JP2000029423A - 表示制御用素子 - Google Patents

表示制御用素子

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JP2000029423A
JP2000029423A JP10198678A JP19867898A JP2000029423A JP 2000029423 A JP2000029423 A JP 2000029423A JP 10198678 A JP10198678 A JP 10198678A JP 19867898 A JP19867898 A JP 19867898A JP 2000029423 A JP2000029423 A JP 2000029423A
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JP
Japan
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address
size
setting
display device
setting means
Prior art date
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Application number
JP10198678A
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English (en)
Inventor
Takayuki Matsuda
高幸 松田
Tetsuo Hirano
哲夫 平野
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置のアドレスに基づいて一次元的に配
列された画像メモリにおける対応するアドレスに確実に
アクセスできるようにする。 【解決手段】 Yアドレスカウンタ15には、Yアドレ
ス設定レジスタ14に設定された表示制御対象のYアド
レスnがセットされる。Xサイズ設定レジスタ17には
表示装置のXサイズXSTが設定される。Xアドレスカウ
ンタ19には、Xアドレス設定レジスタ14に設定され
た表示制御対象のXアドレスmがセットされる。乗算器
21は、Yアドレスカウンタ15にセットされたYアド
レスnとXサイズ設定レジスタ17に設定されたXサイ
ズXSTとを乗算する。加算器22は、乗算器21の乗算
値n×XSTとXアドレスカウンタにセットされたXアド
レスmとを加算し、その加算値n×XST+mを一次元的
に配列された画像メモリに対するアクセスアドレスとす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部から画像デー
タを入力して記憶すると共に記憶した画像データを二次
元的に配列された表示画素を有する表示装置に出力する
表示制御用素子に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばELパネルでは、EL表示層の一
方の面にローラインを並列配置し、他方の面にローライ
ンと直交するようにカラムラインを並列配置し、ロー側
ドライブICからローラインに走査電圧を印加すると共
に、カラム側ドライブICからカラムラインに表示電圧
を印加することにより画素の表示を制御するようにして
いる。この場合、ロー側ドライブIC及びカラム側ドラ
イブICは画像メモリ内蔵型のEL表示用タイミングコ
ントローラにより制御されると共に、タイミングコント
ローラからカラム側ドライブICに画像データが与えら
れるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
EL表示用タイミングコントローラにあっては、画像メ
モリの構成に応じたメモリアドレス生成回路が必要であ
る。つまり、例えば二次元的に配列された画像メモリの
場合、画像メモリのXアドレス及びYアドレスが表示装
置の二次元的に配列された表示画素のXアドレス及びY
アドレスに1対1で対応する場合には、外部より送られ
る画像メモリのXアドレス及びYアドレスをそのまま適
用することができる。従って、画像メモリの1アドレス
が8ビットのメモリから構成され階調なしの場合には表
示装置のXアドレスはX方向(横方向)の表示画素を8
ビット刻みで設定することができると共に、Yアドレス
はY方向(縦方向)の表示画素を1ライン刻みで設定す
ることが可能となる(但し、階調あり(この例では8ビ
ット1階調とする)の場合には、1ドッと刻みで設定が
可能となる)。
【0004】しかしながら、タイミングコントローラに
内蔵された画像メモリは配列が物理的に固定されている
ので、対応可能な表示装置の表示画素数が画像メモリの
物理的な配列サイズに一義的に規定されてしまう。この
ため、タイミングコントローラを縦横比が大きく異なる
複数のELパネルに対応させようとすると、それに合わ
せて二次元的な画像メモリのサイズを必要以上に大きく
設定しなければならないという問題を生じる。
【0005】これに対して、タイミングコントローラに
一次元的に配列された画像メモリを内蔵した場合、表示
装置のサイズにかかわらず表示装置の二次元的なアドレ
スを一次元的なアドレスに変換することによりフレキシ
ブルに対応させることができるので、前述の方法に比較
して表示装置の大きさの変更に対して容易に対応するこ
とができる。
【0006】この場合、タイミングコントローラに内蔵
され外部から与えられた二次元のアドレス(表示装置の
Xアドレス及びYアドレス)を一次元のアドレスに変換
するためのメモリアドレス生成回路としては、与えられ
たXアドレス(2進数)を下位、Yアドレス(2進数)
を上位として連接することにより2進数のアドレスを生
成し、そのアドレスを一次元的に配列された画像メモリ
のアクセスアドレスとする方法が考えられている。
【0007】しかしながら、このような方法では、階調
ありの場合には表示装置の横方向の大きさが2(nは
Xアドレスのビット数)で表すことができるサイズのも
のしか対応できない(但し、階調なしの場合には2×
8(画像メモリの1アドレスを8ビットとした場合)と
なる)という問題点を有する。つまり、Xアドレス(下
位アドレス)からYアドレス(上位アドレス)に桁上り
するようなXアドレスが表示装置の横方向のXサイズに
対応するものの、そのようなアドレスを有する表示装置
のXサイズは2(但し、階調なしの場合には2×8
(画像メモリの1アドレスを8ビットとした場合)とな
る)で表されることになり、それ以外のサイズの表示装
置では、画像メモリのアドレスと表示装置のアドレスと
を対応させることができず、画像メモリに画像データを
正しく書込めなかったり、画像データを正しく読出せな
いという不具合を生じてしまうことになる。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、表示装置のアドレスに基づいて一次元
的に配列された画像メモリにおける対応するアドレスに
確実にアクセスすることができる表示制御用素子を提供
することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、表示装置(4)における任意のアドレスに対応した
画像メモリ(10)のアドレスにアクセスするときは、
Xサイズ設定手段(17)に表示装置(4)のXサイズ
XSTを設定した状態で、Yアドレス設定手段(14)に
表示装置(4)の表示制御対象とするYアドレスnを設
定すると共に、Xアドレス設定手段(18)に表示装置
(4)の表示制御対象とするXアドレスmを設定する。
【0010】ここで、演算手段(21,22)は、Yア
ドレス設定手段(14)に設定されたYアドレスnとX
サイズ設定手段(17)に設定されたXサイズXSTとの
乗算値n×XSTとXアドレス設定手段(18)に設定さ
れたXアドレスmとの加算値n×XST+mを画像メモリ
(10)に対するアクセスアドレスとする。この場合、
このように設定された画像メモリ(10)に対するアク
セスアドレスは表示装置(4)の表示制御対象のアドレ
スに1対1で対応しているので、演算手段(21,2
2)による演算値を画像メモリ(10)のアクセスアド
レスとすることにより、表示装置(4)の所望のアドレ
スに対応した画像メモリ(10)のアドレスに確実にア
クセスすることができる。
【0011】しかも、このような構成の結果、表示装置
(4)のXサイズの1アドレス毎の増減に対応すること
ができるので、表示装置(4)のサイズが変更したとき
は、Xサイズ設定手段(17)のXサイズXSTを変更す
ることにより表示サイズのXサイズにかかわらず画像メ
モリを容易に対応させることができる。
【0012】請求項2の発明によれば、Xアドレスカウ
ント手段はXアドレスを一定周期毎にインクリメントし
ている。ここで、演算手段(21,22)は、自動イン
クリメントモードが設定されたときはYアドレスカウン
ト手段(15)のカウント値nにXサイズ設定手段(1
7)に設定されたXサイズXSTとの乗算値n×XSTとX
アドレスカウント手段のカウント値nとの加算値n×X
ST+mを演算するので、Yアドレスカウント手段(1
5)がリセットされた直後においては、表示装置(4)
の(0,0)番地に対応した画像メモリ(10)の0番
地にアクセスすることができると共に、Xアドレスカウ
ント手段によるXアドレスのインクリメントにより表示
装置(4)における0番目のラインに対応した画像メモ
リ(10)のアドレスに順にアクセスすることができ
る。
【0013】そして、Xアドレスリセット手段(20)
は、Xアドレスカウント手段によるカウント値がXサイ
ズ設定手段(17)に設定されたXサイズとなったとき
は、Xアドレスカウント手段をリセットすると共にYア
ドレスカウント手段(15)をインクリメントする。つ
まり、表示装置(4)における1番目のラインに対応し
た画像メモリ(10)のアドレスにアクセスすることが
できる。このようにして表示装置(4)における各ライ
ンに対応した画像メモリ(10)のアドレスにアクセス
することができる。
【0014】そして、Yアドレスリセット手段(16)
は、YアドレスがYサイズ設定手段(13)に設定され
たYサイズとなったときはYアドレスカウント手段(1
5)をリセットするので、再びの表示装置(4)の0番
目のラインに対応した画像メモリ(10)のアドレスに
アクセスすることができる。このような構成の結果、表
示装置(4)の全てのアドレスに対応した画像メモリ
(10)のアドレスに自動的にアクセスすることができ
る。
【0015】請求項3の発明によれば、初期値設定手段
(23)は、Yアドレスカウント手段の初期値を設定す
るので、初期値を変更することにより表示装置(4)の
任意のライン以降に対応した画像メモリ(10)のアド
レスに自動的にアクセスすることができる。
【0016】請求項4の発明によれば、演算手段(2
1,22)を乗算回路と加算回路から簡単に構成するこ
とができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて説明する。図2は全体構成を示している。この図2
において、MPU1は、データバスを通じて画像データ
及びコマンドデータ(表示ネガ・ポジ反転、調光等)を
タイミングコントローラ2(表示制御用素子に相当)に
送信する。
【0018】タイミングコントローラ2は、水晶発振器
3の発振周波数に基づいて内部クロック信号を生成し、
その内部クロック信号に基づいてMPU1から与えられ
る画像データ及びコマンドデータを内部処理して表示装
置4に出力する。
【0019】表示装置4は、ロウドライバ5、カラムド
ライバ6及びELパネル7から構成されており、タイミ
ングコントローラ2から出力された画像データはカラム
ドライバ6に出力される。また、制御信号はロウドライ
バ5及びカラムドライバ6に与えられて、これらのドラ
イバ5,6の動作が設定される。
【0020】ELパネル7の一方の面には互いに平行配
列された複数のロウラインが形成され、他方の面にはロ
ウラインに対して直交するように互いに平行配列された
カラムラインが形成されており、ロウラインとカラムラ
インとの間に図示しないEL素子(何れも図示せず)が
それぞれ形成されている。
【0021】上記ロウドライバ5はELパネル7のロウ
ラインに走査電圧を順次印加し、カラムドライバ6はE
Lパネル7の画像データに対応して表示電圧を印加する
ようになっており、走査電圧が印加されたロウラインと
カラムラインとの間に形成されたEL素子が発光するこ
とにより画像が表示される。この場合、ロウドライバ5
は、ロウラインに対する走査電圧の印加が終了する1フ
ィールド毎に走査電圧を正の走査電圧と負の走査電圧と
に交互に切換えるようになっている。電源回路8は、タ
イミングコントローラ2、ロウドライバ5及びカラムド
ライバ6に所定電圧の電源を供給する。
【0022】図3はタイミングコントローラ2の概略構
成の一部をブロック図で示している。この図3におい
て、デコーダ9は、入力したデータが画像データのとき
は、その画像データを画像メモリ10に出力し、入力し
たデータがコマンドのときは、そのコマンドをコマンド
レジスタ群11のうちの該当するコマンドレジスタに格
納する。コマンドレジスタ群11は、入力データがXア
ドレス若しくはYアドレスの場合は、それらのアドレス
をメモリアドレス生成回路12に出力する。メモリアド
レス生成回路12は、図示しない制御回路により生成さ
れた内部制御信号に基づいて画像メモリ10に対するア
クセスアドレスを生成する。
【0023】図4は画像メモリ10を模式的に示してい
る。この図4において、画像メモリ10は8ビットのメ
モリを1次元的に配列してなり、8ビットを単位として
アクセスされるようになっている。この画像メモリ10
には一次元的にアドレスが設定されており、0番地から
順にZ番地までのアドレスが設定されている。
【0024】図5は、ELパネル7を模式的に示してい
る。この図5において、ELパネル7にはEL素子が二
次元的に形成されており、横方向に配列された8個のE
L素子毎に1つのアドレスが設定されている。つまり、
ELパネル7のEL素子の画素数が8XST×YSTとする
と、ELパネルには(0,0)番地から(XST−1,Y
ST−1)番地までのアドレスが設定されていることにな
る。
【0025】図6は、画像メモリ10のメモリアドレス
とELパネル7のアドレスとの対応関係を示している。
この図6において、画像メモリ10の1つのアドレスに
所属する8ビットの画像データがELパネル7における
1つのアドレスに所属する8個のEL素子にそれぞれ対
応しており、画像メモリ10の8ビットのオンオフに応
じて対応する8個のEL素子の点灯・消灯が制御され
る。具体的には、例えば画像メモリ10の0番地に所属
する8ビットの画像データはELパネル7における
(0,0)番地のアドレスに所属する8個のEL素子に
対応しており、画像メモリの0番地に所属する8ビット
の画像データを書替えることにより、ELパネル7にお
ける(0,0)番地に所属する8個のEL素子の表示状
態を更新することができる。
【0026】ここで、図6に示すようにELパネル7に
おける(m,n)番地は画像メモリ10における(n×
XST+m)番地に対応していることが分る。つまり、画
像メモリ10における(n×XST+m)番地の8ビット
の画像データを書替えることにより、ELパネル7にお
ける(m,n)番地に所属する8個のEL素子の表示状
態を更新することができる。
【0027】図1はメモリアドレス生成回路12のうち
の書込アドレス生成回路12aを示すブロック図であ
る。この図1において、Yサイズ設定レジスタ13(Y
サイズ設定手段に相当)は、ELパネル7のYサイズ、
つまり縦方向のサイズYSTが設定される。Yアドレス設
定レジスタ14(Yアドレス設定手段に相当)は、EL
パネル7における表示制御対象とするYアドレスnが設
定される。Yアドレスカウンタ15(Yアドレスカウン
ト手段に相当)は、通常モードにおいてはYアドレス設
定レジスタ14に設定されたYアドレスnを出力し、自
動インクリメントモードにおいてはリセット信号を入力
する毎にYアドレスnをリセットすると共にキャリー信
号を入力する毎にYアドレスnをインクリメントする。
比較器16(Yアドレスリセット手段に相当)は、通常
モードにおいては非動作状態であると共に、自動インク
リメントモードにおいてはYアドレスカウンタ15のY
アドレスnがYサイズ設定レジスタ13に設定されたY
サイズYSTとなる毎にリセット信号をYアドレスカウン
タ15に出力する。
【0028】Xサイズ設定レジスタ17(Xサイズ設定
手段に相当)は、ELパネル7のXサイズ、つまり横方
向のサイズXSTが設定される。Xアドレス設定レジスタ
18(Xアドレス設定手段に相当)は、ELパネル7に
おける表示制御対象とするXアドレスmが設定される。
Xアドレスカウンタ19(Xアドレスカウント手段に相
当)は、通常モードにおいてはXアドレス設定レジスタ
18に設定されたXアドレスmを出力し、自動インクリ
メントモードにおいてはリセット信号を入力する毎にX
アドレスmをリセットすると共に一定周期毎にXアドレ
スmをインクリメントする。比較器20(Xアドレスリ
セット手段に相当)は、通常モードにおいては非動作状
態であり、自動インクリメントモードにおいてはXアド
レスカウンタ19のXアドレスmがXサイズ設定レジス
タ17に設定されたXサイズXSTとなる毎にリセット信
号をXアドレスカウンタ19に出力すると共に、Yアド
レスカウンタ15にリセット信号をキャリー信号として
出力する。
【0029】乗算器21(演算手段に相当)は、Yアド
レスカウンタ15のYアドレスnとXサイズ設定レジス
タ13に設定されたXサイズXSTとを乗算する。そし
て、加算器22(演算手段に相当)は、乗算器21の乗
算値n×XSTとXアドレスカウンタ19のXアドレスm
とを加算した演算値n×XST+mを書込アドレスとして
出力する。
【0030】図7はメモリアドレス生成回路12のうち
の読出アドレス生成回路12bを示すブロック図であ
り、書込アドレス生成回路12aと同一部分には同一符
号を付して説明を省略する。この場合、読出アドレス生
成回路12bにあっては、自動インクリメントモードの
みが設定されている。
【0031】表示開始ライン設定レジスタ23(初期値
設定手段に相当)は、ELパネル7における表示制御対
象とする最初のライン番号が設定される。Yアドレスカ
ウンタ15は、比較器16からリセット信号を入力する
毎に表示開始ライン設定レジスタ23に設定された表示
開始ラインをカウント初期値として設定してから、比較
器20からのリセット信号をキャリー信号として入力す
る毎にYアドレスnをインクリメントする。Xアドレス
カウンタ19は、比較器20からリセット信号を入力す
る毎にカウント値mをリセットすると共に一定周期でカ
ウント値をインクリメントする。
【0032】次に、上記構成の作用について説明する。
タイミングコントローラ2により表示装置4を駆動する
ときは、まず、MPU1からタイミングコントローラ2
にELパネル7のXサイズXST及びYサイズYSTを出力
する。これにより、メモリアドレス生成回路12を構成
する書込アドレス生成回路12a及び読出アドレス生成
回路12bのXサイズ設定レジスタ17にXサイズXST
が設定されると共に、Yサイズ設定レジスタ13にYサ
イズYSTが設定される。
【0033】続いて、MPU1によりタイミングコント
ローラ2を通常動作モードに設定した状態で、図6に示
すようにELパネル7におけるnライン目のm番目のア
ドレス(m,n)に所属する8個のEL素子の画像デー
タを更新するときは、Xアドレスとしてm、Yアドレス
としてnをタイミングコントローラ2に出力する。これ
らのXアドレスm,YアドレスnはそれぞれXアドレス
設定レジスタ18及びYアドレス設定レジスタ14に一
度セットされた後、Xアドレスカウンタ19及びYアド
レスカウンタ15にセットされる。
【0034】ここで、乗算器21は、Yアドレスカウン
タ15のXアドレスnとXサイズ設定レジスタ17のX
サイズXSTとを乗算し、この演算値n×XSTとXアドレ
スカウンタ19のXアドレスmとを加算器22で演算す
ることにより画像メモリ10に対するアクセスアドレス
n×XST+mを得ることができる。
【0035】従って、上述のようにして書込アドレス生
成回路12aにより画像メモリ10の(n×XST+m)
番地がアクセスされた状態で、所定タイミングでMPU
1からタイミングコントローラ2に画像データを出力す
ることにより、画像メモリ10における(n×XST+
m)番地に8ビットの画像データを書込むことができ
る。
【0036】一方、画像メモリ10における1フレーム
分の画像データを一気に書替えたいときは、MPU1に
よりタイミングコントローラ2を自動インクリメントモ
ードに設定する。この自動インクリメントモードでは、
Xアドレス設定レジスタ18及びYアドレス設定レジス
タ14は無効化されており、Xアドレスカウンタ19及
びYアドレスカウンタ15はリセット状態とされる。こ
の状態では、Xアドレスカウンタ19のメモリアドレス
m及びYアドレスカウンタ14のYアドレスnは0であ
り、演算値n×XST+mは0であるので、画像メモリ1
0に対する書込アドレスは0番地となっている。
【0037】このとき、MPU1からタイミングコント
ローラ2に画像データを出力すると、画像メモリ10の
0番地に8ビットの画像データが記憶される。
【0038】このような状態からXアドレスカウンタ1
9がXアドレスmをインクリメントすると、演算値n×
XST+mは1となるので、画像メモリ10に対する書込
アドレスは1番地となる。この状態で、MPU1からタ
イミングコントローラ2に画像データを出力すると、画
像メモリ10の1番地に8ビットの画像データが記憶さ
れる。
【0039】同様にして、書込アドレス生成回路12a
から書込アドレスが出力されたタイミングに応じてMP
U1からタイミングコントローラ2に8ビットの画像デ
ータを順に出力することにより、ELパネル7の0番目
のラインに対応する画像メモリ10に画像データを順に
記憶することができる。
【0040】そして、Xアドレスカウンタ19のカウン
ト値がXサイズ設定レジスタ17に設定されたXサイズ
XSTとなると、比較器20からリセット信号が出力され
てXアドレスカウンタ19がリセットされる。このと
き、同時に比較器16からYアドレスカウンタ15にリ
セット信号がキャリー信号として出力されるので、Yア
ドレスカウンタ15がインクリメントしてYアドレスn
が1となる。この状態では、演算値n×XSTはXSTとな
るので、画像メモリ10におけるXST番地をアクセスす
ることができる。つまり、ELパネル7における1番目
のラインの先頭アドレスに対応した画像メモリ10のア
ドレスにアクセスすることになる。従って、MPU1か
らタイミングコントローラ2に画像データを出力するこ
とにより、画像メモリ10におけるXST番地に画像デー
タを記憶することができる。
【0041】上述のようにして、ELパネル7における
(0,0)番地から(XST−1,YST−1)番地までの
アドレスに対応した画像メモリ10の0番地から(YST
−1)・XST+(XST−1)=YST・XST−1番地まで
に画像データを記憶すると、比較器20がXアドレスカ
ウンタ19をリセットすると同時に、比較器16がYア
ドレスカウンタ15をリセットするので、両方のカウン
タ19,15がリセットされて初期状態となり、画像メ
モリ10の0番地から再びアクセスするようになる。
【0042】このような自動インクリメントモードで
は、MPU1は、書込アドレス生成回路12aに書込ア
ドレスを設定することなく画像メモリ10の0番地から
(YST−1)・XST+(XST−1)=YST・XST−1番
地までに画像データを一気に書込むことができる。
【0043】一方、読出アドレス生成回路12bは、上
述した書込アドレス生成回路12aの自動インクリメン
トモードと同一の動作を実行するもので、読出アドレス
としては画像メモリ10の0番地から(YST−1)・X
ST+(XST−1)=YST・XST−1番地までをアクセス
することに応じて8ビットの画像データを順に出力する
ことによりELパネル7の表示画像を更新することがで
きる。
【0044】また、ELパネル7の任意のライン以降の
表示画像を更新したいときは、MPU1からタイミング
コントローラ7の読出アドレス生成回路12bの表示開
始ライン設定レジスタ23に表示開始ラインを設定す
る。この場合、Yアドレスカウンタ15は、比較器16
によりリセットされたときは表示開始ライン設定レジス
タ23に設定された表示開始ラインを初期値としてキャ
リー信号を入力する毎にインクリメントする。
【0045】このような動作の結果、タイミングコント
ローラ2からはELパネル7の所定ライン以降に対応す
る画像メモリ10の画像データが繰返して出力されるの
で、ELパネル7の所定ライン以降の表示画像を更新す
ることができる。
【0046】このような実施の形態によれば、書込アド
レス生成回路12aにおいては通常モードの実行時にY
アドレス設定レジスタ14に設定されたYアドレスnと
Xサイズ設定レジスタ13に設定されたXサイズXstと
の乗算値n×XSTとXアドレス設定レジスタ18に設定
されたXアドレスmとの加算値n×XST+mを画像メモ
リ10に対する書込アドレスとしたので、ELパネル7
の表示制御対象とするアドレスを設定するだけで、その
表示制御対象のアドレスに対応した画像メモリ10のア
ドレスにアクセスすることができる。従って、一次元的
に配列された画像メモリに対するアクセスアドレスとし
てXアドレスとYアドレスとを連接する従来例に比較し
て、タイミングコントローラ2と接続される表示装置4
のELパネル7の大きさにかかわらず、そのELパネル
7のXサイズXSTを設定することによりELパネルの大
きさにかかわらず確実に対応することができる。
【0047】また、自動インクリメントモードで必要と
なる乗算器21及び加算器22を兼用することができる
ので、自動インクリメントモード用の構成を独立して設
ける場合に比較して、全体の構成を簡単化することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における書込アドレス生
成回路を示すブロック図
【図2】全体の構成を示す概略図
【図3】タイミングコントローラの構成を示す概略図
【図4】記憶メモリを模式的に示す図
【図5】ELパネルのアドレス設定を示す図
【図6】記憶パネルのアドレスとELパネルのアドレス
との対応関係を示す図
【図7】読出アドレス生成回路を示すブロック図
【符号の説明】
1はMPU、2はタイミングコントローラ(表示制御用
素子)、4は表示装置、10は画像メモリ、12はメモ
リアドレス生成回路、13はYサイズ設定レジスタ(Y
サイズ設定手段)、14はYアドレス設定レジスタ(Y
アドレス設定手段)、15はYアドレスカウンタ(Yア
ドレスカウント手段)、16は比較器(Yアドレスリセ
ット手段)、17はXサイズ設定レジスタ(Xサイズ設
定手段)、18はXアドレス設定レジスタ(Xアドレス
設定手段)、19はXアドレスカウンタ(Xアドレスカ
ウント手段)、20は比較器(Xアドレスリセット手
段)、21は乗算器(演算手段)、22は加算器(演算
手段)、23は表示開始ライン設定レジスタ(初期値設
定手段)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C080 AA06 BB05 DD09 DD22 EE29 FF12 GG02 GG15 GG17 JJ02 5C082 AA13 BA02 BA12 BA35 BB15 BB22 CA76 CA84 DA54 DA55 DA64 DA65 DA89 MM01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力した画像データを記憶する
    と共に記憶した画像データを二次元的に配列された表示
    画素を有する表示装置(4)に出力する表示制御用素子
    において、 一次元的に配列され入力した画像データを記憶する画像
    メモリ(10)と、 前記表示装置(4)の表示制御対象とするYアドレスが
    設定されるYアドレス設定手段(14)と、 前記表示装置(4)の表示制御対象とするXアドレスが
    設定されるXアドレス設定手段(18)と、 前記表示装置(4)のXサイズが設定されるXサイズ設
    定手段(17)と、 前記Yアドレス設定手段(14)に設定されたYアドレ
    スと前記Xサイズ設定手段(17)に設定されたXサイ
    ズとの乗算値と前記Xアドレス設定手段(18)に設定
    されたXアドレスとの加算値を演算する演算手段(2
    1,22)とを備え、 この演算手段(21,22)による演算値を前記画像メ
    モリ(10)に対するアクセスアドレスとすることを特
    徴する表示制御用素子。
  2. 【請求項2】 前記表示装置(4)のYサイズを設定す
    るYサイズ設定手段(13)と、 YアドレスをカウントするYアドレスカウント手段(1
    5)と、 Yアドレスが前記Yサイズ設定手段(13)に設定され
    たYサイズとなったときは前記Yアドレスカウント手段
    (15)をリセットするYアドレスリセット手段(1
    6)と、 Xアドレスを一定周期毎にインクリメントするXアドレ
    スカウント手段(19)と、 このXアドレスカウント手段(19)によるカウント値
    が前記Xサイズ設定手段(17)に設定されたXサイズ
    となったときは前記Xアドレスカウント手段(19)を
    リセットすると共に前記Yアドレスカウント手段(1
    5)をインクリメントするXアドレスリセット手段(2
    0)とを備え、 前記演算手段(21,22)は、自動インクリメントモ
    ードでは前記Yアドレスカウント手段(15)のカウン
    ト値と前記Xサイズ設定手段(17)に設定されたXサ
    イズとの乗算値と前記Xアドレスカウント手段(19)
    のカウント値との加算値を演算することを特徴とする請
    求項1記載の表示制御用素子。
  3. 【請求項3】 前記Yアドレスカウント手段(19)の
    初期値を設定する初期値設定手段(23)を備えたこと
    を特徴とする請求項2記載の表示制御用素子。
  4. 【請求項4】 前記演算手段(21,22)は、前記Y
    アドレス設定手段(14)に設定されたYアドレスと前
    記Xサイズ設定手段(17)に設定されたXサイズとを
    乗算する乗算器(21)と、この乗算器(21)による
    乗算値と前記Xアドレス設定手段(18)に設定された
    Xアドレスとを加算する加算器(22)とから構成され
    ていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載
    の表示制御用素子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1326100C (zh) * 2003-01-31 2007-07-11 精工爱普生株式会社 显示驱动器、显示装置及显示驱动方法

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