JP2000021044A - 記録再生装置 - Google Patents
記録再生装置Info
- Publication number
- JP2000021044A JP2000021044A JP10189537A JP18953798A JP2000021044A JP 2000021044 A JP2000021044 A JP 2000021044A JP 10189537 A JP10189537 A JP 10189537A JP 18953798 A JP18953798 A JP 18953798A JP 2000021044 A JP2000021044 A JP 2000021044A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- recording medium
- cassette
- carriage
- recording
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 結露の可能性があるカセットの装着を禁止
し、テープダメージを防止できる記録再生装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 キャリッジ３に設置された記録媒体温度
検出手段９によって、カセットイン前後の温度差を検出
し、装着されたカセットの温度が所定温度以上低い場合
は、制御手段１２からローディング機構１１に対して、
ローディング禁止を指示する。表示装置１４に対してワ
ーニング表示をさせて、カセットの結露障害を防止す
る。
し、テープダメージを防止できる記録再生装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 キャリッジ３に設置された記録媒体温度
検出手段９によって、カセットイン前後の温度差を検出
し、装着されたカセットの温度が所定温度以上低い場合
は、制御手段１２からローディング機構１１に対して、
ローディング禁止を指示する。表示装置１４に対してワ
ーニング表示をさせて、カセットの結露障害を防止す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体が可搬型
の磁気記録再生装置に関する。
の磁気記録再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ビデオテープレコーダ（以下、ＶＴＲと
称す）は、オープンリール型からカセット型へ移行し、
また小型軽量化も進み、野外での使用も盛んに行われる
ようになった。野外での使用に際して、ＶＴＲとして特
に注意すべきことに、結露の問題がある。
称す）は、オープンリール型からカセット型へ移行し、
また小型軽量化も進み、野外での使用も盛んに行われる
ようになった。野外での使用に際して、ＶＴＲとして特
に注意すべきことに、結露の問題がある。
【０００３】室外の低温環境下で使われたＶＴＲを、室
温（常温）環境下へ移動すると結露が発生する。特に、
熱容量の大きいシリンダが影響を受けやすい。結露が発
生すると、例えば磁気テープを回転シリンダに巻き付け
て記録再生するＶＴＲでは、磁気テープがシリンダに張
り付き、テープダメージを引き起こす可能性がある。
温（常温）環境下へ移動すると結露が発生する。特に、
熱容量の大きいシリンダが影響を受けやすい。結露が発
生すると、例えば磁気テープを回転シリンダに巻き付け
て記録再生するＶＴＲでは、磁気テープがシリンダに張
り付き、テープダメージを引き起こす可能性がある。
【０００４】従来、ＶＴＲにおける結露予防としては、
図４に示したようにシリンダ１の近傍に結露センサ２
（例えば、湿度が上昇すれば、抵抗値が変化する湿度セ
ンサ）を設置し、露付きを検出してキャリッジ３の制御
を行いカセットの挿入を予防したり、また特開平5-2507
57号公報に記載されたものが知られている。
図４に示したようにシリンダ１の近傍に結露センサ２
（例えば、湿度が上昇すれば、抵抗値が変化する湿度セ
ンサ）を設置し、露付きを検出してキャリッジ３の制御
を行いカセットの挿入を予防したり、また特開平5-2507
57号公報に記載されたものが知られている。
【０００５】図５に示す特開平5-250757号公報の技術
は、結露が温度差が原因で発生することを利用してお
り、シリンダ１の近傍温度を第１の温度センサ４で測定
し、このシリンダ１からある距離を離れた周囲温度を第
２の温度センサ５で測定し、これら第１，第２の温度セ
ンサ４，５の検出温度の差を検出し、結露予防を図って
いる。
は、結露が温度差が原因で発生することを利用してお
り、シリンダ１の近傍温度を第１の温度センサ４で測定
し、このシリンダ１からある距離を離れた周囲温度を第
２の温度センサ５で測定し、これら第１，第２の温度セ
ンサ４，５の検出温度の差を検出し、結露予防を図って
いる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが結露センサ２
を使用したＶＴＲは、シリンダ１の結露に対しての検出
予防を行うものであって、例えば、常温環境下に十分に
馴染んだＶＴＲに、室外で使用したりまたは冷房運転の
エアコンの前に放置したりして、低温状態に馴染んだカ
セットを挿入した時には、このカセットが結露し始め、
ＶＴＲのシリンダ１の周辺に設置した結露センサ２が結
露を検出するまでに、テープがシリンダと張り付きをお
こす問題がある。
を使用したＶＴＲは、シリンダ１の結露に対しての検出
予防を行うものであって、例えば、常温環境下に十分に
馴染んだＶＴＲに、室外で使用したりまたは冷房運転の
エアコンの前に放置したりして、低温状態に馴染んだカ
セットを挿入した時には、このカセットが結露し始め、
ＶＴＲのシリンダ１の周辺に設置した結露センサ２が結
露を検出するまでに、テープがシリンダと張り付きをお
こす問題がある。
【０００７】２つの温度センサ４，５を使用したＶＴＲ
の場合には、第２の温度センサ５は外気の温度の測定を
目的としてＶＴＲ本体の外装ケース６の内部でシリンダ
１から離れた場所に設置されており、常温環境下に十分
に馴染んだＶＴＲの場合には、上記のように低温状態に
馴染んだカセットを挿入しても第２の温度センサ５の検
出温度が迅速に応答しないため、結露したカセットのテ
ープをシリンダ１にローディングしてしまってテープが
シリンダに張り付きをおこす問題がある。
の場合には、第２の温度センサ５は外気の温度の測定を
目的としてＶＴＲ本体の外装ケース６の内部でシリンダ
１から離れた場所に設置されており、常温環境下に十分
に馴染んだＶＴＲの場合には、上記のように低温状態に
馴染んだカセットを挿入しても第２の温度センサ５の検
出温度が迅速に応答しないため、結露したカセットのテ
ープをシリンダ１にローディングしてしまってテープが
シリンダに張り付きをおこす問題がある。
【０００８】本発明は、上記のような障害の発生をより
確実に予防できる記録再生装置を提供することを目的と
する。
確実に予防できる記録再生装置を提供することを目的と
する。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明の記録再生装置
は、カセットが挿入された時、このカセットの温度を検
出し、ＶＴＲの環境温度との温度差が所定温度以下であ
れば、このカセットの装着を禁止またはワーニングの表
示するように構成したものである。
は、カセットが挿入された時、このカセットの温度を検
出し、ＶＴＲの環境温度との温度差が所定温度以下であ
れば、このカセットの装着を禁止またはワーニングの表
示するように構成したものである。
【００１０】この本発明によると、低温状態に馴染んだ
カセットを挿入してもテープがシリンダに張り付きをお
こす障害の発生を確実に防止できる。
カセットを挿入してもテープがシリンダに張り付きをお
こす障害の発生を確実に防止できる。
【００１１】
【発明の実施の形態】本発明の記録再生装置は、キャリ
ッジに挿入された可搬型の記録媒体を記録または再生可
能な状態にローディングする記録再生装置であって、前
記キャリッジに記録媒体が挿入されたことを検出する記
録媒体検出手段を設け、前記キャリッジに挿入された記
録媒体の温度を検出する記録媒体温度検出手段を設け、
記録媒体がキャリッジに挿入される前後の前記記録媒体
温度検出手段の検出温度の差を読み取って、挿入後に検
出された温度が挿入前の温度よりも低くて、温度差が予
め設定した値よりも低い場合に前記ローディングの実行
を禁止指示または警告指示を発生する制御手段を設けた
ことを特徴とする。
ッジに挿入された可搬型の記録媒体を記録または再生可
能な状態にローディングする記録再生装置であって、前
記キャリッジに記録媒体が挿入されたことを検出する記
録媒体検出手段を設け、前記キャリッジに挿入された記
録媒体の温度を検出する記録媒体温度検出手段を設け、
記録媒体がキャリッジに挿入される前後の前記記録媒体
温度検出手段の検出温度の差を読み取って、挿入後に検
出された温度が挿入前の温度よりも低くて、温度差が予
め設定した値よりも低い場合に前記ローディングの実行
を禁止指示または警告指示を発生する制御手段を設けた
ことを特徴とする。
【００１２】以下、本発明の実施の形態を図１〜図３に
基づいて説明する。図２（ａ）に示すようにキャリッジ
３には、記録媒体としてのカセット７が挿入されたこと
を検出する記録媒体検出手段８と、キャリッジ３に挿入
されたカセット７の温度を検出する記録媒体温度検出手
段９とが設けられている。
基づいて説明する。図２（ａ）に示すようにキャリッジ
３には、記録媒体としてのカセット７が挿入されたこと
を検出する記録媒体検出手段８と、キャリッジ３に挿入
されたカセット７の温度を検出する記録媒体温度検出手
段９とが設けられている。
【００１３】記録媒体温度検出手段９は、キャリッジ３
に挿入されたカセット７に接触して直接にカセット７の
温度を検出する温度センサ、またはキャリッジ３に挿入
されたカセット７に近接した位置に配設されてカセット
７の輻射熱を検出する温度センサで構成されている。
に挿入されたカセット７に接触して直接にカセット７の
温度を検出する温度センサ、またはキャリッジ３に挿入
されたカセット７に近接した位置に配設されてカセット
７の輻射熱を検出する温度センサで構成されている。
【００１４】記録媒体検出手段８は、挿入されたカセッ
ト７が検出レバーに当接するように取り付けられたマイ
クロスイッチ、または挿入されたカセット７によって受
光状態が変化してカセット７の有無を検出するフォトイ
ンタラプタで構成されている。
ト７が検出レバーに当接するように取り付けられたマイ
クロスイッチ、または挿入されたカセット７によって受
光状態が変化してカセット７の有無を検出するフォトイ
ンタラプタで構成されている。
【００１５】なお、シャーシ１０ならびにシャーシ１０
とキャリッジ３の間には、キャリッジ３を図２（ａ）の
位置から図２（ｂ）の位置を経て図２（ｃ）に示す位置
に移動させ、カセット７がリール１３に係合した図２
（ｃ）に示す位置にキャリッジ３が到着するとカセット
７から磁気テープを引き出してシリンダ１にローディン
グするローディング機構１１（図１参照）が設けられて
いる。このメカニズムは周知の一般的な構成であるた
め、具体的な説明を省く。
とキャリッジ３の間には、キャリッジ３を図２（ａ）の
位置から図２（ｂ）の位置を経て図２（ｃ）に示す位置
に移動させ、カセット７がリール１３に係合した図２
（ｃ）に示す位置にキャリッジ３が到着するとカセット
７から磁気テープを引き出してシリンダ１にローディン
グするローディング機構１１（図１参照）が設けられて
いる。このメカニズムは周知の一般的な構成であるた
め、具体的な説明を省く。
【００１６】図１に示す制御手段１２には、記録媒体検
出手段８と記録媒体温度検出手段９の信号が入力されて
おり、この制御手段１２は次のように信号を処理するよ
うに構成されている。
出手段８と記録媒体温度検出手段９の信号が入力されて
おり、この制御手段１２は次のように信号を処理するよ
うに構成されている。
【００１７】マイクロコンピュータで構成される制御手
段１２は、記録媒体温度検出手段９の検出温度Ｔｔを繰
り返し読み込んでおり、記録媒体検出手段８がカセット
７を検出する前後の検出温度Ｔｒ，Ｔｓの温度差が、挿
入後に検出された温度Ｔｓが挿入前の温度よりも低く
て、温度差が予め設定した値ｄＴよりも低いかどうかを
判定している。
段１２は、記録媒体温度検出手段９の検出温度Ｔｔを繰
り返し読み込んでおり、記録媒体検出手段８がカセット
７を検出する前後の検出温度Ｔｒ，Ｔｓの温度差が、挿
入後に検出された温度Ｔｓが挿入前の温度よりも低く
て、温度差が予め設定した値ｄＴよりも低いかどうかを
判定している。
【００１８】図３（ａ）は記録媒体検出手段８の検出出
力を示しており、時刻ｔ１にカセット７を検出して出力
が反転している。常温環境下に十分に馴染んだＶＴＲ
に、低温状態に馴染んだカセットを挿入した場合には、
時刻ｔ１の後の検出温度Ｔｔは、図３（ｂ）に示すよう
に低下し、制御手段１２は温度差がｄＴを越えた時刻ｔ
２に出力が図３（ｃ）に示すように、例えばＬレベルか
らＨレベルに反転する。
力を示しており、時刻ｔ１にカセット７を検出して出力
が反転している。常温環境下に十分に馴染んだＶＴＲ
に、低温状態に馴染んだカセットを挿入した場合には、
時刻ｔ１の後の検出温度Ｔｔは、図３（ｂ）に示すよう
に低下し、制御手段１２は温度差がｄＴを越えた時刻ｔ
２に出力が図３（ｃ）に示すように、例えばＬレベルか
らＨレベルに反転する。
【００１９】この制御手段１２の出力がＨレベルに反転
すると、ローディング機構１１はテープローディングを
禁止され、表示装置１４は装着されたカセットが結露を
発生させる可能性がある意味を示すワーニング表示（例
えば、「DEW CASSETTE」等の表示）を行うように切り
換えられて、結露によるシリンダ１へのテープの張り付
きの障害の発生を防止できる。
すると、ローディング機構１１はテープローディングを
禁止され、表示装置１４は装着されたカセットが結露を
発生させる可能性がある意味を示すワーニング表示（例
えば、「DEW CASSETTE」等の表示）を行うように切り
換えられて、結露によるシリンダ１へのテープの張り付
きの障害の発生を防止できる。
【００２０】上記実施の形態の記録媒体検出手段８はキ
ャリッジ３に取り付けたマイクロスイッチなどで構成し
たが、これは、ＶＴＲの外装に設けられてキャリッジ３
の受入口１５に臨むテープ挿入口を開閉する扉の開閉を
マイクロスイッチやフォトインタラプタなどのセンサで
検出して実現することもできる。
ャリッジ３に取り付けたマイクロスイッチなどで構成し
たが、これは、ＶＴＲの外装に設けられてキャリッジ３
の受入口１５に臨むテープ挿入口を開閉する扉の開閉を
マイクロスイッチやフォトインタラプタなどのセンサで
検出して実現することもできる。
【００２１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、記録媒体
が挿入された前後の温度差に基づいて制御手段がローデ
ィングの実行を禁止指示または警告指示を発生するの
で、挿入される記録媒体の結露によるシリンダへの張り
付きの障害の発生を確実に防止することができる。
が挿入された前後の温度差に基づいて制御手段がローデ
ィングの実行を禁止指示または警告指示を発生するの
で、挿入される記録媒体の結露によるシリンダへの張り
付きの障害の発生を確実に防止することができる。
【図１】本発明の実施の形態の記録再生装置の電気的な
構成図
構成図
【図２】同実施の形態におけるローディング機構とセン
サの取り付け位置を示す側面図
サの取り付け位置を示す側面図
【図３】同実施の形態の制御手段の入出力信号の波形図
【図４】従来の記録再生装置における第１の結露対策を
示す構成図
示す構成図
【図５】従来の記録再生装置における第２の結露対策を
示す構成図
示す構成図
１ シリンダ ３ キャリッジ ７ カセット ８ 記録媒体検出手段 ９ 記録媒体温度検出手段 １１ ローディング機構 １２ 制御手段 １４ 表示装置
Claims (2)
- 【請求項１】キャリッジに挿入された可搬型の記録媒体
を記録または再生可能な状態にローディングする記録再
生装置であって、 前記キャリッジに記録媒体が挿入されたことを検出する
記録媒体検出手段を設け、 前記キャリッジに挿入された記録媒体の温度を検出する
記録媒体温度検出手段を設け、 記録媒体がキャリッジに挿入される前後の前記記録媒体
温度検出手段の検出温度の差を読み取って、挿入後に検
出された温度が挿入前の温度よりも低くて、温度差が予
め設定した値よりも低い場合に前記ローディングの実行
を禁止指示または警告指示を発生する制御手段を設けた
記録再生装置。 - 【請求項２】記録媒体温度検出手段は、温度センサをキ
ャリッジに取り付けて構成した請求項１記載の記録再生
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10189537A JP2000021044A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10189537A JP2000021044A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 記録再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000021044A true JP2000021044A (ja) | 2000-01-21 |
Family
ID=16242976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10189537A Pending JP2000021044A (ja) | 1998-07-06 | 1998-07-06 | 記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000021044A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106657856A (zh) * | 2016-06-22 | 2017-05-10 | 梅维泉 | 基于温度值的录像定位方法 |
-
1998
- 1998-07-06 JP JP10189537A patent/JP2000021044A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106657856A (zh) * | 2016-06-22 | 2017-05-10 | 梅维泉 | 基于温度值的录像定位方法 |
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