JP2000042118A - カテ―テル等の細長い物体の触感的フィ―ドバック発生方法および装置 - Google Patents

カテ―テル等の細長い物体の触感的フィ―ドバック発生方法および装置

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JP2000042118A JP11101697A JP10169799A JP2000042118A JP 2000042118 A JP2000042118 A JP 2000042118A JP 11101697 A JP11101697 A JP 11101697A JP 10169799 A JP10169799 A JP 10169799A JP 2000042118 A JP2000042118 A JP 2000042118A
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ジェフリー・マイケル・ウェンドラント
Frederick Marshall Morgan
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置に接続された一組のカテーテル等の細長
い物体を使用する使用者へ触感的フィードバックを与え
る外科シミュレーション装置を得る。 【解決手段】 この装置は、物体と、外科処置シミュレ
ーションプログラムを実行する作業端末とに接続された
アクチュエータ組立体を使用している。アクチュエータ
組立体の各アクチュエータは、対応する物体と機械的に
接続され、使用者による、軸方向の移動と軸周りの回転
を表す感知信号を発生するセンサーを有する。感知信号
は作業端末へ送られる。それに応答して、作業端末は、
物体へ加えられた軸方向の力とトルクを使用者への触感
的フィードバックとして計算し、計算された軸方向の力
とトルクを表す駆動信号をアクチュエータ組立体へ送
る。アクチュエータ内の機構は、対応する軸方向の力と
トルクをチューブとそれに接続された物体へ与えること
により、駆動信号に応答する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シミュレータの使
用者へ触感的なあるいは感覚的なフィードバックを送る
シミュレータ装置の分野に関するものであり、とくに、
一組のカテーテルまたは同様な管状の物体の使用につい
て、医師を訓練するために用いられるシミュレータ装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】微小侵襲性(minimally invasive)外科
的手法の使用が増加する傾向にある。この手法は、医療
器具が患者の皮膚の比較的小さい穴を通して患者の体内
へ挿入され、身体の外部から操作される手法を意味す
る。バルーン血管形成術として知られている微小侵襲性
外科的手法の一例では、同心カテーテルが、患者の体内
へ挿入され、閉塞している心臓動脈または末梢血管など
の狭い血管内に誘導される。端部近傍に気球状の膨張室
を有するので「バルーンカテーテル」と呼ばれているカ
テーテルは、血管へ誘導される。気球状の室は膨張し
て、閉塞領域で血管を伸ばして、狭い流路が拡張され
る。
【0003】現在行われている微小侵襲性手法の多く
は、比較的に新しいものなので、この手法を行うため医
師等の医療関係者を訓練する必要性が増大している。従
来、外科的手法の訓練は、動物、死体または患者を用い
て行われている。これらのすべての訓練方法には、いく
つかのケースで、効果が現れなかったり、望ましくない
ものになってしまうという欠陥がある。動物は訓練する
には都合がよいが、高価であり、倫理上の問題からこれ
らの使用が限定されてしまう。死体もまた高価である。
さらに、この手法は元来複雑であり、危険を伴うので、
経験の浅い医師が人間の患者に対してこの手法を実施す
るのは望ましくない。
【0004】他の訓練方法は、シミュレータを使用する
ことである。シミュレータは、一組のセンサとアクチュ
エータが設けられ、訓練を受けている医師により使用さ
れる器具と相互に作用しあう。また、シミュレータはシ
ミュレートされている物理的環境のモデルから成るシミ
ュレーションプログラムを実行するコンピュータも有す
る。例えば、放射線医学診断のシミュレータは、カテー
テルと、カテーテルが挿入され操作される血管とを有し
ている。シミュレータは、医師により器具に加えられる
動きや力を感知して、シミュレートされた血管内のシミ
ュレートされたカテーテルの位置を追跡する。カテーテ
ルが血管の壁に突き合ったことを示すシミュレーション
がなされると、シミュレータは、実際の放射線医学診断
の処置中に医師が経験するであろう力を模擬し、その力
を器具に加えるように装置を作動させる。
【0005】シミュレーションを基にした訓練から最大
限の利益が得られるように、医療処置シミュレータは高
度の現実性を有することが一般に望まれる。とくに、シ
ミュレータは、医療処置中に器具に作用する力とトルク
の多くの組み合わせを模擬することができることが望ま
しい。これらの力は、一般に「触感フィードバック」と
呼ばれている。現実的触感フィードバックを行うシミュ
レータによって、医師は処置に必要とされる正確な手法
で器具を操作するのに必要な技能をより伸ばすことがで
きる。
【0006】既知のシミュレータは、オハイオ州、コロ
ンバスのベルテック社(Bertec Inc. of Columbus, Ohi
o)により製作されたアクチュエータを使用する。ベル
テックのアクチュエータは、カテーテルの軸周り回転と
軸方向移動を感知し、カテーテルと接触したボールを内
蔵するマウスのような機構を使用している。また、ベル
テックのシミュレータはカテーテルへ圧縮力を加えて、
カテーテルに作用し、かつカテーテル挿入処置中に医師
により感じられる摩擦力をシミュレートする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ベルテックのシミュレ
ータは欠点を持っている。軸方向移動と軸周り回転を感
知するのに使用されるボールは、カテーテルと直接的に
接触し、カテーテルが操作されると、カテーテルの表面
を滑ることがある。このような滑りは、すべて、アクチ
ュエータにより送られる位置情報の正確さを低下させ
る。また、圧縮力だけで発生した触感的フィードバック
は、あまり現実的でない。使用者へ送り返された力は、
圧縮器からの滑りと静摩擦により発生するので、ベルテ
ックの装置は、可変抵抗器のように働く。実際のカテー
テル挿入中、カテーテルは、動きがあり、かつ弾性のあ
る組織に遭遇し、その組織は伸ばされると能動的にカテ
ーテルを押し返す。ベルテックの装置は、受動的装置で
あるので、このような能動的な力をシミュレートするこ
とができない。また、単純な圧縮では、異なる方向へ作
用する多数の力またはトルクの作用を現実的にシミュレ
ートすることができない。
【0008】触感フィードバックに使用される他の既知
のアクチュエータおよびアクチュエータ装置は、ベルテ
ック装置に似た特徴を持っており、従って、同様な欠点
を有する。
【0009】訓練の質を改善するため、医療訓練におい
て使用されるシミュレートされた医療処置を現実性のあ
るものに改善することが望ましい。特に、医師が医療処
置を患者に行う前に効果的に訓練することができるよう
に、現実的触感フィードバックを行うことができる高精
度なセンサとアクチュエータを有すアクチュエータ装置
を備えていることが望まれる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、細長い
物体の使用者へ触感的フィードバックを与える方法と装
置が開示されている。物体の軸方向移動と軸周り回転の
位置が高精度でトレースされ、軸方向の力と軸周りのト
ルクが、物体の使用者への触感的フィードバックを発生
するように加えられる。
【0011】開示された触感的フィードバック装置は、
センサとモータとを有するアクチュエータを備えてい
る。センサは、物体の軸方向の移動と軸周りの回転を示
す信号を発生する。モータは、駆動信号に応答して、独
立した軸方向の力と軸周りのトルクを物体へ加える。こ
の装置は、アクチュエータに接続されたプロセッサを有
する。プロセッサはセンサからの感知信号を使用して、
使用者への触感的フィードバックとして物体へ加えられ
る所望の軸方向の力と軸周りのトルクを計算し、次に、
モータが所望の軸力と軸トルクを物体へ加えるように、
モータへの駆動信号を発生する。このようにして、より
現実的な触感的フィードバックが達成される。
【0012】本発明の他の面、特徴、および利点は、以
降の詳細な説明に開示されている。
【0013】
【発明の実施の形態】従来技術で知られている心臓また
は末梢血管のカテーテル挿入装置が、図1に示されてい
る。図示されているように、装置は、インナーワイヤ1
0、管状のバルーンカテーテル12、および管状の誘導
カテーテル14を備えている。バルーンカテーテル12
は、誘導カテーテル14の対応する端部18から伸長し
ている拡張バルーン16を一端に有する。ワイヤ10
は、バルーンカテーテル12の端部22から伸長してい
る先端20を有する。
【0014】第1のY字状アダプター24は、誘導カテ
ーテル14に固定されている。バルーンカテーテル12
は、Y字状アダプター24の一方の脚部を通って伸長
し、配管26は他方の脚部へ取り付けられている。配管
26は、コントラストおよび他の溶液を誘導カテーテル
14へ送る。コントラスト溶液は、カテーテル挿入処置
中に使用される画像装置上で、カテーテル挿入されてい
る血管の視認性を高め、医師がカテーテルを上手に誘導
するのを可能にするものである。コントラストおよび他
の溶液の注入(INJECTION)と灌流(FLUSHING)は、本
技術で知られているように、装置28により制御され
る。
【0015】接続部30により、膨張器32とそれに関
連した圧力計34、さらに第2のY字状アダプター36
の取り付けが可能である。ワイヤ10の使用者側の端部
38はY字状アダプター36の一方の脚部から伸長し、
配管40は他方の脚部から伸長している。配管40は、
コントラストおよび他の溶液をバルーンカテーテル12
へ送るために使用される注入と灌流の装置42に接続さ
れている。
【0016】図1の実施形態において、ワイヤ10の端
部20と38は、僅かに屈曲している。使用者側の端部
38において、この屈曲部分により、医師がワイヤ10
の軸周りにワイヤ10を回転できる。(このことを「軸
周り回転」とも呼ぶ)。内部側、即ち誘導端部20にお
いて、屈曲部により、カテーテル挿入されている血管へ
の通路における曲がり部や分岐部でワイヤ10が操作さ
れることが可能である。
【0017】心臓動脈のバルーンによる血管形成処置に
おいて、誘導カテーテル14は、その端部が手術される
心臓動脈口に近い大動脈弓に位置するように、最初に大
腿部の動脈へ挿入される。誘導カテーテル14は、予め
挿入された誘導ワイヤ(図示せず)に沿って滑らすこと
によりこの位置に到達する。この誘導ワイヤは、誘導カ
テーテル14が所定の位置に置かれた後取り外される。
次に、バルーンカテーテル12とワイヤ10は、一緒に
誘導カテーテル14内を通りその端部まで押し込まれ
る。次に、ワイヤ10は膨張される範囲まで動脈内で操
作され、バルーン16はワイヤ10に沿って所望の位置
へ押し込まれる。この位置において、バルーン16は動
脈の所望の拡張を達成するに必要なだけ膨張される。
【0018】図2は、カテーテル挿入処置をシミュレー
トする外科シミュレーション装置を示す。図1の装置の
ようなカテーテル装置が使用されている。コントラスト
制御装置28、42および膨張器32、34は、シミュ
レーション装置がこれらの構成要素の有無にかかわらず
使用でき、図2に示されていない。図3と4に関して以
降に説明されていることを除いて、ワイヤ10’および
カテーテル12’、14’は、図1に示されたワイヤ1
0およびカテーテル12、14と同等なものである。
【0019】ワイヤ10’およびカテーテル12’、1
4’は、アクチュエータ組立体50へ入り込んでおり、
アクチュエータ組立体50は以降に述べる二つの異なる
アクチュエータ50−1と50−2のいずれかであって
もよい。アクチュエータ組立体50は、電気的駆動信号
52を電気的駆動増幅回路54から受信し、電気的感知
信号56を回路54へ送る。次に、回路54は、バス5
8を経てディスプレイ62を有する作業端末60または
同様なコンピュータへ接続される。
【0020】アクチュエータ組立体50は、シミュレー
タの使用者により行われたワイヤ10’とカテーテル1
2’、14’の軸方向移動と軸周り回転を感知するセン
サを内蔵している。回転と移動の位置情報は、感知信号
56によりバス58を経て作業端末60へ送られる。ま
た、アクチュエータ組立体50は、作業端末60により
バス58を経て駆動回路54へ送られたデータに従って
発生した駆動信号52に応答して、軸方向の力と軸周り
のトルクをワイヤ10’とカテーテル12’、14’へ
加える。
【0021】駆動増幅回路54は、ディジタルインタフ
ェースバス58のコマンドおよびデータと、駆動信号5
2および感知信号56のアナログ値との間を変換するた
め、ディジタル−アナログ変換器、アナログ−ディジタ
ル変換器、およびそれに関連した回路を備えている。
【0022】作業端末60は、患者の解剖部の関係部分
とカテーテル挿入処置をシミュレートするシミュレーシ
ョンプログラムを実行する。このプログラムには、シミ
ュレートされた血管に沿って、ワイヤ10’とカテーテ
ル12’、14’のシミュレートされて伸びていく移動
経路を示すディスプレイ62上の画像表示がある。作業
端末60は、感知信号56からのデータを使用して、使
用者によるワイヤ10’とカテーテル12’、14’の
操作を感知する。作業端末60は、駆動信号52により
アクチュエータ組立体50を制御して、能動的な触感と
触覚の感覚を使用者へ与え、カテーテル挿入処置を現実
的にシミュレートする。
【0023】さらに詳細に説明すると、シミュレーショ
ンは、誘導カテーテル14’がシミュレータへほぼ完全
に挿入されて開始する。これは、大動脈弓の上部にある
実際のカテーテル14の上述した位置に相当する。ディ
スプレイ62は、大動脈領域のシミュレートされた誘導
カテーテルの画像を示す。次に、使用者は、バルーンカ
テーテル12’とワイヤ10’を誘導カテーテルへ押し
込み、それらがカテーテルの遠端に達すると、それらを
シミュレートした物体がディスプレイに現れる。この位
置からワイヤ10’とバルーンカテーテル12’は個別
に操作され、そのシミュレートされた物体は、それに従
ってディスプレイ62上を移動する。
【0024】図3は、図2のシミュレーション装置に使
用されるアクチュエータ組立体50−1の第1の実施形
態を示す。三つのアクチュエータ70がハウジング内の
ベース72に配置されている。アクチュエータ70は箱
として示されているが、これは、概略を表現したにすぎ
ず、アクチュエータ70の詳細は、以降の図5〜9に示
されている。ベース72の一端において、ワイヤ10’
およびカテーテル12’、14’が、スリーブまたはグ
ロメットを通ってベースへ入っている。一組の強靱な同
心チューブ76、78および80が、作動軸81に沿っ
てアクチュエータ70を通り望遠鏡のような形式で配置
されている。図4に示されているように、ワイヤ1
0’、カテーテル12’、14’は、それぞれに対応し
た継ぎ手(coupler)82、84、86によって、それ
ぞれに対応したチューブ76、78、80に接続されて
いる。継ぎ手82、84および86は、テープ片また
は、対応するチューブのそれぞれと各カテーテルとの間
を機械的に確実に接合するより複雑な自動化された機械
的装置である。
【0025】内側のチューブ76と78は、アクチュエ
ータ70の対応する一つのアクチュエータと係合するた
め、それらの各隣接した外側のチューブからさらに伸長
している。内側のチューブ76と78のそれぞれが対応
する外側のチューブ78または80から伸長している量
は、他のチューブの移動を干渉することなく、各チュー
ブが引っ込んだ位置(図3の右へ向かって)と伸長した
位置(図3の左へ向かって)の間を自由に移動すること
ができるように選択される。この引っ込んだ位置は、患
者へ挿入された時の、対応する実際のワイヤ10、カテ
ーテル12、14の最初の位置に相当する。伸長した位
置は、実際のワイヤ10、カテーテル12、14が、カ
テーテル挿入された血管の近くへ押し込まれた後の、対
応する実際のワイヤ10、カテーテル12、14の最後
の位置に相当する。
【0026】アクチュエータ70は、各アクチュエータ
が移動の間中、対応するチューブ76、78、80と係
合し、かつ、他のチューブの移動の障害にならないよう
に、配置されている。各アクチュエータ70は、以降に
さらに詳細に説明するセンサにより、対応するチューブ
76、78、80の軸方向移動と軸回転を感知する。セ
ンサは、感知信号56により軸方向移動と軸回転の表示
を行う。各アクチュエータ70は、駆動信号58の対応
する信号に応答して、軸方向の力と軸周りのトルクを対
応するチューブ76、78、80へ発生するモータを備
えている。アクチュエータ70は、以降にさらに詳細に
説明されている。
【0027】図5は、アクチュエータ70の一つの実施
形態を示す。支持脚台90がベース92から伸長してい
る。一組の支持脚台90は、作動軸81に沿って脚台9
0の開口を通って配置された軸部分96と98により、
送り台組立体94を支持している。また、移動送り制御
輪102と回転制御輪104が、軸部分96と98にも
支持されている。送り台組立体94と回転制御輪104
は、どちらも軸98へ固定されており、従って、回転輪
104の回転により、送り台組立体94は作動軸81周
りを回転する。移動制御輪102と送り台組立体94と
の間の接続は、図6に関して以降にさらに詳細に説明さ
れている。
【0028】支持脚台90の他の組は、駆動軸106と
108を作動軸81と平行に支持している。各駆動軸1
06、108は、支持脚台90の対応する組の開口を通
って伸長している。駆動輪110、112は、それぞ
れ、駆動軸106、108に取り付けられている。駆動
輪110は移動制御輪102と係合し、駆動輪112は
回転制御輪104と係合している。
【0029】モータ/センサ組立体114、116は、
それぞれ、駆動軸106と108へ機械的に接続されて
いる。組立体114、116内のモータは、駆動信号5
2に応答して、対応する駆動軸106、108へトルク
を加える。これらのモータは、好ましくは直流(DC)
トルクモータである。各組立体114、116内のセン
サは対応する相互に配置されたモータの回転位置を検出
する。センサは、従来の回転位置エンコーダの他の適当
な装置でもよい。センサは、各輪102、104の感知
された位置を示す感知信号56を発生する。例えば、信
号56は、それぞれ、一連のパルスであり、対応するモ
ータの回転量を示す。
【0030】組立体116内のセンサにより発生した信
号56は、アクチュエータ70内に配置されたチューブ
の回転位置を示す。組立体114内のセンサにより発生
した信号56は、後述のように、送り台組立体94内の
ギヤの形状のために、回転と移動の両方の情報を表す。
従って、チューブの移動位置を得るためには、純粋な回
転を示す、組立体114からの信号56が、回転と移動
の両方を示す組立体116からの信号から減算される。
【0031】図5のアクチュエータ70の動作中は、チ
ューブ76、78、80の一つは、作動軸81に沿って
アクチュエータ70を貫通して配置されている。使用者
は、このチューブを押し込み、引っ張りおよび回転す
る。チューブの引っ張りおよび押す動きは、輪102を
回転させ、チューブの回転は、輪102と104の両方
を回転させる。輪102と104の回転は、組立体11
4と116内のエンコーダにより検出され、エンコーダ
により発生した信号56の値は、それに対応して変化す
る。図2の作業端末60は、回路54により位置の情報
を受け取る。実行されているシミュレーション制御プロ
グラムに従って、作業端末60は、駆動信号52に、チ
ューブへ加えられる所望の力とトルクに対応する値を持
たせる。これらの信号は、組立体114と116内のモ
ータを駆動する。モータは、所望の力とトルクを軸10
6と108、輪110と112、および輪102と10
4により加える。
【0032】図6乃至9は、送り台組立体94の詳細を
示す。図6は、送り台組立体94の正面斜視図であり、
図7は、輪140と122がチューブ76と係合してい
る送り台組立体94の正面斜視図であり、図8は、クラ
ンプ解除位置にある送り台組立体94の背面斜視図であ
り、図9は、クランプ位置にある送り台組立体94の背
面斜視図である。
【0033】略コの字状(three sided)の送り台本体1
20は、次の構成要素すなわち、軸の部分96と98、
駆動ピンチ輪122、支柱126により支持されたクラ
ンプ部材124、相互に係合された輪またはギヤ12
8、130、輪128と同じ軸に取り付けられたマイタ
輪またはギヤ132、および輪130と同じ軸に取り付
けられたカラー134を支持する。マイタ輪132は、
駆動ピンチ輪122と同じ軸138に取り付けられた別
のマイタ輪またはギヤ136と係合している。アイドル
ピンチ輪140は、クランプ部材124に取り付けられ
ている。
【0034】軸81周りの軸部分98の回転が、送り台
94を軸81の周りに回転させるように、送り台本体1
20は、軸部分98に固定されている。輪130が、軸
81周りの本体120の回転から独立して、軸81の周
りを回転できるように、輪130と保持カラー134
は、本体120に取り付けられている。輪128とマイ
タ輪132もまた、本体120に対し自由に回転するよ
うに取り付けられている。従って、輪130は、軸81
周りの本体120の回転に対して独立して、輪128に
よりマイタ輪132へ回転を加える。
【0035】アクチュエータ70の使用準備状態にある
とき、クランプ部材124を、図8に示されたクランプ
解除位置へ移動する。チューブ76、78、80は、作
動軸81に沿って軸部分96と98へ挿入される。次
に、ピンチ輪122と140を、図7に示されているよ
うにチューブと係合するように、クランプ部材124は
図9のクランプ位置へ移動させる。図に示されていない
が、支柱126には好適には、クランプ部材124を本
体120へクランプするのを助けるためにねじが形成さ
れている。望ましくは、一組のスプリングが各支柱に設
けられており、スプリングは本体120とクランプ部材
124の間に一つ、クランプ部材124と支柱126へ
ねじ込まれた保持ナットとの間に一つ配置されている。
クランプ部材124は、保持ナットを調節することによ
り、クランプ位置とクランプ解除位置との間を移動す
る。
【0036】アクチュエータ70の操作中に、使用者が
チューブを回転させると、送り台組立体94が軸81の
周りを回転する。この回転は二つの働きをする。この回
転は、図5の軸98、輪104と112、および軸10
8を経て、組立体116内のエンコーダへ伝えられる。
この回転はまた、次の機構により組立体114内のエン
コーダへも伝えられる。すなわち、送り台94が回転す
ると、輪128は軸81の周りを回転する。しかし、純
粋な回転に関しては、輪128は、輪120に対し少し
も回転しない。従って、輪130は、回転していない輪
128により回転させられる。輪130の回転は、図5
の軸96、輪102と110、および軸106により組
立体114内のエンコーダへ伝えられる。
【0037】使用者がチューブを軸方向へ移動すること
により、ピンチ輪122が回転し、次に、マイタ輪13
6と132が回転する。この回転は、軸96と共に、図
5の輪128と130、輪102と110、および軸1
06を経て、組立体114へ伝えられる。
【0038】組立体114と116内のモータにより、
軸方向の力と軸周りのトルクがチューブへ加えられて、
触感的フィードバックは使用者へ伝えられる。モータの
トルクがチューブへ伝えられる機械的経路は、使用者に
より起こされた動きがエンコーダへ伝えられる上述の経
路とは逆の経路である。
【0039】図10は、概略的に図示されている3つの
アクチュエータ150、152、154を使用したアク
チュエータ組立体50−2の第2の実施形態を示す。ア
クチュエータ70のように、アクチュエータ150、1
52、154は、軸方向移動と軸周り回転について、双
方を感知して、軸方向移動と軸周り回転の双方の動きを
起こす。アクチュエータ150、152、154は、構
造が相互にほぼ似ている。各アクチュエータは、正方形
の断面を有する、異なる大きさの剛性のあるチューブと
係合している。図10に示されたチューブ156と15
8は、カテーテル12’とワイヤ10’へ取り付けら
れ、アクチュエータ154内のチューブ(図10に示さ
れていない)は、カテーテル14’へ取り付けられてい
る。各アクチュエータ150、152、154は、対応
するチューブと係合するようになっているので、後述の
ように、それらの内部構造は僅かに異なる。
【0040】図11は、最外側のカテーテル14’と共
に使用されるアクチュエータ154を示す。アクチュエ
ータ154は、リニアアクチュエータ160とロータリ
アクチュエータ162を有する。リニアアクチュエータ
160は、ほぼT字状の送り台161と、チューブ16
6を把持するがそのチューブ166をその長手方向軸周
りに回転できる回転軸受164とを有する。チューブ1
66は最外側のカテーテル14’に取り付けられてい
る。リニアアクチュエータ160は、レール168に沿
って滑り、駆動プーリ172とアイドルプーリ174と
の間に伸長しているケーブル環(loop)またはケーブルベ
ルト170に取り付けられている。駆動プーリ172
は、モータ176により回転し、その回転位置は、位置
エンコーダまたはセンサにより感知される。リニアアク
チュエータ160がレール168に沿って移動すると、
チューブ166は回転位置は拘束されずに、その軸に沿
って移動する。
【0041】ロータリアクチュエータ162は、チュー
ブ166が貫通している正方形の開口を有するリニア軸
受184を備えている。リニア軸受184は、チューブ
166の回転位置を追跡して、制御するが、チューブは
その長手軸方向に移動することができる。ロータリアク
チュエータ162は、ケーブル環またはベルト188、
駆動プーリ190、およびモータ192により駆動され
るプーリ186にも取り付けられている。回転位置エン
コーダ194は、駆動プーリ190の回転位置を感知す
る。ロータリアクチュエータ162が回転すると、チュ
ーブ166もその長手軸周りに回転するが、その移動位
置は拘束されない。ここに示した実施形態において、チ
ューブ166は、その正方形の断面のためにロータリア
クチュエータ162と共に回転するように拘束される。
他の実施形態として、アクチュエータ150、152、
および154内のチューブは、三角形、六角形、スプラ
インなどの回転を拘束する他の断面形状を有してもよ
い。
【0042】図10のアクチュエータ150、152
は、軸受162、164がそれより細いチューブ15
6、158を収容するように製作されていることを除い
て、アクチュエータ154と本質的に同じである。ま
た、チューブ158は、その中で独立して回転するよう
に、チューブ166より十分に細く、同様に、チューブ
156はチューブ158内で回転することを付け加えて
おく。ベルト170、188は、好適に、プーリ17
2、174、186、および190のリム(rim)の溝に
乗っているスチール製のケーブルまたはベルトである。
あるいは、プーリはスプロケット状の輪であってもよ
く、ベルト170、188は、チェーン、またはスプロ
ケット状プーリの歯と係合する、表面が波打った他の構
造であってもよい。
【0043】以上、カテーテルなどの細長い物体の使用
者に触感フィードバックを与えるのに有用なアクチュエ
ータ装置を説明した。上述の方法と操作の修正と変形
は、ここに開示された発明性の概念から逸脱することな
く、可能であることは本技術の専門家には明らかであろ
う。特に、本装置は、心臓または末梢血管のカテーテル
挿入以外の医療処置、例えば、介入放射線医学、泌尿器
科学、および他のカテーテルのような処置に使用するこ
とができる。従って、本発明は、添付した請求の範囲の
範囲と主旨だけに限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一組の同心カテーテルを備え、心臓または末
梢血管のカテーテル挿入用の従来装置の概略図である。
【図2】 本発明によるアクチュエータ組立体を使用し
ているカテーテル挿入シミュレーション装置の構成図で
ある。
【図3】 本発明の実施の形態1に係り、模式的に描い
たアクチュエータを含む図2の装置におけるアクチュエ
ータ組立体の斜視図である。
【図4】 図3のアクチュエータ組立体のカテーテルと
対応するチューブとの間の継ぎ手を示す図である。
【図5】 図3のアクチュエータ組立体のアクチュエー
タの斜視図である。
【図6】 図5のアクチュエータの送り台組立体の正面
斜視図である。
【図7】 図3のアクチュエータ組立体からのチューブ
を保持する、図6の送り台組立体の背面斜視図である。
【図8】 固定解除された位置にあるクランプ部材を示
す、図6の送り台組立体の背面斜視図である。
【図9】 固定された位置にあるクランプ部材を示す、
図8の送り台組立体の背面斜視図である。
【図10】 本発明の実施の形態2に係り、模式的に描
いたアクチュエータを含む図2の装置におけるアクチュ
エータ組立体の斜視図である。
【図11】 図10のアクチュエータ組立体のアクチュ
エータの斜視図である。
【符号の説明】
10’ ワイヤ(物体)、12’、14’ カテーテル
(物体)、50、50−1、50−2 アクチュエータ
組立体、52 駆動信号、56 感知信号、62 ディ
スプレイ(表示装置)、70、150、152,154
アクチュエータ、72 ベース、76、78、15
6、158 チューブ、81 作動軸、164 回転軸
受、184 リニア軸受。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 597067574 201 BROADWAY, CAMBRI DGE, MASSACHUSETTS 02139, U.S.A. (72)発明者 ジェフリー・マイケル・ウェンドラント アメリカ合衆国、マサチューセッツ州、ケ ンブリッジ、ショーンシー・ストリート 20、ナンバー・ツー (72)発明者 フレデリック・マーシャル・モルガン アメリカ合衆国、マサチューセッツ州、ク インシー、バトラー・ロード 157

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者による細長い物体の軸方向の移動
    と軸周りの回転に応答して触感的フィードバックを発生
    する装置であって、 前記物体へ機械的に接続されたアクチュエータにして、
    前記物体の軸方向の移動と軸周りの回転を表す感知信号
    を発生するように動作するセンサを有し、かつ、前記ア
    クチュエータに加えられた駆動信号に応答して、軸方向
    の力と軸周りのトルクを前記物体に加えるように動作す
    るモータを有する前記アクチュエータと、 前記アクチュエータに接続されたプロセッサにして、前
    記感知信号に応答して、使用者への触感的フィードバッ
    クとして前記物体に加えられる所望の軸方向の力と軸周
    りのトルクを計算するように動作し、また、所望の軸方
    向の力と軸周りのトルクが前記アクチュエータにより物
    体に加えられるように駆動信号を発生するように動作す
    る前記プロセッサとを備えたことを特徴とする触感的フ
    ィードバック発生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の触感的フィードバック
    発生装置において、前記アクチュエータが、 支持台と、 前記支持台上に設けられ、前記物体の軸方向の移動と軸
    周りの回転が可能になるよう前記物体を保持するように
    構成された送り機構にして、前記送り機構の回転可能な
    入力構成要素に加えられたトルクに応答して、前記物体
    に相互に独立した軸方向の力と軸周りのトルクを加える
    ように前記物体を保持したとき動作する前記送り機構
    と、 前記送り機構の回転可能な前記入力構成要素へ機械的に
    接続されたモータにして、前記プロセッサにより発生さ
    れた駆動信号を受信し、前記受信された駆動信号に従っ
    てモータによりトルクが前記入力構成要素へ加えられる
    ように、送り機構の入力構成要素へ接続された前記モー
    タとを備えたことを特徴とする触感的フィードバック発
    生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の触感的フィードバック
    発生装置において、前記アクチュエータが、 前記物体が伸長している中心の穴を取り囲んでいる内側
    部分を有し、前記物体の長手方向軸周りの前記物体の回
    転を制御し、他方で、前記長手方向軸に沿った前記物体
    の移動を可能にするように、前記内側部分が前記物体と
    協働的に構成されているリニア軸受と、 前記物体が伸長している中心の穴を取り囲んでいる内側
    部分を有し、前記長手方向軸に沿った前記物体の移動を
    制御し、他方で、前記物体が前記長手方向軸の周りを回
    転するように、内側部分が協働的に前記物体と構成され
    ている回転軸受と、 前記プロセッサにより発生された駆動信号を受信し、受
    信された駆動信号に従って、前記長手方向軸周りの前記
    物体の回転と前記長手方向軸に沿った前記物体の移動を
    制御するように、前記リニア軸受と前記回転軸受へそれ
    ぞれ接続されている二つのモータとを備えたことを特徴
    とする触感的フィードバック発生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の触感的フィードバック
    発生装置において、 前記物体がカテーテルまたはワイヤであり、 前記プロセッサは、前記所望の軸方向の力と軸周りのト
    ルクを計算して、心臓または末梢の血管のカテーテル挿
    入をシミュレートするシミュレーションプログラムを実
    行するように動作し、計算された前記軸方向の力と軸周
    りのトルクが、実際のカテーテル挿入中の触感的フィー
    ドバックとして使用者により感受される軸方向の力と軸
    周りのトルクの値であり、 前記触感的フィードバック発生装置はさらに、前記プロ
    セッサに接続された表示装置を含んでおり、前記表示装
    置は、シミュレートされた血管に沿った、前記カテーテ
    ルまたはワイヤのシミュレートされた延びの移動を描い
    た前記プロセッサにより発生された画像を表示するよう
    に動作することを特徴とする触感的フィードバック発生
    装置。
  5. 【請求項5】 使用者による、一組の伸長した同心の管
    状物体の軸方向の移動と軸周りの回転に応答して、触感
    的フィードバックを発生する装置において、 複数のアクチュエータにして、各アクチュエータが前記
    物体の対応する一つに機械的に接続され、前記接続され
    た物体の軸方向の移動と軸周りの回転を表す感知信号を
    発生するように動作するセンサを有し、前記アクチュエ
    ータへ送られた駆動信号に応答して、軸方向の移動と軸
    周りのトルクを前記接続された物体へ加えるように動作
    する前記複数のアクチュエータと、 アクチュエータに接続されたプロセッサにして、感知信
    号に応答して、使用者への触感フィードバックとして前
    記各物体へ加えられるべき所望の軸方向の力と所望の軸
    周りのトルクを計算するように動作し、また、前記所望
    の軸方向の力と所望の軸周りのトルクが、前記アクチュ
    エータにより前記物体へ加えられるように、駆動信号を
    発生するように動作する前記プロセッサとを備えたこと
    を特徴とする触感的フィードバック発生装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の触感的フィードバック
    発生装置において、 (1)前記アクチュエータがアクチュエータ組立体の一
    部であり、 ベースの延長方向へ伸長している作動軸上に、一組の同
    心物体の一端を支持するように、一端が構成された長い
    ベースと、 前記作動軸に沿って入れ子式にして配置された、一組の
    延長された同心状の剛体のチューブにして、前記剛体の
    チューブが、前記同心状の物体の対応する一つに接続さ
    れるように構成されており、各チューブは、チューブが
    接続される前記物体の引き込みに対応する引っ込んだ位
    置を有し、また、チューブが接続される前記物体の所望
    の最大伸長に対応する伸長した位置も有し、前記引っ込
    んだ位置にある各チューブが、前記伸長した位置にある
    隣接した外側のチューブからさらに伸長している、前記
    一組のチューブとを含んでおり、 (2)前記アクチュエータが、前記アクチュエータ組立
    体のベース上に作動軸に沿って間隔を置いた関係に配置
    されており、 第1アクチュエータが、前記ベースの一端に近い最外側
    のチューブと係合し、 他のアクチュエータはそれぞれ隣接した外側のチューブ
    の伸長した位置を越えて作動軸に沿った対応する位置
    で、次の内側のチューブの一つと順次係合し、 各アクチュエータが、アクチュエータへ加えられた作動
    信号に応答して、対応するチューブを作動軸に沿って移
    動させ、対応するチューブを作動軸の周りに回転させる
    ように動作することを特徴とする触感的フィードバック
    発生装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の触感的フィードバック
    発生装置において、前記物体がカテーテルであることを
    特徴とする前記装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の触感的フィードバック
    発生装置において、前記物体がカテーテルとワイヤであ
    ることを特徴とする触感的フィードバック発生装置。
  9. 【請求項9】 伸長された物体の、使用者への触感的フ
    ィードバックを発生する触感的フィードバック発生方法
    において、 使用者による物体の軸方向の移動と軸周りの回転の各大
    きさを表す感知信号を発生し、 前記感知信号に応答して、前記物体に加えられるべき所
    望の軸方向の力と軸周りのトルクを、前記使用者への触
    感的フィードバックとして計算し、 前記物体に加えられる前記所望の軸方向の力と軸周りの
    トルクを表す駆動信号を発生し、 前記駆動信号に従って、軸方向の力と軸周りのトルクを
    前記物体に加えるステップを備えたことを特徴とする触
    感的フィードバック発生方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の触感的フィードバッ
    ク発生方法において、前記物体がカテーテルまたはワイ
    ヤであり、 前記所望の軸方向の力と軸周りのトルクを計算するステ
    ップが、心臓または末梢の血管のカテーテル挿入をシミ
    ュレートするシミュレーションプログラムを実行するこ
    と含んでおり、 前記計算された軸方向の力と軸周りのトルクが、実際の
    カテーテル挿入中の触感的フィードバックとして使用者
    により感受される軸方向の力と軸周りのトルクの値であ
    ることを特徴とする触感的フィードバック発生方法。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の触感的フィードバ
    ック発生方法において、さらに、シミュレートされた血
    管に沿った、前記カテーテルまたはワイヤのシミュレー
    トされた延びの移動を描いた画像をディスプレイに表示
    するステップを含んでいることを特徴とする触感的フィ
    ードバック発生方法。
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