JP2000049687A - 移動体通信用端末装置およびその使用方法 - Google Patents

移動体通信用端末装置およびその使用方法

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JP2000049687A
JP2000049687A JP10214470A JP21447098A JP2000049687A JP 2000049687 A JP2000049687 A JP 2000049687A JP 10214470 A JP10214470 A JP 10214470A JP 21447098 A JP21447098 A JP 21447098A JP 2000049687 A JP2000049687 A JP 2000049687A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体通信用端末装置内に複数のグループに
分けてデータを記憶し、必要なデータのみにアクセスす
るように制御して、操作性と安全性および秘匿性とを向
上させる。 【解決手段】 GMS方式などの移動体通信用端末装置
10では、データ記憶領域14を複数のユーザデータ記
憶領域41〜4nに分けてブロック化する。固定データ
記憶部16も、複数の固定データ記憶領域61〜6mに
グループ分けする。外部記憶装置インタフェース12に
SIMカードなどの携帯電子記憶装置20を接続する
と、通信設定情報31や契約者登録情報32は、通信制
御部11内に読込まれ、移動体通信網との間の通信が可
能となる。これらを識別情報として記憶領域選択情報管
理テーブル40,60が参照され、識別情報が一致する
ユーザデータ記憶領域41〜4nや固定データ記憶領域
61〜6mがアプリケーション処理部15からアクセス
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信網に接
続して情報通信を行う移動体通信用端末装置およびその
使用方法にに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、移動体通信網に接続して情報
通信を行う移動体通信端末装置では、ICカードなどの
携帯電子記憶装置を接続して用いるものが使われてい
る。携帯電子記憶装置には移動体通信網への接続に関す
る通信設定情報が予め格納されており、その情報を用い
て移動体通信網への接続が行われる。このような方式の
移動体通信用端末装置では、端末装置自体に移動体通信
網への接続に関する通信設定情報は保持されておらず、
携帯電子記憶装置を接続して、移動体通信網接続が可能
になる。
【0003】このような方式の移動体通信用端末装置を
使用する移動体通信網としては、欧州デジタル方式移動
体通信の標準規格であるGSM(Global Systems forMo
bile communications)方式やDCS(Digital Communi
cations Services)1800方式、あるいは北米デジタ
ル方式携帯電話の標準規格であるPCS(Personal Com
munications Services)1900方式などがある。これ
らの方式は、GSM方式が800MHz、DCS180
0方式が1800MHz、PCS1900方式が190
0MHzの周波数帯域で使用される点を除き、ほとんど
同一のプロトコルを使用する。このため、これらに使用
する移動体通信網に関する通信設定情報は、SIM(Su
bscriber Identity Module)カードと呼ばれるICカー
ドに記録され、SIMカードは移動体通信用端末装置に
設けられるインタフェースに着脱可能である。
【0004】図6は、SIMカードの外部的な機械的構
成と内部的な論理的構成とをそれぞれ示す。図6(a)
に示すように、SIMカード1の外形はクレジットカー
ドなどと同様の形状である。電気絶縁性の合成樹脂基板
2中に、ICチップ3が埋め込まれ、基板2の表面の接
続用電極4に電気的に接続されている。接続用電極4
は、移動体通信用端末装置に設けられるインタフェース
にSIMカード1を装着した状態で移動体通信用端末装
置とICチップ3との間のアクセスが可能となるよう
に、電気的接続を行う。なお、ICチップ3と接続用電
極4とを含む部分のみに合成樹脂基板2を形成して、小
形化を図っているマイクロSIMも使用されている。
【0005】図6(b)に示すように、ICチップ3に
は記憶領域3mが設けられ、通信用領域5とユーザ用領
域6とに分けられる。通信用領域5には移動体通信網へ
接続するための通信設定情報が記憶される。ユーザ用領
域6には、移動体通信用端末装置から、ユーザが自由に
設定することができる情報、ならびにユーザの移動体通
信網への利用に応じて更新される情報として、ユーザ設
定情報が記憶される。通信設定情報としては、ユーザが
移動体通信用端末装置から設定内容を変更することがで
きない固定的な情報、たとえば通信事業者の識別情報、
個別の契約者の識別情報、携帯電子記憶装置自体の識別
情報などが記憶される。また、接続する通信網の優先順
位や接続を禁止する通信網の情報、移動体通信用端末装
置を操作して変更可能であるか、または移動体通信用端
末装置によって自動的に内容が変更される情報も記憶さ
れる。なお、記憶領域3mは、全体で数kバイトから1
0数kバイト程度の記憶容量である。
【0006】たとえば、GSM方式の場合に、通信設定
情報として、契約者および登録移動体通信網を識別する
ためのIMSI(International Mobile SubscriptionI
dentity)、カードのグループを表すGID1/2(Gro
up IDentifier level 1/2)、通信網の優先順位を示す
PLMN(Public Land Mobile Network)selectorや、
接続することができない通信網を示すForbidden PLM
N等がある。またユーザ設定情報には、電話番号帳、シ
ョートメッセージサービスの設定情報とメッセージ、ダ
イアル履歴等が含まれる。これらのユーザ設定情報は、
項目は固定されているけれども、内容はユーザが自由に
変更可能である。GSM方式の場合、SIMカード1の
ユーザ用領域6に、自局の電話番号であるMSISDN
(Mobile Station International ISDN Number)、ユー
ザ電話番号帳であるAbbreviated Dialing Number、ダイ
アル履歴であるLast dialing Number、ショートメッセ
ージ、ショートメッセージ設定情報であるShort Messag
e ServiceParameters等がある。
【0007】図6に示すSIMカード1のような携帯電
子記憶装置は、GSMの標準規格に従って情報を記憶し
ておくので、ユーザ設定情報として自由に設定可能な項
目は固定される。また記憶容量も充分でないことが多
く、そのため移動体通信用端末装置側に自由に定義する
ことができるユーザデータ記憶領域を備えるように構成
した移動体通信用端末装置も用いられている。このよう
な移動体通信用端末装置では、移動体通信用端末装置側
に、ユーザが自由に、ユーザ電話番号帳や、アドレスブ
ック、ショートメッセージなどをより多く保存すること
ができ、また、予め移動体通信事業者のサービス用の電
話番号などを固定の電話帳として保持することもでき
る。
【0008】また、通信事業者が行う新規の通信付加サ
ービスや、通信網が新たにサポートする機能などで、そ
れらに関する設定の情報が、携帯電子記憶装置の通信設
定情報もしくはユーザ設定情報として定義されていない
場合に、移動体通信用端末装置側でその情報を保持する
機能を有している場合もある。たとえば、インターネッ
トへアクセスするサービスを行う場合のドメインネーム
サーバ、ユーザID、ネットワークパスワードなどの設
定情報、電子メールのサーバ名、メールアドレス、サー
バへのアクセスユーザ名、パスワード、GSM方式のS
IMカードには保持されない、データ通信やファクシミ
リ通信の受信のための電話番号などを保持する機能を有
しているものもある。
【0009】移動体通信用端末装置は、全体を小型軽量
化して構成する必要もある。移動体通信用端末装置を使
い易くするためには、前述のように各種の情報を効率よ
く記憶する必要がある。ICカードを用いて多目的なデ
ータの記憶を行おうとする先行技術は、たとえば特許第
2609645号公報(特開平1−147686)に開
示されている。この先行技術では、ICカードのメモリ
エリアを、データの性格あるいは利用用途にあわせて複
数に分割し、それぞれのエリアに固有の番号を付与して
管理する。さらに、多目的にデータを利用することが可
能なように、データの記憶領域を定義する情報が格納さ
れる定義情報領域を複数設けている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図6に示すようなSI
Mカード1などの携帯電子記憶装置を用いて必要なデー
タを保持するようにしておくと、移動体通信用端末装置
側にはデータを保持する必要がないので安全性に優れて
いる。この反面、SIMカード1内部の記憶容量は限ら
れており、記憶するデータの構造や種類の変更を行うこ
とは容易ではない。移動体通信用端末装置側には、SI
Mカード1などに比較して充分な記憶領域を設けること
ができ、自由にデータの構造や種類を決定することがで
きる。しかしながら、個々の情報は、接続されている携
帯電子記憶装置が保持する通信設定情報やユーザ設定情
報とは関係なく、すべて同一に扱われることになる。こ
のため、複数の異なった設定情報を保持する携帯電子記
憶装置を使用する場合、電子メールのサーバ名、メール
アドレス、サーバへのアクセスユーザ名やパスワード、
GSM方式におけるデータ通信やファクシミリ通信の受
信電話番号などの設定情報に関連付けられる情報を、携
帯電子記憶装置を交換する毎に移動体通信用端末装置の
内部に記憶されている多くの情報の中から選択したり、
再入力したりする必要がある。
【0011】また、移動体通信網を介して通話を行った
相手を示す電話番号の履歴などを、図6のユーザ用領域
6に記憶しておけば、再ダイアル機能などでも使えるけ
れども、携帯電子記憶装置には、時間情報を記憶する領
域が存在しない。移動体通信用端末側で、電話番号の履
歴などを記憶するような仕様であれば、時間情報など充
分な情報を含む電話番号履歴を利用することが可能とな
る。しかしながら、同一の移動体通信用端末装置を複数
のユーザが利用する場合に、ユーザ毎に異なった電話番
号履歴を記録することはできない。引続いて同じ電話番
号履歴を使用するか、電話番号履歴を全部クリアして、
何も無い履歴無しの状態から使用を開始する必要があ
る。また、移動体通信用端末装置側に、ユーザが入力す
る電話番号帳やアドレスブックなどのデータを記憶して
おくようにすると、複数のユーザが同一の移動体通信用
端末装置をユーザ毎に異なる携帯電子記憶装置を装着し
て使用するときに、全部のユーザが入力したデータの全
てを表示などが可能であるので、各ユーザ毎に必要なデ
ータを選択することが困難になってしまう。
【0012】本発明の目的は、ICカードなどの記憶媒
体を用いるGSM方式などの移動体通信用端末装置で、
移動体通信用端末装置側に記憶されているデータを記憶
媒体内の情報を利用して自動的に選択する移動体通信用
端末装置およびその使用方法を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、アプリケーシ
ョンプログラムの実行が可能な移動体通信用端末装置に
おいて、データが論理的に複数のグループに分割されて
記憶されるデータ記憶部と、該グループを選択する識別
情報が記憶される記憶媒体と、記憶媒体から識別情報を
読取り、識別情報によって関連付けられるデータ記憶部
のグループを選択する記憶選択部と、記憶選択部によっ
て選択されるグループのデータを、アプリケーションプ
ログラムがアクセスするように、データ記憶部の制御を
行う記憶制御部とを含むことを特徴とする移動体通信用
端末装置である。
【0014】本発明に従えば、移動体通信用端末装置
は、アプリケーションプログラムの実行が可能であり、
アプリケーションプログラムがアクセスするデータを記
憶するデータ記憶部を有する。データ記憶部は、データ
を論理的に複数のグループに分割してアクセス可能であ
る。グループを選択する記憶選択部は、識別情報が記憶
される記憶媒体から識別情報を読取り、読取られる識別
情報によって関連付けられるデータ記憶部のグループを
選択する。記憶制御部は、記憶選択部によって選択され
るグループのデータをアプリケーションプログラムがア
クセスするように制御する。異なる識別情報を有する複
数の記憶媒体を使い分ければ、データ記憶部内の異なる
グループのデータをアプリケーションプログラムでアク
セスすることができる。
【0015】また本発明で、前記記憶媒体は、半導体記
憶素子を備える携帯電子記憶媒体であることを特徴とす
る。
【0016】本発明に従えば、半導体記憶素子を備える
携帯電子記憶媒体、たとえばICカードなどに記憶され
る情報を利用して、移動体通信用端末装置のデータ記憶
部内の複数のグループのデータを選択して、アプリケー
ションプログラムでアクセスさせるようにすることがで
きる。
【0017】また本発明で前記記憶媒体に記憶される識
別情報は、前記移動体通信網に接続するための通信設定
情報と、利用者によって設定されるユーザ設定情報と
が、それぞれ単独または組合わせて構成されることを特
徴とする。
【0018】本発明に従えば、記憶媒体には移動体通信
網に接続するための通信設定情報と、利用者によって設
定されるユーザ設定情報とがそれぞれ単独または組合わ
せて移動体通信網に接続するための通信設定情報から接
続する移動体通信網に合わせたデータのグループを選択
したり、ユーザ設定情報からユーザを識別して識別され
たユーザに関連するデータのグループを選択することが
できる。
【0019】また本発明で前記記憶媒体は、前記移動体
通信網の標準規格に従って形成され、記憶媒体が着脱可
能なインタフェースと、インタフェースに装着されてい
る記憶媒体から読取る識別情報に基づいて、前記記憶選
択部が前記データ記憶部のグループを関連付けて管理す
るための記憶管理テーブルとを、さらに含むことを特徴
とする。
【0020】本発明に従えば、記憶媒体は移動体通信網
の標準規格に従って形成され、たとえばGSM方式の移
動体通信網用にはSIMカードとして形成される。移動
体通信用端末装置には、記憶媒体が着脱可能なインタフ
ェースが備えられる。記憶媒体に記憶されている識別情
報とデータ記憶部のグループとは、記憶管理テーブルに
よって関連付けて管理される。記憶選択部は、インタフ
ェースに装着されている記憶媒体から識別情報を読取っ
て、記憶管理テーブルを参照してデータのグループの選
択を行う。したがって、インタフェースに記憶媒体を装
着すれば、自動的にデータ記憶部のデータのグループが
選択されるので、ユーザが選択の操作を行う必要はな
く、複数のユーザがそれぞれ移動体通信網の通信事業者
と契約し、1つの移動体通信用端末装置を共有するよう
な場合であっても、それぞれのユーザ毎に個別にデータ
記憶部内のデータのグループを選択させることができ
る。同一の移動体通信用端末装置のデータ記憶部内に、
個々のユーザ毎にデータベースを自動的に作成すること
ができ、ユーザ毎に記憶領域を設定するような必要はな
く、データアクセス時の操作の省略もしくは簡略化を図
り、操作性の向上を図ることができる。
【0021】また本発明で前記データ記憶部は、データ
をグループ別に異なる記憶領域に分けて記憶し、前記記
憶媒体に記憶される識別情報に関連付けられる記憶領域
が無い場合に、該識別情報に関連付けられるグループの
データ記憶用に新たな記憶領域を作成し、前記記憶管理
テーブルを更新することを特徴とする。
【0022】本発明に従えば、データ記憶部では、デー
タがグループ別に異なる記憶領域に分けて記憶される。
データのグループには識別情報が関連付けられるので、
記憶領域にもデータのグループと同一の識別情報が関連
付けられる。記憶媒体に記憶される識別情報に関連付け
られる記憶領域が無い場合には、その識別情報に関連付
けられるグループのデータ記憶用に新たな記憶領域を作
成して、管理テーブルを更新する。したがって、新たな
識別情報を記憶している記憶媒体が用いられるときに
は、データ記憶部内に記憶領域が自動的に設定され、ユ
ーザはデータを記憶するための記憶領域を確保するよう
な操作を行う必要はなく、記憶領域の初期化のための操
作も省略もしくは簡略化され、操作性の向上を図ること
ができる。
【0023】また本発明で前記記憶制御部は、前記デー
タ記憶部の個々の記憶領域に対するアクセスを、該記憶
領域に記憶されるデータのグループについて、前記記憶
管理テーブルで関連付けられる識別情報を記憶している
記憶媒体が前記インタフェースに装着されていないとき
に、禁止することを特徴とする。
【0024】本発明に従えば、データ記憶部の個々の記
憶領域に対するアクセスは、記憶領域に記憶されるデー
タのグループについて、記憶管理テーブルで関連付けら
れる識別情報を記憶している記憶媒体がインタフェース
に装着されていないときには禁止される。複数のユーザ
間で移動体通信用端末装置を共用する場合であっても、
記憶媒体を交換すれば共有したくないデータを他人には
利用させないようにすることができる。たとえば、共有
したくないパスワード、アドレス帳や電話番号履歴など
を、他人には利用できないな状態で保持しておくことが
可能となり、情報の安全性および秘匿性の向上を図るこ
とができる。また、他人に利用させたくないデータを消
去し、また次に使うときに改めて入力したりする余分な
操作も行う必要がなく、操作性の向上も図ることができ
る。
【0025】また本発明で前記データ記憶部は、記憶さ
れるデータ毎に識別情報が付加されて、識別情報に対応
するグループ分けが行われ、前記記憶選択部は、付加さ
れた識別情報が前記記憶媒体に記憶されている識別情報
と一致するデータのみを選択し、前記記憶制御手段は、
アプリケーションプログラムがデータ記憶部にデータを
書込む際に、該記憶媒体に記憶されている識別情報を付
して記憶させるように制御することを特徴とする。
【0026】本発明に従えば、データ記憶部ではデータ
毎に識別情報が付加されてグループ分けが行われる。デ
ータのグループの選択は、記憶媒体に記憶されている識
別情報と一致する識別情報が付加されているデータのみ
を選択して行う。データ記憶部にデータを書込む際に
は、記憶媒体に記憶されている識別情報を付して記憶さ
せるので、異なる識別情報を記憶している記憶媒体で
は、データへのアクセスを行うことができないようにし
て、データのグループ化を行うことができる。また新規
の識別情報を有する記憶媒体を用いるときには、初期化
の操作を省略もしくは簡略化して、その識別情報を付加
したデータの記憶を行うことができ、操作性を向上させ
ることができる。
【0027】また本発明で前記記憶選択部は、前記デー
タ記憶部に対するアクセスを、前記記憶媒体に記憶され
ている識別情報と同一の識別情報が付加されているデー
タに対してのみ可能とすることを特徴とする。
【0028】本発明に従えば、記憶媒体に記憶されてい
る識別情報と同一の識別情報が付加されているデータに
対してのみデータ記憶部に対するアクセスを行うことが
できるので、異なる識別情報に対応するユーザ毎に異な
るデータをデータ記憶部に記憶しておいても、識別情報
が一致しない限りアクセスすることができなくなる。し
たがって、共有したくないパスワード、アドレス帳、電
話番号履歴等を他の共有者からはアクセスることができ
ない形でデータ記憶部に記憶しておくことが可能とな
り、情報の安全性および秘匿性を向上させることができ
る。
【0029】また本発明で前記データ記憶部にグループ
に分割されて記憶されるデータには、読出しのみが可能
な固定データが含まれることを特徴とする。
【0030】本発明に従えば、データ記憶部にグループ
に分割されて記憶されるデータに、読出しのみが可能な
固定データが含まれるので、アプリケーションプログラ
ムから変更することができないデータを、識別情報に応
じて使いわけることができる。たとえば契約者に対する
種々のカスタマサポートを行う電話番号や、ショートメ
ッセジサービスなどを行う電話番号を、ユーザが具体的
に意識することなく、識別情報に応じて自動的に選択し
て利用することができる。また、通信付加サービス事業
者の識別情報が含まれていれば、その通信付加サービス
事業者が行うネットワークサービスの設定情報なども、
識別情報に応じて自動的に選択され、ユーザが選択操作
を行ったり情報設定などを行う必要がなく、操作性を向
上させることができる。
【0031】さらに本発明は、アプリケーションプログ
ラムの実行が可能な移動体通信用端末装置の使用方法で
あって、アプリケーションプログラムのアクセスの対象
となるデータは、予め識別情報に関連付けられるグルー
プに分割されて記憶され、交換可能な記憶媒体から読込
まれる識別情報に従ってグループが選択されることを特
徴とする移動体通信用端末装置の使用方法である。
【0032】本発明に従えば、移動体通信用端末装置で
アプリケーションプログラムを実行させる際に、アクセ
スの対象となるデータを識別情報に関連付けられるグル
ープに分割されて記憶され、交換可能な記憶媒体から読
込まれる識別情報に従ってグループが選択されるので、
グループ化されたデータを記憶媒体に応じて使い分ける
ことができる。
【0033】さらに本発明は、コンピュータを、アプリ
ケーションプログラムの実行が可能な移動体通信用端末
装置として、アプリケーションプログラムのアクセスの
対象となるデータは予め識別情報に関連付けられるグル
ープに分割されて記憶され、交換可能な記憶媒体から読
込まれる識別情報に従ってグループが選択されるように
実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読
取可能な記録媒体である。
【0034】本発明に従えば、コンピュータにプログラ
ムを読取らせることによって、コンピュータを、アプリ
ケーションプログラムの実行が可能な移動体通信用端末
装置として機能させ、記憶媒体に記憶される識別情報に
応じてグループ化したデータの選択を行わせることがで
きる。
【0035】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
移動体通信用端末装置10の概略的な論理的構成を示
す。移動体通信用端末装置10は、通信制御部11がG
SM方式などの移動体通信網との間の無線電波による情
報通信を制御する。通信制御部11が通信を制御するた
めに必要な情報は、外部記憶装置インタフェース12を
介して入力する。通信の対象となる情報は、記憶領域制
御部13でデータ記憶領域内に記憶されるデータへのア
クセスを制御し、アプリケーション処理部15で実行さ
れるアプリケーションプログラムで処理される。アプリ
ケーションプログラムには通信用が含まれ、固定データ
記憶部16に記憶される固定データも利用して、移動体
通信網との間の情報通信を行う。アプリケーションプロ
グラムとしては、通信を行わないものもあり得る。たと
えば、固定された住所録の参照を行うアプリケーション
プログラムも動作させ得る。
【0036】外部記憶装置インタフェース12には、携
帯電子記憶装置20として、SIMカードなどのICカ
ードを装着することができる。SIMカードは、フラッ
シュメモリなどの半導体記憶素子を含み、標準規格に合
わせて形成される外部記憶装置インタフェース12に装
着することによって、通信設定情報21とユーザ登録情
報22とを読出すことができる。通信設定情報21およ
びユーザ登録情報22は、移動体通信用端末装置10を
通して、ユーザが変更することができたり、もしくは、
移動体通信網の利用に応じて自動的に更新される情報を
含む。ユーザ登録情報22としては、電話番号帳、ショ
ートメッセージサービス設定情報およびメッセージ、ダ
イアル履歴等が対象となる。携帯電子記憶装置20がG
SM方式のSIMカードであるときには、自局の電話番
号、ユーザ電話番号帳、ダイアル履歴、ショートメッセ
ージ、ショートメッセージ設定情報等が所定の領域に記
憶される。SIMカードの通信設定情報21には、契約
者および登録移動体通信網を識別するためのIMSI、
カードのグループを示すGID1/2、通信網の選択の
優先順位を示すPLMN selector、接続することがで
きない通信網を示すForbidden PLMN等が記憶され
る。
【0037】通信制御部11は、外部記憶装置インタフ
ェース12を介して、携帯電子記憶装置20から読込む
通信設定情報21を通信設定情報31として取込み、そ
の情報を元に移動体通信網との間の通信制御を行う。た
とえば、IMSIを利用して接続対象となる移動体通信
網を決定し、契約者についての情報を伝達して移動体通
信網への接続に関する制御を行う。複数の移動体通信へ
の接続が可能なときには、PLMN seletorやForbidde
n PLMNなどの情報に基づいて接続する移動体通信網
を決定する。
【0038】本実施形態の移動体通信用端末装置10で
は、携帯電子記憶装置20に記憶されている通信設定情
報21やユーザ登録情報22を利用して、データ記憶領
域14内のデータをグループに分けて利用することがで
きる。データ記憶領域14は、たとえばフラッシュメモ
リの数100kバイト〜数Mバイトにわたるメモリ空間
を複数の記憶領域のブロックに分けて利用する。各記憶
領域と識別情報との関連性は、記憶領域選択情報管理テ
ーブル40を用いて管理する。アプリケーション処理部
15で実行するアプリケーションプログラムは、外部記
憶装置インタフェース12に装着されている携帯電子記
憶装置20に記憶されている識別情報に基づいて記憶領
域選択情報管理テーブル40が関連付けるユーザデータ
記憶領域41〜4nのうちの1つを、選択しアクセスす
ることができる。ユーザデータ記憶領域41〜4nは、
データ記憶領域14が有するメモリ空間のうち、必要に
応じて割当てられ、残余のメモリ空間は未使用領域50
として残される。未使用領域50は、後述するように、
外部記憶装置インタフェース12に装着される携帯電子
記憶装置20に記憶される識別情報に対応するユーザデ
ータ記憶領域41〜4nが存在しないときに、新たなユ
ーザデータ記憶領域として割当てられる。ユーザデータ
記憶領域を割当てようとするときに未使用領域50が残
っていないときには、アクセスが最も古いユーザデータ
記憶領域41〜4nを一旦削除して、新たなユーザデー
タ記憶領域として割当てる。
【0039】固定データ記憶部16も、フラッシュメモ
リやマスクROMなどを用いてデータ記憶領域14と同
様に構成する。固定データ記憶部16内にも記憶領域選
択情報管理テーブル60が設けられ、携帯電子記憶装置
20に記憶される識別情報に基づいて、固定データ記憶
領域61〜6mの選択を行う。固定データ記憶部16
は、アプリケーションプログラムからは記憶内容の書込
みや変更を行うことはできず、識別情報に基づくグルー
プ分けしたデータの読込みのみが可能となるように、記
憶領域制御部13が制御する。
【0040】図2は、図1の記憶領域選択情報管理テー
ブル40,60の論理的構成を示し、図3はユーザデー
タ記憶領域41〜4nにそれぞれ記憶されるデータの項
目の例を示す。各記憶領域はたとえば携帯電子記憶装置
20の通信設定情報21に含まれる契約者識別情報およ
び通信事業者識別情報の組合わせを識別情報として関連
付けられる。同一のユーザが、異なる通信事業者を使い
分けるようなときには、通信事業者識別情報のみを記憶
領域に関連付けることもできる。これによって、たとえ
ば通信事業者個別のカスタマサービスを、具体的な電話
番号を直接入力しないでも、記憶データを読出して利用
することができる。また、同一の通信事業者に対して、
異なるユーザが移動体通信用端末装置10を共用すると
きには、契約者識別情報のみで記憶領域に関連付けさせ
ることもできる。図2の記憶領域のうちの1番目は、識
別情報への関連付けが行われず、自由にアクセスするこ
とができる。図3に示すように、各データ記憶領域は、
ユーザと通信事業者との組合わせまたはそれぞれ単独の
識別情報に基づいて、住所録、スケジュール、メモ帳、
画像データ、音声データ、電話番号履歴データなどに使
い分けることができる。さらに安全性および秘匿性を必
要とするパスワードなどもユーザ毎あるいは通信事業者
毎に分けてアクセスの制御を行うことができる。
【0041】図3に示すようなデータは、移動体通信用
端末装置10が備える入力装置を用いて直接入力した
り、移動体通信網のネットワークを介してダウンロード
したりして、記憶することができる。入力装置として
は、キー、LCDタブレット、音声などを用いることが
できる。キーは、テンキーなどで各種データを入力した
り、LCDタブレットでは、ペンや指などで画面表示を
組合せてデータを指示して入力したり、スクリーンキー
ボードでのデータ入力を行うことができ、さらに、音声
認識と組合わせて、音声によりデータを入力することも
できる。ネットワークでは、アドレスを指定して、イン
ターネットのホームページからサービス情報などを入力
することができる。また、パーソナルコンピュータか
ら、赤外線通信などで入力することもできる。
【0042】図4は、本発明の実施の他の形態として、
データ記憶領域に記憶するデータは、識別情報を付加し
て記憶し、データへのアクセスは、外部記憶インタフェ
ース12に装着している携帯電子記憶装置20に記憶さ
れている識別情報が一致するデータのみに限る場合の記
憶データの例を示す。たとえば、住所録データ、スケジ
ュールデータ、メモ帳データ、電話番号履歴データをそ
れぞれ識別情報を付加して記憶し、識別情報が異なるデ
ータに対するアクセスを禁止することによって、データ
の使いわけを行うことができる。
【0043】本実施形態で、移動体通信用端末装置10
は、たとえば携帯電話機、ファクシミリ装置、PDA
(Personal Digital Assistant)と略称される携帯型情
報処理装置や、自動車に搭載される自動車電話装置など
も含まれる。このような移動体通信用端末装置10で
は、電話による直接的な通話ばかりではなく、情報通
信、たとえば電子メールを利用して、移動しながら都合
がよいときに情報を交換することができる。
【0044】図5は、図1に示すような移動体通信用端
末装置10で動作するアプリケーションプログラムによ
るデータへのアクセスの制御手順を示す。ステップs1
からアプリケーションプログラムの動作が開始する。ア
プリケーションプログラムは、移動体通信用端末装置1
0を、携帯電話機、ファクシミリ装置あるいはPDAな
どとして動作させるためのプログラムであり、予め移動
体通信用端末装置10のアプリケーション処理部15に
格納されていたり、携帯電子記憶装置20とは異なるI
Cカードなどの携帯電子記憶装置や、フロッピーディス
クやCD−ROMなどの記憶媒体、あるいは移動体通信
網などからのダウンロードで導入される。ステップs2
では、アプリケーションプログラムが特定の記憶領域を
指定しないで情報のアクセスについての要求を行う。記
憶領域制御部13では、ステップs3で携帯電子記憶装
置20が外部記憶装置インタフェース12に接続されて
いるか否かを判断する。接続されていれば、ステップs
4で外部記憶装置インタフェース12から携帯電子記憶
装置20に設定されている通信設定情報21およびユー
ザ登録情報22などの設定情報の取込みを行う。ステッ
プs5では、取込まれた設定情報を識別情報として、記
憶領域選択情報管理テーブル40,60の検索を行う。
ステップs6では、設定情報に対応するユーザデータ記
憶領域41〜4nが存在しているか否かを判断する。存
在していないと判断されるときには、ステップs7で、
その設定情報に対応するユーザデータ記憶領域を新規に
作成する。ステップs7では、新規に作成したユーザデ
ータ記憶領域を管理対象とするように、記憶領域選択情
報管理テーブル40の更新を行う。
【0045】ステップs6で、設定情報に対応するユー
ザデータ記憶領域41〜4nが存在すると判断されると
き、またはステップs7およびステップs8で新たなユ
ーザデータ記憶領域が作成されたときには、記憶領域選
択情報管理テーブル40に基づいてアクセスすべきユー
ザデータ記憶領域をユーザデータ記憶領域41〜4nか
ら選択する。記憶領域選択情報管理テーブル60を検索
して、固定データ記憶部16に設定情報に対応する固定
データ記憶領域61〜6mが存在すると判断されるとき
には固定データ記憶領域もアクセスすべき記憶領域とし
て選択する。
【0046】ステップs3で、携帯電子記憶装置が外部
記憶装置インタフェース12に接続されていないと判断
されるときには、ステップs10で、予めデフォルトと
して決められたアクセスすべき記憶領域を選択する。た
とえば図2の例では、記憶領域1については契約者識別
情報および通信事業者識別情報を関連付けないで、デフ
ォルトの記憶領域として定めておく。ステップs9また
はステップs10で、アクセスすべき記憶領域が選択さ
れると、ステップs11で、アプリケーションプログラ
ムが選択された記憶領域のユーザデータにアクセスする
ことが可能となり、ステップs12で記憶領域の選択の
手順を終了する。
【0047】なお、ステップs4ではアプリケーション
プログラムからのデータのアクセス要求があってから携
帯電子記憶装置20の設定情報を取込んでいるけれど
も、携帯電子記憶装置20を外部記憶装置インタフェー
ス12に装着した時点や、移動体通信用端末装置10の
電源を投入したパワーオンの時点で設定情報の取込みを
行なっておくこともできる。
【0048】また、以上説明した実施形態では、携帯電
子記憶装置20として、GSM方式などに用いるSIM
カードを利用し、記憶されている設定情報を識別情報と
しているけれども、磁気的あるいは光学的に情報が記憶
されている記憶媒体を用いることもできる。また、携帯
電子記憶装置20は外部記憶装置インタフェース12に
接続して記憶内容の読取りを行っているけれども、直接
電気的接続を行わない微弱なマイクロ波などの電波を用
いる非接触IDカードシステムなどを適用して識別情報
を与えることもできる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記憶する
データを、識別情報に従ってグループとして分けて管理
し、選択するグループを識別情報を記憶している記憶媒
体に応じて選択し、アプリケーションプログラムからの
アクセスを選択的に行わせることができる。
【0050】また本発明によれば、識別情報は半導体記
憶素子を含む携帯電子記憶装置に記憶されるので、識別
情報の読取りを電気的に迅速に行うことができる。
【0051】また本発明によれば、移動体通信網に接続
するための通信設定情報や利用者によって設定されるユ
ーザ設定情報を有効に利用して、グループ化されたデー
タの選択を行うことができる。
【0052】また本発明によれば、移動体通信網の標準
規格に従って形成される記憶媒体をインタフェースに着
脱して、データ記憶部のデータのグループを選択するこ
とができる。
【0053】また本発明によれば、データ記憶部に記憶
されるデータは、識別情報に関連するグループ毎の記憶
領域に分けて記憶され、記憶領域と識別情報とは記憶管
理テーブルで管理され、新たな識別情報に対しては新た
な記憶領域が設けられ、記憶管理テーブルの内容が更新
されるので、ユーザが新たに記憶領域を設けるような操
作を行う必要はなく、操作性の向上を図ることができ
る。
【0054】また本発明によれば、記憶媒体に記憶され
ているデータは、記憶領域に関連付けられている識別情
報が記憶される記憶媒体をインタフェースに装着してい
なければ、アプリケーションプログラムからのアクセス
を禁止するので、パスワードなど共有したくないデータ
を、保持を続けながら使いわけることができる。
【0055】また本発明によれば、データ記憶部に記憶
されるデータは、各データ毎に識別情報が付加されて識
別情報に従ってグループ分けが行われ、記憶媒体に記憶
されている識別情報に基づいてデータの選択が行われる
ので、異なる識別情報が記憶される記憶媒体でデータの
グループを選択的にアクセス可能にすることができる。
【0056】また本発明によれば、記憶媒体に記憶され
ている識別情報と同一の識別情報が付加されているデー
タに対してのみアクセスが可能となるので、データの安
全性および秘匿性を向上させることができる。
【0057】また本発明によれば、通信設定情報など、
固定して記憶される情報も識別情報に応じて選択して読
出し可能にすることができるので、ユーザが切換操作な
どを行う必要がなく、操作性の向上を図ることができ
る。
【0058】さらに本発明によれば、移動体通信用端末
装置を使用する際に、交換可能な記憶媒体に記憶されて
いる識別情報で、グループに分けて記憶されるデータを
選択することができる。
【0059】さらに本発明によれば、コンピュータを移
動体通信用端末装置として機能させるプログラムで記憶
媒体に記憶されている識別情報に従ってデータのグルー
プを選択させるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の概略的な論理的構成を
示すブロック図である。
【図2】図1の記憶領域選択情報管理テーブル40,6
0の例を示す図表である。
【図3】図1のデータ記憶領域14内のデータのグルー
プ化状態の例を示す図である。
【図4】本発明の実施の他の形態でのデータのグループ
化の状態を示す図である。
【図5】図1の実施形態での記憶領域の選択手順を示す
フローチャートである。
【図6】従来からのGSM方式に用いるSIMカード1
の概略的な正面図と、記憶領域の構成とを示す図であ
る。
【符号の説明】
10 移動体通信用端末装置 11 通信制御部 12 外部記憶装置インタフェース 13 記憶領域制御部 14 データ記憶領域 15 アプリケーション処理部 16 固定データ記憶部 20 携帯電子記憶装置 21,31 通信設定情報 22 ユーザ登録情報 32 契約者登録情報 40,60 記憶領域選択情報管理テーブル 41,4n ユーザデータ記憶領域 61〜6m 固定データ記憶領域

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーションプログラムの実行が可
    能な移動体通信用端末装置において、 データが論理的に複数のグループに分割されて記憶され
    るデータ記憶部と、 該グループを選択する識別情報が記憶される記憶媒体
    と、 記憶媒体から識別情報を読取り、識別情報によって関連
    付けられるデータ記憶部のグループを選択する記憶選択
    部と、 記憶選択部によって選択されるグループのデータを、ア
    プリケーションプログラムがアクセスするように、デー
    タ記憶部の制御を行う記憶制御部とを含むことを特徴と
    する移動体通信用端末装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶媒体は、半導体記憶素子を備え
    る携帯電子記憶媒体であることを特徴とする請求項1記
    載の移動体通信用端末装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶媒体に記憶される識別情報は、
    前記移動体通信網に接続するための通信設定情報と、利
    用者によって設定されるユーザ設定情報とが、それぞれ
    単独または組合わせて構成されることを特徴とする請求
    項2記載の移動体通信用端末装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶媒体は、前記移動体通信網の標
    準規格に従って形成され、 記憶媒体が着脱可能なインタフェースと、 インタフェースに装着されている記憶媒体から読取る識
    別情報に基づいて、前記記憶選択部が前記データ記憶部
    のグループを関連付けて管理するための記憶管理テーブ
    ルとを、さらに含むことを特徴とする請求項3記載の移
    動体通信用端末装置。
  5. 【請求項5】 前記データ記憶部は、 データをグループ別に異なる記憶領域に分けて記憶し、 前記記憶媒体に記憶される識別情報に関連付けられる記
    憶領域が無い場合に、該識別情報に関連付けられるグル
    ープのデータ記憶用に新たな記憶領域を作成し、前記記
    憶管理テーブルを更新することを特徴とする請求項4記
    載の移動体通信用端末装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶制御部は、前記データ記憶部の
    個々の記憶領域に対するアクセスを、該記憶領域に記憶
    されるデータのグループについて、前記記憶管理テーブ
    ルで関連付けられる識別情報を記憶している記憶媒体が
    前記インタフェースに装着されていないときに、禁止す
    ることを特徴とする請求項5記載の移動体通信用端末装
    置。
  7. 【請求項7】 前記データ記憶部は、記憶されるデータ
    毎に識別情報が付加されて、識別情報に対応するグルー
    プ分けが行われ、 前記記憶選択部は、付加された識別情報が前記記憶媒体
    に記憶されている識別情報と一致するデータのみを選択
    し、 前記記憶制御手段は、アプリケーションプログラムがデ
    ータ記憶部にデータを書込む際に、該記憶媒体に記憶さ
    れている識別情報を付して記憶させるように制御するこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の移動体
    通信用端末装置。
  8. 【請求項8】 前記記憶選択部は、前記データ記憶部に
    対するアクセスを、前記記憶媒体に記憶されている識別
    情報と同一の識別情報が付加されているデータに対して
    のみ可能とすることを特徴とする請求項7記載の移動体
    通信用端末装置。
  9. 【請求項9】 前記データ記憶部にグループに分割され
    て記憶されるデータには、読出しのみが可能な固定デー
    タが含まれることを特徴とする請求項1〜8のいずれか
    に記載の移動体通信用端末装置。
  10. 【請求項10】 アプリケーションプログラムの実行が
    可能な移動体通信用端末装置の使用方法であって、 アプリケーションプログラムのアクセスの対象となるデ
    ータは、予め識別情報に関連付けられるグループに分割
    されて記憶され、交換可能な記憶媒体から読込まれる識
    別情報に従ってグループが選択されることを特徴とする
    移動体通信用端末装置の使用方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータを、アプリケーションプ
    ログラムの実行が可能な移動体通信用端末装置として、 アプリケーションプログラムのアクセスの対象となるデ
    ータは予め識別情報に関連付けられるグループに分割さ
    れて記憶され、交換可能な記憶媒体から読込まれる識別
    情報に従ってグループが選択されるように実行させるた
    めのプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録
    媒体。
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