JP2000024415A - 固液分離装置 - Google Patents

固液分離装置

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JP2000024415A
JP2000024415A JP10210322A JP21032298A JP2000024415A JP 2000024415 A JP2000024415 A JP 2000024415A JP 10210322 A JP10210322 A JP 10210322A JP 21032298 A JP21032298 A JP 21032298A JP 2000024415 A JP2000024415 A JP 2000024415A
Authority
JP
Japan
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filter
liquid
solid
tank
tubular body
Prior art date
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Application number
JP10210322A
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English (en)
Inventor
Takayuki Nagao
孝之 長尾
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NAGAOTEC KK
Original Assignee
NAGAOTEC KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別の駆動装置が不要で、小型安価でどこで
も手軽に設置でき、フィルターの濾過能力を高め、効率
的な濾過が行え、又フィルターの使用耐用時間を長くで
きる固液分離装置を提供する。 【解決手段】 円筒状タンク1内の中央に上方を開口し
た筒体2を設け、タンク1の内周面と筒体2外周面との
間に環状貯水部3を設け、同貯水部3の下部に円周方向
に固形分を含んだ液体を噴出させる液体導入管4を設
け、筒体2の上端円周縁にのこ歯状にV形溝2aを形成
している。筒体2内に円錐状フィルター2cを設け、筒
体2の下部に濾過液吐出管2bを設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SS分・スラム・
錆・ゴミ・有機物・重油成分・粒粒体等の固形分を含ん
だ液体(汚水・廃水・工場廃液等の液体)から、これら
固形分をフィルターを用いて除去する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固形分を含んだ液体を一時タンク
・貯槽に貯え、溢流させ、溢流した液体を流下する途中
に設けた袋状フィルターで固液分離する固液分離装置は
広く知られている。しかしながら、この固液分離装置で
は、溢流した液体を垂直方向にまっすぐに流下するた
め、流下する間の液体が接触するフィルター面の面積が
少なく、濾過力が不足し、濾過されないままフィルター
面の底面に多くの固形分が集中的に貯まり、フィルター
の濾過能力が短時間で失われていた。又、駆動装置を用
いて回転部材を回転させて固液分離する装置、ポンプを
用いる固液分離装置等の場合はモータ等の駆動装置にコ
ストが嵩むとともに大型化し施工に手間どるものとなっ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来のこれらの問題点を解消し、特別に駆
動装置が不要で、小型安価でどこでも手軽に設置でき、
フィルターの濾過能力を高め、効率的な濾過が行え、又
フィルターの使用耐用時間を長くできる固液分離装置を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、 1) タンクの中央部に上方を開口した筒体を設け、同
タンク内周面と筒体外周面との間に環状の貯水部を形成
し、同貯水部に固形分を含んだ液体をタンク内周面に沿
って回転するように噴出させる液体導入管を設け、又筒
体の上端円周縁に沿って略V形溝を複数設け、同略V形
溝の下方の筒体内部に逆円錐状フィルターを設け、同フ
ィルターの下方の筒体底部に排出管を設け、貯水部で回
転させてV形溝から溢流させて回転させながらフィルタ
ー面に沿って流下させて固液分離させることを特徴とす
る固液分離装置にある。
【0005】
【作用】本発明では、液体導入管より固形分を含んだ液
体を噴出させると、噴出した液体は環状の貯水部を旋回
しながら流れ、筒体の上端円周縁の略V形溝から筒体内
部へ流入する。流入した液体は旋回しているので筒体の
内周面及びその下方の円錐状フィルターを回転しながら
渦状に流下する。そのため液体はフィルター面を渦状に
斜めに横切るためフィルター面との接触面積が広くな
り、フィルターの底面に致るまでに充分な濾過を受け、
固液をフィルターでよく分離できる。又フィルター面の
全面を用いて液体を均一に濾過するので、フィルター底
部の固形分の蓄積が少なくフィルターの使用有効期間を
長くできる。6又筒体上端円周縁の略V字形溝は、筒体
内へ流入する液体流量を制御するとともに円周方向に移
動し易くしている。又略V形溝としたので、フィルター
への液体の流入の間隔を保持できるとともに液面を調整
することでフィルターへの流入の巾(流量・流速)を変
えることができて効果を高めることができる。又、フィ
ルターを逆円錐状にしたことも流れが垂直にならないよ
うにして螺旋し易くしている。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の液体導入管の噴出口は貯
水部の下部に設けることが、貯水部での液体の旋回速度
を高めるので好ましい。本発明の略V字形溝の深さは3
〜8cm程で、円周に8〜20個程設ける程度が実用的
な範囲である。フィルターは分離する固形分に応じてネ
ット・不織布・油吸着マット等が採用される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例はSS分のある汚水の固液分離の為の装
置である。図1は、実施例の正面図である。図2は、図
1のA−A断面図である。図3は、実施例の縦断面図で
ある。図4は、実施例のフィルター面における液体の流
れ具合を示す説明図である。図中、1は50cm直径高
さ680cm程のタンク、2は筒体、2aは同筒体の上
端円周縁に設けた深さ4cmで12個のV形溝、2bは
濾過液吐出管、2cは不織布性の逆円錐状フィルター、
3は環状の貯水部、4は液体導入管、4aは同液体導入
管の噴出口、5はSS分のある汚水の液体、6はドレン
である。この実施例では、汚水の液体5は液体導入管3
で送られ、貯水部3内の下部で円周方向に折曲した先端
部の噴出口4aから噴出し、環状の貯水部3の内部を回
転しながら上昇し、筒体2のV形溝から溢出して筒体2
内部に流下する。液体5は機転しているのでV形溝2a
から溢出した液体5は筒体2内周面とその下方の逆円錐
状フィルター2cの内周面に沿って渦状に斜めに横切る
ようにして中心の方へ流下する。この渦状に移動するこ
とでフィルター2cとの接触面積と接触時間が大きくな
り、フィルター2cによる均一で全面的な濾過が行え、
充分な固液分離が行える。又液体の流入に際し、円周方
向の傾斜流と中心方向の傾斜によって円滑に貯水部3か
らフィルター2cへ流れ込み、固液分離に伴う飛沫の発
生がない。又フィルター2cの底部のみに固形分が集中
して残留するようなことが少なく、フィルター2cの全
面に平均的に付着させる。又、液体導入管4からの流体
の送り量を変えて貯水部3の液面を変えることでV形溝
2aからフィルター2cへ流入する水の巾、流速等を調
整できるものとしている。
【0008】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば特別な駆動
装置を必要とせずに小型でコスト安価に固液分離でき、
又フィルターの効率的な濾過作用が行え、長時間のフィ
ルターの使用ができる。又略U形溝としたことでフィル
ターへ流れ込む螺旋流の流れの巾・流速等を貯水部の液
面の高さ調整で可能とした。又流入の位置を規制し、流
れが重複しないように均一な螺旋流れにできるようにし
ている。更にフィルターを逆円錐状とすることで流入す
る液体が螺旋(渦)状に流れ易くしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の正面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】実施例の縦断面図である。
【図4】実施例のフィルター面における液体の流れ具合
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 タンク 2 筒体 2a V形溝 2b 濾過液吐出管 2c フィルター 3 貯水部 4 液体導入管 4a 噴出口 5 液体 6 ドレン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクの中央部に上方を開口した筒体を
    設け、同タンク内周面と筒体外周面との間に環状の貯水
    部を形成し、同貯水部に固形分を含んだ液体をタンク内
    周面に沿って回転するように噴出させる液体導入管を設
    け、又筒体の上端円周縁に沿って略V形溝を複数設け、
    同略V形溝の下方の筒体内部に逆円錐状フィルターを設
    け、同フィルターの下方の筒体底部に排出管を設け、貯
    水部で回転させてV形溝から溢流させて回転させながら
    フィルター面に沿って流下させて固液分離させることを
    特徴とする固液分離装置。
JP10210322A 1998-07-08 1998-07-08 固液分離装置 Pending JP2000024415A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103611350A (zh) * 2013-11-12 2014-03-05 太阳高新技术(深圳)有限公司 锥形固液分离器
CN106687187A (zh) * 2014-07-14 2017-05-17 威埃姆集团股份有限公司 用于处理泥浆的竖直分离器
CN111068379A (zh) * 2019-12-19 2020-04-28 扬州市润扬乳业有限公司 一种乳制品用的过滤装置
CN113858680A (zh) * 2021-09-16 2021-12-31 安徽省金宜食品有限公司 一种果味饮料的加工过滤装置

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CN103611350B (zh) * 2013-11-12 2015-04-22 太阳高新技术(深圳)有限公司 锥形固液分离器
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CN113858680A (zh) * 2021-09-16 2021-12-31 安徽省金宜食品有限公司 一种果味饮料的加工过滤装置
CN113858680B (zh) * 2021-09-16 2023-11-03 安徽省金宜食品有限公司 一种果味饮料的加工过滤装置

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