JP2000029851A - プロセス制御システム - Google Patents

プロセス制御システム

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JP2000029851A
JP2000029851A JP10197033A JP19703398A JP2000029851A JP 2000029851 A JP2000029851 A JP 2000029851A JP 10197033 A JP10197033 A JP 10197033A JP 19703398 A JP19703398 A JP 19703398A JP 2000029851 A JP2000029851 A JP 2000029851A
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control system
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objects
computer
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JP10197033A
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Toshiaki Shirai
俊明 白井
Takeshi Inoue
健 井上
Naoki Ura
直樹 浦
Shuji Yamamoto
周二 山本
Hiroshi Kumagai
広 熊谷
Umihiko Hoshino
海彦 星野
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストパフォーマンスが良く、システム規模
のスケーラビリティ(拡張性)が広いプロセス制御シス
テムを実現する。 【解決手段】 プロセス制御システムを構成する機能を
持つオブジェクトをネットワーク上にある複数のコンピ
ュータに分散配置し、分散配置された各オブジェクトは
プロセス制御システムの持つ各機能を分担する構成をな
したプロセス制御システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラントに存在す
る温度、圧力等のプロセス量を制御してプラントを制御
運転するプロセス制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】プロセス制御システムは、操作監視ステ
ーションと制御ステーションを通信バスに接続し、制御
ステーションはプラントの制御を担当し、操作監視ステ
ーションはプラントの運転操作と監視を担当する構成を
なしている。制御対象であるプラントの規模に応じて複
数の制御ステーションがプラントに分散配置される。
【0003】図10は従来におけるプロセス制御システ
ムの構成例を示した図である。図10で、操作監視ステ
ーションICSと制御ステーションFCSは通信バスB
S上に接続されている。制御ステーションFCSはプラ
ントPLTを制御する。プラントの規模に応じて複数の
制御ステーションが分散配置されている。
【0004】操作監視ステーションICSで、表示手段
1はマンマシンインタフェイス機能を持つCRT等で構
成されている。表示制御手段2は表示手段1を制御し、
プラントの制御・監視に必要な各種の画面あるいはウィ
ンドウを表示手段1に表示させる。入力手段3はキーボ
ード、マウス等で構成され、プラントの操作や制御運転
を行うためのデータ入力等を行う。監視手段4はプラン
トの監視を行う。操作手段5はプラントを制御運転する
ための操作を行う。監視や操作の結果は表示手段1で表
示される。通信手段6は通信バスBSを介して各制御ス
テーションとのデータ授受を一定の通信規約に従って行
う。
【0005】制御ステーションFCSで、制御ユニット
CUはプラントPLTの制御を担当する。入出力ユニッ
ト(I/Oユニットと称する)10は、プラントPLT
との間で各種の信号を入出力する。例えば、4〜20m
A,1〜5Vのアナログ信号、熱電対信号、接点信号等
を入出力する。通信手段11は通信バスBSを介して操
作監視ステーションや各制御ステーションとのデータ授
受を一定の通信規約に従って行う。
【0006】プラントPLTで、センサSNは温度、圧
力等のプロセス値を検出する。バルブV1,V2は制御
ステーションFCSから与えられる操作信号によって開
度が制御される。例えば、センサSNが出力した4〜2
0mA,1〜5Vのアナログ信号がI/Oユニット10
に入力される。この入力をもとに制御ユニットCUは制
御演算を行い、操作量を求める。この操作量は4〜20
mA,1〜5Vのアナログ信号としてI/Oユニット1
0から出力され、この出力によりバルブV1,V2の開
度が制御される。
【0007】図10のシステムでは、プラントに存在す
る温度、圧力等のプロセス量を制御することによって、
プラントを制御運転する。
【0008】図11は図10のシステムの制御ユニット
におけるファンクションブロック処理のデータとプログ
ラムの保管状態を示した説明図である。ファンクション
ブロックは、制御系を構成する要素で、例えば、PID
演算ブロック(PID)、指示ブロック(PVI)等が
ある。ファンクションブロックを組み合わせて各種の制
御系が構築される。図11に示すように、データはデー
タベースDBに、プログラムはプログラムライブラリP
Lにそれぞれ格納されている。データベースDB内には
タグ名が付けられたデータブロックが格納されている。
FIC101,PIC102,PI201等がタグ名で
ある。プログラムライブラリPLには各データブロック
に対応したファンクションブロックのデータ処理に用い
るプログラムが用意されている。複数のプログラムが用
意されているのは、 ファンクションブロックの処理ア
ルゴリズムが複数種類あるためである。インタプリタI
NTはデータブロックを順次に読み出し、読み出したデ
ータブロックの中で指定されている処理プログラムをプ
ログラムライブラリPLの中から選んで呼び出す。呼び
出された処理プログラムは、対応するデータブロック内
のデータを使って演算処理を実行する。例えば、インタ
プリタINTはデータブロックFIC101を読み出
し、その中で指定されている処理プログラムPIDをプ
ログラムライブラリPL中から選んで呼び出す。処理プ
ログラムPIDはデータブロックFIC101内のデー
タを使って演算処理を実行する。
【0009】しかし、図10の従来例では次の問題点が
あった。
【0010】(問題点1)監視機能、制御機能等の機能
が各々の目的に最適化した設計となっているため、個々
に専用のハードウェアとソフトウェア基盤(OS)を必
要としていた。例えば、制御ユニットCUに実装する制
御機能は、I/Oユニット10の専用インタフェイスを
前提に設計されるため、制御機能とI/Oユニット10
は同じハードウェア(制御ステーションFCS)上に実
装されていなければならないというように、物理的な制
約を被った。また、ある機能を別の装置上に実装しよう
とすると、プログラムの修正や再コンパイルといった機
能の再構成作業を必要とした。
【0011】(問題点2)図11に示すように、プログ
ラムとデータが別々に管理されている。プログラムは、
システムにある全種類のファンクションブロックの処理
アルゴリズムが一体でライブラリ化されている。従っ
て、ファンクションブロックのアルゴリズムを変更しよ
うとすると、たとえ変更箇所が1種類のファンクション
ブロック向けのアルゴリズムであってもプログラムライ
ブラリ全体を更新しなければならない。機能を変更・追
加するには、プログラムライブラリ全体の再コンパイル
とローディングが必要で、稼働中のシステムを一旦停止
させなければならない。
【0012】(問題点3)図11のプログラムライブラ
リの例で示されるように、実際に使う機能も、使わない
機能も一体化して実装されていた。このため、システム
規模の大小に関わらず必要な共通部分の割合が多くな
り、小規模システムを構築したくてもコストが高くなっ
てしまう。すなわち、機能の区分けをユーザの希望に応
じて決められなかった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
【0014】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、システムを構成する機能をハード
ウェアとソフトウェア基盤に非依存にし、機能に独立性
と自立性を持たせ、必要な機能を必要なだけ実装できる
ソフトウェア部品ベースのシステム構成にすることによ
って、コストパフォーマンスが良く、システム規模のス
ケーラビリティ(拡張性)が広いプロセス制御システム
を実現することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は次のとおりの構
成になったプロセス制御システムである。
【0016】(1)プロセス制御システムを構成する機
能を持つオブジェクトをネットワーク上にある複数のコ
ンピュータに分散配置し、分散配置された各オブジェク
トはプロセス制御システムの持つ各機能を分担する構成
をなしたプロセス制御システム。
【0017】(2)プロセス制御システムを構成する機
能を持つ全てのオブジェクトをコンピュータに配置し、
各オブジェクトはプロセス制御システムの持つ各機能を
分担し、このコンピュータにフィールド機器を直結した
構成をなすプロセス制御システム。
【0018】(3)プロセス制御システムを構成する機
能を持つ全てのオブジェクトをコンピュータに配置し、
各オブジェクトはプロセス制御システムの持つ各機能を
分担し、プロセス制御システムで扱うプラントの信号を
入出力するプロセス入出力装置を専用バスを介して前記
コンピュータに接続した構成をなすプロセス制御システ
ム。
【0019】(4)前記オブジェクトは、プロセス制御
を担当する制御機能を持つオブジェクト、プロセス制御
の運転操作を担当するとともに、プロセス制御に関する
情報の表示を担当する表示操作機能を少なくとも含んで
いることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記
載されたプロセス制御システム。
【0020】(5)前記表示操作機能をもつオブジェク
トの代わりに、プロセス制御に必要な情報の表示を担当
する表示機能を持つオブジェクトを有することを特徴と
する(4)に記載されたプロセス制御システム。
【0021】(6)前記オブジェクトは、オブジェクト
の機能を特徴づけるデータとこのデータを利用して所定
の機能を実現するメソッドとを一体にしたカプセル化構
造をなすことを特徴とする(1)乃至(3)のいずれか
に記載されたプロセス制御システム。
【0022】(7)前記オブジェクトの生成、消滅、複
写、移動を少なくとも管理するライフサイクル管理手段
と、明示的に定義され、この定義はオブジェクトのコン
ピュータへの実装とは切り離して行われるオブジェクト
間情報交換のためのインタフェイス手段と、を有するこ
とを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載され
たプロセス制御システム。
【0023】(8)前記オブジェクトとして、オブジェ
クトを定義・生成し、これらのオブジェクトを組み合わ
せてシステムの構築を行うエンジニアリング機能を持つ
オブジェクト、プロセス制御システムで扱うプラントの
信号を入出力するプロセス入出力機能を持つオブジェク
ト、プロセス制御で扱うデータを二次加工して高度制御
や操業支援を実現するデータ加工処理機能を持つオブジ
ェクトのいずれかを含むことを特徴とする(4)記載の
プロセス制御システム。
【0024】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を詳しく
説明する。図1は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。図1で前出の図と同一のものは同一符号を付ける。
以下、図において同様とする。図1で、複数のコンピュ
ータ21〜25はネットワーク30上に接続されてい
る。
【0025】各コンピュータ21〜25は、記憶手段4
1、ライフサイクル管理手段42、通信手段43を備え
ている。
【0026】記憶手段41は、プロセス制御システムを
構成する機能を持つオブジェクトが存在する。コンピュ
ータによって存在するオブジェクトが異なる。記憶手段
41は、例えばコンピュータの主記憶装置である。
【0027】ライフサイクル管理手段42は、オブジェ
クトの生成、消滅、複写、移動等を管理する。ライフサ
イクル管理手段42は、例えば、ライフサイクルマネー
ジャ、ネームサーバ、ダウンロードサーバ等によって実
現される。ライフサイクルマネージャは、必要なときに
オブジェクトを生成し、不要になったときにオブジェク
トを消滅する。ネームサーバは、生成したオブジェクト
の名前を管理する。ダウンロードサーバは、要求に応じ
てオブジェクトをコンピュータにダウンロードする。
【0028】通信手段43は、ネットワーク30を介し
てオブジェクト間の通信を行う。オブジェクト間の通信
を行うことによって、各機能間でデータの授受を行い、
プロセス制御システムとしての機能を果たす。
【0029】コンピュータ21の記憶手段41は表示操
作機能を持つオブジェクトOBJ1を格納している。表
示操作機能は、プロセス制御に必要な情報の表示を担当
するとともに、プロセス制御の運転操作を担当する機能
である。表示操作機能は図8の従来例のシステムでは操
作監視ステーションICSに備わっている機能である。
オブジェクトOBJ1は、入力手段3からの入力をメッ
セージとして起動し、制御機能を持つオブジェクトやプ
ロセス入出力機能を持つオブジェクトを介してプラント
PLTに対して操作を行うとともに、表示制御手段2に
働きかけて操作の結果を表示手段1に表示する。
【0030】コンピュータ22の記憶手段41はデータ
加工処理機能を持つオブジェクトOBJ2を格納してい
る。データ加工処理機能は、プロセス制御で扱うデータ
を二次加工して、高度制御や操作支援を実現する機能で
ある。データ加工処理機能は図8の従来例のシステムで
は操作監視ステーションICSや制御ステーションFC
Sに備わっている機能である。オブジェクトOBJ2は
制御機能を持つオブジェクトやプロセス入出力機能を持
つオブジェクトのデータを利用して加工処理を行う。
【0031】コンピュータ23の記憶手段41はエンジ
ニアリング手段ENGを格納している。エンジニアリン
グ手段ENGは、オブジェクトを定義・生成し、これら
のオブジェクトを組み合わせてシステムの構築を行う。
なお、エンジニアリング手段ENGをオブジェクトで構
成してもよい。オブジェクト情報用メモリ231にはオ
ブジェクト情報ODが格納されている。オブジェクトO
BJ3は、定義・生成したオブジェクトの情報を、オブ
ジェクト情報用メモリ231に格納する。また、オブジ
ェクトOBJ3は、オブジェクト情報用メモリ231の
情報をもとに、オブジェクトを組み合わせてシステムを
構成する。
【0032】コンピュータ24の記憶手段41は制御機
能を持つオブジェクトOBJ4を格納している。制御機
能は、プロセス制御を担当する機能である。制御機能は
図8の従来例のシステムでは制御ステーションFCSに
備わっている機能である。オブジェクトOBJ4は、例
えば、プラントPLTのセンサSNから入力されたプロ
セス入力をもとに制御演算を行い、操作量を求める。こ
の操作量をプラントPLTにあるバルブVに与える。
【0033】コンピュータ25の記憶手段41はプロセ
ス入出力機能を持つオブジェクトOBJ5を格納してい
る。プロセス入出力機能は、プロセス制御システムで扱
うプラントの信号を入出力する機能である。プロセス入
出力機能は図8の従来例のシステムではI/Oユニット
10に備わっている機能である。オブジェクトOBJ5
は信号変換器251に働きかけてプラントPLTと信号
を授受する。例えば、センサSNが出力した4〜20m
A,1〜5Vのアナログ信号を信号変換器251を介し
て入力し、4〜20mA,1〜5Vの操作量の信号を信
号変換器251を介してバルブVに与える。
【0034】なお、オブジェクトは、1つのオブジェク
トで構成されていても、複数のオブジェクトの組合わせ
で構成されていてもよい。さらに、1つの機能が複数の
オブジェクトで実現されていてもよい。
【0035】また、表示操作機能をもつオブジェクトの
代わりに、プロセス制御に必要な情報の表示のみを担当
する表示機能を持つオブジェクトを設けてもよい。
【0036】また、オブジェクトが個々に独立性、自立
性を持った構成にしてもよい。すなわち、単なるオブジ
ェクトではなくコンポーネント化されたオブジェクトに
する。オブジェクトをコンポーネント化するために次の
構成にした。ライフサイクル管理手段42を設け、オ
ブジェクトの生成、消滅、複写、移動等を管理した。
明示的に定義されたインタフェイス手段を設け、このイ
ンタフェイス手段の定義とオブジェクトの実装を切り離
した。
【0037】図2はファンクションブロックをオブジェ
クト化した例を示した説明図である。図2に示すよう
に、手続(メソッド)とデータが一体となったオブジェ
クトが、タグ名を付けられて記憶手段41に格納されて
いる。メソッドはプログラムに相当する。FIC10
1,PIC102はタグ名である。各オブジェクトには
実行処理用メソッドRunFB、読出処理メソッドGe
tParameter、書込メソッドSetParam
eterが設けられている。
【0038】クライアントコンピュータが発生したメッ
セージ等により実行処理用メソッドRunFBを起動さ
れたオブジェクトは、自身に格納されたデータを自身に
格納されたプログラムを使って演算処理する。
【0039】図2に示すように、手続(メソッド)とデ
ータが一体となってカプセル化されて管理されている。
ユーザが機能として認識する単位であるタグに独立した
オブジェクトを定義しているため、新たな機能の追加、
既存機能の変更、既存機能の削除をタグ毎に行うことが
できる。また、追加、変更、削除を行ったときに、追
加、変更、削除の対象オブジェクト以外のオブジェクト
に影響を与えない。実行処理メソッドだけでなく、オブ
ジェクトに関わる全ての手続がメソッドとしてオブジェ
クト単位に定義されるため、機能の独立性が保たれる。
【0040】図3は制御機能を持つオブジェクトの構成
例を示した図である。図3で、制御機能を持つオブジェ
クトOBJはデータD1とメソッドM1,M2,M3を
一体にした構成になっている。オブジェクトOBJはP
I制御を行うオブジェクトである。データD1には運転
モード(図の例では自動運転モードAUTになってい
る)、プロセス量PV、設定量SV、プロセスの出力量
MVが記述されている。メソッドM1には実行処理用メ
ソッドRunFBとPI制御を実行するための制御演算
プログラムが記述されている。メソッドM2には読出処
理メソッドGetParameterとパラメータを読
み出すためのプログラムが記述されている。メソッドM
3には書込メソッドSetParameterとパラメ
ータを書き込むためのプログラムが記述されている。
【0041】実行処理用メソッドRunFBが起動され
ると、データD1を使って制御プログラムによりPID
制御を実行する。読出処理メソッドGetParame
terが起動されると、データD1の指定されたパラメ
ータを読み出す。書込メソッドSetParamete
rが起動されると、データD1の指定されたパラメータ
を書き込む。
【0042】図4〜図9は本発明にかかるプロセス制御
システムの構成例を示した図である。
【0043】図4のシステムでは、コンピュータCOM
Pにフィールド機器Fが直結されている。コンピュータ
COMPには、プロセス制御システムを構成する機能を
持つオブジェクトが全て実装されている。
【0044】図5のシステムでは、コンピュータCOM
Pにプロセス入出力装置PI/Oがプロセス入出力専用
バスB1により接続されている。コンピュータCOMP
には、プロセス制御システムを構成する機能を持つオブ
ジェクトが全て実装されている。
【0045】図6のシステムでは、制御ネットワークC
N上にコンピュータCOMPとプロセス入出力装置PI
/Oが接続されている。コンピュータCOMPには、プ
ロセス制御システムを構成する機能を持つオブジェクト
が全て実装されている。プロセス入出力装置PI/Oが
インテリジェンスを持っているときは、プロセス入出力
機能を持ったオブジェクトはプロセス入出力装置PI/
Oに実装し、他のオブジェクトはコンピュータCOMP
に実装してもよい。
【0046】図7のシステムでは、制御ネットワークC
N上にコンピュータCOMPと制御用コンピュータCB
OXを接続し、制御用コンピュータCBOXにプロセス
入出力装置PI/Oが直結されている。制御用コンピュ
ータCBOXに制御機能を持つオブジェクトが実装さ
れ、他のオブジェクトはコンピュータCOMPに実装さ
れている。
【0047】図8のシステムでは、制御ネットワークC
N上に、複数のコンピュータCOMP、制御用コンピュ
ータCBOX及びプロセス入出力装置PI/Oが接続さ
れている。操作監視機能を持つオブジェクトはコンピュ
ータCOMPに実装し、制御機能を持つオブジェクトは
制御用コンピュータCBOXに実装し、プロセス入出力
機能を持つオブジェクトはプロセス入出力装置PI/O
に実装することによって、個々の機能をオブジェクトに
より分散格納している。
【0048】図9のシステムでは、制御ネットワークC
N上に、クライアントコンピュータCOMP1、サーバ
コンピュータCOMP2、制御用コンピュータCBOX
及びプロセス入出力装置PI/Oが接続されている。操
作監視機能やエンジニアリング操作機能等のヒューマン
・マシン・インタフェイス機能を持つオブジェクトは、
初期状態ではクライアントコンピュータCOMP1に実
装されておらず、必要時にサーバコンピュータCOMP
2からクライアントコンピュータCOMP1にロードす
る。なお、制御機能を持つオブジェクトは制御用コンピ
ュータCBOXに実装し、プロセス入出力機能を持つオ
ブジェクトはプロセス入出力装置PI/Oに実装してい
る。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば次の効果が得られる。
【0050】請求項1乃至請求項8の発明によれば次の
効果が得られる。
【0051】システムを構成する機能がハードウェア
やソフトウェア基盤(OS)に非依存になる。これによ
って、ある機能とある機能が同じハードウェア上に実装
されなければいけないというような機能が物理的な制約
を受けない。
【0052】システムを構成する機能をオブジェクト
化し、機能に独立性と自立性を持たせている。このた
め、ある機能の追加、削除、変更が他の機能へ影響を与
えない。これによって、システムを稼動させた状態で機
能の追加、削除、変更が可能である、
【0053】必要な機能を必要なだけ実装できるソフ
トウェア部品ベースのシステム構成になっているため、
資源を無駄にせず、最小限のコストでユーザの希望に沿
ったシステムを構築できる。
【0054】以上説明したように本発明によれば、コス
トパフォーマンスが良く、システム規模のスケーラビリ
ティ(拡張性)が広いプロセス制御システムを実現する
ことが実現できる。
【0055】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】ファンクションブロックをオブジェクト化した
例を示した説明図である。
【図3】制御機能を持つオブジェクトの構成例を示した
図である。
【図4】本発明にかかるプロセス制御システムの構成例
を示した図である。
【図5】本発明にかかるプロセス制御システムの構成例
を示した図である。
【図6】本発明にかかるプロセス制御システムの構成例
を示した図である。
【図7】本発明にかかるプロセス制御システムの構成例
を示した図である。
【図8】本発明にかかるプロセス制御システムの構成例
を示した図である。
【図9】本発明にかかるプロセス制御システムの構成例
を示した図である。
【図10】従来におけるプロセス制御システムの構成例
を示した図である。
【図11】図10のシステムにおけるデータとプログラ
ムの保管状態を示した説明図である。
【符号の説明】
21〜25,COMP,COMP1,COMP2 コン
ピュータ 30 ネットワーク 41 記憶手段 42 ライフサイクル管理手段 43 通信手段 OBJ1,OBJ2,OBJ4,OBJ5 オブジェク
ト F フィールド機器 PI/O プロセス入出力装置 B1 専用バス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月19日(1999.4.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】コンピュータ23はエンジニアリング手段
ENGを有する。エンジニアリング手段ENGは、オブ
ジェクトを定義・生成し、これらのオブジェクトを組み
合わせてシステムの構築を行う。なお、エンジニアリン
グ手段ENGをオブジェクトで構成してもよい。オブジ
ェクト情報用メモリ231にはオブジェクト情報ODが
格納されている。エンジニアリング手段ENGが定義・
生成したオブジェクトの情報は、オブジェクト情報用メ
モリ231に格納される。
フロントページの続き (72)発明者 山本 周二 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 熊谷 広 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 (72)発明者 星野 海彦 東京都武蔵野市中町2丁目9番32号 横河 電機株式会社内 Fターム(参考) 5B045 AA05 BB12 BB30 GG01 GG06 5B098 AA05 AA10 GA01 GC14 GD02 GD14 5H215 AA01 BB01 BB16 CC09 CX09 GG02 GG03 GG05 JJ02 JJ04 JJ14 KK03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセス制御システムを構成する機能を
    持つオブジェクトをネットワーク上にある複数のコンピ
    ュータに分散配置し、分散配置された各オブジェクトは
    プロセス制御システムの持つ各機能を分担する構成をな
    したプロセス制御システム。
  2. 【請求項2】 プロセス制御システムを構成する機能を
    持つ全てのオブジェクトをコンピュータに配置し、各オ
    ブジェクトはプロセス制御システムの持つ各機能を分担
    し、このコンピュータにフィールド機器を直結した構成
    をなすプロセス制御システム。
  3. 【請求項3】 プロセス制御システムを構成する機能を
    持つ全てのオブジェクトをコンピュータに配置し、各オ
    ブジェクトはプロセス制御システムの持つ各機能を分担
    し、プロセス制御システムで扱うプラントの信号を入出
    力するプロセス入出力装置を専用バスを介して前記コン
    ピュータに接続した構成をなすプロセス制御システム。
  4. 【請求項4】 前記オブジェクトは、プロセス制御を担
    当する制御機能を持つオブジェクト、プロセス制御の運
    転操作を担当するとともに、プロセス制御に関する情報
    の表示を担当する表示操作機能を少なくとも含んでいる
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載されたプロセス制御システム。
  5. 【請求項5】 前記表示操作機能をもつオブジェクトの
    代わりに、プロセス制御に必要な情報の表示を担当する
    表示機能を持つオブジェクトを有することを特徴とする
    請求項4に記載されたプロセス制御システム。
  6. 【請求項6】 前記オブジェクトは、オブジェクトの機
    能を特徴づけるデータとこのデータを利用して所定の機
    能を実現するメソッドとを一体にしたカプセル化構造を
    なすことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか
    に記載されたプロセス制御システム。
  7. 【請求項7】 前記オブジェクトの生成、消滅、複写、
    移動を少なくとも管理するライフサイクル管理手段と、
    明示的に定義され、この定義はオブジェクトのコンピュ
    ータへの実装とは切り離して行われるオブジェクト間情
    報交換のためのインタフェイス手段と、を有することを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載され
    たプロセス制御システム。
  8. 【請求項8】 前記オブジェクトとして、オブジェクト
    を定義・生成し、これらのオブジェクトを組み合わせて
    システムの構築を行うエンジニアリング機能を持つオブ
    ジェクト、プロセス制御システムで扱うプラントの信号
    を入出力するプロセス入出力機能を持つオブジェクト、
    プロセス制御で扱うデータを二次加工して高度制御や操
    業支援を実現するデータ加工処理機能を持つオブジェク
    トのいずれかを含むことを特徴とする請求項4記載のプ
    ロセス制御システム。
JP10197033A 1998-07-13 1998-07-13 プロセス制御システム Pending JP2000029851A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10197033A JP2000029851A (ja) 1998-07-13 1998-07-13 プロセス制御システム
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009531759A (ja) * 2006-03-30 2009-09-03 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 少なくとも1つのオートメーションユニットを包含する制御通信システム

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