との間で、ドアクローザ4に
よりドア2に閉じる方向の力を働かせて、自動的にドア
2を閉じ、また、ドア2を閉じ位置に保持するが、人の
出入りの情報に関連して、ドアクローザ4のドア2を閉
じる方向に働くコイルばね7a、7bなどによるばね力
を一時的に低減し、人がドア2を開くときのドアクロー
ザ4による開扉抵抗を軽減する。
【0020】ドアクローザ4は一例として、図1〜図3
では外開きのドア2とこのドア2を支持している固定側
である出入り口11の枠3との間に働かされているが、
どのように働かせるかは特に関係なく、上記の方法によ
れば、ドア2が風圧や強風により開かれてしまうような
ことのない強く十分な閉扉力をドアクローザ4のドア2
を閉じる方向に働くばね7a、7bなどのばね力の設定
によって満足しながら、その時々の人の出入りに関する
情報に関連して、ドアクローザ4の前記ばね力を一時的
に低減し、ドア2を開扉するときのドアクローザ4によ
る抵抗を軽減するので、ドア2は強い閉じ力の影響なく
容易に開けられる。
【0021】このようなドア2の開扉軽減方法は、例え
ば、図1〜図3に示すように、出入り口11に設けられ
たドア2とドア2を支持した枠3等の固定側との間で、
ドア2を自動的に閉じ、また、ドアを閉じ位置に保持す
るように取付けられたドアクローザ4を備え、人の出入
りに関連した情報を手操作部材の手操作により与える出
入り情報手段34と、ドアクローザ4のドアを閉じる方
向に働くばね7a、7bのばね力を設定値よりも一時的
に低減する閉じ力低減手段35と、出入り情報手段34
からの人の出入りに関する情報を受けて、閉じ力低減手
段35を働かせる制御手段36とを備えれば、出入り情
報手段34からの手操作部材の手操作による人の出入り
の情報に基づいて自動的に達成することができる。特
に、人の出入りの情報を、手操作部材が操作されること
によって得るものであることによって、女子や子供、お
年寄りなど必要な人が操作し、また、強風時など必要な
ときに操作して、ドアの開扉抵抗が軽減されるようにす
ることができる。手操作部材手操作による人の出入りの
情報は、押し釦スイッチやドア2の解錠用のキーなどに
付帯させた遠隔操作スイッチ等の手操作部材が操作され
ることによって得られる。
【0022】ドアクローザ4は図4、図5に示すよう
に、ドア2にねじ止めするなどして固定した本体シリン
ダ12を有し、この本体シリンダ12の中に設けたピス
トン13に前記ばね7a、7bを働かせて、ピストン1
3を一方側、図4、図5では左の方向に付勢している。
ばね7a、7bは1つでもよいし、3つ以上でもよい。
ピストン13にはラック13aが形成されていて、これ
に噛み合うピニオン14aを一体に持つか、ピニオン1
4aに一体に回転できるように嵌め合わせたピニオン軸
14に1つのアーム5の一端が一体に回転できるように
連結されている。今1つのアーム6はアーム5の他端に
一端が軸15によって回動できるように連結され、アー
ム6の他端が枠3にねじ止めするなどして固定側に取り
付けた金具16に軸17によって回動できるように連結
されている。
【0023】これによって、ドアクローザ4は枠3とド
ア2との間に働かされ、ドア2が開かれるとき、ドア2
の動きがアーム5、6、ピニオン軸14を介してピニオ
ン14aに伝達されて、図5に示す矢印Aの方向にピニ
オン14aが回転される。このためピストン13はラッ
ク13aを介して本体シリンダ12内を図5の右側に移
動させられてばね7a、7bを図4の伸長状態から図5
に示すように圧縮していく。ばね7a、7bのこの圧縮
により生じる復元力はドア2を開くときの抵抗力である
が、一方ではドア2の閉じ力としてピニオン14aの前
記とは逆向きの矢印Bの方向に働くようにチャージされ
ていく。ここで、既述したように、ドア2を開くときは
平均した力で開き、全閉時にはかなりの力でドア2のラ
ッチを蹴り込めるように、ばね7a、7bの力がドア2
に作用するテコ長さを変化させている。
【0024】また、本体シリンダ12内にはピストン1
3の移動速度、つまりドア2の開閉速度を制限するため
の流体、例えば、エアやオイルであるが、図示する実施
例ではオイル18を封入している。オイル18による速
度調整は図4、図5に示す実施例では第1の絞り弁21
と第2の絞り弁22とによって2段階に調整するように
している。この2段階の速度調整は、第1、第2の各絞
り弁21、22を持った第1、第2のオイル通路23、
24がピストン13によって仕切られる本体シリンダ1
2の両側シリンダ室12a、12bをバイパスさせるの
に、ドア2を閉じるときのピストン13の移動によって
圧縮されるシリンダ室12a側への開口位置が、ピスト
ン13の移動方向で前後していることにより達成され
る。これは既に知られたことであるので詳述しない。
【0025】図7に示す実施例はドア2が開かれるとき
の速度を制限するバックチェック機能を付与した点で、
図4、図5に示す実施例と異なっているだけであり、図
1〜図3に示す本実施の形態に同様に適用できる。バッ
クチェック機能は第3の絞り弁19を持ったオイル通路
25が両シリンダ室12a、12bをバイパスさせてい
ることによって達成される。これも既に知られたことで
あるので、詳述しない。
【0026】図1〜図3では人の出入りに関連した情報
を与える手操作部材の手操作による出入り情報手段34
とは別の、赤外線などの光りや超音波、温度などを利用
した人センサ34aを採用した場合の参考例を併せ示し
ている。、出入り口11の内外に設けている。この参考
例の場合、人がドア2に内外から近づいたのを自動的に
検知することができる。人センサ34aはドア2の前後
のマット上に人が立つと機械的なスイッチによってこれ
を検知するものに代えても同様である。閉じ力低減手段
35は、閉じ力を発生させるばねの種類や働かせ方など
に応じて種々に設計すればよい。図示する実施例ではソ
レノイド35aを採用していて、本体シリンダ12が取
付けられるものと同じもの、従ってドア2に取付けら
れ、ばね7a、7bのばね受け部材37に連結してい
る。制御手段36は電子回路または電気回路で、人セン
サ34aからの人の出入りに関する情報が入力される
と、ソレノイド35aをオンさせてばね受け部材37を
図6に示すように所定位置まで強制的に引き戻してばね
7a、7bをピストン13の動きに関係なく所定量Xだ
け圧縮させる。
【0027】これによって、ピストン13は距離Xの間
ばね7a、7bの反発力なくドア2の開き方向側に移動
でき、ドア2はピストン13の動きを伴って開扉すると
きの抵抗を軽減することができる。このXの量は必要に
応じて設定すれはよいし、調整できるようにすると便利
である。もっとも、ばね7a、7bなどによるドア2の
閉じ力の低減は、ピストン13に働くストロークを変え
る代わりに、ばね定数を低減することによって行うよう
にすることができる。
【0028】参考例の人センサ34aはその種類によっ
て適所に取り付ければよい。図示するように天井壁38
に取り付ける場合は、赤外線センサなどに適する。人が
ドア2に近づいたのを人センサ34aにより検知して得
るようにすると、前記開扉の軽減動作が人の操作なしに
自動的に達成される。
【0029】制御手段36は、出入り情報手段34から
の人の出入りに関連した情報がある間、閉じ力低減手段
35を働かせるか、出入り情報手段からの人の出入りに
関連した情報があると、閉じ力低減手段35を所定時間
の間働かせるかすることができる。また、別に、ドア2
の開扉から所定角度以上閉扉されたのを検出する図示し
ない閉扉検出手段を備え、制御手段36は、閉扉検出手
段の閉扉検出信号があるまで、閉じ力低減手段35を働
かせるようにすることもできる。これらによると、ドア
2を開扉軽減状態で開いた後、ドア2を閉じた場合の閉
じ力への影響をなくすことができる。
【0030】
【発明の効果】本発明のドアクローザの開扉軽減方法に
よれば、ドアが風圧や強風により開かれてしまうような
ことのない強く十分な閉扉力をドアクローザのドアを閉
じる方向に働くばね力の設定によって満足しながら、人
の出入りの情報を、手操作部材が操作されることによっ
て得ることによって、女子や子供、お年寄りなど必要な
人が操作し、また、強風時など必要なときに操作して、
ドアの開扉抵抗が軽減されるようにすることができる。
【0031】本発明のドアクローザの開扉軽減装置によ
れば、上記のような方法を、て操作部材の手操作による
人の出入りの情報に基づいて自動的に達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態をその1つの実施例ととも
に示すドアクローザの開扉軽減装置の正面図である。
【図2】図1の装置の平面図である。
【図3】図1の装置の斜視図である。
【図4】図1の装置のドアクローザのドアを閉じた状態
での断面図である。
【図5】図1の装置のドアクローザのドアを開く途中の
状態での断面図である。
【図6】図1の装置のドアクローザの開扉軽減動作状態
での断面図である。
【図7】別の実施例のドアクローザを示す断面図であ
る。
【符号の説明】 2 ドア 3 枠 4 ドアクローザ 5、6 アーム 7a、7b ばね 11 出入り口 12 本体シリンダ 13 ピストン 14 ピニオン軸 18 オイル 34 出入り情報手段 34a 人センサ 35 閉じ力低減手段 35a ソレノイド 36 制御手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出入り口に設けられたドアとドアを支持
    した固定側との間で、ドアクローザによりドアに閉じる
    方向の力を働かせて、自動的にドアを閉じ、また、ドア
    を閉じ位置に保持するのに、人の出入りの情報に関連し
    て、ドアクローザのドアを閉じる方向に働くばね力を低
    減し、ドアが開かれるときのドアクローザによる開扉抵
    抗を軽減することを特徴とするドアクローザの開扉軽減
    方法。
  2. 【請求項2】 人の出入りの情報は、人がドアに近づい
    たのをセンサにより検知して得る請求項1に記載のドア
    クローザの開扉軽減方法。
  3. 【請求項3】 人の出入りの情報は、手操作部材が操作
    されることにより得る請求項1に記載のドアクローザの
    開扉軽減方法。
  4. 【請求項4】 出入り口に設けられたドアとドアを支持
    した固定側との間で、ドアを自動的に閉じ、また、ドア
    を閉じ位置に保持するように取付けられたドアクローザ
    を備え、 人の出入りに関連した情報を与える出入り情報手段と、
    ドアクローザのドアを閉じる方向に働くばね力を一時的
    に低減する閉じ力低減手段と、出入り情報手段からの人
    の出入りに関する情報を受けて、閉じ力低減手段を働か
    せる制御手段とを備えたことを特徴とするドアクローザ
    の開扉軽減装置。
  5. 【請求項5】 出入り情報手段は、人がドアに近づいた
    のを検知するセンサである請求項4に記載のドアクロー
    ザの開扉軽減装置。
  6. 【請求項6】 出入り情報手段は、手操作される手操作
    部材である請求項4に記載のドアクローザの開扉軽減装
    置。
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