JP2000046839A - 検体処理システム - Google Patents

検体処理システム

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JP2000046839A
JP2000046839A JP10212628A JP21262898A JP2000046839A JP 2000046839 A JP2000046839 A JP 2000046839A JP 10212628 A JP10212628 A JP 10212628A JP 21262898 A JP21262898 A JP 21262898A JP 2000046839 A JP2000046839 A JP 2000046839A
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JP10212628A
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Yoshiaki Igarashi
義章 五十嵐
Toshiyuki Ikeda
俊幸 池田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】オペレータが、たくさんの優先度をもつ検体で
も、その検体を優先度に応じて検体投入口に投入するこ
とを容易にし、かつ優先度に応じて前記検体を迅速に処
理するのに適した検体処理システムを提供すること。 【解決手段】検体投入部25は検体投入口24、21を
有し、左から右に向かって並び順に優先度が低くなって
いる。すなわち、前者が後者よりも優先度が高くなって
いる。処理優先度の高い検体は検体投入口24に、それ
よりも処理優先度の低い検体は検体投入口21に投入さ
れる。検体投入口動作開始スイッチ36を投入すると、
検体投入部24に投入されている検体の搬送、処理が行
われ、その後検体投入口21に投入されている検体の搬
送、処理が行われる。後者の搬送、処理過程で検体投入
口24に検体が投入されたときはその搬送、処理が優先
され、その処理が終わったとき再度検体投入口21の検
体の搬送、処理が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は検体処理システム、
特に臨床検査分野において検体検査を自動的に行うのに
適した検体処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】通常の検体処理システムでは、検体搬送
ラインと各種処理部が組み合わされてシステムが構築さ
れている。システムの検体投入部に投入された検体は、
遠心分離、試験管の栓取り外し(開栓)、検査分野毎に
検体を送るための分配/分注、分析装置への搬送、分析
等の一連の流れに沿って検体処理システムにおいて処理
される。
【0003】通常の検体処理システムでは、検体投入部
が検体を検体搬送ラインに導入する複数の検体投入口を
含む場合、これらの検体投入口に優先度はなく、一つの
検体投入口に投入されている検体を処理終了した時点
で、次の検体投入口に投入されている検体を処理するも
ので、シーケンシャルに処理がなされる。また、優先検
体の検体投入口を緊急検体投入口として設ける場合もあ
るが、この場合は、一度に数本の検体の投入が可能にす
ぎず、たくさんの優先度をもつ検体を一括処理するのに
は適していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】検体処理システムが使
用される病院検査室では、各検体に求められる処理時間
は、様々である。
【0005】通常の病院では、検査室に、午前8時頃に
検体が到着し始め、入院患者分の採血がされたものが、
各病棟から続々と届けられ、処理が求められる。1日の
処理数の約3割が午前8時から9時の間の時間帯に集中
する。その後、外来患者の診察が開始されると、外来患
者の検体が届けられ、午前9時から11時の間にやはり
全体の約3割の検体が届けられる。さらに、13時から
15時の間に、全体の約3割が到着することになる。そ
の後は、まばらに検査室に届けられる。
【0006】病院間の競争激化の中で、各病院にとって
は、外来患者の獲得が大きな課題となっている。この中
で、外来患者の検体に対する処理の迅速化は、患者の再
来院の手間を省くという患者サービス向上の見地から、
強く求められるようになってきている。しかし、前述の
ように、午前中に多くの入院患者の検体と外来患者の検
体が混在する時間帯では、外来患者の検体を迅速に処理
するためには、全ての検体が高速に処理できるシステム
の導入か、人員を増強し人為的に優先処理を行うか、あ
るいは外来患者検体の優先飛び越し処理をするかのいず
れかの方法しかない。しかし、1番目と2番目の方法で
は、高額な投資や人件費上昇を招き、実際は採用困難で
ある。従って、効率的に優先度をもって処理できるシス
テムを構築することが望まれるが、通常のシステムで
は、検体投入口に特に優先度を設けず、シーケンシャル
に動作順を決めているために、複数の優先検体の処理が
困難である。
【0007】前述のように、優先検体の検体投入口を緊
急検体投入口として設ける場合もあるが、この場合は、
一度に数本の検体の投入が可能にすぎず、たくさんの優
先度をもつ検体を一括処理するのには適していない。
【0008】本発明の目的は、オペレータが、たくさん
の優先度をもつ検体でも、その検体を優先度に応じて検
体投入口に投入することを容易にし、かつ優先度に応じ
て前記検体を迅速に処理するのに適した検体処理システ
ムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、検体が投入される検体投入部と、前記検
体を搬送する検体搬送ラインと、該検体搬送ラインに接
続された、前記検体を処理する処理部と、前記検体投入
部に投入された検体を前記処理部に搬送し、処理するよ
うに前記検体投入部、検体搬送ライン及び処理部を制御
する制御部とを含む検体搬送システムにおいて、前記検
体投入部は、前記検体搬送ラインに沿って配置された複
数の検体投入口を含み、該複数の検体投入口は、前記検
体搬送ラインによる検体搬送の上流側から下流側に向か
うにつれて又はその逆に向かうにつれて優先度が低くな
るように優先度を付与され、前記制御部は、優先度が高
い検体投入口に検体が投入された場合は、それよりも優
先度の低い検体投入口の動作を一時的に停止して、前記
優先度の高い検体投入口に投入された検体を搬送し、処
理するように前記検体投入部、搬送ライン及び処理部を
制御することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明にもとづく検体処理
システムの一実施例を示す。1はどのような検査をする
かの検査項目依頼を入力する検査依頼項目入力器であ
り、検体毎に検査項目、検体を識別するための検体I
D、検体属性情報(性別、年齢、氏名等)が入力され、
登録される。検査依頼項目入力器1としてはパソコンを
用いることができる。
【0011】2は、検査結果を出力する検査結果出力器
であり、検査依頼項目入力器1で入力された検査依頼に
対して処理部3、4、5が行った処理のうち必要な結果
が出力される。6は検体が投入される検体投入部で、こ
れは複数の検体投入口を有し(詳細は後述)、その各々
には複数のラックが投入され得る。6は検体搬送ライ
で、該検体搬送ラインは、検体投入部6に投入された検
体をラック単位で処理部3、4、5に搬送するととも
に、検査依頼にもとづく所定の処理を終了した検体が載
せられた検体を収納する検体収納部8に搬送する。シス
テムを運用するオペレータは、この検体収納部8からの
み、投入された検体を取り出すことが可能となってい
る。処理部3、4、5は、例えば、遠心分離、試験管の
開栓、仕分け分注、分注により生成された子検体の識別
ラベル貼り付け装置(バーコード貼り付け装置)、分析
装置などのさまざまな処理ユニットであってよい。検体
に対しては、これらの処理部において、必要な処理が施
される。すなわち、検体が架設されたラックはその検査
依頼にもとづく所定の処理経路にしたがって搬送及び処
理され、そのラックの処理経路の制御は、中央制御部9
においてラック上の検体に対する検査依頼情報にもとづ
いて決定される。
【0012】中央制御部9はシステム全体の運用を制御
するものである。すなわち、検体投入部6、処理部3、
4、5、検体搬送ライン7、及びラック収納部を制御す
る。中央処理部9には動作パラメータ設定部12が接続
され、どの処理部を使用し、どの処理部を使用しないか
を設定し、登録することができる。制御部9には検査パ
ラメ−タ入力器11が接続され、どのような処理がどの
ような処理部で行われるかはここから入力され、中央制
御部9に登録される。なお、10は情報通信線を示す。
【0013】図2は本発明にもとづく検体処理システム
の具体的な一実施例の主要部を示す。ラック22に架設
されて検体投入部25に投入された検体(親検体と称す
る)については、親検体に貼られたバーコード番号(検
体IDと称する)が検体ID読み取り部35で読み取ら
れ、これに対する処理情報(検査項目及び処理内容)が
中央制御部9に問い合わせられる。中央制御部9は、検
体ID番号から検査項目や処理内容を確認し、この親検
体に要求されている検査項目と処理内容が当該システム
の運用状態に整合しているかをチェックし、検体搬送ラ
イン37、30に対し処理内容(検体の処理経路)を伝
える。その処理内容が、遠心分離、開栓、分注、子検体
ラベリング、収納である場合は、親検体は搬送ライン3
7によってまず遠心分離部23に送られて遠心分離さ
れ、開栓部26で試験管の栓が外された後、分注部27
で必要な数と量の子検体が生成される。
【0014】子検体の内、このシステム外で分析処理さ
れるものは、バ−コ−ドラベラ28に送られ、ここで親
検体がもっていた検体IDと同じ番号のバーコードラベ
ルが発行され、貼り付けられて、検体収納部29に収納
される。また、子検体のうち、直接分析計に送られて分
析されるものは、搬送ライン30により分析計32、3
3に搬送されて、分析処理され、処理した検体は検体収
納部34に搬送される。また、一部の親検体は、遠心分
離や分注が不要でそのまま試験管の開栓のみを行い、収
納部に送り込まれたり、そのまま分析計に送り込まれる
等、検体に合った様々な処理経路が中央処理部で指示さ
れる。
【0015】検体投入部25は2個の検体投入口21、
24を含む。その各々には、一度に多量の検体が投入で
きるが、一度に処理できる検体数はシステムによって必
ずしも一定ではない。このため、検体投入口21、24
から処理部に順次搬送される検体の搬送単位は、1本単
位、5本単位、10本単位など、システムに合わせて予
め決定される。本発明の実施例では、5本の検体を保持
することができる5本ラックが用いられているため、検
体は5本単位で各検体投入口から処理部に順次搬送され
る。検体投入口24及び21への検体投入が完了後、そ
れらの投入口に設けられた検体投入口動作開始スイッチ
36のいずれかを投入することで、中央制御部9は検体
投入口に投入されている検体の搬送指令を出す。
【0016】検体投入口24、21には優先度が付与さ
れている。図の実施例では、検体投入口24は検体投入
口21よりも優先度が高い。すなわち、検体搬送ライン
による検体搬送の上流側から下流側に向かってすなわち
左側から右側に向かって並び順に優先度が低くなってい
る。従って、検体投入口24、21にそれぞれ検体が投
入されている場合は、検体投入口24に投入されている
検体が検体投入口21に投入されている検体に優先して
処理部に搬送され、処理される。この優先度は動作パラ
メ−タ設定部12において該設定部の画面を見ながら設
定することができ、その設定された優先度は中央制御部
9に登録される。
【0017】図3は本発明にもとづく、優先度を付与さ
れた検体投入口からの検体搬送のフロ−の一例を示す。
これは優先度が固定的である場合の例である。中央制御
部9は、まず検体が投入されると優先度の高い検体投入
口24の検体を処理しようとする。すなわち、検体処理
部24、21に設けられた検体投入口動作開始スイッチ
36のどちらか一方が投入された後は、優先度の高い検
体投入口24に検体があるかどうかの判断がなされ(S
1)、その結果が「あり」ならば、その検体投入口にあ
る検体が処理のために搬送ラインによって搬送される
(S2)。搬送が終了すると、フロ−はステップ(S
1)に戻る。
【0018】ステップ(S1)での判断結果が「なし」
の場合は、中央制御部9は優先度の低い検体投入口21
に検体があるかどうかを判断し(S3)、その結果が
「あり」ならば、その検体投入口にある検体が搬送ライ
ンによって処理のために搬送される(S4)。しかし、
一旦優先度の低い検体投入口21に投入された検体の処
理を開始したとしても、5本単位で検体を搬送している
間に高い優先度の検体投入口24に新たな検体が投入さ
れ、検体投入口動作開始スイッチ36が投入されたこと
がわかると(S5)、優先度の低い検体投入口21に投
入されている検体の処理を一時中断し、フロ−はステッ
プ(S1)に戻り、優先度の高い検体投入口24に投入
されている検体の処理に移る。そして、この優先度の高
い検体投入口24に投入されている検体の処理が終了す
ると、先に中断した検体投入口21に投入されている検
体に対する処理を再開することになる。ステップ(S
5)での判断結果が「なし」の場合はフロ−はステップ
(S3)に戻る。
【0019】ステップ(S3)での判断結果が「なし」
の場合は、中央制御部9は、検体投入口24、21の少
なくともどちらか一方に新たに検体が投入され、検体投
入口動作開始スイッチ36が投入されているかどうかを
判断する(S6)。その結果が「なし」の場合は、所定
時間待機し(S7)、その後フロ−はステップ(S6)
に戻る。このル−プの実行は随時又は一定時間間隔でな
される。ステップ(S6)での判断結果が「あり」の場
合はフロ−はステップ(S1)に戻る。
【0020】検体処理システムの実際の運用に当たって
は、外来患者検体が左側の優先度の高い検体投入口24
に投入され、入院患者検体が低い優先度の検体投入口2
1である右側の検体投入口に投入されることになる。朝
の早い時間帯は、数百本の入院患者の検体が検査室に到
着するが、これらは、右側の検体投入口に投入されるこ
とになる。しかし、外来患者の採血が始められる午前9
時30分頃になると、外来患者の検体が続々と到着し、
やはり数十本単位での検体投入操作が必要になる。これ
らの検体は、左側の高い優先度をもつ検体投入口24に
投入され、検体投入口に設けられた検体投入動作開始ス
イッチ36が投入される。中央制御部9は、このスイッ
チの投入を感知し、即座に右側の検体投入口21の動作
を中断し、左側の検体投入口24に投入されている検体
の搬送、処理を開始する。そして、左側の検体投入口2
4に投入されている検体全てを処理部に送った後で、再
度右側の検体投入口21に投入されている検体の処理を
行うように動作することになる。これにより、入院患者
よりも急ぐ外来患者の検体を優先的に処理部に送ること
が簡便に実現でき、結果的には、外来患者の検査を早く
完了することが可能となる。
【0021】実施例では、検体投入口の数が2の場合を
示したが、その数は2よりも多くてもよい。たとえば、
検体投入口が4個所等に設置される場合でも、やはり最
左端(検体搬送ラインによる検体搬送の最上流端)から
順に高い優先度をもたせて検体の搬送をその優先度に応
じて制御することができる。病院の検査室の規模が大き
い場合は、一つの検体投入口に一度に投入できる検体投
入量では少ない場合がある。通常の検体投入口の検体投
入容量は1個当たり100検体から150検体となって
いる。しかし、大規模病院では、入院患者分として一度
に200から300検体が到着したり、外来患者の場合
も何らかの原因によりバッチ的に到着することが考えら
れ、一度に投入する検体量は、入院と同規模の大量にな
ることが考えられる。このような状態では2個所にしか
検体投入口がなければ、オペレータは常に検体投入口に
検体が追加投入できるタイミングをチェックし、検体投
入のタイミングを図らなければならない。いずれにして
も、大規模な検査室では4個所など、検体投入口の数が
多いほど利便性が増すことになる。このような状況で
は、到着した検体をオペレータが検体投入部に投入する
場合、検体をどの検体投入部に入れるべきかを容易に判
断できることが望ましい。本発明の実施例では、これを
検体投入口の左側から右側(検体搬送の上流側から下流
側)への並び順に優先度を設定しようとするものである
から、オペレータは各検体投入口に投入されている残検
体数を見れば新たに到着した検体をどの検体投入口に入
れればよいかを即座に判断し処理することができる。
【0022】たとえば、投入口の容量が100検体と
し、当初外来検体、入院検体とも150検体ずつの検体
があった場合は、左端の検体投入口から順に外来100
検体、外来50検体、入院100検体、入院50検体の
検体が投入されることになる。処理は左端から順に行わ
れるが、追加検体があった場合は、外来の場合は2番
目、入院の場合は4番目に投入すればよいことが即座に
判断できる。もし、最左端の検体投入口が空で2番目の
投入口の検体処理が行なわれている状態で、2番目の検
体投入口の収納量を超える検体が到着したときは、2番
目の検体投入口の検体を最左端に移し、2番目の投入口
に新たな検体を投入すれば、適切な処理が行なわれるこ
とになる。
【0023】図4は本発明にもとづく優先度設定画面の
一例を示す。ただし、分かりやすくするため、検体投入
口の数は4であるものとして示してある。画面の左側に
は検体投入口の番号欄42が、その右側には優先度欄4
3が配置されている。4個の検体投入口は、検体搬送ラ
インによる検体搬送の上流側から下流側に向かって検体
投入口番号1、2、3、4を付与され、かつ優先度が同
順に1、2、3、4と順次低くなるように設定されてい
る。すなわち、最上流の検体投入口の優先度がもっとも
高く、下流側に行くにしたがって優先度が順次低くなっ
ている。
【0024】検体投入口の優先度を入力することができ
るだけでなく、その優先度を随時変更できるようにして
もよい。このようにすれば、例えば前述したように2番
目の検体投入口の検体を最左端の検体投入口に移動せず
に、新たな検体を最左端の検体投入口に投入し、1、
2、3、4の番号をもつ検体投入口の優先度をそれぞれ
2番目、1番目(最左端)、3番目、4番目として登録
するだけで優先処理の実現が可能となる。
【0025】図5は本発明にもとづく、優先度設定を変
更する場合の画面の一例を示す。図5が図4と異なる点
は優先度が、検体投入番号順に図4では1、2、3、4
となっているのに対して、図5では2、1、3、4とな
っていることである。これは優先度がそのように変更さ
れたことを意味する。
【0026】図6は検体投入口に優先度を付与した後途
中でその優先度を変更する場合の、本発明にもとづく検
体投入口からの検体搬送のフロ−の一例を示す。初めに
動作パラメ−タ設定部12で4個の検体投入口に、図4
に示すように、設定画面を見ながら優先度を付与し、中
央制御部9に登録する(S0)。その後は、中央制御部
9の制御のもとに、図3に示すのと同じ(S1)から
(S7)までのステップを実行する。その後、中央制御
部9は優先度の変更があるかないかを判断し(S8)、
その結果「なし」の場合はフロ−はステップ(S1)に
戻り、「あり」の場合は動作パラメ−タ設定部12で、
図5に示すように、画面を見ながら優先度の変更を行
い、中央制御部9に登録する(S9)。この変更が実行
され、登録されると、フロ−はステップ(S1)に戻
る。
【0027】実施例では、複数の検体投入口は搬送ライ
ンに対して左側から右側(検体搬送の上流側から下流
側)に向かって並び順に優先度が順次低くなるようにし
ているが、優先度がそれと逆の場合でも結果は実質的に
同じである。
【0028】以上説明した実施例によれば、オペレータ
が、たくさんの優先度をもつ検体でも、その検体を優先
度に応じて検体投入口に投入することを容易にし、かつ
優先度に応じて前記検体を迅速に処理することができ
る。また、大量の検体の中から、各々の検体に求められ
る処理時間(ターン・アラウンド・タイム)を達成する
検体処理システムを、高価な機器を導入せずに実現可能
となる。これにより、初期投資および運用コストの大幅
な低減が図れる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、オペレータが、たくさ
んの優先度をもつ検体でも、その検体を優先度に応じて
検体投入口に投入することを容易にし、かつ優先度に応
じて前記検体を迅速に処理するのに適した検体処理シス
テムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく検体処理システムの一実施例
の概要図。
【図2】本発明にもとづく検体処理システムの具体的な
一実施例の主要部の平面図。
【図3】本発明にもとづく、優先度を付与された検体投
入口からの検体搬送の一例としてのフロ−図。
【図4】本発明にもとづく優先度設定画面の一例を示す
図。
【図5】本発明にもとづく、優先度設定を変更する場合
の画面の一例を示す図。
【図6】検体投入口に優先度を付与した後途中でその優
先度を変更する場合の、本発明にもとづく検体投入口か
らの検体搬送の一例としてのフロ−図。
【符号の説明】
1:検査依頼項目入力器、2:検査結果出力器、3、
4、5:処理部、6:検体投入部、7:検体搬送ライ
ン、8:検体収納部、9:中央制御部、10:指示情報
通信線、11:検査パラメータ入力器、12:運用パラ
メータ入力器、21、24:検体投入口、22:ラッ
ク、23:遠心分離部、25:検体投入部、26:開栓
部、27:分注部、28:バ−コ−ドラベラ部、29:
検体収納部、30、37:検体搬送ライン、32、3
3:分析計34:検体収納部、35:検体ID読み取り
部、36:検体投入口動作開始指示スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G058 AA07 BA06 CA02 CB09 CB15 CB18 CB20 CF16 CF25 EA02 GB10 GC02 GC05 GC09 GE02 GE06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検体が投入される検体投入部と、前記検体
    を搬送する検体搬送ラインと、該検体搬送ラインに接続
    された、前記検体を処理する処理部と、前記検体投入部
    に投入された検体を前記処理部に搬送し、処理するよう
    に前記検体投入部、検体搬送ライン及び処理部を制御す
    る制御部とを含む検体搬送システムにおいて、前記検体
    投入部は、前記検体搬送ラインに沿って配置された複数
    の検体投入口を含み、該複数の検体投入口は、前記検体
    搬送ラインによる検体搬送の上流側から下流側に向かう
    につれて優先度が低くなるように優先度を付与され、前
    記制御部は、優先度が高い検体投入口に検体が投入され
    た場合は、それよりも優先度の低い検体投入口の動作を
    一時的に停止して、前記優先度の高い検体投入口に投入
    された検体を搬送し、処理するように前記検体投入部、
    搬送ライン及び処理部を制御することを特徴とする検体
    処理システム。
  2. 【請求項2】検体が投入される検体投入部と、前記検体
    を搬送する検体搬送ラインと、該検体搬送ラインに接続
    された、前記検体を処理する処理部と、前記検体投入部
    に投入された検体を前記処理部に搬送し、処理するよう
    に前記検体投入部、検体搬送ライン及び処理部を制御す
    る制御部とを含む検体搬送システムにおいて、前記検体
    投入部は、前記検体搬送ラインに沿って配置された複数
    の検体投入口を含み、該複数の検体投入口は、前記検体
    搬送ラインによる検体搬送の下流側から上流側に向かう
    につれて優先度が低くなるように優先度を付与され、前
    記制御部は、優先度が高い検体投入口に検体が投入され
    た場合は、それよりも優先度の低い検体投入口の動作を
    一時的に停止して、前記優先度の高い検体投入口に投入
    された検体を搬送し、処理するように前記検体投入部、
    搬送ライン及び処理部を制御することを特徴とする検体
    処理システム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、前記検体投入口
    に対して前記優先度を付与するための手段を有し、該手
    段を通じて前記検体投入口への検体投入時に前記優先度
    を付与し、設定することができることを特徴とする検体
    処理システム。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記優先度付与手段
    は、前記検体投入口の設定された優先度を前記手段を通
    じて前記検体投入口への検体投入時に変更することがで
    きることを特徴とする検体処理システム。
  5. 【請求項5】請求項4において、前記優先度付与手段
    は、前記検体投入口の優先度を設定する画面を表示する
    手段を有し、該画面は前記検体投入口毎にその優先度を
    表示し、設定する領域を有することを特徴とする検体処
    理システム。
JP10212628A 1998-07-28 1998-07-28 検体処理システム Pending JP2000046839A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003302408A (ja) * 2002-04-11 2003-10-24 Aloka Co Ltd 検体処理システム
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JP2016130742A (ja) * 2010-01-28 2016-07-21 株式会社日立ハイテクノロジーズ 自動分析装置および分析方法
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CN112204403A (zh) * 2018-06-28 2021-01-08 深圳迈瑞生物医疗电子股份有限公司 一种样本的测试方法及样本分析装置

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