JP2000022650A - 冗長系切換モード設定方式 - Google Patents

冗長系切換モード設定方式

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JP2000022650A
JP2000022650A JP10188737A JP18873798A JP2000022650A JP 2000022650 A JP2000022650 A JP 2000022650A JP 10188737 A JP10188737 A JP 10188737A JP 18873798 A JP18873798 A JP 18873798A JP 2000022650 A JP2000022650 A JP 2000022650A
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Yutaka Iwagaki
豊 岩垣
Yuichi Namioka
祐一 波岡
Hitoshi Morota
仁志 諸田
Yasuaki Mori
康晃 森
Tetsuya Yokoyama
哲哉 横山
Manabu Kanda
学 神田
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冗長系切換モード設定方式に関し、予備切換
方式の不一致を認識でき、必要なら自局の予備切換方式
を対向局に自動的に合わせ込むことの可能なことを課題
とする。 【解決手段】 主信号のオーバヘッド情報に含まれる予
備切換情報に基づき自局と対向局とが相互に冗長系の切
換制御を行う通信システムの冗長系切換モード設定方式
において、自局10の切換モードを指定する切換モード
指定部22と、対向局30からのオーバヘッド情報から
該対向局の切換モード情報を抽出する切換モード抽出部
25と、切換モード指定部22が同期モードを指定した
ことにより自局の運用切換モードを対向局の切換モード
情報に合わせ込むモード比較判定部21と、モード比較
判定部21の運用切換モードに従い自局10の冗長系切
換制御を行う切換制御部13とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冗長系切換モード設
定方式に関し、更に詳しくは主信号のオーバヘッド情報
に含まれる予備切換情報に基づき自局と対向局とが相互
に冗長系の切換制御を行う通信システムの冗長系切換モ
ード設定方式に関する。SDH伝送システムではネット
ワークの信頼性、運用保守性の向上を狙いとして予備切
換方式を採用する。この方式には切戻型の1:N(1:
1を含む)方式、非切戻型の1+1方式、また上り下り
を共に切り換える双方向切換方式、及び片方を切り換え
る片方向切換方式等があり、現状では伝送距離、伝送容
量(速度)等に応じてこれらの適当な組合せが採用され
る。
【0002】図8にSDH伝送システムの一部構成を示
す。一般に長距離を結ぶ伝送装置A,B間ではシステム
の経済性から1:N予備切換方式が採用され、また局内
伝送方式や短距離局間伝送方式では保守、管理の容易性
から1+1(又は1:1)予備切換方式が採用される。
これを伝送速度で見ると、装置の高速側(10GHz
等)は1:N方式、また低速側(50,150MHz
等)は1+1方式と言うことになる。
【0003】ここで、1:N(1:1を含む)方式と
は、優先系のある切戻型の切換方式を言い、故障やコマ
ンドにより予備系に切り換えた系は、故障回復やコマン
ドによる切換解除時、回復待機保護時間経過後に優先系
に切り戻される。また1+1方式とは、優先系のない非
切戻型の切換方式を言い、故障やコマンドにより予備系
に切り換えた系は、故障回復やコマンドによる切換解除
時にも元の系には戻さず、系の呼称(現用/予備)を変
更するに留める。
【0004】ところで、近年、通信速度の高速化に伴い
高速側/低速側の区別が曖昧となっている。またネット
ワーク構成の拡大に伴い新旧設備が混在し、予備切換方
式の運用管理が複雑化している。そこで、予備切換方式
の能率良い運用管理が望まれている。
【0005】
【従来の技術】図9は従来の伝送装置の一部構成を示す
図で、図において、30は伝送装置、11は主信号のイ
ンタフェース(IF)部、12は0,1系の主信号を切
り換える冗長系切換スイッチ(SW)、13は1+1又
は1:1モードで動作可能な切換制御部、14は1+1
又は1:1モードをマニュアル設定するためのモード切
換スイッチである。
【0006】なお、一般に伝送装置は1又は2以上の伝
送モジュールからなっており、以後は伝送装置又は伝送
モジュールを単に局とも呼ぶ。自局30は0,1系の伝
送路を介して対向局(不図示)と接続しており、主信号
のオーバヘッド(OH)情報に含まれる予備切換情報に
基づき相互に冗長系の切換制御を行う。
【0007】具体的に言うと、IF部11において、O
H付加部は自局の主信号にOH情報を付加して対向局に
送信する。またOH終端部は対向局からのOH情報を終
端(抽出)する。SDHシステムにおけるOH情報には
対向局との間で予備切換制御(APS:Automatic Prot
ection Switch)を行うためのK1,K2バイトが含まれ
る。切換制御部13はOH情報のK1,K2バイトを使
用して対向局との間でITU−TS勧告G.783に準
拠した1+1又は1:1方式の冗長切換制御を行う。こ
の時、いずれの切換モードで動作するかは、予めモード
切換スイッチ14によりマニュアル設定される。
【0008】図10,図11にAPSバイトとその用法
の例を示す。図10において、K1バイトは切換要求ビ
ット(b1〜4)と、切換要求ラインビット(b5〜b
8)からなる。この場合に、幾つかの要求コード(Forc
ed Switch 等) は各切換モードで共通に使用されるが、
他のコードの中には切換モード毎に固有に使用されるも
のがある。例えば回復待機(Wait to Restor) は1+1
非切戻型では使用されず、また切換応答(Reverse Reque
st) は双方向切換方式(bidirectional)のみで使用され
る。更に(Do not Revert)は1+1非切戻型のみで使用
され、切戻要求(No Bridge Required) は1+1非切戻
型では使用されない。このため、自局と対向局間で切換
モードの不一致があると、使用されない切換要求ビット
が送信された場合に、受け側では無効コードの受信とな
り、正常な切換動作が行われない。
【0009】図11において、K2バイトは、切り換え
たラインを表示するビット(b1〜b4)と、1+1又
は1:N(1:1を含む)モードの表示ビット(b5)
と、双方向切換(bidirectional),片方向切換(unidir
ectional)等のモード,設定等を表すビット(b6〜b
8)からなる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】係る構成の下、従来
は、システム構成に従いモード切換スイッチ14により
冗長系(伝送モジュール)単位に1+1又は1:1モー
ドをマニュアル設定していた。しかるに、一般に伝送装
置の低速側は多種多数の伝送モジュールを具備してお
り、また夫々に対向装置が接続されるため、システム納
入時等における全切換方式をマニュアル設定する作業は
膨大であるのみか、切換モードの誤設定や伝送路誤接続
による動作不整合が少なからず生じていた。
【0011】しかも、このような誤設定や誤接続がある
場合に、従来は、切換モード不一致の適当な検出手段が
ないため、実際に機器を接続して冗長系切換動作をさせ
ないと切換モードの不一致を認識できなかった。また、
低速側のモジュールや系構成はシステムの利用形態に応
じて随時変更されるため、その都度予備切換方式を確認
し、設定する作業が煩雑であった。
【0012】また、実際には管理不十分等により対向装
置の切換方式が不明の場合もあり、従来は、実際に機器
を接続して冗長系切換動作を確認しないと、適正に接続
できなかった。本発明は上記従来技術の問題点に鑑み成
されたものであって、その目的とする所は、予備切換方
式の不一致を容易に認識でき、また必要なら自局の予備
切換方式を対向局に自動的に合わせ込むことの可能な冗
長系切換モード設定方式を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題は例えば図1
の構成により解決される。即ち、本発明(1)の冗長系
切換モード設定方式は、主信号のオーバヘッド情報に含
まれる予備切換情報に基づき自局と対向局とが相互に冗
長系の切換制御を行う通信システムの冗長系切換モード
設定方式において、自局10の切換モードを指定する切
換モード指定部22と、対向局30からのオーバヘッド
情報から該対向局の切換モード情報を抽出する切換モー
ド抽出部25と、切換モード指定部22が同期モードを
指定したことにより自局の運用切換モードを対向局の切
換モード情報に合わせ込むモード比較判定部21と、モ
ード比較判定部21の運用切換モードに従い自局の冗長
系切換制御を行う切換制御部13とを備えるものであ
る。
【0014】本発明(1)においては、同期モードの指
定を新設すると共に、モード比較判定部21は、同期モ
ードの指定により自局の運用切換モードを対向局の切換
モード情報に合わせ込む。従って、従来膨大な量であっ
た設定作業が大幅に軽減され、誤設定も解消される。ま
た対向局の切換モードが不明でも、また実際に機器を接
続して冗長系切換動作を確認しなくても、局間の切換制
御の整合が得られる。またモジュールや系構成の変更が
あるときは、一方のモジュールの切換モードを1+1又
は1:1モードに固定(変更)するだけで、他方のモジ
ュールの切換モードはこれに合わせ込まれる。
【0015】かくして、本発明(1)によれば、上記同
期モードの機能を新たに設ける構成により、システムを
柔軟かつ適正に構築、拡大できる。好ましくは、本発明
(2)においては、上記本発明(1)において、切換モ
ード指定部22は、同期モードと、1+1モード又は
1:1モードをマニュアル設定又は外部からのリモート
設定により指定可能である。
【0016】従って、この様な伝送装置(モジュール)
はどの様なシステム構成、系構成の要求にも柔軟に適応
できる。また指定モードを外部からリモート設定する構
成とすれば、局舎毎又は局舎間に共通の上位の監視装置
等からシステムの各冗長系の切換モードを容易に一括運
用管理できる。また好ましくは、本発明(3)において
は、上記本発明(1)において、対向局から受信した切
換モード情報を記憶するメモリ23を備え、モード比較
判定部21は、切換モード指定部22が同期モードを指
定し、かつ自局と対向局間の通信が行えない場合は、前
記メモリの切換モード情報を自局の運用切換モードとす
る。
【0017】従って、両系伝送路が障害から復旧し、又
は自局や対向局が故障から復旧したような場合でも、障
害や故障前に得られた切換モードの整合が維持される。
また好ましくは、本発明(4)においては、上記本発明
(2)において、表示部24を備え、モード比較判定部
21は、切換モード指定部22が1+1モード又は1:
1モードを指定し、かつ該指定切換モードが対向局から
受信した切換モード情報と不一致の場合は、その旨を表
示部24に表示し、又は外部の監視装置50に通知す
る。
【0018】例えば自局が1+1モード(固定)を指定
し、かつ対向局が1:1モード(固定)であった様な場
合には局間で切換モードの不一致が生じる。実際上この
ような状況は、切換モードの誤設定又は局間伝送路の誤
接続等により生じ得る。係る場合でも、本発明(4)に
よれば、モード比較判定部21は、切換モードの不一致
を検出してその旨を表示部24に表示し、又は外部の監
視装置50に通知するので、保守者等は切換モードの不
整合を容易に認識できる。
【0019】また好ましくは、本発明(5)において
は、上記本発明(4)において、モード比較判定部21
は、切換モード指定部22の指定切換モードを自局の運
用切換モードとする。従って、この場合の自局は不一致
の表示又は通知を継続することとなり、保守者による早
期対応を期待できる。
【0020】また好ましくは、本発明(6)において
は、上記本発明(1)において、表示部24を備え、モ
ード比較判定部21は、冗長系の各オーバヘッド情報か
ら抽出した各切換モード情報が互いに不一致の場合は、
その旨を表示部24に表示し、又は外部の監視装置50
に通知する。このような状況は、冗長系の一方の伝送路
又はインタフェース部等に障害があり、又は冗長系の一
方の回線を誤接続した場合等に生じ得る。係る場合で
も、本発明(6)によれば、モード比較判定部21は、
切換モードの不一致を検出してその旨を表示部24に表
示し、又は外部の監視装置50に通知するので、保守者
等は伝送路障害や誤接続を容易に認識できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通
して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図
2は実施の形態による伝送装置の一部構成を示す図で、
図において、21は後述の種々の条件下で切換制御部1
3の動作モードを適正に決定するモード比較判定部、2
2は同期、1+1及び1:1の各指定切換モードをマニ
ュアル設定可能なモード切換スイッチ、23は対向局か
らの切換モード情報を記憶するバックアップメモリ(R
AM,EEPROM等)、24はLED,LCD等から
なる表示部である。その他の構成については図9で述べ
たものと同様で良い。
【0022】モード比較判定部21は、切換制御部13
と同様に、不図示のCPUとメモリとからなる構成のプ
ログラムの実行により実現される。またバックアップメ
モリ23は初期状態のデフォルト情報として例えば1+
1モードを記憶している。また図の冗長系切換スイッチ
12は、送信信号TDを0,1系の各伝送路に切り換え
る様に示してあるが、本実施の形態では0,1系の各伝
送路に同時に同一の信号TDを送信するものとする。
【0023】また、この例の監視装置は局舎毎に設けた
監視装置、又はネットワークシステムに共通の上位の監
視装置である。局舎毎に設けた監視装置の場合は不図示
のシリアルインタフェース等を介してモード比較判定部
21と独自の通信線で接続される。またネットワークシ
ステムに共通の監視装置の場合は、独自の共通線又は図
示の主信号ライン(伝送路)を介して各局舎(伝送装
置)からの監視情報を収集可能である。
【0024】以下、実施の形態によるモード比較判定部
21の処理を説明する。図3は実施の形態によるモード
比較判定処理のフローチャートで、伝送装置(モジュー
ル)のリセット時及び対向局から0,1系の各OH情報
が受信された時等にこの処理に入力する。ステップS1
では対向局から送られる0,1系の各OH情報が共に異
常か否かを判別する。なお、各OH情報のCRC検査は
各OH終端部で行われる。0,1系の各OH情報が共に
異常でない場合は、両系又は少なくとも一方の系が正常
な場合であり、更にステップS2では0,1系の各切換
モード情報(K2バイトのビット5)を比較し、ステッ
プS3では比較結果が一致か否かを判別する。
【0025】比較結果が不一致の場合は、一方の系に障
害(故障)又は伝送路の誤接続がある場合と考えられ
る。ステップS4で0,1系間の切換モード情報が不一
致の旨を表示部24に表示し、併せてその旨を上位の監
視装置に通知する。その際には、好ましくは、上記0,
1系間不一致の旨に加えて、0,1系の各切換モード情
報等の障害解析に役立つ詳細情報も併せて表示、通知す
る。そして、係る場合には、通常は現用系の障害である
場合が多いことから、ステップS5では予備系の受信O
H情報から対向局の切換モード情報を抽出する。なお、
0,1系のいずれが現用系で他が予備系かの情報は切換
制御部13が管理・保持している。
【0026】また上記ステップS3の判別で0,1系間
の切換モード情報が一致の場合は上記ステップS4,S
5の処理をスキップする。なお、この場合は現用,予備
のいずれの切換モード情報を抽出しても良いが、通常は
現用系の切換モード情報を抽出する。そして、ステップ
S6では対向局の切換モード情報を抽出できたことによ
り、該切換モード情報をバックアップメモリ23に保持
する。
【0027】また上記ステップS1の判別で0,1系の
OH情報が共に異常の場合は、両系の伝送路障害又は対
向局の故障と考えられる。この場合は対向局の切換モー
ド情報を抽出できないので、上記ステップS2〜S6の
処理をスキップする。ステップS7では自局のモード切
換スイッチ22の指定が同期モードか否かを判別する。
同期モードの場合は、自局の運用切換モードを対向局の
運用切換モードに合わせるべく、ステップS8ではバッ
クアップメモリ23から対向局の切換モード情報をレジ
スタに取得する。また同期モードでない場合は、自局の
運用切換モードを自局の指定切換モードに合わせるべ
く、ステップS9ではモード切換スイッチ22の切換モ
ード情報(1+1又は1:1)をレジスタに取得する。
更にステップS10では自局の切換モード情報が対向局
の切換モード情報と一致するか否かを判別し、一致する
場合はステップS12に進む。
【0028】また一致しない場合は、ステップS11で
局間の切換モード情報が不一致の旨を表示部24に表示
し、併せてその旨を上位の監視装置に通知する。その際
には、好ましくは、上記局間不一致の旨に加えて、対向
局の切換モード情報、自局の切換モードの指定情報等、
不一致状態の解析に役立つ詳細情報も併せて表示、通知
する。そして、ステップS12に進む。
【0029】ステップS12では上記ステップS8又は
9でレジスタに取得した切換モード情報を切換制御部1
3に出力する。以後は、切換制御部13はこの運用切換
モード情報に従って0,1系の冗長切換制御を行う。図
4〜図7は実施の形態による冗長系切換モード設定方式
の動作を具体的に説明する図(1)〜(4)である。
【0030】図4は本実施の形態による自局Aと対向局
Bとが対向した場合を示している。今、自局Aと対向局
Bとで共にモード切換スイッチ22を同期モードにした
とする。自局Aが対向局Bからの切換モード情報(K2
バイトのビット5)を受け取る前はバックアップメモリ
23にデフォルト情報として例えば1+1モード情報が
記憶されている。自局Aのモード比較判定部21では、
モード切換スイッチ22の設定が同期モードであること
により、バックアップメモリ23から前記1+1モード
情報(デフォルト情報)を読み出し、切換制御部13に
出力する。これにより自局Aの切換制御部13は1+1
モードで動作すると共に、K2バイトのビット5に1+
1モード情報を搭載して対向局Bに送信する。
【0031】対向局Bでは、局Aから1+1モード情報
を取得したことにより、モード比較判定部21が該1+
1モード情報をバックアップメモリ23に記憶する。更
にモード切換スイッチ23の設定が同期モードであるこ
とにより、バックアップメモリ23から前記1+1モー
ド情報(局Aからの切換モード情報)を読み出し、切換
制御部13に出力する。これにより対向局Bの切換制御
部13は1+1モードで動作すると共に、K2バイトの
ビット5に1+1モード情報を搭載して局Aに送信す
る。
【0032】自局Aでは、対向局Bから1+1モード情
報を取得したことにより、モード比較判定部21が該1
+1モード情報をバックアップメモリ23に記憶する。
更にモード切換スイッチ22の設定が同期モードである
ことにより、バックアップメモリ23から前記1+1モ
ード情報(対向局Bからの切換モード情報)を読み出
し、切換制御部13に出力する。これにより自局Aの切
換制御部13は1+1モードで動作すると共に、K2バ
イトのビット5に1+1モードを搭載して対向局Bに送
信する。こうして自局Aと対向局B間の運用切換モード
は共通の1+1モードに合わせ込まれる。
【0033】なお、上記は自局Aのデフォルト情報がた
またま1+1モードであったため、両局A,Bは共に1
+1モードに合わせ込まれたが、自局Aのデフォルト情
報がもし1:1モードであった場合は、両局A,Bは共
に1:1モードに合わせ込まれる。このように、自局A
と対向局Bとで共にモード切換スイッチ22を同期モー
ドに設定することは、両局A,B共に1+1又は1:1
モードのいずれで運用しても良いことを表す。この場合
に、システムの立ち上げ時には自局A又は対向局Bのデ
フォルト情報に従って運用切換モードが決定されるが、
伝送路障害又は装置(モジュール)の故障からの再立ち
上げ時には、障害前の通信で決定された共通の運用切換
モード情報が自局A及び又は対向局Bのバックアップメ
モリ23に記憶されているので、該切換モード情報に従
って通信が円滑に再開される。
【0034】次に、自局Aのモード切換スイッチ22を
1:1モードに設定し、かつ対向局Bのモード切換スイ
ッチ22を同期モードに設定した場合を説明する。自局
Aのモード比較判定部21は、モード切換スイッチ22
が1:1モードであることにより、該モード切換スイッ
チ22の出力の1:1モード情報を切換制御部13に出
力する。これにより自局Aの切換制御部13は1:1モ
ードで動作すると共に、K2バイトのビット5に1:1
モード情報を搭載して対向局Bに送信する。
【0035】対向局Bでは、局Aから1:1モード情報
を取得したことにより、モード比較判定部21が該1:
1モード情報をバックアップメモリ23に記憶する。更
に対向局Bのモード切換スイッチ22の設定は同期モー
ドであることにより、バックアップメモリ23から前記
1:1モード情報(局Aからの切換モード情報)を読み
出し、切換制御部13に出力する。これにより対向局B
の切換制御部13は1:1モードで動作すると共に、K
2バイトのビット5に1:1モード情報を搭載して局A
に送信する。
【0036】自局Aでは、対向局Bから1:1モード情
報を取得したことにより、モード比較判定部21が該
1:1モード情報をバックアップメモリ23に記憶す
る。更に自局Aのモード切換スイッチ22の設定は1:
1モードであることにより、バックアップメモリ23の
情報は使用せずに、モード切換スイッチ22の出力の
1:1モード情報を切換制御部13に出力する。こうし
て自局Aと対向局Bの各運用切換モードは自局Aの1:
1モードに合わせ込まれる。なお、自局Aのモード切換
スイッチ22の設定が1+1モードの場合も同様であ
る。
【0037】以上のことは、対向局Bが図9に示す従来
型の伝送装置(モジュール)30であった場合も同様で
あり、更には対向局Bが従来の伝送装置30よりも更に
旧式なもので、例えば1+1又は1:1モードのみでし
か動作できない様な伝送装置(モジュール)であった場
合も同様である。図5は両系の伝送路断又は対向局Bが
電源断や故障等により自局Aとの通信が行えない場合の
処理示している。
【0038】障害時には、自局Aでは対向局Bからの切
換モード情報が得られないため、自局Aのモード切換ス
イッチ22の設定が同期モードの場合は、バックアップ
メモリ23から切換モード情報(障害前に取得した対向
局Bからの切換モード情報)を読み出し、またモード切
換スイッチ22の設定が1+1又は1:1モードの場合
は、該モード切換スイッチ22から1+1又は1:1モ
ード情報を読み出し、切換制御部13に出力する。その
後、対向局Bの電源復旧、故障回復、両系伝送路の回復
等により対向局Bとの通信が再開すると、同期モード,
1+1又は1:1モードの設定に従う切換制御を行う。
【0039】図6は自局Aのモード選択スイッチ22の
設定が1+1モードで、かつ対向局Bのモード選択スイ
ッチ22の設定が1:1モードの場合を示している。自
局Aの設定は1+1固定モードであり、かつ対向局Bか
らは1:1の切換モード情報が通知されたため、自局A
のモード比較判定部21では切換モードの不一致を検出
し、表示部24に局間不一致の旨を表示する。併せてそ
の旨を上位の監視装置に通知する。
【0040】一方、対向局Bではモード選択スイッチ2
2の設定が1:1固定モードであるのに、局Aからは1
+1の切換モード情報が通知されるため、対向局Bのモ
ード比較判定部21でも切換モードの不一致を検出し、
表示部24に局間不一致の旨を表示する。その旨表示す
る。併せてその旨を上位の監視装置に通知する。従っ
て、両局A,Bで共に不一致を表示可能となり、上位の
監視装置でもこの不一致状態を把握できる。これによ
り、保守者の速やかな対応を期待できる。
【0041】図7は対向局Bが故障又は伝送路の一部誤
接続等により0系と1系とで異なる切換モード情報を受
信した場合を示している。自局Aにおいて、モード比較
判定部21は、0系と1系とで異なる切換モード情報を
受信すると、系間の不一致を検出し、表示部24に系間
不一致の旨を表示する。併せてその旨を上位の監視装置
に通知する。これにより、対向局Bの故障又は伝送路の
一部誤接続が判明する。
【0042】なお、上記実施の形態では自局の切換モー
ド設定をモード切換スイッチ22により行ったが、これ
に限らない。モード切換スイッチ22に代えて、シリア
ルインタフェース又は通信制御部を設けることにより、
局舎毎の監視装置、又は各局舎に共通の中央の監視装置
から、同期、1+1又は1:1の切換モード情報をリモ
ート設定できる。こうすれば、局舎毎又はネットワーク
システムの冗長系切換モードを一括して運用管理でき、
極めて能率が良い。
【0043】また、上記本発明に好適なる実施の形態を
述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で各部の構
成、制御、及びこれらの組合せの様々な変更が行えるこ
とは言うまでも無い。
【0044】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、冗長単
位に予め切換方式をマニュアル設定しなくても、冗長単
位に対向装置が選択している切換モードに同期可能とな
る。また伝送路の接続誤りや、切換方式が予め固定され
ている場合の切換方式の設定誤り等を、遅滞なく発見で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】実施の形態による伝送装置の一部構成を示す図
である。
【図3】実施の形態によるモード比較判定処理のフロー
チャートである。
【図4】実施の形態による冗長切換モード設定方式の動
作を説明する図(1)である。
【図5】実施の形態による冗長切換モード設定方式の動
作を説明する図(2)である。
【図6】実施の形態による冗長切換モード設定方式の動
作を説明する図(3)である。
【図7】実施の形態による冗長切換モード設定方式の動
作を説明する図(4)である。
【図8】SDH伝送システムの一部構成を示す図であ
る。
【図9】従来の伝送装置の一部構成を示す図である。
【図10】K1バイトを説明する図である。
【図11】K2バイトを説明する図である。
【符号の説明】
10 伝送装置 11 インタフェース(IF)部 12 冗長系切換スイッチ(SW) 13 切換制御部 14 モード切換スイッチ 21 モード比較判定部 22 モード切換スイッチ 23 バックアップメモリ 24 表示部 25 切換モード抽出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諸田 仁志 石川県金沢市広岡3丁目1番1号 富士通 北陸通信システム株式会社内 (72)発明者 森 康晃 石川県金沢市広岡3丁目1番1号 富士通 北陸通信システム株式会社内 (72)発明者 横山 哲哉 石川県金沢市広岡3丁目1番1号 富士通 北陸通信システム株式会社内 (72)発明者 神田 学 石川県金沢市広岡3丁目1番1号 富士通 北陸通信システム株式会社内 Fターム(参考) 5K014 CA01 CA06 FA01 5K028 MM12 NN00 QQ01 SS24 5K035 BB01 DD01 LL14 LL18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主信号のオーバヘッド情報に含まれる予
    備切換情報に基づき自局と対向局とが相互に冗長系の切
    換制御を行う通信システムの冗長系切換モード設定方式
    において、 自局の切換モードを指定する切換モード指定部と、 対向局からのオーバヘッド情報から該対向局の切換モー
    ド情報を抽出する切換モード抽出部と、 切換モード指定部が同期モードを指定したことにより自
    局の運用切換モードを対向局の切換モード情報に合わせ
    込むモード比較判定部と、 モード比較判定部の運用切換モードに従い自局の冗長系
    切換制御を行う切換制御部とを備えることを特徴とする
    冗長系切換モード設定方式。
  2. 【請求項2】 切換モード指定部は、同期モードと、1
    +1モード又は1:1モードをマニュアル設定又は外部
    からのリモート設定により指定可能なことを特徴とする
    請求項1に記載の冗長系切換モード設定方式。
  3. 【請求項3】 対向局から受信した切換モード情報を記
    憶するメモリを備え、モード比較判定部は、切換モード
    指定部が同期モードを指定し、かつ自局と対向局間の通
    信が行えない場合は、前記メモリの切換モード情報を自
    局の運用切換モードとすることを特徴とする請求項1に
    記載の冗長系切換モード設定方式。
  4. 【請求項4】 表示部を備え、モード比較判定部は、切
    換モード指定部が1+1モード又は1:1モードを指定
    し、かつ該指定切換モードが対向局から受信した切換モ
    ード情報と不一致の場合は、その旨を表示部に表示し、
    又は外部の監視装置に通知することを特徴とする請求項
    2に記載の冗長系切換モード設定方式。
  5. 【請求項5】 モード比較判定部は、切換モード指定部
    の指定切換モードを自局の運用切換モードとすることを
    特徴とする請求項4に記載の冗長系切換モード設定方
    式。
  6. 【請求項6】 表示部を備え、モード比較判定部は、冗
    長系の各オーバヘッド情報から抽出した各切換モード情
    報が互いに不一致の場合は、その旨を表示部に表示し、
    又は外部の監視装置に通知することを特徴とする請求項
    1に記載の冗長系切換モード設定方式。
JP10188737A 1998-07-03 1998-07-03 冗長系切換モード設定方式 Withdrawn JP2000022650A (ja)

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