JP2000031542A - 発光装置、及び発光装置の光度測定方法 - Google Patents

発光装置、及び発光装置の光度測定方法

Info

Publication number
JP2000031542A
JP2000031542A JP21036298A JP21036298A JP2000031542A JP 2000031542 A JP2000031542 A JP 2000031542A JP 21036298 A JP21036298 A JP 21036298A JP 21036298 A JP21036298 A JP 21036298A JP 2000031542 A JP2000031542 A JP 2000031542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
current
light source
light emitting
emitting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21036298A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Takano
利男 高野
Takumi Hamamoto
巧 濱本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Signal Co Ltd filed Critical Nippon Signal Co Ltd
Priority to JP21036298A priority Critical patent/JP2000031542A/ja
Publication of JP2000031542A publication Critical patent/JP2000031542A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Led Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源の光度を誤検出なく正確に測定でき、価
格が低廉で、光源の光量減少も少ない測定手段を有する
発光装置、及び発光装置の光度測定方法を提供する。 【解決手段】 複数のLED15からなるLEDアレイ
Aと、脈流を供給する給電部12を有する発光装置20
において、LEDからの光を受けて検出電流に変換する
光センサー17と、検出電流のうち周波数f0 付近の周
波数帯域の電流成分のみを抽出するバンドパスフィルタ
28と、抽出された周波数f0 付近の周波数帯域の電流
成分からLEDアレイAの光度を測定する光度測定器1
8bを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光装置、及び発
光装置の光度測定方法に関し、特に、交通機関における
信号機等に用いられる発光装置、及び発光装置の光度測
定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道においては、列車運転上の規
制条件、列車の存在する線路区間の現在の状態等を乗務
員や駅等の職員に報知するため、発光装置の色、複数の
発光装置の色の組合わせ、複数の発光装置が形成する配
列等の形状等によって信号、合図等を表示する信号機,
合図機,標識等が用いられている。この発光装置として
は、電球とレンズからなるものが使用されてきたが、近
年、電流を光に変換して外部へ放出する半導体発光素子
である発光ダイオード(Light Emitting Diode:以下、
「LED」という。)を光源とするものが使用されるよ
うになってきた。
【0003】図5は、従来の発光装置の構成を示す図で
あり、図5(A)は全体の斜視図を、図5(B)は発光
部の断面図を、それぞれ示している。図に示すように、
この発光装置30は、灯箱30Aの一面に発光部31が
取り付けられ、発光部31の略上半部を囲むようにして
庇部材30Bが設けられている。庇部材30Bは、太陽
光等を遮り、発光部31の光を視認しやすくするための
部材である。
【0004】また、図5(B)に示すように、発光部3
1は、基板11aと、基板11a上にアレイ状に並設さ
れた複数のLED15の集合A(以下、「LEDアレ
イ」という。)と、透明なガラスや合成樹脂等からなり
LEDアレイAを被覆する被覆体24とを備えて構成さ
れている。また、LEDアレイAの各LED15には給
電部12が接続され、給電部12は商用交流電源に接続
されている。
【0005】図6は、図5に示す発光装置におけるLE
DアレイAと給電部の電気的構成を示す回路図であり、
図6(A)は全体図を、図6(B)はブリッジ整流回路
の詳細図を、それぞれ示している。図6(A)に示すよ
うに、商用電源に接続される給電部12は、ブリッジ整
流回路12a,12bを有している。ブリッジ整流回路
12aは、図6(B)に示すように、4個のダイオード
D1,D2,D3,D4がブリッジ状に接続されて構成
された回路であり、商用電源からの交流電流を全波整流
し、脈状の順方向電流にしてLEDアレイAに出力す
る。
【0006】また、図6(A)に示すように、LEDア
レイAは、n個(n:正の整数)のLEDと抵抗Rを直
列に接続したユニットU(以下、「LED直列ユニッ
ト」という。)をm個(m:正の整数)、並列に接続す
ることにより構成されている。
【0007】次に、LEDの構成の概要を説明する。図
7は、上記したLEDのさらに詳細な構成及び作用を説
明するための図であり、図7(A)はLEDの全体構成
を表す光軸方向に沿う方向から見た断面図を、図7
(B)は図7(A)に示すLEDにおけるチップ付近の
さらに詳細な構成を表す拡大断面図を、図7(C)は図
7(A)及び図7(B)に図示したLEDの発光光度の
指向特性の例を、それぞれ示している。
【0008】図7(A)に示すように、このLED15
は、リードフレーム15a及び15bと、LEDチップ
15dと、ボンディングワイヤ15eと、樹脂被覆部1
5fを有して構成されている。
【0009】LEDチップ15dは、電気を光に変換す
る素子であり、P型半導体で形成されたP層151(図
7(B)参照)と、P−N接合152(図7(B)参
照)と、N型半導体で形成されたN層153(図7
(B)参照)を有している。
【0010】また、樹脂被覆部15fは、合成樹脂材料
からなりLEDチップ15dの外方を被覆する部材であ
り、LEDチップ15dを周囲の環境から保護する機能
を果たす一方、一種のレンズとしての機能も発揮し、L
EDチップ15dが発光した光を効率よく外部へ放出さ
せる。
【0011】上記のLEDチップ15dにおいて、P側
電極154を正極としN側電極155を負極としてP側
電極154からN側電極155へ向けて電流を流すと、
P側電極154からは正孔(ホール:電子の抜けた孔。
図示せず。)が注入され、P−N接合152に到達す
る。N側電極155からは電子(図示せず)が注入さ
れ、P−N接合152に到達する。ここで、正孔及び電
子のエネルギ状態が所定の条件の場合には、正孔と電子
はP−N接合152を乗り越えて両者が結合し、その際
に光子が放出され、この放出された光子により「発光」
が起こる。
【0012】上記したLEDの発光光度の指向特性は、
例えば、図7(C)に示すようになっている。この指向
特性は、三次元的には、一方向に細長い略「球根」状、
あるいは一方向に細長い略「ラグビーボール」状となっ
ており、LEDの正面中央方向への光度が最も高く、横
方向になるにつれて光度が急激に低くなるようなビーム
状特性となっている。このLEDの指向特性は、上記し
た樹脂被覆部15fの樹脂の材質や形状等によって制御
することができる。
【0013】上記したようなLED15の構成と発光作
用により、図5(B)に示すように、各LED15から
放出された光L12は、ビーム状(略直線状)の光線とし
て被覆体24の外部へ放出する。このため、発光部31
が放出する光は、全体としては、略平行な多数の光線か
らなる光束(以下、「略平行光束」という。)となる。
【0014】上記したLED15は、信号機等の光源と
して屋外で連続使用される場合には、徐々に劣化して発
光光度が低下し、その寿命は、1万〜数万時間程度とな
る。仮にLEDアレイAのうちの多数のLED15の光
度が低下し又は発光を停止すると、信号機が現示する信
号情報が視認しにくくなったり、著しい場合には信号内
容が誤って目視者に伝達されてしまい、列車運転の安全
確保の上で重大な支障となるおそれがある。したがっ
て、光源であるLED15の光度が所要値よりも低下し
たり発光停止に至る前にLED15の劣化を発見し、発
光装置の交換等の処置をとれるように、LED15の光
度を常時測定して監視する必要がある。
【0015】このような発光装置の光度測定方法として
用いられていた第1の方法は、発光部31の各LED直
列ユニットUに流れる電流を、例えば図6における点Q
において測定し、この電流値に基づいて光度を換算する
方法である。すなわち、LED15が劣化して光度が低
下した場合には、上記したLEDチップ15dにおける
P−N接合152を電子が通過しにくくなっており、L
ED15内を流れる電流値は減少することになる。この
ことから、点Qの電流値を監視し、点Qのいずれかを流
れる電流値が所定値以下になった場合、あるいは電流値
が所定値以下となった点Qの個数が所定数に達した場合
等には、「発光部31全体が劣化した」と判断し、発光
部31全体を交換する等の処置をとっていた。
【0016】また、従来行われていた発光装置の光度測
定方法の第2の方法は、受けた光を電流に変換する素子
である光センサー17を、例えば図5(B)に示すよう
に被覆体24の内面等に配置しておき、LED15から
の光を直接受光して光度を測定する方法である。
【0017】光センサー17は、例えば、PNフォトダ
イオード,PINフォトダイオード,アバランシェ・フ
ォトダイオード,あるいはフォトトランジスタ等からな
る検出器であり、これらのフォトダイオードやフォトト
ランジスタは、半導体等からなる受光面又は受光部等を
有しており、受光面等に入射した光を電流に変換(以
下、「光電変換」という。)して出力する半導体素子で
ある。第2の方法では、光電変換によって出力された電
流値からLED15の光度を換算する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の発光装置の光度測定方法のうち、第1の方法に
おいては、個々のLED15に流れる電流を測定するの
ではなく、複数のLED15を直列に接続したLED直
列ユニットU全体を流れる電流を測定しているため、L
ED直列ユニットU内で短絡故障が生じた場合には、L
ED15自体を流れる電流値が減少していても、LED
直列ユニットU全体としては電流値が規定下限値より低
下せず、個々のLED15の劣化を検出できない、とい
う問題があった。
【0019】また、上記した従来の発光装置の第2の光
度測定方法においては、外部から被覆体24の内部に侵
入してくる太陽光等の光(以下、「外乱光」とい
う。)、例えば、太陽光がレール(図示せず)により反
射され下方から被覆体24内部に侵入してくる外乱光L
15などが、LED15の間の基板11aの表面で反射
し、反射光L16が光センサー17に入射して受光され、
LED15からの光として誤検出される場合があった。
【0020】また、上記したように、LED15の指向
性は強い(指向特性がかなり細長い)ので、従来の発光
装置の第2の光度測定方法においては、少数の光センサ
ーで発光部31内の全てのLED15から同等の光量を
集めることは困難であり、光センサーの個数を増やすと
コストが増大するうえ、LED15からの光が光センサ
ーによって遮られ外部に放出する光量が減少する、とい
う問題もあった。
【0021】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の解決しようとする課題は、光
源の光度を誤検出なく正確に測定でき、価格が低廉で、
光源の光量減少も少ない測定手段を有する発光装置、及
び発光装置の光度測定方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る第1の発光装置は、供給電流を光に変
換することにより発光する光源と、周波数f0 で交番的
に変化する前記供給電流を前記光源に供給する給電手段
を有する発光装置において、前記光源からの光を受けて
検出電流に変換する光電変換手段と、前記検出電流のう
ち前記周波数f0付近の周波数帯域の所定電流成分のみ
を抽出する所定電流成分抽出手段と、前記抽出された前
記周波数f0 付近の周波数帯域の所定電流成分から前記
光源の光度を測定する光度測定手段を備えることを特徴
とする。
【0023】上記した第1の発光装置において、好まし
くは、前記給電手段は、周波数f1の商用交流を全波整
流することにより、前記供給電流として周波数2×f1
の脈流を供給し、前記所定電流成分抽出手段は、周波数
2×f1 付近の周波数帯域の所定電流成分のみを抽出す
る。
【0024】また、本発明に係る第2の発光装置は、供
給電流を光に変換することにより発光し略平行状の光束
を放出する光源と、前記供給電流を前記光源に供給する
給電手段を有する発光装置において、前記光源を被覆す
るとともに、前記光源からの光束の一部を外部に透過さ
せ、かつ前記光源からの光束の残りを反射させて内部の
焦点位置に集光させる半透鏡部材と、前記半透鏡部材に
より集光された光を受けて検出電流に変換する光電変換
手段と、前記検出電流から前記光源の光度を測定する光
度測定手段を備えることを特徴とする。
【0025】上記した第2の発光装置において、好まし
くは、前記半透鏡部材の焦点位置に配置されるとともに
前記半透鏡部材により集光された光を前記光電変換手段
へ導く導光手段を備え、前記光電変換手段は、前記発光
装置の外部から侵入する外乱光が直接入射しない位置に
配置される。
【0026】また、本発明に係る第1の発光装置の光度
測定方法は、供給電流を光に変換することにより発光す
る光源と、周波数f0 により所定電流値と零との間で交
番的に変化する前記供給電流を前記光源に供給する給電
手段を有し前記周波数f0 で点滅発光する発光装置の前
記光源の光度を測定する発光装置の光度測定方法であっ
て、前記光源からの光を検出電流に変換し、前記検出電
流のうち前記周波数f0 付近の周波数帯域の所定電流成
分のみを抽出し、前記抽出された前記周波数f0 付近の
周波数帯域の所定電流成分から前記光源の光度を測定す
ることを特徴とする。
【0027】また、本発明に係る第2の発光装置の光度
測定方法は、供給電流を光に変換することにより発光し
略平行状の光束を放出する光源と、前記供給電流を前記
光源に供給する給電手段を有する発光装置の前記光源の
光度を測定する発光装置の光度測定方法であって、前記
光源を被覆する半透鏡部材を用いて前記光源からの光束
の一部を外部に透過させるとともに前記光源からの光束
の残りを反射させて内部の焦点位置に集光させ、前記半
透鏡部材により集光された光を検出電流に変換し、前記
検出電流から前記光源の光度を測定することを特徴とす
る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図を参照しつつ詳細に説明する。
【0029】(1)第1実施形態 まず、本発明の第1実施形態について説明を行う。図1
は、本発明の第1実施形態である発光装置の全体構成を
示す概念図である。また、図2は、本発明の第1実施形
態の発光装置の作用を示す図であり、図2(A)は反射
鏡から光センサーに導かれる光の挙動を示している。
【0030】図1に示すように、この発光装置10は、
発光部11と、給電部12と、光測定部13を備えて構
成されている。また、この発光装置10は、上記した従
来の発光装置30の庇部材30Bと同様の庇部材(図示
せず)を備えている。また、発光部11には給電部12
が接続され、給電部12は商用電源に接続されている。
【0031】この第1実施形態の発光装置10が従来の
発光装置30と異なる点は、異なる発光部11と、従来
例にはない光測定部13を備えている点であり、給電部
12の構成と作用は従来の発光装置30の場合とまった
く同様であるため、給電部12の説明は省略する。
【0032】発光部11は、基板11aと、複数のLE
D15と、被覆体14と、反射鏡16と、吸光部材19
を有している。複数のLED15は、基板11a上にア
レイ状に並設され、集合A(以下、「LEDアレイ」と
いう。)を形成している。
【0033】また、光測定部13は、光センサー17
と、増幅器18aと、光度測定器18bと、表示器18
cを有している。
【0034】発光部11が従来の発光装置30における
発光部30と異なる点は、異なる被覆体14と、従来例
にはない反射鏡16及び吸光部材19を備えている点で
あり、基板11a及びLED15の構成と作用は従来の
発光部30の場合とまったく同様であるため、それらの
説明は省略する。
【0035】被覆体14は、LEDアレイAを被覆する
曲面板状の部材である。被覆体14の内面(LED側)
は、「回転放物面」の凹曲面となっている。この回転放
物面は、図1における基板11aの中心を通る垂直線を
z軸とし、基板11aの表面に平行な線をx軸としたと
き、放物線z=kx2 (k:任意の実数)をz軸のまわ
りに回転させて得られる曲面である。図1において、S
1 で示す被覆体内面は、放物線となっている。
【0036】被覆体14の外面(外部側)は、内面S1
とほぼ平行な曲面となっている。また、被覆体14は、
いわゆるハーフ・ミラー(マジック・ミラー)で形成さ
れている。すなわち、被覆体14は、透明ガラス又は透
明合成樹脂からなり、内面S1 には水銀その他の金属等
を含む光反射性材料からなる光反射層が形成されてい
る。この光反射層には、多数の微細な小孔が形成されて
いる。このため、この光反射層は、照射された光の大半
を光反射層の後方(被覆体14の外部)へ透過させる一
方、照射された光の一部を光の到来方向へ戻すように反
射させることができる。以下、この層を「半透鏡層」と
いう。
【0037】被覆体14の内面S1 は回転放物面状に形
成されており、各LED15からの放出光L1 はz軸に
平行な光線であるから、図1における各LED15から
の放出光線L1 は、その大半が被覆体14を透過し光L
2 となって被覆体14の外部へ放出される。また、光L
1 の一部は、被覆体14の内面S1 の点P(以下、「入
射点」という。)において、入射角度と反射角度が等し
くなるようにして反射される。この反射光線L3 は、x
座標が異なる位置のLEDから発射された光線であって
も、すべて回転放物面の焦点(後述)に集まる。
【0038】次に、図2(A)を参照しつつ、反射鏡1
6の構成、反射鏡16と光センサー17の位置関係、及
びその作用等について説明する。
【0039】図2(A)に示すように、反射鏡16は、
平面鏡であり、z軸に対して所定の角度(例えば45
度)の角度をなすように設置されている。また、反射鏡
16は、被覆体14の内面S1 で反射された反射光線L
3 が集光される回転放物面の焦点F1 への光路上に配置
される。また、反射鏡16の反射面S2 に関して焦点F
1 と対称な箇所に光センサー17の受光面が位置するよ
うに設定されている。
【0040】したがって、各LED15からの入射光線
L1 (図1参照)が被覆体14の内面S1 で反射された
反射光線L3 は、反射鏡16により反射されてL9 のよ
うに光路を変え、光センサー17の受光面に集光され
る。光センサー17は、従来例のものと同様に光電変換
により受光した光の強度に応じて電流を出力する。
【0041】次に、光測定部13の構成と作用について
説明する。図1に示すように、光測定部13において、
光センサー17の出力側には増幅器18aが接続され、
増幅器18aの出力側には光度測定器18bが接続さ
れ、光度測定器18bの出力側には表示器18cが接続
されている。
【0042】上記のような構成により、光電変換により
受光した光の強度に応じて光センサー17が出力した電
流は、増幅器18aで増幅される。また、この増幅器1
8aは、I/V変換の機能も兼ね備えている。光度測定
器18bは、例えば、電圧計(図示せず)と演算回路
(図示せず)を有しており、電圧計が増幅器18aで増
幅及びI/V変換されて入力された電圧値を測定すると
ともに、測定された電圧値を演算回路が予め設定された
換算係数等によりLEDアレイAの光強度に換算し、表
示器18cに出力する。表示器18cは、例えば液晶表
示器等から構成されており、LEDアレイAの光強度を
数値等として表示する。
【0043】あるいは、光度測定器18bの演算回路に
LEDアレイの光強度の許容下限値を予め設定してお
き、この値を下まわった場合に「発光部11を交換して
下さい」等の表示を行うように構成してもよい。
【0044】このように、第1実施形態の発光装置10
においては、LEDアレイAの各LED15のそれぞれ
から放出される光L1 からなる光束の一部を被覆体14
の内面S1 の半透鏡層で反射させ、反射鏡16により光
センサー17に導いて検出するので、LEDアレイ全体
の光度を従来よりも精度よく測定することができる。
【0045】また、外部から被覆体14の内部に侵入し
ようとする太陽光等の外乱光(例えば図1における光L
5 )は、その一部が被覆体14の内面S1 の半透鏡層で
反射され光L6 として戻されるため、被覆体14の内部
に透過する外乱光の強度は弱められる。
【0046】また、半透鏡層を透過した外乱光(例えば
図1における光L7 )のうち、光センサー17に到達す
るのは、光センサー17に直接入射する光と、反射鏡1
6を経て光センサー17に入射する光である。このう
ち、光センサー17に直接入射しようとする外乱光は、
光センサー17の位置を発光部11内の鉛直最下位置と
しておけば、庇部材(図示せず)により遮ることができ
る。
【0047】また、反射鏡16を経て光センサー17に
入射しようとする光には、被覆体14の内面S1 (回転
放物面)の焦点F1 (図2(A)参照)に向かう光線
と、LED15の間の基板11aの表面で反射してz軸
に平行な光線となったものがある。このうち、前者は、
透過した外乱光L7 全体のごく一部である。
【0048】また、後者については、LED15の間の
基板11aの表面に吸光部材19を配設することにより
吸光部材19に入射する光(例えば図1における光L8
)の反射を防止することができる。吸光部材として
は、例えば、光沢のない黒色部材等が利用可能である。
このように、第1実施形態の発光装置10においては、
光センサー17における外乱光の誤検出は大幅に減少す
る。
【0049】第1実施形態の発光装置は、図1及び図2
(A)に示すもの以外の構成も可能である。例えば、図
2(B)に示す第1変化例のように、平面鏡である反射
鏡16Aを、被覆体14の内面S1 (回転放物面)の焦
点F2 への光路上においてz軸に対して垂直となるよう
に設置し、反射鏡16Aの反射面S3 に関して焦点F2
と対称な箇所、すなわち反射鏡16Aの手前側に受光面
が位置するように光センサー17を設置してもよい。
【0050】このように構成すれば、各LED15から
の入射光線L1 (図1参照)が被覆体14の内面S1 で
反射された反射光線L3 は、図2(B)に示すように反
射鏡16Aにより反射されてL10のように光路を変え、
光センサー17の受光面に集光される。この場合には、
光センサー17の受光面は被覆体14の内側を向いてい
るので、庇部材(図示せず)が無い場合でも、外乱光が
直接光センサー17に入射することを防止することがで
きる。
【0051】第1実施形態の発光装置は、さらに他の構
成も可能である。例えば、図2(C)に示す第2変化例
のように、凹面鏡である反射鏡16Bを、被覆体14の
内面S1 (回転放物面)の焦点F3 への光路上において
z軸に対して垂直となるように設置し、反射鏡16Bの
反射面S4 に関して焦点F3 と逆側の箇所、すなわち反
射鏡16Bの手前側に受光面が位置するように光センサ
ー17を設置してもよい。
【0052】このように構成すれば、各LED15から
の入射光線L1 (図1参照)が被覆体14の内面S1 で
反射された反射光線L3 は、図2(C)に示すように反
射鏡16Aにより反射されてL11のように光路を変え、
光センサー17の受光面に集光される。この場合には、
光センサー17の設置位置を基板11aに近い位置とす
ることができ、光センサー17の取り付けが容易とな
る。また、第1変化例の場合と同様に、光センサー17
の受光面は被覆体14の内側を向いているので、庇部材
(図示せず)が無い場合でも、外乱光が直接光センサー
17に入射することを防止することができる。
【0053】(2)第2実施形態 次に、本発明の第2実施形態について説明を行う。図3
は、本発明の第2実施形態である発光装置の全体構成を
示す概念図である。また、図4は、本発明の第2実施形
態の発光装置の作用を示す図であり、図4(A)は光セ
ンサーで受光する光の周波数と強度の関係を示す図を、
図4(B)は第2実施形態の発光装置の給電部が供給す
る供給電流の特性を示す波形図を、それぞれ示してい
る。
【0054】図3に示すように、この発光装置20は、
発光部21と、給電部12と、光測定部23を備えて構
成されている。また、この発光装置20は、上記した従
来の発光装置30の庇部材30Bと同様の庇部材(図示
せず)を備えている。また、発光部21には給電部12
が接続され、給電部12は商用電源に接続されている。
【0055】この第2実施形態の発光装置20が従来の
発光装置30と異なる点は、異なる発光部21と、従来
例にはない光測定部23を備えている点であり、給電部
12の構成と作用は従来の発光装置30の場合とまった
く同様であるため、給電部12の説明は省略する。
【0056】発光部21は、基板11aと、複数のLE
D15と、被覆体24と、吸光部材19を有している。
複数のLED15は、基板11a上にアレイ状に並設さ
れ、集合A(以下、「LEDアレイ」という。)を形成
している。
【0057】また、光測定部23は、光センサー17
と、増幅器18aと、バンドパスフィルタ28と、光度
測定器18bと、表示器18cを有している。
【0058】発光部21が従来の発光装置30における
発光部30と異なる点は、従来例にはない吸光部材19
を備えている点であり、基板11aと被覆体24とLE
D15の構成と作用は従来の発光部30の場合とまった
く同様であるため、それらの説明は省略する。また、吸
光部材19は、第1実施形態の場合とまったく同様であ
るため、その説明も省略する。
【0059】次に、光測定部23の構成と作用について
説明する。光センサー17は、図3に示すように、被覆
体24の内面の適宜の位置に配置されている。
【0060】したがって、各LED15からの光線L13
は、光センサー17の受光面に入射する。光センサー1
7は、従来例のものと同様に光電変換により受光した光
の強度に応じて電流を出力する。
【0061】また、図1に示すように、光測定部23に
おいて、光センサー17の出力側には増幅器18aが接
続され、増幅器18aの出力側にはバンドパスフィルタ
28が接続され、バンドパスフィルタ28の出力側には
光度測定器18bが接続され、光度測定器18bの出力
側には表示器18cが接続されている。
【0062】上記のような構成により、光電変換により
受光した光の強度に応じて光センサー17が出力した電
流は、増幅器18aで増幅されるとともにI/V変換さ
れる。
【0063】バンドパスフィルタ28は、周波数f0
(以下、「濾過中心周波数」という。)を中心とする所
定の周波数範囲の電流成分のみを抽出して出力し、それ
以外の周波数領域の電流成分は出力しないように構成さ
れたフィルタであり、この第2実施形態においては、濾
過中心周波数f0 は100Hz又は120Hzに設定さ
れている。したがって、バンドパスフィルタ28は、増
幅器18aからの電流のうち100Hz又は120Hz
付近の周波数帯域の電流のみを抽出して光度測定器18
bに出力する。
【0064】バンドパスフィルタ28の濾過中心周波数
f0 が100Hz又は120Hzに設定されている理由
について以下に説明する。上述したように、給電部12
は、ブリッジ整流回路12a等により、商用電源からの
交流電流を全波整流し、脈状の順方向電流(以下、「脈
流」という。)にしてLEDアレイAに出力する。全波
整流されて得られる脈流では、図4(B)において破線
で示される元の交流の負側の電流成分が、実線で示すよ
うに零と正値I。の間で変化する正の電流となるため、
脈流の周波数は元の交流の周波数の2倍となる。
【0065】日本の商用交流電源は、東日本地域(ほぼ
長野県以東)では周波数が50Hzとなっており、西日
本地域(ほぼ長野県以西)では周波数が60Hzとなっ
ている。したがって、50Hzの交流を全波整流した脈
流の周波数は100Hzとなり、60Hzの交流を全波
整流した脈流の周波数は120Hzとなる。
【0066】したがって、商用電源として50Hzの交
流が供給されている地域では、給電部12からLEDア
レイAに供給される電流の周波数は100Hzとなって
おり、各LED15は、周波数100Hzで点滅発光し
ている。同様に、商用電源として60Hzの交流が供給
されている地域では、給電部12からLEDアレイAに
供給される電流の周波数は120Hzとなっており、各
LED15は、周波数120Hzで点滅発光している。
【0067】このことから、一般に、図3における光セ
ンサー17が検出する光は、図4(A)に示すような周
波数分布を有している。すなわち、周波数f0 付近のピ
ーク部分がLED15からの光の成分であり、その他の
周波数成分はノイズである。特に、ほぼ零の周波数fs
のノイズ成分は、太陽光又は太陽光の反射光を含む外乱
光に起因するものである。このため、バンドパスフィル
タ28の濾過中心周波数f0 を100Hz又は120H
zに設定しておけば、LED15からの光に起因する電
流成分のみを抽出することができ、他のノイズ成分を除
去することが可能となるのである。
【0068】光度測定器18bは、第1実施形態の場合
と同様の構成を有しており、例えば、電圧計(図示せ
ず)と演算回路(図示せず)を有しており、電圧計が増
幅器18aからの電圧値を測定するとともに、測定され
た電圧値を演算回路が予め設定された換算係数等により
LEDアレイAの光強度に換算し、表示器18cに出力
する。表示器18cは、例えば液晶表示器等から構成さ
れており、LEDアレイAの光強度を数値等として表示
する。
【0069】あるいは、第1実施形態の場合と同様に、
光度測定器18bの演算回路にLEDアレイの光強度の
許容下限値を予め設定しておき、この値を下まわった場
合に「発光部11を交換して下さい」等の表示を行うよ
うに構成してもよい。
【0070】このように、この第2実施形態の発光装置
20においては、LEDアレイAの各LED15のそれ
ぞれから放出される光L13を光センサー17に導き、バ
ンドパスフィルタ28によりLEDに起因する成分のみ
を検出するので、LEDアレイ全体の光度を従来よりも
精度よく測定することができる。
【0071】第2実施形態の発光装置は、図3に示すも
の以外の構成も可能である。例えば、図示はしないが、
給電部12のブリッジ整流回路12a等にさらにコンデ
ンサやコイル等を含む平滑回路を付加して直流を生成
し、この直流をインバータ等によって、図4(C)に示
すように零と正値Ip の間で周波数fp で交番的に変化
する矩形パルス波状の電流に変換し、この電流をLED
アレイAに供給して周波数fp で点滅発光させ、かつ、
バンドパスフィルタ28の濾過中心周波数f0 =fp に
設定してもよい。このように構成しても、第2実施形態
とまったく同様の効果を得ることができる。
【0072】上記において、LEDアレイAは、光源に
相当している。また、LED15は、発光素子に相当し
ている。また、給電部12は、給電手段に相当してい
る。また、給電部12がLEDアレイAに供給する電流
は、供給電流に相当している。また、被覆体14は、半
透鏡部材に相当している。また、光センサー17は、光
電変換手段に相当している。また、光センサー17が光
電変換した電流は、検出電流に相当している。また、光
度測定器18bは、光度測定手段に相当している。ま
た、反射鏡16,16A,16Bは、導光手段に相当し
ている。また、バンドパスフィルタ28は、所定電流成
分抽出手段に相当している。また、周波数f0 を中心と
する所定の周波数範囲の電流は、所定電流成分に相当し
ている。また、100Hz又は120Hzの周波数は、
周波数f1 に相当している。
【0073】なお、本発明は、上記各実施形態に限定さ
れるものではない。上記各実施形態及び各実施例は、例
示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的
思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏
するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範
囲に包含される。
【0074】例えば、上記各実施形態においては、発光
素子として、LED15を例に挙げて説明したが、本発
明はこれには限定されず、他の構成の発光素子、例えば
半導体レーザ(レーザ・ダイオード)を使用してもよ
い。
【0075】また、上記した第1実施形態においては、
光源としてLEDアレイAを例に挙げて説明したが、本
発明はこれには限定されず、他の構成の光源、例えば凸
レンズの焦点位置に電球等の発散光源を設置して構成し
た光源であってもよい。要は、略平行状の光束を放出す
る光源であれば、どのような光源であってもよいのであ
る。
【0076】また、上記した第1実施形態においては、
半透鏡部材として被覆体14を例に挙げて説明したが、
本発明はこれには限定されず、他の構成の半透鏡部材、
例えば、半透鏡層の曲面の形状が「回転楕円面」の凹曲
面に形成されたものあってもよい。回転楕円面は、図1
における基板11aの中心を通る垂直線をz軸とし、基
板11aの表面に平行な線をx軸としたとき、楕円曲線
(x2 /a2 )+(z2 /b2 )=1(a,b:任意の
実数)をz軸のまわりに回転させて得られる曲面であ
る。この回転楕円面の場合も、z軸に平行な光束は所定
の焦点に集光される。また、半透鏡層が、水銀等の光反
射性材料からなる光反射層の厚みを非常に薄くして構成
されたものであってもよい。また、半透鏡層は、被覆体
14の外表面に形成されてもよい。要は、光源を被覆す
るとともに、光源からの光束の一部を外部に透過させ、
かつ光源からの光束の残りを反射させて内部の焦点位置
に集光させる手段であれば、どのようなものであっても
よいのである。
【0077】また、上記した第1実施形態においては、
導光手段として反射鏡16,16A,16Bを例に挙げ
て説明したが、本発明はこれには限定されず、他の構成
の導光手段、例えば、プリズム、光ファイバー等であっ
てもよい。要は、半透鏡部材により集光された光を光電
変換手段へ導く手段であれば、どのようなものであって
もよいのである。また、第1実施形態において、反射鏡
16の直上位置となる被覆体14の部分に外乱光の入射
を防止する遮光部材を設けてもよい。
【0078】また、上記した第1実施形態においては、
光電変換手段として、半透鏡部材により集光された光が
導光手段により導かれる位置に配置された光センサー1
7を例に挙げて説明したが、本発明はこれには限定され
ず、他の構成の光電変換手段、例えば、半透鏡部材の焦
点が光電変換手段の受光面上にくるように構成してもよ
い。要は、半透鏡部材により集光された光を受けて検出
電流に変換する手段であれば、どのようなものであって
もよいのである。
【0079】また、上記した第2実施形態においては、
光源としてLEDアレイAを例に挙げて説明したが、本
発明はこれには限定されず、他の構成の光源、例えば、
電球等の発散光源であってもよい。要は、給電手段から
供給され周波数f0 で交番的に変化する供給電流により
発光する光源であれば、どのような光源であってもよい
のである。
【0080】また、上記した第1実施形態と第2実施形
態を適宜組み合わせた構成であってもよい。例えば、第
1実施形態の発光装置の光測定部の増幅器18aと光度
測定器18bとの間に、第2実施形態のバンドパスフィ
ルタ28を接続して構成した発光装置(図示せず)であ
ってもよい。
【0081】また、上記した各実施形態においては、光
測定部に表示器18cを備えた例について説明したが、
本発明はこれには限定されず、他の構成、例えば、液晶
表示装置やCRT(Cathode Ray Tube:ブラウン管装
置)等の視覚的情報を出力する画像表示装置、音又は録
音音声若しくは人工音声等の聴覚的情報を出力するブザ
ー,ベル,スピーカー等の音響発生装置、あるいはこれ
らを適宜組み合わせた出力装置であってもよい。
【0082】また、上記した各実施形態においては、L
ED15の間の基板11aの表面に吸光部材19を配設
した例について説明したが、本発明はこれには限定され
ず、この吸光部材は設けなくてもよい。
【0083】また、上記した各実施形態においては、光
度測定手段である光度測定器18bは、光電変換手段で
ある光センサー17が受光した光を光電変換して出力し
た検出電流が増幅器18aで増幅及びI/V変換された
電圧値を測定するとともに光強度に換算する例について
説明したが、本発明はこれには限定されず、光電変換手
段が出力した検出電流の値を直接測定し光強度に換算す
るように構成してもよい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本願の第1の発明
によれば、供給電流を光に変換することにより発光する
光源と、周波数f0 で交番的に変化する供給電流を光源
に供給する給電手段を有する発光装置において、光源か
らの光を受けて検出電流に変換する光電変換手段と、検
出電流のうち周波数f0 付近の周波数帯域の所定電流成
分のみを抽出する所定電流成分抽出手段と、抽出された
周波数f0 付近の周波数帯域の所定電流成分から光源の
光度を測定する光度測定手段を備えて構成したので、光
源の光度を誤検出なく正確に測定でき、価格が低廉な測
定手段を有する発光装置、及び発光装置の光度測定方法
を提供することができる、という利点がある。また、本
願の第2の発明によれば、供給電流を光に変換すること
により発光し略平行状の光束を放出する光源と、供給電
流を光源に供給する給電手段を有する発光装置におい
て、光源を被覆するとともに、光源からの光束の一部を
外部に透過させ、かつ光源からの光束の残りを反射させ
て内部の焦点位置に集光させる半透鏡部材と、半透鏡部
材により集光された光を受けて検出電流に変換する光電
変換手段と、検出電流から光源の光度を測定する光度測
定手段を備えて構成したので、光源の光度を誤検出なく
正確に測定でき、価格が低廉で、光源の光量減少も少な
い測定手段を有する発光装置、及び発光装置の光度測定
方法を提供することができる、という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である発光装置の全体構
成を示す概念図である。
【図2】本発明の第1実施形態の発光装置の作用を示す
図であり、図2(A)は反射鏡から光センサーに導かれ
る光の挙動を、図2(B)は第1実施形態の第1変化例
の発光装置の反射鏡から光センサーに導かれる光の挙動
を、図2(C)は第1実施形態の第2変化例の発光装置
の反射鏡から光センサーに導かれる光の挙動を、それぞ
れ示している。
【図3】本発明の第2実施形態である発光装置の全体構
成を示す概念図である。
【図4】本発明の第2実施形態の発光装置の作用を示す
図であり、図4(A)は光センサーで受光する光の周波
数と強度の関係を示す図を、図4(B)は第2実施形態
の発光装置の給電部が供給する供給電流の特性を示す波
形図を、図4(C)は第2実施形態の変化例である発光
装置の給電部が供給する供給電流の特性を示す波形図
を、それぞれ示している。
【図5】従来の発光装置の構成を示す図であり、図5
(A)は全体の斜視図を、図5(B)は発光部の断面図
を、それぞれ示している。
【図6】図5に示す発光装置におけるLEDアレイと給
電部の電気的構成を示す回路図であり、図6(A)は全
体図を、図6(B)はブリッジ整流回路の詳細図を、そ
れぞれ示している。
【図7】図1,図3及び図5(A)に示す発光装置に使
用するLEDのさらに詳細な構成及び作用を説明するた
めの図であり、図7(A)はLEDの全体構成を表す光
軸方向に沿う方向から見た断面図を、図7(B)は図7
(A)に示すLEDにおけるチップ付近のさらに詳細な
構成を表す拡大断面図を、図7(C)は図7(A)及び
図7(B)に図示したLEDの発光光度の指向特性の例
を、それぞれ示している。
【符号の説明】
10 発光装置 11 発光部 11a 基板 12 給電部 12a,12b ブリッジ整流回路 13 光測定部 14 被覆体 15 LED 15a,15b リードフレーム 15c 凹部 15d LEDチップ 15e ボンディングワイヤ 15f 樹脂被覆部 16,16A,16B 反射鏡 17 光センサー 18a 増幅器 18b 光度測定器 18c 表示器 19 吸光部材 20 発光装置 21 発光部 23 光測定部 24 被覆体 28 バンドパスフィルタ 30 発光装置 30A 灯箱 30B 庇部材 31 発光部 151 P層 152 P−N接合 153 N層 154 P側電極 155 N側電極 A LEDアレイ F1 〜F3 焦点 L1 〜L16 光 P 入射点 S1 被覆体内面 S2 〜S4 反射鏡反射面 U LED直列ユニット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給電流を光に変換することにより発光
    する光源と、 周波数f0 で交番的に変化する前記供給電流を前記光源
    に供給する給電手段を有する発光装置において、 前記光源からの光を受けて検出電流に変換する光電変換
    手段と、 前記検出電流のうち前記周波数f0 付近の周波数帯域の
    所定電流成分のみを抽出する所定電流成分抽出手段と、 前記抽出された前記周波数f0 付近の周波数帯域の所定
    電流成分から前記光源の光度を測定する光度測定手段を
    備えることを特徴とする発光装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の発光装置において、 前記給電手段は、周波数f1 の商用交流を全波整流する
    ことにより、前記供給電流として周波数2×f1 の脈流
    を供給し、 前記所定電流成分抽出手段は、周波数2×f1 付近の周
    波数帯域の所定電流成分のみを抽出することを特徴とす
    る発光装置。
  3. 【請求項3】 供給電流を光に変換することにより発光
    し略平行状の光束を放出する光源と、 前記供給電流を前記光源に供給する給電手段を有する発
    光装置において、 前記光源を被覆するとともに、前記光源からの光束の一
    部を外部に透過させ、かつ前記光源からの光束の残りを
    反射させて内部の焦点位置に集光させる半透鏡部材と、 前記半透鏡部材により集光された光を受けて検出電流に
    変換する光電変換手段と、 前記検出電流から前記光源の光度を測定する光度測定手
    段を備えることを特徴とする発光装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の発光装置において、 前記半透鏡部材の焦点位置に配置されるとともに前記半
    透鏡部材により集光された光を前記光電変換手段へ導く
    導光手段を備え、 前記光電変換手段は、前記発光装置の外部から侵入する
    外乱光が直接入射しない位置に配置されることを特徴と
    する発光装置。
  5. 【請求項5】 供給電流を光に変換することにより発光
    する光源と、周波数f0 により所定電流値と零との間で
    交番的に変化する前記供給電流を前記光源に供給する給
    電手段を有し前記周波数f0 で点滅発光する発光装置の
    前記光源の光度を測定する発光装置の光度測定方法であ
    って、 前記光源からの光を検出電流に変換し、前記検出電流の
    うち前記周波数f0 付近の周波数帯域の所定電流成分の
    みを抽出し、前記抽出された前記周波数f0 付近の周波
    数帯域の所定電流成分から前記光源の光度を測定するこ
    とを特徴とする発光装置の光度測定方法。
  6. 【請求項6】 供給電流を光に変換することにより発光
    し略平行状の光束を放出する光源と、前記供給電流を前
    記光源に供給する給電手段を有する発光装置の前記光源
    の光度を測定する発光装置の光度測定方法であって、 前記光源を被覆する半透鏡部材を用いて前記光源からの
    光束の一部を外部に透過させるとともに前記光源からの
    光束の残りを反射させて内部の焦点位置に集光させ、前
    記半透鏡部材により集光された光を検出電流に変換し、
    前記検出電流から前記光源の光度を測定することを特徴
    とする発光装置の光度測定方法。
JP21036298A 1998-07-09 1998-07-09 発光装置、及び発光装置の光度測定方法 Pending JP2000031542A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21036298A JP2000031542A (ja) 1998-07-09 1998-07-09 発光装置、及び発光装置の光度測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21036298A JP2000031542A (ja) 1998-07-09 1998-07-09 発光装置、及び発光装置の光度測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000031542A true JP2000031542A (ja) 2000-01-28

Family

ID=16588123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21036298A Pending JP2000031542A (ja) 1998-07-09 1998-07-09 発光装置、及び発光装置の光度測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000031542A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011059016A1 (ja) * 2009-11-16 2011-05-19 株式会社 日立メディコ 生体光計測装置及び発光部交換要否情報表示方法
JP2011255691A (ja) * 2010-06-04 2011-12-22 Sankosha Co Ltd 鉄道用led点滅発光機の携帯形光量判定装置
KR102172771B1 (ko) * 2020-06-16 2020-11-02 주식회사 세화 개별 검지 기능을 갖는 led 신호기 및 이를 이용한 신호 방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011059016A1 (ja) * 2009-11-16 2011-05-19 株式会社 日立メディコ 生体光計測装置及び発光部交換要否情報表示方法
JP5753789B2 (ja) * 2009-11-16 2015-07-22 株式会社日立メディコ 生体光計測装置
JP2011255691A (ja) * 2010-06-04 2011-12-22 Sankosha Co Ltd 鉄道用led点滅発光機の携帯形光量判定装置
KR102172771B1 (ko) * 2020-06-16 2020-11-02 주식회사 세화 개별 검지 기능을 갖는 led 신호기 및 이를 이용한 신호 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9535157B2 (en) Proximity sensor including reference detector for stray radiation detection
SE506654C2 (sv) Positionskänslig fotodetektor med eliminerad inverkan av ströljus
JPH0314124B2 (ja)
WO2019176467A1 (ja) 集光型太陽光発電装置の検査システム及び受光部の検査方法
JP2020041922A (ja) 紫外線検出器
US8669508B2 (en) Sun-tracking system
CN102395858B (zh) 适合在光幕上使用的光学探测器
JP2000031542A (ja) 発光装置、及び発光装置の光度測定方法
TW201423062A (zh) Led檢測裝置
JPH084635Y2 (ja) 放射線検出器
JP2000082829A (ja) 受光方法及び受光装置並びに受発光装置
CN207215093U (zh) 基于激光技术的变电站避雷针倾斜监测装置
JPS6130689B2 (ja)
JP3519952B2 (ja) 鉄道用色灯式信号機およびその灯器ならびに制御装置
JP2008071629A (ja) 航空障害灯断芯検出システム
JP3427125B2 (ja) 光学レンズ機能付き半導体デバイス
JPH0836059A (ja) 放射線検出器
JP2003243716A (ja) 光源部品
JPS638538A (ja) 煙感知器
US9825452B2 (en) Apparatus for detecting arc flash
KR20180115954A (ko) 입자 센싱 장치
CN107588755A (zh) 基于激光技术的变电站避雷针倾斜监测装置
CN103884974A (zh) Led检测装置
JP2005251795A (ja) 発光ダイオードを備えた光源及びそれを用いた測距装置
KR100822431B1 (ko) 자외선 검출용 수광센서 제조방법 및 그 제품