JP2000030756A - 充電装置 - Google Patents

充電装置

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JP2000030756A
JP2000030756A JP10196090A JP19609098A JP2000030756A JP 2000030756 A JP2000030756 A JP 2000030756A JP 10196090 A JP10196090 A JP 10196090A JP 19609098 A JP19609098 A JP 19609098A JP 2000030756 A JP2000030756 A JP 2000030756A
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storage battery
container
electrolyte
pressure vessel
switching valve
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Yuji Furuichi
雄司 古市
Shigeki Hirano
茂樹 平野
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Sony Group Corp
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Aiwa Co Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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Abstract

(57)【要約】 【課題】充電する手間を省き、電解液を交換するだけで
直ちに使用可能で、しかも電解液の交換が極めて迅速か
つ容易な蓄電池及びその充電装置とする。 【解決手段】電解液を入れた容器5内に少なくとも一対
の電極板を設け、この容器に電解液を注入するための注
入口6と、電解液を排出するための排出口7を設けた蓄
電池1を充電する充電装置であって、内部に電解液と圧
縮気体24を入れた圧力容器21と、一端をこの圧力容
器内の下部に挿入し、他端に蓄電池の容器の注入口に接
続するための第1の注入ノズル22aを設け、配管途中
に第1の切換弁26を有する第1の管部材22とを備
え、第1の注入ノズル22aを蓄電池の注入口6に接続
し、第1の切換弁26を操作して開の連通状態にする
と、圧力容器21内の電解液を蓄電池の容器5内に注入
してなる充電装置3とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、繰り返し充放電可
能な蓄電池とその充電装置に係り、詳しくは電解液を交
換することにより充電の手間を省くと共に、電解液の交
換が極めて迅速かつ容易な蓄電池とその充電装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、繰り返し充放電可能な蓄電池と
しては、鉛蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池、リチ
ウムイオン蓄電池等があるが、このうち自動車やバイク
用には主として鉛蓄電池が使用されている。この鉛蓄電
池の一例を図12に示す。鉛蓄電池61では、二酸化鉛
の陽極板62と金属鉛の陰極板63を一定の間隔を隔て
て並設し、数枚の陽極板62と陰極板63を並列につな
いで組み合わせて極板群67を形成し、この極板群67
を例えば6個、容器69中の電解液である希硫酸中に入
れている。
【0003】また、数枚の極板62,63はそれぞれバ
ー64,65で連結され、上部に外に接続するためのポ
ール64a,65aが立設されている。容器69は電槽
70と蓋71からなり、電槽70は各極板群67を独立
して電解液に入れるため隔壁70aで仕切られ、電槽7
0の底にはくら70bが設けられている。そして、蓋7
1には陽極端子72と陰極端子73と電解液を注入する
注入口75が極板群67の数だけ並んでいる。各電極は
内部で直列につながれて、最終の陽極端子72と陰極端
子73が蓋71上に出るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な鉛蓄電池では、放電により電気容量が低下すると、充
電する必要があるが、充電装置に接続して充電するの
に、普通充電では少ない電流を流して時間を長くかけね
ばならず、通常数時間位必要であり、充電に手間がかか
ると共に、すぐ使用したい場合には、間に合わないとい
う問題があった。一方、急速充電では、大容量の充電装
置により大電流を供給して1時間程で充電が完了する
が、専用の大容量の充電装置が必要なことと、蓄電池に
相当な負担がかかるという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、充電する手間を省き、
電解液を交換するだけで直ちに使用可能で、しかも電解
液の交換が極めて迅速かつ容易なように構成し、もって
上述した課題を解決した蓄電池及びその充電装置を提供
することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る充電装置
は、電解液を入れた容器内に少なくとも一対の電極板を
設け、この容器に電解液を注入するための注入口と、電
解液を排出するための排出口を設けた蓄電池を充電する
充電装置であって、電解液と圧縮気体を入れた圧力容器
と、一端をこの圧力容器内の下部に挿入し、他端に前記
蓄電池の容器の注入口に接続するための第1の注入ノズ
ルを設け、配管途中に第1の切換弁を有する第1の管部
材とを備えたものである。
【0007】また、本発明に係る充電装置は、前記蓄電
池の排出口に接続するための排出ノズルと、この排出ノ
ズルに接続され、前記蓄電池の容器内の電解液を貯留す
る貯留容器とからなる電解液排出器を備えたものであ
る。
【0008】また、本発明に係る充電装置は、一端を前
記圧力容器内の上部に挿入し、他端に前記蓄電池の容器
の注入口に接続するための第2の注入ノズルを設け、配
管途中に第2の切換弁を有する第2の管部材とを備えた
ものである。
【0009】また、本発明に係る充電装置は、前記圧力
容器が圧力容器の内面に密接して摺動する可動仕切板
と、この可動仕切板を介して電解液と圧縮気体を押圧す
る加圧手段とからなり、前記第1の管部材の一端をこの
圧力容器内の上部に挿入するものとしたものである。
【0010】また、本発明に係る充電装置では、第1の
注入ノズルを蓄電池の注入口に接続し、第1の切換弁を
操作して開の連通状態にすると、圧力容器内の電解液が
蓄電池の容器内に注入される。
【0011】また、本発明に係る充電装置では、蓄電池
の注入口に第2の管部材の第2の注入ノズルが接続され
た状態で、第2の切換弁を操作して開の連通状態にする
と、圧力容器内の圧縮気体が蓄電池の容器内に圧入し
て、蓄電池の容器内の電解液を排出口から排出し、次い
で蓄電池の注入口に第1の管部材の第1の注入ノズルが
接続された状態で、第1の切換弁を操作して開の連通状
態にすると、圧力容器内の電解液が蓄電池の容器内に注
入される。
【0012】また、本発明に係る充電装置では、一端を
圧力容器内の上部に挿入した第1の管部材の第1の注入
ノズルを蓄電池の注入口に接続し、第1の切換弁を操作
して開の連通状態にすると、加圧手段により圧力容器内
の圧縮気体が蓄電池の容器内に圧入して、蓄電池の容器
内の電解液を排出口から排出し、次いで圧力容器内の電
解液が蓄電池の容器内に注入される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明に係る
蓄電池及びその充電装置の実施の形態の一例を説明す
る。図1は本発明に係る蓄電池及びその充電装置の概略
構成を示す図である。本発明に係る蓄電池及びその充電
装置は、蓄電池1とこの蓄電池1を充電する充電装置セ
ット2とからなり、更に、充電装置セット2は蓄電池1
に充電済みの新しい電解液を注入する電解液注入装置3
と、蓄電池1から放電により充電量の少なくなった古い
電解液を排出する電解液排出器である電解液排出装置4
とから構成されている。蓄電池1は電解液を入れる容器
5の一側面に注入口6を、底面に排出口7を設けてお
り、この注入口6には電解液注入装置3の後述するノズ
ル部22aが接続され、排出口7には電解液排出装置4
の後述するノズル部31aが接続されるようになってい
る。
【0014】先ず、蓄電池について説明する。図2は蓄
電池の概略構造を示す一部切り欠いた斜視図、図3はそ
の側断面図である。図2及び図3に示すように、蓄電池
1は鉛蓄電池で、電解液である希硫酸を充填する容器5
と、この容器5内に入れられる極板群10とから構成さ
れる。
【0015】また、極板群10は、二酸化鉛の陽極板1
1と金属鉛の陰極板12を一定の間隔を隔てて並設し、
数枚の陽極板11と陰極板12を並列につないで組み合
わせて形成されている。そして、数枚の極板11,12
はそれぞれバー13,14で連結され、上部に外に接続
するためのポール13a,14aが立設されている。こ
の極板群10を容器5内の電解液である希硫酸中に入れ
ている。なお、陽極板11と陰極板12の間には、絶縁
物でつくられた多孔性のセパレーターを挟んでおき、接
触を防ぐようになっている。
【0016】また、容器5は一側面の上部に注入口6
を、底面に排出口7を設けている。この注入口6と排出
口7はガスコンセントのような構造で、それぞれ電解液
注入装置3のノズル部22aと電解液排出装置4のノズ
ル部31aを接続させると開口し、一方、電解液注入装
置3のノズル部22aと電解液排出装置4のノズル部3
1aを離脱させると閉じて、電解液の流出(漏れ)が阻
止されるようになっている。排出口7は容器5の底の略
中央に設けられている。容器5の底の前後両側にはそれ
ぞれ極板群10を支持するための支持台5aが立設さ
れ、この一対の支持台5a上に極板群10が載置され
る。この両支持台5a間の底部分は前記排出口7に向か
って前後方向及び左右方向から緩やかに傾斜し、電解液
を排出しやすい構造になっている。
【0017】また、容器5の上板の略中央には空気及び
ガスを抜くための孔5bが穿設され、この孔5bの周部
には栓16が螺合されている。この栓16により電解液
がこぼれないようにし、充放電のとき発生するガスを抜
くと共に、ガス中の硫酸霧を分離して、電解液に戻すよ
うになっている。更に、容器5の上板の長手方向の両端
にはそれぞれ電極端子17,18が突設され、極板群1
0のポール13a,14aがそれぞれつながれて、陽極
端子17と陰極端子18が容器5の上板上に出るように
なっている。
【0018】次に、電解液注入装置について説明する。
図4は電解液注入装置の側断面図であり、電解液注入装
置3の円筒形の圧力容器21の中には第1の管部材であ
るパイプ22が圧力容器21の上板の略中央から下方向
に挿入され、パイプ22の下端は圧力容器21の底近傍
まで垂下されている。また、パイプ22には円形の仕切
板23が上下方向に密接して摺動自在に外挿され、仕切
板23は圧力容器21の内面にも密接して摺動自在とな
っている。この仕切板23の上方には圧縮気体、例えば
圧縮空気24が充填され、仕切板23の下方には電解液
が充填されている。従って、電解液は圧縮空気24の圧
力により仕切板23を介して常に圧縮圧力を受けること
になる。
【0019】また、パイプ22は圧力容器21の上板か
ら上方向に延出し、次いで略90°屈曲し、第1の切換
弁である切換弁26を経て、先端に蓄電池1の注入口6
と接続する第1の注入ノズルであるノズル部22aが形
成されている。この切換弁26はバネ27により上方向
に付勢され、通常は電解液を通過させない閉の状態にあ
り、押釦部26aをバネ27の付勢力に抗して押下する
と、切換弁26の孔26bとパイプ22の孔とが連通し
て開の状態となり、電解液を通過させ、ノズル部22a
の先端から電解液を吹き出すようになっている。更に、
圧力容器21の上部はカバー28で覆われている。
【0020】次に、電解液排出装置について説明する。
図5は電解液排出装置の斜視図であり、電解液排出装置
4は蓄電池1の容器5の排出口7に接続するためのパイ
プ31と、放電により充電量の少なくなった古い電解液
を入れる例えば合成樹脂製の貯留容器である容器35か
ら構成される。パイプ31は蓄電池1の容器5の排出口
7と接続する上部の排出ノズルであるノズル部31a
と、中間の鍔部31bと、下部の細管部31cから形成
されている。そして、パイプ31の鍔部31bの下部に
は容器35の口35aを遊嵌させるための円形の溝31
b-1が刻設されている。更に、パイプ31の細管部31
cは容器35の口35aから容器35内に挿入されるよ
うになっている。
【0021】また、図6及び図7は蓄電池及びその充電
装置の作動説明図であり、分かりやすくするため極板群
10を省略してある。放電により充電量が少なくなる
と、図6に示すように、蓄電池1をベース36に載せ、
ベース36の穴を介して電解液排出装置4のパイプ31
のノズル部31aを容器5の排出口7に挿入し接続す
る。そして、容器5の孔5bに螺合された栓16を緩め
て取り外すと、蓄電池1の容器5内の充電量の少なくな
った古い電解液が自然落下によりパイプ31のノズル部
31a、鍔部31b、細管部31cを経て容器35内に
流入し貯留される。このようにして、蓄電池1の容器5
内の充電量の少ない古い電解液が全て容器35内に流入
すると、液排出装置4のパイプ31のノズル部31aを
容器5の排出口7から離脱させ、次いで栓16を容器5
の孔5bに螺合して、蓄電池1の容器5内の充電量の少
ない古い電解液の排出を完了する。そして、パイプ31
を容器35から抜き出し、容器35の口35aに図示せ
ぬ栓をして、充電量の少ない古い電解液を入れた容器3
5を密閉する。従って、電解液排出装置4により、蓄電
池1の排出口7から容器5内の充電量の少ない古い電解
液を短時間で安全に容器35に排出し貯留することがで
きる。
【0022】次いで、図7に示すように、蓄電池1の容
器5の注入口6に電解液注入装置3のノズル部22aを
挿入し接続する。そして、押釦部26aをバネ27の付
勢力に抗して押下すると、切換弁26の孔26bとパイ
プ22の孔とが連通して開の状態となり、圧縮空気24
の高圧力により仕切板23が常に下方向に押圧されてい
るため、圧力容器21内の充電量の多い新しい電解液が
パイプ22を経てノズル部22aから蓄電池1の容器5
内に注入される。この際、容器5内の空気は孔5bから
排気される。このようにして、押釦部26aを押下し続
けて、電解液注入装置3の圧力容器21内の充電量の多
い新しい電解液を全て蓄電池1の容器5内に注入させる
と、電解液注入装置3のノズル部22aを容器5の注入
口6から離脱させ、容器5の孔5bに栓16を螺合し
て、蓄電池1の容器5内への充電量の多い新しい電解液
の注入を完了する。
【0023】従って、スプレー式の電解液注入装置3に
より、注入口6から充電量の多い新しい電解液を極めて
短時間にかつ容易に注入することができ、充電量の少な
い古い電解液と充電量の多い新しい電解液とを交換する
ことにより、直ちに充電することができ、面倒な充電操
作や長時間充電させる必要がなく、極めて簡便である。
【0024】また、図8は第2の実施の形態の電解液注
入装置の側断面図である。電解液注入装置38の円筒形
の圧力容器39は仕切壁39aにより上部室と下部室に
仕切られている。圧力容器39の中には第1の管部材で
あるパイプ22が上板の略中央から下方向に挿入され、
パイプ22の下端は圧力容器39の底近傍まで垂下され
ている。また、下部室内のパイプ22には円形の仕切板
23が上下方向に密接して摺動自在に外挿され、仕切板
23は圧力容器39の下部室の内面にも密接して摺動自
在となっている。この仕切板23の上方には圧縮気体、
例えば圧縮空気24が充填され、仕切板23の下方には
電解液が充填されている。従って、電解液は圧縮空気2
4の圧力により仕切板23を介して常に圧縮圧力を受け
ることになる。更に、圧力容器39の上部室にも圧縮空
気24´が充填されている。
【0025】また、パイプ22及び切換弁26は前記電
解液注入装置3と同様に構成されている。そして、第2
の管部材であるパイプ40が圧力容器39の上部室内に
挿入され、圧力容器39の上板から上方向に延出し、次
いで略90°屈曲し、第2の切換弁である切換弁41を
経て、先端に蓄電池1の注入口6と接続する第2の注入
ノズルであるノズル部40aが形成されている。この切
換弁41はバネ42により上方向に付勢され、通常は圧
縮空気24´を通過させない閉の状態にあり、押釦部4
1aをバネ42の付勢力に抗して押下すると、切換弁4
1の孔41bとパイプ40の孔とが連通して開の状態と
なり、圧縮空気を通過させ、ノズル部40aの先端から
圧縮空気を吹き出すようになっている。更に、圧力容器
39の上部はカバー43で覆われている。
【0026】また、図9及び図10は第2の実施の形態
の電解液注入装置の作動説明図である。放電により硫酸
の濃度が低下すると(即ち、充電量が少なくなると)、
図9に示すように、蓄電池1の容器5の注入口6に電解
液注入装置38のパイプ40のノズル部40aを挿入し
接続する。そして、押釦部41aをバネ42の付勢力に
抗して押下すると、切換弁41の孔41bとパイプ40
の孔とが連通して開の状態となり、圧縮空気24´がパ
イプ40を経てノズル部40aから蓄電池1の容器5内
に流入する。この際、容器5の孔5bは栓16で閉塞さ
れ、排出口7はノズル45が装着されて開口されている
ので、圧縮空気24´により蓄電池1の容器5内の電解
液は排出口7から迅速に排出される。そして、容器5の
排出口7からノズル45を離脱させ、栓16を緩めて取
り外す。
【0027】次いで、図10に示すように、蓄電池1の
容器5の注入口6に電解液注入装置38のノズル22の
ノズル部22aを挿入し接続する。そして、押釦部26
aをバネ27の付勢力に抗して押下すると、切換弁26
の孔26bとパイプ22の孔とが連通して開の状態とな
り、圧縮空気24の高圧力により仕切板23が常に下方
向に押圧されているため、圧力容器39内の充電量の多
い新しい電解液がパイプ22を経てノズル部22aから
蓄電池1の容器5内に注入される。このようにして、押
釦部26aを押下し続けて、電解液注入装置38の圧力
容器39内の充電量の多い新しい電解液を全て蓄電池1
の容器5内に注入させると、電解液注入装置38のノズ
ル部22aを容器5の注入口6から離脱させ、容器5の
孔5bに栓16を螺合して、蓄電池1の容器5内への充
電量の多い新しい電解液の注入を完了する。
【0028】従って、電解液注入装置38により、蓄電
池の容器の注入口から圧縮空気を圧入させて、蓄電池の
容器内の充電量の少ない古い電解液を排出口から極めて
短時間にかつ容易に排出させ、次いで注入口から充電量
の多い新しい電解液を極めて短時間にかつ容易に注入す
ることができ、面倒な充電操作や長時間充電させる必要
がなく、しかも同一装置で電解液の排出と注入ができ、
一層簡便である。なお、上述第2の実施の形態では圧力
容器内を仕切壁で仕切ったが、これに限定されるわけで
はなく、圧力容器内を仕切壁で仕切らなくてもよい。
【0029】また、図11は第3の実施の形態の電解液
注入装置の側断面図である。電解液注入装置46の円筒
形の圧力容器47内には円形の可動仕切板48が圧力容
器47の内面に密接して上下方向に摺動自在に装着さ
れ、この可動仕切板48と圧力容器47の底板との間に
は加圧手段であるバネ49が縮設されている。可動仕切
板48の上方には電解液と圧縮気体、例えば圧縮空気2
4が充填されている。従って、電解液及び圧縮空気24
はバネ49の弾性力により可動仕切板48を介して常に
圧縮圧力を受けることになる。
【0030】また、圧力容器47には第1の管部材であ
るパイプ50が上板の略中央に接続され、上板から上方
向に延出し、次いで略90°屈曲し、第1の切換弁であ
る切換弁51を経て、先端に蓄電池1の注入口6と接続
する第1の注入ノズルであるノズル部50aが形成され
ている。この切換弁51はバネ52により上方向に付勢
され、通常は圧縮空気24及び電解液を通過させない閉
の状態にあり、押釦部51aをバネ52の付勢力に抗し
て押下すると、切換弁51の孔51bとパイプ50の孔
とが連通して開の状態となり、圧縮空気及び電解液を通
過させ、ノズル部50aの先端から圧縮空気、次いで電
解液を吹き出すようになっている。更に、圧力容器47
の上部はカバー53で覆われている。
【0031】先ず、蓄電池1の容器5の注入口6に電解
液注入装置46のパイプ50のノズル部50aを挿入し
接続する。そして、押釦部51aをバネ52の付勢力に
抗して押下すると、切換弁51の孔51bとパイプ50
の孔とが連通して開の状態となり、圧縮空気24がパイ
プ50を経てノズル部50aから蓄電池1の容器5内に
圧入される。圧入された圧縮空気24により蓄電池1の
容器5内の電解液は排出口7から迅速に排出される。そ
して、更に押釦部51aを押下し続けると、バネ49の
弾性力により可動仕切板48が常に上方向に押圧されて
いるため、圧力容器47内の充電量の多い新しい電解液
がパイプ50を経てノズル部50aから蓄電池1の容器
5内に圧入される。このようにして、押釦部51aを押
下し続けて、電解液注入装置46の圧力容器47内の充
電量の多い新しい電解液を全て蓄電池1の容器5内に圧
入させて、蓄電池1の容器5内への充電量の多い新しい
電解液の注入を完了する。
【0032】従って、電解液注入装置46により、蓄電
池の容器の注入口から圧縮空気を圧入させて、蓄電池の
容器内の充電量の少ない古い電解液を排出口から排出さ
せ、次いで連続して注入口から充電量の多い新しい電解
液を注入することができ、同一装置で電解液の排出と注
入が単一の切換弁の操作でワンタッチで連続してでき、
非常に簡便である。なお、上述第3の実施の形態では加
圧手段としてバネを用いたが、これに限らず、圧縮気体
等他の加圧手段を用いてもよいことは勿論である。
【0033】なお、上述第1乃至第3の実施の形態で
は、鉛蓄電池としたが、これに限らず、ニッケル・カド
ミウム蓄電池等他の電解液を用いた蓄電池としてもよい
ことは勿論である。
【0034】また、蓄電池の容器の排出口を底面に設け
たが、これに限らず、排出口を容器の側面に設けてもよ
い。
【0035】また、圧力容器内に圧縮空気を用いたが、
これに限らず、他の圧縮気体を用いてもよいことは勿論
である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る充電
装置によれば、第1の切換弁を操作して開の状態にする
と、圧力容器内の電解液を全て蓄電池内に極めて短時間
かつ簡易に注入させることができる。
【0037】また、充電量の少ない古い電解液と充電量
の多い新たな電解液とを迅速に交換することにより、直
ちに充電を完了することができ、面倒な充電操作や長時
間充電させる必要がなく、極めて簡便である。
【0038】また、電解液排出器により、蓄電池の容器
の排出口から蓄電池の容器内の充電量の少ない古い電解
液を短時間で安全に貯留容器に排出し貯留することがで
きる。
【0039】また、本発明に係る充電装置によれば、蓄
電池の注入口に第2の管部材の第2の注入ノズルが接続
された状態で、第2の切換弁を操作して開の状態にする
と、圧力容器内の圧縮気体が蓄電池の容器内に圧入し
て、蓄電池の容器内の電解液が排出口から排出され、次
いで蓄電池の注入口に第1の注入ノズルが接続された状
態で、第1の切換弁を操作して開の連通状態にすると、
圧力容器内の電解液を全て蓄電池内に注入させることが
できるので、同一装置で電解液の排出と注入が極めて短
時間にでき、一層簡便である。
【0040】また、本発明に係る充電装置によれば、一
端を圧力容器内の上部に挿入した第1の管部材の第1の
注入ノズルを蓄電池の注入口に接続し、第1の切換弁を
操作して開の状態にすると、加圧手段により圧力容器内
の圧縮気体が蓄電池の容器内に圧入して、蓄電池の容器
内の電解液が排出口から排出され、次いで連続して圧力
容器内の電解液が蓄電池の容器内に注入されるので、同
一装置で電解液の排出と注入が単一の切換弁の操作でワ
ンタッチで連続してでき、一層簡便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る蓄電池及びその充電装置の概略構
成を示す図である。
【図2】本発明に係る蓄電池の概略構造を示す一部切り
欠いた斜視図である。
【図3】本発明に係る蓄電池の側断面図である。
【図4】本発明に係る電解液注入装置の側断面図であ
る。
【図5】本発明に係る電解液排出装置の斜視図である。
【図6】蓄電池及び電解液排出装置の作動説明図であ
る。
【図7】蓄電池及び電解液注入装置の作動説明図であ
る。
【図8】第2の実施の形態の電解液注入装置の側断面図
である。
【図9】第2の実施の形態の電解液注入装置の圧縮空気
注入の作動説明図である。
【図10】第2の実施の形態の電解液注入装置の電解液
注入の作動説明図である。
【図11】第3の実施の形態の電解液注入装置の側断面
図である。
【図12】従来の鉛蓄電池の概略構造を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 蓄電池 2 充電装置セット 3,38,46 電解液注入装置 4 電解液排出装置(電解液排出器) 5 容器 5a 支持台 5b 孔 6 注入口 7 排出口 10 極板群 11 陽極板 12 陰極板 16 栓 21 圧力容器 22 パイプ(第1の管部材) 22a ノズル部(第1の注入ノズル) 26 切換弁(第1の切換弁) 31 パイプ 31a ノズル部(排出ノズル) 35 容器(貯留容器) 39 圧力容器 39a 仕切壁 40 パイプ(第2の管部材) 40a ノズル部(第2の注入ノズル) 41 切換弁(第2の切換弁) 47 圧力容器 48 可動仕切板 49 バネ(加圧手段) 50 パイプ(第1の管部材) 50a ノズル部(第1の注入ノズル) 51 切換弁(第1の切換弁)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H023 AA01 AS01 AS02 BB05 BB10 CC01 CC06 CC11 CC22 CC23 CC28 5H028 AA01 BB02 BB03 BB04 BB15 BB17 CC08 5H030 AA09 AS01 AS20 FF31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解液を入れた容器内に少なくとも一対
    の電極板を設け、この容器に電解液を注入するための注
    入口と、電解液を排出するための排出口を設けた蓄電池
    を充電する充電装置であって、 電解液と圧縮気体を入れた圧力容器と、 一端をこの圧力容器内の下部に挿入し、他端に前記蓄電
    池の容器の注入口に接続するための第1の注入ノズルを
    設け、配管途中に第1の切換弁を有する第1の管部材と
    を備え、 前記第1の注入ノズルを前記蓄電池の注入口に接続し、
    前記第1の切換弁を操作して開の連通状態にすると、前
    記圧力容器内の電解液を前記蓄電池の容器内に注入して
    なることを特徴とする充電装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の充電装置において、 前記蓄電池の排出口に接続するための排出ノズルと、こ
    の排出ノズルに接続され、前記蓄電池の容器内の電解液
    を貯留する貯留容器とからなる電解液排出器を備えてな
    ることを特徴とする充電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の充電装置において、 一端を前記圧力容器内の上部に挿入し、他端に前記蓄電
    池の容器の注入口に接続するための第2の注入ノズルを
    設け、配管途中に第2の切換弁を有する第2の管部材と
    を備え、 前記蓄電池の注入口に前記第2の管部材の第2の注入ノ
    ズルが接続された状態で、前記第2の切換弁を操作して
    開の連通状態にすると、前記圧力容器内の圧縮気体が前
    記蓄電池の容器内に圧入して、蓄電池の容器内の電解液
    を前記排出口から排出し、次いで前記蓄電池の注入口に
    前記第1の管部材の第1の注入ノズルが接続された状態
    で、前記第1の切換弁を操作して開の連通状態にする
    と、前記圧力容器内の電解液を前記蓄電池の容器内に注
    入してなることを特徴とする充電装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の充電装置において、 前記圧力容器が圧力容器の内面に密接して摺動する可動
    仕切板と、この可動仕切板を介して電解液と圧縮気体を
    押圧する加圧手段とからなり、前記第1の管部材の一端
    をこの圧力容器内の上部に挿入するものとして、 前記第1の管部材の第1の注入ノズルを前記蓄電池の注
    入口に接続し、前記第1の切換弁を操作して開の連通状
    態にすると、前記加圧手段により前記圧力容器内の圧縮
    気体が前記蓄電池の容器内に圧入して、蓄電池の容器内
    の電解液を前記排出口から排出し、次いで前記圧力容器
    内の電解液を前記蓄電池の容器内に注入してなることを
    特徴とする充電装置。
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