JP2000027897A - ロックアップ機能付きワンウェイクラッチ - Google Patents

ロックアップ機能付きワンウェイクラッチ

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JP2000027897A
JP2000027897A JP10195421A JP19542198A JP2000027897A JP 2000027897 A JP2000027897 A JP 2000027897A JP 10195421 A JP10195421 A JP 10195421A JP 19542198 A JP19542198 A JP 19542198A JP 2000027897 A JP2000027897 A JP 2000027897A
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lock
roller
pressing member
pressing
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JP10195421A
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Masato Wake
正人 和気
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Original Assignee
NSK Warner KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D41/00Freewheels or freewheel clutches
    • F16D41/06Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface
    • F16D41/08Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface with provision for altering the freewheeling action
    • F16D41/086Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface with provision for altering the freewheeling action the intermediate members being of circular cross-section and wedging by rolling
    • F16D41/088Freewheels or freewheel clutches with intermediate wedging coupling members between an inner and an outer surface with provision for altering the freewheeling action the intermediate members being of circular cross-section and wedging by rolling the intermediate members being of only one size and wedging by a movement not having an axial component, between inner and outer races, one of which is cylindrical

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品数増加、複雑化、大型化、重量増加、コ
スト増加などの問題を解消するため、一方向のみ空転さ
せる機能と、両方向共に回転を阻止する機能とを併せ持
つロックアップ機能付きワンウェイクラッチを提供する
こと。 【解決手段】 外輪と、前記外輪と半径方向に離間さ
れ、相対回転自在に同心状に前記外輪内に配置される内
輪と、前記外輪の内周面または前記内輪の外周面に設け
られたカム面と、前記カム面に対向して前記内輪の外周
面または前記外輪の内周面に設けられた軌道面と、前記
外輪及び前記内輪間に配置されて前記外輪と前記内輪間
でトルクを伝達する複数のころ部材と、前記ころ部材を
周方向の一方向に付勢するスプリングと、前記ころ部材
に作用しロックアップ制御する制御部材と、から成り、
前記制御部材は前記内輪の外周面または前記外輪の内周
面に前記ころ部材を半径方向に押圧して摩擦係合させ
る、または解放させることにより、ワンウェイクラッチ
を両方向または一方向にロックアップさせるよう制御す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、農機、建機、
工業機械などの変速機、特に自動変速機に使用されるワ
ンウェイクラッチの改良に関する。より詳細には、ロッ
クアップ機能を備えたワンウェイクラッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動変速機に用いられるワンウェ
イクラッチは、相対回転する外輪及び内輪を有し、外輪
と内輪の間でトルクを伝達するスプラグやローラなどが
外輪または内輪の軌道面に設けたカム面に噛み合うこと
で、一方向のみに回転トルクを伝達している。また、逆
方向では空転する構成となっている。
【0003】このようなワンウェイクラッチは、どちら
の方向にも回転を伝えてはいけない場合には使えない。
この場合には、ロックアップを受け持つ多板摩擦係合装
置等の多板クラッチと組み合わせることで、必要に応じ
て回転体をある時は一方向にのみ空転し、それ以外の時
にはどちらにも回転してはならないという構成としてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、一方向のみ空転させる機能と、両方向共
に回転を阻止する機能とを2つの部材に分けて与えねば
ならず、部品数増加、複雑化、大型化、重量増加、コス
ト増加につながるという問題点があった。
【0005】従って、本発明の目的は、部品数増加、複
雑化、大型化、重量増加、コスト増加などの問題を解消
するため、一方向のみ空転させる機能と、両方向共に回
転を阻止する機能とを併せ持つロックアップ機能付きワ
ンウェイクラッチを提供することである。
【0006】
【問題点を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のロックアップ機能付きワンウェイクラッチ
は、外輪と、前記外輪と半径方向に離間され、相対回転
自在に同心状に前記外輪内に配置される内輪と、前記外
輪の内周面または前記内輪の外周面に設けられたカム面
と、前記カム面に対向して前記内輪の外周面または前記
外輪の内周面に設けられた軌道面と、前記外輪及び前記
内輪間に配置されて前記外輪と前記内輪間でトルクを伝
達する複数のころ部材と、前記ころ部材を周方向の一方
向に付勢するスプリングと、前記ころ部材と前記スプリ
ングとを周方向で所定間隔で保持する側板と、前記ころ
部材に作用しロックアップ制御する制御部材と、から成
り、前記制御部材は前記内輪の外周面または前記外輪の
内周面に前記ころ部材を半径方向に押圧して摩擦係合さ
せる、または解放させることにより、ワンウェイクラッ
チを両方向または一方向にロックアップさせるよう制御
することを特徴としている。
【0007】
【発明の実施態様】請求項1に記載の本発明によると、
通常は一方向にのみ固定するトルク伝達部材が内輪に押
圧されるとトルク伝達部材と内輪の接点に摩擦力が生
じ、スプリングの押圧力に関係なく内輪の回転方向に追
従するようになり、両方向のカムに噛み合うことによっ
てワンウェイクラッチをロックアップする。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の各実施例を詳
細に説明する。尚、以下説明する実施例は本発明を例示
として説明するものであって、本発明を限定するもので
はないことは言うまでもない。また、各図面において、
同一部分は同一符号で表わしてある。
【0009】(作動原理)実施例を説明する前に、本発
明の原理を図1を用いて説明する。従来のワンウェイク
ラッチは、トルク伝達部材であるローラが噛み合うため
のカム面を一つしか持たないが、本発明では左右対称に
カム面101及び102を配置する。ほぼ円筒形のころ
部材、すなわちローラ140はスプリング保持部材10
4により一端を保持されたスプリング103によって常
時左カム面101方向に付勢されている。
【0010】ローラ140の上部には押圧部材、すなわ
ち押圧板150が配置されている。通常は押圧板150
は上昇した位置にあり、ローラ140には触れていな
い。(または、押圧板150には外力は作用せずローラ
140に接触してもローラ140の動きを妨げない)
【0011】押圧板150が上昇位置にある時、内輪1
20が反時計方向、すなわち図1で左方向Lに回転しよ
うとするとローラ140はスプリングに押圧されて左カ
ム面101に噛み合い、内輪120を固定する。反対に
(時計方向)、すなわち右方向Rに回転する場合は内輪
120は空転自由である。
【0012】次に、押圧板150を押し下げると、ロー
ラ140は内輪120に押圧され、両者との接点に摩擦
力が発生する。この摩擦力は内輪120の回転に従い、
ローラ140を連れ回す。内輪120が左方向Lに回転
するとき、ローラ140は左カム面101と噛み合う。
右方向Rに回転すると、ローラ140との摩擦力はバネ
の付勢力に抗してローラ140を右方向に移動させ、最
終的には右カム面102に噛み合う。よって、押圧板1
50を作動させると内輪120は両方向または、いずれ
か一方向にロックアップ(固定)されることになる。
【0013】(第1実施例)図2は、本発明の第1実施
例を示すロックアップ機能付きワンウェイクラッチ1
(以下、説明の便宜上単に「ワンウェイクラッチ」とす
る)の分解斜視図である。ワンウェイクラッチ1は、内
輪2と内輪2の半径方向外側に同軸に配置され、相対回
転自在な外輪3とを有する。尚、本実施例も含めて以下
説明する各実施例において、外輪は固定となっている。
内輪のみ回転する構成である。
【0014】外輪3と内輪2との間には、環状の側板7
が介装されており、側板7には不図示の油圧回路から供
給される油圧を導入する油圧導入口11が開口してい
る。また、外輪3の内周面には環状の油路12が軸方向
の両側に設けられている。
【0015】油路12に導入された油圧は、周方向の所
定位置で環状の隔壁15に複数設けた、半径方向に貫通
する貫通孔14を介して伝達され、後述の押圧部材9を
押圧する。
【0016】図2から分かるように、押圧部材9は、こ
ろ部材であるローラ4の軸方向両端を押圧するように、
軸方向で2つ並列して設けられている。
【0017】図3は、図2のワンウェイクラッチ1の軸
方向部分断面図である。図3に示すように、油路12の
さらに半径方向内側の外輪3の内周面には、カム部8が
設けられており、向きが異なるが、ほぼ同一の傾斜を有
するカム面8aとカム面8bとが対向して設けられてい
る。一対のカム面8aと8bとは、外輪3の円周方向に
等間隔で複数設けられている。
【0018】カム部8と内輪2の外周面との間には、カ
ム面8a及び8bからなる一対のカム面に対応してロー
ラ4が挿入されている。ローラ4は、ほぼ円筒形の形状
を有し、周方向に転動自在であり、周方向に複数設けら
れている。ローラ4は、側板7により軸方向に脱落しな
いように保持されている。
【0019】ローラ4は、それぞれアコーディオンスプ
リング等のスプリング5により一方向、すなわちカム面
8a方向に付勢されている。スプリング5はその一端で
ケージから一体に突出した固定プレート6により固定さ
れている。
【0020】ローラ4と隔壁15との間には、所定の弾
性を有する帯状のバネ部材からなる押圧部材9が配置さ
れている。ワンウェイクラッチ1のロックアップ機構を
構成する押圧板としての押圧部材9は、1つのローラ4
をまたぐようにして配置される。従って、ローラ4の個
数に応じて周方向に複数の押圧部材9が設けられる。
【0021】押圧部材9の内面、すなわちローラ4に接
触する面には、摩擦力を得やすくするため摩擦材10が
接着剤などにより貼着してある。しかし、十分な摩擦力
が得られるならば摩擦材はなくてもよい。押圧部材9の
周方向の両端部9aは、外側に折り曲げられた形状をし
ており、この端部9aが側板7から一体に突出した保持
突起13に互いに重なり合わないように支持されてい
る。保持突起13は、中央に上方に湾曲した湾曲部13
aを有している。押圧部材9の端部9aはこの湾曲部1
3aにより隣接する押圧部材9の端部9aと接触するこ
とを防止されている。この結果、ロックアップのための
制御部材である、押圧部材9が下方に変位したときに、
押圧部材9の周方向の両端が保持突起13に保持される
ので押圧部材9の過大な変形が防止できる。
【0022】このような構成のワンウェイクラッチ1に
おいては、押圧部材9は次のように作動する。先ず、油
圧導入口11からの油圧Fは、油路12及び貫通孔14
を経由して押圧部材9の背面に伝達され、押圧部材9を
撓ませ内輪2の方へと押し下げる。このとき、保持突起
13が押圧部材9が撓むときの支点となっている。この
結果、押圧部材9は摩擦材10を介してローラ4を内輪
2の外周面に押圧する。この状態を図3では実線で表し
てある。内輪2の回転方向に応じて、ローラ4がカム面
8aまたはカム面8bに噛み合い、その状態でワンウェ
イクラッチがロックアップされる。
【0023】一方、押圧部材9の作動を止めてロックア
ップを解除するには、油圧を解除するだけでよい。油圧
を解除すると、押圧部材9は、自らの弾性力で元の位置
まで上昇する。この状態の押圧部材9を示すのが図3の
破線である。すなわち、油圧がかかっている状態では、
油圧の大きさが押圧部材9の弾性力より大きくなってい
る。
【0024】図3で示したように、ローラ4はカム面8
aとカム面8bとの間で、すなわち、2つのロック位置
間の距離Dだけ移動可能である。ワンウェイクラッチ1
の実際の作動時には、すべてのローラ4がほぼ同時に押
圧部材9により押圧される。但し、油路を複数独立した
ユニットとして設け、一部のローラ4だけ押圧するよう
に構成することもできる。
【0025】ここで、図4を用いて油圧と押圧部材9と
の関係を説明する。図4は、第1実施例のワンウェイク
ラッチ1の軸方向断面図である。
【0026】図4において、ワンウェイクラッチ1の軸
方向の両側には、外輪3の油路12を液密に保つため環
状の側板7が嵌合している。側板7は、それぞれ外輪3
の内周面と内輪2の外周面と摺擦し、半径方向の両端部
に軸方向内側に延在する環状のフランジ7aを有するの
で、側板7はエンドベアリングの機能を有し、外輪3と
内輪2との同心性を維持することができる。尚、側板7
の上部のフランジ7aは油路12内に嵌合している。
【0027】軸方向の両端に設けた2つの側板7に開口
した油導入口11には、不図示の油圧回路に接続された
油管18が接している。油管18と油導入口11から油
圧室である油路12に侵入した油は、貫通孔14を介し
て押圧部材9を背面から押圧して押し下げる。外輪3の
段部3aと側板7と押圧部材9とで画成され、押圧部材
9が動くのに必要な極僅かの隙間を残して圧力を保持す
る構成となっている。油管18と油導入口11との間に
はオイルシールが施され、境界部を封止している。押圧
部材9と摩擦材10とは、ローラ4の表面と外輪3の段
部3aとの間で変位自在である。
【0028】尚、図4は、油圧のかかっていない状態で
示している。
【0029】以上の説明では、外輪3の軸方向両側の溝
に押圧板としての押圧部材9を配置したが、ローラ4が
斜めにならない限り(ローラ径が幅に対して大きい場合
など)は片側のみに配置するようにしてもよい。また、
図4の油路構成は、後述の各実施例にも適用できること
は言うまでもない。
【0030】(油路構成の他例)図5は、図4と同様の
断面図である。基本的な構成は図4の場合と同様である
が、ここでは貫通孔14が設けられていない。従って、
側板7の油圧導入口11から導入された油は、油路12
に入り、押圧部材9にローラ4を押圧するために必要な
油圧を与える。図5によれば、油路が減少するため構成
が単純になる。
【0031】図6は、図4と同様の断面図である。ここ
では外輪3の油路の構成が異なる。
【0032】図6において、ワンウェイクラッチ40の
軸方向の両側には、外輪3の油路12を液密に保つため
環状の側板7が嵌合している。図4と同様に、側板7は
エンドベアリングの機能を有し(図2の7a)、ローラ
4を軸方向に抜けないように保持すると共に、外輪3と
内輪2との同心性を維持している。
【0033】軸方向の両側で外輪3に設けられた2つの
油路12は、連通路15によって連通されている。従っ
て、油管18及び油導入口11は、軸方向の一方の側板
7に設けるだけでよい。
【0034】側板7に開口した油導入口11から油圧室
である油路12に侵入した油は、反対側の油路12にも
入り、貫通孔14を介して、押圧部材9に所定の油圧を
与える。
【0035】図6は、油圧のかかっていない状態で示し
ている。尚、上述のように図6の例では軸方向両端に設
けられた2つの油路12は、外輪内を軸方向に貫通する
連通路15により互いに連通している。連通路15は外
輪3の周方向に少なくとも1つ以上設ける。この連通路
15により油路12の油圧が均一化し、押圧部材9に対
してほぼ均一な油圧力を与えることができる。図6の油
路構成例によれば、油導入口11及び油管18を片側だ
けに設ければよいので、構成が簡単になる。
【0036】図7は、図5と同様の断面図である。図4
−図6の例とは外輪3の油路の構成が異なると同時に、
押圧部材39の構成が異なる。図7のワンウェイクラッ
チ50においても、側板7はエンドベアリングとして機
能している。
【0037】尚、図7の例では図6の場合と同様に、軸
方向両端に設けられた2つの油路12は、外輪内を軸方
向に貫通する連通路15により互いに連通している。連
通路15は外輪3の周方向に少なくとも1つ以上設け
る。連通路15により油路12の油圧が均一化し、押圧
部材39に対してほぼ均一な油圧力を与えることができ
る。
【0038】尚、図7の例では上記各例と異なり、押圧
部材39は、軸方向に2つ独立して設けられるのではな
く、図18に示すように、2つの押圧部39bを連結部
39aにより連結し一体化して構成されている。図7の
油路構成例によれば、図6の例と同様に油導入口11及
び油管18を片側だけに設ければよいので、構成が簡単
になる。また、押圧部材39に対する押圧力が、一体化
された押圧部材39に均一に作用する。特に、連結部3
9aを介して油圧力が分配されるため、押圧部39bに
よるローラ4への押圧力が均等になり、かつ同期性が得
られる。
【0039】尚、図4−図7中の矢印は油導入口から導
入された油の流れを示している。
【0040】(第2実施例)図8は、本発明の第2実施
例を示すワンウェイクラッチ20の半径方向部分断面図
である。基本的な構成及び作動は第1実施例の場合と同
じであるので、その部分については説明を略す。
【0041】第2実施例では、第1実施例と異なり、一
つの長尺の押圧部材19が3個のローラ4に対して押圧
力を与えるように構成されている。第2実施例の場合、
周方向に複数個の押圧部材19が円周等分に設けられて
いる。
【0042】押圧部材19の周方向の両端19aは、第
1実施例と同様に外側に折り曲げられた端部19aを有
し、この端部19aは、保持突起13により支持されて
いる。第2実施例によれば、部材の点数が減少し、装置
が簡略化する。
【0043】(第3実施例)図9は、本発明の第3実施
例を示すワンウェイクラッチ60の半径方向部分断面図
である。基本的な作動は第1実施例の場合と同じである
ので、その部分については説明を略す。
【0044】第3実施例では、押圧部材として板状部材
でなく、押圧ピースを用いている。第1及び第2実施例
と同様に油圧用の油路が1つである。また、ひとつのロ
ーラ4に対して1個の押圧ピースが配置されている。
【0045】外輪3のカム部8には半径方向に貫通する
貫通孔54が円周方向等分に複数設けられており、この
貫通孔54には、押圧ピース55が嵌合している。図1
0に示すように、押圧ピース55は下面に摩擦材10を
貼着した底部55cを有するほぼ矩形の本体55bを有
する。
【0046】貫通孔54と同数設けられる複数の押圧ピ
ース55それぞれの本体55bは、その上部からそれぞ
れ反対方向かつ下方に傾斜して突出する一対のアーム部
55aを有する。アーム部55aの下方で本体55bの
側面には凹部55dが設けられている。押圧ピース55
は、所定の弾性力を有する材料、例えば樹脂などで作ら
れる。
【0047】第3実施例において、外輪3の油圧導入口
11から油圧をかけると、油圧は油路12を通り、押圧
ピース55を押圧して、摩擦材10を介してローラ4と
当接させ、ワンウェイクラッチ60をロックアップさせ
る。尚、図9は非ロックアップ状態の押圧ピース55を
示している。
【0048】ロックアップを解除するため油圧が解放さ
れると、押圧ピース55は、主にアーム部55aの弾性
力またはバネ力によって元の位置に復帰する。押圧ピー
ス55の上部には、一体もしくは別体でストッパー部材
56が摩擦材10に対向する位置に設けられている。ス
トッパー部材56により押圧ピース55は、外輪3の油
路12の上壁とアーム部55aを保持しているカム部8
との間で上昇位置に保持されている。
【0049】(第4実施例)図11は、本発明の第4実
施例を示すワンウェイクラッチ70の半径方向断面図で
ある。
【0050】第4実施例では、第3実施例と異なり、一
つの長尺の押圧ピース63が複数のローラにまたがる例
として、例えば3個のローラ4に対して押圧力を与える
ように構成されている。
【0051】押圧ピース63の周方向の両端にはアーム
63aが設けられており、油圧により作動すると、カム
部8に設けた貫通孔64周りのカム部8に支持される。
第4実施例によれば、部材の点数が減少し、装置が簡略
化する。押圧ピース63の上部には、一体もしくは別体
でストッパー部材56が摩擦材10と対向する位置に設
けられている。ストッパー部材56により押圧ピース6
3は、外輪3の油路12の上壁とアーム部63aを保持
しているカム部8との間で上昇位置に保持されている。
【0052】(第5実施例)図12は、本発明の第5実
施例を示すワンウェイクラッチ80の半径方向部分断面
図である。基本的な作動は第1実施例の場合と同じであ
るので、その部分については説明を略す。
【0053】第5実施例では、第4実施例と同様に押圧
部材として板状部材でなく、ブロック状の押圧ピース6
5を用いている。一つのローラ4に対して1個の押圧ピ
ース65が配置されている。
【0054】外輪3のカム部8には半径方向に貫通する
貫通孔64が円周方向等分に複数設けられており、この
貫通孔64には、押圧ピース65が嵌合している。押圧
ピース65の下面には摩擦材10が貼着されている。
【0055】貫通孔64と同数設けられる複数の押圧ピ
ース65はそれぞれ、軸方向に貫通した矩形の窓部66
を備えている。窓部66には、スプリング67が嵌合し
ている。窓部66には更に側板73に一体に設けられ、
軸方向に突出する突起68が嵌合している。突起68と
窓部66の内面との間にスプリング67が嵌装されてい
る。図12のAは、押圧ピース65が側板73の突起6
8保持されている状態を示す部分断面である。
【0056】以上の構成の第5実施例では、油圧がかか
っていない状態では押圧ピース65は図12に示す位置
にある。このとき、窓部66内でスプリング67が突起
68との間で付勢力を作用させているので、突起67突
出部68により押圧ピース65は外側(半径方向上方)
へ付勢されている。従って、押圧ピース65はローラ4
を押圧しない位置に保持されている。
【0057】油圧導入口11(不図示)、油路12に油
圧が作用すると、油圧力により、押圧ピース65は、ス
プリング67の付勢力に抗して下方に移動する。従っ
て、押圧ピストン65の下面がローラ4の外周に当接
し、ローラ4を内輪2の内周面に押しつける。
【0058】油圧が解除されると、前述のように押圧ピ
ース65は、スプリング67の付勢力により上方に移動
して、ローラ4の周面から離れる。
【0059】(第6実施例)図13は、本発明の第6実
施例を示すワンウェイクラッチ90の半径方向部分断面
図である。基本的な作動は第1実施例の場合と同じであ
るので、その部分については説明を略す。図14は本実
施例に用いられる押圧ピース91の斜視図である。
【0060】第6実施例では、押圧部材として板状部材
でなく、押圧ピース91を用いている。ひとつのローラ
4に対して1個の押圧ピース91が配置されている。
【0061】外輪3のカム部8には半径方向に貫通する
貫通孔94が円周方向等分に複数設けられており、この
貫通孔94には、押圧ピース91が嵌合している。押圧
ピース91は、図14に示すように、所定の間隔をあけ
て配置された2つの押圧部材92とそれぞれ押圧部92
の端部どうしを連結するブリッジ部93とから一体的に
成型されており、押圧部92の下面には摩擦材10が貼
着されている。尚、押圧部92とブリッジ部93とは別
体に構成することもできる。
【0062】本実施例の押圧ピース91は、他の実施例
と異なりバネなどの弾性部材を必要としない。これは、
油圧が解除されると、ブリッジ部93の上面が外輪3の
カム面に当接し、油圧がかかるとローラ4に当接しそれ
以上移動しないからである。油圧がかかっていない時
は、押圧ピース91がフリーの状態にあればよい。
【0063】第6実施例において、外輪3の油圧導入口
11から油圧をかけると、油は油路12を通り、押圧ピ
ース91を押圧して、摩擦材10を介してローラ4と当
接させ、ワンウェイクラッチ90をロックアップさせ
る。尚、図13は非ロックアップ状態の押圧ピース91
を示している。
【0064】ロックアップを解除するため油圧が解放さ
れると、押圧ピース91は、自由状態になり、ローラ4
に対する押圧を解除する。
【0065】(第7実施例)図15は、本発明の第7実
施例を示すワンウェイクラッチ100の半径方向断面図
である。基本的な作動は他の実施例の場合と同じである
ので、その部分については説明を略す。また、図16は
本実施例に用いられる押圧部材の斜視図である。
【0066】第8実施例では、押圧部材として長尺の板
状部材を用いている。図16は、この押圧部材109の
詳細を示す部分斜視図である。押圧部材109は、長尺
のベルト状材料から作られ、外側及び内側に屈曲した屈
曲部109a、屈曲部109aから連続する上部平坦部
109c、隣接する屈曲部109aを介して上部平坦部
109cと接続された下部平坦部109bとからなって
いる。屈曲部109a、上部平坦部109c及び下部平
坦部109bとを1単位として、複数個並べて環状の押
圧部材109が構成される。屈曲部109a、平坦部1
09b及び109cの個数については任意に設定できる
ことは言うまでもない。
【0067】上述の構成の押圧部材109は、下面に摩
擦材10が貼着された下部平坦部109bがローラ4に
対向し、上部平坦部109cが、外輪3のカム部に設け
た保持部108に、保持された状態で、ワンウェイクラ
ッチ100に組み付けられる。このとき、上部平坦部1
09cに隣接する屈曲部109aの側面109dが保持
部108の両端を挟むので、押圧部材109は、保持部
108に確実に保持される。
【0068】第7実施例において、外輪3の油圧導入口
11から油圧をかけると、油は油路12を通り、押圧部
材109の下部平坦部109bを押圧して、摩擦材10
を介してローラ4と当接させ、ワンウェイクラッチ10
0をロックアップさせる。尚、図15は非ロックアップ
状態の押圧ピース109を示している。
【0069】ロックアップを解除するため油圧が解放さ
れると、押圧ピース109は、屈曲部109aの弾性に
より初期位置に復帰し、ローラ4に対する押圧を解除す
る。
【0070】(第8実施例)図17は、本発明の第8実
施例を示すワンウェイクラッチ110の軸方向断面図で
ある。
【0071】第8実施例では、ローラ4を押圧するのは
内輪2を一周する環状のバンド111であり、このバン
ド111が押圧部材としてロックアップ機構を構成して
いる。
【0072】バンド111は、一端がアンカー側の固定
部115に支持されたアンカータブ114と、アプライ
側の油圧ユニット112に接続され、油圧を受けるアプ
ライタブ113とを有する。固定部115に固定された
油圧ユニット112の油圧が作動するとピストン116
を介してアプライタブ113がアンカータブ114に押
しつけられ、バンド111はローラ4を内輪2の外周面
に押圧して、ワンウェイクラッチ110をロックアップ
させる。バンド111の内周面には、必要な摩擦力を得
るため摩擦材が接着剤などで貼着されている。
【0073】以上説明した、各実施例において、押圧部
材がローラ4を押圧し、ローラ4がカム面と内輪の外周
面との間で押圧され、ワンウェイクラッチがロックアッ
プされる。従って、内輪がどちらの方向に回転している
場合でもロックアップすることができる。
【0074】また、本発明の各実施例では、外輪を固定
し、内輪を回転させる構成としたが、これと反対に内輪
を固定して、外輪を回転側とすることもできる。また、
両方が回転していても良い。
【0075】また、すべての実施例に共通して言えるこ
とであるが、押圧部材または押圧ピースは、ローラに対
して軸方向の少なくとも片側に設けられていればよい。
但し、ローラが斜めになることを防ぐ意味でも軸方向の
両側に設けることが好ましい。
【0076】上述の説明中で用いた油路、側板、押圧部
材、押圧ピース等の形状は、任意に組み合わせ可能であ
り、前記各実施例に記載の形態に限定されるものではな
いことは言うまでもない。
【0077】
【発明の効果】本発明のロックアップ機能付きワンウェ
イクラッチによれば、以下のような効果が得られる。
【0078】ワンウェイクラッチの回転方向にかかわら
ずロックアップできる機能を備えているので、一方向ク
ラッチとロックアップクラッチとしての機能を併せ持た
せることができ、装置の簡素化、部品数削減、小型化、
軽量化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図。
【図2】本発明の第1実施例を示すワンウェイクラッチ
の分解斜視図。
【図3】本発明の第1実施例を示すワンウェイクラッチ
の半径方向部分断面図。
【図4】本発明の各実施例の油路構成の一例を示す軸方
向断面図。
【図5】本発明の各実施例の油路構成の他例を示す軸方
向断面図。
【図6】本発明の各実施例の油路構成の他例を示す軸方
向断面図。
【図7】本発明の各実施例の油路構成の他例を示す軸方
向断面図。
【図8】本発明の第2実施例を示すワンウェイクラッチ
の半径方向部分断面図。
【図9】本発明の第3実施例を示すワンウェイクラッチ
の半径方向断面図。
【図10】第3実施例に用いられる押圧ピースの斜視
図。
【図11】本発明の第4実施例を示すワンウェイクラッ
チの半径方向断面図。
【図12】本発明の第5実施例を示すワンウェイクラッ
チの半径方向断面図。
【図13】本発明の第6実施例を示すワンウェイクラッ
チの半径方向断面図。
【図14】第6実施例に用いられる押圧ピースの斜視
図。
【図15】本発明の第7実施例を示すワンウェイクラッ
チの半径方向断面図。
【図16】第7実施例に用いられる押圧部材の斜視図。
【図17】本発明の第8実施例を示すワンウェイクラッ
チの半径方向断面図。
【図18】図7の押圧部材の詳細を示す斜視図。
【符号の説明】
1、20、30、40、50、 60、70、80、90、100、110...ワンウ
ェイクラッチ 9、19、39、109...押圧部材 55、63、65、91...押圧ピース 3...外輪 2...内輪 4...ローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外輪と、 前記外輪と半径方向に離間され、相対回転自在に同心状
    に前記外輪内に配置される内輪と、 前記外輪の内周面または前記内輪の外周面に設けられた
    カム面と、 前記カム面に対向して前記内輪の外周面または前記外輪
    の内周面に設けられた軌道面と、 前記外輪及び前記内輪間に配置されて前記外輪と前記内
    輪間でトルクを伝達する複数のころ部材と、 前記ころ部材を周方向の一方向に付勢するスプリング
    と、 前記ころ部材と前記スプリングとを周方向で所定間隔で
    保持する側板と、 前記ころ部材に作用しロックアップ制御する制御部材
    と、 から成り、前記制御部材は前記内輪の外周面または前記
    外輪の内周面に前記ころ部材を半径方向に押圧して摩擦
    係合させる、または解放させることにより、ワンウェイ
    クラッチを両方向または一方向にロックアップさせるよ
    う制御することを特徴とするロックアップ機能付きワン
    ウェイクラッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のロックアップ機能付き
    ワンウェイクラッチにおいて、前記カム面は、周方向に
    凹凸のあるほぼ山形の形状を有することを特徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のロックアップ機能付き
    ワンウェイクラッチにおいて、前記制御部材は、油圧に
    より動作することを特徴とする。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のロックアップ機能付き
    ワンウェイクラッチにおいて、前記制御部材は、機械的
    に動作することを特徴とする。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のロックアップ機能付き
    ワンウェイクラッチにおいて、前記制御部材は、スプリ
    ングまたは樹脂などの弾性部材からなることを特徴とす
    る。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のロックアップ機能付き
    ワンウェイクラッチにおいて、前記制御部材の、前記こ
    ろ部材との摩擦係合面には摩擦材が貼られていることを
    特徴とする。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載のロックアップ機能付き
    ワンウェイクラッチにおいて、前記制御部材は、板状の
    部材であることを特徴とする。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のロックアップ機能付き
    ワンウェイクラッチにおいて、前記制御部材は、帯状の
    部材であることを特徴とする。
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