JP2000036368A - 空気圧を用いる抜き取り機構を有するコネクタ - Google Patents
空気圧を用いる抜き取り機構を有するコネクタInfo
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/629—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
- H01R13/633—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for disengagement only
- H01R13/637—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances for disengagement only by fluid pressure, e.g. explosion
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】コネクタ自体あるいはコネクタを実装した基板
にストレスを加えることなく、レセプタクルからプラグ
を引き抜くことが可能なコネクタを提供することであ
る。 【解決手段】本発明のコネクタは、レセプタクルとプラ
グ(すなわちピン)とが結合してなるコネクタである。プ
ラグは、プラグの側壁がレセプタクルの内壁に接触する
ようにレセプタクルに挿入される。プラグとレセプタク
ルとが結合されているとき、プラグとレセプタクルは嵌
合空間を形成する。この嵌合空間に圧縮空気を注入する
と、空気の圧力上昇によりプラグが押し上げられ、レセ
プタクルからの抜き取りを可能とする。嵌合空間の空気
圧によるコネクタの抜き取りは、プラグまたはレセプタ
クルに偏った応力を与えることなく、実行できる有利な
効果を有する。つまり、本発明のコネクタは、コネクタ
のピンの曲がりを無くし、また、コネクタを実装した基
板の半田クラック、パッド・ランド剥がれなどの不具合
を防止できる。
にストレスを加えることなく、レセプタクルからプラグ
を引き抜くことが可能なコネクタを提供することであ
る。 【解決手段】本発明のコネクタは、レセプタクルとプラ
グ(すなわちピン)とが結合してなるコネクタである。プ
ラグは、プラグの側壁がレセプタクルの内壁に接触する
ようにレセプタクルに挿入される。プラグとレセプタク
ルとが結合されているとき、プラグとレセプタクルは嵌
合空間を形成する。この嵌合空間に圧縮空気を注入する
と、空気の圧力上昇によりプラグが押し上げられ、レセ
プタクルからの抜き取りを可能とする。嵌合空間の空気
圧によるコネクタの抜き取りは、プラグまたはレセプタ
クルに偏った応力を与えることなく、実行できる有利な
効果を有する。つまり、本発明のコネクタは、コネクタ
のピンの曲がりを無くし、また、コネクタを実装した基
板の半田クラック、パッド・ランド剥がれなどの不具合
を防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラグ電極とレセプタ
クル電極とを嵌合させるタイプのコネクタに関し、より
具体的にいえば、空気圧を利用することにより、コネク
タやコネクタを実装した基板に負担をかけること無く確
実にプラグを抜き取る機構を有するコネクタに関する。
クル電極とを嵌合させるタイプのコネクタに関し、より
具体的にいえば、空気圧を利用することにより、コネク
タやコネクタを実装した基板に負担をかけること無く確
実にプラグを抜き取る機構を有するコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナル・コンピュータ(PC)、OA
機器では、最近、プラグ(すなわちピン)のアレイを用
いたコネクタが多用されている。このようなプラグ・ア
レイは、例えば、電子デバイスをデバイス支持回路基板
に接続したり、あるいは、アップグレード(バージョン
アップ)のための交換用回路基板をシステム回路基板へ
接続したりする場合に使用される。通常、プラグ・アレ
イは電子デバイスまたは交換用回路基板に設けられ、プ
ラグ・アレイを受け取るためのレセプタクルのアレイ
は、デバイス支持回路基板またはシステム回路基板に設
けられる。
機器では、最近、プラグ(すなわちピン)のアレイを用
いたコネクタが多用されている。このようなプラグ・ア
レイは、例えば、電子デバイスをデバイス支持回路基板
に接続したり、あるいは、アップグレード(バージョン
アップ)のための交換用回路基板をシステム回路基板へ
接続したりする場合に使用される。通常、プラグ・アレ
イは電子デバイスまたは交換用回路基板に設けられ、プ
ラグ・アレイを受け取るためのレセプタクルのアレイ
は、デバイス支持回路基板またはシステム回路基板に設
けられる。
【0003】パーソナル・コンピュータ(PC)あるいは
OA機器の高性能化および小型化に伴い、益々、プラグ
の寸法が減少し、プラグの本数および密度が増加してい
る。結果として、プラグ・アレイをレセプタクル・アレ
イに接続するタイプのコネクタは、様々な困難を解決す
る必要に迫られている。
OA機器の高性能化および小型化に伴い、益々、プラグ
の寸法が減少し、プラグの本数および密度が増加してい
る。結果として、プラグ・アレイをレセプタクル・アレ
イに接続するタイプのコネクタは、様々な困難を解決す
る必要に迫られている。
【0004】例えば、プラグ数の増加は、プラグの挿入
・引き抜きに要する力を増大させる。特に、プラグ・ア
レイをレセプタクル・アレイから引き抜く時には大きい
力が必要なため、プラグやレセプタクル、またはこれら
が取付けられている電子デバイスあるいは回路基板に過
度の応力が加えられた場合は、これらを損傷する可能性
がある。したがって、プラグとレセプタクルとを接続す
るコネクタは、コネクタ本体あるいは回路基板などに損
傷を与えることなく、引き抜き操作を容易にすることが
できるものでなければならない。
・引き抜きに要する力を増大させる。特に、プラグ・ア
レイをレセプタクル・アレイから引き抜く時には大きい
力が必要なため、プラグやレセプタクル、またはこれら
が取付けられている電子デバイスあるいは回路基板に過
度の応力が加えられた場合は、これらを損傷する可能性
がある。したがって、プラグとレセプタクルとを接続す
るコネクタは、コネクタ本体あるいは回路基板などに損
傷を与えることなく、引き抜き操作を容易にすることが
できるものでなければならない。
【0005】また、従来、プラグとレセプタクルとの接
続/引き抜きを容易にするために、補助ツールを組み込
んだコネクタを使用する方法が提案されている。しか
し、従来の補助ツールを組み込んだコネクタは、多数の
高密度なプラグのアレイを使用する環境に適したもので
はなかった。もちろん、このような補助ツール組み込ん
だコネクタは、大きなスペースを取ったり、コネクタを
許容不可能なほどに高価にするものであってはならい。
続/引き抜きを容易にするために、補助ツールを組み込
んだコネクタを使用する方法が提案されている。しか
し、従来の補助ツールを組み込んだコネクタは、多数の
高密度なプラグのアレイを使用する環境に適したもので
はなかった。もちろん、このような補助ツール組み込ん
だコネクタは、大きなスペースを取ったり、コネクタを
許容不可能なほどに高価にするものであってはならい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、コネ
クタ自体あるいはコネクタを実装した基板にストレスを
加えることなく、レセプタクルからプラグを引き抜くこ
とが可能なコネクタを提供することである。本発明の別
の目的は、空気圧を利用して、プラグ・アレイをレセプ
タクル・アレイから引き抜く新規なコネクタ組立体を提
供することである。
クタ自体あるいはコネクタを実装した基板にストレスを
加えることなく、レセプタクルからプラグを引き抜くこ
とが可能なコネクタを提供することである。本発明の別
の目的は、空気圧を利用して、プラグ・アレイをレセプ
タクル・アレイから引き抜く新規なコネクタ組立体を提
供することである。
【0007】本発明のコネクタは、レセプタクルとプラ
グとが結合してなるコネクタである。プラグは、プラグ
の側壁がレセプタクルの内壁に接触するようにレセプタ
クルに挿入される。プラグとレセプタクルとが結合され
ているとき、プラグとレセプタクルは嵌合空間を形成す
る。この嵌合空間に圧縮空気を注入すると、空気の圧力
上昇によりプラグが押し上げられ、レセプタクルからの
抜き取りを可能とする。嵌合空間の空気圧によるコネク
タの抜き取りは、プラグまたはレセプタクルに偏った応
力を与えることなく、実行できる有利な効果を有する。
つまり、本発明のコネクタは、コネクタのピンの曲がり
を無くし、また、コネクタを実装した基板の半田クラッ
ク、パッド・ランド剥がれなどの不具合を防止できる。
グとが結合してなるコネクタである。プラグは、プラグ
の側壁がレセプタクルの内壁に接触するようにレセプタ
クルに挿入される。プラグとレセプタクルとが結合され
ているとき、プラグとレセプタクルは嵌合空間を形成す
る。この嵌合空間に圧縮空気を注入すると、空気の圧力
上昇によりプラグが押し上げられ、レセプタクルからの
抜き取りを可能とする。嵌合空間の空気圧によるコネク
タの抜き取りは、プラグまたはレセプタクルに偏った応
力を与えることなく、実行できる有利な効果を有する。
つまり、本発明のコネクタは、コネクタのピンの曲がり
を無くし、また、コネクタを実装した基板の半田クラッ
ク、パッド・ランド剥がれなどの不具合を防止できる。
【0008】本発明は、別の態様では、プラグのアレイ
を有する第1の部材と、前記プラグと嵌合し、前記プラ
グとの間に嵌合空間を形成するように配置されたレセプ
タクルのアレイを有する第2の部材とを備え、嵌合空間
への圧縮空気の注入によって、プラグのアレイをレセプ
タクルのアレイから引き離すコネクタ組立体を提供す
る。
を有する第1の部材と、前記プラグと嵌合し、前記プラ
グとの間に嵌合空間を形成するように配置されたレセプ
タクルのアレイを有する第2の部材とを備え、嵌合空間
への圧縮空気の注入によって、プラグのアレイをレセプ
タクルのアレイから引き離すコネクタ組立体を提供す
る。
【0009】本発明は、さらに別の態様では、プラグの
アレイを有する第1の部材と、レセプタクルのアレイを
有する第2の部材とを備え、前記第1の部材と前記第2
の部材との間に配置された空気チューブの膨張を利用し
てプラグのアレイをレセプタクルのアレイから引き抜く
コネクタ組立体を提供する。
アレイを有する第1の部材と、レセプタクルのアレイを
有する第2の部材とを備え、前記第1の部材と前記第2
の部材との間に配置された空気チューブの膨張を利用し
てプラグのアレイをレセプタクルのアレイから引き抜く
コネクタ組立体を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるコネクタ1
0の基本構造を示している。図1のコネクタ10は、1
つのプラグ30と1つのレセプタクル20とからなって
いる。図1のコネクタは、図5に関して後述する、プラ
グ・アレイとレセプタクル・アレイとを有するコネクタ
組立体の1つのコネクタ部分に対応する。
0の基本構造を示している。図1のコネクタ10は、1
つのプラグ30と1つのレセプタクル20とからなって
いる。図1のコネクタは、図5に関して後述する、プラ
グ・アレイとレセプタクル・アレイとを有するコネクタ
組立体の1つのコネクタ部分に対応する。
【0011】まず、図1を参照して、本発明にしたがっ
て空気圧を利用してプラグ30を引き抜く動作を説明す
る。図1はプラグ30がレセプタクル20に嵌合した状
態のコネクタ10の様子を示している。多くのコネクタ
と同様に、本発明のコネクタ10のプラグ30は、レセ
プタクル20に摺動的に挿入され、レセプタクル20内
壁と接触している。プラグ30はレセプタクル20の内
側側壁23の弾性力に抗して押し込まれ、レセプタクル
20と完全に嵌合する。レセプタクル20の内側側壁2
3に対してプラグ30の側壁33は同じか幾分大きい寸
法である。
て空気圧を利用してプラグ30を引き抜く動作を説明す
る。図1はプラグ30がレセプタクル20に嵌合した状
態のコネクタ10の様子を示している。多くのコネクタ
と同様に、本発明のコネクタ10のプラグ30は、レセ
プタクル20に摺動的に挿入され、レセプタクル20内
壁と接触している。プラグ30はレセプタクル20の内
側側壁23の弾性力に抗して押し込まれ、レセプタクル
20と完全に嵌合する。レセプタクル20の内側側壁2
3に対してプラグ30の側壁33は同じか幾分大きい寸
法である。
【0012】レセプタクル20の内側側壁23とプラグ
30の側壁33は、プラグ30とレセプタクル20が嵌
合したとき、レセプタクル20とプラグ30との間に嵌
合空間5を形成するように形成される。
30の側壁33は、プラグ30とレセプタクル20が嵌
合したとき、レセプタクル20とプラグ30との間に嵌
合空間5を形成するように形成される。
【0013】プラグ30がレセプタクル20の内壁と接
触すると、内側側壁23と側壁33との接触面を通して
空間5の空気が漏れにくくなる。したがって、プラグ3
0をレセプタクル20内に挿入するとき、プラグ30の
挿入によって空間5の空気が下向きに押し出される。プ
ラグ30によって押し出される空気は、レセプタクル2
0の排気口を介して逃がされる。この排気口は、プラグ
30を引き抜くために嵌合空間5に圧縮空気を注入する
する空気噴出用穴としても利用される。
触すると、内側側壁23と側壁33との接触面を通して
空間5の空気が漏れにくくなる。したがって、プラグ3
0をレセプタクル20内に挿入するとき、プラグ30の
挿入によって空間5の空気が下向きに押し出される。プ
ラグ30によって押し出される空気は、レセプタクル2
0の排気口を介して逃がされる。この排気口は、プラグ
30を引き抜くために嵌合空間5に圧縮空気を注入する
する空気噴出用穴としても利用される。
【0014】図2は、プラグ30の抜き取りの際にレセ
プタクル20の排気口から圧縮空気を嵌合空間5に注入
する様子を示す。通常プラグ30は、レセプタクル20
の内側側壁23の面に摺動しつつ挿入されている。この
嵌合状態では、プラグ30は、レセプタクル20の内側
側壁23の内側に向かう弾性力8によって、密な接触状
態に保持されている。このように嵌合したプラグ30を
レセプタクル20から引き抜くのは一般に容易ではな
い。もし、引き抜きを容易にするために、引張り力6を
左右に交互に加えらがらプラグ30を引き抜くと、横方
向に力が加わり、プラグ30およびレセプタクル20を
痛めることになる。また、このような横方向の力は、コ
ネクタの電気的接触不良に止どまらず、プラグ30やレ
セプタクル20を保持している基板のパッド・ランドの
剥がれ、半田クラックなどの不具合をも生じさせる。
プタクル20の排気口から圧縮空気を嵌合空間5に注入
する様子を示す。通常プラグ30は、レセプタクル20
の内側側壁23の面に摺動しつつ挿入されている。この
嵌合状態では、プラグ30は、レセプタクル20の内側
側壁23の内側に向かう弾性力8によって、密な接触状
態に保持されている。このように嵌合したプラグ30を
レセプタクル20から引き抜くのは一般に容易ではな
い。もし、引き抜きを容易にするために、引張り力6を
左右に交互に加えらがらプラグ30を引き抜くと、横方
向に力が加わり、プラグ30およびレセプタクル20を
痛めることになる。また、このような横方向の力は、コ
ネクタの電気的接触不良に止どまらず、プラグ30やレ
セプタクル20を保持している基板のパッド・ランドの
剥がれ、半田クラックなどの不具合をも生じさせる。
【0015】この課題を解決するために、本発明はレセ
プタクル20とプラグ30とにより画定された嵌合空間
5に圧縮空気を注入し、空気の圧力をプラグ30の底面
に垂直に押し上げ力として作用させる。また、この空気
圧は、レセプタクルの内側側壁の内側に作用する弾性力
8に抗して側壁を外側に広げようと働く。高圧の空気を
嵌合空間5に注入させた場合に、空気の圧力がプラグ3
0をほぼ垂直にしかもプラグ30の底面34に平均的に
作用する。そのためコネクタに局所的な歪が生ぜず、コ
ネクタ10本体にダメージを与えることなく、レセプタ
クル20からプラグ30の抜き取りを完了できる。
プタクル20とプラグ30とにより画定された嵌合空間
5に圧縮空気を注入し、空気の圧力をプラグ30の底面
に垂直に押し上げ力として作用させる。また、この空気
圧は、レセプタクルの内側側壁の内側に作用する弾性力
8に抗して側壁を外側に広げようと働く。高圧の空気を
嵌合空間5に注入させた場合に、空気の圧力がプラグ3
0をほぼ垂直にしかもプラグ30の底面34に平均的に
作用する。そのためコネクタに局所的な歪が生ぜず、コ
ネクタ10本体にダメージを与えることなく、レセプタ
クル20からプラグ30の抜き取りを完了できる。
【0016】図3には、レセプタクル20からプラグ3
0を空気圧で抜き取りを可能にする本発明の具体的なコ
ネクタ10の実施態様が示されている。プラグ30をレ
セプタクル20に確実・安定的に嵌合させることはコネ
クタの本質的要求である。そのためプラグ30は、レセ
プタクル20の側壁による内側方向の弾性力8により確
実に支持された状態で嵌合している。しっかり嵌合した
プラグ30を、空気の圧力によりレセプタクル20から
離脱を容易にするには、図3に示すようなプラグ30と
レセプタクル20とからなるコネクタ10が考えられ
る。このコネクタの特徴は、プラグ30の側面33のレ
セプタクル20の内側側壁23に接する部分がほぼ球面
状をなす点である。
0を空気圧で抜き取りを可能にする本発明の具体的なコ
ネクタ10の実施態様が示されている。プラグ30をレ
セプタクル20に確実・安定的に嵌合させることはコネ
クタの本質的要求である。そのためプラグ30は、レセ
プタクル20の側壁による内側方向の弾性力8により確
実に支持された状態で嵌合している。しっかり嵌合した
プラグ30を、空気の圧力によりレセプタクル20から
離脱を容易にするには、図3に示すようなプラグ30と
レセプタクル20とからなるコネクタ10が考えられ
る。このコネクタの特徴は、プラグ30の側面33のレ
セプタクル20の内側側壁23に接する部分がほぼ球面
状をなす点である。
【0017】嵌合空間5に面するプラグ30の部分は、
空気圧を平均的に受けるように平面状の底面34を有す
る。レセプタクル20は、側壁挿入口の部分22が部分
的に球面状のプラグ30を確実にレセプタクル20の凹
部に受け入れを容易にするために広がっている。そして
レセプタクル20の内側側壁23は、深くなるに従って
徐々に内径寸法は狭くなる。プラグ30の側壁33(球
面部)は、レセプタクル20の内側側壁23の内側寸法
より多少大きめの形状を有するように形成されている。
この部分的に球面状のプラグ30をレセプタクル20の
挿入口22から入れる。プラグ33の挿入は、徐々に増
加するレセプタクル20の内側側壁23の内側向きの弾
性力8に抗して、行われる。最終的な嵌合状態のプラグ
30は、レセプタクル20の側壁から強い内向き弾性力
8を受け、確実かつ安定的に球面上の側壁33の接触点
で保持される。
空気圧を平均的に受けるように平面状の底面34を有す
る。レセプタクル20は、側壁挿入口の部分22が部分
的に球面状のプラグ30を確実にレセプタクル20の凹
部に受け入れを容易にするために広がっている。そして
レセプタクル20の内側側壁23は、深くなるに従って
徐々に内径寸法は狭くなる。プラグ30の側壁33(球
面部)は、レセプタクル20の内側側壁23の内側寸法
より多少大きめの形状を有するように形成されている。
この部分的に球面状のプラグ30をレセプタクル20の
挿入口22から入れる。プラグ33の挿入は、徐々に増
加するレセプタクル20の内側側壁23の内側向きの弾
性力8に抗して、行われる。最終的な嵌合状態のプラグ
30は、レセプタクル20の側壁から強い内向き弾性力
8を受け、確実かつ安定的に球面上の側壁33の接触点
で保持される。
【0018】このような結合状態のプラグ30とレセプ
タクル20とにより画定された嵌合空間5に圧縮空気を
注入することにより、嵌合空間5に面しているプラグ3
0の底面34に押し上げ力が平均的に作用することが図
4に表されている。プラグ30の押し上げにともない、
プラグ30の球面状部分33と接触するレセプタクル2
0の内側側壁23の接点36の直径寸法は広がる。プラ
グ30とレセプタクル20との接点36が上昇するに従
って、レセプタクル20の内側側壁23の弾性力8は小
さくなるため、プラグ30は抜けやすくなる。最終的に
図4に示すように、圧縮空気を嵌合空間5に注入するこ
とにより、プラグ30及びレセプタクル20などのコネ
クタ10本体に偏った力を与えることなくプラグ30を
引き抜くことができることとなる。従って図4に示され
たコネクタ10には、プラグ30をレセプタクル20か
ら引き抜く際にプラグの曲がりを防止できる。またこの
コネクタ10を組み込んだ基板の半田クラック、パッド
・ランド剥がれなどのダメージを与えないで済む利点が
ある。
タクル20とにより画定された嵌合空間5に圧縮空気を
注入することにより、嵌合空間5に面しているプラグ3
0の底面34に押し上げ力が平均的に作用することが図
4に表されている。プラグ30の押し上げにともない、
プラグ30の球面状部分33と接触するレセプタクル2
0の内側側壁23の接点36の直径寸法は広がる。プラ
グ30とレセプタクル20との接点36が上昇するに従
って、レセプタクル20の内側側壁23の弾性力8は小
さくなるため、プラグ30は抜けやすくなる。最終的に
図4に示すように、圧縮空気を嵌合空間5に注入するこ
とにより、プラグ30及びレセプタクル20などのコネ
クタ10本体に偏った力を与えることなくプラグ30を
引き抜くことができることとなる。従って図4に示され
たコネクタ10には、プラグ30をレセプタクル20か
ら引き抜く際にプラグの曲がりを防止できる。またこの
コネクタ10を組み込んだ基板の半田クラック、パッド
・ランド剥がれなどのダメージを与えないで済む利点が
ある。
【0019】図5は、図1または図3に示すレセプタク
ル20のアレイを有するレセプタクル部材25の構造を
示している。図5は、レセプタクル部材25の上面図
(a)と、複数のレセプタクル20の中心を切断する線
A−A'の断面図(b)を示している。レセプタクル部
材25は、支持体80に形成されたレセプタクル20の
アレイを有する。陰影部はレセプタクル部材25内に空
気通路50が存在することを示している。レセプタクル
部材25の上面図(a)は、部材の内部を貫通している
空気通路50を投影して表している。レセプタクル部材
25の実施態様において、空気通路50は各レセプタク
ル20部と連結されている。各空気通路50は、最終的
に1つの空気口40に連結されている。空気口40は1
つである必要はなく各レセプタクル20に対して均一な
空気圧を与えることができるならば複数個を設けてもよ
い。側面図(b)の太線は、各レセプタクル20に対し
て設けられた電極線60を示している。電極線60の配
置は図5に示されている態様に限定されものではなく、
種々の電極線60の配線が考えられる。図5のレセプタ
クル部材25(支持体80)は、例えば、電子デバイス
が取付けられる支持回路基板、またはグレードアップ用
の回路基板が取付けられるシステム回路基板上に実装さ
れる。
ル20のアレイを有するレセプタクル部材25の構造を
示している。図5は、レセプタクル部材25の上面図
(a)と、複数のレセプタクル20の中心を切断する線
A−A'の断面図(b)を示している。レセプタクル部
材25は、支持体80に形成されたレセプタクル20の
アレイを有する。陰影部はレセプタクル部材25内に空
気通路50が存在することを示している。レセプタクル
部材25の上面図(a)は、部材の内部を貫通している
空気通路50を投影して表している。レセプタクル部材
25の実施態様において、空気通路50は各レセプタク
ル20部と連結されている。各空気通路50は、最終的
に1つの空気口40に連結されている。空気口40は1
つである必要はなく各レセプタクル20に対して均一な
空気圧を与えることができるならば複数個を設けてもよ
い。側面図(b)の太線は、各レセプタクル20に対し
て設けられた電極線60を示している。電極線60の配
置は図5に示されている態様に限定されものではなく、
種々の電極線60の配線が考えられる。図5のレセプタ
クル部材25(支持体80)は、例えば、電子デバイス
が取付けられる支持回路基板、またはグレードアップ用
の回路基板が取付けられるシステム回路基板上に実装さ
れる。
【0020】図6は、レセプタクル20と空気通路50
との連結の1態様を示している。レセプタクル20の上
面図(a)と切断線C−C'による回路基板80の断面
図(b)とが示されている。空気通路50は、レセプタ
クル20の下部24に至っている。レセプタクル20の
下部24には、空気通路50に対応する部分に空気噴出
用穴70が設けられている。この空気噴出用穴により、
レセプタクル20の凹状の内部(または嵌合空間5)に
空気通路50を通して圧縮空気が送られる。空気噴出用
穴70の形状、配置、及び個数は、レセプタクル20と
嵌合するプラグ30の底面34に平均的な押しあげ力が
作用するように種々のタイプが設計可能である。また、
空気噴出用穴70は、図1において説明したようにプラ
グ30をレセプタクル20に挿入する場合に、嵌合空間
5の空気を逃がす排気口としても利用される。
との連結の1態様を示している。レセプタクル20の上
面図(a)と切断線C−C'による回路基板80の断面
図(b)とが示されている。空気通路50は、レセプタ
クル20の下部24に至っている。レセプタクル20の
下部24には、空気通路50に対応する部分に空気噴出
用穴70が設けられている。この空気噴出用穴により、
レセプタクル20の凹状の内部(または嵌合空間5)に
空気通路50を通して圧縮空気が送られる。空気噴出用
穴70の形状、配置、及び個数は、レセプタクル20と
嵌合するプラグ30の底面34に平均的な押しあげ力が
作用するように種々のタイプが設計可能である。また、
空気噴出用穴70は、図1において説明したようにプラ
グ30をレセプタクル20に挿入する場合に、嵌合空間
5の空気を逃がす排気口としても利用される。
【0021】図7は、図5に示されたレセプタクル部材
25と結合するプラグ部材35の側面図(a)及び上面
図(b)を示している。プラグ部材35は、支持体85
に形成されたプラグ30のアレイを有する。支持体85
は、例えば、電子デバイスそれ自体でもよいし、グレー
ドアップ用の回路基板でもよい。また、プラグ部材35
(支持体85)は、電子デバイスまたは回路基板上に実
装してもよい。
25と結合するプラグ部材35の側面図(a)及び上面
図(b)を示している。プラグ部材35は、支持体85
に形成されたプラグ30のアレイを有する。支持体85
は、例えば、電子デバイスそれ自体でもよいし、グレー
ドアップ用の回路基板でもよい。また、プラグ部材35
(支持体85)は、電子デバイスまたは回路基板上に実
装してもよい。
【0022】使用時には、図7に示すプラグ部材35を
図5に示すレセプタクル部材25に結合する。結合状態
において、プラグ部材35の各プラグ30は、レセプタ
クル部材25の対応するレセプタクル20と協働して、
上述した嵌合空間5を形成する。プラグ部材35をレセ
プタクル部材25から抜き取る場合は、図2において上
述したように、圧縮空気を嵌合空間5へ注入する。図5
の示す空気口40から全てのプラグ30とレセプタクル
20とで画定される嵌合空間5に圧縮空気を送り込む。
空気口40は全ての嵌合空間5に空気通路50と空気噴
出用穴70とを通して一様に連通している。圧縮空気は
全ての嵌合空間5に空気噴出穴70を通して注入され、
その空気の圧力により各プラグ30とレセプタクル20
との引き抜きを可能にする。
図5に示すレセプタクル部材25に結合する。結合状態
において、プラグ部材35の各プラグ30は、レセプタ
クル部材25の対応するレセプタクル20と協働して、
上述した嵌合空間5を形成する。プラグ部材35をレセ
プタクル部材25から抜き取る場合は、図2において上
述したように、圧縮空気を嵌合空間5へ注入する。図5
の示す空気口40から全てのプラグ30とレセプタクル
20とで画定される嵌合空間5に圧縮空気を送り込む。
空気口40は全ての嵌合空間5に空気通路50と空気噴
出用穴70とを通して一様に連通している。圧縮空気は
全ての嵌合空間5に空気噴出穴70を通して注入され、
その空気の圧力により各プラグ30とレセプタクル20
との引き抜きを可能にする。
【0023】プラグ部材35とレセプタクル部材25と
の引き離しは、図2の場合と同様に、コネクタ10(レ
セプタクル20とプラグ30)にダメージを与えること
はない。プラグ部材35とレセプタクル部材25が、同
じ形状および同じ機械的特性を有するプラグ30とレセ
プタクル20を有するならば、同じ形状および同じ大き
さの嵌合空間5が形成される。したがって、同じ圧力の
空気を同じ形状および大きさの嵌合空間5の全てに注入
することにより、全てのプラグ30をほぼ同時にレセプ
タクルから引き抜くことができる。
の引き離しは、図2の場合と同様に、コネクタ10(レ
セプタクル20とプラグ30)にダメージを与えること
はない。プラグ部材35とレセプタクル部材25が、同
じ形状および同じ機械的特性を有するプラグ30とレセ
プタクル20を有するならば、同じ形状および同じ大き
さの嵌合空間5が形成される。したがって、同じ圧力の
空気を同じ形状および大きさの嵌合空間5の全てに注入
することにより、全てのプラグ30をほぼ同時にレセプ
タクルから引き抜くことができる。
【0024】図8−図10は、プラグ・アレイを有する
プラグ部材35(図10)とレセプタクル・アレイを有
するレセプタクル部材25とを用いるコネクタ組立体の
別の実施形態を示している。図8は、複数のレセプタク
ル20(図示せず)を有するレセプタクル部材25の上
面図(a)と、切断線D−D’に沿った断面図(b)と
を示している。
プラグ部材35(図10)とレセプタクル・アレイを有
するレセプタクル部材25とを用いるコネクタ組立体の
別の実施形態を示している。図8は、複数のレセプタク
ル20(図示せず)を有するレセプタクル部材25の上
面図(a)と、切断線D−D’に沿った断面図(b)と
を示している。
【0025】レセプタクル部材25は、周囲を取り囲む
側壁27を持つように形成されており、その底部にレセ
プタクルのアレイ(120で簡略して示している)を有
する。レセプタクル部材25の内部には、空気チューブ
90および補助プレート110が配置される。空気チュ
ーブ90は、レセプタクル部材25の内側底面の溝10
0に収納されている。空気チューブ90は空気口40
(図8)を有し、レセプタクル部材25の外に出てい
る。
側壁27を持つように形成されており、その底部にレセ
プタクルのアレイ(120で簡略して示している)を有
する。レセプタクル部材25の内部には、空気チューブ
90および補助プレート110が配置される。空気チュ
ーブ90は、レセプタクル部材25の内側底面の溝10
0に収納されている。空気チューブ90は空気口40
(図8)を有し、レセプタクル部材25の外に出てい
る。
【0026】補助プレート110は、プラグ部材35と
レセプタクル部材25との間に、より正確に言えば、プ
ラグ部材35と空気チューブ90との間に配置されてい
る。補助プレート110は、プラグ30とレセプタクル
20との嵌合を可能にするように、プラグ30の位置と
整列して形成された穴130を有する。穴130の寸法
は、プラグ30の側面33と接触しないようにプラグの
外形寸法より大きい。プラグ部材35の底面39に設置
されたアレイ状のプラグ30(図示せず)は、穴130
を通してレセプタクル部材25の電極エリア120に設
けられたアレイ状のレセプタクル20と嵌合する。
レセプタクル部材25との間に、より正確に言えば、プ
ラグ部材35と空気チューブ90との間に配置されてい
る。補助プレート110は、プラグ30とレセプタクル
20との嵌合を可能にするように、プラグ30の位置と
整列して形成された穴130を有する。穴130の寸法
は、プラグ30の側面33と接触しないようにプラグの
外形寸法より大きい。プラグ部材35の底面39に設置
されたアレイ状のプラグ30(図示せず)は、穴130
を通してレセプタクル部材25の電極エリア120に設
けられたアレイ状のレセプタクル20と嵌合する。
【0027】空気チューブ90は典型的にはゴムであ
る。空気圧の注入、排気により膨張、収縮できるもので
あれば、他の伸縮素材でもよい。空気チューブ90は、
その体積の膨張によりプラグ部材35を引き抜く場合を
除き、レセプタクル部材25の溝100に収納されてい
る。
る。空気圧の注入、排気により膨張、収縮できるもので
あれば、他の伸縮素材でもよい。空気チューブ90は、
その体積の膨張によりプラグ部材35を引き抜く場合を
除き、レセプタクル部材25の溝100に収納されてい
る。
【0028】図10は、プラグ部材35がレセプタクル
部材25に結合している状態を示している。プラグ部材
35は、レセプタクル部材25の側壁27によって定め
られる開口にはめ込まれるように形成されている。プラ
グ部材35がレセプタクル部材25に結合したとき、プ
ラグ部材35のプラグは、補助プレート110の穴13
0を通り、レセプタクル部材25の対応レセプタクル2
0と嵌合する。このとき、空気チューブ90は、溝10
0に収納され、つぶされた状態にある。
部材25に結合している状態を示している。プラグ部材
35は、レセプタクル部材25の側壁27によって定め
られる開口にはめ込まれるように形成されている。プラ
グ部材35がレセプタクル部材25に結合したとき、プ
ラグ部材35のプラグは、補助プレート110の穴13
0を通り、レセプタクル部材25の対応レセプタクル2
0と嵌合する。このとき、空気チューブ90は、溝10
0に収納され、つぶされた状態にある。
【0029】図11は、空気チューブ90の作用により
プラグ部材35を引き抜く様子を示している。プラグ部
材35を抜き取るときは、空気口40から空気を注入す
る。空気チューブ90は膨張し、補助プレート110を
押し上げる。押し上げられた補助プレート110は、そ
の上面114の全面を介してプラグ部材35の底面39
に一様な押し上げ力を与える。これと同時にプラグ部材
35のすべてのプラグ30が、レセプタクル部材25の
レセプタクル20から引き抜かれる。
プラグ部材35を引き抜く様子を示している。プラグ部
材35を抜き取るときは、空気口40から空気を注入す
る。空気チューブ90は膨張し、補助プレート110を
押し上げる。押し上げられた補助プレート110は、そ
の上面114の全面を介してプラグ部材35の底面39
に一様な押し上げ力を与える。これと同時にプラグ部材
35のすべてのプラグ30が、レセプタクル部材25の
レセプタクル20から引き抜かれる。
【0030】補助プレート110は、空気チューブ90
による力をプラグ部材35に均一に加えるために好まし
い。しかし、空気チューブ90のみでプラグ部材35の
底面39に一様な力を作用させることができる場合は、
補助プレート110を省くことができる。
による力をプラグ部材35に均一に加えるために好まし
い。しかし、空気チューブ90のみでプラグ部材35の
底面39に一様な力を作用させることができる場合は、
補助プレート110を省くことができる。
【0031】以上説明した実施例に限られず、プラグを
レセプタクルから引き抜くコネクタ又はプラフ部材をレ
セプタクル部材から引き抜くコネクタ部材は、空気圧を
用いてプラグまたはプラグ部材を引き抜くという技術的
思想に基づて種々考案できる。
レセプタクルから引き抜くコネクタ又はプラフ部材をレ
セプタクル部材から引き抜くコネクタ部材は、空気圧を
用いてプラグまたはプラグ部材を引き抜くという技術的
思想に基づて種々考案できる。
【図1】プラグがレセプタクルに嵌合した状態の本発明
のコネクタを示す。
のコネクタを示す。
【図2】圧縮空気を嵌合嵌合空間5に注入することによ
りプラグをレセプタクルから引き抜く様子を示す。
りプラグをレセプタクルから引き抜く様子を示す。
【図3】レセプタクル20への接触面が球面状を有する
プラグ30がレセプタクル20に嵌合した状態の本発明
の別のコネクタを示す。
プラグ30がレセプタクル20に嵌合した状態の本発明
の別のコネクタを示す。
【図4】嵌合空間5に圧縮空気を注入することにより、
図3のプラグ30をレセプタクル20から引き抜く様子
を示す。
図3のプラグ30をレセプタクル20から引き抜く様子
を示す。
【図5】図1または図3に示したレセプタクル20を複
数有するレセプタクル部材25の構造を示す。レセプタ
クル部材25の上面図(a)と、切断線A−A’の断面
図(b)を示す。
数有するレセプタクル部材25の構造を示す。レセプタ
クル部材25の上面図(a)と、切断線A−A’の断面
図(b)を示す。
【図6】1つのレセプタクル20と空気通路50との連
結の1態様を示している。レセプタクル部材25を上面
図(a)と切断線C−C'の断面図(b)を示す。
結の1態様を示している。レセプタクル部材25を上面
図(a)と切断線C−C'の断面図(b)を示す。
【図7】複数のプラグを有するプラグ部材35の上面図
(a)と側面図(b)を示す。
(a)と側面図(b)を示す。
【図8】空気チューブ90に注入された空気の圧力によ
りプラグ部材35を引き抜く本発明の別のコネクタ部材
を構成するレセプタクル部材25の上面図(a)と切断
線D−D’の断面図(b)を示している。
りプラグ部材35を引き抜く本発明の別のコネクタ部材
を構成するレセプタクル部材25の上面図(a)と切断
線D−D’の断面図(b)を示している。
【図9】補助プレート110は、プラグ30を逃がす為
の穴130を有していることを示す。
の穴130を有していることを示す。
【図10】空気チューブ90及び補助プレート110を
有するレセプタクル部材25にプラグ部材35が嵌合し
ている状態を示す。
有するレセプタクル部材25にプラグ部材35が嵌合し
ている状態を示す。
【図11】空気チューブ90が膨張する際の空気圧の押
し上げ力により、プラグ部材35が引き抜かれる様子を
示す。
し上げ力により、プラグ部材35が引き抜かれる様子を
示す。
5 :嵌合空間 6 :プラグ30を引き抜く力 8 :レセプタクル20の側壁の内側に働く弾性力 10 :コネクタ 15 :コネクタ部材 20 :レセプタクル 22 :レセプタクルの挿入口 23 :レセプタクルの内側の側壁 24 :レセプタクルの下部 25 :レセプタクル部材 27 :レセプタクル部材の挿入口 28 :レセプタクル部材の内側の側壁 30 :プラグ 33 :プラグの側壁 34 :プラグの底面 35 :プラグ部材 36 :プラグとレセプタクルの接点 38 :プラグ部材の側壁 39 :プラグ部材の底面 40 :空気口 50 :空気通路 60 :電極線 70 :空気噴出用穴(排気口) 80 :レセプタクル・アレイの支持体 85 :プラグ・アレイの支持体 90 :空気チューブ 100:溝 110:補助プレート 112:補助プレートの下面 114:補助プレートの上面 120:電極エリア 130:電極逃げ用穴
フロントページの続き (72)発明者 吉川 靖 滋賀県野洲郡野洲町大字市三宅800番地 日本アイ・ビー・エム株式会社 野洲事業 所内 (72)発明者 杉山 雅彦 滋賀県野洲郡野洲町大字市三宅800番地 日本アイ・ビー・エム株式会社 野洲事業 所内 Fターム(参考) 5E021 FA16 FC31 HB15 KA05 5E063 KA03
Claims (15)
- 【請求項1】レセプタクルとプラグとが結合してなるコ
ネクタであって、 前記プラグは、該プラグの側壁が前記レセプタクルの内
壁に接触するように前記レセプタクル挿入されて、前記
プラグ及びレセプタクルにより画定される嵌合空間を形
成し、 前記嵌合空間に圧縮空気を注入して前記プラグを押し上
げ、前記レセプタクルから前記プラグを抜き取ることを
特徴とするコネクタ。 - 【請求項2】前記レセプタクルは、前記嵌合空間に前記
圧縮空気を注入するための空気噴出用穴を有する請求項
1のコネクタ。 - 【請求項3】前記レセプタクルの側壁の内径は、前記プ
ラグの挿入方向に徐々に小さくなっており、前記プラグ
の前記レセプタクルへの挿入・引き抜きを容易にする請
求項2のコネクタ。 - 【請求項4】プラグのアレイを有する第1の部材と、前
記プラグと嵌合するように配置されたレセプタクルのア
レイを有する第2の部材とを備え、前記プラグと前記レ
セプタクルとが結合してなるコネクタ組立体であって、 前記プラグは、該プラグの側壁が前記レセプタクルの内
壁に接触するように前記レセプタクル内に挿入されて、
前記プラグ及びレセプタクルにより画定される嵌合空間
を形成し、 前記嵌合空間に圧縮空気を注入することにより全ての前
記プラグを前記レセプタクルから引き離すことを特徴と
するコネクタ組立体。 - 【請求項5】前記レセプタクルの各々は前記嵌合空間に
空気を導く空気噴出用穴を有し、該穴を通して全ての前
記嵌合空間に同時に圧縮空気を注入する請求項4のコネ
クタ組立体。 - 【請求項6】前記空気噴出用穴の夫々に平等に連通して
いる空気通路を前記第2の部材内に有する請求項5のコ
ネクタ組立体。 - 【請求項7】前記1の部材は、回路基板または電子デバ
イスである請求項4に記載のコネクタ組立体。 - 【請求項8】前記1の部材は、回路基板または電子デバ
イスに実装された請求項4に記載のコネクタ組立体。 - 【請求項9】前記2の部材は、回路基板または電子デバ
イスに実装されている請求項4、7または8のコネクタ
組立体。 - 【請求項10】プラグのアレイを有する第1の部材と、
前記プラグと嵌合するように配置されたレセプタクルの
アレイを有する第2の部材とを備え、前記プラグと前記
レセプタクルとが結合してなるコネクタ組立体であっ
て、 前記第1の部材と対面する前記第2の部材の表面に配置
された空気チューブと、 前記チューブに空気を送りこむために、該空気チューブ
に接続された空気口とを備え、 前記空気口より圧縮空気を注入して、前記空気チューブ
を前記第1の部材と前記第2の部材との間の空間におい
て膨張させ、その膨張力により前記第1の部材を押し上
げ、結合している前記プラグをレセプタクルから引き抜
くことを特徴とするコネクタ組立体。 - 【請求項11】前記空気チューブは前記第2の部材の表
面の溝に収納され、前記空気チューブの収縮時に前記溝
に収まる請求項10のコネクタ組立体。 - 【請求項12】前記空気チューブと前記第1の部材との
間に、前記プラグを通すための開口を含む補助プレート
が配置されており、前記空気チューブの膨張による押し
上げ圧力を前記第1の部材の底面に平均して加えること
を特徴とする請求項10または11のコネクタ組立体。 - 【請求項13】前記1の部材は、回路基板または電子デ
バイスである請求項10のコネクタ組立体。 - 【請求項14】前記1の部材は、回路基板または電子デ
バイスに実装された請求項10のコネクタ組立体。 - 【請求項15】前記2の部材は、回路基板または電子デ
バイスに実装されている請求項10、13または14の
コネクタ組立体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10190466A JP2000036368A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 空気圧を用いる抜き取り機構を有するコネクタ |
US09/314,743 US6254410B1 (en) | 1998-07-06 | 1999-05-19 | Connector with a pull-out mechanism employing air pressure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10190466A JP2000036368A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 空気圧を用いる抜き取り機構を有するコネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000036368A true JP2000036368A (ja) | 2000-02-02 |
Family
ID=16258592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10190466A Pending JP2000036368A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 空気圧を用いる抜き取り機構を有するコネクタ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6254410B1 (ja) |
JP (1) | JP2000036368A (ja) |
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CN110126661A (zh) * | 2019-05-21 | 2019-08-16 | 程华阳 | 一种新能源汽车充电装置 |
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DE102006057322A1 (de) * | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Siemens Ag | Patientenliege |
DE102009033410B4 (de) * | 2009-07-15 | 2011-09-01 | Auto-Kabel Managementgesellschaft Mbh | Stromkreisunterbrecher für elektrische Versorgungsleitungen von Kraftfahrzeugen |
US8342866B2 (en) | 2010-11-04 | 2013-01-01 | Tyco Electronics Corporation | Connector assemblies having mating sides moved by fluidic coupling mechanisms |
US8986019B2 (en) * | 2013-04-22 | 2015-03-24 | Asm Ip Holding B.V. | Connector with air extraction |
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CN110534974B (zh) * | 2019-08-21 | 2020-11-06 | 湖州越彬智能科技有限公司 | 一种易拔安全插头 |
CN111697379B (zh) * | 2020-07-23 | 2021-09-14 | 宁波星宏智能技术有限公司 | 一种基于物联网的稳固型插座 |
CN118523123B (zh) * | 2024-07-22 | 2024-09-24 | 珠海市贡峰新能源开发有限公司 | 一种电瓶车充电设备 |
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1998
- 1998-07-06 JP JP10190466A patent/JP2000036368A/ja active Pending
-
1999
- 1999-05-19 US US09/314,743 patent/US6254410B1/en not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
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