JP2000045284A - 水圧式切梁サポート - Google Patents

水圧式切梁サポート

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JP2000045284A
JP2000045284A JP10216956A JP21695698A JP2000045284A JP 2000045284 A JP2000045284 A JP 2000045284A JP 10216956 A JP10216956 A JP 10216956A JP 21695698 A JP21695698 A JP 21695698A JP 2000045284 A JP2000045284 A JP 2000045284A
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JP
Japan
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retaining panel
pressure
pipe
outer pipe
support
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JP10216956A
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Shoya Suzuki
捷也 鈴木
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NSP Corp
Original Assignee
NSP Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 土留めパネルを所定の間隔に簡単に調節する
ことができ、しかも土留めパネルに大きな土圧がかかっ
た場合でも土留めパネルを簡単に引き抜くことができる
水圧式切梁サポートを提供する。 【解決手段】 開削工法等において土留めパネル41を
所定の間隔で連結するとともに該土留めパネル41の圧
力を支える切梁サポート20であって、摺動可能に嵌合
された外側パイプ21及び内側パイプ22と、圧力水が
供給されるシリンダ本体61及びこのシリンダ本体61
に嵌合するピストン63及びピストンロッド66からな
るシリンダ60とを備え、シリンダ本体61を外側パイ
プ21または内側パイプ22の一方に取着するととも
に、ピストンロッド66を外側パイプ21または内側パ
イプ22の他方に連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【従来の技術】開削工法等においては、図11に示すよ
うに、2枚の土留めパネル(図示せず)を切梁サポート
1の両端に連結し、これら土留めパネルを所定の間隔に
調節して掘削部位に設置している。
【0002】切梁サポート1は、ねじ2により互いに摺
動可能に嵌合された外側パイプ3と内側パイプ4とから
構成されており、これらはハンドル5を回転させること
により相互の関係位置が変更できる。外側パイプ3及び
内側パイプ4の端部には、ゴムブッファ6及び連結装置
7が取付けられており、コッタピン8を操作することに
より土留めパネルに連結される。そして、ハンドル5を
回わして切梁サポート1の長さを適宜に設定している。
【0003】土留めパネルは、掘削深さが大きくなるに
従って順次地下深く沈められ、上部に新たな土留めパネ
ル1が追加される。従って、最下部の土留めパネルには
掘削深さに応じた大きな土圧がかかっている。
【0004】また、工事が完了した場合には、ハンドル
5を回わして切梁サポート1の長さを短縮し、土留めパ
ネルから切梁サポート1を外した後、土留めパネルを引
き抜いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の切梁サポ
ートにおいては、掘削深さに応じて土砂による圧力が土
留めパネルにかかっているため、これらの圧力がねじ2
のねじ面に加わり、面圧が大となってハンドル5が回り
にくい。特に、ねじ2に土砂がかかった場合は、これら
の土砂がねじ孔に食い込んでハンドル5の操作は一層困
難になるという問題があった。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、土留めパネルを所定の間隔に簡単に
調節することができ、しかも土留めパネルに大きな土圧
がかかった場合でも土留めパネルを簡単に引き抜くこと
ができる水圧式切梁サポートを提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、実施
例において使用する符号を付して説明すると、開削工法
等において土留めパネル41を所定の間隔で連結すると
ともに該土留めパネル41の圧力を支える切梁サポート
20であって、摺動可能に嵌合された外側パイプ21及
び内側パイプ22と、圧力水が供給されるシリンダ本体
61及びこのシリンダ本体61に嵌合するピストン63
及びピストンロッド66からなるシリンダ60とを備
え、シリンダ本体61を外側パイプ21または内側パイ
プ22の一方に取着するとともに、ピストンロッド66
を外側パイプ21または内側パイプ22の他方に連結し
たところに特徴を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】開削工法等においては、図2に示
すように、2枚の土留めパネル41と切梁サポート20
とを連結装置50により連結し、所定の間隔で保持した
土留めパネル41,41を掘削部位に設置している。切
梁サポート20の第1の実施例について説明する。
【0009】切梁サポート20は、図1において、外側
パイプ21と、外側パイプ21に嵌合され軸心方向に移
動可能な内側パイプ22とから構成され、外側パイプ2
1の開口端部には内側パイプ22との間にポリウレタン
等からなるシール筒体21aが取付けられている。外側
パイプ21には端部に回転金具23が取付けられ、回転
金具23の側面には緩衝部材24が取付けられている。
【0010】連結具25は、図3にも示すように、軸部
25aと、軸部25aの一端に両外側に突出した長方形
の係止部25bとから構成され、全体としてT字状をな
している。また、軸部25aの他端は(図示せず)、緩
衝部材24を貫通して回転金具23に固着されている。
係止部25bの緩衝部材24側の側面は、中央が高く両
側に向けて後退する山形をなしている。
【0011】図4において、土留めパネル41は、両側
部に縦梁42が取付けられ、ここにそれぞれ複数個の取
付具43が取着されている。
【0012】つぎに、取付具43について図5〜図6を
参照して説明する。挿入孔44は、連結具25の係止部
25bに対応した形状を有しており、これを囲むように
円形状の案内部45が突設されている。案内部45の内
側には、円周方向に挿入孔44に連続して薄肉の仮留め
部46が形成され、さらに仮留め部46に挟まれるよう
にその中間の位置に厚肉の締付部47が形成されてい
る。この締付部47の中央には溝部48が形成されてい
る。締付部47の側面には傾斜面が形成されている。そ
して、切梁サポート20に取着された連結具25と、土
留めパネル41に取着された取付具43により連結装置
50を構成している。
【0013】この連結装置50により土留めパネル41
に切梁サポート20を連結する場合には、切梁サポート
20の回転金具23を水平に保持して係止部25bを取
付具43の挿入孔44に挿入する{図7(a)参照}。
係止部25bの外周部は、案内部45の内面に嵌合され
る{図7(b)参照}。そこで、回転金具23を約30
度回転させると{図8(a)参照}、係止部25bが仮
留め部46上に移動して、切梁サポート20が土留めパ
ネル41に仮留めされる{図8(b)参照}。
【0014】さらに、回転金具23を約60度回転させ
ると{図9(a)参照}、係止部25bが傾斜面に沿っ
て締付部47に乗り上げ、その先端が溝部48に係止す
る{図9(b),(c)参照}。緩衝部材24は強く圧
縮されて、切梁サポート20が土留めパネル41に確実
に固定される。この場合、回転金具23は真下に位置す
る。
【0015】つぎに、シリンダ60について図1を参照
して説明する。シリンダ本体61は端部に雌ねじが形成
されており、ここに内側パイプ22が螺着されている。
この内側パイプ22の内周部はシリンダチューブ62と
して機能するもので、このシリンダチューブ62にピス
トン63が摺動可能に嵌合されている。シリンダ本体6
1には、上端のバルブ64とシリンダチューブ62を連
絡する流通路61aが形成されている。
【0016】バルブ64は、シリンダ本体61の上端部
に斜め上方を指向して取付けられている。このバルブ6
4はシリンダ本体61の内部に高圧水を注入する注入栓
と、頭部64aを圧力解除具などにより軸方向へ押圧す
ると開弁されて内圧を抜くためのバルブを兼用するもの
で、これを囲むように水の噴出をガードするガード部材
65が設けられている。
【0017】ピストン63には、ピストンロッド66が
ねじ67により固着されており、このピストンロッド6
6の端部は連結部材68及び連結ピン69を介して外側
パイプ21に連結されている。尚、シリンダチューブ6
2の端部には、ピストンロッド66との間にシール部材
70が介装されている。
【0018】また、周知のハンドポンプを利用してバル
ブ64からシリンダ本体61に高圧水を注入すると流通
路61aを通ってピストン63に加圧され、外側パイプ
21及び内側パイプ22が相対的に移動して土留めパネ
ル41間の距離が大きくなるので、土留めパネル41間
の距離を簡単に且つ適宜に調節できる。
【0019】また、掘削作業中に土圧が大きくなった場
合には、シリンダ本体61に高圧水を追加して注入すれ
ば、土圧の増加に対応して土留めパネル41を所定の間
隔に保持することができる。
【0020】更に、バルブ64の頭部64aを圧力解除
具などにより軸方向へ押圧すると、シリンダ本体61の
内部の高圧水が排出されるので、切梁サポート20を土
留めパネル41から簡単に取り外すことができ、土留め
パネル41の引き抜きが簡単にできる。
【0021】上記第1の実施例によれば、つぎの効果を
奏するものである。
【0022】(1)バルブ64からシリンダ本体61内
に高圧水を徐々に注入すると、ピストン63に加圧され
て外側パイプ21及び内側パイプ22とが離反するの
で、2枚の土留めパネル41間の距離を簡単に調節でき
る。
【0023】(2)土留めパネル41が深い場所に沈め
られて、2枚の土留めパネル41間の土圧が増大したと
きには、バルブ64からシリンダ本体61に高圧水を追
加して注入すれば土圧の増加に対応できるので、作業の
進行状態に合わせた圧力の調整ができる。
【0024】(3)バルブ64の頭部64aを圧力解除
具などにより軸方向へ押圧すると内部の圧力が解放され
るので、切梁サポート20を土留めパネル41から簡単
に取り外すことができ、従って、土留めパネル41の引
き抜きが簡単にできる。
【0025】図10は、本発明の第2の実施例の切梁サ
ポート80を示すもので、第1の実施例の切梁サポート
20との相違について説明する。外側パイプ21の端部
には当て板81が取着され、その側面に緩衝部材24が
取付けられている。
【0026】連結具25の軸部25aは、緩衝部材24
及び当て板81を貫通して外側パイプ21の内部に挿入
され、これの端部にコッタ用孔82が形成されている。
そして、コッタ83は、外側パイプ21及び連結部材6
8のコッタ用孔84を貫通して軸部25aのコッタ用孔
82に挿入されている。このコッタ83を打ち込むと連
結具25が外側パイプ21方向へ引き寄せられるので、
係止部25bが強く取付具43に圧接されて、土留めパ
ネル41と切梁サポート80との結合力が強化される。
【0027】また、内側パイプ22側においては、シリ
ンダ本体61の端部に筒状のブッシュ85が形成され、
これの側面に緩衝部材24が取付けられている。
【0028】連結具25の軸部25aは、緩衝部材24
を貫通してブッシュ85の内部に挿入され、これの端部
にコッタ用孔82が形成されている。そして、コッタ8
3は、ブッシュ85のコッタ用孔86を貫通して軸部2
5aのコッタ用孔82に挿入されている。
【0029】この第2の実施例の切梁サポート80にお
いても、第1の実施例の切梁サポート20と同様の効果
を奏するものである。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明は、開削工法等において
土留めパネルを所定の間隔で連結するとともに該土留め
パネルの圧力を支える切梁サポートであって、摺動可能
に嵌合された外側パイプ及び内側パイプと、圧力水が供
給されるシリンダ本体及びこのシリンダ本体に嵌合する
ピストン及びピストンロッドからなるシリンダとを備
え、前記シリンダ本体を外側パイプまたは内側パイプの
一方に取着するとともに、ピストンロッドを外側パイプ
または内側パイプの他方に連結したので、シリンダ本体
内に高圧水を徐々に注入すれば、土留めパネル間の距離
を簡単に調節でき、しかも、土留めパネル間の土圧が増
大したときには、高圧水を追加して注入すれば、作業の
進行状態に合わせた圧力の調整ができる。さらに、高圧
水を排出すれば内部の圧力が解放されるので、土留めパ
ネルの引き抜きが簡単にできるという優れた効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の縦断正面図である。
【図2】 土留めパネルを切梁サポートにより連結した
斜視図である。
【図3】 切梁サポートの端部の斜視図である。
【図4】 土留めパネルの正面図である。
【図5】 取付具の斜視図である。
【図6】 図5における各破断線に沿った断面図であ
り、(a)はa線に沿った断面図、(b)はb線に沿っ
た断面図、(c)はc線に沿った断面図、(d)はd線
に沿った破断展開図である。である。
【図7】 土留めパネルを切梁サポートにより連結する
第1の工程を示す図であり、(a)は正面図、(b)は
一部を破断した側面図である。
【図8】 第2の工程を示す図であり、(a)は正面
図、(b)はb線に沿った断面図である。
【図9】 第3の工程を示す図であり、(a)は正面
図、(b)はb線に沿った断面図、(c)はc線に沿っ
た断面図である。
【図10】 本発明の第2の実施例の縦断正面図であ
る。
【図11】 従来における切梁サポートの縦断正面図で
ある。
【符号の説明】
20 切梁サポート 21 外側パイプ 22 内側パイプ 41 土留めパネル 43 取付具 50 連結装置 60 シリンダ 61 シリンダ本体 61a流通路 62 シリンダチューブ 63 ピストン 66 ピストンロッド 68 連結部材 69 連結ピン 80 切梁サポート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開削工法等において土留めパネルを所定
    の間隔で連結するとともに該土留めパネルの圧力を支え
    る切梁サポートであって、 摺動可能に嵌合された外側パイプ及び内側パイプと、圧
    力水が供給されるシリンダ本体及びこのシリンダ本体に
    嵌合するピストン及びピストンロッドからなるシリンダ
    とを備え、前記シリンダ本体を外側パイプまたは内側パ
    イプの一方に取着するとともに、ピストンロッドを外側
    パイプまたは内側パイプの他方に連結したことを特徴と
    する水圧式切梁サポート。
JP10216956A 1998-07-31 1998-07-31 水圧式切梁サポート Pending JP2000045284A (ja)

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