JP2000025004A

JP2000025004A - 円切り電動糸のこ機械

Info

Publication number: JP2000025004A
Application number: JP10231084A
Authority: JP
Inventors: Susumu Yoshimoto; 晋吉本
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1998-07-14
Filing date: 1998-07-14
Publication date: 2000-01-25

Abstract

(57)【要約】【課題】この発明は、木の板やゴム板、発泡スチロール
板など板材を切断する場合、従来の電動糸のこ機械では
困難だった円形の切断を、電動糸のこ機械のテーブル上
に切断する物の中心をを固定する着脱可能な先端のとが
った突起物をつける事により、誰でも容易に切断する事
が可能になる装置に関する物である。【解決手段】電動糸のこ機械１のテーブル２に着脱可能
な先端のとがった突起物３を取り付ける。先端のとがっ
た突起物３に切断物を押しつけ中心を固定し、そこを中
心に切断物を回転させ、正確な円を切り出す。また、従
来の電動糸のこ機械のテーブルに、上記の突起物３を取
り付けたカバーを被せ、同様の効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、木の板やゴム
板、発泡スチロール板など板材を切断する場合、電動糸
のこ機械のテーブル上に、切断する物を固定する先端の
とがった突起物を設ける事により切断物の中心を固定
し、そこを中心に切断物を回転させ、円形を切断する装
置に関する物である。

【０００２】

【従来の技術】従来の電動糸のこ機械は、案内定規や直
線切りガイド、角度切りガイドなど直線を切るためのガ
イドはついていた。しかし、円を切断するためのガイド
はついていないので、円形の切断にはかなりの技術が必
要だった。そこで、誰もが容易に、正確な円が切断でき
る電動糸のこ機械がかねてより求められていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の電動糸のこ機械
を使っての直線の切断は、ガイド等を使う事により比較
的容易に可能であった。しかし円形の切断に関しては、
下書きの線を目安に切断者の勘を頼りにした、手動によ
るおおざっぱな切断しか出来なかった。従って、その方
法で切断された円は、歪で不正確な形であった。また、
同じ大きさの円を複数切断したい場合も、一つ一つの円
形にかなりのばらつきが生じた。しかし、本発明によっ
て以下の事が可能になる。誰もが簡単に、そして正確に
様々な切断物から円形を切断する事が出来る。また、様
々な大きさの円を切断する事が出来る。同じ大きさの円
を複数回切断する事が出来る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】いま、その構成を図面に
追いながら説明すると、（イ）電動糸のこ機械１のテーブル２に、着脱可能の先
端のとがった突起物３を設ける。（ロ）電動糸のこ機械１には、スパイラル状の糸のこ刃
４を装着する。（ハ）切断物にキリで穴を開け、糸のこ刃４を通す。（ニ）糸のこ刃４の上部を、電動糸のこ機械１に固定す
る。（ホ）先端のとがった突起物３に切断物を押しつけ、中
心を固定する。（ヘ）電動糸のこ機械１のスイッチを入れ作動する。（ト）切断物の、先端のとがった突起物３で固定された
部分を中心に切断物を回転させ、正確な円を切断する。

【０００５】

【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を述べる
と、電動糸のこ機械１のテーブル２に穴５を設け、その
穴５に着脱可能な先端のとがった突起物３を設置する。
次に、電動糸のこ機械１には、スパイラル状の糸のこ刃
４を装着し、切断物にキリで穴を開け、糸のこ刃４を通
す。糸のこ刃４の上部を、電動糸のこ機械１に固定す
る。先端のとがった突起物３に切断物を強く押しつける
事により、切断物の中心を固定する。電動糸のこ機械１
のスイッチを入れ作動する。切断物の、先端のとがった
突起物３で固定された部分を中心に切断物を回転させる
事によって、今まで不可能であった正確な円を切断する
事が可能となる。なお、上記の原理を用い、切り出す円
形の大きさを大小様々に変える方法や、従来の電動糸の
こ機械にこの原理を活用する方法、突起物３がささらな
い堅い切断物を切断する方法として、（イ）電動糸のこ機械１のテーブル２に穴５を複数設
け、その穴５の中の一つに、着脱可能な先端のとがった
突起物３を設置する。突起物３を差し込む穴５と、電動
糸のこ機械１に装着した糸のこ刃４の距離が、切り出す
円の半径となり、突起物３を差し込む穴５の場所を変え
る事で、切り出す円の半径を変える事が可能となる。す
なわちテーブル２上の突起物３と、電動糸のこ機械１に
装着した糸のこ刃４との間隔を段階的に変えて固定する
事によって、段階的に様々な大きさの円を切断する事が
可能となる。（ロ）テーブル２に、テーブル２上でスライド可能でさ
らに着脱可能な先端のとがった突起物３を埋め込んだス
ライド板６を組み込み、そのスライド板６をテーブル２
上にネジ等で固定出来るようにする。着脱可能な先端の
とがった突起物３と糸のこ刃４との距離を無段階で調節
固定出来るようにすると、無段階的に様々な大きさの円
を切断する事が可能となる。また、スライド板６をテー
ブル２からはみ出して固定出来るようにしておけば、テ
ーブル２の幅の半分より半径の大きな、電動糸のこ機械
のフトコロの長さいっぱいまでを半径とする円を切り出
すことが可能となる。（ハ）既に従来の電動糸のこ機械を所有している場合、
穴５を設けそこに着脱可能な先端のとがった突起物３を
設置した電動糸のこ機械用円切りテーブルカバー７、複
数の穴５を設け着脱可能の先端のとがった突起物３を設
置した電動糸のこ機械用円切りテーブルカバー８、また
はスライド板６を埋め込んだ電動糸のこ機械用円切りテ
ーブルカバー９をテーブル２に被せ、ネジ１０で固定す
る事により、同様の効果を得ることが出来る。さらに、
ネジ１０は、テーブル２の各辺が直線でない電動糸のこ
機械の場合にも電動糸のこ機械用円切りテーブルカバー
７、８、９を装着出来るように、テーブル２を押さえる
部分にアジャスターを備えたネジ１０を利用すると、よ
り様々な電動糸のこ機械に対応する事が出来る。（ニ）材料となる板材がプラスチックや金属の場合で
も、事前に切断する板材にドリルやキリ等で中心となる
穴を開けておくことで、同様に円形を切り抜く事が出来
る。などがある。

【０００６】

【発明の効果】この方法によれば、従来は非常に困難だ
った、電動糸のこ機械による正確な円の切断や、同じ大
きさの円を複数回切断する事、そして様々な大きさの円
を切断する事が、誰もが容易に可能となる。また、この
原理は電動糸のこ機械のみならず、水圧による切断機、
レーザー光線による切断機、発熱線による切断機、ベル
トソーやバンドソーなどのテーブルにも広く応用が利く
ものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の斜視図

【図２】本発明の使用斜視図

【図３】本発明の一部断面図

【図４】本発明の他の実施例の斜視図

【図５】本発明の他の実施例の斜視図

【図６】本発明の他の実施例の斜視図

【図７】本発明の他の実施例の斜視図

【図８】本発明の他の実施例の斜視図

【図９】本発明の他の実施例の部分断面図

【符号の説明】

１は電動糸のこ機械２はテーブル３は先端のとがった突起物４は糸のこ刃５は穴６はスライド板７は電動糸のこ機械用円切りテーブルカバー８は電動糸のこ機械用円切りテーブルカバー９は電動糸のこ機械用円切りテーブルカバー１０はアジャスターつきネジ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】電動糸のこ機械１のテーブル２に、着脱可
能な先端のとがった突起物３を設ける。以上の如く構成
された、円切り電動糸のこ機械。
【請求項２】電動糸のこ機械１のテーブル２に、着脱可
能な先端のとがった突起物３を設置する場所を複数設け
た、請求項１の円切り電動糸のこ機械。
【請求項３】電動糸のこ機械１のテーブル２に、テーブ
ル２上でスライド可能でさらに着脱可能な先端のとがっ
た突起物３を設けたスライド板６を組み込んだ、請求項
１の円切り電動糸のこ機械。
【請求項４】通常の電動糸のこ機械のテーブル上に被せ
る事で、通常の電動糸のこ機械で、請求項１、請求項
２、請求項３の構造を持つた円切り電動糸のこ機械と同
様の効果を得る事が可能となる、電動糸のこ機械用円切
りテーブルカバー。
【請求項５】請求項１、請求項２、請求項３、請求項４
の円切り電動糸のこ機械及び、電動糸のこ機械用円切り
テーブルカバーで円を切断する場合は、糸のこ刃４は、
スパイラル状の物を使用する。