JP2000032081A - コンピュータシステムおよびその省電力制御方法 - Google Patents

コンピュータシステムおよびその省電力制御方法

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JP2000032081A
JP2000032081A JP10194350A JP19435098A JP2000032081A JP 2000032081 A JP2000032081 A JP 2000032081A JP 10194350 A JP10194350 A JP 10194350A JP 19435098 A JP19435098 A JP 19435098A JP 2000032081 A JP2000032081 A JP 2000032081A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通信プロトコルの特徴に準拠した制御を行うこ
とにより、通信パフォーマンスを低下させることなく、
十分な省電力を実現する。 【解決手段】OS15からシステムアイドルが通知され
た省電力ドライバ103は、通信モードモニタードライ
バ104を用いて、通信モードレジスタ21をリードす
る。この時のモードがNRMであった場合、省電力ドラ
イバ103は省電力モードへの移行を禁止する為に、シ
ステムアイドルをキャンセルするための戻り値をOS1
5に返し、一方、NDMであれば、システムアイドルを
そのまま有効に維持するための戻り値をOS15に返
す。省電力ドライバ103を含む全ての省電力ドライバ
によってシステムアイドルがキャンセルされなかった場
合には、OS15からシステムBIOSへパワーセーブ
要求(システムアイドル通知)が発行され、システム状
態は省電力モードに移行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータシステ
ムおよびその省電力制御方法に関し、特に通信ポートを
備え、この通信ポートを介して外部の周辺装置との間で
データの送受信を行うコンピュータシステムおよびその
省電力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯可能なノートブックタイプま
たはサブノートタイプのパーソナルコンピュータや、携
帯情報端末などのポケットコンピュータが種々開発され
ている。
【0003】この種のポータブルコンピュータは、バッ
テリ駆動可能な時間を延ばすために、コンピュータシス
テムの電力を節約するための種々の省電力機能が設けら
れている。
【0004】すなわち、オペレーティングシステム(O
S)は実行すべきタスクが無くなるなどの要因に応じて
システムアイドル状態であることを検出すると、アイド
ル命令をコールしてシステムBIOSなどの制御プログ
ラムに対してシステムアイドルを通知する。OSからシ
ステムアイドルの通知を受けたシステムBIOSは、C
PUを停止させたり、あるいはその動作速度を低下させ
るなどして、システム状態を通常の動作モードからそれ
よりも低消費電力の省電力モードに設定する。省電力モ
ードにおいデバイスからの割り込み信号などのイベント
が発生すると、それに応答してシステム状態は通常の動
作モードに復帰される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、通信デバイス
が搭載されたポータブルPCにおいては、その通信デバ
イスが動作中であっても、OSがシステムアイドルであ
ると判断し、アイドル命令をコールすることがある。こ
れは、通信デバイスを制御するソフトウェアは、通常、
タイマ割り込みなどを利用して動作しており、相手装置
からの応答待ちの時間などは実行待ち状態となってキュ
ーから外されることなどによるものである。
【0006】このアイドル命令がコールされると、前述
したようにCPUは動作停止されたり、あるいは動作速
度が低下されてしまうため、通信パフォーマンスが著し
く低下してしまうことになる。
【0007】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、通信パフォーマンスを低下させることなく、
十分な省電力を実現することが可能なコンピュータシス
テムおよびその省電力制御方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、通信ポートを備え、この通信ポートを介
して外部装置との間でデータの送受信を行うコンピュー
タシステムにおいて、前記コンピュータシステムのCP
Uの動作速度を制御して前記コンピュータシステムのシ
ステム状態を動作モードから省電力モードに移行する省
電力制御手段と、オペレーティングシステムが前記コン
ピュータシステムのアイドル状態を検出したときに前記
オペレーティングシステムから発行されるシステムアイ
ドル通知に応答して、前記通信ポートを介して実行され
ている現在の通信モードが相手装置の認識又は接続制御
のための制御用モードと、データ通信のためのデータ通
信用モードのいずれのモードであるかを判別する判別手
段と、この判別手段の判別結果に基づいて、前記省電力
制御手段による前記省電力モードへの移行を許可または
禁止する手段とを具備することを特徴とする。
【0009】このコンピュータシステムにおいては、O
Sからシステムアイドル通知が発行されると、まず、通
信ポートを介して実行されている現在の通信モードが調
べられ、現在の通信モードが相手装置の認識又は接続制
御のための制御用モードと、データ通信のためのデータ
通信用モードのいずれのモードであるかが判別される。
そして、データ通信用モードであれば省電力モードへの
移行を禁止し、制御用モードであれば省電力モードへの
移行を許可するといった制御が行われる。
【0010】通信パフォーマンスの低下のみを防止する
のであれば、通信ポートがオープン状態であるかクロー
ズ状態であるか、つまり通信ポートが使用されているか
否かを判断、オープン状態ならば省電力モードへの移行
を禁止するという制御も可能である。しかし、このよう
にすると、たとえ現在の通信モードが相手装置の認識又
は接続制御のための制御用モードである場合などのよう
に、通信パフォーマンスに影響のない状態であってもシ
ステムアイドルのコールが取り消されてしまうことにな
り、省電力効果が薄れてしまう。したがって、本発明の
ように、通信ポートがオープン状態か否かの判別ではな
く、通信モードの判別結果に基づいて省電力モードへの
移行を許可または禁止するという通信プロトコルの特徴
に促した制御を行うことにより、通信パフォーマンスに
影響を与える状態である場合にのみ、システムアイドル
のコールを取り消すことが可能となる。よって、通信パ
フォーマンスを低下させることなく、十分な省電力を実
現できる。
【0011】特に、赤外線通信などのような半二重方式
の無線通信においては、通信相手の装置との間の送受信
は同時には実行できないので、相手装置の認識又は接続
制御のための制御用モードでは相手からの応答待ち時間
として比較的長い時間が設定される。したがって、この
ような待ち時間に省電力モードに移行しても、通信パフ
ォーマンスには何ら影響を与えることはない。
【0012】また、通信モードを判別する代わりに、現
在設定されている通信速度を判別し、その判別結果に基
づいて、前記省電力モードへの移行を許可または禁止す
るようにしてもよい。通常、赤外線通信などのような無
線通信においては、制御用モード時ではある一定の通信
速度での通信が行われ、実際のデータ通信時にはそれよ
りも高速の通信速度が用いられる。よって、現在の通信
速度を調べることにより、現在の通信モードが制御用モ
ードであるか、データ通信用モードであるかを判別する
ことが可能となる。
【0013】また、本発明は、通信ポートを備え、この
通信ポートを介して外部装置との間でデータの送受信を
行うコンピュータシステムにおいて、前記コンピュータ
システムのCPUの動作速度を制御して前記コンピュー
タシステムのシステム状態を動作モードから省電力モー
ドに移行する省電力制御手段と、オペレーティングシス
テムが前記コンピュータシステムのアイドル状態を検出
したときに前記オペレーティングシステムから発行され
るシステムアイドル通知に応答して、前記通信ポートを
介して実行されている現在のデータ通信モードが、リア
ルタイム性を要求するモードと、それ以外の他のモード
のどちらのモードであるかを判別する判別手段と、この
判別手段の判別結果に基づいて、前記省電力制御手段に
よる前記省電力モードへの移行を許可または禁止する手
段とを具備し、現在通信中の相手装置がリアルタイム性
を要求するデバイスであるとき、前記省電力モードへの
移行が禁止されるように構成されていることを特徴とす
る。
【0014】このコンピュータシステムにおいては、例
えば相手装置との通信のためのネゴシエーション(折
衝)にて交わされる通信パラメータなどによって、現在
のデータ通信モードが、リアルタイム性を要求されるモ
ードであるか否かが判別される。そして、リアルタイム
性を要求されるモードの場合、つまり、現在通信中の相
手装置がリアルタイム性を要求するデバイスの場合にの
み、省電力モードへの移行が禁止される。これにより、
リアルタイム性が必要な通信を行っている場合にはその
通信パフォーマンスを優先し、それ以外の場合は省電力
性を優先するという制御が実現され、効率的に省電力を
行うと同時にスループットの低下を防ぐことが可能とな
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1には、本発明の一実施形態に係
るコンピュータシステムの構成が示されている。このコ
ンピュータシステムはバッテリ駆動可能なポータブルパ
ーソナルコンピュータ(PC)であり、CPU11、C
PUバスブリッジ12、ストップクロック制御回路1
3、主メモリ14、BIOS−ROM17、通信コント
ローラ18、および赤外線ポート19を備えている。
【0016】CPU11としては、例えば、米インテル
社により製造販売されているマイクロプロセッサ“Pe
ntium”などが使用される。このCPU11は電力
消費の異なる3つの動作ステート、つまり、ノーマルス
テート(Normal State)、ストップグラン
トステート(Stop Grant State)、お
よびストップクロックステート(STOP Clock
State)を有している。ノーマルステートはCP
U11の通常の動作ステートであり、命令はこのノーマ
ルステートにおいて実行される。ノーマルステートは電
力消費の最も多いステートであり、その消費電流は〜7
00mA程度である。
【0017】最も電力消費の少ないのはストップクロッ
クステートであり、その消費電流は〜30μA程度であ
る。このストップクロックステートにおいては、命令の
実行が停止されるだけでなく、CPU11の内部クロッ
クCLKも停止されている。
【0018】ストップグラントステートは、ノーマルス
テートとストップクロックステートの中間の動作ステー
トであり、その消費電流は20〜55mA程度と比較的
少ない。ストップグラントステートにおいては、命令は
実行されない。また、外部クロックおよび内部クロック
は共にランニング状態であるが、CPU内部ロジック
(CPUコア)への内部クロックの供給は禁止される。
このストップグラントステートは外部クロックの停止可
能なステートであり、このストップグラントステートに
おいて外部クロックCLKを停止すると、CPU11は
ストップグラントステートからストップクロックステー
トに移行する。
【0019】ノーマルステートとストップグラントステ
ート間の遷移は、ストップクロック(STPCLK#)
信号によって高速に行うことができる。すなわち、ノー
マルステートにおいてCPU11に供給されるSTPC
LK#信号がイネーブルつまりアクティブステートに設
定されると、CPU11は、現在実行中の命令が完了
後、次の命令を実行すること無く、内部のパイプライン
をすべて空にしてから、ストップグラントサイクルを実
行して、ノーマルステートからストップグラントステー
トに移行する。一方、ストップグラントステートにおい
てSTPCLK#信号がディスエーブルつまりインアク
ティブステートに設定されると、CPU11は、ストッ
プグラントステートからノーマルステートに移行し、次
の命令の実行を再開する。
【0020】以上のように、ストップグラントステート
は、ノーマルステートに比べ非常にローパワーであり、
且つSTPCLK#信号によってノーマルステート、つ
まり命令実行状態に高速に復帰できるという特徴を持っ
ている。このため、本システムでは、CPU動作速度を
低下させるための機能としてストップグラントステート
を利用している。
【0021】CPUバスブリッジ12はCPU11とシ
ステムバス10間をつなぐブリッジLSIであり、ここ
には、主メモリ14や他の各種I/Oを制御するための
ロジックや、ストップクロック制御回路13が内蔵され
ている。ストップクロック制御回路13は、前述のST
PCLK#信号を制御するためのハードウェアであり、
システムBIOSによって省電力モードへの移行のため
の設定処理が行われると、CPU11がストップグラン
トステートとノーマルステートとをある時間間隔で交互
に繰り返すようにSTPCLK#信号を制御する。これ
により、CPU11の平均動作速度が低下される。そし
て、デバイスからの割り込み信号などのイベントが発生
すると、システムBIOSによるストップクロック制御
回路13の制御は終了され、システム状態は通常動作状
態に復帰する。この場合、CPU11はノーマルステー
トである。そしてシステムBIOSからOSに制御が戻
される。
【0022】主メモリ14は、オペレーティングシステ
ム(OS)15、各種ドライバ群16、処理対象のアプ
リケーションプログラム、およびアプリケーションプロ
グラムによって作成されたユーザデータ等を格納する。
OS15は、実行すべきタスクが無くなるなどの要因に
応じてシステムアイドル状態を検出する機能を有してお
り、システムアイドル状態であることを検出すると、ア
イドル命令をコールしてシステムBIOSに対してシス
テムアイドルを通知する。
【0023】BIOS−ROM17は、システムBIO
S(Basic I/O System )を記憶するためのもの
であり、プログラム書き替えが可能なようにフラッシュ
メモリによって構成されている。システムBIOSは、
ハードウェア制御のためのルーチンを体系化したもので
あり、ここには、前述したようにストップクロック制御
ロジック13を制御してシステム状態を省電力モードに
移行させるための機能などが設けられている。この省電
力モードへの移行制御は、OS15からのパワーセーブ
要求(システムアイドル通知)に応答して実行される。
【0024】通信コントローラ18は、赤外線ポート1
9を用いて他のPCや各種周辺装置などの外部装置と通
信するための通信デバイスである。赤外線ポート19を
介した外部装置との通信は、相手装置の認識又は接続制
御のための制御用モードとデータ通信のためのデータ通
信用モードとを含む通信プロトコルに従って実行され
る。通信コントローラ18には、CPU11によってリ
ード・ライトアクセス可能なI/Oレジスタ20が設け
られており、このI/Oレジスタ20へのコマンドおよ
びパラメタ設定によって赤外線ポート19を利用した通
信制御が実行される。I/Oレジスタ20には。現在の
通信モード(制御用モード、データ通信用モード)を設
定するための通信モードレジスタ21と、現在の通信速
度を設定するための速度設定レジスタ22などが含まれ
ている。
【0025】赤外線データ通信の標準化団体であるIr
DAで規定されているプロトコルでは、NRM(Nor
mal Response Mode)とNDM(No
rmal Disconnect Mode)という2
つのモード(状態)を定義している。
【0026】NDMは9600bpsという一定速度で
相手局を探したり、あるいはリンク設定/切断などの接
続制御を行うための状態であり、ユーザーが使用する通
信アプリケーションにとって有効なデータの通信を行っ
ているわけではない。
【0027】一方、NRMは実際に有効なデータ通信を
行っているモードであり、IrDAを利用するアプリケ
ーションが起動すると、NDMで通信パラメータの折衝
を行い、その後折衝で決定した速度(〜4Mbps)に
上げて、NRMに移行する。
【0028】上述したIrDAプロトコルの特徴を考慮
し、本実施形態では、OS15からのシステムアイドル
通知をフックし、現在の通信モードがNDMであればシ
ステムアイドルのコールバックを取り消すことなくその
ままシステムBIOSに流し、NRMであればシステム
アイドルを取り消す、という通信モードに応じた省電力
モードへの移行の許可/禁止の制御が行われる。
【0029】図2には、赤外線ポート19の制御に関す
るドライバの構成例が示されている。赤外線ポート制御
に関するドライバとしては、IrDAのプロトコルを制
御する通信プロトコルドライバ101、およびIrDA
通信デバイスである通信コントローラ18を動かすため
のデバイスドライバ101に加え、赤外線通信の状態に
応じて省電力モードへの移行を制御するための省電力ド
ライバ103が設けられている。この省電力ドライバ1
03は、OS15からのシステムアイドル通知をフック
し、通信モードモニタードライバ104を用いて、現在
の通信デバイスの状態(NRM/NDM)を調べる。現
在の通信デバイスの状態は、例えば、通信モードレジス
タ21のモード設定情報を参照したり、あるいは速度設
定レジスタ22の速度情報を参照することによって判別
される。そして、省電力ドライバ103は、現在の通信
デバイスの状態に応じて、省電力モードへの移行を許可
又は禁止する。
【0030】OSからのシステムアイドル通知のフック
は、例えば、あらかじめシステムアイドルのコールバッ
クをOSに対して登録しておくことによって実現でき
る。すなわち、システムアイドルを検出した際に省電力
ドライバ103を呼び出すための所定の関数をOSに組
み込んでおくことにより、システムBIOSへの通知に
先立って、システムアイドルが省電力ドライバ103に
通知される。
【0031】図3には、OS、省電力ドライバ103、
システムBIOSの関係が模式的に示されている。省電
力ドライバは基本的には各デバイス毎に用意されてお
り、システムアイドルのコールバックをOS15に対し
て登録してある省電力ドライバそれぞれに対して、OS
15からシステムアイドルがコールバックされる。
【0032】ここでは、赤外線通信制御用の省電力ドラ
イバ103の動きを中心に説明する。OS15は、シス
テムアイドルを検知すると、システムアイドルをコール
する。このコールバックを受けた省電力ドライバ103
は、通信モードモニタードライバ104を用いて、通信
モードレジスタ21をリードする。この時のモードがN
RMであった場合、省電力ドライバ103はシステムア
イドルをキャンセルするための戻り値をOS15に返
し、またNDMであれば、システムアイドルをそのまま
有効に維持するための戻り値をOS15に返す。
【0033】省電力ドライバ103からの戻り値によっ
てシステムアイドルがキャンセルされると、OS15か
らシステムBIOSへのパワーセーブ要求(システムア
イドル通知)は発行されず、システムBIOSによるC
PU11の省電力制御は実行されない。一方、省電力ド
ライバ103を含む全ての省電力ドライバによってシス
テムアイドルがキャンセルされなかった場合には、OS
15からシステムBIOSへパワーセーブ要求(システ
ムアイドル通知)が発行される。この場合、システムB
IOSは、ストップクロック制御ロジック13を用いて
CPU11の動作速度を低下させ、システム状態を省電
力モードへ移行させる。
【0034】図4には、赤外線ポートを介した通信状態
と省電力モードの許可/禁止制御との関係が示されてい
る。前述したように、9600bpsで相手局発見およ
び認識のためのポーリングや接続制御などを行っている
NDMの期間は、システムアイドルはキャンセルされ
ず、OS15によるシステムアイドル状態の検出に応じ
てシステム状態は省電力モードに移行する。一方、折衝
によって決められた、9600bpsよりも高速の通信
速度で実際のデータ通信を行っているNRMの期間は、
システムアイドルはキャンセルされ、OS15によって
システムアイドル状態が検出されても、省電力モードへ
の移行は禁止される。
【0035】次に、図5のフローチャートを参照して、
省電力ドライバ103による省電力制御処理の流れを説
明する。前述したように、OS15がシステムアイドル
を検出すると(ステップS101)、システムアイドル
のコールバックによって省電力ドライバ103が呼び出
される。省電力ドライバ103は、まず、通信モードモ
ニタードライバ104を用いて通信モードレジスタ21
をリードし、現在の通信モードがNRMであるか否かを
判別する(ステップS201,S202)。NRMであ
れば、もし省電力モードに移行すると実行中の通信パフ
ォーマンスに影響を与えると判断し、省電力ドライバ1
03は、システムアイドルをキャンセルするための戻り
値をCPUのステータスレジスタなどにセットし(ステ
ップS203)、そしてOSにリターンする。一方、N
DMであれば、ステップS203を実行せずに、OSに
リターンする。
【0036】なお、現在の通信モードの判別は、図6に
示すように、通信プロトコルドライバ101に現在の通
信モードを問い合わせ(ステップS211)、それに対
する応答を用いて判別することもできる(ステップS2
12)。この場合も、NRMであれば、システムアイド
ルをキャンセルするための戻り値がCPUのステータス
レジスタなどにセットされ(ステップS213)、省電
力モードへの移行が禁止される。また、システムアイド
ルを受けた時に問合わせるのではなく、通信モードが変
る毎にそれを通信モードモニタードライバに通知される
ようにし、これを保持しておくことも可能である。
【0037】次に、図7のフローチャートを参照して、
省電力ドライバ103による省電力制御処理の第2の例
を説明する。OS15からのシステムアイドルのコール
バックを受けると、省電力ドライバ103、まず、通信
モードモニタードライバ104を用いて速度設定レジス
タ22をリードし(ステップS221)、デバイスドラ
イバ102などによって折衝によって決められた現在の
通信速度の値を速度設定レジスタ22から検出する。そ
して、その通信速度がNDM用の9600bpsである
か否かを判別し(ステップS222)、9600bps
よりも現在の通信速度の設定が高速であった場合には、
省電力ドライバ103は、実際のデータ通信が実行され
ている状態(NRM)であると認識し、システムアイド
ルをキャンセルするための戻り値をCPUのステータス
レジスタなどにセットし(ステップS223)、そして
OSにリターンする。一方、現在の通信速度が9600
bpsであった場合には、ステップS223を実行せず
に、OSにリターンする。
【0038】なお、現在の通信速度の判別は、図8に示
すように、通信プロトコルドライバ101に現在の通信
速度を問い合わせ(ステップS231)、それに対する
応答を用いて判別することもできる(ステップS23
2)。この場合も、NRMであれば、システムアイドル
をキャンセルするための戻り値がCPUのステータスレ
ジスタなどにセットされ(ステップS233)、省電力
モードへの移行が禁止される。また、システムアイドル
を受けた時に問合わせるのではなく、通信速度が変わる
毎に通信速度モニタードライバにそれが通知されるよう
にし、これを保持しておくことも可能である。
【0039】次に、図9を参照して、省電力ドライバ1
03による省電力制御処理の第3の例を説明する。ここ
では、赤外線ポート19を介してPC本体と赤外線通信
を行う周辺装置として、ジョイスティック101、マウ
ス102、デジタルビデオ/スチルカメラ103、およ
びリモコンユニット104が例示されている。ジョイス
ティック101、マウス102、デジタルビデオ/スチ
ルカメラ103は、リアルタイム性が要求されるデータ
通信をPC本体との間で行うデバイスであり、PC本体
との折衝で受け渡すパラメータによって決めたリアルタ
イム転送のための所定の通信手順あるいは転送速度で、
PC本体にデータを送信する。これに対し、リモコンユ
ニット104は、PCの電源オン/オフや特定のキー操
作などに対応するコマンド送信などのPC操作用の制御
データを送信するためのものであり、そのデータ通信に
はリアルタイム性は要求されない。
【0040】本実施形態では、図10(a)に示されて
いるように、ジョイスティック101、マウス102、
デジタルビデオ/スチルカメラ103などのデバイスと
の間でリアルタイム性が要求されるモードでデータ通信
を行っている期間中は、システムアイドルはキャンセル
され、OS15によってシステムアイドル状態が検出さ
れても、省電力モードへの移行は禁止される。また、図
10(b)に示されているように、リモコンユニット1
04などのデバイスとの間でリアルタイム性が要求され
ないモードでデータ通信を行っている期間中は、システ
ムアイドルはキャンセルされず、OS15によるシステ
ムアイドル状態の検出に応じてシステム状態は省電力モ
ードに移行する。
【0041】次に、図11のフローチャートを参照し
て、省電力ドライバ103による省電力制御処理の流れ
を説明する。前述したように、OS15がシステムアイ
ドルを検出すると(ステップS101)、システムアイ
ドルのコールバックによって省電力ドライバ103が呼
び出される。省電力ドライバ103は、まず、I/Oレ
ジスタ20にデバイスドライバなどによって設定されて
いるパラメタをリードしたり、あるいは通信プロトコル
ドライバに問い合わせることにより、現在実行中のデー
タ通信がリアルタイム性が要求されるリアルタイム転送
モードであるか否かを判別する。なお、この判別は、例
えばリアルタイム性が要求されるデバイス一覧を予め用
意しておき、OSなどから現在通信中のデバイス名を取
得し、そのデバイスがデバイス一覧にあるか否かを調べ
ることによっても行うことができる。
【0042】このようにして、現在実行中のデータ通信
がリアルタイム性が要求されるリアルタイム転送モード
であること、言い換えればリアルタイム性が要求される
デバイスとの通信中であることが検出されると(ステッ
プS241,S242のYES)、省電力ドライバ10
3は、システムアイドルをキャンセルするための戻り値
をCPUのステータスレジスタなどにセットし(ステッ
プS243)、そしてOSにリターンする。これによ
り、省電力モードへの移行は禁止される。一方、現在実
行中のデータ通信がリアルタイム性が要求されるリアル
タイム転送モード以外の他のモードであること、言い換
えればリアルタイム性が要求されないデバイスとの通信
中であれば、ステップS242を実行せずに、OSにリ
ターンする。
【0043】これにより、実際にデータ通信が行われて
いる期間中であっても、リアルタイム性が要求されない
データ通信モードにおいては省電力モードに移行できる
ようになり、省電力性を高めることができる。
【0044】なお、以上の説明では、IrDAによる赤
外線通信を例示して説明したが、各種無線通信のように
帯域を共有のため等の理由で制御用の手順(コントロー
ル)と実際のデータ通信用手順(データ)とが時分割で
行われる通信プロトコルや、制御用の手順での通信速度
よりも高速の通信速度でデータ通信が行われる通信プロ
トコルを用いたもの、あるいはリアルタイム転送用の非
同期転送モードと通常の同期転送モードを持つ通信プロ
トコルを用いたものであれば、他の各種無線通信や有線
通信にも適用することができる。
【0045】また、省電力モード時のCPU11の動作
制御としては、前述したストップクロック制御の代わり
に、CPUに動作停止(HALT)命令を実行させた
り、あるいはCPU11の電源をオフするなどの制御を
行っても良い。
【0046】また、省電力ドライバ103として機能す
るコンピュータプログラムをコンピュータ読み取り可能
な記録媒体に記録しておき、そのコンピュータプログラ
ムを記録媒体を通じて通常のPCに導入すれば、それだ
けで本実施形態と同様の効果を得ることが可能になる。
なお、省電力ドライバ103は通信コントローラ18の
デバイスドライバの一部として実現したり、あるいはO
Sの拡張モジュールの一部として実現するなど、様々な
形態で実現できる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、通信プ
ロトコルの特徴に準拠した制御を行うことにより、効率
的に省電力を行うと同時にスループットの低下を防ぐこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコンピュータシステ
ムの構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態で用いられる赤外線ポートの制御に
関するドライバの構成例を示す図。
【図3】同実施形態で用いられるOS、省電力ドライ
バ、およびシステムBIOSの関係を模式的に示す図。
【図4】同実施形態における赤外線ポートを介した通信
状態と省電力モードの許可/禁止制御との関係を示す
図。
【図5】同実施形態における省電力制御処理の第1の手
順を説明するためのフローチャート。
【図6】同実施形態における省電力制御処理の第1の手
順の他の例を説明するためのフローチャート。
【図7】同実施形態における省電力制御処理の第2の手
順を説明するためのフローチャート。
【図8】同実施形態における省電力制御処理の第2の手
順の他の例を説明するためのフローチャート。
【図9】同実施形態に係るコンピュータシステムと通信
する外部装置の種類を説明するための図。
【図10】同実施形態におけるリアルタイム通信モード
とそれ以外の通信モードそれぞれにおける省電力制御の
様子を示す図。
【図11】同実施形態における省電力制御処理の第3の
手順を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
11…CPU 12…CPUバスブリッジ 13…ストップクロック制御ロジック 14…主メモリ 15…OS 16…ドライバ 17…BIOS−ROM 18…通信コントローラ 19…赤外線通信ポート 20…I/Oレジスタ群 21…通信モードレジスタ 22…速度設定レジスタ 101…通信プロトコルドライバ 102…デバイスドライバ 103…省電力ドライバ 104…通信モードモニタドライバ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信ポートを備え、この通信ポートを介
    して外部装置との間でデータの送受信を行うコンピュー
    タシステムにおいて、 前記コンピュータシステムのCPUの動作速度を制御し
    て前記コンピュータシステムのシステム状態を動作モー
    ドから省電力モードに移行する省電力制御手段と、 オペレーティングシステムが前記コンピュータシステム
    のアイドル状態を検出したときに前記オペレーティング
    システムから発行されるシステムアイドル通知に応答し
    て、前記通信ポートを介して実行されている現在の通信
    モードが相手装置の認識又は接続制御のための制御用モ
    ードと、データ通信のためのデータ通信用モードのいず
    れのモードであるかを判別する判別手段と、 この判別手段の判別結果に基づいて、前記省電力制御手
    段による前記省電力モードへの移行を許可または禁止す
    る手段とを具備することを特徴とするコンピュータシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、前記制御用モードと前
    記データ通信用モードとを含む通信プロトコルにて前記
    通信ポートを制御するための通信プロトコル制御プログ
    ラムに対して現在の通信モードを問い合わせ、その問い
    合わせに対する応答に基づいて現在の通信モードを判別
    することを特徴とする請求項1記載のコンピュータシス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記判別手段は、前記通信ポートを制御
    する通信コントローラに対して現在の通信モードを指定
    するための制御情報が設定されるレジスタを参照するこ
    とにより、現在の通信モードを判別することを特徴とす
    る請求項1記載のコンピュータシステム。
  4. 【請求項4】 通信ポートを備え、この通信ポートを介
    して外部装置との間でデータの送受信を行うコンピュー
    タシステムにおいて、 前記コンピュータシステムのCPUの動作速度を制御し
    て前記コンピュータシステムのシステム状態を動作モー
    ドから省電力モードに移行する省電力制御手段と、 オペレーティングシステムが前記コンピュータシステム
    のアイドル状態を検出したときに前記オペレーティング
    システムから発行されるシステムアイドル通知に応答し
    て、前記通信ポートを介して実行されている現在の通信
    速度が、相手装置の認識又は接続制御のための制御用の
    通信速度と、データ通信のための通信速度のどちらの通
    信速度であるかを判別する判別手段と、 この判別手段の判別結果に基づいて、前記省電力制御手
    段による前記省電力モードへの移行を許可または禁止す
    る手段とを具備することを特徴とするコンピュータシス
    テム。
  5. 【請求項5】 前記判別手段は、データ通信時に、相手
    装置の認識又は接続制御時の通信速度よりも高速の通信
    速度で前記通信ポートを制御するための通信プロトコル
    制御プログラムに対して現在の通信速度を問い合わせ、
    その問い合わせに対する応答に基づいて現在の通信速度
    を判別することを特徴とする請求項4記載のコンピュー
    タシステム。
  6. 【請求項6】 前記判別手段は、前記通信ポートを制御
    する通信コントローラに対して現在の通信速度を指定す
    るための制御情報が設定されるレジスタを参照すること
    により、現在の通信速度を判別することを特徴とする請
    求項4記載のコンピュータシステム。
  7. 【請求項7】 通信ポートを備え、この通信ポートを介
    して外部装置との間でデータの送受信を行うコンピュー
    タシステムにおいて、 前記コンピュータシステムのCPUの動作速度を制御し
    て前記コンピュータシステムのシステム状態を動作モー
    ドから省電力モードに移行する省電力制御手段と、 オペレーティングシステムが前記コンピュータシステム
    のアイドル状態を検出したときに前記オペレーティング
    システムから発行されるシステムアイドル通知に応答し
    て、前記通信ポートを介して実行されている現在のデー
    タ通信モードが、リアルタイム性を要求するモードと、
    それ以外の他のモードのどちらのモードであるかを判別
    する判別手段と、 この判別手段の判別結果に基づいて、前記省電力制御手
    段による前記省電力モードへの移行を許可または禁止す
    る手段とを具備し、 現在通信中の相手装置がリアルタイム性を要求するデバ
    イスであるとき、前記省電力モードへの移行が禁止され
    るように構成されていることを特徴とするコンピュータ
    システム。
  8. 【請求項8】 外部装置と通信するための通信ポート
    と、CPUの動作速度を制御してシステム状態を動作モ
    ードから省電力モードに移行する省電力制御手段とを有
    するコンピュータシステムの省電力制御方法であって、 オペレーティングシステムが前記コンピュータシステム
    のアイドル状態を検出したときに前記オペレーティング
    システムから発行されるシステムアイドル通知に応答し
    て、前記通信ポートを介して実行されている現在の通信
    モードが相手装置の認識又は接続制御のための制御用モ
    ードと、データ通信のためのデータ通信用モードのいず
    れのモードであるかを判別し、 この判別結果に基づいて、前記省電力制御手段による前
    記省電力モードへの移行を許可または禁止することを特
    徴とする省電力制御方法。
  9. 【請求項9】 外部装置と通信するための通信ポート
    と、CPUの動作速度を制御してシステム状態を動作モ
    ードから省電力モードに移行する省電力制御手段とを有
    するコンピュータシステムの省電力制御方法であって、 オペレーティングシステムが前記コンピュータシステム
    のアイドル状態を検出したときに前記オペレーティング
    システムから発行されるシステムアイドル通知に応答し
    て、前記通信ポートを介して実行されている現在の通信
    速度が、相手装置の認識又は接続制御のための制御用の
    通信速度と、データ通信のための通信速度のどちらの通
    信速度であるかを判別し、 この判別結果に基づいて、前記省電力制御手段による前
    記省電力モードへの移行を許可または禁止することを特
    徴とする省電力制御方法。
  10. 【請求項10】 外部装置と通信するための通信ポート
    と、CPUの動作速度を制御してシステム状態を動作モ
    ードから省電力モードに移行する省電力制御手段とを有
    するコンピュータシステムの省電力制御方法であって、 オペレーティングシステムが前記コンピュータシステム
    のアイドル状態を検出したときに前記オペレーティング
    システムから発行されるシステムアイドル通知に応答し
    て、前記通信ポートを介して実行されている現在のデー
    タ通信モードが、リアルタイム性を要求するモードと、
    それ以外の他のモードのどちらのモードであるかを判別
    し、 この判別結果に基づいて、前記省電力制御手段による前
    記省電力モードへの移行を許可または禁止し、 現在通信中の相手装置がリアルタイム性を要求するデバ
    イスであるときは、前記省電力モードへの移行が禁止さ
    れるようにしたことを特徴とする省電力制御方法。
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