JP2000026747A - カチオンスルホン酸染料、及びポリマ―材料の染色又はプリント法 - Google Patents

カチオンスルホン酸染料、及びポリマ―材料の染色又はプリント法

Info

Publication number
JP2000026747A
JP2000026747A JP11103269A JP10326999A JP2000026747A JP 2000026747 A JP2000026747 A JP 2000026747A JP 11103269 A JP11103269 A JP 11103269A JP 10326999 A JP10326999 A JP 10326999A JP 2000026747 A JP2000026747 A JP 2000026747A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substituted
alkyl
hydroxy
hydrogen
oxy
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11103269A
Other languages
English (en)
Inventor
Gunter-Rudolf Dr Schroeder
シュレーダー グンター−ルドルフ
Udo Maier
マイヤー ウド
Rainer Tresch
トレシュ ライナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JP2000026747A publication Critical patent/JP2000026747A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B44/00Azo dyes containing onium groups
    • C09B44/02Azo dyes containing onium groups containing ammonium groups not directly attached to an azo group
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S8/00Bleaching and dyeing; fluid treatment and chemical modification of textiles and fibers
    • Y10S8/916Natural fiber dyeing
    • Y10S8/919Paper

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Coloring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 新規カチオンスルホン酸染料の提供。 【解決手段】 一般式I、例えば式11 の新規カチオンスルホン酸染料。 【効果】 ポリマー材料、特に紙を染色又はプリントす
るために優れている新規染料が得られた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般式I
【0002】
【化4】
【0003】[式中、A1及びA2は相互に独立して、オ
キシ、カルボニル、カルボニルオキシ、カルボニルイミ
ノ、イミノカルボニル、カルボニル−(C1〜C4)−ア
ルキルイミノ又は(C1〜C4)−アルキルイミノカルボ
ニルを表わし、B1及びB2は相互に独立して、C1〜C6
−アルキレンを表わし、該基は1又は2個の非隣接オキ
シ、イミノ及び非置換又はヒドロキシ置換又はメトキシ
置換(C 1〜C4)−アルキルイミノ基により中断されて
いてよく、R1は水素であるか、又は非置換又はヒドロ
キシ、メトキシ、クロロ又はフェニルにより置換されて
いるC1〜C4−アルキルを表わし、R2は水素又はC1
4−アルキルを表わすか、又はR1及びR2はこれらが
結合する窒素と共に、更なるヘテロ原子として窒素又は
酸素を有すか又は有さずに、5−又は6−員の飽和複素
環基を表わし、R3及びR4は相互に独立して、水素又は
非置換又はヒドロキシ、ハロゲン又はメトキシにより置
換されているC1〜C4−アルキルを表わすか、又はハロ
ゲン、ニトロ又はC1〜C4−アルコキシを表わし、
1、Q2、Q3、Q4、Q5及びQ6は相互に独立して、水
素を表わすか、又は1から4個の非隣接オキシ、イミノ
及び非置換又はヒドロキシ置換又はメトキシ置換C1
4−アルキルイミノ基により中断されていてよく、か
つヒドロキシ、ハロゲン又はフェニルで置換されていて
よいC1〜C10−アルキル基を表わすか、又はQ1及びQ
2、及びQ4及びQ5はそれぞれこれらが結合する窒素原
子と共に、更なるヘテロ原子として窒素又は酸素を有す
か又は有さずに、5−又は6−員の複素環基を表わし、
かつAn(-)はアニオンの等価である]のカチオンスル
ホン酸染料及びポリマー材料の染色又はプリントのため
のこれらの使用に関する。
【0004】
【従来の技術】EP−A−159549はα−ナフトー
ル及びアミノ安息香酸アンモニウムアルキルエステルか
ら形成されたモノアゾ染料を教示している。
【0005】EP−A−162409は、更にジアゾ成
分としてアミノ安息香酸アンモニウムアルキルエステル
及びカップリング成分としてレソルシノールを有するビ
スアゾ染料を開示している。
【0006】US−A−4206144はカップリング
成分としてアミノヒドロキシナフタレンスルホン酸及び
ジアゾ成分としてN,N−ジメチル−N−(3−アミノ
メトキシベンジル)−N−3−アミノプロピルアンモニ
ウムクロリドを有するビスアゾ染料を記載している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は新規カ
チオンスルホン酸染料を提供することである。新規染料
はポリマー材料、特に紙を染色又はプリントするために
優れているべきであり、かつこれらの染料で得られた染
色は良好な使用特性を有すべきである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題は冒頭で詳説し
た式Iの染料で達せられる。
【0009】前記式中で示される全てのアルキル基又は
アルキレン基は直鎖又は分枝鎖であってよい。
【0010】基R1及びR2、Q1及びQ2又はQ4及びQ5
がこれらが結合する窒素原子と共に、更なるヘテロ原子
として窒素又は酸素を有すか又は有さずに、5−又は6
−員の飽和複素環基を表わす場合、ピロリジニル、ピペ
リジニル、モルホリニル又はピペラジニルのような基が
好適であり、これらの環は窒素原子でメチル、エチル、
n−及びイソ−プロピル、n−、イソ−又はsec−ブ
チル、2−ヒドロキシエチル、2−又は3−ヒドロキシ
プロピルで置換されていてよい。
【0011】Q1及びQ2、又はQ4及びQ5がこれらが結
合する窒素原子と共に、更なるヘテロ原子として窒素又
は酸素を有すか又は有さずに、5−又は6−員の不飽和
複素環基を表わす場合、ピロリル、ピラゾリル、オキサ
ゾリル又はイミダゾリルのような芳香族基が好適であ
り、これらは2位及び/又は4位でメチル、エチル、プ
ロピル又はブチルで置換されていてよく、又はN−3−
(C1〜C4)−アルキルイミダゾールが好適であり、こ
れは2位及び/又は4位でメチル、エチル、プロピル又
はブチルで置換されていてよく、又はピリジニオ、2−
メチルピリジニオ又は4−メチルピリジニオが好適であ
る。
【0012】基A1及びA2がカルボニルオキシ又はその
アミノ誘導体である場合、このカルボニル基はフェニル
環に結合しており;言い換えるとこの構造は安息香酸の
誘導体である。
【0013】ハロゲンはフッ素、塩素又は臭素である。
【0014】置換されたアルキル基が前記式中に存在す
る場合、これらは一般にモノ又はジ置換である。
【0015】基R1、R2、R3、R4、Q1、Q2、Q3
4、Q5及びQ6は例えばメチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル又
はt−ブチルである。
【0016】基Q1、Q2、Q3、Q4、Q5及びQ6は更
に、例えばペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、t
−ペンチル、ヘキシル、2−メチルペンチル、ヘプチ
ル、オクチル、2−エチルヘキシル、イソオクチル、ノ
ニル、イソノニル又はデシルである(前記名称、イソオ
クチル、イソノニル及びイソデシルはオキソ合成により
得られたアルコールから誘導された慣用名である−例え
ばこの点に関してはUllmanns Encyklopaedie der techn
ischen Chemie,4th Edition,Volume7,p215-217及びVolu
me11,p435-436参照)。
【0017】基R1、R3、R4、Q1、Q2、Q3、Q4
5及びQ6は更に、例えば、2−ヒドロキシエチル、2
−又は3−ヒドロキシプロピル、2−又は4−ヒドロキ
シブチル、2−メトキシエチル、2−又は3−メトキシ
プロピル、2−又は4−メトキシブチル、2−クロロエ
チル、2−又は3−クロロプロピル又は2−又は4−ク
ロロブチルである。基R1、Q1、Q2、Q3、Q4、Q5
びQ6は更に、例えばベンジル又は1−又は2−フェニ
ルエチルである。
【0018】基R3及びR4は更に、例えばメトキシ、エ
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソ
ブトキシ又はt−ブトキシである。
【0019】基Q1、Q2、Q3、Q4、Q5及びQ6は更
に、例えば、2−メトキシエチル、2−エトキシエチ
ル、2−プロポキシエチル、2−イソプロポキシエチ
ル、2−ブトキシエチル、2−又は3−メトキシプロピ
ル、2−又は3−エトキシプロピル、2−又は3−プロ
ポキシプロピル、2−又は3−ブトキシプロピル、2−
又は4−メトキシブチル、2−又は4−エトキシブチ
ル、2−又は4−プロポキシブチル、3,6−ジオキサ
ヘプチル、3,6−ジオキサオクチル、4,8−ジオキサ
ノニル、3,7−ジオキサオクチル、3,7−ジオキサノ
ニル、4,7−ジオキサオクチル、4,7−ジオキサノニ
ル、2−又は4−ブトキシブチル、4,8−ジオキサデ
シル、3,6,9−トリオキサデシル、3,6,9−トリオ
キサウンデシル、3,6,9−トリオキサドデシル、3,
6,9,12−テトラオキサトリデシル、3,6,9,12
−テトラオキサテトラデシル、4−ヒドロキシ−2−メ
チル−3−アザブチル、4−ヒドロキシ−3−ヒドロキ
シメチル−2−メチル−3−アザブチル、5−ヒドロキ
シ−2−メチル−3−アザペンチル、5−ヒドロキシ−
3−(2−ヒドロキシエチル)−2−メチル−3−アザ
ペンチル、8−ヒドロキシ−2−メチル−3−アザ−6
−オキサオクチル、11−ヒドロキシ−2−メチル−ア
ザ−6,9−ジオキサウンデシル、8−ヒドロキシ−3
−(5−ヒドロキシ−3−オキサペンチル)−2−メチ
ル−3−アザ−6−オキサオクチル又は11−ヒドロキ
シ−3−(8−ヒドロキシ−3,6−ジオキサオクチ
ル)−2−メチル−3−アザ−6,9−ジオキサウンデ
シル、N,N−ジメチルアミノエチル、N,N−ジエチ
ルアミノエチル、N,N−ジプロピルアミノエチル、
N,N−ジブチルアミノエチル、3−(N,N−ジメチ
ルアミノ)−プロピル、3−(N,N−ジエチルアミ
ノ)−プロピル、3−(N,N−ジプロピルアミノ)−
プロピル又は3−(N,N−ジブチルアミノ)−プロピ
ルである。
【0020】基A1及びA2は、例えばカルボニル−N−
メチルイミノ、カルボニル−N−エチルイミノ、カルボ
ニル−N−プロピルイミノ及びカルボニル−N−ブチル
イミノである。
【0021】基B1及びB2は、例えばメチレン、エチレ
ン、1,2−又は1,3−プロピレン、1,2−、2,3−
又は1,4−ブチレン、(CH22O(CH22、(C
2 3O(CH22、(CH23O(CH23、(CH
22O(CH22O(CH2 2、(CH22NH(CH
22、(CH23NH(CH22、(CH23NH(C
23、(CH22NH(CH22NH(CH22
【0022】
【化5】
【0023】である。
【0024】アニオンの等量An(-)は、例えば次のア
ニオン:フルオリド、クロリド、ブロミド、ヨージド、
ホルメート、アセテート、プロピオネート、モノ−、ジ
−、トリクロロアセテート、ラクテート、メトキシアセ
テート、シトレート、スクシネート、メタンスルホネー
ト、ベンゼンスルホネート、2−又は4−メチルベンゼ
ンスルホネート又はナフタレンスルホネートから誘導さ
れる。
【0025】式中のA1及びA2が相互に独立してオキシ
であり、かつ特にカルボニル、カルボニルオキシ又はカ
ルボニルイミノである一般式Iのカチオンスルホン酸染
料が有利である。
【0026】同様に、B1及びB2が相互に独立して、オ
キシ又はメチルイミノにより中断されていてよいC2
6−アルキレン基である染料が有利である。オキシ又
はメチルイミノにより中断されていてよい、C2〜C4
アルキレンが特に有利である。
【0027】式中、R1及びR2が水素である一般式Iの
染料が同様に有利である。
【0028】式中Q1及びQ4が水素である一般式Iの染
料も有利である。式中、Q1、Q2、Q3、Q4、Q5及び
6が相互に独立して、水素又はC1〜C4−アルキルで
ある染料が、同様に有利である。式中Q1及びQ4が水素
であり、かつQ2、Q3、Q5及びQ6が相互に独立してC
1〜C4−アルキルである染料が特に有利である。
【0029】更に、ジアゾ成分が二重に結合している染
料、言い換えると一般式II
【0030】
【化6】
【0031】[A1、B1、R1、R2、R3、Q1、Q2
3及びAn(-)が前記のものを表わす]の染料が有利で
ある。
【0032】更に、カップリング成分として、1−ヒド
ロキシ−8−アミノナフタレン−5−スルホン酸、1−
ヒドロキシ−7−アミノナフタレン−3−スルホン酸、
1−ヒドロキシ−5−アミノナフタレン−3−スルホン
酸、かつ特に有利に1−ヒドロキシ−6−アミノナフタ
レン−3−スルホン酸及び1−ヒドロキシ−6−メチル
アミノナフタレン−3−スルホン酸をベースとする式I
のカチオン酸性染料が有利である。
【0033】特に、一般式III
【0034】
【化7】
【0035】[式中、A1、A2、B1、B2、R3、R4
1、Q2、Q3、Q4、Q5、Q6及びAn(-)が前記のも
のを表わし、特に有利にはA1、B1、Q1、Q2、Q3
びR3がそれぞれの相当する基A2、B2、Q4、Q5
6、及びR4と同一である]の染料が特に有利である。
【0036】式中A1及びA2がジアゾ橋にオルト位であ
る、式I、II及びIIIの染料が有利である。
【0037】特に著しく有利であるのは、式中A1及び
2が相互に独立して、オキシ、カルボニル、カルボニ
ルオキシ又はカルボニルイミノを表わし、B1及びB2
相互に独立してオキシ又はメチルイミノにより中断され
ていてよいC2〜C4−アルキレン基であり、R1及びR2
は水素であり、かつQ1、Q2、Q3、Q4、Q5及びQ6
相互に独立して水素又はC1〜C4−アルキルである、一
般式Iの染料である。
【0038】新規染料は慣用の方法で得ることができ
る。式Iの化合物を製造するためには、一般式IV
【0039】
【化8】
【0040】のアミンをジアゾ化し、かつこの生成物を
一般式V
【0041】
【化9】
【0042】のカップリング成分と弱酸性〜中性のpH
範囲、一般に3〜5の範囲で反応させることが可能であ
る。2つの異なるジアゾ成分を有する染料を製造するた
めには、酸性pH範囲、すなわちpH1〜2でのモノア
ゾ染料の低い水溶性を使用し、これを単離し、その後p
H3〜7で他のジアゾ成分と反応させビスアゾ染料にす
る。勿論同じジアゾ成分で二重にカップリングするため
に二工程法を適用することも可能であるが、この方法は
一般に有利ではない。このような染料は単純に二倍量の
アミンでカップリングすることにより簡単に製造するこ
とができる。
【0043】最初に、四級化していないビスアゾ染料を
製造し、次いでこれをC2〜C4−アルキレンオキシドで
又は式VI Q3−Y (VI) [式中、Q3は非置換又はヒドロキシ置換C1〜C4−ア
ルキル基であり、かつYはクロリド、ブロミド、ヨージ
ド、メトスルフェート(methosulfate)、エトスルフェ
ート(ethosulfate)、ベンゼンスルホネート又は2−
又は4−メチルベンゼンスルホネートのような離脱基で
ある]の化合物で四級化することも可能である。
【0044】式IVのアミンは広く公知であり、EP−
A−162409及びUS−A4206144中に記載
されている。
【0045】本発明による、一般式Iの塩基性アゾ染料
は単独で、相互に、かつ他のカチオン又はアニオン化合
物と一緒に混合物として、その溶液の形で又は粉末又は
顆粒の形で適用することができる。これらはポリマー材
料、特に製紙用パルプ、同様にセルロース、綿、皮革、
靱皮繊維、大麻、亜麻、サイザル麻、ジュート、コイヤ
ー繊維又は藁、の染色又はプリントのために有利に好適
である。これらはインクのような記録液体中の、及びイ
ンクジェット中の染料として使用するために好適であ
り、特に紙の大量染色のために特に好適である。
【0046】一般式Iの新規染料を含有する染料配合物
の製造において、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸誘導
体、ポリビニルアミン、ポリビニルアミド、ポリビニル
アセテート、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリ
ドン、ポリシロキサンのようなポリマー又はそれぞれの
モノマーのコポリマーの使用を強調する。同様に、エチ
レンイミン、エチレンオキシド又はプロピレンオキシド
のオリゴマー又はこれらオリゴマーの誘導体を使用する
ことができる。
【0047】この染料をパルプ染色し、サイズ剤を施し
た又は施していない紙の製造において有利に使用するこ
とができる。これらの染料は同様に浸漬法で紙を染色す
るためにも適用することができる。
【0048】紙、皮革又はセルロースの染色は公知の方
法により実施することができる。
【0049】新規染料又はその配合物は製紙排水をほと
んど着色しないか又は全く着色せず、このことは水路の
汚染回避に関して特に有利である。これらの染料は紙に
適用する際に強く直接性であり、マーブル模様にはなら
ず、かつ十分にpH−不感受性である。紙上の染色は著
しく良好な耐光堅牢性である。長期にわたる露光におい
ては色調が変化する。
【0050】良好な漂白可能性を示す染色紙は湿潤堅牢
性であり、水だけでなく同様にミルク、石鹸水、塩化ナ
トリウム溶液、フルーツジュース又は甘味をつけたミネ
ラル水にも好適であり、良好な耐アルコール堅牢性のた
めにアルコール性飲料にも耐性である。
【0051】新規染料はポリアクリロニトリル繊維又は
アニオン変成ポリアミド又はポリエステル繊維の染色、
パジング又はプリントのためにも使用することができ
る。
【0052】
【実施例】次に実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0053】実施例1 a)アントラニル酸−(2−(N,N−ジメチルアミ
ノ)エチル)−エステル5.2g(25ミリモル)を5
モルの塩酸25mlを添加して水50ml中に溶かし、
かつ氷50gを添加した。次いで、3.33モルの亜硝
酸ナトリウム8mlを用いて0〜5℃の温度で45分間
ジアゾ化を実施した。次いで、亜硝酸の過剰をスルファ
ミド酸約0.5gで除去し、かつpHを炭酸水素ナトリ
ウムで2に調節した。
【0054】独立した反応容器中で、6−アミノ−1−
ナフトール−3−スルホン酸(J酸)6.44g(25
ミリモル)を、50重量%水酸化ナトリウム溶液でpH
を6〜7にすることにより水100ml中に溶かした。
【0055】この溶液を10℃で30分かけて前記ジア
ゾニウム塩溶液に滴加した。次いで、この混合物を一
夜、後撹拌し、その間にこれは室温に上昇する。カップ
リング成分の滴加及び後撹拌の間、pHを酢酸ナトリウ
ムで2に保持した。結晶沈殿物を濾別し、水で洗浄し、
かつ乾燥すると、式
【0056】
【化10】
【0057】のモノアゾ染料10.8g(理論値の94
%)が得られた。
【0058】λmax:490nm;abs./g:30.
1(N−メチルピロリドン)1 H−NMR(DMSO−d6):2.9ppm(2s、
6H、CH3)、3.6(m、2H、CH2)、4.6
(m、2H、CH2)、7.0〜8.4(いくつかのs、
d、m、8H、Ar−H)、 元素分析: 計算値:C:54.9 H:4.7 N:12.2 O:20.9 s:7.0 実測値:C:52.8 H:5.0 N:11.6 O:24.2 s:6.9 C212246S(458.5) b)アントラニル酸−(2−(N,N−ジメチルアミ
ノ)エチル)エステル5.2g(25ミリモル)を5モ
ルの塩酸25mlを添加して水50ml中に溶かし、か
つ氷50gを添加した。次いで、3.33モルの亜硝酸
ナトリウム8mlを用いて、0〜5℃の温度で45分間
ジアゾ化を実施した。次いで、亜硝酸の過剰をスルファ
ミド酸約0.2〜0.5gで分解した。水100ml及び
酢酸45g中のa)で製造したモノアゾ染料47g(2
5ミリモル;乾燥重量10.8g)からなる懸濁液を、
このように製造した氷冷ジアゾニウム溶液に添加した。
次いでpHを炭酸ナトリウムで4に調節し、この混合物
を一夜撹拌し、その間これは室温に上昇した。
【0059】結晶化染料を単離し、水で洗浄し、かつ乾
燥すると、式
【0060】
【化11】
【0061】の染料12.5g(理論値の74%)が得
られた。
【0062】λmax:498nm;abs./g:51.
3(30%濃度の酢酸)1 H−NMR(DMSO−d6):2.8ppm(2s、
12H、CH3)、3.5(m、2H、CH2)、3.6
(m、2H、CH2)、4.6(m、2H、CH2)、4.
75(m、2H、CH2)、7.0〜8.7(いくつかの
s、d、m、11H、Ar−H)。
【0063】この染料は酢酸/水混合物中に可溶性であ
り、湿潤堅牢性の緋色を有する紙を製造するために有用
である。化学紙(chemical paper)を染色する場合です
ら、非常に僅かな着色排水が観察された。
【0064】実施例2 3.33モルの亜硝酸ナトリウム溶液8mlを5〜10
℃で、塩酸7.58g及び酢酸15g中に溶かしたアン
トラニル酸−2−(2−(N,N−ジメチルアミノ)エ
トキシ)エチル−エステル6.3g(25ミリモル)の
溶液に添加した。次いで、過剰の亜硝酸をスルファミド
酸約0.5gで除去した。引き続き実施される撹拌30
分後に、6−アミノ−1−ナフトール−3−スルホン酸
(J酸)6.44g(25ミリモル)をこのジアゾニウ
ム塩溶液に添加した。pHを20重量%の水酸化ナトリ
ウム約10mlでpH4とし、撹拌を1時間続けた。独
立した反応容器中で、アントラニル酸−(2−(N,N
−ジメチルアミノ)エチル)−エステル5.73g(2
7.5ミリモル)を濃塩酸8.3g及び酢酸16.5g中
に溶かし、かつ3.33モルの亜硝酸ナトリウム溶液8.
8mlを約10℃で添加した。この混合物を0〜5℃の
温度で45分間撹拌し、かつ過剰の亜硝酸をスルファミ
ド酸約0.2〜0.5gで分解した。この溶液を前記のカ
ップリング溶液に添加した。20%の水酸化ナトリウム
溶液約20mlでpH3〜4にした。この混合物を最初
は10℃で2時間撹拌し、次いで室温で一夜撹拌した。
酢酸90gを加えると染料
【0065】
【化12】
【0066】の約9重量%溶液が得られる。(λmax
490nm;abs./g:4.07、メタノール:酢酸
=9:1)。
【0067】この染料溶液は湿潤堅牢性の緋色を有する
紙を製造するために有用であり、これは化学紙に高い親
和性を有する。
【0068】実施例3 アントラニル酸−2−(2−(N,N−ジメチルアミ
ノ)エトキシ)エチルエステル33.5g(53ミリモ
ル)を濃塩酸15.9g及び酢酸5.25gの混合物中に
溶解した。3.33モルの亜硝酸ナトリウム溶液16.8
mlを10〜15℃で添加し、かつ混合物を30分間撹
拌した。次いで、過剰の亜硝酸をスルファミド酸約0.
2g〜0.5gで除去した。J酸6.44g(25モル)
を得られた氷冷ジアゾニウム塩溶液中に分散させた。2
0%濃度の水酸化ナトリウム溶液約15mlでpHを4
にした。約1時間の後、カップリング反応は終了した。
次の構造式:
【0069】
【化13】
【0070】の染料の約17重量%溶液が得られた。
【0071】(λmax:498nm;abs./g:9.
306、メタノール:酢酸=9:1) 表1に挙げた染料は実施例1、2及び3の染料と同じ方
法で得られた。最大吸収値λmaxは30重量%濃度の酢
酸中で測定した。
【0072】表1
【0073】
【化14】
【0074】o及びpはそれぞれR1及びR2のオルト位
又はパラ位結合を示す。
【0075】
【表1】
【0076】次の化合物も同様な方法で製造することが
できる: 実施例41
【0077】
【化15】
【0078】λmax=505nm 実施例42
【0079】
【化16】 λmax=510nm
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウド マイヤー ドイツ連邦共和国 フランケンタール マ ックス−スレフォークト−シュトラーセ 27 (72)発明者 ライナー トレシュ ドイツ連邦共和国 マックスドルフ ニー ベルンゲンヴェーク 5

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I 【化1】 [式中、A1及びA2は相互に独立して、オキシ、カルボ
    ニル、カルボニルオキシ、カルボニルイミノ、イミノカ
    ルボニル、カルボニル−(C1〜C4)−アルキルイミノ
    又は(C1〜C4)−アルキルイミノカルボニルを表わ
    し、B1及びB2は相互に独立して、C1〜C6−アルキレ
    ンを表わし、該基は1又は2個の非隣接オキシ、イミノ
    及び非置換又はヒドロキシ置換又はメトキシ置換(C 1
    〜C4)−アルキルイミノ基により中断されていてよ
    く、R1は水素であるか、又は非置換又はヒドロキシ、
    メトキシ、クロロ又はフェニルにより置換されているC
    1〜C4−アルキルを表わし、R2は水素又はC1〜C4
    アルキルを表わすか、又はR1及びR2はこれらが結合す
    る窒素と共に、更なるヘテロ原子として窒素又は酸素を
    有すか又は有さずに、5−又は6−員の飽和複素環基を
    表わし、R3及びR4は相互に独立して、水素又は非置換
    又はヒドロキシ、ハロゲン又はメトキシにより置換され
    ているC1〜C4−アルキルを表わすか、又はハロゲン、
    ニトロ又はC1〜C4−アルコキシを表わし、Q1、Q2
    3、Q4、Q5及びQ6は相互に独立して、水素を表わす
    か、又は1から4個の非隣接オキシ、イミノ及び非置換
    又はヒドロキシ置換又はメトキシ置換C1〜C4−アルキ
    ルイミノ基により中断されていてよく、かつヒドロキ
    シ、ハロゲン又はフェニルで置換されていてよいC1
    10−アルキル基を表わすか、又はQ1及びQ2、及びQ
    4及びQ5はそれぞれこれらが結合する窒素原子と共に、
    更なるヘテロ原子として窒素又は酸素を有すか又は有さ
    ずに、5−又は6−員の複素環基を表わし、かつAn
    (-)はアニオンの等価である]のカチオンスルホン酸染
    料。
  2. 【請求項2】 式中、A1及びA2が相互に独立して、オ
    キシ、カルボニル、カルボニルオキシ又はカルボニルイ
    ミノを表わす請求項1記載の染料。
  3. 【請求項3】 式中、B1及びB2が相互に独立して、オ
    キシ又はメチルイミノにより中断されていてよいC2
    6−アルキレンを表わす請求項1記載の染料。
  4. 【請求項4】 R1及びR2が水素を表わす請求項1記載
    の染料。
  5. 【請求項5】 Q1及びQ4が水素を表わし、Q2、Q3
    5及びQ6はC1〜C4−アルキルを表わす請求項1記載
    の染料。
  6. 【請求項6】 一般式II 【化2】 [式中、A1、B1、R1、R2、R3、Q1、Q2、Q3及び
    An(-)は請求項1記載のものを表わす]の請求項1記
    載の染料。
  7. 【請求項7】 一般式III 【化3】 [式中、A1、A2、B1、B2、R3、R4、Q1、Q2、Q
    3、Q4、Q5、Q6及びAn(-)は請求項1記載のものを
    表わす]の請求項1記載の染料。
  8. 【請求項8】 A1及びA2がジアゾ橋に対してオルト位
    である請求項1記載の染料。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の染料を使用することを特
    徴とする、ポリマー材料の染色又はプリント法。
JP11103269A 1998-04-09 1999-04-09 カチオンスルホン酸染料、及びポリマ―材料の染色又はプリント法 Withdrawn JP2000026747A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19815945.5 1998-04-09
DE19815945A DE19815945A1 (de) 1998-04-09 1998-04-09 Kationische Sulfonsäurefarbstoffe

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000026747A true JP2000026747A (ja) 2000-01-25

Family

ID=7864117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11103269A Withdrawn JP2000026747A (ja) 1998-04-09 1999-04-09 カチオンスルホン酸染料、及びポリマ―材料の染色又はプリント法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6048969A (ja)
EP (1) EP0949300B1 (ja)
JP (1) JP2000026747A (ja)
DE (2) DE19815945A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10045430A1 (de) 2000-09-14 2002-03-28 Basf Ag Bisazofarbstoffe auf der Basis von Hydroxynaphthalincarbonsäure
AU2003270783C1 (en) * 2002-09-20 2010-05-20 Merck Sharp & Dohme Corp. Octahydro-2-H-naphtho[1,2-F] indole-4-carboxamide derivatives as selective glucocorticoid receptor modulators

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4206144A (en) * 1971-11-22 1980-06-03 Sterling Drug Inc. N,N-Dialkyl-N-aminoalkyl-N-(amino or nitro)phenylalkyl- and N-methyl-N-[3-(amino or nitro)phenoxy-2-hydroxy-1-propyl]-N,N-bis(3-aminopropyl)quaternary ammonium salts
DE3413022A1 (de) * 1984-04-06 1985-10-17 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Basische azofarbstoffe
DE3418672A1 (de) * 1984-05-19 1985-11-21 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Basische azofarbstoffe
DE3502693A1 (de) * 1985-01-26 1986-07-31 Basf Ag, 6700 Ludwigshafen Basische azofarbstoffe

Also Published As

Publication number Publication date
DE59900165D1 (de) 2001-08-30
EP0949300A1 (de) 1999-10-13
US6048969A (en) 2000-04-11
EP0949300B1 (de) 2001-07-25
DE19815945A1 (de) 1999-10-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5037964A (en) Metal-free sulfo group-free basis disazo and trisazo compounds containing two different 6-hydroxypyrid-2-one coupling component radicals
US4045423A (en) Chromium complexes of phenylazopyrazolyl or phenylazonaphthol dyestuffs and acetylacetone
US4764175A (en) Metal-free monoazo and disazo compounds having a 1-hydroxy-5,6-, 7- or 8- substituted 1,3,5-triazinylamino-3- or 4 sulfonic acid coupling component radical and 1:1 copper complexes
GB2149808A (en) Basic and cationic triazinyl disazo dyes
US4322529A (en) Tertiary-alkylamine salts of azine dyestuffs
GB1599812A (en) Salts of 1:2-metal-complex dyes free from sulphonic acid groups processes for producing the salts and their use
US4259237A (en) Azo dyestuffs containing phenolic coupling group
US5498701A (en) Basic disazo compounds containing sulphonic acid groups
GB1590812A (en) Azo pyridine dyes and their metal complexes
US3894014A (en) Production of oxazine dyes
JP2000026747A (ja) カチオンスルホン酸染料、及びポリマ―材料の染色又はプリント法
GB1602936A (en) 1:2 chromium complex dyes
US4465627A (en) Sulfo group-free disazo, trisazo and tetrakisazo compounds containing at lease one basic or cationic group
US5175260A (en) Disazo dyes with hydroxysulfonylnaphthalene coupling components
US20040083924A1 (en) Azo dyestuffs
US4486348A (en) Cationic triazine azo dyes
DE2006261C3 (de) SulfonsäuregruppenhaJtige Disazofarbstoffe und ihre Verwendung zum Färben und Bedrucken von natürlichen und künstlichen Polyamidfasermaterialien
US2427995A (en) Sulfofluorides of azoic dyestuffs
JPH06212083A (ja) アゾ染料類、それらの製造方法及びその用途
DE1544458A1 (de) Verfahren zur Herstellung basischer Farbstoffe
US3890257A (en) Yellow to orange disazo cationic dyes containing two quaternary ammonium groups
US3987022A (en) Yellow to orange disazo cationic dyes containing two heterocyclic quaternary ammonium groups
GB2104090A (en) Triazine compounds
JPS58125750A (ja) ベンゾイソチアゾ−ルアゾ染料
US4115380A (en) Process for the preparation of dihydroxyphenylazophenylazophenyl dyestuffs

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060704