JP2000053473A - 軽量気泡コンクリートパネル - Google Patents

軽量気泡コンクリートパネル

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JP2000053473A
JP2000053473A JP22012098A JP22012098A JP2000053473A JP 2000053473 A JP2000053473 A JP 2000053473A JP 22012098 A JP22012098 A JP 22012098A JP 22012098 A JP22012098 A JP 22012098A JP 2000053473 A JP2000053473 A JP 2000053473A
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JP
Japan
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lightweight aggregate
concrete panel
artificial lightweight
cellular concrete
slurry
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JP22012098A
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English (en)
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Katsuya Kurimori
克哉 栗盛
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Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B38/00Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
    • C04B38/08Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof by adding porous substances
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/20Resistance against chemical, physical or biological attack
    • C04B2111/29Frost-thaw resistance

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 寒冷地における亀裂の発生を防止できる耐凍
害性に優れた軽量気泡コンクリートパネルを提供する。 【解決手段】 粒径が1.2mm〜3.0mmの人工軽
量骨材を含有するコンクリートスラリーを硬化させてな
ることを特徴とする軽量気泡コンクリートパネル。この
軽量気泡コンクリートパネル中における気泡の平均径は
200μm〜400μmであることとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軽量気泡コンクリ
ートパネルに関し、特には耐凍害性の高い軽量気泡コン
クリートパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築資材として用いられているコンクリ
ートパネルの一つとして、内部に気泡を分散させてな
る、いわゆる軽量気泡コンクリートパネルがある。この
軽量気泡コンクリートパネルは、粉体原料、混和剤、水
及び気泡原料等の原材料をコンクリートミキサー内で混
合することによって気泡を含有するコンクリートスラリ
ー(以下、スラリーと記す)を作製し、このスラリーを
硬化させることによって製造される。このようにして得
られる軽量気泡コンクリートパネルは、内部に気泡が分
散されたことによって、軽量でかつ断熱性に優れたもの
となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
して得られた軽量気泡コンクリートパネルは、気泡と共
に極めて微細な細孔を有する多孔体となり、この細孔に
は毛細管現象によって水分が吸収される。このため、寒
冷地においては、上記細孔内に吸収された水分の凍結・
融解が繰り返されることで、パネルに亀裂が発生する場
合があり、必ずしも十分な耐凍害性を有するものとなっ
てはいなかった。
【0004】そこで、本発明においては、寒冷地におけ
る亀裂の発生を防止できる耐凍害性に優れた軽量気泡コ
ンクリートパネルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の軽量気泡コンクリートパネルは、粒径が1.
2mm〜3.0mmの人工軽量骨材を含有するコンクリ
ートスラリーを硬化させてなることを特徴としている。
【0006】コンクリートスラリー中に含有させる人工
軽量骨材の粒径の上限値を3.0mmとしたことで、コ
ンクリートスラリー中における人工軽量骨剤の浮上が抑
えらる。このため、このコンクリートスラリーを硬化さ
せてなる軽量気泡コンクリートパネル中における人工軽
量骨材の分散状態が保たれる。また、人工軽量骨材の粒
径の上限値を3.0mmとした範囲でその下限値を1.
2mmとしたことで、上記軽量気泡コンクリートパネル
は、その細孔内に吸収された水分の凍結・融解が繰り返
された場合に、亀裂の発生が最低限に抑えられる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の軽量気泡コンクリ
ートパネルの実施の形態をその製造方法から順に説明す
る。先ず、人工軽量骨材、粉体原料、混和剤、水及び気
泡原料等からなる原材料をコンクリートミキサー内で混
合し、人工軽量骨材及び気泡を均等に分散させてなるコ
ンクリートスラリー(以下、スラリーと記す)を作製す
る。
【0008】ここでは、特に、上記人工軽量骨材とし
て、粒径が1.2mm〜3.0mmのものを用いること
とする。このような人工軽量骨材としては、例えばセラ
ビオボール(山一興産社製商品名、発泡性負岩系材料)
やニューUライト(宇部興産社製商品名、石炭灰系超軽
量細骨材)やアサノパーライト3号(日本セメント社製
商品名、黒曜石系材料)等を用いることができる。
【0009】また、スラリー内に分散される上記気泡
は、最終的に得られる軽量気泡コンクリートパネルの強
度を得ると共にその表面性状を良好に保つために、上記
軽量気泡コンクリートパネル中における気泡の平均径が
200μm〜400μmになるようにする。
【0010】ここで、上記気泡を分散させたスラリーの
作製方法は、任意の方法で良い。例えば、ビーズが収納
された筒状の気泡発生装置中に空気と共に起泡剤を通す
ことによって気泡を含有する気泡液を作製し、この気泡
液を気泡原料としてスラリー内に混入させるプレフォー
ム法を適用することができる。この場合、上記ビーズ径
を選択することで、気泡の平均径が上記値になるように
する。ただし、軽量気泡コンクリートパネル中における
気泡の径は、ビーズ径だけではなく、起泡剤及びその他
の原材料によっても変動する。したがって、特定のビー
ズ径、起泡剤及び原材料によって得られる気泡の径のデ
ータを取っておき、これに基づいてヒーズ径を選択する
ようにする。尚、気泡原料として発泡剤を用い、スラリ
ーを作製しながらこの中で気泡を発泡させるミックスフ
ォーム法を適用しても良いが、気泡の径の制御が難しい
ので、プレフォーム法を適用することが好ましい。そこ
で、ここでは起泡剤を用いたプレフォーム法を適用して
スラリーを作製することとする。
【0011】上記起泡剤の一例として下記一般式(1)
で示されるアルキルサルフェート系化合物を含有するも
の用いることとする。
【化1】 尚、式(1)中、Rは炭素数8〜20の脂肪族炭化水素
基であり、好ましくは炭素数10〜16のアルキル基で
あることとする。また、Aは水素またはメチル基であ
り、mは0または1〜5の整数で好ましくは1〜3の整
数であることとする。さらに、Xはアルカリ金属、アン
モニウム、またはアミンカチオンであることとする。
【0012】このようなアルキルサルフェート系化合物
の具体例としては、オキシエチレン(1)ラウリルサル
フェートナトリウム、ポリオキシエチレン(2)テトラ
デシルサルフェートナトリウム、オキシエチレン(1)
ラウリルサルフェートアンモニウム、ドデシルサルフェ
ートアンモニウム、ポリオキシエチレン(2)テトラデ
シルサルフェートアンモニウム、オキシエチレン(1)
ラウリルサルフェートトリエタノールアミン塩、ドデシ
ルサルフェートエタノールアミン塩、ポリオキシエチレ
ン(2)テトラデシルサルフェートトリエタノールアミ
ン塩等がある。尚、( )内は、エチレンオキシドの平
均付加モル数を表す。
【0013】上記起泡剤中には、上記アルキルサルフェ
ート系化合物の他、スラリー内において気泡を安定化さ
せるための製法剤やこの製法剤をアルキルサルフェート
系化合物に溶解させるための溶剤等を含ませても良い。
【0014】以上のようにして、軽量骨材及び気泡を含
有するスラリーを作製した後、上面が開口した浅箱状の
型枠を用意し、この型枠内にこのスラリーを打設する。
そして、スラリーの流動性が失われる前に、スラリー表
面の盛り上がり部をスクレーパ等によって削り取ってス
ラリーの表面を平坦に成形した後、上記型枠内にて常温
でスラリーを保持する仮養生を行う。この仮養生では、
スラリーの水和反応が進み、スラリーの流動性が低下す
る。
【0015】次に、上記仮養生によってスラリーの流動
性を低下させてなるコンクリートパネルを型枠内から脱
型させ、このコンクリートパネルを蒸気に晒す、いわゆ
る蒸気養生を行う。その後、オートクレーブ(圧力上記
釜)内の高温高圧雰囲気中にコンクリートパネルを保つ
養生を行い、これによってコンクリートパネルの水熱反
応を進めてコンクリートパネルを硬化させる。
【0016】以上のようにして得られたコンクリートパ
ネルは、平均径が200μm〜400μmの気泡と、粒
径が1.2mm〜3.0mmの人工軽量骨材を含有する
軽量気泡コンクリートパネルになる。ここで、粒径が
3.0mmを越える人工軽量骨剤はスラリー中において
浮上するため、コンクリートパネル内において偏析し易
くなる。しかし、この軽量気泡コンクリートは、粒径が
1.2mm〜3.0mmの人工軽量骨材を含有するスラ
リーを硬化させてなるものであるため、スラリー中にお
ける人工軽量骨剤の浮上が抑えらる。したがって、この
軽量気泡コンクリートパネル内においては、人工軽量骨
材の分散状態が均等に保たれる。
【0017】また、上記のようにして製造した軽量気泡
コンクリートパネルを試験品1,2とし、水中凍結水中
融解試験300サイクルを行った。さらに、上記試験品
1,2に対して人工軽量骨材の粒径を変化させた軽量気
泡コンクリートパネルを試験品3,4とし、これらの試
験品3,4に対しても同様の試験を行った。下記表1に
は、これらの試験品1〜4の仕様(人工軽量骨材の粒
径)を示す。
【0018】
【表1】 尚、各試験品1〜4は、スラリー中に占める人工軽量骨
材の添加量が12.7体積%であり、絶乾比重が0.7
であることとする。
【0019】図1には、上記試験による上記各試験品1
〜4の容積変化のグラフを示す。このグラフに示すよう
に、粒径が1.2mm〜3.0mmの範囲にある人工軽
量骨材を含有する試験品1,2の軽量気泡コンクリート
パネルは、それよりも小さい範囲の粒径の人工軽量骨材
を含有する試験品3,4よりも、水中凍結水中融解試験
による容積変化が小さく、コンクリートパネルに亀裂が
発生することによる形状変化が抑えられていることが確
認された。
【0020】以上の結果、粒径が1.2mm〜3.0m
mの人工軽量骨材を含有させたスラリーを硬化させてな
る軽量気泡コンクリートパネルは、人工軽量骨材が均等
に分散され、かつその細孔内に吸収された水分の凍結・
融解が繰り返された場合であっても亀裂の発生が抑えら
れるもの、すなわち耐凍害性に優れたものになる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の軽量気泡コ
ンクリートパネルによれば、粒径が1.2mm〜3.0
mmの人工軽量骨材を含有させたことで、この軽量気泡
コンクリートパネル内における水分の凍結・融解の繰り
返しによる亀裂の発生を防止することが可能になる。こ
の結果、軽量気泡コンクリートパネルにおける耐凍害性
の向上を図ることが可能になる。しかも、軽量気泡コン
クリートパネル内において、人工軽量骨材が均等に分散
された状態を維持することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】軽量気泡コンクリートパネルの水中凍結水中融
解試験による容積変化を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 24:16) 103:42 111:40

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒径が1.2mm〜3.0mmの人工軽
    量骨材を含有するコンクリートスラリーを硬化させてな
    ることを特徴とする軽量気泡コンクリートパネル。
JP22012098A 1998-08-04 1998-08-04 軽量気泡コンクリートパネル Pending JP2000053473A (ja)

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