JP2000028781A - 制御棒挿入状態監視装置 - Google Patents

制御棒挿入状態監視装置

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JP2000028781A
JP2000028781A JP10194340A JP19434098A JP2000028781A JP 2000028781 A JP2000028781 A JP 2000028781A JP 10194340 A JP10194340 A JP 10194340A JP 19434098 A JP19434098 A JP 19434098A JP 2000028781 A JP2000028781 A JP 2000028781A
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Hiroshi Inushima
浩 犬島
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検出された誘導起電力の電圧波形変化をパタ
ーン化して制御棒が原子炉に挿入されたことを自動判別
し得る制御棒挿入状態監視装置を提供する。 【解決手段】 サンプリング手段から出力された時系列
データに基づいて、誘導起電力の電圧波形の短時間フー
リエ変換を演算し、その短時間フーリエ変換の各周波数
ごとの平均値、或いは分散値、或いは歪度、或いは尖度
平均値を演算して、制御棒が正常に挿入された状態の平
均値、或いは分散値、或いは歪度、或いは尖度とそれぞ
れ比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、原子力発電所に
おける制御棒落下に伴う原子炉底での反動を検出して、
制御棒が確実に挿入されたことを確認するための、制御
棒挿入状態監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば三菱電機技報Vol.5
9、No.2、1985年2月「制御棒過渡位置検出装
置」三菱電機発行第59頁に示された、従来の制御棒落
下にともなう誘導起電力の波形を表示する制御棒挿入状
態監視装置の構成図である。図6において、1は制御棒
駆動軸、2は制御棒位置指示装置検出器、3は制御棒位
置指示装置電源供給ライン導体抵抗、4は検出器用電
源、7は制御棒の落下にともなう電圧降下、8は制御棒
過渡位置検出装置、9は制御棒位置指示装置検出器2の
インダクタンス変化のよる電圧変化波形、10は電圧変
化波形9の波形低周波成分を取り出して誘導起電力によ
る電圧波形変化として表示した場合の電圧波形である。
【0003】従来は、図6の電圧波形10で示された制
御棒落下にともなう誘導起電力の電圧波形変化を人間が
見て、制御棒が確実に原子炉に挿入されたことを確認し
ていた。この作業は波形の立ち上がりの形状や制御棒が
原子炉の炉底で数回バウンドすることなどから判断する
熟練を要する作業であり、制御棒の数量も原子炉出力が
大きいものでは50数本におよんでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の制御棒挿入状態
監視装置は以上のように構成されているので、誘導起電
力の電圧波形変化の人間による認識は、個人差が大き
く、また人間の負荷も大きいという問題点があった。こ
のため、制御棒が確実に原子炉内に挿入されたかどうか
の判定に問題あった。これは原子炉の安全性の問題とし
て極めて重大な問題点として指摘される。
【0005】本発明は、上述したような問題点を解消す
るためになされたもので、検出された誘導起電力の電圧
波形変化をパターン化して制御棒が原子炉に挿入された
ことを自動判別し得る制御棒挿入状態監視装置を得るこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る制
御棒挿入状態監視装置は、制御棒過渡位置を検出して、
制御棒の検出位置を表す過渡位置信号を出力する検出手
段と、上記検出手段により出力された過渡位置信号を所
定時間ごとにサンプリングし、複数個の時系列データを
出力するサンプリング手段と、上記サンプリング手段か
ら出力された時系列データに基づく過渡位置信号の短時
間フーリエ変換を演算する第1の演算手段と、上記短時
間フーリエ変換より演算された1からMまでの各周波数
ごとの平均値を演算する第2の演算手段と、上記第2の
演算手段により演算された1からMまでの各周波数ごと
の平均値と上記検出手段により検出された過渡位置信号
が正常であるときの1からMまでの各周波数ごとの平均
値とを比較する第1の比較手段と、上記第1の比較手段
の比較結果に基づいて制御棒の挿入状態を出力する第2
の比較手段と、上記第2の比較手段の比較結果に基づい
て警報を出力する警報出力手段とを備えたものである。
上記構成によれば、サンプリング手段から出力された時
系列データに基づいて、誘導起電力の電圧波形の短時間
フーリエ変換を演算し、その短時間フーリエ変換の各周
波数ごとの平均値を演算して、制御棒が正常に挿入され
た状態の平均値と比較する。
【0007】請求項2の発明に係る制御棒挿入状態監視
装置は、制御棒が正常に挿入された場合の短時間フーリ
エ変換の周波数ごとの平均値を記憶する第1の設定手段
と、上記第1の比較手段において制御棒が正常に挿入さ
れた場合の許容パターンを記憶する第2の設定手段とを
更に備えたものである。
【0008】請求項3の発明に係る制御棒挿入状態監視
装置は、制御棒過渡位置を検出して、制御棒の検出位置
を表す過渡位置信号を出力する検出手段と、上記検出手
段により検出された過渡位置信号を所定時間ごとにサン
プリングし、複数個の時系列データを出力するサンプリ
ング手段と、上記サンプリング手段から出力された時系
列データに基づく過渡位置信号の短時間フーリエ変換を
演算する第1の演算手段と、上記短時間フーリエ変換よ
り演算された1からMまでの各周波数ごとの平均値を演
算する第2の演算手段と、上記第2の演算手段により演
算された1からMまでの各周波数ごとの平均値と上記検
出手段により出力された過渡位置信号が正常であるとき
の1からMまでの各周波数ごとの分散値とを比較する第
1の比較手段と、上記第1の比較手段の比較結果に基づ
いて制御棒の挿入状態を出力する第2の比較手段と、上
記第2の比較手段の比較結果に基づいて警報を出力する
警報出力手段とを備えたものである。上記構成によれ
ば、サンプリング手段から出力された時系列データに基
づいて誘導起電力の電圧波形の短時間フーリエ変換を演
算し、その短時間フーリエ変換の各周波数ごとの分散値
を演算して、制御棒が正常に挿入された状態の分散値と
比較する。
【0009】請求項4の発明に係る制御棒挿入状態監視
装置は、制御棒が正常に挿入された場合の短時間フーリ
エ変換の周波数ごとの分散値を記憶する第1の設定手段
と、上記第1の比較手段において制御棒が正常に挿入さ
れた場合の許容パターンを記憶する第2の設定手段とを
更に備えたものである。
【0010】請求項5の発明に係る制御棒挿入状態監視
装置は、制御棒過渡位置を検出して、制御棒の検出位置
を表す過渡位置信号を出力する検出手段と、上記検出手
段により検出された過渡位置信号を所定時間ごとにサン
プリングし、複数個の時系列データを出力するサンプリ
ング手段と、上記サンプリング手段から出力された時系
列データに基づく過渡位置信号の短時間フーリエ変換を
演算する第1の演算手段と、上記短時間フーリエ変換よ
り演算された1からMまでの各周波数ごとの平均値を演
算する第2の演算手段と、上記第2の演算手段により演
算された1からMまでの各周波数ごとの平均値と上記検
出手段により検出された位置信号が正常であるときの1
からMまでの各周波数ごとの歪度とをを比較する第1比
較手段と、上記第1の比較手段の比較結果に基づいて制
御棒の挿入状態を出力する第2の比較手段と、上記第2
の比較手段の比較結果に基づいて警報を出力する警報出
力手段とを備えたものである。上記構成によれば、サン
プリング手段から出力された時系列データに基づいて誘
導起電力の電圧波形の短時間フーリエ変換を演算し、そ
の短時間フーリエ変換の各周波数ごとの歪度を演算し
て、制御棒が正常に挿入された状態の歪度と比較する。
【0011】請求項6の発明に係る制御棒挿入状態監視
装置は、制御棒が正常に挿入された場合の短時間フーリ
エ変換の周波数ごとの歪度を記憶する第1の設定手段
と、上記第1の比較手段において制御棒が正常に挿入さ
れた場合の許容パターンを記憶する第2の設定手段とを
更に備えたものである。
【0012】請求項7の発明に係る制御棒挿入状態監視
装置は、制御棒過渡位置を検出して、制御棒の検出位置
を表す過渡位置信号を出力する検出手段と、上記検出手
段により検出された過渡位置信号を所定時間ごとにサン
プリングし、複数個の時系列データを出力するサンプリ
ング手段と、上記サンプリング手段から出力された時系
列データに基づく過渡位置信号の短時間フーリエ変換を
演算する第1の演算手段と、上記短時間フーリエ変換よ
り演算された1からMまでの各周波数ごとの平均値を演
算する第2の演算手段と、上記第2の演算手段により演
算された1からMまでの各周波数ごとの平均値と上記検
出手段により検出された過渡位置信号が正常であるとき
の1からMまでの各周波数ごとの尖度とを比較する第1
の比較手段と、上記第1の比較手段の比較結果に基づい
て制御棒の挿入状態を出力する第2の比較手段と、上記
第2の比較手段の比較結果に基づいて警報を出力する警
報出力手段とを備えたものである。上記構成によれば、
サンプリング手段から出力された時系列データに基づい
て誘導起電力の電圧波形の短時間フーリエ変換を演算
し、その短時間フーリエ変換の各周波数ごとの尖度平均
値を演算して、制御棒が正常に挿入された状態の尖度と
比較する。
【0013】請求項8の発明に係る制御棒挿入状態監視
装置は、制御棒が正常に挿入された場合の短時間フーリ
エ変換の周波数ごとの尖度を記憶する第1の設定手段
と、上記第1の比較手段において制御棒が正常に挿入さ
れた場合の許容パターンを記憶する第2の設定手段とを
更に備えたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面を参照して説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による制
御棒挿入状態監視装置を示す構成図である。図1におい
て、図6の従来のものと同一符号は同一または相当部分
を示すので説明を省略する。11は誘導起電力の電圧波
形10を所定時間ごとにサンプリングしてアナログ・デ
ィジタル変換し、複数個の時系列データYi(i=1,
2,・・・,N)を出力するA/D変換器(サンプリン
グ手段A)、12はA/D変換器11より出力された時
系列データYiに基づいて警報を出す異常検出処理装置
である。
【0015】また、図2は異常検出処理装置12の詳細
な構成を示す構成図である。図2において、13はA/
D変換器11から出力された時系列データYiに基づい
て誘導起電力の電圧波形10の短時間フーリエ変換を演
算する短時間フーリエ変換演算器(第1の演算手段)、
15、16、17は短時間フーリエ変換演算器13から
出力された結果を表すもので、1,2,・・・,S個の
周波数と1,2,・・・,Mの時間で表現される。18
は短時間フーリエ変換演算器13から出力された周波数
1の平均値を演算する平均値演算器1(第2の演算手
段)、19は短時間フーリエ変換演算器13から出力さ
れた周波数2の平均値を演算する平均値演算器2(第2
の演算手段)、20は短時間フーリエ変換演算器13か
ら出力された周波数Sの平均値を演算する平均値演算器
S(第2の演算手段)である。なお、この平均値演算器
はS個設定しておく。
【0016】22は制御棒が正常に挿入された場合の短
時間フーリエ変換の周波数1の平均値を記憶する設定器
1(第1の設定手段)、21は平均値演算器1(18)
により演算された誘導起電力の電圧波形の短時間フーリ
エ変換の短時間フーリエ変換の周波数1の平均値と設定
器22に記憶された、正常時の短時間フーリエ変換の周
波数1の平均値を比較する比較器1(第1の比較手段)
である。
【0017】24は制御棒が正常に挿入された場合の短
時間フーリエ変換の周波数2の平均値を記憶する設定器
2(第1の設定手段)、23は平均値演算器1(19)
により演算された誘導起電力の電圧波形の短時間フーリ
エ変換の周波数2の平均値と設定器24に記憶された、
正常時の短時間フーリエ変換の周波数2の平均値を比較
する比較器2(第1の比較手段)である。
【0018】26は制御棒が正常に挿入された場合の周
波数Sの平均値を記憶する設定器S(第1の設定手
段)、25は平均値演算器1(20)により演算された
誘導起電力の電圧波形の短時間フーリエ変換の周波数S
の平均値と設定器26に記憶された、正常時の短時間フ
ーリエ変換の周波数Sの平均値を比較する比較器S(第
1の比較手段)である。
【0019】なお、図では、比較器21、比較器23、
比較器25という具合に3個で代表して表記している
が、実際にはS個の比較器が必要である。同様に設定器
22、設定器24、設定器26という具合に3個で代表
して表記しているが、実際にはS個の設定器が必要であ
る。
【0020】28は比較器1(21)、比較器2(2
3)、・・・、比較器S(26)において制御棒が正常
に挿入された場合の許容パターンを記憶する設定器M
(第2の設定手段)である。27は比較器1(21)、
比較器2(23)、・・・、比較器S(26)の比較結
果と設定器M(28)に記憶された正常時の許容パター
ンを比較する比較器(第2の比較手段)、29は比較器
27の比較結果に基づいて警報を出力する警報発生器
(警報出力手段)である。
【0021】次に、この実施の形態1の動作について説
明する。まず、従来のものと同様に、制御棒挿入状態監
視装置で測定されたは誘導起電力の電圧波形10をA/
D変換器11が所定時間ごとにサンプリングしてアナロ
グ・ディジタル変換し、複数個の時系列データYi(i
=1,2,・・・,N)を出力する。
【0022】そして、複数個の時系列データYiが異常
検出処理装置12に入力されると、異常検出処理装置1
2における短時間フーリエ変換演算器13が以下に示す
ように、時系列データYiを短時間区間に分割する。
【0023】
【数1】
【0024】次に、短時間フーリエ変換演算器は分割さ
れた短時間区間のデータに対して、短時間フーリエ変換
を演算する。短時間フーリエ変換結果は周波数1,2,
・・・,Sで示される。
【0025】
【数2】
【0026】短時間フーリエ変換結果は周波数1,2,
・・・,Sで求められると、異常検出処理装置12にお
ける平均値演算器18、平均値演算器19、平均値演算
器20が、以下に示すように、周波数1,2,・・・,
Sの各平均値μ1,μ2,・・・,μSを演算する。
【0027】
【数3】
【0028】そして、平均値演算器18、平均値演算器
19、平均値演算器20により平均値μ1,μ2,・・
・,μSが演算されると、比較器21、比較器23、比
較器25が、誘導起電力の電圧波形が正常であるとき
の、短時間フーリエ変換の周波数1,2,・・・,Sの
平均値を設定器22、設定器24、設定器26から入力
し、その演算されたμ1,μ2,・・・,μSと正常時
の各周波数1,2,・・・,Sの平均値と比較する。こ
こで、設定器22、設定器24、設定器26には、誘導
起電力の電圧波形が正常であるときの、短時間フーリエ
変換の周波数1,2,・・・,Sの平均値が記憶されて
いるが、外部の装置(図示せず)が演算した正常時の平
均値を記憶するようにしてもよいことは言うまでもな
い。
【0029】そして、比較器21、比較器23、比較器
25は演算されたμ1,μ2,・・・,μSと正常時の
平均値を比較した結果、例えば、演算されたμ1,μ
2,・・・,μSが正常時の平均値の3倍を超えた時、
異常と判定し、比較器27に出力する。ここで、誘導起
電力の電圧波形の短時間フーリエ変換の周波数1,2,
・・・,Sの平均値が、制御棒の挿入状態の正常・異常
が区別できる理由を簡単に説明すると、誘導起電力の電
圧波形の短時間フーリエ変換の周波数1,2,・・・,
Sは相当周波数ごとのフィルターになっており、フィル
ターをかけた時系列データの平均値は、正常の場合に
は、ある値のまわりに分布する。異常になると、特定の
周波数あるいは、全部の周波数の平均値が正常の場合の
平均値からずれる。このずれ方は、異常な制御棒の挿入
のされ方に依存するので、平均値を比較することで正常
・異常の判別をすることができる。
【0030】そして、比較器27は、比較器21、比較
器23、比較器25の判定結果と正常時にあらかじめ定
められた各周波数ごとの正常・異常パターンとを比較し
て最終的な判定を決定する。この判定は、対象に応じ
て、設定器28に格納しておく。例えば、一番単純な設
定基準は、各周波数が一つでも異常なら、最終判断は異
常であるという設定である。
【0031】そして、最後に、比較器27が異常と判断
すると、警報発生器(制御棒異常挿入検出手段)29
が、制御棒異常挿入されたことを明らかにすべく、表示
装置(図示せず)に制御棒異常挿入が発生した旨を表示
し、あるいは、プラントを監視する監視装置(図示せ
ず)等に制御棒異常挿入が発生した旨を示す信号等を出
力し、一連の処理を終了する。
【0032】以上より、この実施の形態1によれば、サ
ンプリング手段から出力された時系列データに基づいて
誘導起電力の電圧波形の短時間フーリエ変換を演算し、
その短時間フーリエ変換の各周波数ごとの平均値と制御
棒が正常に挿入された状態の誘導起電力の電圧波形の短
時間フーリエ変換を演算し、その平均値と比較する比較
手段を設けたことにより、制御棒が正常に挿入されたか
を区別できるようになる。すなわち、平均値は確率密度
分布関数の平均を示す指標であり、確率密度分布関数は
制御棒の正常挿入時には定型の分布をするが、正常に挿
入されない場合には定型の分布とは異なるため、平均値
を比較することによって上記区別を行うことができる。
さらに、制御棒挿入の正常・異常を判断する指標となり
得る誘導起電力の電圧波形の短時間フーリエ変換の周波
数1,2,・・・,Sの平均値に基づいて制御棒挿入の
正常・異常を判断するように構成したので、判断する人
間に影響されず制御棒挿入の正常・異常を判断すること
ができ、また、人間の負荷を従来のものに比べて小さく
することができ、制御棒挿入の正常・異常の判断の時間
を短くすることができる。
【0033】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による制御棒挿入状態監視装置を示す構成図であ
る。図3において、上記実施の形態1と同一符号は同一
または相当部分を示すので説明を省略する。図3に示す
ように、この実施の形態2は、異常検出処理装置12A
の構成が図2の上記実施の形態1の異常検出処理装置1
2の構成と一部相違している。すなわち、上記実施の形
態1の平均値演算器18、平均値演算器19及び平均値
演算器20を、分散値演算器31、分散値演算器32及
び分散値演算器33に置き換えたものであり、その他の
構成はほぼ上記実施の形態1と同様である。分散値演算
器31(第2の演算手段)は短時間フーリエ変換演算器
13から出力された周波数1の分散値を演算し、分散値
演算器32(第2の演算手段)は短時間フーリエ変換演
算器13から出力された周波数2の分散値を演算し、分
散値演算器33(第2の演算手段)は短時間フーリエ変
換演算器13から出力された周波数Sの分散値を演算す
るものである。なお、この分散値演算器はS個設定して
おく。
【0034】設定器1(22)(第1の設定手段)は制
御棒が正常に挿入された場合の周波数1の分散値を記憶
し、比較器1(21)(第1の比較手段)は分散値演算
器1(31)により演算された誘導起電力の電圧波形の
短時間フーリエ変換の周波数1の分散値と設定器1(2
2)に記憶された、正常時の短時間フーリエ変換の周波
数1の分散値を比較する。
【0035】設定器2(24)(第1の設定手段)は制
御棒が正常に挿入された場合の周波数2の分散値を記憶
し、比較器2(23)(第1の比較手段)は分散値演算
器1(32)により演算された誘導起電力の電圧波形の
短時間フーリエ変換の周波数1の分散値と設定器24に
記憶された、正常時の短時間フーリエ変換の周波数2の
分散値を比較する。
【0036】設定器S(26)(第1の設定手段)は制
御棒が正常に挿入された場合の周波数Sの分散値を記憶
し、比較器S(25)(第1の比較手段)は分散値演算
器1(33)により演算された誘導起電力の電圧波形の
短時間フーリエ変換の周波数1の分散値と設定器26に
記憶された、正常時の短時間フーリエ変換の周波数Sの
分散値を比較する。
【0037】なお、図3では、比較器21、比較器2
3、比較器25という具合に3個で代表して表記してい
るが、実際にはS個の比較器が必要である。同様に設定
器22、設定器24、設定器26という具合に3個で代
表して表記しているが、実際にはS個の設定器が必要で
ある。
【0038】次に、この実施の形態2の動作について説
明する。まず、上記実施の形態1と同様に、制御棒挿入
状態監視装置で測定された誘導起電力の電圧波形10を
A/D変換器11が所定時間ごとにサンプリングしてア
ナログ・ディジタル変換し、複数個の時系列データYi
(i=1,2,・・・,N)を出力する。
【0039】そして、複数個の時系列データYiは、異
常検出処理装置12に入力されると、異常検出処理装置
12における短時間フーリエ変換演算器13が、上記実
施の形態1の場合と同様に、時系列データYiを短時間
区間に分割し、分割された短時間区間のデータに対し
て、短時間フーリエ変換を演算する。
【0040】短時間フーリエ変換結果が周波数1,2,
・・・,Sで求められると、異常検出処理装置12にお
ける分散値演算器31、分散値演算器32、分散値演算
器33が、以下に示すように、周波数1,2,・・・,
Sの各分散値μ1,μ2,・・・,μSを演算する。
【0041】
【数4】
【0042】そして、分散値演算器31、分散値演算器
32、分散値演算器33により分散値μ1,μ2,・・
・,μSが演算されると、比較器21、比較器23、比
較器25が、誘導起電力の電圧波形が正常であるとき
の、短時間フーリエ変換の周波数1,2,・・・,Sの
分散値を設定器22、設定器24、設定器26から入力
し、その演算されたμ1,μ2,・・・,μSと正常時
の各周波数1,2,・・・,Sの分散値とを比較する。
ここで、設定器22、設定器24、設定器26には、誘
導起電力の電圧波形が正常であるときの、短時間フーリ
エ変換の周波数1,2,・・・,Sの分散値が記憶され
ているが、外部の装置(図示せず)が演算した正常時の
分散値を記憶するようにしてもよいことは言うまでもな
い。
【0043】そして、比較器21、比較器23、比較器
25は演算されたμ1,μ2,・・・,μSと正常時の
分散値を比較した結果、例えば、演算されたμ1,μ
2,・・・,μSが正常時の分散値の3倍を超えた時、
異常と判定し、比較器27に出力する。ここで、誘導起
電力の電圧波形の短時間フーリエ変換の周波数1,2,
・・・,Sの分散値が、制御棒の挿入状態の正常・異常
が区別できる理由を簡単に説明すると、誘導起電力の電
圧波形の短時間フーリエ変換の周波数1,2,・・・,
Sは相当周波数ごとのフィルターになっており、フィル
ターをかけた時系列データの分散値は、正常の場合ある
値のまわりに分布する。分散値は確率密度分布関数のば
らつきを示す指標であり、通常はほぼ正規に分布する。
異常になると、特定の周波数あるいは、全部の周波数の
分散値が正常の場合の分散値からずれる。このずれ方
は、異常な制御棒の挿入のされ方に依存するので、分散
値を比較することで正常・異常の判別をすることができ
る。
【0044】そして、比較器27は、比較器21、比較
器23、比較器25の判定結果と正常時にあらかじめ定
められた各周波数ごとの正常・異常パターンと比較して
最終的な判定を決定する。この判定は、対象に応じて、
設定器28(第2の設定手段)に格納しておく。例え
ば、一番単純な設定基準は、各周波数が一つでも異常な
ら、最終判断は異常であるという設定である。
【0045】そして、最後に、比較器27が異常と判断
すると、警報発生器(制御棒異常挿入検出手段)29
が、制御棒異常挿入されたことを明らかにすべく、表示
装置(図示せず)に制御棒異常挿入が発生した旨を表示
し、あるいは、プラントを監視する監視装置(図示せ
ず)等に制御棒異常挿入が発生した旨を示す信号等を出
力し、一連の処理を終了する。
【0046】以上より、この実施の形態2によれば、サ
ンプリング手段から出力された時系列データに基づいて
誘導起電力の電圧波形の短時間フーリエ変換を演算し、
その短時間フーリエ変換の各周波数ごとの分散値と制御
棒が正常に挿入された状態の誘導起電力の電圧波形の短
時間フーリエ変換を演算し、その分散値と比較する比較
手段を設けたことにより、制御棒が正常に挿入されたか
を区別できるようになる。すなわち、分散値は確率密度
分布関数のばらつきを示す指標であり、確率密度分布関
数は制御棒の正常挿入時には定型の分布をするが、正常
に挿入されない場合には定型の分布とは異なるため、分
散値を比較することによって上記区別を行うことができ
る。
【0047】さらに、制御棒挿入の正常・異常を判断す
る指標となり得る誘導起電力の電圧波形の短時間フーリ
エ変換の周波数1,2,・・・,Sの分散値に基づいて
制御棒挿入の正常・異常を判断するように構成したの
で、判断する人間に影響されず制御棒挿入の正常・異常
を判断することができ、また、人間の負荷を従来のもの
に比べて小さくすることができるため、制御棒挿入の正
常・異常の判断の時間を短くすることができる。
【0048】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3による制御棒挿入状態監視装置を示す構成図であ
る。図4において、図2の上記実施の形態1と同一符号
は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
【0049】図4に示すように、この実施の形態3は、
異常検出処理装置12Bの構成が図2の上記実施の形態
1の異常検出処理装置12の構成と一部相違している。
すなわち、実施の形態1の平均値演算器18、平均値演
算器19及び平均値演算器20を、歪度演算器34、歪
度演算器35及び歪度値演算器36に置き換えたもので
あり、その他の構成はほぼ上記実施の形態1と同様であ
る。
【0050】歪度演算器1(34)(第2の演算手段)
は短時間フーリエ変換演算器13から出力された周波数
1の歪度を演算し、歪度演算器2(35)(第2の演算
手段)は短時間フーリエ変換演算器13から出力された
周波数2の歪度を演算し、歪度演算器S(36)(第2
の演算手段)は短時間フーリエ変換演算器13から出力
された周波数Sの歪度を演算するものである。なお、こ
の歪度演算器はS個設定しておく。
【0051】設定器1(22)(第1の設定手段)は制
御棒が正常に挿入された場合の短時間フーリエ変換の周
波数1の歪度を記憶し、比較器1(21)(第1の比較
手段)は歪度演算器1(34)により演算された誘導起
電力の電圧波形の短時間フーリエ変換の周波数1の歪度
と設定器22に記憶された、正常時の短時間フーリエ変
換の周波数1の歪度とを比較する。
【0052】設定器2(24)(第1の設定手段)は制
御棒が正常に挿入された場合の短時間フーリエ変換の周
波数2の歪度を記憶し、比較器2(23)(第1の比較
手段)は歪度演算器1(35)により演算された誘導起
電力の電圧波形の短時間フーリエ変換の周波数1の歪度
と設定器24に記憶された、正常時の短時間フーリエ変
換の周波数2の歪度とを比較する。
【0053】設定器S(26)(第1の設定手段)は制
御棒が正常に挿入された場合の短時間フーリエ変換の周
波数Sの歪度を記憶し、比較器S(25)(第1の比較
手段)は歪度演算器1(36)により演算された誘導起
電力の電圧波形の短時間フーリエ変換の周波数1の歪度
と設定器26に記憶された、正常時の短時間フーリエ変
換の周波数Sの歪度とを比較する。
【0054】なお、図4では比較器21、比較器23、
比較器25という具合に3個で代表して表記している
が、実際にはS個の比較器が必要である。同様に設定器
22、設定器24、設定器26という具合に3個で代表
して表記しているが、実際にはS個の設定器が必要であ
る。
【0055】次に、この実施の形態3の動作について説
明する。まず、上記実施の形態1と同様に、制御棒挿入
状態監視装置で測定されたは誘導起電力の電圧波形10
をA/D変換器11が所定時間ごとにサンプリングして
アナログ・ディジタル変換し、複数個の時系列データY
i(i=1,2,・・・,N)を出力する。
【0056】そして、複数個の時系列データYiが異常
検出処理装置12Bに入力されると、異常検出処理装置
12Bにおける短時間フーリエ変換演算器13が、上記
実施の形態1の場合と同様に、時系列データYiから短
時間区間に分割し、分割された短時間区間のデータに対
して、短時間フーリエ変換を演算する。
【0057】短時間フーリエ変換結果は周波数1,2,
・・・,Sで求められると、異常検出処理装置12にお
ける歪度演算器34、歪度演算器35、歪度演算器36
が、以下に示すように、周波数1,2,・・・,Sの各
歪度μ1,μ2,・・・,μSを演算する。
【0058】
【数5】
【0059】そして、歪度演算器34、歪度演算器3
5、歪度演算器36により歪度μ1,μ2,・・・,μ
Sが演算されると、比較器21、比較器23、比較器2
5が、誘導起電力の電圧波形が正常であるときの、短時
間フーリエ変換の周波数1,2,・・・,Sの歪度を設
定器22、設定器24、設定器26から入力し、その演
算されたμ1,μ2,・・・,μSと正常時の各周波数
1,2,・・・,Sの歪度とを比較する。ここで、設定
器22、設定器24、設定器26には、誘導起電力の電
圧波形が正常であるときの、短時間フーリエ変換の周波
数1,2,・・・,Sの歪度が記憶されているが、外部
の装置(図示せず)が演算した正常時の歪度を記憶する
ようにしてもよいことは言うまでもない。
【0060】そして、比較器21、比較器23、比較器
25は演算されたμ1,μ2,・・・,μSと正常時の
歪度を比較した結果、例えば、演算されたμ1,μ2,
・・・,μSが正常時の歪度の3倍を超えた時、異常と
判定し、比較器27に出力する。ここで、誘導起電力の
電圧波形の短時間フーリエ変換の周波数1,2,・・
・,Sの歪度が、制御棒の挿入状態の正常・異常が区別
できる理由を簡単に説明すると、誘導起電力の電圧波形
の短時間フーリエ変換の周波数1,2,・・・,Sは相
当周波数ごとのフィルターになっており、フィルターを
かけた時系列データの歪度は、正常の場合ある値のまわ
りに分布する。歪度は確率密度分布関数の偏りを示す指
標であり、通常はほぼ正規に分布する。異常になると、
特定の周波数あるいは、全部の周波数の歪度が正常の場
合の歪度からずれる。このずれ方は、異常な制御棒の挿
入のされ方に依存するので、歪度を比較することで正常
・異常の判別をすることができる。
【0061】そして、比較器27は、比較器21、比較
器23、比較器25の判定結果と正常時にあらかじめ定
められた各周波数ごとの正常・異常パターンと比較して
最終的な判定を決定する。この判定は、対象に応じて、
設定器28(第2の設定手段)に格納しておく。例え
ば、一番単純な設定基準は、各周波数が一つでも異常な
ら、最終判断は異常であるという設定である。
【0062】そして、最後に、比較器27が異常と判断
すると、警報発生器(制御棒異常挿入検出手段)29
が、制御棒が異常挿入されたことを明らかにすべく、表
示装置(図示せず)に制御棒の異常挿入が発生した旨を
表示し、あるいは、プラントを監視する監視装置(図示
せず)等に制御棒の異常挿入が発生した旨を示す信号等
を出力し、一連の処理を終了する。
【0063】以上より、この実施の形態3によれば、サ
ンプリング手段から出力された時系列データに基づいて
誘導起電力の電圧波形の短時間フーリエ変換を演算し、
その短時間フーリエ変換の各周波数ごとの歪度と制御棒
が正常に挿入された状態の誘導起電力の電圧波形の短時
間フーリエ変換を演算し、その歪度と比較する比較手段
を設けたことにより、制御棒が正常に挿入されたかを区
別できるようになる。すなわち、歪度は確率密度分布関
数の偏りを示す指標であり、確率密度分布関数は制御棒
の正常挿入時には定型の分布をするが、正常に挿入され
ない場合には定型の分布とは異なるため、歪度を比較す
ることによって上記区別を行うことができる。
【0064】さらに、制御棒挿入の正常・異常を判断す
る指標となり得る誘導起電力の電圧波形の短時間フーリ
エ変換の周波数1,2,・・・,Sの歪度に基づいて制
御棒挿入の正常・異常を判断するように構成したので、
判断する人間に影響されず制御棒挿入の正常・異常を判
断できるようになり、また、人間の負荷を従来のものに
比べて小さくすることができるため、制御棒挿入の正常
・異常の判断の時間を短くすることができる。
【0065】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4による制御棒挿入状態監視装置を示す構成図であ
る。図5において、上記実施の形態1と同一符号は同一
または相当部分を示すので説明を省略する。
【0066】図5に示すように、この実施の形態4は、
異常検出処理装置12Cの構成が図図2の上記実施の形
態1の異常検出処理装置12の構成と一部相違してい
る。すなわち、上記実施の形態1の平均値演算器18、
平均値演算器19及び平均値演算器20を、尖度演算器
31、尖度演算器32及び尖度演算器33に置き換えた
ものであり、その他の構成はほぼ上記実施の形態1と同
様である。
【0067】尖度演算器1(37)(第2の演算手段)
は短時間フーリエ変換演算器13から出力された周波数
1の尖度を演算し、尖度演算器2(38)(第2の演算
手段)は短時間フーリエ変換演算器13から出力された
周波数2の尖度を演算し、尖度演算器S(39)(第2
の演算手段)は短時間フーリエ変換演算器13から出力
された周波数Sの尖度を演算するものである。なお、こ
の尖度演算器はS個設定しておく。
【0068】設定器1(22)(第1の設定手段)は制
御棒が正常に挿入された場合の短時間フーリエ変換の周
波数1の尖度を記憶し、比較器1(21)(第1の比較
手段)は尖度演算器1(37)により演算された誘導起
電力の電圧波形の短時間フーリエ変換の周波数1の尖度
と設定器22に記憶された、正常時の短時間フーリエ変
換の周波数1の尖度を比較する。
【0069】設定器2(24)(第1の設定手段)は制
御棒が正常に挿入された場合の短時間フーリエ変換の周
波数2の尖度を記憶し、比較器2(23)(第1の比較
手段)は尖度演算器1(38)により演算された誘導起
電力の電圧波形の短時間フーリエ変換の周波数1の尖度
と設定器24に記憶された、正常時の短時間フーリエ変
換の周波数2の尖度を比較する。
【0070】設定器S(26)(第1の設定手段)は制
御棒が正常に挿入された場合の短時間フーリエ変換の周
波数Sの尖度を記憶し、比較器S(25)(第1の比較
手段)は尖度演算器1(39)により演算された誘導起
電力の電圧波形の短時間フーリエ変換の周波数1の尖度
と設定器26に記憶された、正常時の短時間フーリエ変
換の周波数Sの尖度を比較する。
【0071】なお、図5では比較器21、比較器23、
比較器25という具合に3個で代表して表記している
が、実際にはS個の比較器が必要である。同様に設定器
22、設定器24、設定器26という具合に3個で代表
して表記しているが、実際にはS個の設定器が必要であ
る。
【0072】次に、この実施の形態4の動作について説
明する。まず、上記実施の形態1と同様に、制御棒挿入
状態監視装置で測定された誘導起電力の電圧波形10を
A/D変換器11が所定時間ごとにサンプリングしてア
ナログ・ディジタル変換し、複数個の時系列データYi
(i=1,2,・・・,N)を出力する。
【0073】そして、複数個の時系列データYiが異常
検出処理装置12に入力されると、異常検出処理装置1
2Cにおける短時間フーリエ変換演算器13が、上記実
施の形態1の場合と同様に、時系列データYiを短時間
区間に分割し、分割された短時間区間のデータに対し
て、短時間フーリエ変換を演算する。
【0074】短時間フーリエ変換結果が周波数1,2,
・・・,Sで求められると、異常検出処理装置12にお
ける尖度演算器37、尖度演算器38、尖度演算器39
が、以下に示すように、周波数1,2,・・・,Sの各
尖度μ1,μ2,・・・,μSを演算する。
【0075】
【数6】
【0076】そして、尖度演算器37、尖度演算器3
8、尖度演算器39により尖度μ1,μ2,・・・,μ
Sが演算されると、比較器21、比較器23、比較器2
5が、誘導起電力の電圧波形が正常であるときの、短時
間フーリエ変換の周波数1,2,・・・,Sの尖度を設
定器22、設定器24、設定器26から入力し、その演
算されたμ1,μ2,・・・,μSと正常時の各周波数
1,2,・・・,Sの尖度と比較する。ここで、設定器
22、設定器24、設定器26には、誘導起電力の電圧
波形が正常であるときの、短時間フーリエ変換の周波数
1,2,・・・,Sの尖度が記憶されているが、外部の
装置(図示せず)が演算した正常時の尖度を記憶するよ
うにしてもよいことは言うまでもない。
【0077】そして、比較器21、比較器23、比較器
25は演算されたμ1,μ2,・・・,μSと正常時の
尖度を比較した結果、例えば、演算されたμ1,μ2,
・・・,μSが正常時の尖度の3倍を超えた時、異常と
判定し、比較器27に出力する。ここで、誘導起電力の
電圧波形の短時間フーリエ変換の周波数1,2,・・
・,Sの尖度が、制御棒の挿入状態の正常・異常が区別
できる理由を簡単に説明すると、誘導起電力の電圧波形
の短時間フーリエ変換の周波数1,2,・・・,Sは相
当周波数ごとのフィルターになっており、フィルターを
かけた時系列データの尖度は、正常の場合ある値のまわ
りに分布する。尖度は確率密度分布関数の広がりを示す
指標であり、通常はほぼ正規に分布する。異常になる
と、特定の周波数あるいは、全部の周波数の尖度が正常
の場合の尖度からずれる。このずれ方は、異常な制御棒
の挿入のされ方に依存するので、尖度を比較することで
正常・異常の判別をすることができる。
【0078】そして、比較器27は、比較器21、比較
器23、比較器25の判定結果と正常時にあらかじめ定
められた各周波数ごとの正常・異常パターンとを比較し
て最終的な判定を決定する。この判定は、対象に応じ
て、設定器28に格納しておく。例えば、一番単純な設
定基準は、各周波数が一つでも異常なら、最終判断は異
常であるという設定である。
【0079】そして、最後に、比較器27が異常と判断
すると、警報発生器(制御棒異常挿入検出手段)29
が、制御棒が異常挿入されたことを明らかにすべく、表
示装置(図示せず)に制御棒の異常挿入が発生した旨を
表示し、あるいは、プラントを監視する監視装置(図示
せず)等に制御棒の異常挿入が発生した旨を示す信号等
を出力し、一連の処理を終了する。
【0080】以上より、この実施の形態4によれば、サ
ンプリング手段から出力された時系列データに基づいて
誘導起電力の電圧波形の短時間フーリエ変換を演算し、
その短時間フーリエ変換の各周波数ごとの尖度と制御棒
が正常に挿入された状態の誘導起電力の電圧波形の短時
間フーリエ変換を演算し、その尖度と比較する比較手段
を設けたことにより、制御棒が正常に挿入されたかを区
別できるようになる。すなわち、尖度は確率密度分布関
数の広がりぐあいを示す指標であり、確率密度分布関数
は制御棒の正常挿入時には定型の分布をするが、正常に
挿入されない場合には定型の分布とは異なるため、尖度
を比較することによって上記区別を行うことができる。
【0081】さらに、制御棒挿入の正常・異常を判断す
る指標と成り得る誘導起電力の電圧波形の短時間フーリ
エ変換の周波数1,2,・・・,Sの尖度に基づいて制
御棒挿入の正常・異常を判断するように構成したので、
判断する人間に影響されず制御棒挿入の正常・異常を判
断することができ、また、人間の負荷を従来のものに比
べて小さくすることができるため、制御棒挿入の正常・
異常の判断の時間を短くすることができる。
【0082】
【発明の効果】以上のように、請求項1或いは2の本発
明によれば、サンプリング手段から出力された時系列デ
ータに基づく誘導起電力の電圧波形の短時間フーリエ変
換の周波数1,2,・・・,Sの平均値を演算し、その
平均値を制御棒挿入の正常時の平均値と比較するように
構成したので、判断する人間に影響されず制御棒挿入の
正常・異常を判断できるようになり、また、人間の負荷
を従来のものに比べて小さくすることができるため、制
御棒挿入の正常・異常の判断の時間を短くすることがで
き、さらに、平均値を採用することで、計算時間を短縮
することもできる。
【0083】請求項3或いは4の発明によれば、サンプ
リング手段から出力された時系列データに基づく誘導起
電力の電圧波形の短時間フーリエ変換の周波数1,2,
・・・,Sの分散値を演算し、その分散値を制御棒挿入
の正常時の分散値と比較するように構成したので、判断
する人間に影響されず制御棒挿入の正常・異常を判断で
きるようになり、また、人間の負荷を従来のものに比べ
て小さくすることができるため、制御棒挿入の正常・異
常の判断の時間を短くすることができ、さらに、分散値
を採用することで、ばらつきに異常が現われる現象の感
度を向上させることもできる。
【0084】請求項5或いは6の発明によれば、サンプ
リング手段から出力された時系列データに基づく誘導起
電力の電圧波形の短時間フーリエ変換の周波数1,2,
・・・,Sの歪度を演算し、その歪度を制御棒挿入の正
常時の歪度と比較するよう構成したので、判断する人間
に影響されず制御棒挿入の正常・異常を判断できるよう
になり、また、人間の負荷を従来のものに比べて小さく
することができるため、制御棒挿入の正常・異常の判断
の時間を短くすることができ、さらに、歪度を採用する
ことで、偏りに異常が現われる現象の感度を向上させる
こともできる。
【0085】請求項7或いは8の発明によれば、サンプ
リング手段から出力された時系列データに基づく誘導起
電力の電圧波形の短時間フーリエ変換の周波数1,2,
・・・,Sの尖度を演算し、その尖度を制御棒挿入の正
常時の尖度と比較するよう構成したので、判断する人間
に影響されず制御棒挿入の正常・異常を判断できるよう
になり、また、人間の負荷を従来のものに比べて小さく
することができるため、制御棒挿入の正常・異常の判断
の時間を短くすることができ、さらに、尖度を採用する
ことで、ひろがりに異常が現われる現象の感度を向上さ
せることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による制御棒挿入状
態監視装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による制御棒挿入状
態監視装置における異常処理装置の詳細構成を示す構成
図である
【図3】 この発明の実施の形態2による制御棒挿入状
態監視装置における異常処理装置の詳細構成を示す構成
図である
【図4】 この発明の実施の形態3による制御棒挿入状
態監視装置における異常処理装置の詳細構成を示す構成
図である
【図5】 この発明の実施の形態4による制御棒挿入状
態監視装置における異常処理装置の詳細構成を示す構成
図である
【図6】 従来の制御棒挿入状態監視装置を示す構成図
である。
【符号の説明】
1 制御棒駆動軸、2 制御棒位置指示装置検出器、3
制御棒位置指示装置電源供給ライン導体抵抗、4 検
出器用電源、5 接地、6 補償抵抗、7 制御棒の落
下にともなう電圧降下、8 制御棒過渡位置検出装置、
9 検出器のインダクタンス変化による電圧変化波形、
10 電圧変化波形9の波形低周波成分を取り出し誘導
起電力による電圧波形変化として表示した場合の波、1
1 A/D変換器、12、12A、12B、12C 異
常検出処理装置、13 短時間フーリエ変換演算器(第
1の演算手段)、15 周波数1の波形、16 周波数
2の波形、17 周波数jの波形、18 平均値演算器
1(第2の演算手段)、19 平均値演算器2(第2の
演算手段)、20 平均値演算器j(第2の演算手
段)、21 比較器1(第1の比較手段)、 22 設
定器1(第1の設定手段)、23 比較器2(第1の比
較手段)、24 設定器2(第1の設定手段)、25
比較器j(第1の比較手段)、26 設定器j(第1の
設定手段)、27比較器(第2の比較手段)、28 設
定器M(第2の設定手段)、29 警報発生器(警報出
力手段)、30 警報、31 分散値演算器1(第2の
演算手段)、32 分散値演算器2(第2の演算手
段)、33 分散値演算器j(第2の演算手段)、34
歪度演算器1(第2の演算手段)、35 歪度演算器
2(第2の演算手段)、36 歪度演算器j(第2の演
算手段)、37 尖度演算器1(第2の演算手段)、3
8 尖度演算器2(第2の演算手段)、39 尖度演算
器j(第2の演算手段)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御棒過渡位置を検出して、制御棒の検
    出位置を表す過渡位置信号を出力する検出手段と、 上記検出手段により出力された過渡位置信号を所定時間
    ごとにサンプリングし、複数個の時系列データを出力す
    るサンプリング手段と、 上記サンプリング手段から出力された時系列データに基
    づく過渡位置信号の短時間フーリエ変換を演算する第1
    の演算手段と、 上記短時間フーリエ変換より演算された1からMまでの
    各周波数ごとの平均値を演算する第2の演算手段と、 上記第2の演算手段により演算された1からMまでの各
    周波数ごとの平均値と上記検出手段により検出された過
    渡位置信号が正常であるときの1からMまでの各周波数
    ごとの平均値とを比較する第1の比較手段と、 上記第1の比較手段の比較結果に基づいて制御棒の挿入
    状態を出力する第2の比較手段と、 上記第2の比較手段の比較結果に基づいて警報を出力す
    る警報出力手段と、 を備えたことを特徴とする制御棒挿入状態監視装置。
  2. 【請求項2】 制御棒が正常に挿入された場合の短時間
    フーリエ変換の周波数ごとの平均値を記憶する第1の設
    定手段と、 上記第1の比較手段において制御棒が正常に挿入された
    場合の許容パターンを記憶する第2の設定手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項1記載の制御棒挿
    入状態監視装置。
  3. 【請求項3】 制御棒過渡位置を検出して、制御棒の検
    出位置を表す過渡位置信号を出力する検出手段と、 上
    記検出手段により検出された過渡位置信号を所定時間ご
    とにサンプリングし、複数個の時系列データを出力する
    サンプリング手段と、 上記サンプリング手段から出力
    された時系列データに基づく過渡位置信号の短時間フー
    リエ変換を演算する第1の演算手段と、 上記短時間フーリエ変換より演算された1からMまでの
    各周波数ごとの平均値を演算する第2の演算手段と、 上記第2の演算手段により演算された1からMまでの各
    周波数ごとの平均値と上記検出手段により出力された過
    渡位置信号が正常であるときの1からMまでの各周波数
    ごとの分散値とを比較する第1の比較手段と、 上記第1の比較手段の比較結果に基づいて制御棒の挿入
    状態を出力する第2の比較手段と、 上記第2の比較手段の比較結果に基づいて警報を出力す
    る警報出力手段と、 を備えたことを特徴とする制御棒挿入状態監視装置。
  4. 【請求項4】 制御棒が正常に挿入された場合の短時間
    フーリエ変換の周波数ごとの分散値を記憶する第1の設
    定手段と、 上記第1の比較手段において制御棒が正常に挿入された
    場合の許容パターンを記憶する第2の設定手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項3記載の制御棒挿
    入状態監視装置。
  5. 【請求項5】 制御棒過渡位置を検出して、制御棒の検
    出位置を表す過渡位置信号を出力する検出手段と、 上
    記検出手段により検出された過渡位置信号を所定時間ご
    とにサンプリングし、複数個の時系列データを出力する
    サンプリング手段と、 上記サンプリング手段から出力された時系列データに基
    づく過渡位置信号の短時間フーリエ変換を演算する第1
    の演算手段と、 上記短時間フーリエ変換より演算された1からMまでの
    各周波数ごとの平均値を演算する第2の演算手段と、 上記第2の演算手段により演算された1からMまでの各
    周波数ごとの平均値と上記検出手段により検出された位
    置信号が正常であるときの1からMまでの各周波数ごと
    の歪度とをを比較する第1比較手段と、 上記第1の比較手段の比較結果に基づいて制御棒の挿入
    状態を出力する第2の比較手段と、 上記第2の比較手段の比較結果に基づいて警報を出力す
    る警報出力手段と、 を備えたことを特徴とする制御棒挿入状態監視装置。
  6. 【請求項6】 制御棒が正常に挿入された場合の短時間
    フーリエ変換の周波数ごとの歪度を記憶する第1の設定
    手段と、 上記第1の比較手段において制御棒が正常に挿入された
    場合の許容パターンを記憶する第2の設定手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項5記載の制御棒挿
    入状態監視装置。
  7. 【請求項7】 制御棒過渡位置を検出して、制御棒の検
    出位置を表す過渡位置信号を出力する検出手段と、 上記検出手段により検出された過渡位置信号を所定時間
    ごとにサンプリングし、複数個の時系列データを出力す
    るサンプリング手段と、 上記サンプリング手段から出力された時系列データに基
    づく過渡位置信号の短時間フーリエ変換を演算する第1
    の演算手段と、 上記短時間フーリエ変換より演算された1からMまでの
    各周波数ごとの平均値を演算する第2の演算手段と、 上記第2の演算手段により演算された1からMまでの各
    周波数ごとの平均値と上記検出手段により検出された過
    渡位置信号が正常であるときの1からMまでの各周波数
    ごとの尖度とを比較する第1の比較手段と、 上記第1の比較手段の比較結果に基づいて制御棒の挿入
    状態を出力する第2の比較手段と、 上記第2の比較手段の比較結果に基づいて警報を出力す
    る警報出力手段と、 を備えたことを特徴する制御棒挿入状態監視装置。
  8. 【請求項8】 制御棒が正常に挿入された場合の短時間
    フーリエ変換の周波数ごとの尖度を記憶する第1の設定
    手段と、 上記第1の比較手段において制御棒が正常に挿入された
    場合の許容パターンを記憶する第2の設定手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項7記載の制御棒挿
    入状態監視装置。
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