JP2000046861A - 圧電式加速度センサ - Google Patents

圧電式加速度センサ

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淳 関
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置される環境の温度変化によって発生する
結露の影響を少なくする。 【解決手段】 ケース1内部に圧電式の加速度検出部3
を有する圧電式加速度センサにおいて、ケース1内部の
空気と接触する表面積を増やす内ケース2を配設すると
共に、ケース1内部の空間を縮小する内ケース2の内面
に突出する張り出し部5を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温度変化が激しい
環境に適応する圧電式加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、屋外に設置される圧電式加速度セ
ンサとして圧電式感震器等がある。この種の圧電式感震
器は、図3に示すように、ケース100内部に圧電式加
速度検出部101、圧電式加速度検出部101の出力信
号を処理する電気回路が形成されたプリント基板102
等を配設してなる。ここで、圧電式加速度検出部101
は、特許第2581901号公報に記載のものと同一の
構成により、3方向の加速度を検出することが可能であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図3に示す従
来の圧電式感震器においては、温度変化が激しい環境に
設置された場合、ケース100内部に結露が生じて圧電
式加速度検出部101の圧電素子の絶縁を低下させた
り、電気回路部が形成されているプリント基板102を
腐食させたりするという問題があった。圧電素子の絶縁
が低下すると、圧電式加速度検出部101のS/N比が
低下してしまい、微弱な振動を検出する感震器として好
ましくないからである。
【0004】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、設置される環境の温度変化によって発生する結
露の影響を少なくすることにより、信頼性の高い圧電式
加速度センサを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく請
求項1に係る発明は、ケース内部に圧電式の加速度検出
部を有する圧電式加速度センサにおいて、前記ケース内
部の空気と接触する表面積を増やす表面積増大部材を配
設すると共に、前記ケース内部の空間を縮小する空間縮
小部材を配設するものである。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1記載の圧
電式加速度センサにおいて、前記表面積増大部材は、中
空円筒形状に形成され、この中空円筒形状の内部に前記
加速度検出部を設けたものである。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項1記載の圧
電式加速度センサにおいて、前記空間縮小部材は、前記
表面積増大部材の内面と前記加速度検出部とで形成され
る空間を縮小する前記表面積増大部材の内面に突出した
張り出し部である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る
3方向圧電式感震器の部分縦断面図、図2は本発明に係
る3方向圧電式感震器の部分横断面図である。
【0009】本発明に係る3方向圧電式感震器は、図1
又は図2に示すように、ケース1、内ケース2、3方向
圧電式加速度検出部3、電子部品が実装されたプリント
基板4、張り出し部5、コネクタ6等からなる。
【0010】ケース1は、アルミ合金等の金属部材から
なる上ケース部材1aと下ケース部材1bを密着するこ
とで、中空の円柱形状の完全密閉ケースを形成してい
る。
【0011】内ケース2は、アルミ合金等の金属部材か
らなり、ケース1内部において空気と接する表面積を増
大させるためにケース1の底面に絶縁部材2bを介して
固定されている。また、内ケース2の上面にリード線を
通す孔部2aが形成されているので、ケース1の内壁で
形成される空間と内ケース2の内部空間とは孔部2aに
より連通している。
【0012】3方向圧電式加速度検出部3は、四角柱3
aの4面、即ち4方向に圧電素子3bと錘3cを突出さ
せて取り付けてなる。3方向圧電式加速度検出部3は、
内ケースの底面に固定され、特許第2581901号公
報に記載のものと同一の構成であるので、3方向の加速
度を同時検出することが可能である。
【0013】プリント基板4は、内ケース2の張り出し
部5に立設したスペーサ4aにねじ止めされている。3
方向圧電式加速度検出部3とプリント基板4との間はリ
ード線(不図示)によって電気的に接続され、3方向圧
電式加速度検出部3の各方向の出力は、所定の処理回路
に入力される。
【0014】この処理回路は、例えば、3方向圧電式加
速度検出部3が出力する3方向の加速度に応じた電荷信
号を電圧信号に変換するものである。また、処理回路の
アースラインは、内ケース2に接地すると共に地震計本
体(図示せず)のアースラインに接続されている。
【0015】内ケース2に設けた4つの張り出し部5
は、内ケース2と3方向圧電式加速度検出部3で形成さ
れる空間の容積を縮小するためのもので、3方向圧電式
加速度検出部3と接触しないように配設されている。
【0016】以上のように構成した3方向圧電式感震器
の作用について説明する。ケース1内部に内ケース2を
設けたので、ケース1内において空気と接触する表面積
は著しく増大する。また、内ケース2と3方向圧電式加
速度検出部3で形成される空間は、張り出し部5によっ
て著しく減少するので、ケース1内部に封入されている
空気の絶対量も減少することになる。
【0017】このように、ケース1内部に封入される空
気の絶対量が少量となると共に、空気が接触するケース
1内部の表面積が著しく増大するので、ケース1外部の
気温が低下し、ケース1内部に結露が生じたとしても、
ケース1の内部に配置された各部材の単位表面積当たり
の結露する水分の量は減少する。これにより、圧電素子
表面の単位表面積当たりの結露する水分の量も減少する
ことになり、絶縁低下によるノイズの発生頻度を抑制す
ることができる。
【0018】また、3方向圧電式感震器の処理回路のア
ースラインを内ケース2に接地すると共に地震計本体の
アースラインに接続し、最外ケースであるケース1と内
ケース2とを絶縁したことにより、この3方向圧電式感
震器とこの出力を処理する地震計本体とを離れた位置に
設置したとしても、3方向圧電式感震器と地震計本体間
に発生するグランドループノイズを低減できる。
【0019】なお、上述の実施の形態においては、本発
明を3方向圧電式感震器に適用した場合について説明し
た。しかし、本発明は圧電素子を使用したものであれ
ば、その他の加速度検出部を備えるセンサ、例えば、単
軸加速度センサにも適用できる。
【0020】また、上述の実施の形態においては、ケー
ス1内部の表面積を増大させるために内ケース2を設け
たが、内ケース2内に更にケースを設けて三重のケース
構造としてもよい。この場合、最も内側のケース内に、
加速度検出部3、プリント基板4を配設するようにし、
張り出し部5も最も内側のケース内に設けるようにす
る。
【0021】更に、上述の実施の形態においては、ケー
ス1内部の空気と接触する表面積を増大させるために内
ケース2を設け、その形状をほぼ中空円筒形状とした場
合について説明した。しかし、本発明はこれに限らず、
加速度検出部3を包み込むような形状のものであればそ
の他の形状であってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に係る発明
によれば、ケース内部の空気と接触する表面積を増やす
と共に、ケース内部の空間を縮小することにより、ケー
ス内部の単位表面積当たりに結露する水分の量が減少す
るので、結露による絶縁低下を抑制でき、信頼性の向上
が図れる。
【0023】請求項2に係る発明によれば、ケース内部
の空気と接触する表面積を確実に増やすことができ、ケ
ース内部の単位表面積当たりに結露する水分の量が減少
するので、結露による絶縁低下を抑制できる。
【0024】請求項3に係る発明によれば、ケース内部
の空気と接触する表面積を増やすことができると共に、
表面積増大部材の内面と加速度検出部とで形成される空
間を確実に縮小することができ、ケース内部の単位表面
積当たりに結露する水分の量が減少するので、結露によ
る絶縁低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る3方向圧電式感震器の部分縦断面
【図2】本発明に係る3方向圧電式感震器の部分横断面
【図3】従来の圧電式感震器の部分縦断面図
【符号の説明】
1…ケース、1a…上ケース部材、1b…下ケース部
材、2…内ケース、2a…孔部、2b…絶縁部材、3…
3方向圧電式加速度検出部、3a…四角柱、3b…圧電
素子、3c…錘、4…プリント基板、5…張り出し部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内部に圧電式の加速度検出部を有
    する圧電式加速度センサにおいて、前記ケース内部の空
    気と接触する表面積を増やす表面積増大部材を配設する
    と共に、前記ケース内部の空間を縮小する空間縮小部材
    を配設することを特徴とする圧電式加速度センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧電式加速度センサにお
    いて、前記表面積増大部材は、中空円筒形状に形成さ
    れ、この中空円筒形状の内部に前記加速度検出部を設け
    たことを特徴とする圧電式加速度センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の圧電式加速度センサにお
    いて、前記空間縮小部材は、前記表面積増大部材の内面
    と前記加速度検出部とで形成される空間を縮小する前記
    表面積増大部材の内面に突出した張り出し部であること
    を特徴とする圧電式加速度センサ。
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