JP2000042340A - ガス濃縮装置 - Google Patents

ガス濃縮装置

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JP2000042340A
JP2000042340A JP10219983A JP21998398A JP2000042340A JP 2000042340 A JP2000042340 A JP 2000042340A JP 10219983 A JP10219983 A JP 10219983A JP 21998398 A JP21998398 A JP 21998398A JP 2000042340 A JP2000042340 A JP 2000042340A
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Hisashi Yamauchi
恒 山内
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Seibu Giken Co Ltd
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    • F24F2203/108Rotary wheel comprising rotor parts shaped in sector form

Abstract

(57)【要約】 【課題】よりガスの濃縮倍率の大きなガス濃縮装置を提
供しようとするものである。 【解決手段】ガス収着剤を有する環状ハニカム状ブロッ
ク5を収着ゾーン9、第1脱着ゾーン11、濃縮ゾーン
8、第2脱着ゾーン10となるように分割し、ヒーター
12によって加熱されたガスを第1・第2脱着ゾーン1
1,10へ送り、第1脱着ゾーン11を出たガスを濃縮
ゾーン8へ送るようにし、第2脱着ゾーン10より出た
ガスを濃縮ガスとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば有機溶剤
蒸気その他の空気中の混合気体を濃縮除去する場合など
に用いられるガス濃縮装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば特許出願公開平成3年第
188918号公報に開示されているように、ガスを可
逆的に吸収または吸着(総称して収着と一般に言われて
いる。)するガス収着剤を有するハニカム状ローターを
用いたガス濃縮装置が知られている。
【0003】このようなガス濃縮装置は例えば除湿装置
や有機溶剤蒸気の濃縮除去装置として用いられている。
そして極めて希薄な有機溶剤蒸気を収着させる装置とし
て特許出願公開平成1年第199621号公報に開示さ
れているものがある。
【0004】これらのガス濃縮装置はハニカム状ロータ
ーを用いているために大型化には制限があった。つまり
ローターの直径を例えば5mを越えるような大きなもの
にすると、ハニカム体の強度が自重に耐えなくなってし
まう。
【0005】このため、例えば24個のハニカム状ブロ
ックを環状に並べて配置し、環状のハニカム状ブロック
を回転駆動しながら、環状の内側から外側に向かってあ
るいは外側から内側に向かってガスを流し、上記のハニ
カム状ローターを用いたものと同一の原理で動作するガ
ス濃縮装置が開発された。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の例のように希薄
なガスを濃縮する技術が開示されているが、さらに有機
溶剤蒸気の濃縮倍率を大きくしたいという要求がある。
つまり工場等から排出される有機溶剤蒸気の規制が次第
に厳しくなり、より薄い有機溶剤蒸気を回収する必要性
が出てきた。
【0007】そして薄い有機溶剤蒸気を回収し処理する
場合に濃縮倍率を大きくしないと、処理すべきガス(以
下有機溶剤蒸気を含む空気を「ガス」と書き、有機溶剤
蒸気と区別する)の量が多くなり処理装置が大型化する
という問題点がある。本発明は以上の点に着目し、より
ガスの濃縮倍率の大きなガス濃縮装置を提供しようとす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】ガス収着剤を有するハニ
カム状ブロックを環状でかつ回転可能になるよう配置す
るとともに、環状に配置されたハニカム状ブロックを軸
方向及び回転方向に沿って4つのゾーンに分割し、環状
に配置されたハニカム状ブロックの軸方向分割の一方を
収着・第1脱着となるように構成し、環状に配置された
ハニカム状ブロックの軸方向分割の他方を濃縮・第2脱
着ゾーンとなるように構成し、再生加熱手段によって加
熱されたガスを第1・第2脱着ゾーンへ送り、第1脱着
ゾーンを出たガスを濃縮ゾーンへ送るようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ガスを可逆的に吸収または吸着するガス収着剤を有
するハニカム状ブロックを環状でかつ回転可能になるよ
う配置するとともに、環状に配置されたハニカム状ブロ
ックを軸方向及び回転方向に沿ってそれぞれ少なくとも
2つのゾーンに分割し、環状に配置されたハニカム状ブ
ロックの軸方向分割の一方を収着・第1脱着ゾーンとな
るように構成し、環状に配置されたハニカム状ブロック
の軸方向分割の他方を濃縮・第2脱着ゾーンとなるよう
に構成し、再生加熱手段によって加熱されたガスを前記
第1・第2脱着ゾーンへ送り、第1脱着ゾーンを出たガ
スを濃縮ゾーンへ送るようにしたものであり、第1脱着
ゾーンで濃縮されたガスが濃縮ゾーンでハニカム状ブロ
ックに再び収着され、第2脱着ゾーンで極めて高い濃度
のガスとなって脱着されるという作用を有する。
【0010】
【実施例】図1は本発明のガス濃縮装置の第1実施例の
フローパターン図である。図2は本発明のガス濃縮装置
に用いるハニカムブロックの実施例1を示す部分斜視図
である。図1および図2において、1はハニカム状ブロ
ックであり、これは例えば特許出願公開平成5年第64
745号公報に開示されたようなものであり、この技術
は公知であるので詳細な説明は省略する。
【0011】つまり、ハニカムブロック1はゼオライト
等の吸着剤を混入または貼着した紙または活性炭紙より
なる段ボール紙を積層した構造であり、空気が一方から
他方へ抜ける構造である。また、ハニカムブロック1は
仕切板2によって上部3と下部4に分割されている。
【0012】そして図1に示すようにハニカムブロック
1は複数個環状に配置され、ハニカム状シリンダ5が構
成される。この時、空気がハニカム状シリンダ5の中心
部から外周部に向かって、あるいはその反対方向へ向か
って流れることができる方向にハニカムブロック1を配
置する。
【0013】各ハニカムブロック1は上部3と下部4に
分割されているため、ハニカム状シリンダ5も上部6と
下部7に分割された状態となる。
【0014】このハニカム状シリンダ5はギヤドモータ
(図示せず)等によって時計回り即ち図示矢印方向Aに
回転駆動される。そしてハニカム状シリンダ5は後述の
手段によって吸着ゾーンと脱着ゾーン等のゾーンに分割
されている。
【0015】従って、ハニカム状シリンダ5は上部に位
置する濃縮ゾーン8、下部に位置する吸着ゾーン9、上
部脱着ゾーン10、下部脱着ゾーン11の4つのゾーン
に分割されている。
【0016】12はヒーター例えば電気ヒーターであり
流入したガスを加熱する。そしてヒーター12は内部が
2分割されていて、一方は上部脱着ゾーン10、他方は
下部脱着ゾーン11に連通されている。
【0017】有機溶剤蒸気を含む被処理空気すなわちガ
スは、処理ガス管路13を通って吸着ゾーン9へ導かれ
ている。また処理ガス管路13は分岐され、ガスはヒー
ター12へも導かれている。吸着ゾーン9より出た空気
は清浄空気となって大気へ放出される。
【0018】ヒーター12で加熱されたガスは再生ガス
管路14、15を通って上部及び下部脱着ゾーン10、
11へと導かれる。下部脱着ゾーン11より出たガスは
リターン管路16を通って濃縮ゾーン8へ導かれる。濃
縮ゾーン8より出た空気は再び処理ガス管路13へ戻さ
れる。
【0019】上部脱着ゾーン10より出たガスは燃焼装
置(図示せず)等の処理装置へ導かれ無害な気体となっ
て大気へ放出される。上記の各管路へのガスの送風は一
般的なブロアを用いて行われる。ブロアの挿入位置につ
いては後述する。
【0020】本発明の第1実施例のものは以上の構成よ
りなり、以下その動作について説明する。ギヤドモー
タ、ブロアおよびヒーター12に通電し、ハニカム状シ
リンダ5を回転させながら各ゾーンへガスを送り、上
部、下部脱着ゾーン10、11へは高温のガスを送る。
【0021】すると、被処理空気は処理ガス管路13を
通って吸着ゾーン9へ送られ、ここでガス中の有機溶剤
蒸気がハニカム状シリンダ5に吸着され、清浄空気とな
って大気へ放出される。
【0022】また被処理空気の一部はヒーター12へ送
られ、ここで加熱されて再生ガス管路14、15を通っ
て上部及び下部脱着ゾーン10、11へと導かれる。上
部脱着ゾーン10でハニカム状シリンダ5に吸着された
有機溶剤蒸気が脱着され、高濃度のガスとなって出て来
る。
【0023】この高濃度のガスはリターン管路16を通
って濃縮ゾーン8へ入る。濃縮ゾーン8で高濃度のガス
中の有機溶剤蒸気はハニカム状シリンダ5に吸着され、
ガスは清浄空気Bとなって処理ガス管路13へ戻され
る。
【0024】ここで各管路に流れるガスの流量とガス濃
度(ここでガス濃度とは空気中の有機溶剤蒸気の濃度を
言う)について説明する。処理ガス管路13に流れるガ
スの濃度が100ppm、流量は毎時100立方mであ
った。この内、吸着ゾーン9へ流入するガスの流量を毎
時75立方mにした。この時吸着ゾーン9の流出側の清
浄空気はガス濃度3ppmまで浄化されていた。
【0025】下部脱着ゾーン11から出てリターン管路
16に流れるガスの流量を毎時20立方mにした。この
時のガス濃度は450ppmであった。また、濃縮ゾー
ン8から出た清浄空気はガス濃度22.5ppmまで浄
化されていた。
【0026】そして上部脱着ゾーン10より出た濃縮ガ
スの流量を毎時5立方mとした時には濃縮ガスは180
0ppmまで濃縮されていた。
【0027】従って、上部脱着ゾーン10を出たガスを
燃焼装置等の処理装置へ送るようにすると、処理すべき
ガスの量が1/20まで小さくなる。
【0028】図3は本発明のガス濃縮装置の実施例2を
示すフローパターン図である。
【0029】この実施例2は基本的には上記実施例1と
同様の構成であり、実施例1との相違点はハニカム状シ
リンダ5の回転方向Aに対して、下部脱着ゾーン11の
後にパージゾーン17を設けた点である。以下上記実施
例1との相違点のみ説明し、実施例1と同じ構成要素に
ついては同一の番号を付与して重複説明を避ける。
【0030】パージゾーン17には処理ガス管路13よ
り分岐されたパージガス管路18よりガスが供給され
る。そしてパージゾーン17を出たガスはパージ出口管
路19を介してヒーター12の入口へ導かれる。
【0031】ハニカム状シリンダ5は下部脱着ゾーン1
1でヒーター12より出た加熱ガスにより加熱される
が、パージゾーン17に於いてガスによって冷却され温
度が低下する。つまりハニカム状シリンダ5は温度が下
がった状態で吸着ゾーン9へ入る。吸着ゾーン9では温
度が下がったために吸着率が高くなる。つまり、吸着ゾ
ーン9を出る清浄空気の清浄度が高くなるとともに、パ
ージゾーン17を出たガスの温度が上昇するためにヒー
ター12の消費エネルギーが減少する。
【0032】このように実施例2では上記第1実施例の
ものよりさらに燃焼装置等の処理装置で処理すべきガス
の量が小さくなり、また消費エネルギーが小さくなる。
【0033】図4は本発明のガス濃縮装置の実施例3を
示すフローパターン図である。この実施例3も基本的に
は上記実施例1と同様の構成であり、実施例1との相違
点はハニカム状シリンダ5の回転方向Aに対して、上部
脱着ゾーン10の後に上部パージゾーン20を設けた点
である。以下上記実施例1との相違点のみ説明し、実施
例1と同じ構成要素については同一の番号を付与して重
複説明を避ける。
【0034】パージゾーン20には処理ガス管路13よ
り分岐されたパージガス管路21より被処理空気が供給
される。そしてパージゾーン20を出たガスはパージ出
口管路22を介してヒーター12の入口へ導かれる。
【0035】ハニカム状シリンダ5は上部脱着ゾーン1
0で加熱されるが、パージゾーン20に於いてガスによ
って冷却され温度が低下する。つまりハニカム状シリン
ダ5は温度が下がった状態で濃縮ゾーン8へ入る。濃縮
ゾーン8では低温になっているためために被処理空気中
の有機溶剤蒸気の吸着率が高くなる。つまり、濃縮ゾー
ン8を出る清浄空気の清浄度が高くなり、結果として上
部脱着ゾーン10に移行する有機溶剤蒸気の量が増え
る。
【0036】従って上記第1実施例のものよりさらに燃
焼装置等の処理装置で処理すべきガスの量が小さくな
る。
【0037】図5は本発明のガス濃縮装置の実施例4を
示すフローパターン図である。この実施例4も基本的に
は上記実施例1と同様の構成であり、実施例1との相違
点はハニカム状シリンダ5の回転方向Aに対して、上部
脱着ゾーン10および下部脱着ゾーン11それぞれの後
にパージゾーン20、パージゾーン17を設けた点であ
る。以下上記実施例1との相違点のみ説明し、実施例1
と同じ構成要素については同一の番号を付与して重複説
明を避ける。
【0038】パージゾーン20、17にはそれぞれ処理
ガス管路13より分岐されたパージガス管路21、18
よりガスが供給される。そしてパージゾーン20、17
を出たガスはそれぞれパージ出口管路22、19を介し
てヒーター12の入口へ導かれる。
【0039】ここで、各ゾーンを構成する手段について
実施例4を表す図6を用いて説明する。図6は本発明の
ガス濃縮装置の実施例4を示す分解斜視図であり、ハニ
カム状シリンダ5を便宜上楕円形でかつ薄く描いてい
る。また、図6はハニカム状シリンダ5を構成するハニ
カムブロック1を上部3と下部4に分割する仕切板2の
位置より分解した図である。
【0040】図6に於いて、23及び24は一対で上部
脱着ゾーン10を構成する流入側及び流出側チャンバー
である。流入側チャンバー23には再生ガス管路14を
介してヒーター12から熱風が送られる。流入側チャン
バー24にはブロア25が連結され、濃縮ガスを外部の
燃焼装置等へ送る。
【0041】26及び27は一対で下部脱着ゾーン11
を構成する流入側及び流出側チャンバーである。流入側
チャンバー26には再生ガス管路15を介してヒーター
12から熱風が送られる。そして流出側チャンバー27
にはブロア28が連結され、流出側チャンバー27のガ
スをリターン管路16へ送る。
【0042】29及び30は一対で濃縮ゾーン8を構成
する流入側及び流出側チャンバーである。流入側チャン
バー29にはリターン管路16よりガスが送り込まれ
る。また流出側チャンバー30には管路31が連結さ
れ、管路31は被処理空気を送る処理ガス管路13と連
結されている。
【0043】32は吸着ゾーン9を構成する流出側チャ
ンバーである。そして流出側チャンバー32にはブロア
33が連結され、流出側チャンバー32のガスを清浄空
気として外部へ送る。
【0044】34は上部パージゾーンを構成する流出側
チャンバーであり、パージ出口管路22を介してヒータ
ー12の入口と連結されている。35は下部パージゾー
ンを構成する流出側チャンバーであり、パージ出口管路
19を介してヒーター12の入口と連結されている。
【0045】吸着ゾーン9、上部パージゾーン20、下
部パージゾーン17には流入側チャンバーは設けられて
いない。つまり、ハニカム状シリンダ5の内側へ送られ
る被処理空気がそのままハニカム状シリンダ5を貫通し
て流出側チャンバー31、33、34へ入る。
【0046】ハニカム状シリンダ5は各チャンバーに対
して気密が保持されるとともに各チャンバー間を移動可
能である。つまり図示していないが、各チャンバーのハ
ニカム状シリンダ5との対向面には舌状のゴムシール等
を設け、ハニカム状シリンダ5が摺動可能でかつ気密保
持可能な構造とする。
【0047】本発明の実施例4のものは以上の構成より
なり、ハニカム状シリンダ5は上部脱着ゾーン10及び
下部脱着ゾーン11で加熱されるが、それぞれパージゾ
ーン20、17に於いて被処理空気によって冷却され温
度が低下する。つまりハニカム状シリンダ5は温度が下
がった状態で濃縮ゾーン8及び吸着ゾーン9へ入る。濃
縮ゾーン8及び吸着ゾーン9では温度が下がったために
吸着率が高くなる。つまり、濃縮ゾーン8及び吸着ゾー
ン9を出る清浄空気の清浄度が高くなる。
【0048】吸着剤として特にゼオライトを用いた場合
はパージゾーンを設けた方が一般的に吸着率が高くな
り、従って本実施例はこのような場合に適する。
【0049】以上の構成の実施例4のものにおいて各管
路に流れるガスの流量とガス濃度について説明する。処
理ガス管路13に流れるガスの濃度が100ppm、流
量は毎時100立方mであった。この内、吸着ゾーン9
へ流入するガスの流量は毎時75立方mにした。また吸
着ゾーン9の流出側の清浄空気はガス濃度2ppmまで
浄化されていた。
【0050】下部脱着ゾーン11から出たリターン管路
16に流れるガスの流量を毎時20立方mにした。この
時のガス濃度は450ppmであった。また、濃縮ゾー
ン8から出た清浄空気はガス濃度12ppmまで浄化さ
れていた。
【0051】そして上部脱着ゾーン10より出た濃縮ガ
スの流量を毎時5立方mとした時には濃縮ガスは180
0ppmまで濃縮されていた。
【0052】以上の実施例はすべて濃縮ゾーン8の出口
の清浄空気を処理ガス管路13へ戻しているが、この濃
度が大気放出しても問題のないような濃度であれば大気
放出してもよい。
【0053】さらに、以上の各実施例では凝縮器を用い
ていないが、下部脱着ゾーン11から出たリターン管路
16の途中に冷媒で冷却される凝縮器を入れると、リタ
ーン管路16の途中で有機溶剤蒸気を凝結回収すること
ができるとともに、濃縮ゾーン8へ入るガスの温度を下
げ濃縮ゾーン8の吸着率を上げることができる。
【0054】またハニカム状シリンダ5は濃縮すべきガ
スの種類に応じて、その吸着剤例えば活性炭やゼオライ
トを選択する。そして選択されたハニカム状シリンダ5
の吸着剤に応じて上記各実施例を選択する。例えば活性
炭を使用したハニカム状シリンダ5はパージゾーン2
0、17が無くても性能は大きく変化せず、このような
場合は実施例1のものを用いる。
【0055】そして以上の実施例1〜実施例3について
チャンバーの説明を行っていないが、実施例4で説明し
たチャンバーと同一のものを用いることができる。
【0056】
【発明の効果】本発明のガス濃縮装置は上記の如く構成
したので、ガスの濃縮倍率を大きくすることができるも
のである。このため本発明のガス濃縮装置によって濃縮
されたガスの処理装置は小型のものでよく、処理装置の
価格が廉くなる。さらに、可燃性ガスの場合は自己燃焼
可能な濃度までガス濃度を上げることができやすくな
り、この場合はガスの燃焼処理を行うために他の補助燃
料ガスが必要でなく、二酸化炭素の排出量を少なくする
ことができる。また、1つのハニカム状シリンダのゾー
ンを分割して用いており、複数のハニカム状シリンダが
必要でないため構造が簡単でコストが大きく上昇するこ
とがない。しかも保守も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス濃縮装置の実施例1を示すフロー
パターン図である。
【図2】本発明のガス濃縮装置に用いるハニカムブロッ
クを示す斜視図である。
【図3】本発明のガス濃縮装置の実施例2を示すフロー
パターン図である。
【図4】本発明のガス濃縮装置の実施例3を示すフロー
パターン図である。
【図5】本発明のガス濃縮装置の実施例4を示すフロー
パターン図である。
【図6】本発明のガス濃縮装置の実施例4に於ける模式
斜視図である。
【符号の説明】
1 ハニカムブロック 5 ハニカム状シリンダ 8 濃縮ゾーン 9 吸着ゾーン 10 上部脱着ゾーン 11 下部脱着ゾーン 12 ヒーター 13 処理ガス管路 14,15 再生ガス管路 16 リターン管路 17 下部パージゾーン 20 上部パージゾーン 18,21 パージガス管路 19,22 パージ出口管路 26 流入側チャンバー 27 流出側チャンバー 28,33 ブロア 29,34 流入側チャンバー 30,32,35 流出側チャンバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気中の混合気体を可逆的に吸収または吸
    着するガス収着剤を有する複数のハニカム状ブロックを
    環状でかつ回転可能になるよう配置するとともに、前記
    環状に配置されたハニカム状ブロックを軸方向及び回転
    方向に沿ってそれぞれ少なくとも2つのゾーンに分割
    し、前記環状に配置されたハニカム状ブロックの軸方向
    分割の一方を収着・第1脱着となるように構成し、前記
    環状に配置されたハニカム状ブロックの軸方向分割の他
    方を濃縮・第2脱着ゾーンとなるように構成し、再生加
    熱手段によって加熱されたガスを前記第1・第2脱着ゾ
    ーンへ送り、第1脱着ゾーンを出たガスを前記濃縮ゾー
    ンへ送るようにしたことを特徴とするガス濃縮装置。
  2. 【請求項2】空気中の混合気体を可逆的に吸収または吸
    着するガス収着剤を有する複数のハニカム状ブロックを
    環状でかつ回転可能になるよう配置するとともに、前記
    環状に配置されたハニカム状ブロックを軸方向に沿って
    少なくとも2つのゾーンに分割し、前記軸方向に分割さ
    れ環状に配置されたハニカム状ブロックの軸方向分割の
    一方を回転方向に沿って少なくとも3つに分割してそれ
    ぞれ収着・第1脱着・パージゾーンとなるように構成
    し、前記軸方向に分割され環状に配置されたハニカム状
    ブロックの軸方向分割の他方を回転方向に沿って少なく
    とも2つに分割してそれぞれ濃縮・第2脱着ゾーンとな
    るように構成し、パージゾーンを通過したガスを再生加
    熱手段へ送り、前記再生加熱手段によって加熱されたガ
    スを前記第1・第2脱着ゾーンへ送り、第1脱着ゾーン
    を出たガスを前記濃縮ゾーンへ送るようにしたことを特
    徴とするガス濃縮装置。
  3. 【請求項3】空気中の混合気体を可逆的に吸収または吸
    着するガス収着剤を有する複数のハニカム状ブロックを
    環状でかつ回転可能になるよう配置するとともに、前記
    環状に配置されたハニカム状ブロックを軸方向に沿って
    少なくとも2つのゾーンに分割し、前記軸方向に分割さ
    れ環状に配置されたハニカム状ブロックの軸方向分割の
    一方を回転方向に沿って少なくとも2つに分割してそれ
    ぞれ吸着・第1脱着ゾーンとなるように構成し、前記軸
    方向に分割され環状に配置されたハニカム状ブロックの
    軸方向分割の他方を回転方向に沿って少なくとも3つに
    分割してそれぞれ濃縮・第2脱着・パージゾーンとなる
    ように構成し、パージゾーンを通過したガスを再生加熱
    手段へ送り、前記再生加熱手段によって加熱されたガス
    を前記第1・第2脱着ゾーンへ送り、第1脱着ゾーンを
    出たガスを前記濃縮ゾーンへ送るようにしたことを特徴
    とするガス濃縮装置。
  4. 【請求項4】空気中の混合気体を可逆的に吸収または吸
    着するガス収着剤を有する複数のハニカム状ブロックを
    環状でかつ回転可能になるよう配置するとともに、前記
    環状に配置されたハニカム状ブロックを軸方向に沿って
    少なくとも2つのゾーンに分割し、前記軸方向に分割さ
    れ環状に配置されたハニカム状ブロックの軸方向分割の
    一方を回転方向に沿って少なくとも3つに分割してそれ
    ぞれ収着・第1脱着・パージゾーンとなるように構成
    し、前記軸方向に分割され環状に配置されたハニカム状
    ブロックの軸方向分割の他方を回転方向に沿って少なく
    とも3つに分割してそれぞれ濃縮・第2脱着・パージゾ
    ーンとなるように構成し、前記各々のパージゾーンを通
    過したガスを再生加熱手段へ送り、前記再生加熱手段に
    よって加熱されたガスを前記第1・第2脱着ゾーンへ送
    り、第1脱着ゾーンを出たガスを前記濃縮ゾーンへ送る
    ようにしたことを特徴とするガス濃縮装置。
  5. 【請求項5】濃縮ゾーンを出たガスを再び収着ゾーンへ
    入れるようにした請求項1から請求項4の何れかに記載
    のガス濃縮装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011062645A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Toyobo Co Ltd 有機溶剤含有ガス回収処理システム
TWI381878B (zh) * 2010-11-19 2013-01-11 溶劑回收過濾器
CN106731478A (zh) * 2015-11-24 2017-05-31 杰智环境科技股份有限公司 卧式转轮及流体净化处理系统

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