JP2000051358A - 間欠陽圧換気療法用治療具の補助具 - Google Patents
間欠陽圧換気療法用治療具の補助具Info
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- JP2000051358A JP2000051358A JP10230622A JP23062298A JP2000051358A JP 2000051358 A JP2000051358 A JP 2000051358A JP 10230622 A JP10230622 A JP 10230622A JP 23062298 A JP23062298 A JP 23062298A JP 2000051358 A JP2000051358 A JP 2000051358A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 間欠陽圧換気療法用治療具の補助具として、
患者に装着快適感と装着安定性を与えるような補助具の
提供。 【解決手段】 顎当て部材（１）、帽体（２）及び両者
を接続する一対の接続部材（３）からなる、間欠陽圧換
気療法用治療具の補助具であって、該顎当て部材（１）
及び帽体（２）が６０〜３６０ｃｃ／ｃｍ2 ・ｓｅｃの
通気度を有する布帛で構成する。
患者に装着快適感と装着安定性を与えるような補助具の
提供。 【解決手段】 顎当て部材（１）、帽体（２）及び両者
を接続する一対の接続部材（３）からなる、間欠陽圧換
気療法用治療具の補助具であって、該顎当て部材（１）
及び帽体（２）が６０〜３６０ｃｃ／ｃｍ2 ・ｓｅｃの
通気度を有する布帛で構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、間欠陽圧換気療法
用治療具の補助具（チンストラップ）の改良に関する。
さらに詳しくは、本発明は装着しても蒸れ感や不快感が
少なく、しかも装着安定性に優れた間欠陽圧換気療法用
治療具の補助具の改良に関する。
用治療具の補助具（チンストラップ）の改良に関する。
さらに詳しくは、本発明は装着しても蒸れ感や不快感が
少なく、しかも装着安定性に優れた間欠陽圧換気療法用
治療具の補助具の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、急性または慢性呼吸不全患者に対
し、挿管や気管切開の必要性を回避し、夜間睡眠時のみ
または昼間の短時間と夜間の換気を補助するため、ある
いは挿管下人工呼吸から離脱困難な患者の呼吸器離脱時
の補助換気を目的として鼻マスク式間欠陽圧換気療法が
用いられるようになった。
し、挿管や気管切開の必要性を回避し、夜間睡眠時のみ
または昼間の短時間と夜間の換気を補助するため、ある
いは挿管下人工呼吸から離脱困難な患者の呼吸器離脱時
の補助換気を目的として鼻マスク式間欠陽圧換気療法が
用いられるようになった。
【０００３】この方法は、主に肺胞低換気を原因とする
高炭酸ガス血症の症状を呈する胸郭性障害、ＣＯＰＤ、
神経筋疾患等の疾病に対する治療法であり、夜間睡眠
中、特にムレ（ＲＥＭ）睡眠中の補助呼吸筋における筋
緊張低下による低換気状態を補完すべく用いられる治療
法である。この治療法で使われる人工呼吸器の鼻マスク
は、鼻部全体を覆い、かつ周囲の顔面と密着し、気密性
を保つ必要がある。この鼻マスクを用い、人工呼吸器か
ら患者の気道に間欠的に陽圧を印加することにより、肺
胞換気量を増大させるのが鼻マスク間欠陽圧換気療法で
ある。
高炭酸ガス血症の症状を呈する胸郭性障害、ＣＯＰＤ、
神経筋疾患等の疾病に対する治療法であり、夜間睡眠
中、特にムレ（ＲＥＭ）睡眠中の補助呼吸筋における筋
緊張低下による低換気状態を補完すべく用いられる治療
法である。この治療法で使われる人工呼吸器の鼻マスク
は、鼻部全体を覆い、かつ周囲の顔面と密着し、気密性
を保つ必要がある。この鼻マスクを用い、人工呼吸器か
ら患者の気道に間欠的に陽圧を印加することにより、肺
胞換気量を増大させるのが鼻マスク間欠陽圧換気療法で
ある。
【０００４】ところで、この治療法は鼻腔口を通じての
呼吸を前提としているため、睡眠中に口を開け、口腔よ
り未加圧の空気を呼吸し始めると換気量の低下を起こ
す。そこで、睡眠中に口を常時閉止しておく補助具であ
るチンストラップが提案された。
呼吸を前提としているため、睡眠中に口を開け、口腔よ
り未加圧の空気を呼吸し始めると換気量の低下を起こ
す。そこで、睡眠中に口を常時閉止しておく補助具であ
るチンストラップが提案された。
【０００５】しかしながら、従来のチンストラップの素
材は、通気度が低く、蒸れ易いため、夏期の装着時にお
いて、顎部に湿疹を起こす患者が多発する。同時に、チ
ンストラップ部は、頭部に周回する面ファスナーを介し
て患者に装着されるため、装着の締結力が不充分で睡眠
中の寝返り等で、チンストラップが顎部より外れるとい
った不都合が生じていた。
材は、通気度が低く、蒸れ易いため、夏期の装着時にお
いて、顎部に湿疹を起こす患者が多発する。同時に、チ
ンストラップ部は、頭部に周回する面ファスナーを介し
て患者に装着されるため、装着の締結力が不充分で睡眠
中の寝返り等で、チンストラップが顎部より外れるとい
った不都合が生じていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の従来の
問題点を解決し、間欠陽圧換気療法用治療具の補助具と
して、患者に装着快適感と装着安定性を与えるような補
助具を提供することにある。
問題点を解決し、間欠陽圧換気療法用治療具の補助具と
して、患者に装着快適感と装着安定性を与えるような補
助具を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、顎当て
部材（１）、帽体（２）及び両者を接続する一対の接続
部材（３）からなり、該顎当て部材（１）及び帽体
（２）が６０〜３６０ｃｃ／ｃｍ2 ・ｓｅｃの通気度を
有する布帛からなることを特徴とする、間欠陽圧換気療
法用治療具の補助具が提供される。
部材（１）、帽体（２）及び両者を接続する一対の接続
部材（３）からなり、該顎当て部材（１）及び帽体
（２）が６０〜３６０ｃｃ／ｃｍ2 ・ｓｅｃの通気度を
有する布帛からなることを特徴とする、間欠陽圧換気療
法用治療具の補助具が提供される。
【０００８】以下、添付図面により、本発明を詳述す
る。図１は本発明の補助具を患者に装着した際の正面
図、図２は同側面図で１は顎当て部材、２は帽体、３は
両者を接続する一対の接続部材である。以下の説明で
は、この顎当て部材と接続部材３とを、総称してチンス
トラップと呼ぶこともある。
る。図１は本発明の補助具を患者に装着した際の正面
図、図２は同側面図で１は顎当て部材、２は帽体、３は
両者を接続する一対の接続部材である。以下の説明で
は、この顎当て部材と接続部材３とを、総称してチンス
トラップと呼ぶこともある。
【０００９】上述の補助具は、図示したように患者の顎
部及び頭部に密着することが前提となる。そのため、特
に夏期の蒸し暑さを低減させるつまり着用快適性を確保
する意味合いからチンストラッフプ及び帽体はＪＩＳ―
Ｌ―１０９６―６．２７ Ａ法（フラジール法）により
計測された通気度が、６０ｃｃ／ｃｍ2 ・ｓｅｃが必要
になる。さらに好ましくはこの通気度が１００ｃｃ／ｃ
ｍ2 ・ｓｅｃ以上になると、汗と体熱の外気への放散が
促進され、より快適性の向上につながる。一方、この通
気度が６０ｃｃ／ｃｍ2 ・ｓｅｃ未満の場合、真夏の夜
の暑熱時に発汗、滞留により皮膚に湿疹の発生する可能
性が著しく高くなる。これらチンストラップ及び帽体の
通気度の上限は、快適性の点から特に制限されるわけで
はないが、一般には３６０ｃｃ／ｃｍ2 ・ｓｅｃ以下、
好ましくは３００ｃｃ／ｃｍ2 ・ｓｅｃ以下である。
部及び頭部に密着することが前提となる。そのため、特
に夏期の蒸し暑さを低減させるつまり着用快適性を確保
する意味合いからチンストラッフプ及び帽体はＪＩＳ―
Ｌ―１０９６―６．２７ Ａ法（フラジール法）により
計測された通気度が、６０ｃｃ／ｃｍ2 ・ｓｅｃが必要
になる。さらに好ましくはこの通気度が１００ｃｃ／ｃ
ｍ2 ・ｓｅｃ以上になると、汗と体熱の外気への放散が
促進され、より快適性の向上につながる。一方、この通
気度が６０ｃｃ／ｃｍ2 ・ｓｅｃ未満の場合、真夏の夜
の暑熱時に発汗、滞留により皮膚に湿疹の発生する可能
性が著しく高くなる。これらチンストラップ及び帽体の
通気度の上限は、快適性の点から特に制限されるわけで
はないが、一般には３６０ｃｃ／ｃｍ2 ・ｓｅｃ以下、
好ましくは３００ｃｃ／ｃｍ2 ・ｓｅｃ以下である。
【００１０】通気度を６０ｃｃ／ｃｍ2 ・ｓｅｃ以上と
する素材としては、織物、編物及び不織布等の可撓性布
帛が好適である。就中、メッシュ編地が特に好ましい。
メッシュ編地とは編地製編地に針抜き等の手段により開
口部を作った編地で、通気性が格段に向上したものであ
る。このメッシュ編地により、地厚の編地でも開口面積
に応じた高通気化が可能となる。
する素材としては、織物、編物及び不織布等の可撓性布
帛が好適である。就中、メッシュ編地が特に好ましい。
メッシュ編地とは編地製編地に針抜き等の手段により開
口部を作った編地で、通気性が格段に向上したものであ
る。このメッシュ編地により、地厚の編地でも開口面積
に応じた高通気化が可能となる。
【００１１】本発明において、顎当て部材１は図３及び
４に示した型紙より立体構成することができる。
４に示した型紙より立体構成することができる。
【００１２】図３においては、２枚の裁断片（ａ）、
（ｂ）のそれぞれの縁４および５の部合と重合して、縫
合することにより立体的な顎当て部材が得られる。さら
に、図４に示すように、同様に２枚の裁断片（ａ）、
（ｂ）のそれぞれの縁４′および５′とを重合して縫合
してもよい。つまり、図３のようにギャザーをとっても
よいし、図４のように単なるはぎ合わせでもよい。
（ｂ）のそれぞれの縁４および５の部合と重合して、縫
合することにより立体的な顎当て部材が得られる。さら
に、図４に示すように、同様に２枚の裁断片（ａ）、
（ｂ）のそれぞれの縁４′および５′とを重合して縫合
してもよい。つまり、図３のようにギャザーをとっても
よいし、図４のように単なるはぎ合わせでもよい。
【００１３】この場合、図１および図２に示す矢印Ａ方
向のストレッチ率が、１．５ｋｇ／５ｃｍの荷重負荷相
当時で高々２５％である時より着用快適性が確保され
る。このストレッチ率が２５％を越えると、顎部の顎当
ての部材の周辺部が必要以上にずれ上ったり、強い圧迫
感を感じることになるほか、顎部に充分な締め付け力が
働かないという問題が生じる。
向のストレッチ率が、１．５ｋｇ／５ｃｍの荷重負荷相
当時で高々２５％である時より着用快適性が確保され
る。このストレッチ率が２５％を越えると、顎部の顎当
ての部材の周辺部が必要以上にずれ上ったり、強い圧迫
感を感じることになるほか、顎部に充分な締め付け力が
働かないという問題が生じる。
【００１４】更に、帽体（２）についても同様で、図１
及び図２に示した矢印Ｂ方向のストレッチ率が１．５ｋ
ｇ／５ｃｍの荷重負荷相当時で高々２５％であることが
好ましい。
及び図２に示した矢印Ｂ方向のストレッチ率が１．５ｋ
ｇ／５ｃｍの荷重負荷相当時で高々２５％であることが
好ましい。
【００１５】この帽体（２）は、患者の頭部へのフィッ
ト性を確保する意味から、図５に示すような裁断片が有
利に採用されるが、勿論これに限定されるものではな
い。
ト性を確保する意味から、図５に示すような裁断片が有
利に採用されるが、勿論これに限定されるものではな
い。
【００１６】他方、顎当てと部材（１）と帽体（２）と
を結ぶ接続具部材（３）は、顎部に適度な圧力を加え、
睡眠中に口を閉止せしめる役割を担っている。この目的
を達成するためには、接続部材（３）のストレッチ率が
１．５ｋｇ荷重時少くとも１５％以上、好ましくは２５
％以上あることが望ましい。このストレッチ率が、１５
％未満では、チンストラップ装着時に、適度な締結力の
調節が難しくなる。すなわち、きつ過ぎて不快な圧迫感
を感じて、口腔を適して呼吸を防止できず、ひいては睡
眠時の寝返りによりチンストラップが外れることにな
る。
を結ぶ接続具部材（３）は、顎部に適度な圧力を加え、
睡眠中に口を閉止せしめる役割を担っている。この目的
を達成するためには、接続部材（３）のストレッチ率が
１．５ｋｇ荷重時少くとも１５％以上、好ましくは２５
％以上あることが望ましい。このストレッチ率が、１５
％未満では、チンストラップ装着時に、適度な締結力の
調節が難しくなる。すなわち、きつ過ぎて不快な圧迫感
を感じて、口腔を適して呼吸を防止できず、ひいては睡
眠時の寝返りによりチンストラップが外れることにな
る。
【００１７】このような接続部材として、ストレッチ性
を有する面ファスナー（具体的には「ベルクロファスナ
ヘ」あるいは「マジックテープ」として市販されてい
る）を用いると、取り付け・取り外しが簡単でかつ圧力
調節にも便利である。
を有する面ファスナー（具体的には「ベルクロファスナ
ヘ」あるいは「マジックテープ」として市販されてい
る）を用いると、取り付け・取り外しが簡単でかつ圧力
調節にも便利である。
【００１８】本発明の補助具を患者に装着するに際し
て、図２に示すように、顎の先端顎の回転支点６とを結
ぶ仮想線（破線で示した）と接続部材（３）の中心線
（一点鎖線で示した）とがつくる角度αを２０度以上に
調整することが好ましい。口の開閉動作は、この回転支
点６を中心としている。そのため最も少い力で口を閉止
するためには、そのモーメントが最大になる顎先におい
て、前記の仮想線に対し垂直上向きに力を加えることが
理想である。ただ、この理想的な力のベクトルは眼前の
上方を向くため、顎当てを引っはる支えにはならない。
よって現実には、この仮想線に対してなるべく大きな角
度を取る前頭葉の側面に接続具を装着し、顎先を持ち上
げるのが効率の良い口の閉止態様となる。この仮想線と
チンストラップの中心線とがつくる鋭角が２０度未満で
は口を閉止する充分な力が下顎に作用しない場合があ
る。極端な例をあげるとこれら中心線と、仮想線とが一
致した場合は、チンストラップは、口を閉止する効果を
奏しない。
て、図２に示すように、顎の先端顎の回転支点６とを結
ぶ仮想線（破線で示した）と接続部材（３）の中心線
（一点鎖線で示した）とがつくる角度αを２０度以上に
調整することが好ましい。口の開閉動作は、この回転支
点６を中心としている。そのため最も少い力で口を閉止
するためには、そのモーメントが最大になる顎先におい
て、前記の仮想線に対し垂直上向きに力を加えることが
理想である。ただ、この理想的な力のベクトルは眼前の
上方を向くため、顎当てを引っはる支えにはならない。
よって現実には、この仮想線に対してなるべく大きな角
度を取る前頭葉の側面に接続具を装着し、顎先を持ち上
げるのが効率の良い口の閉止態様となる。この仮想線と
チンストラップの中心線とがつくる鋭角が２０度未満で
は口を閉止する充分な力が下顎に作用しない場合があ
る。極端な例をあげるとこれら中心線と、仮想線とが一
致した場合は、チンストラップは、口を閉止する効果を
奏しない。
【００１９】
【実施例】［実施例１］ポリエステル仮撚加工糸１６
６．７ｄｔｅｘ／４８フィラメントを用い２２Ｇ経編機
にて目付１９２ｇ／ｍ2 、通気度２０２ｃｃ／ｃｍ2・
ｓｅｃの針抜きメッシュ編地を製編した。この編地を用
いて、図４及び図５に示す型紙を用いて、図１及び図２
に示すチンストラップ［（１）、（３）］及び帽体
（２）をそれぞれ作成した。その際、接続部材には、ス
トレッチ率が２４％の面ファスナーを用いた。
６．７ｄｔｅｘ／４８フィラメントを用い２２Ｇ経編機
にて目付１９２ｇ／ｍ2 、通気度２０２ｃｃ／ｃｍ2・
ｓｅｃの針抜きメッシュ編地を製編した。この編地を用
いて、図４及び図５に示す型紙を用いて、図１及び図２
に示すチンストラップ［（１）、（３）］及び帽体
（２）をそれぞれ作成した。その際、接続部材には、ス
トレッチ率が２４％の面ファスナーを用いた。
【００２０】［比較例１］６６―ナイロン／綿の混紡糸
を用いたダブルトリコット（２４Ｇの経編機使用）を用
いて、図６に示すチンストラップを作成した。このと
き、接続部材としては、実施例１で用いたのと同じ、面
ファスナーを採用した。
を用いたダブルトリコット（２４Ｇの経編機使用）を用
いて、図６に示すチンストラップを作成した。このと
き、接続部材としては、実施例１で用いたのと同じ、面
ファスナーを採用した。
【００２１】［比較例２］実施例１の補助具において、
接続部材（３）のみをノンストレッチの面ファスナー
（ストレッチ率２％）に変更した。 実着用による評価：実施例１および比較例１と２で作成
したチンストラップ及びその支持体を実際に５名の被検
者を用いて計測と官能評価を２８℃×６０％ＲＨ環境下
で実施した。官能評価は、○：良好、△：普通、×：不
良の３段階で判定した。評価結果を表１に示す。
接続部材（３）のみをノンストレッチの面ファスナー
（ストレッチ率２％）に変更した。 実着用による評価：実施例１および比較例１と２で作成
したチンストラップ及びその支持体を実際に５名の被検
者を用いて計測と官能評価を２８℃×６０％ＲＨ環境下
で実施した。官能評価は、○：良好、△：普通、×：不
良の３段階で判定した。評価結果を表１に示す。
【００２２】
【表１】
【００２３】実施例１の補助具は全体として通気度が高
いため、蒸れ感が少なく、接続部材を含めたストレッチ
率も適切で、着用快適性が保たれている。またこめかみ
・顎先ラインと接続部材のなす角度も３４度であったた
め、口の閉止効果も充分である。更に、帽体（２）も帽
子状のため就寝時の装着安定性にも優れている。
いため、蒸れ感が少なく、接続部材を含めたストレッチ
率も適切で、着用快適性が保たれている。またこめかみ
・顎先ラインと接続部材のなす角度も３４度であったた
め、口の閉止効果も充分である。更に、帽体（２）も帽
子状のため就寝時の装着安定性にも優れている。
【００２４】これに対して、比較例１の補助具は図６に
示すように顎当てと接続具のみから構成されるだけで帽
体（２）を欠如しているため、就寝時の装着安定性に著
しく劣る。また顎当て部材（１）の通気度が低いため、
蒸れ感が強く着用快適性も低いレベルにある。
示すように顎当てと接続具のみから構成されるだけで帽
体（２）を欠如しているため、就寝時の装着安定性に著
しく劣る。また顎当て部材（１）の通気度が低いため、
蒸れ感が強く着用快適性も低いレベルにある。
【００２５】更にこめかみと顎先を結ぶ仮想線と接続部
材（３）の中心線とのなす角度も１７度と小さく、口の
閉止効果も充分でない。比較例２については、接続部材
（３）のストレッチ率が２％と低いため、下顎の締結力
の調節に不都合がある。
材（３）の中心線とのなす角度も１７度と小さく、口の
閉止効果も充分でない。比較例２については、接続部材
（３）のストレッチ率が２％と低いため、下顎の締結力
の調節に不都合がある。
【００２６】
【発明の効果】本発明によれば、適度な通気度及びスト
レッチ率をもつ素材を用い、人間工学的見地から力学解
析を行った結果、就寝中の口での呼吸を充分防止する効
果を保有する他、着用快適性、装着安定性をも兼ね備え
た、間欠陽圧換気療法用治療具の補助具が提供される。
レッチ率をもつ素材を用い、人間工学的見地から力学解
析を行った結果、就寝中の口での呼吸を充分防止する効
果を保有する他、着用快適性、装着安定性をも兼ね備え
た、間欠陽圧換気療法用治療具の補助具が提供される。
【図１】本発明の間欠陽圧換気療法用治療具の補助具を
着用した際の正面図。
着用した際の正面図。
【図２】図１の側面図。
【図３】本発明の顎当て部材を作成するための型紙の一
例を示す平面図。
例を示す平面図。
【図４】本発明の顎当て部材を作成するための型紙の一
例を示す平面図。
例を示す平面図。
【図５】本発明の帽体を作成するための型紙の一例を示
す平面図。
す平面図。
【図６】顎当て部材（１）と接続部材（３）とで構成さ
れた従来のチンストラップを着用した際の側面図。
れた従来のチンストラップを着用した際の側面図。
１ 顎当て部材 ２ 帽体 ３ 接続部材 Ａ 顎当て部のストレッチを規定する方向 Ｂ 帽体のストレッチを規定する方向 ｄ 顎の先端と顎の回転支点を結ぶ仮想線と接続具部材
との中心線とがなす角度
との中心線とがなす角度
Claims (3)
- 【請求項１】 顎当て部材（１）、帽体（２）及び両者
を接続する一対の接続部材（３）からなり、該顎当て部
材（１）及び帽体（２）が６０〜３６０ｃｃ／ｃｍ2 ・
ｓｅｃの通気度を有する布帛からなることを特徴とす
る、間欠陽圧換気療法用治療具の補助具。 - 【請求項２】 顎当て部材（１）及び帽体（２）の顎を
支持する方向のストレッチ率が高々２５％である、請求
項１記載の間欠陽圧換気療法用治療具の補助具。 - 【請求項３】 接続部材（３）のストレッチ率が１５％
以上である、間欠陽圧換気療法用治療具の補助具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10230622A JP2000051358A (ja) | 1998-08-17 | 1998-08-17 | 間欠陽圧換気療法用治療具の補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10230622A JP2000051358A (ja) | 1998-08-17 | 1998-08-17 | 間欠陽圧換気療法用治療具の補助具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000051358A true JP2000051358A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16910670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10230622A Pending JP2000051358A (ja) | 1998-08-17 | 1998-08-17 | 間欠陽圧換気療法用治療具の補助具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000051358A (ja) |
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| JP2004283280A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Koken Ltd | 口呼吸防止器具 |
| JP2014528315A (ja) * | 2011-10-06 | 2014-10-27 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 人間工学的に形成されたヘッドギア・ストラップ |
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-
1998
- 1998-08-17 JP JP10230622A patent/JP2000051358A/ja active Pending
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