JP2000045939A - 斜板式圧縮機 - Google Patents

斜板式圧縮機

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JP2000045939A
JP2000045939A JP10220218A JP22021898A JP2000045939A JP 2000045939 A JP2000045939 A JP 2000045939A JP 10220218 A JP10220218 A JP 10220218A JP 22021898 A JP22021898 A JP 22021898A JP 2000045939 A JP2000045939 A JP 2000045939A
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JP
Japan
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swash plate
shoe
piston
receiving surface
supply hole
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Pending
Application number
JP10220218A
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English (en)
Inventor
Yutaka Hasegawa
豊 長谷川
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Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シュー受け面に対する潤滑油の供給が良好に
行われるようにする。 【解決手段】 シリンダーボア1内に所定方向で往復動
可能に配設されたピストン22を、駆動軸11と一体的
に回転する斜板21にシュー23を介して係合させ、斜
板の回転運動をピストンの往復動に変換して圧縮を実行
する。ピストンには、シューを受けるシュー受け面24
に潤滑油を供給するための油供給孔25を設ける。油供
給孔は実質的に前記所定方向にのびていることが好まし
い。またシュー受け面に、油供給孔に接続された油溜め
を設けことも好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は斜板式圧縮機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】様々な種類の圧縮機が提供されている。
それらの圧縮機の一種として、斜板式圧縮機が知られて
いる。斜板式圧縮機には、シリンダーボア内に所定方向
で往復動可能に配設されたピストンを、駆動軸と一体的
に回転する斜板の両面に二つのシューを介して係合さ
せ、斜板の回転運動をピストンの往復動に変換して圧縮
を実行するように構成されたものがある。この種の斜板
式圧縮機においては、動作時にピストンのシュー受け面
に対しシューが摺動する。したがって、シュー受け面に
潤滑油を供給することが必要である。
【0003】従来の斜板式圧縮機は、潤滑油がオイルミ
ストとなってシュー受け面の端からのみシュー受け面と
シューとの間に侵入するのを期待する構造となってい
る。即ち、従来のシュー受け面は、潤滑油を積極的に供
給する構造を備えていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シュー
受け面の端からの侵入のみでは、潤滑油の供給が少ない
ため、ピストンのシュー受け面やシューの摩耗及び発熱
による潤滑油の劣化物の発生が起こりやすい。このため
耐久性に問題が生じたり、運転時のノイズが増大した
り、という問題をもつ。
【0005】それ故に本発明の課題は、シュー受け面に
対する潤滑油の供給が良好に行われる斜板式圧縮機を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、シリン
ダーボア内に所定方向で往復動可能に配設されたピスト
ンを、駆動軸と一体的に回転する斜板にシューを介して
係合させ、前記斜板の回転運動を前記ピストンの往復動
に変換して圧縮を実行する斜板式圧縮機において、前記
ピストンに、前記シューを受けるシュー受け面に潤滑油
を供給するための油供給孔を設けたことを特徴とする斜
板式圧縮機が得られる。
【0007】前記シュー受け面に、前記油供給孔に接続
された油溜めを設けることは好ましい。
【0008】好ましくは、前記油供給孔は実質的に前記
所定方向にのびている。
【0009】好ましくは、前記ピストンは中空部と前記
中空部を前記所定方向に開口させた開口部とを有し、前
記油供給孔は前記中空部から前記シュー受け面までのび
ている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
る斜板式圧縮機を示す。この斜板式圧縮機は自動車用空
調装置に用いられ冷凍回路に冷媒を循環させるものであ
り、軸心の周囲に複数のシリンダボア(その一つのみ図
示した)1を形成したシリンダブロック2と、このシリ
ンダブロック2の軸方向一端面に当接してクランク室3
を形成したフロントハウジング4と、シリンダブロック
2の軸方向他端面に弁板アセンブリ5を介して備えたシ
リンダヘッド6とを含んでいる。シリンダヘッド6には
吸入室7及び吐出室8が形成されている。シリンダブロ
ック2、フロントハウジング4、及びシリンダヘッド6
は、締め付けボルト9にて互いに結合されている。
【0011】フロントハウジング4には駆動軸11が軸
方向に貫通し、ラジアル軸受12にて回転可能に支持さ
れている。駆動軸11の一端は、シリンダブロック2に
ラジアル軸受13にて回転可能に支持されている。駆動
軸11の他端は、フロントハウジング4の外端にラジア
ル軸受14にて回転可能に備えたプーリ15に、電磁ク
ラッチ16を介して接続されている。したがって電磁ク
ラッチ16の駆動・被駆動により、駆動軸11をプーリ
15に対し、接続したり切り離したりできる。プーリ1
5は、例えば、自動車のエンジンの動力をベルトを介し
て伝達され回転駆動される。
【0012】駆動軸11にはクランク室3においてロー
タ17が固定されている。ロータ17はスラスト軸受1
8を介してフロントハウジング4に回転可能に受けら
れ、したがって駆動軸11はスラスト軸受18を介して
付勢力を与えられている。ロータ17にはピン19によ
り斜板21が連結されている。したがって斜板21はピ
ンを支点として回動可能、即ち、傾斜角が可変であり、
かつ駆動軸11及びロータ17と一体的に回転する。な
お、この斜板式圧縮機の運転時における斜板21の実際
の傾斜角は、この種の斜板式圧縮機に共通の原理にした
がい可変的に定まる。
【0013】斜板21の周辺板状部の両面には複数のピ
ストン(その一つのみ図示した)22が二つのシュー2
3を介して係合している。詳しく説明すると、ピストン
22には対向した二つの球面状のシュー受け面24が形
成されており、それらのシュー受け面24と斜板21と
の間にシュー23が挿入されている。シュー23もシュ
ー受け面24に対向する面は球面とされている。ピスト
ン22はシリンダボア1に一対一で対応して挿入され、
したがってシリンダーボア1内で軸心と平行な方向に往
復動可能である。
【0014】今、駆動軸11が回転駆動されると、斜板
21も回転し、シュー23を介してピストン22をシリ
ンダボア1内で往復動させる。即ち、斜板21の回転運
動をピストン22の往復動に変換する。ピストン22の
往復動にしたがい、吸入室7から冷媒ガスをシリンダボ
ア1に吸入し、さらに圧縮して吐出室8に吐出する。即
ち、冷媒ガスの圧縮を行なう。この時の圧縮容量は斜板
21の傾斜角の変化に応じて変動する。即ち、この斜板
式圧縮機は、一般に容量可変型と呼ばれるタイプのもの
である。
【0015】冷媒ガスを圧縮する動作の間に、シュー2
3はシュー受け面24に摺動する。クランク室3には潤
滑油が貯溜されている。この潤滑油がオイルミストとな
ってシュー受け面24の端部からシュー23とシュー受
け面24との間に侵入し、潤滑を行う。
【0016】さらに潤滑を好ましく行わせるために、ピ
ストン22に、二つのシュー受け面24に潤滑油を供給
するための二つの油供給孔25を一対一で対応して設け
ている。これらの油供給孔25はいずれも実質的に軸方
向にのびている。そして、一方の油供給孔25はピスト
ン22の中空部26に開口している。この中空部26は
開口部27により軸方向に開口している。
【0017】今、駆動軸が回転駆動されると、クランク
室3の潤滑油がロータ17と斜板21とにより攪乱さ
れ、ピストン22の開口部27を通って中空部26に送
り込まれ、さらに中空部26から一方の油供給孔25に
供給される。他方の油供給孔25には、潤滑油がロータ
17と斜板21とによる攪乱により直接に供給される。
さらにピストン22が往復動する際に、両方の油供給孔
25から潤滑油が二つのシュー受け面24に供給され
る。したがって、シュー受け面24に対する潤滑油の供
給が好適に行われる。
【0018】特に、圧縮負荷を受けるシュー側において
は、ピストン22の中空部26の潤滑油がピストン22
の往復動により油供給孔25に供給されやすいため、シ
ュー受け面24及びシュー23の摩耗及び発熱による潤
滑油の劣化物の発生が防止される。
【0019】なお図2に示すように、ピストン22のシ
ュー受け面24に、油供給孔25に接続された球面状の
油溜め28を設け、この油溜め28に潤滑油が溜まるよ
うにすることは好ましい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シュー受け面に対する潤滑油の供給が良好に行われる斜
板式圧縮機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る斜板式圧縮機の縦
断面図。
【図2】本発明の他の実施の形態に係る斜板式圧縮機に
用いられたピストンの要部を示す断面図。
【符号の説明】
1 シリンダボア 2 シリンダブロック 3 クランク室 4 フロントハウジング 5 弁板アセンブリ 6 シリンダヘッド 11 駆動軸 15 プーリ 16 電磁クラッチ 17 ロータ 19 ピン 21 斜板 22 ピストン 23 シュー 24 シュー受け面 25 油供給孔 26 中空部 27 開口部 28 油溜め

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダーボア内に所定方向で往復動可
    能に配設されたピストンを、駆動軸と一体的に回転する
    斜板にシューを介して係合させ、前記斜板の回転運動を
    前記ピストンの往復動に変換して圧縮を実行する斜板式
    圧縮機において、前記ピストンに、前記シューを受ける
    シュー受け面に潤滑油を供給するための油供給孔を設け
    たことを特徴とする斜板式圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記シュー受け面に、前記油供給孔に接
    続された油溜めを設けた請求項1記載の斜板式圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記油供給孔は実質的に前記所定方向に
    のびている請求項1又は2記載の斜板式圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記ピストンは中空部と前記中空部を前
    記所定方向に開口させた開口部とを有し、前記油供給孔
    は前記中空部から前記シュー受け面までのびている請求
    項1−3のいずれかに記載の斜板式圧縮機。
JP10220218A 1998-08-04 1998-08-04 斜板式圧縮機 Pending JP2000045939A (ja)

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