JP2000049791A - Ipデータグラムカプセル化方法及びip処理装置 - Google Patents

Ipデータグラムカプセル化方法及びip処理装置

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JP2000049791A
JP2000049791A JP20992098A JP20992098A JP2000049791A JP 2000049791 A JP2000049791 A JP 2000049791A JP 20992098 A JP20992098 A JP 20992098A JP 20992098 A JP20992098 A JP 20992098A JP 2000049791 A JP2000049791 A JP 2000049791A
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datagram
transmission path
synchronization
sdh
sonet
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JP20992098A
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Morihito Miyagi
盛仁 宮城
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Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】転送効率を下げることなくIPデータグラムを
SDH/SONET伝送パスを介して転送するためのI
Pデータグラムカプセル化方法及びそれを実行するため
のIP処理装置を提供すること。 【解決手段】IPデータグラムにフラグ101のみを付
加する。フラグ同期が可能となるようIPデータグラム
100に対して、同期コードパターンに一致するオクテ
ット「01111110」を「01111101−01
011110」の2オクテットに置き換え、エスケープ
コードパターンに一致するオクテット「0111110
1」を「01111101−01011101」の2オ
クテットに置き換える。このエスケープされかつ同期コ
ードパターンのフラグ101を付加されたIPデータグ
ラムをSDH/SONET伝送パス200に挿入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
介してデータを転送する技術に係り、特にその通信プロ
トコルであるインターネットプロトコル(以下「IP」
という)のもとでデータを収容して転送するためのIP
データグラムの構成方法、即ちIPデータグラムカプセ
ル化方法に関し、更に同方法を実現するためのIP処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信プロトコルは、国際的に標準化され
ており、複数のレイヤ(階層)に分割されている。デー
タを収容するIPデータグラムを処理する網では、IP
処理装置間でIPデータグラムを転送するためにレイヤ
2以下のプロトコルが使用される。そのようなプロトコ
ルのもとでのIPデータグラムの転送の方法として、I
PオーバーATM(非同期転送モード)やIPオーバー
SDH/SONET(同期ディジタルハイアラーキ/同
期光網)がある。
【0003】これらの転送方法の得失の評価尺度の一つ
にIPデータグラムの転送効率がある。近年、インター
ネットでは、転送するデータの量、即ちトラヒックが指
数的に非常な勢いで増加している。そのため、IPデー
タグラムの転送効率は、重要な評価尺度として認識され
ている。
【0004】IPデータグラムの転送効率は、回線速度
に対するIPデータグラムの転送割合として定義するこ
とができる。レイヤ2以下のプロトコルの使用に際して
は、そのプロトコルのためのオーバーヘッドをデータに
付加する必要があるが、このオーバーヘッドによって転
送効率が左右される。即ち、オーバーヘッドが多くなる
ほど、回線速度に対するIPデータグラムの転送割合が
減少する。
【0005】前述したIPオーバーATMとIPオーバ
ーSDH/SONETの転送方法を比較すると、転送効
率は後者の方が高い。従って、以下では、IPオーバー
SDH/SONETに絞って説明する。
【0006】IPオーバーSDH/SONETの転送方
法では、複数のIPデータグラムを収容するPPPフレ
ームが用いられ、更に、複数のPPPフレームを収容す
る伝送パスが用いられ、更にまた、複数の伝送パスを収
容するSDH/SONETフレームが用いられる。レイ
ヤ2プロトコルは、PPP(ポイント・トゥ・ポイント
・プロトコル)と呼ばれ、PPPフレームは、レイヤ2
プロトコルのもとでの伝送の基本周期を持つフレームで
ある。
【0007】IPデータグラムのPPPフレームへの収
容は、具体的には、PPPフレームに設けられている情
報フィールドにIPデータグラムを挿入することによっ
て行なわれる。また、伝送パスへのPPPフレームの収
容は、伝送パスに設けられている伝送パスペイロードに
PPPフレームを挿入することによって行なわれる。更
に、SDH/SONETフレームへの伝送パスの収容
は、SDH/SONETフレームに設けられているセク
ションペイロードに伝送パスを挿入することによって行
なわれる。
【0008】PPPフレームは、固定パターンの同期コ
ードによるフラグを備えており、このフラグを利用して
同期が行なわれる。同期が確立することによって、IP
データグラムの先頭の識別が可能となる。そのため、通
常、IPデータグラムは、PPPフレームに収容して転
送される。
【0009】PPPフレームのフォーマット及び同期機
能は、通信プロトコルの国際基準であるRFC1662
で規定されている。同期は、データの構成に応じて、8
ビットを単位とするオクテットで行なう場合と、ビット
で行なう場合とがある。そのため、上記国際基準は、同
期機能として(i)オクテットレベル同期機能、(ii)
ビットレベル同期機能の二種類を定義している。
【0010】(i)の同期機能を使用する場合の、IP
データグラムが挿入されたPPPフレームのフォーマッ
トを図11に、IPデータグラムが挿入されたPPPフ
レームを伝送パスペイロードに挿入した伝送パスのフォ
ーマットを図12に示す。また、(ii)の同期機能を使
用する場合の、IPデータグラムが挿入されたPPPフ
レームのフォーマットを図13に、IPデータグラムが
挿入されたPPPフレームを伝送パスペイロードに挿入
した伝送パスのフォーマットを図14に示す。フォーマ
ットと同期機能の詳細は前記RFC1662に記述され
ているので、以下では、その内の本発明に関係する内容
を説明する。
【0011】(i)オクテットレベルの同期機能を使用
する場合 PPPフレームフォーマットは、図11に示すように、
先頭からフラグ101-A、アドレス101-C、制御1
01-D、プロトコル101-E、情報100、フラグ検
査シーケンス101-F及びフラグ101-Bの各フィー
ルドで構成される。フラグ101-A,101-Bは、同
期をとるためのフィールドである。
【0012】同期コードに「01111110」が使用
される。このパターンを使って同期をとるため、フラグ
101-A,101-B以外のフィールドで同じパターン
が出現すると混乱を起こす。そのため、出現した同じパ
ターンに対して次に述べる処理が行なわれる。
【0013】フラグ101-A,101-B以外のフィー
ルドで出現した同期コードパターンのオクテット「01
111110」は、「01111101−010111
10」の2オクテットに置き換えられる。この2オクテ
ットは、同期コードパターン「01111110」と
「00100000」の2進和をとり、その前にエスケ
ープコードの「01111101」を付加することによ
って作成される。更に、フラグ101-A,101-B以
外のフィールドでこのエスケープコードと同じパターン
が現われた場合、そのオクテット「01111101」
は、「01111101−01011101」の2オク
テットに置き換えられる。この2オクテットは、エスケ
ープコードパターンの「01111101」と「001
00000」との2進和をとり、その前にエスケープコ
ードの「01111101」を付加することによって作
成される。
【0014】以上の二つの置き換え処理は、「エスケー
プ」と呼ばれる。エスケープは、送信側では、フラグ検
査シーケンスの計算後に行なわれる。その後、同期コー
ドが付加される。また、受信側では、同期コードのフラ
グを用いて同期をとった後、エスケープコード「011
11101」は削除され、それに続くオクテットは、
「00100000」と2進和がとられる。それによっ
て、「01111101−01011110」は、「0
1111110」となり、「01111101−010
11101」は、「01111101」となって、エス
ケープ前のパターンが復元される。
【0015】IPデータグラムの転送時、フラグ101
-A,101-B以外の各フィールドの状況は次のようで
ある。アドレスフィールド101-Cには、全ステーシ
ョンアドレスを示す「11111111」が書かれる。
制御フィールド101-Dには、UI(番号無し情報)
コマンドのPF(ポール/ファイナル)ビットが「0」
である値「00000011」が書かれる。プロトコル
フィールド101-Eには、情報フィールド100のプ
ロトコルがIPであることを示す「00000000−
00100001」(国際標準のRFC1700の“PO
INT-TO-POINT PROTOCOL FIELD ASSIGNMENTS”の部分で
規定されている)が書かれる。
【0016】更に、情報フィールド100には、可変長
のIPデータグラムが挿入される。フラグ検査シーケン
スフィールド101-Fには、エスケープを行なう前の
アドレスフィールド101-C、制御フィールド101-
D、プロトコルフィールド101-E及び情報フィール
ド100に対する検査シーケンスの計算値が書かれる。
続いて、このようなフィールド100,101-Fに対
して上記エスケープが行なわれる。
【0017】IPデータグラムが挿入されたPPPフレ
ームは、SDH/SONETの伝送パスペイロードにそ
れぞれのオクテット境界を一致させて、即ちオクテット
の各ビットの時間位置を揃えて挿入される。このフォー
マットを図12に示す。
【0018】SDH/SONETのフレームフォーマッ
トは、国際標準のITU−T G.707に規定されて
いる。SDH/SONETフレーム300は、セクショ
ンオーバーヘッド(以下「SOH」という)301とセ
クションペイロード302とから成り、セクションペイ
ロード302には、伝送パス200がマッピング(挿
入)される。伝送パス200は、伝送パスオーバーヘッ
ド(以下「POH」という)201と伝送パスペイロー
ド202とから成り、IPデータグラムが挿入されたP
PPフレームは、この伝送パスペイロード202にそれ
ぞれのオクテット境界を一致させて挿入される。
【0019】図12には、IPデータグラムが挿入され
たPPPフレームの5個を示しており、それぞれフラグ
フィールド101-1,2,………,101-5,6、アド
レス+制御+プロトコルフィールド110-2,……
…,110-5、IPデータグラムから成る情報フィー
ルド100-1,………,100-5、フラグ検査シーケ
ンスフィールド120-1,………,120-5から構成
される。なお、図12においては、図の複雑さを避ける
ため、そのIPデータグラムの末尾のフラグフィールド
と次のIPデータグラムの先頭のフラグフィールドを共
通化し1個のFで示し、101-1,2等で表示した(以
下の同類の図も同様とする)。ここで、フラグ検査シー
ケンスフィールド120及び情報フィールド100に
は、前述の通りエスケープが行なわれている。以上が従
来のIPデータグラムカプセル化方法の代表例である。
【0020】(ii)ビットレベルの同期機能を使用する
場合 PPPフレームフォーマットは、図13に示すように、
先頭からフラグ151-A、アドレス151-C、制御1
51-D、プロトコル151-E、情報150、フラグ検
査シーケンス151-F及びフラグ151-Bの各フィー
ルドで構成される。フラグ151-A,151-Bは同期
をとるためのフィールドであり、同期コード「0111
1110」が使用される。このパターンを使用した同期
が6連続する「1」の検出により行われるため、フラグ
151-A,151-B以外のフィールドに対し、送信側
では、フラグ検査シーケンス計算後に「1」が5連続し
た場合にその直後に「0」が挿入される(「0」挿入を
以下では「ビット挿入」という)。また、受信側では、
同期後フラグ151-A,151-B以外のフィールドで
「1」が5連続した直後の「0」が削除される。
【0021】IPデータグラム転送時、アドレスフィー
ルド151-Cには、全ステーションアドレスを示す
「11111111」が書かれる。制御フィールド15
1-Dには、UI(番号無し情報)コマンドのPF(ポ
ール/ファイナル)ビットが「0」である値「0000
0011」が書かれる。情報フィールド150には、可
変長のIPデータグラムが挿入される。フラグ検査シー
ケンスフィールド151-Fには、アドレスフィールド
151-C、制御フィールド151-D、プロトコルフィ
ールド151-E、情報フィールド150に対する検査
シーケンスの計算値が書かれる。続いて、このようなフ
ィールド151-C,150,151-Fに対して、上記
ビット挿入が行われる。
【0022】IPデータグラムが挿入されたPPPフレ
ームは、SDH/SONETの伝送パスペイロードに挿
入される。このフォーマットを図14に示す。SDH/
SONETフレーム300は、SOH301とセクショ
ンペイロード302とから成り、セクションペイロード
302には伝送パス200がマッピング(挿入)され
る。伝送パス200は、POH201と伝送パスペイロ
ード202から成り、IPデータグラムが挿入されたP
PPフレームは、この伝送パスペイロード202に挿入
される。
【0023】図14は、IPデータグラムが挿入された
PPPフレームが5個である場合を示しており、それぞ
れフラグフィールド151-1,2,………,151-5,
6、アドレス+制御+プロトコルフィールド160-
2,………,160-5、IPデータグラムから成る情
報フィールド150-1,………,150-5、フラグ検
査シーケンスフィールド170-1,………,170-5
から構成される。ここで、フィールド160の中のアド
レスフィールド、フラグ検査シーケンスフィールド17
0及び情報フィールド150には、前述の通り、ビット
挿入が行なわれている。以上が従来のIPデータグラム
カプセル化方法の別の代表例である。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】(i)の場合、図11
及び図12に示される従来のIPオーバーSDH/SO
NETの転送方法では、フラグフィールド101は、I
Pデータグラムの先頭識別のための同期機能として使用
されるが、アドレス+制御+プロトコルフィールド及び
フラグ検査シーケンスフィールドは、IPデータグラム
のSDH/SONET伝送パスペイロード上での転送の
ためには使用されない。このため、不使用のフィールド
がIPデータグラムの転送効率を低下させるという問題
がある。
【0025】同様に(ii)の場合、図13及び図14に
示される従来のIPオーバーSDH/SONETの転送
方法では、フラグフィールド151は、IPデータグラ
ムの先頭識別のための同期機能として使用されるが、ア
ドレス+制御フィールド、プロトコルフィールド及びフ
ラグ検査シーケンスフィールドは、IPデータグラムの
転送のためには使用されない。そのため、不使用のフィ
ールドがIPデータグラムの転送効率を低下させるとい
う問題がある。
【0026】本発明の目的は、従来技術の前記問題点を
解決し、転送効率を下げることなくIPデータグラムを
SDH/SONET伝送パスを介して転送するためのI
Pデータグラムカプセル化方法及びそれを実行するため
のIP処理装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】国際標準のRFC166
2は、IPデータグラムを含む各種のデータグラムをS
DH/SONET伝送パスペイロードを介して転送する
ことを前提に定められたものであり、そのため、アドレ
ス+制御+プロトコルフィールド及びフラグ検査シーケ
ンスフィールドをPPPフレームに設けている。一方、
インターネットの最近の急増によって、SDH/SON
ET伝送パスペイロードにはIPデータグラムのみを纏
めて挿入することが行なわれるようになっている。
【0028】IPデータグラムのみを纏めて挿入する場
合のIPデータグラムの転送の状況を子細に調べた結
果、アドレス+制御+プロトコルフィールド及びフラグ
検査シーケンスフィールドは、前記したように使用され
ず、これらを省略しても、転送に支障がないという見解
を得るに至った。本発明は、このような見解に基づいて
なされたものである。
【0029】本発明の前記課題は、(i)の場合には、
IPデータグラムをSDH/SONET伝送パスペイロ
ードにマッピングするのに、IPデータグラムの先頭識
別をオクテット単位で行なう同期機能のための同期コー
ドを設定しておき、フラグ同期をとるためにエスケープ
されたIPデータグラムに当該同期コードによるフラグ
フィールドのみを付加し、このフラグフィールドを付加
されかつエスケープされたIPデータグラムをSDH/
SONETの伝送パスペイロードに、それぞれのオクテ
ット境界を一致させて挿入することによって効果的に解
決することができる。
【0030】また、(ii)の場合は、IPデータグラム
をSDH/SONET伝送パスペイロードにマッピング
するのに、IPデータグラムの先頭識別をビット単位で
行なう同期機能のための同期コードを設定しておき、フ
ラグ同期をとるためにエスケープされたIPデータグラ
ムに当該同期コードによるフラグフィールドのみを付加
し、このフラグフィールドを付加されかつエスケープさ
れたIPデータグラムをSDH/SONETの伝送パス
ペイロードに挿入することによって効果的に解決するこ
とができる。
【0031】そのようなIPデータグラムカプセル化方
法を採用すれば、(i)(ii)の場合とも、無駄となっ
ていたフィールドが除去され、IPデータグラムの転送
効率低下を回避することができるからである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るIPデータグ
ラムカプセル化方法及びIP処理装置を幾つかの図面に
よる発明の実施の形態を参照して更に詳細に説明する。
なお、図1〜図10及び従来技術の説明に用いた図11
〜図14における同一の記号は、同一物又は類似物を表
示するものとする。
【0033】(i)オクテットレベルの同期機能を使用
する場合 SDH/SONET伝送パスペイロードにIPデータグ
ラムをマッピングしたフォーマットを図1に示す。SD
H/SONETフレーム300は、SOH301とセク
ションペイロード302から成り、セクションペイロー
ド302に伝送パス200がマッピングされる。なお、
このようにしてSDH/SONETフレーム300によ
る一回線は、この1本の伝送パス200によって占めら
れる。伝送パス200は、POH201と伝送パスペイ
ロード202から成る。エスケープされかつフラグを付
加されたIPデータグラムは、この伝送パスペイロード
202に挿入される。
【0034】図1には、フラグが付加されたIPデータ
グラムを5つ示しており、エスケープされたIPデータ
グラム100-1,………,100-5及びフラグ101
-1,2,………,101-5,6から構成される。図1に
示すようにエスケープされフラグが付加されたIPデー
タグラムは、伝送パスペイロード202に隙間無くかつ
それぞれのオクテット境界を一致させて挿入される。
【0035】また、エスケープされフラグが付加された
IPデータグラムと伝送パスペイロード202の先頭位
置との関係は、オクテット境界の一致を除いては任意で
ある。従って、図1の例のように、IPデータグラム1
00-1の途中を伝送パスペイロード202の先頭と一
致させること、即ち、連続するSDH/SONETフレ
ーム300の連続する伝送パス200に跨ってIPデー
タグラムをマッピングすることができる。
【0036】フラグが付加されたIPデータグラムのフ
ォーマットを図2に示す。フォーマットは、先頭からフ
ラグ101-A、情報100、フラグ101-Bから成
る。情報100には、エスケープされたIPデータグラ
ムが挿入される。
【0037】(ii)ビットレベルの同期機能を使用する
場合 IPデータグラムをSDH/SONET伝送パスペイロ
ードにマッピングしたフォーマットを図3に示す。基本
的には、図1の構成と同じであるが、ビット挿入されか
つフラグを付加されたIPデータグラムが伝送パスペイ
ロード202に挿入される。
【0038】図3には、ビット挿入されフラグが付加さ
れたIPデータグラムを5つ示しており、ビット挿入さ
れたIPデータグラム150-1,………,150-5及
びフラグ151-1,2,………,151-5,6から構成
される。図3に示すように、ビット挿入されフラグが付
加されたIPデータグラムは、伝送パスペイロード20
2に隙間無く挿入される。
【0039】また、ビット挿入されフラグが付加された
IPデータグラムと伝送パスペイロード202の先頭位
置との関係は任意である。従って、図3の例のように、
IPデータグラム150-1の途中を伝送パスペイロー
ド202の先頭と一致させること、即ち、連続するSD
H/SONETフレーム300の連続する伝送パス20
0に跨ってIPデータグラムをマッピングすることがで
きる。
【0040】フラグが付加されたIPデータグラムのフ
ォーマットを図4に示す。フォーマットは、先頭からフ
ラグ151-A、情報150、フラグ151-Bから成
る。情報150には、ビット挿入されたIPデータグラ
ムが挿入される。
【0041】次に、図5〜図8を参照して本発明のIP
処理装置を説明する。
【0042】(i)の場合のIP処理装置は、SDH/
SONETの伝送パスにIPデータグラムをマッピング
する処理部を有しており、その構成を図5に示す。SD
H/SONETの伝送パスにIPデータグラムをマッピ
ングする処理部400は、後述する回線信号処理部とI
Pデータグラム処理部の間に配置される。以下、IPデ
ータグラム処理部から回線信号処理部へ向かう方向を送
信方向、回線信号処理部からIPデータグラム処理部へ
向かう方向を受信方向とする。
【0043】処理部400の送信方向は、同期パターン
付与及びエスケープ処理部405、SDH/SONET
終端送信処理部406から構成される。処理部405
は、IPデータグラム信号414を受信し、受信した信
号414に対して前述した方法と同様にエスケープを行
なう(「01111110」を「01111101−0
1011110」に置き換え、「01111101」を
「01111101−01011101」に置き換え
る)。次に、このエスケープされたIPデータグラムの
先頭及び末尾に同期コードパターン「0111111
0」のフラグを付加する。その結果、同期パターン付与
及びエスケープ処理部405は、エスケープされフラグ
を付加されたIPデータグラムから成るPPPフレーム
信号416をオクテットデータとして出力する。この信
号のフォーマットは、図2に相当する。
【0044】SDH/SONET終端送信処理部406
は、信号416を受信し、図1に示すフォーマットに従
って同信号をSDH/SONET伝送パスペイロードに
挿入する。更に、SDH/SONETオーバーヘッド付
加処理を行ない、回線信号処理部への回線信号417を
出力する。
【0045】処理部400の受信方向は、SDH/SO
NET終端受信処理部401、同期及びエスケープ処理
部402から構成される。処理部401は、回線信号処
理部から回線信号410を受信し、SDH/SONET
受信終端処理を行ない、SDH/SONET伝送パスペ
イロード信号411をオクテットデータとして出力す
る。この信号に挿入されているPPPフレームのフォー
マットは、図2に相当する。
【0046】同期及びエスケープ処理部402は、SD
H/SONET伝送パスペイロード信号411を受信
し、前述したオクテットレベルの同期方法と同様に同期
コードパターン「01111110」を検出することに
より同期を行ない、同期コードパターンのフィールド即
ちフラグフィールドを削除するとともに、エスケープコ
ード「01111101」を検出して削除し、その直後
のオクテットと「00100000」との2進和をと
り、その結果のオクテットを削除したエスケープコード
の代わりに置換する。処理部402は、以上の処理によ
りIPデータグラム信号413を取り出して出力する。
【0047】(ii)の場合のIP処理装置は、IPデー
タグラムをSDH/SONETの伝送パスにマッピング
する処理部を有しており、その構成を図6に示す。同図
において、450はその処理部であり、処理部450
は、後述する回線信号処理部とIPデータグラム処理部
の間に配置される。
【0048】処理部450の送信方向は、ビット挿入処
理部454、フラグ挿入処理部455及びSDH/SO
NET終端送信処理部456から構成される。ビット挿
入処理部454は、IPデータグラム信号414を受信
し、受信した信号414に対して前述した方法によって
ビット挿入を行ない、ビット挿入されたIPデータグラ
ム信号465を出力する。
【0049】フラグ挿入処理部455は、ビット挿入さ
れたIPデータグラム信号465を受信し、続いて信号
465にフラグを付加して、SDH/SONET伝送パ
スペイロードへの挿入信号466をビットデータとして
出力する。信号466は、フラグが付加されビット挿入
されたIPデータグラムから成るPPPフレームの信号
であり、そのフォーマットは、図4に相当する。
【0050】SDH/SONET終端送信処理部456
は、信号466を受信し、受信した信号を図3に示すフ
ォーマットで、SDH/SONET伝送パスペイロード
に挿入する。処理部456は、更に、SDH/SONE
Tオーバーヘッド付加処理を行ない、回線処理部への回
線信号417を出力する。
【0051】処理部450の受信方向は、SDH/SO
NET終端受信処理部451、フラグ同期処理部452
及びビット削除処理部453から構成される。SDH/
SONET終端受信処理部451は、回線信号処理部か
ら回線信号410を受信し、SDH/SONET受信終
端処理を行い、SDH/SONET伝送パスペイロード
信号461(この信号のフォーマットは、図3に相当す
る)をビットデータとして出力する。フラグ同期処理部
452は、SDH/SONET伝送パスペイロード信号
461を受信し、前述した同期方法によってフラグ同期
をとり、これによりビット挿入されたIPデータグラム
信号462を取り出して出力する。ビット削除処理部4
53は、ビット挿入されたIPデータグラム信号462
を受信し、前述した方法によってビット削除を行ないI
Pデータグラムを取り出して、IPデータグラム信号4
13を出力する。
【0052】次に、図5に示したIPデータグラムをS
DH/SONETの伝送パスにマッピングする処理部4
00又は図6に示したIPデータグラムをSDH/SO
NETの伝送パスにマッピングする処理部450を含む
IP処理装置の全体構成を図7に示す。IP処理装置5
00は、中央処理部501、制御バス502、スイッチ
503、m個の個別処理部504及びm−n個のイーサ
ネット・インタフェース508から構成され、処理部4
00又は処理部450は、個別処理部504の中に配置
される。処理部400又は処理部450は、個別処理部
504がオクテットレベルの同期機能を使用する場合は
処理部400とし、ビットレベルの同期機能を使用する
場合は処理部450とする。
【0053】中央処理部501は、IP処理装置500
各部の制御、ルーティングプロトコルを処理し、その結
果を基に個別処理部504内のルーティングテーブルの
設定及び解除を行なう。制御バス502は、中央処理部
501とスイッチ部503、個別処理部504及びイー
サネット(登録商標)・インタフェース508の間の制
御通信路である。スイッチ部503は、個別処理部50
4間でIPデータグラムをスイッチングする。
【0054】m個の個別処理部504は、それぞれスイ
ッチ部503に接続される。個別処理部504は、回線
信号処理部505-i(i=1,………,m)、IPデ
ータグラムをSDH/SONETの伝送パスにマッピン
グする処理部400-i又は450-i、IPデータグラ
ム処理部506-i、スイッチインタフェース部507-
iから成る。回線信号処理部505は、伝送路で送信す
る信号と回線信号の変換を行なう。IPデータグラム処
理部506は、IPデータグラムを受信してルーティン
グテーブルの検索による次宛先決定やIPレベルの処理
を行なう。スイッチインタフェース部507は、IPデ
ータグラムを次宛先に転送するための個別処理部504
番号の付加やスイッチ部内制御情報の付加及びスイッチ
503との信号インタフェースを行なう。
【0055】IPデータグラムは、主として、代表的な
LAN(Local Area Network)であるイーサネットから
送られてくるが、イーサネット・インタフェース508
は、イーサネットからのIPデータグラムを受けてイー
サネットとスイッチ部503との間のインタフェースを
処理する。イーサネット・インタフェース508は、イ
ーサネット処理部509h(h=m+1,…………,
n)、MAC(Media Access Control)レイヤ処理部5
10h、IPデータグラム処理部506h及びスイッチ
インタフェース部507hから構成される。イーサネッ
ト処理部509hは、イーサネットから送信される信号
を入力するための処理及びイーサネットへ信号を出力す
るための処理を行なう。MACレイヤ処理部510h
は、IPデータグラムのアクセス制御処理を行なう。
【0056】上述したIPデータグラムカプセル化方法
に従って処理を行なう上述の個別処理部504を有する
複数のIP処理装置500-j(j=1,………,1
1)を以って構成したIP処理網の構成例を図8に示
す。この例では、図1及び図3に示したようにSDH/
SONETフレームに一本の伝送パスがある場合、すな
わち一回線上に一伝送パスがある場合の構成である。こ
れは例えば、SDH/SONETがSTM−1/OC−
3cでかつ伝送パスがVC−4(仮想コンテナ−4)の
場合に相当する。隣接するIP処理装置500間は回線
で接続され、伝送パスも同じ隣接するIP処理装置50
0間で終端される。
【0057】以上、本発明のIPデータグラムカプセル
化方法とIP処理装置を伝送パスが一回線上に一本ある
場合を対象に説明を行なったが、本発明はこれに限るこ
となく、伝送パスが一回線上に複数本ある場合にも適用
可能である。その例を図9、図10を参照して説明す
る。
【0058】図9は、IPデータグラムを上記のような
SDH/SONET伝送パスペイロードにマッピングし
たフォーマットを示している。SDH/SONETフレ
ーム300は、SOH301とセクションペイロード3
02から成り、セクションペイロード302には、複数
の伝送パス210-A、210-B、210-Cがマッピ
ングされる。各伝送パス210は、POH211と伝送
パスペイロード212から成る。IPデータグラムは、
それぞれの伝送パスに前述したのと全く同様の方法でマ
ッピングされる。図9は、オクテットレベルの同期機能
を使用する場合の例を示しているが、ビットレベルの同
期機能を使用する場合も同様である。
【0059】図10は、図9のマッピング方法を使用し
た場合に、その処理を行なう個別処理部を有するIP処
理装置500-k(k=1,………,7)によるIP処
理網の構成例を示す。この例は、例えばSDH/SON
ETがSTM−1/OC−3cで各伝パスがVC−3
(仮想コンテナ−3)の場合に相当する。伝送パスは一
回線上に三本あるため、伝送パスの方路切替を行うSD
H/SONETクロスコネクト装置600-1、600-
2をIP処理装置間にはさむことによって、隣接するI
P処理装置500とSDH/SONETクロスコネクト
装置600間は、回線で接続され、SDH/SONET
クロスコネクト装置600をはさんで隣接するIP処理
装置間(500-1と500-l(l=2,...,
7))は、伝送パスで接続される。このように図8の場
合に比べ、多くのIP処理装置によるIP処理網を構成
することが可能である。
【0060】ここで、本発明による転送効率の向上を数
式を使って示すこととする。従来のIPオーバーSDH
/SONETの転送方法でのIPデータグラム転送効率
の平均をE(O)とし、本発明でのIPデータグラム転
送効率の平均をE(N)とすると、それぞれは式(1)、
式(2)で表わされる。
【0061】(i)オクテットレベルの同期機能を使用
する場合
【0062】
【数1】 E(O)=[(1−s)/1]*[L/(5+(L+2)*(1+a))] ・・・・・・・(1)
【0063】
【数2】 E(N)=[(1−s)/1]*[L/(1+L*(1+a))] ・・・・・・・(2) ここで、 s:SDH/SONETの回線速度に対するセクション
及び伝送パスオーバーヘッド割合 L:IPデータグラムの平均長(オクテット) a:平均のエスケープ割合(「01111110」を検
出し「01111101−01011110」に置き換
え、又は「01111101」を検出し「011111
01−01011101」に置き換える割合) SDH/SONETが回線速度155.52Mbit/s
のSTM−1/OC−3cの場合を例とする。この場
合、SOH,POHは270オクテット中10オクテッ
トなので、s=10/270=0.037となる。IP
データグラムのビットパターンがランダムとしてエスケ
ープする割合を求めると、256パターンのうち2パタ
ーンなのでa=1/128=0.008となる。従っ
て、L=64オクテットの場合式(1)、式(2)より、 E(N)/E(O)=1.09 E(N)=0.94 となる。
【0064】同様にL=256オクテットの場合、 E(N)/E(O)=1.02 E(N)=0.95 となる。
【0065】(ii)ビットレベルの同期機能を使用する
場合
【0066】
【数3】 E(O)=[(1−s)/1]* [8*L/(41+8*(L+2)*(1+b))]・・・・・・・(3)
【0067】
【数4】 E(N)=[(1−s)/1]* [8*L/(8+8*L*(1+b))]・・・・・・・(4) ここで、 b:平均の「0」挿入割合 SDH/SONETが回線速度155.52Mbit/s
のSTM−1/OC−3cの場合を例とする。この場
合、SOH,POHは,270オクテット中10オクテ
ットなので、s=10/270=0.037となる。I
Pデータグラムのビットパターンがランダムとして
「1」の5連続による「0」挿入の割合を求めると、b
=1/32=0.031となる。従って、L=64オク
テットの場合に式(3)、式(4)式より、 E(N)/E(O)=1.09 E(N)=0.92 となる。
【0068】同様にL=256オクテットの場合、 E(N)/E(O)=1.02 E(N)=0.93 となる。
【0069】即ち、本発明は、従来のIPオーバーSD
H/SONETの転送方法に比較して、平均IPデータ
グラム長が64オクテットのときに9%、平均IPデー
タグラム長が256オクテットのときに2%、IPデー
タグラム転送効率が改善される。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、IPデータグラムにフ
ラグフィールドのみを付加してSDH/SONET伝送
パスペイロードに挿入するので、従来のIPオーバーS
DH/SONETの転送方法に比べてIPデータグラム
転送効率が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るIPデータグラムカプセル化方法
の発明の実施の形態を説明するための第1のSDH/S
ONET伝送パスのフォーマット図。
【図2】本発明の実施の形態を説明するための第1の
「フラグを付加されたIPデータグラム」のフォーマッ
ト図。
【図3】本発明の実施の形態を説明するための第2のS
DH/SONET伝送パスのフォーマット図。
【図4】本発明の実施の形態を説明するための第2の
「フラグを付加されたIPデータグラム」のフォーマッ
ト図。
【図5】本発明のIP処理装置の発明の実施の形態を説
明するための第1の「IPデータグラムをSDH/SO
NET伝送パスにマッピングする処理部」の構成図。
【図6】本発明の実施の形態を説明するための第2の
「IPデータグラムをSDH/SONET伝送パスにマ
ッピングする処理部」の構成図。
【図7】本発明のIP処理装置の発明の実施の形態を説
明するための構成図。
【図8】本発明のIP処理装置によって構成した第1の
IP処理網を説明するための構成図。
【図9】本発明の実施の形態を説明するための第3のS
DH/SONET伝送パスのフォーマット図。
【図10】本発明のIP処理装置によって構成した第2
のIP処理網を説明するための構成図。
【図11】従来の第1の「IPデータグラムをマッピン
グしたPPPフレーム」を説明するためのフォーマット
図。
【図12】従来の第1のSDH/SONET伝送パスを
説明するたのフォーマット図。
【図13】従来の第2の「IPデータグラムをマッピン
グしたPPPフレーム」を説明するためのフォーマット
図。
【図14】従来の第2のSDH/SONET伝送パスを
説明するたのフォーマット図。
【符号の説明】
100、150…IPデータグラム、200…SDH/
SONET伝送パス、300…SDH/SONETフレ
ーム、400、450…IPデータグラムをSDH/S
ONET伝送パスにマッピングする処理部、500…I
P処理装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K028 AA11 DD04 EE05 KK32 KK35 TT01 5K030 GA03 HB15 HB16 HC01 JA05 JL03 JL07 JL10 KA13 LE06 5K033 AA01 CA11 CB08 CB14 DA06 DB17 DB18 DB22 5K047 BB02 BB15 CC06 HH03 LL14

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 IP(インターネットプロトコル)デー
    タグラムをSDH/SONET(同期デジタル・ハイア
    ラーキ/同期光網)の伝送パス上で転送する方法におい
    て、 IPデータグラムの先頭識別をオクテット単位で行なう
    同期機能のための同期コードを設定しておき、当該同期
    コードを用いる同期機能のためにIPデータグラムの中
    の前記同期コードを含む所定のコードに対してエスケー
    プを行ない、エスケープを行なったIPデータグラムに
    前記同期コードのみを付与し、同期コードが付与されか
    つエスケープが行なわれたIPデータグラムをSDH/
    SONETの伝送パスペイロードにオクテット境界を一
    致させて挿入することを特徴とするIPデータグラムカ
    プセル化方法。
  2. 【請求項2】 前記同期コードが「01111110」
    であり、IPデータグラム中のオクテッテトパターン
    「01111110」を「01111101−0101
    1110」に置き換え、更にIPデータグラム中のオク
    テットパターン「01111101」を「011111
    01−01011101」に置き換えることによって前
    記エスケープを行なうことを特徴とする請求項1に記載
    のIPデータグラムカプセル化方法。
  3. 【請求項3】 IP(インターネットプロトコル)デー
    タグラムをSDH/SONET(同期デジタル・ハイア
    ラーキ/同期光網)の伝送パス上で転送する方法におい
    て、 IPデータグラムの先頭識別をビット単位で行なう同期
    機能のための同期コードを設定しておき、当該同期コー
    ドを用いる前記同期機能のためにIPデータグラムの中
    の所定のコードに対してエスケープを行ない、エスケー
    プを行なったIPデータグラムに前記同期コードのみを
    付与し、同期コードが付与されかつエスケープが行なわ
    れたIPデータグラムをSDH/SONETの伝送パス
    ペイロードに挿入することを特徴とするIPデータグラ
    ムカプセル化方法。
  4. 【請求項4】 前記同期コードが「01111110」
    であり、IPデータグラム中のパターン「11111」
    を「111110」に置き換えることによって前記エス
    ケープを行なうことを特徴とする請求項3に記載のIP
    データグラムカプセル化方法。
  5. 【請求項5】 IP(インターネットプロトコル)デー
    タグラムをSDH/SONET(同期デジタル・ハイア
    ラーキ/同期光網)の伝送パス上で転送する網において
    使用するIP処理装置であって、 IPデータグラムの先頭識別をオクテット単位で行なう
    同期機能のための同期コードを設定しておき、当該同期
    コードを用いる同期機能のためにIPデータグラムの中
    の同期コードを含む所定のコードに対してエスケープを
    行なう手段とエスケープを行なったIPデータグラムに
    前記同期コードのみを付与する手段とを備えた複数の個
    別処理部と、当該複数の個別処理部のそれぞれに接続さ
    れて個別処理部間でのIPデータグラムの交換を行なう
    スイッチ部と、複数の個別処理部及びスイッチ部の動作
    を制御する中央処理部とをもって構成することを特徴と
    するIP処理装置。
  6. 【請求項6】 前記同期コードが「01111110」
    であり、前記エスケープを行なう手段がIPデータグラ
    ム中のオクテッテトパターン「01111110」を
    「01111101−01011110」に置き換え、
    更にIPデータグラム中のオクテットパターン「011
    11101」を「01111101−0101110
    1」に置き換える手段であることを特徴とする請求項5
    に記載のIP処理装置。
  7. 【請求項7】 IPデータグラム(インターネットプロ
    トコル)をSDH/SONET(同期デジタル・ハイア
    ラーキ/同期光網)の伝送パス上で転送する網において
    使用するIP処理装置であって、 IPデータグラムの先頭識別をビット単位で行なう同期
    機能のための同期コードを設定しておき、当該同期コー
    ドを用いる同期機能のためにIPデータグラムの中の同
    期コードを含む所定のコードに対してエスケープを行な
    う手段とエスケープを行なったIPデータグラムに前記
    同期コードのみを付与する手段とを具備した複数の個別
    処理部と、当該複数の個別処理部のそれぞれに接続され
    て個別処理部間でのIPデータグラムの交換を行なうス
    イッチ部と、複数の個別処理部及びスイッチ部の動作を
    制御する中央処理部とをもって構成することを特徴とす
    るIP処理装置。
  8. 【請求項8】 前記同期コードが「01111110」
    であり、前記エスケープを行なう手段がIPデータグラ
    ム中のパターン「11111」を「111110」に置
    き換える手段であることを特徴とする請求項7に記載の
    IP処理装置。
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