JP2000028969A - 眼 鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 眼鏡本体枠に取替え用の補助眼鏡枠を着脱自
在で且つ起伏可能に装着できるようにして、一種類の眼
鏡本体枠で数種類の補助眼鏡枠を取替えて使用すること
ができる眼鏡を提供すること。 【解決手段】 レンズ枠２の左右に耳掛け用の一対の蔓
３、３を対称的に折り畳み自在に蝶着した眼鏡本体枠１
と、レンズを装着する枠のみから成る補助眼鏡枠４とか
ら構成された眼鏡であって、眼鏡本体枠１の中央頂部に
補助眼鏡枠４の中央頂部を着脱自在で且つ起伏可能に装
着したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡本体枠に取替
え用の補助眼鏡枠を着脱自在で且つ起伏可能に装着でき
るようにした眼鏡に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来から、例えば度付きのレンズを装着
するレンズ枠の左右に耳掛け用の一対の蔓を対称的に折
り畳み自在に蝶着した眼鏡本体枠に、例えばサングラス
用の色付きのレンズを装着するレンズ枠のみから成る補
助眼鏡枠を起伏可能に枢着した眼鏡は公知である。

【０００３】この従来公知の眼鏡にあっては、補助眼鏡
枠のレンズを使用したいときには補助眼鏡枠を蝶着部を
支点として眼鏡本体枠に重なるように倒して使用し、不
要のときには補助眼鏡枠を水平状態に起こして使用する
ものであった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】この眼鏡にあっては、
補助眼鏡枠が眼鏡本体枠に一体的に枢着され、分離でき
ないようにつまり取替えできないようになっていたた
め、補助眼鏡枠のレンズの種類を変えたい場合、補助眼
鏡枠にレンズを嵌め変えることは容易ではないので、種
類の変わったレンズがそれぞれ装着された補助眼鏡枠が
付けられた複数の眼鏡本体枠を用意しておく必要があっ
て、不経済且つ不便であるという問題点があった。

【０００５】また、この眼鏡にあっては、補助眼鏡枠が
眼鏡本体枠に一体的に枢着され、取外しできないように
なっていたため、補助眼鏡枠のレンズを使用しない場合
でも眼鏡本体枠に補助眼鏡枠を付けた儘使用しなければ
ならず、補助眼鏡枠を水平状態に起こした儘外出しよう
とするときには体裁が悪いという問題点があった。

【０００６】

【発明の目的】本発明は、眼鏡本体枠に取替え用の補助
眼鏡枠を着脱自在で且つ起伏可能に装着できるようにし
て、一種類の眼鏡本体枠で数種類の補助眼鏡枠を取替え
て使用することができる眼鏡を提供することを目的とす
るものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明に係る眼鏡は、レ
ンズ枠の左右に耳掛け用の一対の蔓を対称的に折り畳み
自在に蝶着した眼鏡本体枠と、レンズを装着する枠のみ
から成る補助眼鏡枠とから構成された眼鏡であって、眼
鏡本体枠の中央頂部に補助眼鏡枠の中央頂部を着脱自在
で、且つ、起伏可能に装着したことを特徴とするもので
ある。

【０００８】

【発明の作用】眼鏡本体枠に補助眼鏡枠を着脱自在に装
着できるので、補助眼鏡枠のレンズを使用しないときに
は外しておくことができ、また、使用するレンズの選択
が容易である。

【０００９】

【発明の実施の態様】本発明の実施の態様を図面につい
て具体的に説明する。図１は、本発明の眼鏡を構成する
眼鏡本体枠の正面図、図２は、同眼鏡本体枠の側面図、
図３は、同眼鏡本体枠の平面図、図４は、本発明の眼鏡
を構成する補助眼鏡枠の正面図、図５は、同補助眼鏡枠
の背面図、図６は、同補助眼鏡枠の平面図、図７は、図
１のイ部の拡大正面図、図８は、図５のロ部拡大背面
図、図９は、図７のＡ−Ａ線における断面図、図１０
は、図８のＢ−Ｂ線における断面図、図１１は、図８の
Ｃ−Ｃ線における断面図、図１２は、眼鏡本体枠への補
助眼鏡枠の着脱状態を表す側面図、図１３は、眼鏡本体
枠への補助眼鏡枠の装着状態における要部拡大縦断面
図、図１４は、補助眼鏡枠の使用状態における要部拡大
縦断面図である。

【００１０】１は、レンズ枠２の左右に耳掛け用の一対
の蔓３、３を対称的に折り畳み自在に蝶着した眼鏡本体
枠で、レンズ枠２には度付きの透明レンズ等が装着され
るようになっており、用途によってはレンズを装着しな
い場合がある。

【００１１】４は、前記眼鏡本体枠１に着脱自在に装着
されるレンズを装着する枠のみから成る補助眼鏡枠であ
る。

【００１２】前記眼鏡本体枠１の中央頂部の切り欠き部
の中央部には、図１、図７に示されるように後述する補
助眼鏡枠４の板バネが係合する支柱５が眼鏡本体枠１と
一体形成されており、同支柱５と眼鏡本体枠１との間に
後述する補助眼鏡枠４の軸受けの凹部に嵌合する軸６、
６が対称的に一体形成されている。

【００１３】前記補助眼鏡枠４の中央頂部の背面には、
前記眼鏡本体枠１の支柱５に係合する板バネ７が固定さ
れ、且つ、軸６、６に枢支される一対の軸受け８、８が
該板バネ７の左右に対称的に形成されている。

【００１４】板バネ７は、図１０に示されるようにその
垂直部が補助眼鏡枠４の中央頂部の正面から挿通される
頭部に商標等を表記したネジ７１によって補助眼鏡枠４
に固定されており、前記支柱５に板バネ７を嵌着したと
きに、支柱５の背面のテーパー部に沿うように傾斜した
係合片７２が形成されている。

【００１５】それぞれの軸受け８は、図１１に示される
ように前記眼鏡本体枠１の軸６を両側からそれぞれ抱え
るようにして嵌合する凹部８１、８１を形成した先割れ
部８２を有する形状となっており、先割れ部８２を軸６
方向に押し込んで装着するようになっている。

【００１６】次に、眼鏡本体枠１への補助眼鏡枠４の装
着方法を、図１２乃至図１４図に基づいて詳述する。

【００１７】眼鏡本体枠１に対して補助眼鏡枠４を図１
２のように位置させ、補助眼鏡枠４の軸受け８、８の先
割れ部８２、８２を眼鏡本体枠１の軸６、６に挿通する
ように押し込むと、それぞれの軸６が図１３のように凹
部８１、８１によって左右から抱えるように嵌合され、
板バネ７の係合片７２が板バネ７の復元力に抗して一旦
広げられながら支柱５の背面のテーパー部に沿うように
嵌着されて、補助眼鏡枠４が眼鏡本体枠１に取り付けら
れた状態となる。

【００１８】この取付状態にあっては、補助眼鏡枠４
は、支柱５の背面のテーパー部に係合する板バネ７の復
元力で眼鏡本体枠１によって止められ、軸６、６が凹部
８１、８１によって回転可能に支持されているので、補
助眼鏡枠４をその儘引き抜こうとしても大きな力を必要
として簡単には取り外せない枢支状態になっている。

【００１９】図１３の補助眼鏡枠４を眼鏡本体枠１に取
り付けた枢支状態において、補助眼鏡枠４の自由端を下
方に押してやれば、軸６、６が凹部８１、８１内で回転
して図１４の状態となり、補助眼鏡枠４が眼鏡本体枠１
に重なり、補助眼鏡枠４のレンズが使用できる状態とな
る。

【００２０】補助眼鏡枠４のレンズを使用する必要がな
くなったときには、補助眼鏡枠４の下端を押し上げて図
１３の状態に戻してやれば、板バネ７のクリックモーシ
ョン作用によりこの水平状態が保持されるもので、補助
眼鏡枠４のレンズを使用する毎に上記操作を反復すれば
よいものである。

【００２１】また、補助眼鏡枠４のレンズの種類を変え
たいときには、補助眼鏡枠４を図１３の状態に戻した
後、大きな力で補助眼鏡枠４を眼鏡本体枠１から引き抜
き、別の種類のレンズを装着した補助眼鏡枠４を上述の
方法で取り付けてやればよいものである。

【００２２】

【発明の効果】以上述べた如く、本発明に係る眼鏡によ
れば、眼鏡本体枠の中央頂部に補助眼鏡枠の中央頂部を
着脱自在で、且つ、起伏可能に装着したものであるか
ら、使用者に馴染んだ眼鏡本体枠を共通のものとして補
助眼鏡枠自体の取替えが簡単にでき、従来の眼鏡本体枠
に補助眼鏡枠を枢着したつまり一体化した眼鏡のように
補助眼鏡枠付きの眼鏡を数種類用意する必要がなく、経
済的且つ便利であり、また、外出時等には補助眼鏡枠を
取り外して使用できるので、体裁がよい等極めて実用的
効果は多大である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の眼鏡を構成する眼鏡本体枠の正面図で
ある。

【図２】同眼鏡本体枠の側面図である。

【図３】同眼鏡本体枠の平面図である。

【図４】本発明の眼鏡を構成する補助眼鏡枠の正面図で
ある。

【図５】同補助眼鏡枠の背面図である。

【図６】同補助眼鏡枠の平面図である。

【図７】図１のイ部の拡大正面図である。

【図８】図５のロ部拡大背面図である。

【図９】図７のＡ−Ａ線における断面図である。

【図１０】図８のＢ−Ｂ線における断面図である。

【図１１】図８のＣ−Ｃ線における断面図である。

【図１２】眼鏡本体枠への補助眼鏡枠の着脱状態を表す
側面図である。

【図１３】眼鏡本体枠への補助眼鏡枠の装着状態におけ
る要部拡大縦断面図である。

【図１４】補助眼鏡枠の使用状態における要部拡大縦断
面図である。

【符号の説明】

１…眼鏡本体枠 ２…レンズ枠 ３…蔓 ４…補助眼鏡
枠 ５…支柱 ６…軸 ７…板バネ ８…軸受け

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 レンズ枠２の左右に耳掛け用の一対の蔓
   ３、３を対称的に折り畳み自在に蝶着した眼鏡本体枠１
   と、レンズを装着する枠のみから成る補助眼鏡枠４とか
   ら構成された眼鏡であって、眼鏡本体枠１の中央頂部に
   補助眼鏡枠４の中央頂部を着脱自在で、且つ、起伏可能
   に装着したことを特徴とする眼鏡。
2. 【請求項２】 レンズ枠２の左右に耳掛け用の一対の蔓
   ３、３を対称的に折り畳み自在に蝶着した眼鏡本体枠１
   と、レンズを装着する枠のみから成る補助眼鏡枠４とか
   ら構成された眼鏡であって、前記眼鏡本体枠１の中央頂
   部を切り欠いてその中央部に支柱５を立設すると共に、
   同支柱５と眼鏡本体枠１との間に軸６、６を対称的に設
   け、前記補助眼鏡枠４の中央頂部背面に、前記眼鏡本体
   枠１の支柱５に嵌着する板バネ７を固着し、且つ、前記
   眼鏡本体枠１の軸６を両側からそれぞれ抱えるようにし
   て嵌合する凹部８１、８１を形成した先割れ部８２を有
   する一対の軸受け８、８を前記板バネ７の左右に対称的
   に形成し、補助眼鏡枠４の板バネ７を眼鏡本体枠１の支
   柱５に嵌着させるようにして軸受け８、８の先割れ部８
   ２を軸６、６に挿通することにより凹部８１、８１にそ
   れぞれ軸６、６を両側から抱えるように嵌合させて補助
   眼鏡枠４を眼鏡本体枠１に着脱自在で且つ９０°起伏可
   能に装着したことを特徴とする請求項１記載の眼鏡。