JP2000035156A - 空圧操作型バルブ装置 - Google Patents

空圧操作型バルブ装置

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Publication number
JP2000035156A
JP2000035156A JP10204773A JP20477398A JP2000035156A JP 2000035156 A JP2000035156 A JP 2000035156A JP 10204773 A JP10204773 A JP 10204773A JP 20477398 A JP20477398 A JP 20477398A JP 2000035156 A JP2000035156 A JP 2000035156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
output shaft
gear
pneumatic
wobble
Prior art date
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Pending
Application number
JP10204773A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ogawara
孝 大河原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Engineering Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Engineering Corp filed Critical Toshiba Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐環境性能に優れ、制御性・操作性も高く、
小型化の容易なバルブ装置の提供。 【解決手段】 弁体1を空圧ワブルモータ10により駆
動する。空圧ワブルモータ10は、円周方向に所定の間
隔をおいて複数の圧力室13が形成された、弾性材料製
のワブルジェネレータ12と、ワブルジェネレータ12
の内周面に装着され、圧力室13に順次空圧を与えるこ
とにより振れ回り運動を行う、内周面にインターナルギ
ア17が形成された公転リング16と、インターナルギ
ア17と係合するギア18を有する出力軸19とから構
成される。出力軸19は弁軸3と直結とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空圧により駆動さ
れる空圧操作型のバルブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】化学プラントや発電プラント等の各種プ
ラントの配管内流量の制御を行う場合、電動モータや空
圧シリンダにより弁体を駆動する方式のバルブ装置が用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような流
体の流量を制御するバルブは、弁体を全閉状態にする際
に他の場合(例えば全開付近で弁体を回転させる場合)
に比べて非常に高いトルクが必要とされる。従って電動
モータを用いる方式のものでは、電流値を制御してモー
タのトルクを変化させる制御を行う必要があることに加
え、トーションバーやリミットロック等の機構を設ける
必要もあり、構成が複雑化するという問題がある。更
に、プラントの種類によってはバルブ装置が腐食環境下
に置かれる場合も多々あり、このため、電気系の腐食に
よる信頼性の低下や、これを防止するための防食構造に
よるコストの増大といった問題がある。また、十分な駆
動性能を確保するためには、モータ自体の大型化を余儀
なくされるという問題もある。一方、空圧シリンダを用
いる方式のものでは、上述の問題は低減されるが、空圧
シリンダによる直動運動を回転運動に変換するためにリ
ンク機構を設ける必要があるため、装置の小型化が困難
であるという問題は依然として残る。また、開度調整が
不可能であるため、流量を漸次調整する必要がある部位
には使用することができないという問題がある。
【0004】本発明は上記従来技術の問題点を解決する
ためになされたものであり、耐環境性能に優れ、電動型
のバルブと同等以上の制御性・操作性を持ち、小型化の
容易なバルブ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、円周方向に所定の間隔をおいて複数の圧
力室が形成された、弾性材料製のワブルジェネレータ
と、前記ワブルジェネレータの内周面に装着され、前記
圧力室に順次空圧を与えることにより所定の軸線に対し
て振れ回り運動を行う、内周面にギアが形成された公転
リングと、前記公転リングのギアと係合するギアを有す
るとともに、前記所定の軸線を中心として回転可能な出
力軸と、前記出力軸により回転駆動される弁体と、前記
弁体を収容する弁胴とを備えた空圧操作型バルブ装置を
提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1および図2は、本発明
の一実施形態を示す図である。
【0007】図1に示すように、バルブ装置は、内部に
流体が通る弁胴1と、弁胴1内に収容され弁胴1内の流
体の流量を調節するための弁体2と、弁体2を駆動する
ための空圧ワブルモータ10とを備えている。
【0008】弁体2には弁軸3が連結されている。この
弁軸3は、弁胴1の上部に形成された駆動装置取付部4
に形成された軸孔5を貫通している。軸孔5内には、シ
ール6が設けられている。
【0009】駆動装置取付部4には、ケース(筐体)7
が設けられている。ケース7内は、2つの部屋に仕切ら
れており、下側室には空圧ワブルモータ10が、そして
上側室には電磁弁8が配置されている。電磁弁80の入
口側は、図示しない圧縮空気供給源に接続されている。
なお、符号9は、電磁弁8の切り替えを行うためのパル
ス信号を入力するための制御ケーブルであり、この制御
ケーブルは図示しない制御装置に接続されている。
【0010】次に、空圧ワブルモータ10の構成につい
て説明する。空圧ワブルモータ10は、ワブルジェネレ
ータ12と、公転リング16と、出力軸19とを有す
る。
【0011】ワブルジェネレータ12は、全体として略
円筒形状を有するゴム等の弾性材料からなり、空圧ワブ
ルモータ10のケーシング11に固着されている。ワブ
ルジェネレータ12の内部には、複数(本例では6個)
の圧力室13が形成されている。各圧力室13は、円周
を等分した位置に互いに等間隔で配置されている。各圧
力室13にはそれぞれチューブ15が接続されている。
【0012】各チューブ15は電磁弁20の出口側に接
続されている。電磁弁8は、圧縮空気供給源から供給さ
れる圧縮エアをチューブ15を介していずれかの圧力室
13に選択的に供給することが可能である。
【0013】ワブルジェネレータ12の外周面は、金属
等の剛性材料からなる円筒状のカバー14に覆われてお
り、このカバー14によりワブルジェネレータ12は半
径方向外側に変位できないようになっている。
【0014】一方、ワブルジェネレータ12の内周面に
は、金属等の剛性材料からなるリング状若しくは円筒状
の公転リング16が固着されている。公転リング16の
内周面には、インターナルギア(歯車)17が形成され
ている。
【0015】公転リング16の内側には、出力軸19が
貫通している。出力軸19は、インターナルギア(歯
車)17と噛み合う中央ギア18を有している。中央ギ
ア18のピッチ円の中心は出力軸19の中心と一致して
いる。この出力軸19は、ギア18の両側に配置される
とともにケーシング11に固定された一対のベアリング
20、20により支持されている。出力軸19には、弁
軸3が同軸的に結合されている。
【0016】なお、出力軸19が弁軸3を兼ねるような
構成としてもよいし、出力軸19と弁軸3との間に、ギ
アボックス等の減速手段や駆動力伝達装置を設ける構成
を採ることも可能である。
【0017】次に、作用について説明する。
【0018】各圧力室13のいずれにも圧縮エアが供給
されていない場合には、ワブルジェネレータ12は変形
していないため、公転リング16の中心Qは、中央ギア
18の中心P(この中心Pは出力軸19の中心と一致し
ており、出力軸19がベアリング20により拘束されて
いるためラジアル方向に関して不動である)と一致して
いる。
【0019】今、電磁弁8により、図2(b)に示すよ
うに各圧力室13のうち1つの圧力室13に圧縮エアを
供給し(図2(b)には下の圧力室に圧縮エアを供給し
た状態を示す)、その他の圧力室13には圧縮エアを供
給しないようにすると、公転リング16は、その中心Q
が中央ギア18の中心Pからずれた位置に変位する。次
に、電磁弁8を切り替えてそれまで加圧していた圧力室
13の隣の圧力室13に圧縮エアを供給し、その他の圧
力室13には圧縮エアを供給しないようにする。このよ
うにして、圧力室13のいずれか1つを右回り若しくは
左回りに順次加圧してゆくと、公転リング16は中央ギ
ア18の中心Pを中心とした振れ周り運動をする。そし
て、公転リング16のインターナルギア17に噛み合う
中央ギア18は回転する。このように空圧ワブルモータ
10を動作させることにより、出力軸19すなわち弁軸
3を回転させることができ、これにより弁開度を調節す
ることができる。
【0020】以上説明したように弁体2の開度調整に空
圧ワブルモータ10を使用することにより、以下のよう
な有利な効果を得ることができる。 (1)弁体2の回転角度は、電磁弁8の切り替え回数に
応じて一意的に定まる。従って、パルス制御のみにより
弁開度を任意に設定することができ、特別なフィードバ
ック制御系を設ける必要はない。 (2)空圧ワブルモータ10は、低速・高トルクでの駆
動が可能であるため、出力軸19と弁軸3との直結が可
能となる。従って、装置全体の構成を簡略化することが
でき、低コスト化を図ることができる。 (3)電磁弁8をバルブ装置本体(弁体1および弁胴2
の部分を意味する)から離れた位置に配置し、長いチュ
ーブ15により電磁弁8と空圧ワブルモータ10とを接
続した構成を採ることが可能である。このようにすれ
ば、バルブ装置本体まわりから一切の電気部品を排除す
ることができ、腐食環境条件下においても十分な耐久性
を確保することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
耐環境性能に優れ、制御性・操作性も高く、小型化の容
易なバルブ装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バルブ装置の構成を示す概略断面図。
【図2】空圧ワブルモータの構成を示す断面図であっ
て、図2(a)は軸方向に沿った断面図、図2(b)は
軸に垂直な方向に沿った断面図。
【図3】空圧ワブルモータの動作を説明する図。
【符号の説明】
1 弁胴 2 弁体 12 ワブルジェネレータ 13 圧力室 16 公転リング 19 出力軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円周方向に所定の間隔をおいて複数の圧力
    室が形成された、弾性材料製のワブルジェネレータと、 前記ワブルジェネレータの内周面に装着され、前記圧力
    室に順次空圧を与えることにより所定の軸線に対して振
    れ回り運動を行う、内周面にギアが形成された公転リン
    グと、 前記公転リングのギアと係合するギアを有するととも
    に、前記所定の軸線を中心として回転可能な出力軸と、 前記出力軸により回転駆動される弁体と、 前記弁体を収容する弁胴と、を備えたことを特徴とする
    空圧操作型バルブ装置。
JP10204773A 1998-07-21 1998-07-21 空圧操作型バルブ装置 Pending JP2000035156A (ja)

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