JP2000029874A - 文書作成装置、入力支援方法、及び記録媒体 - Google Patents
文書作成装置、入力支援方法、及び記録媒体Info
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- JP2000029874A JP2000029874A JP10200596A JP20059698A JP2000029874A JP 2000029874 A JP2000029874 A JP 2000029874A JP 10200596 A JP10200596 A JP 10200596A JP 20059698 A JP20059698 A JP 20059698A JP 2000029874 A JP2000029874 A JP 2000029874A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】語尾に活用のある文字列について、入力予測処
理を利用して効率的に入力することを可能にする。 【解決手段】読み文字列と、入力予測候補とする活用の
ない語幹部分の文字列と、この文字列から派生される活
用部分を含む文字列とを対応付けて登録するための入力
予測辞書56と、入力文字列をもとに入力予測辞書56
から入力予測候補を求める入力予測辞書検索処理部と、
語幹部分の文字列による入力予測候補を一覧表示させる
予測候補表示処理部84と、一覧表示から選択された入
力予測候補の文字列から派生される活用部分を含む文字
列である派生候補の一覧表示を指示する活用派生指示処
理部34と、この指示に応じて派生候補による入力予測
候補を一覧表示させる活用派生候補表示処理部86と、
一覧表示から変換結果とする入力予測候補を選択する候
補選択処理部44とを具備する。
理を利用して効率的に入力することを可能にする。 【解決手段】読み文字列と、入力予測候補とする活用の
ない語幹部分の文字列と、この文字列から派生される活
用部分を含む文字列とを対応付けて登録するための入力
予測辞書56と、入力文字列をもとに入力予測辞書56
から入力予測候補を求める入力予測辞書検索処理部と、
語幹部分の文字列による入力予測候補を一覧表示させる
予測候補表示処理部84と、一覧表示から選択された入
力予測候補の文字列から派生される活用部分を含む文字
列である派生候補の一覧表示を指示する活用派生指示処
理部34と、この指示に応じて派生候補による入力予測
候補を一覧表示させる活用派生候補表示処理部86と、
一覧表示から変換結果とする入力予測候補を選択する候
補選択処理部44とを具備する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日本語ワードプロ
セッサ等の文書作成装置に係り、特に利用者が入力した
文字列をもとに、続いて入力される文字列を予測する入
力予測処理を実行する文書作成装置に関する。
セッサ等の文書作成装置に係り、特に利用者が入力した
文字列をもとに、続いて入力される文字列を予測する入
力予測処理を実行する文書作成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、日本語ワードプロセッサ等の文
書作成装置では、文字入力の効率を向上させるために、
長い文字列を短い文字列で登録して、これをかな漢字変
換のユーザ辞書として扱うことにより、利用者が短い文
字列を入力しただけで長い文字列を入力する方法を採用
しているものがある。
書作成装置では、文字入力の効率を向上させるために、
長い文字列を短い文字列で登録して、これをかな漢字変
換のユーザ辞書として扱うことにより、利用者が短い文
字列を入力しただけで長い文字列を入力する方法を採用
しているものがある。
【0003】しかし、この方法では、予め文字列を登録
しておかなければならないため、あらゆる文字列に対し
て前述した方法を採ることが現実には困難となってい
た。これに対して、近年の文書作成装置では、入力予測
処理を行なうことによって入力効率を向上させる方法が
用いられてきている。入力予測処理では、利用者により
最初の数文字が入力された時点で、これら数文字を検索
キーとして入力予測辞書を検索し、これら数文字で始ま
る文字列(単語)を抽出して表示し、入力文字列として
選択できるようにすることで、最初に入力された数文字
に続く文字列を容易に入力することができ、利用者の入
力の手間を省くことができる。
しておかなければならないため、あらゆる文字列に対し
て前述した方法を採ることが現実には困難となってい
た。これに対して、近年の文書作成装置では、入力予測
処理を行なうことによって入力効率を向上させる方法が
用いられてきている。入力予測処理では、利用者により
最初の数文字が入力された時点で、これら数文字を検索
キーとして入力予測辞書を検索し、これら数文字で始ま
る文字列(単語)を抽出して表示し、入力文字列として
選択できるようにすることで、最初に入力された数文字
に続く文字列を容易に入力することができ、利用者の入
力の手間を省くことができる。
【0004】例えば、特願平7−56315号(特開平
8−255156号)公報には、前述のような入力予測
処理を行なうことによって入力効率を向上させた文書作
成装置が開示されている。
8−255156号)公報には、前述のような入力予測
処理を行なうことによって入力効率を向上させた文書作
成装置が開示されている。
【0005】入力予測処理では、前述したように、数文
字の入力文字列を検索キーとして辞書を検索し、入力文
字列の数文字で始まる文字列(単語)を抽出して表示す
るため、入力文字数が少ないほど入力予測辞書から予測
候補として検索される文字列が多くなる。この場合多数
の予測候補の文字列を一覧表示すると、その中から入力
文字列とする文字列を選択することが困難となってしま
う。
字の入力文字列を検索キーとして辞書を検索し、入力文
字列の数文字で始まる文字列(単語)を抽出して表示す
るため、入力文字数が少ないほど入力予測辞書から予測
候補として検索される文字列が多くなる。この場合多数
の予測候補の文字列を一覧表示すると、その中から入力
文字列とする文字列を選択することが困難となってしま
う。
【0006】従って、従来の文書作成装置における入力
予測処理では、所定の数文字が入力された時点で、入力
予測辞書から検索された文字列を一覧表示することで、
入力予測辞書から検索された入力予測候補とする文字列
の数を制限している。
予測処理では、所定の数文字が入力された時点で、入力
予測辞書から検索された文字列を一覧表示することで、
入力予測辞書から検索された入力予測候補とする文字列
の数を制限している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の文書
作成装置では、入力予測辞書から検索された予測候補と
する文字列の数を制限することにより、入力予測候補の
一覧表示からの文字列の選択を容易にしている。
作成装置では、入力予測辞書から検索された予測候補と
する文字列の数を制限することにより、入力予測候補の
一覧表示からの文字列の選択を容易にしている。
【0008】ところで、語尾に活用のある文字列(用言
の活用形)を入力予測処理の対象とした場合、入力予測
辞書には語尾の活用部分のみが異なる多数の文字列が登
録され、これらの活用部分のみが異なる多数の文字列が
入力文字列に対する入力予測候補となる。この場合に
は、入力予測処理の対象とする入力文字数を多くしたと
しても、多くの入力予測候補が一覧表示されてしまうた
め入力文字列の選択が困難になってしまう。
の活用形)を入力予測処理の対象とした場合、入力予測
辞書には語尾の活用部分のみが異なる多数の文字列が登
録され、これらの活用部分のみが異なる多数の文字列が
入力文字列に対する入力予測候補となる。この場合に
は、入力予測処理の対象とする入力文字数を多くしたと
しても、多くの入力予測候補が一覧表示されてしまうた
め入力文字列の選択が困難になってしまう。
【0009】これに対して、活用のない部分(語幹)の
文字列のみを入力予測候補として一覧表示させることも
考えられるが、この場合では一覧表示中から選択した文
字列の後に、活用部分の文字列を入力しなければなら
ず、入力予測処理を有効に利用することができなかっ
た。
文字列のみを入力予測候補として一覧表示させることも
考えられるが、この場合では一覧表示中から選択した文
字列の後に、活用部分の文字列を入力しなければなら
ず、入力予測処理を有効に利用することができなかっ
た。
【0010】本発明は前記のような事情を考慮してなさ
れたもので、語尾に活用のある文字列について、入力予
測処理を利用して効率的に入力することが可能な文書作
成装置、入力支援方法、及び記録媒体を提供することを
目的とする。
れたもので、語尾に活用のある文字列について、入力予
測処理を利用して効率的に入力することが可能な文書作
成装置、入力支援方法、及び記録媒体を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、入力された文
字列をもとに、その文字列の後に続いて入力される可能
性の高い文字列を予測する入力予測処理を実行する文書
作成装置において、入力予測処理を実行する際に参照さ
れるもので、読み文字列と、入力予測候補とする活用の
ない語幹部分の文字列と、この文字列から派生される活
用部分を含む文字列とを対応付けて登録するための入力
予測辞書と、入力文字列をもとに前記入力予測辞書を検
索して、現在までの入力文字列に続いて入力される可能
性の高い文字列である入力予測候補を求める入力予測辞
書検索処理手段と、前記入力予測辞書検索処理手段によ
って求められた活用のない語幹部分の文字列による入力
予測候補を一覧表示させる予測候補表示処理手段と、前
記予測候補表示処理手段によって一覧表示されている入
力予測候補に対して入力された指示に応じて、指示され
た入力予測候補の文字列から派生される活用部分を含む
文字列である派生候補による入力予測候補の一覧表示を
指示する活用派生指示手段と、前記活用派生指示手段に
よる指示に応じて、前記派生候補による入力予測候補を
一覧表示させる活用派生候補表示処理手段と、前記予測
候補表示処理手段あるいは活用派生候補表示処理手段に
よって一覧表示された複数の入力予測候補から、入力文
字列の変換結果とする入力予測候補を、外部からの指示
に応じて選択する入力予測候補選択処理手段とを具備し
て構成する。
字列をもとに、その文字列の後に続いて入力される可能
性の高い文字列を予測する入力予測処理を実行する文書
作成装置において、入力予測処理を実行する際に参照さ
れるもので、読み文字列と、入力予測候補とする活用の
ない語幹部分の文字列と、この文字列から派生される活
用部分を含む文字列とを対応付けて登録するための入力
予測辞書と、入力文字列をもとに前記入力予測辞書を検
索して、現在までの入力文字列に続いて入力される可能
性の高い文字列である入力予測候補を求める入力予測辞
書検索処理手段と、前記入力予測辞書検索処理手段によ
って求められた活用のない語幹部分の文字列による入力
予測候補を一覧表示させる予測候補表示処理手段と、前
記予測候補表示処理手段によって一覧表示されている入
力予測候補に対して入力された指示に応じて、指示され
た入力予測候補の文字列から派生される活用部分を含む
文字列である派生候補による入力予測候補の一覧表示を
指示する活用派生指示手段と、前記活用派生指示手段に
よる指示に応じて、前記派生候補による入力予測候補を
一覧表示させる活用派生候補表示処理手段と、前記予測
候補表示処理手段あるいは活用派生候補表示処理手段に
よって一覧表示された複数の入力予測候補から、入力文
字列の変換結果とする入力予測候補を、外部からの指示
に応じて選択する入力予測候補選択処理手段とを具備し
て構成する。
【0012】このような構成によれば、入力文字列に応
じて入力予測辞書から得られた入力予測候補を、先に活
用のない語幹部分の文字列による入力予測候補を一覧表
示させ、その一覧表示中で入力予測候補が選択されて、
さらに一覧表示が指示された際に、選択された入力予測
候補の文字列から派生される活用部分を含む文字列であ
る派生候補による入力予測候補を一覧表示させる。
じて入力予測辞書から得られた入力予測候補を、先に活
用のない語幹部分の文字列による入力予測候補を一覧表
示させ、その一覧表示中で入力予測候補が選択されて、
さらに一覧表示が指示された際に、選択された入力予測
候補の文字列から派生される活用部分を含む文字列であ
る派生候補による入力予測候補を一覧表示させる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
文書作成装置のシステム構成を示すブロック図である。
本実施形態における文書作成装置は、例えばCD−RO
M、DVD、磁気ディスク等の記録媒体に記録されたプ
ログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制
御されるコンピュータによって実現される。
施の形態について説明する。図1は本実施形態に係わる
文書作成装置のシステム構成を示すブロック図である。
本実施形態における文書作成装置は、例えばCD−RO
M、DVD、磁気ディスク等の記録媒体に記録されたプ
ログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制
御されるコンピュータによって実現される。
【0014】図1に示すように、本実施形態における文
書作成装置は、CPU10、メモリ12、入力装置1
4、表示装置16、及び記憶装置18によって構成され
ている。
書作成装置は、CPU10、メモリ12、入力装置1
4、表示装置16、及び記憶装置18によって構成され
ている。
【0015】CPU10は、装置全体の制御を司るもの
で、メモリ12に格納されたプログラム及びデータに基
づいて実行することにより各種機能を実現する。本実施
形態では、メモリ12に格納された文書作成制御プログ
ラム12bを実行することでかな漢字変換処理、入力予
測処理などが実行される。
で、メモリ12に格納されたプログラム及びデータに基
づいて実行することにより各種機能を実現する。本実施
形態では、メモリ12に格納された文書作成制御プログ
ラム12bを実行することでかな漢字変換処理、入力予
測処理などが実行される。
【0016】メモリ12は、CPU10等による読み込
み専用もしくは読み書き可能なメモリ装置であり、プロ
グラムやデータが格納される。メモリ12に設けられる
プログラム領域には、制御プログラム12a、文書作成
制御プログラム12b等の各種プログラムが格納され
る。文書作成制御プログラム12bには、かな漢字変換
処理、入力予測処理を実現するための各種プログラムが
含まれているものとする。
み専用もしくは読み書き可能なメモリ装置であり、プロ
グラムやデータが格納される。メモリ12に設けられる
プログラム領域には、制御プログラム12a、文書作成
制御プログラム12b等の各種プログラムが格納され
る。文書作成制御プログラム12bには、かな漢字変換
処理、入力予測処理を実現するための各種プログラムが
含まれているものとする。
【0017】また、メモリ12には、文書情報部12c
の他、プログラムの実行状況に合わせて各種の情報が格
納される文書情報部12cが設けられている。文書情報
部12cは、文書作成処理によって作成された文書等の
データを含んでいる。また、情報記憶部12dには、か
な漢字変換処理、入力予測処理等を実行する際に利用さ
れるデータを含み、必要に応じて記憶装置18から読み
出されたデータが格納される。
の他、プログラムの実行状況に合わせて各種の情報が格
納される文書情報部12cが設けられている。文書情報
部12cは、文書作成処理によって作成された文書等の
データを含んでいる。また、情報記憶部12dには、か
な漢字変換処理、入力予測処理等を実行する際に利用さ
れるデータを含み、必要に応じて記憶装置18から読み
出されたデータが格納される。
【0018】入力装置14は、処理対象となるデータや
装置に対する命令等を入力するためのキーボードや、マ
ウス、ペン等のポインティングデバイスである。文書作
成の際には主にキーボードが用いられ、このキーボード
の各キーには、文字データ入力用の文字キー、入力文字
列に対するかな漢字変換の実行を指示するための変換キ
ー、各種選択の方向指示を入力するための上下左右カー
ソルキー、各種選択の確定を指示するための選択キーな
ど、各種の機能が割り当てられている。
装置に対する命令等を入力するためのキーボードや、マ
ウス、ペン等のポインティングデバイスである。文書作
成の際には主にキーボードが用いられ、このキーボード
の各キーには、文字データ入力用の文字キー、入力文字
列に対するかな漢字変換の実行を指示するための変換キ
ー、各種選択の方向指示を入力するための上下左右カー
ソルキー、各種選択の確定を指示するための選択キーな
ど、各種の機能が割り当てられている。
【0019】表示装置16は、入力データや出力結果を
表示するもので液晶ディスプレイ、CRT等、及びコン
トローラから構成される。記憶装置18は、情報記憶部
18aを含む各種データやプログラム18b等が記憶さ
れる装置である。なお、記憶装置18は、ハードディス
ク、CD−ROM、DVD、フロッピーディスク等の記
録媒体に記録されたプログラム(文書作成制御プログラ
ム12b等)を読み込んで、文書作成装置によって実行
させることができる。情報記憶部18aには、かな漢字
変換処理、入力予測処理で用いられる各種辞書や、処理
データなどが格納される。
表示するもので液晶ディスプレイ、CRT等、及びコン
トローラから構成される。記憶装置18は、情報記憶部
18aを含む各種データやプログラム18b等が記憶さ
れる装置である。なお、記憶装置18は、ハードディス
ク、CD−ROM、DVD、フロッピーディスク等の記
録媒体に記録されたプログラム(文書作成制御プログラ
ム12b等)を読み込んで、文書作成装置によって実行
させることができる。情報記憶部18aには、かな漢字
変換処理、入力予測処理で用いられる各種辞書や、処理
データなどが格納される。
【0020】図2は、図1に示すシステム構成におい
て、制御プログラム12a、文書作成制御プログラム1
2bを実行することにより実現される、本実施形態にお
ける文書作成装置の機能構成を示すブロック図である。
て、制御プログラム12a、文書作成制御プログラム1
2bを実行することにより実現される、本実施形態にお
ける文書作成装置の機能構成を示すブロック図である。
【0021】図2に示すように、本実施形態の文書作成
装置には、入力制御処理部22、出力制御処理部24、
文書作成制御部26、及び情報記憶部28の各機能によ
って構成されている。
装置には、入力制御処理部22、出力制御処理部24、
文書作成制御部26、及び情報記憶部28の各機能によ
って構成されている。
【0022】入力制御処理部22は、制御プログラム1
2aを実行することにより実現されるもので、入力装置
14(例えばキーボード)からデータや命令等を入力す
る。文書作成処理が実行されている場合には、入力され
た文字データを情報記憶部28の入力文字列格納部50
に格納する。また、入力装置14(キーボード)のキー
に割り当てられた機能に対応する指示を入力する。
2aを実行することにより実現されるもので、入力装置
14(例えばキーボード)からデータや命令等を入力す
る。文書作成処理が実行されている場合には、入力され
た文字データを情報記憶部28の入力文字列格納部50
に格納する。また、入力装置14(キーボード)のキー
に割り当てられた機能に対応する指示を入力する。
【0023】出力制御処理部24は、制御プログラム1
2aを実行することにより実現されるもので、かな漢字
変換処理によって作成された文書や、入力予測処理に伴
う入力予測候補などの各種の情報を、表示装置16にお
いて表示させるための制御を行なう。なお、情報の出力
先としては表示装置16に限らず、印刷装置、通信装
置、記憶装置等であっても勿論良い。
2aを実行することにより実現されるもので、かな漢字
変換処理によって作成された文書や、入力予測処理に伴
う入力予測候補などの各種の情報を、表示装置16にお
いて表示させるための制御を行なう。なお、情報の出力
先としては表示装置16に限らず、印刷装置、通信装
置、記憶装置等であっても勿論良い。
【0024】文書作成制御部26は、制御プログラム1
2a、文書作成制御プログラム12bを実行することに
より実現されるもので、入力される文字データに対し
て、かな漢字変換処理及び入力予測処理によって文書を
作成する処理を実行する。文書作成制御部26は、利用
者の文書作成のための入力効率を向上させるために以下
のような機能を有する。
2a、文書作成制御プログラム12bを実行することに
より実現されるもので、入力される文字データに対し
て、かな漢字変換処理及び入力予測処理によって文書を
作成する処理を実行する。文書作成制御部26は、利用
者の文書作成のための入力効率を向上させるために以下
のような機能を有する。
【0025】文書作成制御部26は、図2に示すよう
に、かな漢字変換処理部30、文法情報取得処理部3
2、活用派生指示処理部34、ふりがな表示有無設定処
理部36、表示情報設定処理部38、入力予測処理部4
2、候補選択処理部44、ふりがな情報除去処理部4
6、及び文法情報格納処理部48の各機能が含まれて構
成されている。
に、かな漢字変換処理部30、文法情報取得処理部3
2、活用派生指示処理部34、ふりがな表示有無設定処
理部36、表示情報設定処理部38、入力予測処理部4
2、候補選択処理部44、ふりがな情報除去処理部4
6、及び文法情報格納処理部48の各機能が含まれて構
成されている。
【0026】また、情報記憶部28には、文書作成制御
部26に設けられた各機能が利用するデータを格納する
ための入力文字列格納部50、かな漢字変換結果格納部
52、かな漢字変換辞書54、入力予測辞書56、入力
予測候補格納部58、入力予測学習辞書60、ふりがな
表示有無情報格納部64、表示設定情報格納部66、作
成文章格納部68、及び文法情報格納部70が設けられ
ている。
部26に設けられた各機能が利用するデータを格納する
ための入力文字列格納部50、かな漢字変換結果格納部
52、かな漢字変換辞書54、入力予測辞書56、入力
予測候補格納部58、入力予測学習辞書60、ふりがな
表示有無情報格納部64、表示設定情報格納部66、作
成文章格納部68、及び文法情報格納部70が設けられ
ている。
【0027】かな漢字変換処理部30は、入力文字列格
納部50に格納された入力文字列に対して、かな漢字変
換辞書54に格納された辞書データをもとにかな漢字変
換を実行して、変換結果をかな漢字変換結果格納部52
に格納する。また、かな漢字変換処理部30は、入力予
測処理を実行する入力予測処理部42によって得られる
入力予測候補を用いて入力文字列を変換する。さらに、
かな漢字変換処理部30は、文法情報取得処理部32に
よって文法情報格納部70から取得された、入力予測候
補の文法情報に応じて、変換候補を生成する(第1位の
変換候補の決定)。
納部50に格納された入力文字列に対して、かな漢字変
換辞書54に格納された辞書データをもとにかな漢字変
換を実行して、変換結果をかな漢字変換結果格納部52
に格納する。また、かな漢字変換処理部30は、入力予
測処理を実行する入力予測処理部42によって得られる
入力予測候補を用いて入力文字列を変換する。さらに、
かな漢字変換処理部30は、文法情報取得処理部32に
よって文法情報格納部70から取得された、入力予測候
補の文法情報に応じて、変換候補を生成する(第1位の
変換候補の決定)。
【0028】文法情報取得処理部32は、かな漢字変換
処理部30によるかな漢字変換の実行の際に、入力文字
列に対する変換結果として得られた入力予測候補の文法
情報を、文法情報格納部70から取得して、かな漢字変
換処理部30に提供する。
処理部30によるかな漢字変換の実行の際に、入力文字
列に対する変換結果として得られた入力予測候補の文法
情報を、文法情報格納部70から取得して、かな漢字変
換処理部30に提供する。
【0029】活用派生指示処理部34は、入力制御処理
部22を通じて入力されるユーザからの指示に応じて、
入力予測処理部42による入力予測処理によって得られ
る入力予測候補を一覧表示する際に、活用のない語幹部
分からなる入力予測候補(後述する入力予測辞書56中
の「見出し」の文字列)の他に、語尾を変化させた派生
語の文字列(後述する入力予測辞書56に格納された
「派生語」の文字列による入力予測候補。以下、派生候
補と略称する)を一覧表示させるための指示を、入力予
測処理部42の活用派生候補表示処理部86(後述す
る)に指示する。
部22を通じて入力されるユーザからの指示に応じて、
入力予測処理部42による入力予測処理によって得られ
る入力予測候補を一覧表示する際に、活用のない語幹部
分からなる入力予測候補(後述する入力予測辞書56中
の「見出し」の文字列)の他に、語尾を変化させた派生
語の文字列(後述する入力予測辞書56に格納された
「派生語」の文字列による入力予測候補。以下、派生候
補と略称する)を一覧表示させるための指示を、入力予
測処理部42の活用派生候補表示処理部86(後述す
る)に指示する。
【0030】ふりがな表示有無設定処理部36は、入力
文字列に対する入力予測処理部42による入力予測処理
の結果得られた入力予測候補を一覧表示する際に、入力
予測候補の文字列中の漢字部分について、ひらがなの読
みの文字列を付加するか否か(有り/無し)を設定し、
その設定内容を示す情報をふりがな表示有無情報格納部
64に格納する。
文字列に対する入力予測処理部42による入力予測処理
の結果得られた入力予測候補を一覧表示する際に、入力
予測候補の文字列中の漢字部分について、ひらがなの読
みの文字列を付加するか否か(有り/無し)を設定し、
その設定内容を示す情報をふりがな表示有無情報格納部
64に格納する。
【0031】表示情報設定処理部38は、入力文字列に
対して得られた派生候補の一覧表示を制御するための情
報を、所定の設定画面に対する外部からの指示に応じて
設定し、表示設定情報格納部66に格納する。
対して得られた派生候補の一覧表示を制御するための情
報を、所定の設定画面に対する外部からの指示に応じて
設定し、表示設定情報格納部66に格納する。
【0032】入力予測処理部42は、入力された文字列
をもとに、その文字列の後に続いて入力される可能性の
高い文字列を予測する入力予測処理を実行するためのも
ので、後述する図3に示すように構成される。詳細につ
いては後述する。
をもとに、その文字列の後に続いて入力される可能性の
高い文字列を予測する入力予測処理を実行するためのも
ので、後述する図3に示すように構成される。詳細につ
いては後述する。
【0033】候補選択処理部44は、入力予測処理部4
2による入力文字列に対する入力予測処理によって得ら
れた入力予測候補から、外部から入力された指示に応じ
て、入力文字列とする入力予測候補の文字列を選択す
る。
2による入力文字列に対する入力予測処理によって得ら
れた入力予測候補から、外部から入力された指示に応じ
て、入力文字列とする入力予測候補の文字列を選択す
る。
【0034】ふりがな情報除去処理部46は、ふりがな
表示有無設定処理部36によって、入力予測候補の一覧
表示の際のふりがな無しが設定された場合に、ふりがな
部分を除いた入力予測候補を生成して入力予測候補格納
部58に格納する。
表示有無設定処理部36によって、入力予測候補の一覧
表示の際のふりがな無しが設定された場合に、ふりがな
部分を除いた入力予測候補を生成して入力予測候補格納
部58に格納する。
【0035】文法情報格納処理部48は、入力文字列に
対する入力予測候補がユーザに対して提示され、その中
から変換結果とする特定の入力予測候補が選択された時
に、選択された入力予測候補に対応する文法情報を入力
予測辞書56から取り出して文法情報格納部70に格納
する。
対する入力予測候補がユーザに対して提示され、その中
から変換結果とする特定の入力予測候補が選択された時
に、選択された入力予測候補に対応する文法情報を入力
予測辞書56から取り出して文法情報格納部70に格納
する。
【0036】また、図2中における入力予測処理部42
には、図3に示すように、入力予測辞書検索処理部8
0、予測候補表示処理部84、活用派生候補表示処理部
86、派生候補確認処理部88、派生候補マーク表示処
理部90、ふりがな情報表示処理部92、及び入力予測
辞書更新部94の機能が設けられている。
には、図3に示すように、入力予測辞書検索処理部8
0、予測候補表示処理部84、活用派生候補表示処理部
86、派生候補確認処理部88、派生候補マーク表示処
理部90、ふりがな情報表示処理部92、及び入力予測
辞書更新部94の機能が設けられている。
【0037】入力予測辞書検索処理部80は、入力文字
列格納部50に格納された入力文字列をもとに入力予測
辞書56を検索して、現在までの入力文字列に続いて入
力される可能性のある入力文字列である入力予測候補を
求め、入力予測候補格納部58に格納する。
列格納部50に格納された入力文字列をもとに入力予測
辞書56を検索して、現在までの入力文字列に続いて入
力される可能性のある入力文字列である入力予測候補を
求め、入力予測候補格納部58に格納する。
【0038】予測候補表示処理部84は、入力予測候補
格納部58に格納された複数の入力予測候補を、出力制
御処理部24を通じて表示装置16において一覧表示さ
せる。予測候補表示処理部84は、活用部分を含まない
語幹部分による入力予測候補のみを一覧表示させる。
格納部58に格納された複数の入力予測候補を、出力制
御処理部24を通じて表示装置16において一覧表示さ
せる。予測候補表示処理部84は、活用部分を含まない
語幹部分による入力予測候補のみを一覧表示させる。
【0039】活用派生候補表示処理部86は、活用派生
指示処理部34からの指示に応じて、活用部分を含まな
い語幹部分による入力予測候補の一覧表示中で選択候補
となっている入力予測候補(辞書中の「見出し」に該当
する語幹のみによる文字列)に対応する派生候補を一覧
表示する。
指示処理部34からの指示に応じて、活用部分を含まな
い語幹部分による入力予測候補の一覧表示中で選択候補
となっている入力予測候補(辞書中の「見出し」に該当
する語幹のみによる文字列)に対応する派生候補を一覧
表示する。
【0040】派生候補確認処理部88は、活用部分を含
まない語幹部分による入力予測候補の一覧表示中で選択
候補となっている入力予測候補に対応して、派生候補が
入力予測辞書56に格納されているかを判別し、活用派
生候補表示処理部86に通知する。
まない語幹部分による入力予測候補の一覧表示中で選択
候補となっている入力予測候補に対応して、派生候補が
入力予測辞書56に格納されているかを判別し、活用派
生候補表示処理部86に通知する。
【0041】派生候補マーク表示処理部90は、予測候
補表示処理部84によって、入力文字列に対する入力予
測候補が一覧表示される際、その一覧表示中の派生候補
が存在する入力予測候補を明示するためのマークを付加
する。
補表示処理部84によって、入力文字列に対する入力予
測候補が一覧表示される際、その一覧表示中の派生候補
が存在する入力予測候補を明示するためのマークを付加
する。
【0042】ふりがな情報表示処理部92は、ふりがな
表示有無設定処理部36によって、ふりがな表示有無情
報格納部64に、入力予測候補の表示の際にふりがなを
付加することを示す情報が格納されている場合、入力予
測候補のふりがなの情報を入力予測辞書56から取り出
して付加して表示させる。
表示有無設定処理部36によって、ふりがな表示有無情
報格納部64に、入力予測候補の表示の際にふりがなを
付加することを示す情報が格納されている場合、入力予
測候補のふりがなの情報を入力予測辞書56から取り出
して付加して表示させる。
【0043】入力予測辞書更新部94は、複数の入力予
測候補の一覧表示中から入力文字列に対する変換結果と
して選択された入力予測候補と、この入力予測候補を変
換結果とする文字列に続いて入力された文字列とにより
新たな入力予測候補を生成して、入力予測学習辞書60
に格納する。入力予測辞書更新部94は、入力予測辞書
56に格納された情報とを関連づけて、入力予測学習辞
書60に新たな入力予測候補の情報を格納しても良い
し、入力予測学習辞書60と同様の形式によって入力予
測候補の情報を格納しても良い。
測候補の一覧表示中から入力文字列に対する変換結果と
して選択された入力予測候補と、この入力予測候補を変
換結果とする文字列に続いて入力された文字列とにより
新たな入力予測候補を生成して、入力予測学習辞書60
に格納する。入力予測辞書更新部94は、入力予測辞書
56に格納された情報とを関連づけて、入力予測学習辞
書60に新たな入力予測候補の情報を格納しても良い
し、入力予測学習辞書60と同様の形式によって入力予
測候補の情報を格納しても良い。
【0044】入力文字列格納部50は、入力装置14、
入力制御処理部22を通じて入力された処理対象とする
入力文字列が格納される。かな漢字変換結果格納部52
は、入力文字列格納部50に格納された文字列に対す
る、かな漢字変換処理部30によるかな漢字変換の結果
が格納される。
入力制御処理部22を通じて入力された処理対象とする
入力文字列が格納される。かな漢字変換結果格納部52
は、入力文字列格納部50に格納された文字列に対す
る、かな漢字変換処理部30によるかな漢字変換の結果
が格納される。
【0045】かな漢字変換辞書54は、かな漢字変換処
理部30によるかな漢字変換を実行する際に参照される
もので、読み文字列と変換結果とする見出し語の文字列
とが対応付けられて登録されている。
理部30によるかな漢字変換を実行する際に参照される
もので、読み文字列と変換結果とする見出し語の文字列
とが対応付けられて登録されている。
【0046】入力予測辞書56は、入力予測処理を実行
する際に入力予測辞書検索処理部80によって参照され
るもので、読み文字列と入力予測候補とする見出し語の
文字列(活用のない語幹部分の文字列)、この見出し語
から派生される派生語の文字列(活用部分を含む文字
列)、及び他の情報とが対応付けられて登録されてい
る。入力予測辞書56に格納される情報の詳細について
は後述する(図5)。
する際に入力予測辞書検索処理部80によって参照され
るもので、読み文字列と入力予測候補とする見出し語の
文字列(活用のない語幹部分の文字列)、この見出し語
から派生される派生語の文字列(活用部分を含む文字
列)、及び他の情報とが対応付けられて登録されてい
る。入力予測辞書56に格納される情報の詳細について
は後述する(図5)。
【0047】入力予測候補格納部58は、入力予測辞書
検索処理部80による入力予測辞書56に対する検索結
果、及び入力予測学習辞書検索処理部42による入力予
測学習辞書60に対する検索結果を格納するためのもの
で、入力予測候補を一覧表示させるための出力バッファ
として用いられる。
検索処理部80による入力予測辞書56に対する検索結
果、及び入力予測学習辞書検索処理部42による入力予
測学習辞書60に対する検索結果を格納するためのもの
で、入力予測候補を一覧表示させるための出力バッファ
として用いられる。
【0048】入力予測学習辞書60は、入力予測候補選
択処理部40によって複数の入力予測候補から変換結果
として選択された入力予測候補と、この入力予測候補を
変換結果とする文字列に続いて入力された文字列とによ
り生成された新たな入力予測候補が入力予測学習辞書更
新処理部44により登録される。入力予測学習辞書60
は、入力予測処理によって入力文字列を変換する際に、
入力文字列をもとに入力予測学習辞書検索処理部42に
よって参照される。
択処理部40によって複数の入力予測候補から変換結果
として選択された入力予測候補と、この入力予測候補を
変換結果とする文字列に続いて入力された文字列とによ
り生成された新たな入力予測候補が入力予測学習辞書更
新処理部44により登録される。入力予測学習辞書60
は、入力予測処理によって入力文字列を変換する際に、
入力文字列をもとに入力予測学習辞書検索処理部42に
よって参照される。
【0049】ふりがな表示有無情報格納部64は、活用
部分を含まない語幹部分による入力予測候補の一覧表示
をする際に、漢字部分に対するふりがなを付加するか否
かを示す情報が、ふりがな表示有無設定処理部36によ
って格納される。
部分を含まない語幹部分による入力予測候補の一覧表示
をする際に、漢字部分に対するふりがなを付加するか否
かを示す情報が、ふりがな表示有無設定処理部36によ
って格納される。
【0050】表示設定情報格納部66は、入力文字列に
対して得られた派生候補の一覧表示を制御するための情
報が、表示情報設定処理部38によって格納される。作
成文章格納部68は、入力された入力文字列をもとにし
た、かな漢字変換処理部30によるかな漢字変換、及び
入力予測処理部42による入力予測処理によって得られ
た入力予測候補の文字列をもとにして作成された文字列
(文章情報)が格納される。
対して得られた派生候補の一覧表示を制御するための情
報が、表示情報設定処理部38によって格納される。作
成文章格納部68は、入力された入力文字列をもとにし
た、かな漢字変換処理部30によるかな漢字変換、及び
入力予測処理部42による入力予測処理によって得られ
た入力予測候補の文字列をもとにして作成された文字列
(文章情報)が格納される。
【0051】文法情報格納部70は、予測候補表示処理
部84及び活用派生候補表示処理部86によって表示さ
れた入力予測候補の一覧表示中から、入力文字列に対す
る変換結果として選択された入力予測候補の文法情報
が、文法情報格納処理部48によって格納される。
部84及び活用派生候補表示処理部86によって表示さ
れた入力予測候補の一覧表示中から、入力文字列に対す
る変換結果として選択された入力予測候補の文法情報
が、文法情報格納処理部48によって格納される。
【0052】次に、本実施形態における文書作成装置で
入力予測処理を実行した際の予測候補の表示制御につい
て、図4に示すフローチャートを参照しながら説明す
る。まず、キー入力待ち状態において(ステップA
1)、入力装置14(キーボード)に設けられたキーが
操作されると、入力制御処理部22は、キー操作に応じ
たデータを入力し、データ内容に応じて各部に通知す
る。
入力予測処理を実行した際の予測候補の表示制御につい
て、図4に示すフローチャートを参照しながら説明す
る。まず、キー入力待ち状態において(ステップA
1)、入力装置14(キーボード)に設けられたキーが
操作されると、入力制御処理部22は、キー操作に応じ
たデータを入力し、データ内容に応じて各部に通知す
る。
【0053】文字キーの操作によって、文書作成のため
の読みを表す文字データが入力された場合、入力制御処
理部22は、入力文字列格納部50に入力された入力文
字列を格納する(ステップA2)。
の読みを表す文字データが入力された場合、入力制御処
理部22は、入力文字列格納部50に入力された入力文
字列を格納する(ステップA2)。
【0054】ここで、入力予測処理部42は、入力され
た入力文字列に対して入力予測処理を実行するが、その
前に、予測候補表示処理部84によって先に入力された
入力文字列を元にして得られた入力予測候補が表示され
ているか否かを判別する(ステップA3)。
た入力文字列に対して入力予測処理を実行するが、その
前に、予測候補表示処理部84によって先に入力された
入力文字列を元にして得られた入力予測候補が表示され
ているか否かを判別する(ステップA3)。
【0055】入力予測候補が表示中であった場合には、
次の入力予測処理によって得られる入力予測候補を表示
するために、予測候補表示処理部84は、表示中の入力
予測候補を消す(ステップA4)。
次の入力予測処理によって得られる入力予測候補を表示
するために、予測候補表示処理部84は、表示中の入力
予測候補を消す(ステップA4)。
【0056】一方、入力文字列格納部50に入力文字列
が入力されると、入力予測辞書検索処理部80は、入力
文字列格納部50に格納された入力文字列(読み)をも
とに入力予測辞書56及び入力予測学習辞書60を検索
して、現在までに入力された文字列に続いて入力される
可能性の高い文字列、すなわち入力予測候補を求める
(ステップA5)。
が入力されると、入力予測辞書検索処理部80は、入力
文字列格納部50に格納された入力文字列(読み)をも
とに入力予測辞書56及び入力予測学習辞書60を検索
して、現在までに入力された文字列に続いて入力される
可能性の高い文字列、すなわち入力予測候補を求める
(ステップA5)。
【0057】図5には、入力予測辞書56に格納される
情報の一例を示している。図5に示すように、入力予測
辞書56には、「読み」「見出し」「派生語」「文法情
報」「ふりがな」の各情報が対応付けて登録されてい
る。「読み」は、入力された入力文字列をもとにした検
索対象となるもので、入力予測候補の見出し部分の読み
文字列が格納されている。「見出し」は、「読み」に対
応する入力予測の結果とする入力予測候補の活用の無い
部分の文字列である。「派生語」は、「見出し」の文字
列部分を語幹とした、語尾を変化させた文字列である。
「派生語」については、一つの「見出し」に対して、複
数の文字列が用意されている。この「見出し」と「派生
語」のそれぞれに登録された文字列が、対応する読みに
よって検索される入力予測候補となる。「文法情報」
は、「派生語」に格納された文字列の品詞あるいは活用
形を示す情報である。「ふりがな」は、「見出し」の文
字列の末尾の読みである。なお、図5においては、図示
していないが、「見出し」に格納された文字列に対して
も、「派生語」に格納された文字列と同様にして、品詞
あるいは活用形などの「文法情報」格納されているもの
とする。
情報の一例を示している。図5に示すように、入力予測
辞書56には、「読み」「見出し」「派生語」「文法情
報」「ふりがな」の各情報が対応付けて登録されてい
る。「読み」は、入力された入力文字列をもとにした検
索対象となるもので、入力予測候補の見出し部分の読み
文字列が格納されている。「見出し」は、「読み」に対
応する入力予測の結果とする入力予測候補の活用の無い
部分の文字列である。「派生語」は、「見出し」の文字
列部分を語幹とした、語尾を変化させた文字列である。
「派生語」については、一つの「見出し」に対して、複
数の文字列が用意されている。この「見出し」と「派生
語」のそれぞれに登録された文字列が、対応する読みに
よって検索される入力予測候補となる。「文法情報」
は、「派生語」に格納された文字列の品詞あるいは活用
形を示す情報である。「ふりがな」は、「見出し」の文
字列の末尾の読みである。なお、図5においては、図示
していないが、「見出し」に格納された文字列に対して
も、「派生語」に格納された文字列と同様にして、品詞
あるいは活用形などの「文法情報」格納されているもの
とする。
【0058】入力予測辞書検索処理部80は、入力文字
列格納部50に格納された入力文字列(読み)が、入力
予測辞書56の「読み」に登録されているかを検索して
いる。ここで、入力された入力文字列と一致する読みが
入力予測辞書56にあった場合(ステップA6)、入力
予測辞書検索処理部80は、該当する読みに対応する
「見出し」の文字列と、この「見出し」の文字列に対応
する「派生語」の文字列を入力予測候補として入力予測
候補格納部58に格納する(ステップA7)。
列格納部50に格納された入力文字列(読み)が、入力
予測辞書56の「読み」に登録されているかを検索して
いる。ここで、入力された入力文字列と一致する読みが
入力予測辞書56にあった場合(ステップA6)、入力
予測辞書検索処理部80は、該当する読みに対応する
「見出し」の文字列と、この「見出し」の文字列に対応
する「派生語」の文字列を入力予測候補として入力予測
候補格納部58に格納する(ステップA7)。
【0059】初期状態では、入力予測辞書56に格納さ
れた入力予測候補を示す入力予測候補中で、「見出し」
に該当する文字列のみを、入力予測候補の一覧表示の対
象として設定する(「派生語」の文字列は初期の入力予
測候補の一覧表示では表示させない)。
れた入力予測候補を示す入力予測候補中で、「見出し」
に該当する文字列のみを、入力予測候補の一覧表示の対
象として設定する(「派生語」の文字列は初期の入力予
測候補の一覧表示では表示させない)。
【0060】ここで、活用派生候補表示処理部86は、
入力予測候補格納部58に格納された語幹のみの入力予
測候補、すなわち入力予測辞書56に格納された「見出
し」に該当する文字列の数が、予め設定されている閾値
以下であるかを判別する(ステップA8)。
入力予測候補格納部58に格納された語幹のみの入力予
測候補、すなわち入力予測辞書56に格納された「見出
し」に該当する文字列の数が、予め設定されている閾値
以下であるかを判別する(ステップA8)。
【0061】語幹のみの入力予測候補の数が閾値以下で
あった場合、活用派生候補表示処理部86は、入力予測
辞書56に格納された「派生語」の文字列による入力予
測候補についても、入力予測候補の一覧表示の対象とし
て設定する(ステップA9)。
あった場合、活用派生候補表示処理部86は、入力予測
辞書56に格納された「派生語」の文字列による入力予
測候補についても、入力予測候補の一覧表示の対象とし
て設定する(ステップA9)。
【0062】すなわち、基本的には、活用部分を含まな
い語幹部分による入力予測候補を一覧表示してユーザに
提示するが、表示すべき入力予測候補の数が少ない場合
には、この語幹部分の文字列による入力予測候補と関連
する派生候補も一緒に一覧表示されるようにする。
い語幹部分による入力予測候補を一覧表示してユーザに
提示するが、表示すべき入力予測候補の数が少ない場合
には、この語幹部分の文字列による入力予測候補と関連
する派生候補も一緒に一覧表示されるようにする。
【0063】例えば、語幹のみの入力予測候補の数に対
する閾値が「1」であった場合には、予測候補表示処理
部84は、一つの「見出し」の文字列に対応する入力予
測候補を表示し、また活用派生候補表示処理部86は、
「見出し」に関連する派生候補を、「見出し」の入力予
測候補の表示位置の近傍に一覧表示させる(ステップA
10)。
する閾値が「1」であった場合には、予測候補表示処理
部84は、一つの「見出し」の文字列に対応する入力予
測候補を表示し、また活用派生候補表示処理部86は、
「見出し」に関連する派生候補を、「見出し」の入力予
測候補の表示位置の近傍に一覧表示させる(ステップA
10)。
【0064】一方、語幹のみの入力予測候補の数が閾値
以下でなかった場合、予測候補表示処理部84は、活用
部分を含まない語幹部分による入力予測候補のみを一覧
表示してユーザに提示する(ステップA10)。入力予
測候補の一覧表示において、初期状態では先頭に位置す
る入力予測候補の文字列が選択候補として明示されてい
るものとする。
以下でなかった場合、予測候補表示処理部84は、活用
部分を含まない語幹部分による入力予測候補のみを一覧
表示してユーザに提示する(ステップA10)。入力予
測候補の一覧表示において、初期状態では先頭に位置す
る入力予測候補の文字列が選択候補として明示されてい
るものとする。
【0065】以下、順次文字が入力されることによっ
て、それまで入力された文字列に対する入力予測処理に
よって、前述したように入力文字列を先頭部分に持つ入
力予測候補を一覧表示する。
て、それまで入力された文字列に対する入力予測処理に
よって、前述したように入力文字列を先頭部分に持つ入
力予測候補を一覧表示する。
【0066】次に、文字データ以外の入力があった場合
について説明する。まず、入力装置14(キーボード)
の変換キーの操作によって、それまで入力された入力文
字列に対するかな漢字変換の実行が指示された場合、か
な漢字変換処理部30は、入力制御処理部22を通じ
て、そのかな漢字変換の実行の指示を入力する(ステッ
プA11)。
について説明する。まず、入力装置14(キーボード)
の変換キーの操作によって、それまで入力された入力文
字列に対するかな漢字変換の実行が指示された場合、か
な漢字変換処理部30は、入力制御処理部22を通じ
て、そのかな漢字変換の実行の指示を入力する(ステッ
プA11)。
【0067】かな漢字変換処理部30は、入力文字列格
納部50に格納されている入力文字列に対して、かな漢
字変換結果格納部52に格納された辞書データを参照し
ながらかな漢字変換を実行し、この変換結果である文字
列を作成文章格納部68に格納する(ステップA1
2)。
納部50に格納されている入力文字列に対して、かな漢
字変換結果格納部52に格納された辞書データを参照し
ながらかな漢字変換を実行し、この変換結果である文字
列を作成文章格納部68に格納する(ステップA1
2)。
【0068】また、入力装置14(キーボード)の上カ
ーソルキーまたは下カーソルキーが操作された場合(ス
テップA13)、予測候補表示処理部84は、入力制御
処理部22を通じて、指示された方向(上または下)を
示す指示を入力する。
ーソルキーまたは下カーソルキーが操作された場合(ス
テップA13)、予測候補表示処理部84は、入力制御
処理部22を通じて、指示された方向(上または下)を
示す指示を入力する。
【0069】予測候補表示処理部84は、入力予測候補
の一覧表示中であるか否かを判別し(ステップA1
4)、表示中であれば一覧表示中で、現在、選択候補と
して明示されている入力予測候補から、指示された方向
に応じて上の入力予測候補、あるいは下の入力予測候補
に選択候補を切り替える(ステップA15)。
の一覧表示中であるか否かを判別し(ステップA1
4)、表示中であれば一覧表示中で、現在、選択候補と
して明示されている入力予測候補から、指示された方向
に応じて上の入力予測候補、あるいは下の入力予測候補
に選択候補を切り替える(ステップA15)。
【0070】また、入力装置14(キーボード)の選択
キーが選択された場合(ステップA16)、候補選択処
理部44は、入力制御処理部22を通じて、選択実行の
指示を入力する。
キーが選択された場合(ステップA16)、候補選択処
理部44は、入力制御処理部22を通じて、選択実行の
指示を入力する。
【0071】候補選択処理部44は、入力予測候補の一
覧表示中であるか否かを判別し(ステップA17)、表
示中であれば一覧表示中で、現在、選択候補として明示
されている入力予測候補の文字列を取得し、かな漢字変
換処理部30に通知する。かな漢字変換処理部30は、
選択された入力予測候補を、それまでに入力された文字
列に対する変換結果として作成文章格納部68に格納す
ると共に、文書作成画面中の入力文字列の表示に代え
て、選択された入力予測候補の文字列を文字入力位置に
出力する(ステップA18)。
覧表示中であるか否かを判別し(ステップA17)、表
示中であれば一覧表示中で、現在、選択候補として明示
されている入力予測候補の文字列を取得し、かな漢字変
換処理部30に通知する。かな漢字変換処理部30は、
選択された入力予測候補を、それまでに入力された文字
列に対する変換結果として作成文章格納部68に格納す
ると共に、文書作成画面中の入力文字列の表示に代え
て、選択された入力予測候補の文字列を文字入力位置に
出力する(ステップA18)。
【0072】また、入力装置14(キーボード)の右カ
ーソルキーが操作された場合(ステップA19)、活用
派生指示処理部34は、右方向を示す指示を入力し、語
尾を変化させた派生語の文字列(派生候補)を一覧表示
させるための指示を、入力予測処理部42の活用派生候
補表示処理部86に指示する。
ーソルキーが操作された場合(ステップA19)、活用
派生指示処理部34は、右方向を示す指示を入力し、語
尾を変化させた派生語の文字列(派生候補)を一覧表示
させるための指示を、入力予測処理部42の活用派生候
補表示処理部86に指示する。
【0073】活用派生候補表示処理部86は、入力予測
候補の一覧表示中であるか否かを判別し(ステップA2
0)、表示中であれば一覧表示中で選択候補となってい
る入力予測候補(辞書中の「見出し」に該当する語幹の
みによる文字列)に対応する派生候補を一覧表示する。
候補の一覧表示中であるか否かを判別し(ステップA2
0)、表示中であれば一覧表示中で選択候補となってい
る入力予測候補(辞書中の「見出し」に該当する語幹の
みによる文字列)に対応する派生候補を一覧表示する。
【0074】派生候補の一覧表示において、初期状態で
は先頭に位置する入力予測候補の文字列が選択候補とし
て明示されているものとする。また、派生候補が一覧表
示されている時に、上下カーソルキーが操作された場合
には(ステップA13,A14)、前述したように、一
覧表示中で選択候補とする入力予測候補を指示に応じて
切り替える(ステップA15)。
は先頭に位置する入力予測候補の文字列が選択候補とし
て明示されているものとする。また、派生候補が一覧表
示されている時に、上下カーソルキーが操作された場合
には(ステップA13,A14)、前述したように、一
覧表示中で選択候補とする入力予測候補を指示に応じて
切り替える(ステップA15)。
【0075】また、入力装置14(キーボード)の左カ
ーソルキーが操作された場合(ステップA22)、入力
制御処理部22は、左方向を示す指示を活用派生候補表
示処理部86に通知する。
ーソルキーが操作された場合(ステップA22)、入力
制御処理部22は、左方向を示す指示を活用派生候補表
示処理部86に通知する。
【0076】活用派生候補表示処理部86は、派生候補
の一覧表示中であるか否かを判別し(ステップA2
3)、表示中であれば「派生語」による入力予測候補の
一覧表示を非表示にする。すなわち、「見出し」の文字
列(語幹部分)による入力予測候補のみが一覧表示され
た状態にする。
の一覧表示中であるか否かを判別し(ステップA2
3)、表示中であれば「派生語」による入力予測候補の
一覧表示を非表示にする。すなわち、「見出し」の文字
列(語幹部分)による入力予測候補のみが一覧表示され
た状態にする。
【0077】次に、入力予測候補の一覧表示の具体例に
ついて、図6に示す文書作成画面の一例を参照しながら
説明する。図6は、「おねがい」の読み文字列が入力さ
れた場合の表示例を示している。
ついて、図6に示す文書作成画面の一例を参照しながら
説明する。図6は、「おねがい」の読み文字列が入力さ
れた場合の表示例を示している。
【0078】この入力文字列「おねがい」に対しては、
図5に示す入力予測辞書56の「読み」から、「おねが
いいた」「おねがいもうしあ」の文字列が検索される。
従って、入力予測候補格納部58には、「おねがいい
た」「おねがいもうしあ」の「読み」に対応する「見出
し」として登録された「お願い申し上」「お願い致」
と、それぞれの「見出し」の文字列に対応する「派生
語」の文字列が複数格納される。
図5に示す入力予測辞書56の「読み」から、「おねが
いいた」「おねがいもうしあ」の文字列が検索される。
従って、入力予測候補格納部58には、「おねがいい
た」「おねがいもうしあ」の「読み」に対応する「見出
し」として登録された「お願い申し上」「お願い致」
と、それぞれの「見出し」の文字列に対応する「派生
語」の文字列が複数格納される。
【0079】はじめに、入力文字列「おねがい」に対す
る入力予測処理により得られた入力予測候補としては、
図6(a)に示すように、入力予測辞書56中の「見出
し」に該当する語幹のみの文字列「お願い申し上」と
「お願い致」が一覧表示される。
る入力予測処理により得られた入力予測候補としては、
図6(a)に示すように、入力予測辞書56中の「見出
し」に該当する語幹のみの文字列「お願い申し上」と
「お願い致」が一覧表示される。
【0080】この入力予測候補の一覧表示では、初期状
態において、先頭の入力予測候補「お願い申し上」が選
択候補として明示されている。ここで、下カーソルキー
が操作されると、図6(b)に示すように、選択候補と
する入力予測候補を「お願い申し上」から「お願い致」
に切り替えて明示する。
態において、先頭の入力予測候補「お願い申し上」が選
択候補として明示されている。ここで、下カーソルキー
が操作されると、図6(b)に示すように、選択候補と
する入力予測候補を「お願い申し上」から「お願い致」
に切り替えて明示する。
【0081】さらに、図6(b)に示す表示状態におい
て、右カーソルキーが操作されると、現在の選択候補で
ある入力予測候補「お願い致」に対応する「派生語」に
よる入力予測候補の一覧表示を、図6(c)に示すよう
に、語幹のみの入力予測候補の一覧表示の近傍に表示す
る。
て、右カーソルキーが操作されると、現在の選択候補で
ある入力予測候補「お願い致」に対応する「派生語」に
よる入力予測候補の一覧表示を、図6(c)に示すよう
に、語幹のみの入力予測候補の一覧表示の近傍に表示す
る。
【0082】図6(c)に示す例では、「お願い致」の
入力予測候補が選択候補となっているので、「見出し」
の文字列「お願い致」と、「派生語」である「お願い致
し」「お願い致して」「お願い致します」「お願い致
す」が入力予測候補として一覧表示されている。
入力予測候補が選択候補となっているので、「見出し」
の文字列「お願い致」と、「派生語」である「お願い致
し」「お願い致して」「お願い致します」「お願い致
す」が入力予測候補として一覧表示されている。
【0083】なお、図6(c)に示す表示形態の他に
も、図6(d)に示すように、語幹のみによる入力予測
候補の一覧表示中の選択候補となっている文字列の表示
位置に重ね合わせて、「派生語」による文字列を含む入
力予測候補を一覧表示しても良い。
も、図6(d)に示すように、語幹のみによる入力予測
候補の一覧表示中の選択候補となっている文字列の表示
位置に重ね合わせて、「派生語」による文字列を含む入
力予測候補を一覧表示しても良い。
【0084】一方、図6(a)に示すように、入力予測
候補が一覧表示された状態で、さらに文字が入力された
場合、例えば図6(e)に示すように、「おねがい」の
文字列の後に「し」が入力された場合には、「おねがい
し」の入力文字列をもとにした入力予測処理が実行され
る。
候補が一覧表示された状態で、さらに文字が入力された
場合、例えば図6(e)に示すように、「おねがい」の
文字列の後に「し」が入力された場合には、「おねがい
し」の入力文字列をもとにした入力予測処理が実行され
る。
【0085】この時、入力予測辞書56に対する検索に
よって、入力予測候補が得られなかった場合には、図6
(e)に示すように入力予測候補が一覧表示されない。
また、図6(a)に示す状態において選択キーが操作さ
れると、入力予測候補の一覧表示中で現在、選択候補と
なっている入力予測候補「お願い申し上」が、入力文字
列「おねがい」に代えて変換結果として表示される。
よって、入力予測候補が得られなかった場合には、図6
(e)に示すように入力予測候補が一覧表示されない。
また、図6(a)に示す状態において選択キーが操作さ
れると、入力予測候補の一覧表示中で現在、選択候補と
なっている入力予測候補「お願い申し上」が、入力文字
列「おねがい」に代えて変換結果として表示される。
【0086】また、図6(a)に示す状態で、入力予測
候補を選択せず、かな漢字変換の実行を示す変換キーが
操作されると、入力文字列「おねがい」に対するかな漢
字変換が実行され、図6(g)に示すように、変換結果
「お願い」が表示される。
候補を選択せず、かな漢字変換の実行を示す変換キーが
操作されると、入力文字列「おねがい」に対するかな漢
字変換が実行され、図6(g)に示すように、変換結果
「お願い」が表示される。
【0087】このようにして、入力文字列に対する入力
予測処理では、はじめに入力予測辞書56から得られた
「見出し」に該当する入力予測候補のみが一覧表示さ
れ、さらに右カーソルキーの操作によって「派生語」に
よる入力予測候補の一覧表示が指示された場合に、選択
候補となっている語幹部分の入力予測候補に対応する、
語尾の活用部分を含む「派生語」の入力予測候補を含め
て一覧表示が行われる。
予測処理では、はじめに入力予測辞書56から得られた
「見出し」に該当する入力予測候補のみが一覧表示さ
れ、さらに右カーソルキーの操作によって「派生語」に
よる入力予測候補の一覧表示が指示された場合に、選択
候補となっている語幹部分の入力予測候補に対応する、
語尾の活用部分を含む「派生語」の入力予測候補を含め
て一覧表示が行われる。
【0088】従って、はじめに一覧表示される入力予測
候補の数が少ないために所望する文字列の選択が容易と
なり、さらに語尾の活用部分を含む入力予測候補も簡単
に表示させることができるため、活用部分を含む入力予
測候補の選択も容易となり、入力予測処理を利用した文
書作成の効率を向上させることができる。
候補の数が少ないために所望する文字列の選択が容易と
なり、さらに語尾の活用部分を含む入力予測候補も簡単
に表示させることができるため、活用部分を含む入力予
測候補の選択も容易となり、入力予測処理を利用した文
書作成の効率を向上させることができる。
【0089】なお、前述した説明では、活用派生指示処
理部34は、右カーソルキーが操作された場合に、派生
候補の一覧表示の実行指示を活用派生候補表示処理部8
6に通知するものとして説明しているが、上下カーソル
キーや選択キーが操作された場合に、派生候補の一覧表
示をするモードが設定されていた場合には(後述する図
16の説明参照)、上下カーソルキーや選択キーの操作
による指示を入力して、破線候補の一覧表示の実行を活
用派生候補表示処理部86に指示することもできる。
理部34は、右カーソルキーが操作された場合に、派生
候補の一覧表示の実行指示を活用派生候補表示処理部8
6に通知するものとして説明しているが、上下カーソル
キーや選択キーが操作された場合に、派生候補の一覧表
示をするモードが設定されていた場合には(後述する図
16の説明参照)、上下カーソルキーや選択キーの操作
による指示を入力して、破線候補の一覧表示の実行を活
用派生候補表示処理部86に指示することもできる。
【0090】次に、入力予測候補の一覧表示をする際
に、入力予測候補の文字列中の漢字にふりがなを付加す
る例について説明する。例えば、図6(a)に示すよう
に、語幹部分のみの入力予測候補の一覧表示をした場
合、語尾の活用部分を含まないため、入力予測候補によ
っては文字列末の漢字の読みが不明となることがある。
そこで、入力予測候補にふりがなを付加することで、入
力予測候補の文字列の意味を確実に把握できるようにす
る。
に、入力予測候補の文字列中の漢字にふりがなを付加す
る例について説明する。例えば、図6(a)に示すよう
に、語幹部分のみの入力予測候補の一覧表示をした場
合、語尾の活用部分を含まないため、入力予測候補によ
っては文字列末の漢字の読みが不明となることがある。
そこで、入力予測候補にふりがなを付加することで、入
力予測候補の文字列の意味を確実に把握できるようにす
る。
【0091】図7には、入力予測候補の文字列にふりが
なを付加するための処理について説明するためのフロー
チャートを示している。ただし、図7(a)は、図4に
示すフローチャート中のステップA10の処理を示し、
図7(b)は、図4に示すフローチャート中のステップ
A18における処理を示している。他の処理について
は、前述と同様にして行われるものとして詳細な説明を
省略する。
なを付加するための処理について説明するためのフロー
チャートを示している。ただし、図7(a)は、図4に
示すフローチャート中のステップA10の処理を示し、
図7(b)は、図4に示すフローチャート中のステップ
A18における処理を示している。他の処理について
は、前述と同様にして行われるものとして詳細な説明を
省略する。
【0092】まず、入力文字列をもとに入力予測辞書5
6を検索した結果、入力文字列に応じた入力予測候補が
あり、入力予測候補格納部58に入力予測候補が格納さ
れた場合(図4、ステップA5,A6,A7)、ふりが
な情報表示処理部92は、入力予測辞書56から入力予
測候補に対応する「ふりがな」の情報を取り出す(ステ
ップB1)。
6を検索した結果、入力文字列に応じた入力予測候補が
あり、入力予測候補格納部58に入力予測候補が格納さ
れた場合(図4、ステップA5,A6,A7)、ふりが
な情報表示処理部92は、入力予測辞書56から入力予
測候補に対応する「ふりがな」の情報を取り出す(ステ
ップB1)。
【0093】さらに、ふりがな情報表示処理部92は、
入力予測候補格納部58に格納された入力予測候補の末
尾に括弧の文字列「(」「)」を付加し、その中に「ふ
りがな」の文字列を入れて表示させる(ステップB
2)。
入力予測候補格納部58に格納された入力予測候補の末
尾に括弧の文字列「(」「)」を付加し、その中に「ふ
りがな」の文字列を入れて表示させる(ステップB
2)。
【0094】図8(a)には、入力予測候補にふりがな
が付加された状態で一覧表示された例を示している。図
8(a)に示す例では、入力文字列「おねがい」に対す
る入力予測処理によって得られた入力予測候補「お願い
申し上」「お願い致」に対して、それぞれ図5に示すよ
うに入力予測辞書56の「ふりがな」の情報として、
「お願い申し上」に対しては「もうしあ」、「お願い
致」に対しては「いた」が登録されているので、この
「ふりがな」の情報が括弧内に入れられて付加されてい
る。
が付加された状態で一覧表示された例を示している。図
8(a)に示す例では、入力文字列「おねがい」に対す
る入力予測処理によって得られた入力予測候補「お願い
申し上」「お願い致」に対して、それぞれ図5に示すよ
うに入力予測辞書56の「ふりがな」の情報として、
「お願い申し上」に対しては「もうしあ」、「お願い
致」に対しては「いた」が登録されているので、この
「ふりがな」の情報が括弧内に入れられて付加されてい
る。
【0095】また、ふりがなが付加された状態で入力予
測候補が表示されている場合、選択キーが操作されて一
覧表示中から入力予測候補が選択されると(図4、ステ
ップA16)、ふりがな情報除去処理部46は、選択さ
れた入力予測候補の末尾の括弧内に記述された文字列
が、ふりがなであるか否かを判別する(ステップC
1)。
測候補が表示されている場合、選択キーが操作されて一
覧表示中から入力予測候補が選択されると(図4、ステ
ップA16)、ふりがな情報除去処理部46は、選択さ
れた入力予測候補の末尾の括弧内に記述された文字列
が、ふりがなであるか否かを判別する(ステップC
1)。
【0096】ふりがなであった場合、ふりがな情報除去
処理部46は、ふりがな部分、すなわちステップB1,
B2によって付加された文字列部分を除去する(ステッ
プC3)。
処理部46は、ふりがな部分、すなわちステップB1,
B2によって付加された文字列部分を除去する(ステッ
プC3)。
【0097】かな漢字変換処理部30は、ふりがな情報
除去処理部46によってふりがなの文字列部分が除去さ
れた、選択された入力予測候補を変換結果として、作成
文章格納部68に格納すると共に、文書作成画面中の入
力文字列の表示に代えて、選択された入力予測候補の文
字列を文字入力位置に出力する(ステップC4)。
除去処理部46によってふりがなの文字列部分が除去さ
れた、選択された入力予測候補を変換結果として、作成
文章格納部68に格納すると共に、文書作成画面中の入
力文字列の表示に代えて、選択された入力予測候補の文
字列を文字入力位置に出力する(ステップC4)。
【0098】例えば、図8(b)には、図8(a)に示
す状態で選択キーが操作された場合の、入力文字列に対
する変換結果が表示された状態を示している。このよう
にして、入力予測候補の一覧表示の際に、入力予測候補
中の漢字のふりがなを付加して表示することで、語幹部
分のみによる入力予測候補であっても、その後に続く活
用部分の文字列を把握することができ、入力予測候補の
内容を確実に把握することができる。
す状態で選択キーが操作された場合の、入力文字列に対
する変換結果が表示された状態を示している。このよう
にして、入力予測候補の一覧表示の際に、入力予測候補
中の漢字のふりがなを付加して表示することで、語幹部
分のみによる入力予測候補であっても、その後に続く活
用部分の文字列を把握することができ、入力予測候補の
内容を確実に把握することができる。
【0099】なお、前述した説明では、図5に示すよう
に、「見出し」に該当する語幹部分のみの文字列の末尾
が漢字であったために、ふりがなを付加することで入力
予測候補を分かり易くしているが、例えば入力予測辞書
56に「見出し」として登録された文字列が、「お願い
申し上げ」のように末尾がひらがなであった場合には、
図9に示すように、ふりがなを付加しないで入力予測候
補の一覧表示をしても良い。
に、「見出し」に該当する語幹部分のみの文字列の末尾
が漢字であったために、ふりがなを付加することで入力
予測候補を分かり易くしているが、例えば入力予測辞書
56に「見出し」として登録された文字列が、「お願い
申し上げ」のように末尾がひらがなであった場合には、
図9に示すように、ふりがなを付加しないで入力予測候
補の一覧表示をしても良い。
【0100】この場合、入力予測辞書56の「ふりが
な」に対して、ふりがなの情報を格納しないようにして
も良いし、またふりがなの情報があったとしても、「見
出し」に該当する入力予測候補の末尾がひらがなである
か否かを判別して、ひらがなであった場合には、「ふり
がな」の情報を用いないようにしても良い。
な」に対して、ふりがなの情報を格納しないようにして
も良いし、またふりがなの情報があったとしても、「見
出し」に該当する入力予測候補の末尾がひらがなである
か否かを判別して、ひらがなであった場合には、「ふり
がな」の情報を用いないようにしても良い。
【0101】次に、図8に示すように、入力予測候補に
対してふりがなを付加するか否かを任意に設定する場合
について、図10に示すフローチャートを参照しながら
説明する。なお、図10に示すフローチャートは、図4
示すフローチャートのステップA10における処理の手
順を示している。
対してふりがなを付加するか否かを任意に設定する場合
について、図10に示すフローチャートを参照しながら
説明する。なお、図10に示すフローチャートは、図4
示すフローチャートのステップA10における処理の手
順を示している。
【0102】本実施形態における文書作成装置では、モ
ード設定により、入力予測候補にふりがなを付加して表
示するか否かを設定することができる。例えば、モード
の実行が指示された場合、ふりがな表示有無設定処理部
36は、図11に示すような、ふりがな表示の有無を設
定するためのモード設定画面を出力制御処理部24を通
じて表示装置16に表示させる。
ード設定により、入力予測候補にふりがなを付加して表
示するか否かを設定することができる。例えば、モード
の実行が指示された場合、ふりがな表示有無設定処理部
36は、図11に示すような、ふりがな表示の有無を設
定するためのモード設定画面を出力制御処理部24を通
じて表示装置16に表示させる。
【0103】図11に示すモード設定画面では、入力予
測候補の表示で末尾にふりがな表示を、「する」あるい
は「しない」を任意に選択することができる。ここで、
入力装置14におけるキー操作によって、ふりがな表示
「する」が選択されると、ふりがな表示有無設定処理部
36は、ふりがな表示「する」を表すふりがな表示モー
ドを、ふりがな表示有無情報格納部64に設定してお
く。
測候補の表示で末尾にふりがな表示を、「する」あるい
は「しない」を任意に選択することができる。ここで、
入力装置14におけるキー操作によって、ふりがな表示
「する」が選択されると、ふりがな表示有無設定処理部
36は、ふりがな表示「する」を表すふりがな表示モー
ドを、ふりがな表示有無情報格納部64に設定してお
く。
【0104】ふりがな情報表示処理部92は、入力予測
候補の一覧表示が実行される際、ふりがな表示有無情報
格納部64に設定された情報を参照して、ふりがな表示
が必要であるか否か、すなわち、前述したふりがな表示
モードが設定されているか否かを判別する(ステップD
1)。
候補の一覧表示が実行される際、ふりがな表示有無情報
格納部64に設定された情報を参照して、ふりがな表示
が必要であるか否か、すなわち、前述したふりがな表示
モードが設定されているか否かを判別する(ステップD
1)。
【0105】ここで、ふりがな表示モードが設定されて
いなかった場合には、ふりがな情報表示処理部92が動
作せず、予測候補表示処理部84によって、語幹部分の
文字列のみによる入力予測候補の一覧が表示される(ス
テップD3)。
いなかった場合には、ふりがな情報表示処理部92が動
作せず、予測候補表示処理部84によって、語幹部分の
文字列のみによる入力予測候補の一覧が表示される(ス
テップD3)。
【0106】一方、ふりがな表示モードが設定されてい
た場合、ふりがな情報表示処理部92は、入力予測辞書
56から入力予測候補に対応する「ふりがな」の情報を
取り出す(ステップD4)。
た場合、ふりがな情報表示処理部92は、入力予測辞書
56から入力予測候補に対応する「ふりがな」の情報を
取り出す(ステップD4)。
【0107】さらに、ふりがな情報表示処理部92は、
入力予測候補格納部58に格納された入力予測候補の末
尾に括弧の文字列「(」「)」を付加し、その中に「ふ
りがな」の文字列を入れて表示させる(ステップD
5)。
入力予測候補格納部58に格納された入力予測候補の末
尾に括弧の文字列「(」「)」を付加し、その中に「ふ
りがな」の文字列を入れて表示させる(ステップD
5)。
【0108】このようにして、図11に示すようなモー
ド設定画面に対する操作によって、入力予測候補の一覧
表示の際に、ふりがなを付加するか否かを任意に指定す
ることができるので、ユーザの好みに合った入力予測候
補の一覧を表示させることができ、ユーザに対する作業
負担を軽減することができる。
ド設定画面に対する操作によって、入力予測候補の一覧
表示の際に、ふりがなを付加するか否かを任意に指定す
ることができるので、ユーザの好みに合った入力予測候
補の一覧を表示させることができ、ユーザに対する作業
負担を軽減することができる。
【0109】なお、前述した説明では、入力予測候補の
末尾の漢字に対して、ふりがなを付すものとして説明し
ているが、入力予測候補中に含まれる末尾以外の漢字に
ついても、ふりがなを付すようにしても良い。この場
合、各漢字部分についての「ふりがな」の情報を入力予
測辞書56に格納しておく、あるいは「読み」の情報の
漢字部分に該当する部分を識別できるようにして、「読
み」の情報を援用するようにしても良い。
末尾の漢字に対して、ふりがなを付すものとして説明し
ているが、入力予測候補中に含まれる末尾以外の漢字に
ついても、ふりがなを付すようにしても良い。この場
合、各漢字部分についての「ふりがな」の情報を入力予
測辞書56に格納しておく、あるいは「読み」の情報の
漢字部分に該当する部分を識別できるようにして、「読
み」の情報を援用するようにしても良い。
【0110】次に、派生候補の表示制御について、図1
2に示すフローチャートを参照しながら説明する。ここ
では、入力予測辞書56に格納された「見出し」の文字
列に対応して、「派生語」の情報がない場合についての
表示制御について説明する。
2に示すフローチャートを参照しながら説明する。ここ
では、入力予測辞書56に格納された「見出し」の文字
列に対応して、「派生語」の情報がない場合についての
表示制御について説明する。
【0111】なお、図12に示すフローチャートは、図
4に示すフローチャート中のステップA21における処
理を示している。右カーソルキーの操作によって、選択
候補の入力予測候補に対する派生候補の表示が指示され
た場合、派生候補確認処理部88は、選択候補に対応す
る派生候補が入力予測辞書56に格納されているか、す
なわち「派生語」の文字列が格納されているか、入力予
測辞書56を参照して判別する(ステップE1)。この
結果、派生候補がないことが判別された場合、活用派生
候補表示処理部86は、派生候補の一覧表示を行わな
い。
4に示すフローチャート中のステップA21における処
理を示している。右カーソルキーの操作によって、選択
候補の入力予測候補に対する派生候補の表示が指示され
た場合、派生候補確認処理部88は、選択候補に対応す
る派生候補が入力予測辞書56に格納されているか、す
なわち「派生語」の文字列が格納されているか、入力予
測辞書56を参照して判別する(ステップE1)。この
結果、派生候補がないことが判別された場合、活用派生
候補表示処理部86は、派生候補の一覧表示を行わな
い。
【0112】一方、派生候補があることが判別された場
合、活用派生候補表示処理部86は、入力予測辞書56
に格納された派生候補の情報をもとにして、前述したよ
うにして派生候補の一覧を表示させる(ステップE
2)。
合、活用派生候補表示処理部86は、入力予測辞書56
に格納された派生候補の情報をもとにして、前述したよ
うにして派生候補の一覧を表示させる(ステップE
2)。
【0113】例えば、図13に示すように、入力文字列
「かぶ」に対して、語幹部分からなる入力予測候補が一
覧表示されているものとする。ここで、入力予測候補
「株式会社」が選択候補となっている時に、右カーソル
キーが操作された場合、入力予測辞書56の「見出し」
に格納された「株式会社」に対して、派生語が存在しな
いため派生候補の一覧表示を行わない。
「かぶ」に対して、語幹部分からなる入力予測候補が一
覧表示されているものとする。ここで、入力予測候補
「株式会社」が選択候補となっている時に、右カーソル
キーが操作された場合、入力予測辞書56の「見出し」
に格納された「株式会社」に対して、派生語が存在しな
いため派生候補の一覧表示を行わない。
【0114】なお、前述したように、右カーソルキーの
操作によって派生候補が存在しない場合に、派生候補の
一覧表示を行わないだけでなく、予め派生候補が存在し
ないことを以下のようにして明示するようにしても良
い。
操作によって派生候補が存在しない場合に、派生候補の
一覧表示を行わないだけでなく、予め派生候補が存在し
ないことを以下のようにして明示するようにしても良
い。
【0115】図14は、派生候補が存在しないことを一
覧表示中に明示するための処理を示すフローチャートで
ある。なお、図14に示すフローチャートの処理は、図
4に示すフローチャート中のステップA10における処
理を示している。
覧表示中に明示するための処理を示すフローチャートで
ある。なお、図14に示すフローチャートの処理は、図
4に示すフローチャート中のステップA10における処
理を示している。
【0116】入力文字列に対して、予測候補表示処理部
84により入力予測候補が一覧表示される際、派生候補
マーク表示処理部90は、一覧表示の対象となっている
入力予測候補(「見出し」)のそれぞれについて、派生
候補が入力予測辞書56に格納されているか、すなわち
「派生語」の文字列が格納されているか、入力予測辞書
56を参照して判別する(ステップE1)。
84により入力予測候補が一覧表示される際、派生候補
マーク表示処理部90は、一覧表示の対象となっている
入力予測候補(「見出し」)のそれぞれについて、派生
候補が入力予測辞書56に格納されているか、すなわち
「派生語」の文字列が格納されているか、入力予測辞書
56を参照して判別する(ステップE1)。
【0117】この結果、派生候補がないことが判別され
た場合、予測候補表示処理部84は、活用部分を含まな
い語幹部分による入力予測候補のみを一覧表示してユー
ザに提示する(ステップF2)。
た場合、予測候補表示処理部84は、活用部分を含まな
い語幹部分による入力予測候補のみを一覧表示してユー
ザに提示する(ステップF2)。
【0118】一方、派生候補があることが判別された場
合、活用派生候補表示処理部86により、活用部分を含
まない語幹部分による入力予測候補のみを一覧表示させ
るが、派生候補マーク表示処理部90は、その一覧表示
中に派生候補が存在する入力予測候補の近傍に、例えば
図15に示すように、派生候補が存在することを示す所
定のマークを付加する(ステップF3)。
合、活用派生候補表示処理部86により、活用部分を含
まない語幹部分による入力予測候補のみを一覧表示させ
るが、派生候補マーク表示処理部90は、その一覧表示
中に派生候補が存在する入力予測候補の近傍に、例えば
図15に示すように、派生候補が存在することを示す所
定のマークを付加する(ステップF3)。
【0119】このようにして、派生候補がある入力予測
候補に対しては、予め図15にマークを付加して一覧表
示するので、語幹部分による入力予測候補から変換結果
とする文字列を選択する必要があるか、あるいは派生候
補の一覧表示させて、その中から変換結果とする文字列
を選択することができるかを、語幹部分による入力予測
候補の一覧表示を参照して判別することができる。
候補に対しては、予め図15にマークを付加して一覧表
示するので、語幹部分による入力予測候補から変換結果
とする文字列を選択する必要があるか、あるいは派生候
補の一覧表示させて、その中から変換結果とする文字列
を選択することができるかを、語幹部分による入力予測
候補の一覧表示を参照して判別することができる。
【0120】なお、マークの形状や表示位置等は特に限
定されるものではなく、また明示表示できればマークを
用いない他の表示形態であっても良い。次に、派生候補
の表示を制御するための情報(表示情報)の設定につい
て説明する。
定されるものではなく、また明示表示できればマークを
用いない他の表示形態であっても良い。次に、派生候補
の表示を制御するための情報(表示情報)の設定につい
て説明する。
【0121】まず、派生候補に関する表示情報の設定の
要求が入力されると、入力制御処理部22から表示情報
設定処理部38に通知される。表示情報設定処理部38
は、この要求に対して、例えば図16(a)に示すよう
な、表示情報の設定画面を出力制御処理部24を通じて
表示装置16に表示させる。
要求が入力されると、入力制御処理部22から表示情報
設定処理部38に通知される。表示情報設定処理部38
は、この要求に対して、例えば図16(a)に示すよう
な、表示情報の設定画面を出力制御処理部24を通じて
表示装置16に表示させる。
【0122】表示情報の設定画面では、図16(a)に
示すように、派生候補の表示形態を設定するための「表
示情報」、派生候補の一覧表示の表示位置を設定するた
めの「表示位置」、派生候補の一覧表示をするタイミン
グを設定するための「タイミング」について、それぞれ
設定すための複数の項目が設けられている。
示すように、派生候補の表示形態を設定するための「表
示情報」、派生候補の一覧表示の表示位置を設定するた
めの「表示位置」、派生候補の一覧表示をするタイミン
グを設定するための「タイミング」について、それぞれ
設定すための複数の項目が設けられている。
【0123】「表示情報」については、派生候補が存在
する場合には常に全てを一覧表示させておく「常に全候
補」、図15に示すような派生候補が存在する入力予測
候補に対してマークを付加する「マーク表示」、派生候
補の一覧表示をしない「表示しない」の何れかを選択す
ることができる。
する場合には常に全てを一覧表示させておく「常に全候
補」、図15に示すような派生候補が存在する入力予測
候補に対してマークを付加する「マーク表示」、派生候
補の一覧表示をしない「表示しない」の何れかを選択す
ることができる。
【0124】「表示位置」については、語幹部分の入力
予測候補の一覧表示中で選択候補となっている入力予測
候補の横に派生候補を一覧表示する「真横」(図6
(c)に示す形態)、真下に派生候補を一覧表示する
「真下」(図6(d)に示す形態)の何れかを選択する
ことができる。
予測候補の一覧表示中で選択候補となっている入力予測
候補の横に派生候補を一覧表示する「真横」(図6
(c)に示す形態)、真下に派生候補を一覧表示する
「真下」(図6(d)に示す形態)の何れかを選択する
ことができる。
【0125】「タイミング」については、語幹部分の入
力予測候補の一覧表示中で選択候補が上下カーソルキー
の操作によって変更(入力予測候補の明示位置が移動)
された時を示す「移動時のみ」、語幹部分の入力予測候
補の一覧表示中で選択候補が選択キーの操作によって確
定された時を示す「選択キー」、選択候補が指定された
状態で右カーソルキーが操作された時を示す「右カーソ
ル」を選択することができる。
力予測候補の一覧表示中で選択候補が上下カーソルキー
の操作によって変更(入力予測候補の明示位置が移動)
された時を示す「移動時のみ」、語幹部分の入力予測候
補の一覧表示中で選択候補が選択キーの操作によって確
定された時を示す「選択キー」、選択候補が指定された
状態で右カーソルキーが操作された時を示す「右カーソ
ル」を選択することができる。
【0126】表示情報設定処理部38は、図16(a)
に示す表示情報の設定画面において、各項目に対して任
意に設定れた情報を表示設定情報格納部66に格納す
る。活用派生候補表示処理部86、派生候補マーク表示
処理部90は、上下カーソルキー、選択キー、左右カー
ソルキーの操作のタイミングで、表示設定情報格納部6
6に格納された各情報を参照して、各情報に応じて派生
候補に関する表示を実行する。
に示す表示情報の設定画面において、各項目に対して任
意に設定れた情報を表示設定情報格納部66に格納す
る。活用派生候補表示処理部86、派生候補マーク表示
処理部90は、上下カーソルキー、選択キー、左右カー
ソルキーの操作のタイミングで、表示設定情報格納部6
6に格納された各情報を参照して、各情報に応じて派生
候補に関する表示を実行する。
【0127】例えば、図16(a)に示すような設定が
された場合、入力文字列「かぶ」に対する入力予測候補
の一覧表示では、図16(b)に示すように、派生候補
が存在する入力予測候補「株を購入」にマークが付加さ
れて表示されている。
された場合、入力文字列「かぶ」に対する入力予測候補
の一覧表示では、図16(b)に示すように、派生候補
が存在する入力予測候補「株を購入」にマークが付加さ
れて表示されている。
【0128】また、入力予測候補「株を購入」が選択候
補として指示された場合、すなわち図16(b)に示す
状態で、下カーソルキーが3回押された場合には、図1
6(c)に示すように、入力予測候補「株を購入」が明
示されると共に、この入力予測候補に対応する派生候補
の一覧表示が、入力予測候補「株を購入」の文字列の真
横から一覧表示される。
補として指示された場合、すなわち図16(b)に示す
状態で、下カーソルキーが3回押された場合には、図1
6(c)に示すように、入力予測候補「株を購入」が明
示されると共に、この入力予測候補に対応する派生候補
の一覧表示が、入力予測候補「株を購入」の文字列の真
横から一覧表示される。
【0129】このようにして、表示情報の設定画面にお
いて、派生候補の一覧表示に関して任意の形態を指定す
ることができるので、所望する入力予測候補の指定が容
易となり、ユーザの負担を軽減すると共に、入力予測処
理を用いた文書作成の効率を向上させることができる。
いて、派生候補の一覧表示に関して任意の形態を指定す
ることができるので、所望する入力予測候補の指定が容
易となり、ユーザの負担を軽減すると共に、入力予測処
理を用いた文書作成の効率を向上させることができる。
【0130】次に、入力予測処理を用いて入力した入力
予測候補の「文法情報」を利用して、かな漢字変換処理
を実行する処理について、図17に示すフローチャート
を参照しながら説明する。
予測候補の「文法情報」を利用して、かな漢字変換処理
を実行する処理について、図17に示すフローチャート
を参照しながら説明する。
【0131】文法情報格納処理部48は、かな漢字変換
の際に参照される文法情報格納部70を、入力文字列に
対して入力予測処理が実行される前に初期化する(ステ
ップG1)。
の際に参照される文法情報格納部70を、入力文字列に
対して入力予測処理が実行される前に初期化する(ステ
ップG1)。
【0132】そして、入力予測処理部42による入力予
測処理によって、入力文字列に対する入力予測候補がユ
ーザに対して提示され、その中から変換結果とする特定
の入力予測候補が選択されると(ステップG2)、文法
情報格納処理部48は、選択された入力予測候補に対応
する文法情報を入力予測辞書56から取り出して、文法
情報格納部70に格納する。
測処理によって、入力文字列に対する入力予測候補がユ
ーザに対して提示され、その中から変換結果とする特定
の入力予測候補が選択されると(ステップG2)、文法
情報格納処理部48は、選択された入力予測候補に対応
する文法情報を入力予測辞書56から取り出して、文法
情報格納部70に格納する。
【0133】ここで、文書作成画面中の文字入力位置
に、入力文字列に代えて、選択された入力予測候補が出
力された後、続いて文字キーの操作によって文字列が入
力されたものとする(ステップG4,G5)。
に、入力文字列に代えて、選択された入力予測候補が出
力された後、続いて文字キーの操作によって文字列が入
力されたものとする(ステップG4,G5)。
【0134】その後、変換キー以外の文書編集用のキー
が操作され、作成文書に対する編集が行われた場合に
は、入力予測候補の文字列に続いて入力された文字列に
対する処理が確定されたものとして、文法情報格納処理
部48は、文法情報格納部70に格納されている文法情
報が既に不要なので文法情報格納部70を初期化する。
が操作され、作成文書に対する編集が行われた場合に
は、入力予測候補の文字列に続いて入力された文字列に
対する処理が確定されたものとして、文法情報格納処理
部48は、文法情報格納部70に格納されている文法情
報が既に不要なので文法情報格納部70を初期化する。
【0135】一方、入力予測候補の文字列に続いて文字
列が入力され、かな漢字変換の実行が指示されると、文
法情報取得処理部32は、文法情報格納部70に文法情
報が格納されているかを判別する(ステップG7)。
列が入力され、かな漢字変換の実行が指示されると、文
法情報取得処理部32は、文法情報格納部70に文法情
報が格納されているかを判別する(ステップG7)。
【0136】文法情報格納部70に文法情報が格納され
ていない場合、かな漢字変換処理部30は、入力文字列
格納部50に格納された入力文字列に対して、かな漢字
変換結果格納部52を参照して(入力予測候補の文法情
報を考慮しないで)かな漢字変換を実行し、かな漢字変
換候補を求める(ステップG9)。
ていない場合、かな漢字変換処理部30は、入力文字列
格納部50に格納された入力文字列に対して、かな漢字
変換結果格納部52を参照して(入力予測候補の文法情
報を考慮しないで)かな漢字変換を実行し、かな漢字変
換候補を求める(ステップG9)。
【0137】また、文法情報格納部70に文法情報が格
納されていた場合、文法情報取得処理部32は、文法情
報格納部70から文法情報、すなわち変換対象とする文
字列が接続される直前の文字列の品詞、あるいは活用形
を示す情報を取得して、かな漢字変換処理部30に提供
する。
納されていた場合、文法情報取得処理部32は、文法情
報格納部70から文法情報、すなわち変換対象とする文
字列が接続される直前の文字列の品詞、あるいは活用形
を示す情報を取得して、かな漢字変換処理部30に提供
する。
【0138】かな漢字変換処理部30は、入力文字列格
納部50に格納された入力文字列に対して、かな漢字変
換結果格納部52を参照して(入力予測候補の文法情報
を考慮しないで)かな漢字変換を実行し、文法情報取得
処理部32によって取得された文法情報を考慮して、か
な漢字変換候補を求める。すなわち、入力予測処理によ
って入力した入力予測候補の品詞(あるいは活用形)と
の接続が正当な変換結果のみを変換候補とする。
納部50に格納された入力文字列に対して、かな漢字変
換結果格納部52を参照して(入力予測候補の文法情報
を考慮しないで)かな漢字変換を実行し、文法情報取得
処理部32によって取得された文法情報を考慮して、か
な漢字変換候補を求める。すなわち、入力予測処理によ
って入力した入力予測候補の品詞(あるいは活用形)と
の接続が正当な変換結果のみを変換候補とする。
【0139】図18には、入力予測候補の「文法情報」
を利用した、かな漢字変換処理の具体例を示している。
例えば、図16(c)に示す状態において、選択候補と
なっている入力予測候補「株を購入」が、入力文字列に
対する変換結果として選択され、図18(a)に示すよ
うに、文字列が表示されているものとする。この時、文
法情報格納部70には、入力予測候補「株を購入」の文
字列に対する文法情報(例えば、名詞)が格納されてい
る。なお、図5に示す入力予測辞書56には、「見出
し」の入力予測候補に対する文法情報を省略している。
を利用した、かな漢字変換処理の具体例を示している。
例えば、図16(c)に示す状態において、選択候補と
なっている入力予測候補「株を購入」が、入力文字列に
対する変換結果として選択され、図18(a)に示すよ
うに、文字列が表示されているものとする。この時、文
法情報格納部70には、入力予測候補「株を購入」の文
字列に対する文法情報(例えば、名詞)が格納されてい
る。なお、図5に示す入力予測辞書56には、「見出
し」の入力予測候補に対する文法情報を省略している。
【0140】ここで、入力予測処理によって入力された
文字列「株を購入」の後に、図18(b)に示すよう
に、「した」の文字列が入力され、かな漢字変換の実行
が指示されたものとする。このかな漢字変換では、入力
文字列「した」に対して複数の変換候補、例えば「下」
「した」「舌」等が得られるが、「株を購入」の文法情
報と接続性が正当な変換候補、例えば「した」が第1位
の変換候補として、図18(c)に示すようにして表示
される。
文字列「株を購入」の後に、図18(b)に示すよう
に、「した」の文字列が入力され、かな漢字変換の実行
が指示されたものとする。このかな漢字変換では、入力
文字列「した」に対して複数の変換候補、例えば「下」
「した」「舌」等が得られるが、「株を購入」の文法情
報と接続性が正当な変換候補、例えば「した」が第1位
の変換候補として、図18(c)に示すようにして表示
される。
【0141】なお、入力予測候補の文字列の文法情報を
用いないで、入力文字列「した」に対するかな漢字変換
を実行した場合には、図18(d)に示すように、「株
を購入」の文字列との接続が不当な「下」が第1位の変
換候補として表示される。
用いないで、入力文字列「した」に対するかな漢字変換
を実行した場合には、図18(d)に示すように、「株
を購入」の文字列との接続が不当な「下」が第1位の変
換候補として表示される。
【0142】このようにして、入力予測処理によって入
力予測候補を入力するだけでなく、入力文字列に対する
変換結果として選択された入力予測候補の「文法情報」
をもとに、入力予測候補の後に続いて入力される文字列
に対するかな漢字変換を実行することができる。従っ
て、入力済みの入力予測候補の文字列との接続が正当
な、ユーザが所望する変換結果を効率的に取得すること
ができ、ユーザの負担を軽減すると共に、文書作成の効
率を向上させることが可能となる。
力予測候補を入力するだけでなく、入力文字列に対する
変換結果として選択された入力予測候補の「文法情報」
をもとに、入力予測候補の後に続いて入力される文字列
に対するかな漢字変換を実行することができる。従っ
て、入力済みの入力予測候補の文字列との接続が正当
な、ユーザが所望する変換結果を効率的に取得すること
ができ、ユーザの負担を軽減すると共に、文書作成の効
率を向上させることが可能となる。
【0143】なお、上述した実施形態において記載した
手法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピーディス
ク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、
DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで
各種装置に提供することができる。また、通信媒体によ
り伝送して各種装置に提供することも可能である。本装
置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプ
ログラムを読み込み、または通信媒体を介してプログラ
ムを受信し、このプログラムによって動作が制御される
ことにより、上述した処理を実行する。
手法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、例えば磁気ディスク(フロッピーディス
ク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、
DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで
各種装置に提供することができる。また、通信媒体によ
り伝送して各種装置に提供することも可能である。本装
置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプ
ログラムを読み込み、または通信媒体を介してプログラ
ムを受信し、このプログラムによって動作が制御される
ことにより、上述した処理を実行する。
【0144】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、入
力文字列に応じて入力予測辞書から得られた入力予測候
補を、先に活用のない語幹部分の文字列による入力予測
候補を一覧表示させ、その一覧表示中で入力予測候補が
選択されて、さらに一覧表示が指示された際に、選択さ
れた入力予測候補の文字列から派生される活用部分を含
む文字列である派生候補による入力予測候補を一覧表示
させて、所望の入力予測候補を選択することができるの
で、語尾に活用のある文字列について、入力予測処理を
利用して効率的に入力することが可能となるものであ
る。
力文字列に応じて入力予測辞書から得られた入力予測候
補を、先に活用のない語幹部分の文字列による入力予測
候補を一覧表示させ、その一覧表示中で入力予測候補が
選択されて、さらに一覧表示が指示された際に、選択さ
れた入力予測候補の文字列から派生される活用部分を含
む文字列である派生候補による入力予測候補を一覧表示
させて、所望の入力予測候補を選択することができるの
で、語尾に活用のある文字列について、入力予測処理を
利用して効率的に入力することが可能となるものであ
る。
【図1】本実施形態に係わる文書作成装置のシステム構
成を示すブロック図。
成を示すブロック図。
【図2】図1に示すシステム構成において実現される文
書作成装置の機能構成を示すブロック図。
書作成装置の機能構成を示すブロック図。
【図3】図2中における入力予測処理部42の詳細な構
成を示すブロック図。
成を示すブロック図。
【図4】本実施形態における文書作成装置で入力予測処
理を実行した際の予測候補の表示制御について説明する
ためのフローチャート。
理を実行した際の予測候補の表示制御について説明する
ためのフローチャート。
【図5】入力予測辞書56に格納される情報の一例を示
す図。
す図。
【図6】入力予測候補の一覧表示の具体例について説明
するための文書作成画面の一例を示す図。
するための文書作成画面の一例を示す図。
【図7】入力予測候補の文字列にふりがなを付加するた
めの処理について説明するためのフローチャート。
めの処理について説明するためのフローチャート。
【図8】入力予測候補にふりがなが付加された状態で一
覧表示された例を示す図。
覧表示された例を示す図。
【図9】ふりがなを付加しない入力予測候補を含む一覧
表示の例を示す図。
表示の例を示す図。
【図10】入力予測候補に対してふりがなを付加するか
否かを任意に設定する場合について説明するためのフロ
ーチャート。
否かを任意に設定する場合について説明するためのフロ
ーチャート。
【図11】ふりがな表示の有無を設定するためのモード
設定画面の一例を示す図。
設定画面の一例を示す図。
【図12】派生候補の表示制御について説明するための
フローチャート。
フローチャート。
【図13】語幹部分からなる派生候補が存在しない入力
予測候補の一覧表示の一例を示す図。
予測候補の一覧表示の一例を示す図。
【図14】派生候補が存在しないことを明示するための
処理を示すフローチャート
処理を示すフローチャート
【図15】派生候補が存在する入力予測候補に対してマ
ークが付加された一覧表示の位置れぃを示す図。
ークが付加された一覧表示の位置れぃを示す図。
【図16】表示情報の設定画面の一例を示す図。
【図17】入力予測処理を用いて入力した入力予測候補
の「文法情報」を利用して、かな漢字変換処理を実行す
る処理について説明するためのフローチャートる
の「文法情報」を利用して、かな漢字変換処理を実行す
る処理について説明するためのフローチャートる
【図18】入力予測候補の「文法情報」を利用した、か
な漢字変換処理の具体例を説明するための図。
な漢字変換処理の具体例を説明するための図。
10…CPU 12…メモリ 12a…制御プログラム 12b…文書作成制御プログラム 12c…文書情報部 12d…情報記憶部 14…入力装置 16…表示装置 18…記憶装置 18a…情報記憶部 18b…プログラム 22…入力制御処理部 24…出力制御処理部 26…文書作成制御部 28…情報記憶部 30…かな漢字変換処理部 32…文法情報取得処理部 34…活用派生指示処理部 36…ふりがな表示有無設定処理部 38…表示情報設定処理部 42…入力予測処理部 44…候補選択処理部 46…ふりがな情報除去処理部 48…文法情報格納処理部 50…入力文字列格納部 52…かな漢字変換結果格納部 54…かな漢字変換辞書 56…入力予測辞書 58…入力予測候補格納部 60…入力予測学習辞書 64…ふりがな表示有無情報格納部 66…表示設定情報格納部 68…作成文章格納部 70…文法情報格納部 80…入力予測辞書検索処理部 84…予測候補表示処理部 86…活用派生候補表示処理部 88…派生候補確認処理部 90…派生候補マーク表示処理部 92…ふりがな情報表示処理部 94…入力予測辞書更新部
Claims (10)
- 【請求項1】 入力された文字列をもとに、その文字列
の後に続いて入力される可能性の高い文字列を予測する
入力予測処理を実行する文書作成装置において、 入力予測処理を実行する際に参照されるもので、読み文
字列と、入力予測候補とする活用のない語幹部分の文字
列と、この文字列から派生される活用部分を含む文字列
とを対応付けて登録するための入力予測辞書と、 入力文字列をもとに前記入力予測辞書を検索して、現在
までの入力文字列に続いて入力される可能性の高い文字
列である入力予測候補を求める入力予測辞書検索処理手
段と、 前記入力予測辞書検索処理手段によって求められた活用
のない語幹部分の文字列による入力予測候補を一覧表示
させる予測候補表示処理手段と、 前記予測候補表示処理手段によって一覧表示されている
入力予測候補に対して入力された指示に応じて、指示さ
れた入力予測候補の文字列から派生される活用部分を含
む文字列である派生候補による入力予測候補の一覧表示
を指示する活用派生指示手段と、 前記活用派生指示手段による指示に応じて、前記派生候
補による入力予測候補を一覧表示させる活用派生候補表
示処理手段と、 前記予測候補表示処理手段あるいは活用派生候補表示処
理手段によって一覧表示された複数の入力予測候補か
ら、入力文字列の変換結果とする入力予測候補を、外部
からの指示に応じて選択する入力予測候補選択処理手段
とを具備したことを特徴とする文書作成装置。 - 【請求項2】 入力された文字列をもとに、その文字列
の後に続いて入力される可能性の高い文字列を予測して
提示する入力支援方法において、 入力文字列をもとに、読み文字列と、入力予測候補とす
る活用のない語幹部分の文字列と、この文字列から派生
される活用部分を含む文字列とを対応付けて登録された
入力予測辞書を検索して、現在までの入力文字列に続い
て入力される可能性の高い文字列である入力予測候補を
求め、 この求められた活用のない語幹部分の文字列による入力
予測候補を一覧表示させ、 この一覧表示されている入力予測候補に対して入力され
た指示に応じて、指示された入力予測候補の文字列から
派生される活用部分を含む文字列である予測候補による
入力予測候補の一覧表示を指示し、 この指示に応じて、前記予測候補による入力予測候補を
一覧表示させ、 一覧表示された複数の入力予測候補から、入力文字列の
変換結果とする入力予測候補を、外部からの指示に応じ
て選択することを特徴とする入力支援方法。 - 【請求項3】 入力された文字列をもとに、その文字列
の後に続いて入力される可能性の高い文字列を予測する
入力予測処理を実行するためのプログラムが記録された
記録媒体であって、 コンピュータを、 入力予測処理を実行する際に参照されるもので、読み文
字列と、入力予測候補とする活用のない語幹部分の文字
列と、この文字列から派生される活用部分を含む文字列
とを対応付けて登録するための入力予測辞書と、 入力文字列をもとに前記入力予測辞書を検索して、現在
までの入力文字列に続いて入力される可能性の高い文字
列である入力予測候補を求める入力予測辞書検索処理手
段と、 前記入力予測辞書検索処理手段によって求められた活用
のない語幹部分の文字列による入力予測候補を一覧表示
させる予測候補表示処理手段と、 前記予測候補表示処理手段によって一覧表示されている
入力予測候補に対して入力された指示に応じて、指示さ
れた入力予測候補の文字列から派生される活用部分を含
む文字列である予測候補による入力予測候補の一覧表示
を指示する活用派生指示手段と、 前記活用派生指示手段による指示に応じて、前記予測候
補による入力予測候補を一覧表示させる活用派生候補表
示処理手段と、 前記予測候補表示処理手段あるいは活用派生候補表示処
理手段によって一覧表示された複数の入力予測候補か
ら、入力文字列の変換結果とする入力予測候補を、外部
からの指示に応じて選択する入力予測候補選択処理手段
として機能させるためのプログラムを格納したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体。 - 【請求項4】 前記活用派生候補表示処理手段によって
派生候補を表示する際に、派生候補の文字列に対してふ
りがな情報を付加するふりがな情報表示処理手段と、 前記ふりがな情報表示処理手段によってふりがな情報が
付加された派生候補が、前記入力予測候補選択手段によ
って変換候補として選択された場合に、付加されたふり
がな情報を除去するふりがな情報除去手段とを具備し、 前記かな漢字変換は、前記ふりがな情報除去手段によっ
てふりがな情報が除去された派生候補により、入力文字
列を変換することを特徴とする請求項1記載の文書作成
装置。 - 【請求項5】 前記ふりがな情報表示処理手段は、 前記活用派生候補表示処理手段によって表示対象となっ
ている派生候補の末尾がひらがなでない場合に、派生候
補の文字列に対してふりがなの情報を付加することを特
徴とする請求項4記載の文書作成装置。 - 【請求項6】 前記ふりがな情報表示処理手段によるふ
りがな情報の付加の有無を設定するふりがな表示有無設
定処理手段を具備し、 前記ふりがな情報表示処理手段は、前記ふりがな表示有
無設定処理手段により、ふりがな情報の付加有りが設定
されている場合に、ふりがな情報を付加することを特徴
とする請求項4または請求項5記載の文書作成装置。 - 【請求項7】 前記活用派生指示手段によって派生候補
の表示が指示された場合に、派生候補の表示対象として
指定された入力予測候補に対応する派生候補が存在する
か否かを確認する派生候補確認処理手段を具備し、 前記活用派生候補表示処理手段は、前記派生候補確認処
理手段によって派生候補が存在することが確認された場
合に、派生候補を一覧表示することを特徴とする請求項
1記載の文書作成装置。 - 【請求項8】 前記活用派生指示手段によって派生候補
の表示が指示された場合に、派生候補の表示対象として
指定された入力予測候補に対応する派生候補が存在する
か否かを確認する派生候補確認処理手段と、 前記派生候補確認処理手段によって派生候補が存在する
ことが確認された場合に、前記活用派生候補表示処理手
段による派生候補の一覧表示中に、派生候補が存在する
ことを明示する表示を付加する派生候補マーク表示処理
手段とを具備したことを特徴とする請求項1記載の文書
作成装置。 - 【請求項9】 前記活用派生候補表示処理手段によって
派生候補を一覧表示する際の条件を設定する表示情報設
定処理手段を具備し、 前記活用派生候補表示処理手段は、前記表示情報設定処
理手段によって設定された条件に従って派生候補を一覧
表示することを特徴とする請求項1記載の文書作成装
置。 - 【請求項10】 前記辞書に格納された派生候補のそれ
ぞれに対して文法情報を格納し、 前記活用派生候補表示処理手段によって表示された派生
候補が、前記入力予測候補選択手段によって変換候補と
して選択された場合に、前記入力予測辞書から選択され
た派生候補に対応する文法情報を格納する文法情報格納
処理手段とを具備し、 前記かな漢字変換手段は、前記入力予測候補選択手段に
よって変換候補として選択された文字列の後の入力文字
列に対して、前記文法情報格納処理手段によって格納さ
れた文法情報を考慮してかな漢字変換を実行することを
特徴とする請求項1記載の文書作成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10200596A JP2000029874A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 文書作成装置、入力支援方法、及び記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10200596A JP2000029874A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 文書作成装置、入力支援方法、及び記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000029874A true JP2000029874A (ja) | 2000-01-28 |
Family
ID=16426993
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10200596A Pending JP2000029874A (ja) | 1998-07-15 | 1998-07-15 | 文書作成装置、入力支援方法、及び記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000029874A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009258902A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Ekitan & Co Ltd | 駅名入力装置および駅名入力プログラム |
JP2013065158A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Yahoo Japan Corp | 端末装置、方法及びプログラム |
JP2015056121A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | シャープ株式会社 | 辞書検索装置および方法 |
JP2019012307A (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-24 | 溪瀾 許 | 端末装置、日本語入力システム、日本語入力方法及び日本語入力プログラム |
-
1998
- 1998-07-15 JP JP10200596A patent/JP2000029874A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009258902A (ja) * | 2008-04-15 | 2009-11-05 | Ekitan & Co Ltd | 駅名入力装置および駅名入力プログラム |
JP2013065158A (ja) * | 2011-09-16 | 2013-04-11 | Yahoo Japan Corp | 端末装置、方法及びプログラム |
JP2015056121A (ja) * | 2013-09-13 | 2015-03-23 | シャープ株式会社 | 辞書検索装置および方法 |
JP2019012307A (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-24 | 溪瀾 許 | 端末装置、日本語入力システム、日本語入力方法及び日本語入力プログラム |
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