JP2000019642A - 投写型表示装置 - Google Patents

投写型表示装置

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JP2000019642A
JP2000019642A JP10181175A JP18117598A JP2000019642A JP 2000019642 A JP2000019642 A JP 2000019642A JP 10181175 A JP10181175 A JP 10181175A JP 18117598 A JP18117598 A JP 18117598A JP 2000019642 A JP2000019642 A JP 2000019642A
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power supply
unit
supply unit
projection
optical system
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Kazuo Okawa
一夫 大川
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化、コンパクト化に適した電源ユ
ニットの配置構成を採用した投写型表示装置を提案する
こと。 【解決手段】 投写型表示装置1の外装ケース2の内部
に配置された電源ユニット40は、第1の電源部ユニッ
ト41と第2の電源部ユニット42を配線接続すること
により構成されたものである。第1の電源部ユニット4
1は、光学系10の左側方に配置された本体部分411
と、この部分411の前端から投写レンズユニット5の
左側方に延びる延設部分412とを備えている。第2の
電源部ユニット42は投写レンズユニット5の右側方に
配置されている。このように、デッドスペースとなる投
写レンズユニット5の左右の空間に各電源部ユニット4
1、42が配置され、外装ケース2内の空間が有効利用
されている。このため、投写型表示装置1の小型化、コ
ンパクト化を達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源から出射され
た光を変調装置によって変調し、変調後の光を投写する
投写型表示装置に関するものである。更に詳しくは、投
写型表示装置における電源装置のレイアウトに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】投写型表示装置は、基本的には、電源ユ
ニットと、光源ランプユニットおよびこのランプユニッ
トから出射された光束を変調する変調装置を備えた光学
系と、この光学系の変調装置によって変調された変調光
を投写面上に拡大投写する投写レンズユニットとから構
成されている。
【0003】電源ユニットおよび光学系は、略直方体形
状をした外装ケースに内蔵されている。光学系は外装ケ
ース内のほぼ中央に配置されている。投写レンズユニッ
トは、光学系の装置前方の部分から外装ケースの前面を
貫通して装置前方に突き出ている。電源ユニットは、平
滑回路等の各構成回路が共通のシールドケースに内蔵さ
れて一体化されたものであり、電子回路を構成する整流
器やインダクタ等の電気素子・電子素子からのノイズが
外装ケース内に漏れでないようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここで、電源ユニット
は、光学系を除く投写レンズユニット等の各構成部品に
比べて大きいので、外装ケース内における電源ユニット
の配置箇所は必然的に限定されてしまう。この電源ユニ
ットの配置を工夫すれば、装置の小型化、コンパクト化
を達成できる。
【0005】本発明の課題は、装置の小型化およびコン
パクト化に適した電源装置の配置構成を採用した投写型
表示装置を提案することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は、電源装置と、光源装置および該光源装置
からの光を変調する変調装置を備えた光学系と、該光学
系の前記変調装置によって変調された光を拡大投写する
投写光学手段と、前記電源装置および前記光学系を収納
する外装ケースとを有する投写型表示装置において、前
記電源装置は、前記外装ケース内の異なる位置に分離配
置された第1および第2の電源部を有していることを特
徴とする。
【0007】本発明の投写型表示装置では、外装ケース
内の異なる位置に電源装置の第1および第2の電源部が
分離配置される。これら第1および第2の電源部のそれ
ぞれは従来の電源装置に比べて小さいので、狭いスペー
スにそれぞれを配置できる。すなわち、外装ケース内に
点在するデッドスペースにそれぞれの電源部を配置でき
る。このようにデッドスペースを電源装置の配置空間と
して利用できるので、投写型表示装置の小型化およびコ
ンパクト化を達成できる。
【0008】また、前記外装ケースは略直方体形状をし
ており、当該外装ケース内のほぼ中央部には略矩形の平
面形状をした前記光学系が配置されており、前記投写光
学手段は、前記光学系の装置前方側から前記外装ケース
の前面に延びている場合、外装ケース内における投写光
学手段の左右の空間がとかくデッドスペースになり易
い。このため、これらの空間に前記第1および第2の電
源部を分離配置することが望ましい。
【0009】ここで、前記第1の電源部を、外部から供
給される交流電圧を直流電圧に変換するAC入力部と
し、前記第2の電源部を、前記第1の電源部で変換され
た直流電圧をこれとは異なる直流電圧に変換するDC電
源部とすることが望ましい。このようにすれば、分離配
置された第1および第2の電源部の間の接続配線に供給
される電圧は安定した電圧となるので、外装ケース内の
他の電気回路等からのノイズがこの配線を介して電源部
に影響を与えることを抑制できる。また、電源部の分離
は電源回路における配線数が少ない部分で行っているの
で、電源部が周りの構成部品から受ける影響を抑制する
ことができる。なお、第2の電源部は、装置内の各電気
回路に直流電源電圧を供給する電源部となるものであ
る。
【0010】さらに、前記第1および第2の電源部は、
それぞれ個別のシールドケース内に配置され、前記第1
の電源部と前記第2の電源部の接続配線が前記投写光学
手段を横切って延在されるようにすると、電源ノイズを
発生する電源部本体はシールドケースにより覆われるの
で、周囲の電源回路へのノイズを与えにくくなる。さら
に、2つの電源部を接続する配線は、シールドケースか
ら引き出されて配線されるが、配線数も少なく且つ電源
装置の中でも安定した電圧が供給される配線であるた
め、周囲にもノイズを与えにくく、且つ周囲からもノイ
ズの影響を受けにくい構成となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明を適
用した投写型表示装置を説明する。図1は投写型表示装
置の外観形状を示す斜視図である。投写型表示装置1
は、ほぼ直方体形状をした外装ケース2を有している。
外装ケース2は、基本的には、アッパーケース3と、ロ
アーケース4と、装置前面を規定しているフロントケー
ス5とから構成されている。フロントケース5の中央か
らは投写レンズユニット(投写光学手段)6の先端の部
分が突出している。
【0012】図2および図3は投写型表示装置1の外装
ケース2の内部における各構成部品の配置関係を示す図
である。図2はその平面的な配置関係を示す図であり、
図3はその立体的な配置関係を示す図である。これらの
図に示すように、外装ケース2の内部において、その中
央にはほぼ正方形(ほぼ矩形)の平面形状を有する光学
系10が配置されている。
【0013】光学系10は、ランプユニット(光源装
置)11と、このランプユニット11から出射された光
束を光学的に処理して画像情報に対応した光学像を形成
する光学ユニット12とを備えている。ランプユニット
11は装置後端の左側に配置されている。ランプユニッ
ト11は、光源ランプ111と、この光源ランプ111
を収納したランプハウジング112とを有している。こ
のランプユニット11は、外装ケース2の底面側に設け
られたランプ交換蓋(図示せず)を開いて、ユニット形
式で交換することができる。
【0014】このランプユニット11に対して、ほぼL
字状の平面形状を有する光学ユニット12が隣接配置さ
れている。これらランプユニット11および光学ユニッ
ト12によって正方形の平面形状を有する光学系10が
構成されている。この光学系10の装置前側のほぼ中央
には投写レンズユニット6の基端側の部分が位置してい
る。
【0015】装置左端側には、電源ユニット(電源装
置)40が配置されている。装置右端側には、外部装置
から入力される画像信号、クロック信号、制御信号等の
各種信号を入力処理するインターフェース回路が搭載さ
れたインターフェース回路基板20が装置前後方向に向
けて配置されている。このインターフェース回路基板2
0は装置上下方向に立ち上がった状態で配置されてい
る。このインターフェース回路基板20に平行に、イン
ターフェース回路基板20により入力処理された画像信
号を処理する信号処理回路が搭載されたビデオ回路基板
21が配置されている。光学系10の直上位置には、ビ
デオ回路基板21により処理された画像信号に基づき後
述する変調装置の駆動を制御したり、光源ランプを点灯
制御したりする制御回路等が搭載された制御回路基板2
2が水平に配置されている。
【0016】ランプユニット11の装置後側には排気用
ファン23が設置されている。この排気用ファン23に
対応して、外装ケース2の後面には排気口24が形成さ
れている。また、光学ユニット12の底面側(あるいは
上面側でもよい)には冷却用の吸気ファン25が設置さ
れている。この吸気ファン25の直下に位置する外装ケ
ース2の部分には、冷却空気取り入れ用の通気口27が
形成されている。この通気口27には、エアーフィルタ
ー28が設置され、その外側からは、複数の通気孔29
aを備えたエアフィルターカバー29が外装ケース2の
底面に対して取り付けられている。
【0017】光学系10の光学ユニット12は、後述す
る変調装置とダイクロイックプリズム50以外の光学素
子が上下のライトガイドと呼ばれるケース30、31に
よって上下から挟まれて保持された構成となっている。
これらのライトガイド30、31は外装ケース2に対し
て固定ねじにより固定されている。また、これらのライ
トガイド30、31は、ダイクロイックプリズム50の
側に位置するヘッド板32に同じく固定ねじによって固
定されている。ダイクロイックプリズム50は、ダイキ
ャスト板である厚手のヘッド板32の上面に固定ねじに
よって固定されている。このヘッド板32の前面には投
写レンズユニット6の基端側が同じく固定ねじによって
固定されている。
【0018】図4は投写型表示装置1の光学系10の概
略構成図である。投写型表示装置1は、ランプユニット
11の光源ランプ111からの光束を赤、緑、青の3色
の色光束に分離し、これらの各色光束を液晶ライトバル
ブを通して画像情報に対応させて変調し、変調後の各色
光束を合成して、投写レンズユニット6を介してスクリ
ーン上に拡大投写する形式のものである。
【0019】投写型表示装置1の光学系10の光学ユニ
ット12は、光源ランプ111から出射された光束Wを
赤、緑、青の光束R、G、Bに分離する色分離光学系6
0と、各色光束R、G、Bを変調する3枚の液晶ライト
バルブ(変調装置)70R、70G、70Bと、変調さ
れた後の各色光束を合成するダイクロイックプリズム5
0と、合成された光束をスクリーン55に拡大投写する
投写レンズユニット6の構成要素である投写レンズ6a
と、各色光束R、G、Bのうち、青色光束Bに対応する
液晶ライトバルブ70Bに導く導光系80とを有してい
る。また、光源ランプ111から出射された光束を複数
の部分光束に分割し、それらの部分光束を液晶ライトバ
ルブ70R、70G、70Bに重畳させる均一照明光学
系90を有している。
【0020】光源ランプ111は、メタルハライドラン
プや水銀灯等のランプ本体113と、ランプ本体113
からの発散光をほぼ平行光束として出射可能なリフレク
タ114とを備えている。
【0021】均一照明光学系90は、光源ランプ111
からの出射光束を複数の部分光束に分割し、それぞれの
部分光束を液晶ライトバルブ70R、70G、70B上
に重畳照射させることにより、液晶ライトバルブ70
R、70G、70Bをほぼ均一な照度で照明する機能を
有している。
【0022】この均一照明光学系90は、マトリクス状
に配置された複数の矩形レンズを備えた第1のレンズ板
91を有している。この第1のレンズ板91は、光源ラ
ンプ111からの出射光束を空間的に複数の部分光束に
分割し、各部分光束を所定の位置に集束させる。
【0023】各部分光束が集束する位置の近傍には、第
1のレンズ板91と同様に、マトリクス状に配置された
複数の矩形レンズを備えた第2のレンズ板92が配置さ
れている。第1のレンズ板91の各矩形レンズから出射
された部分光束は第2のレンズ板92の対応する矩形レ
ンズに入射する。
【0024】第2のレンズ板92の各矩形レンズに入射
した部分光束は、重畳レンズ93によって対応する液晶
ライトバルブ70R、70G、70B上に重畳照射され
る。なお、重畳レンズ93から出射された部分光束は、
反射ミラー94に向かって出射され、当該反射ミラー9
4で光路が90度折り曲げられて、色分離光学系60の
側に向かう。
【0025】色分離光学系60は、青緑反射ダイクロイ
ックミラー61と、緑反射ダイクロイックミラー62
と、反射ミラー63から構成されている。まず、青緑反
射ダイクロイックミラー61において、光束Wに含まれ
ている青色光束Bおよび緑色光束Gがほぼ直角に反射さ
れ、緑反射ダイクロイックミラー62の側に向かう。
【0026】赤色光束Rは、青緑反射ダイクロイックミ
ラー61を透過し、後方の反射ミラー63でほぼ直角に
反射されて、赤色光束Rの出射部64からダイクロイッ
クプリズム50の側に出射される。
【0027】次に、青緑反射ダイクロイックミラー61
において反射された青色、緑色光束B、Gのうち、緑反
射ダイクロイックミラー62において、緑色光束Gのみ
がほぼ直角に反射されて、緑色光束Gの出射部65から
ダイクロイックプリズム50の側に出射される。この緑
反射ダイクロイックミラー62を透過した青色光束B
は、青色光束Bの出射部66から導光系80の側に出射
される。なお、均一照明光学系90の光束Wの出射部か
ら、色分離光学系60における各色光束の出射部64、
65、66までの距離はほぼ等しくなるように設定され
ている。
【0028】色分離光学系70の赤色光束R、緑色光束
Gの出射部64、65の出射側には、それぞれ集光レン
ズ67、68が配置されている。従って、各出射部6
4、65から出射した赤色光束R、緑色光束Gは、それ
らの集光レンズ67、68によって平行化される。
【0029】このように平行化された赤色光束R、緑色
光束Gは液晶ライトバルブ70R、70Gに入射して変
調され、各色光束に対応すた画像情報が付加される。一
方、青色光束Bは、導光系80を介して対応する液晶ラ
イトバルブ70Bに導かれ、ここにおいて、同様に画像
情報に応じて変調が施される。
【0030】導光系80は、青色光束Bの出射部66の
出射側に配置した集光レンズ81と、入射側反射ミラー
82と、出射側反射ミラー83と、これらの反射ミラー
82、83の間に配置した中間レンズ84と、液晶ライ
トバルブ70Bの手前側に配置した集光レンズ85とか
ら構成されている。青色光束Bも、赤色光束Rおよび緑
色光束Gと同様に、集光レンズ85によって平行化され
る。
【0031】各液晶ライトバルブ70R、70G、70
Bは、一対の偏光板の間にアクティブマトリクス型液晶
パネルを配置して構成され、各色光の画像信号に応じて
各画素の透過光の光量を変調して各色光の画像光を形成
する。各液晶ライトバルブ70R、70G、70Bを通
って変調された各色光束R、G、Bは、ダイクロイック
プリズム50に入射して合成され、投写レンズ6aを介
して所定の位置にあるスクリーン55の表面に拡大投写
される。
【0032】なお、本発明においては、光変調装置とし
て液晶ライトバルブを用いて説明しているが、光変調装
置はデジタル・ミラー・デバイス等の反射型光変調装置
であっても構わず、本発明の要旨に反しない範囲で変更
することができる。
【0033】ここで、図2に示すように、外装ケース2
の内部に配置された電源ユニット(電源装置)40は、
第1の電源部ユニット41と第2の電源部ユニット42
とを備えている。これら第1の電源部ユニット41およ
び第2の電源部ユニット42は個別独立したものであ
り、これらが投写レンズユニット6の上側又は下側を越
えて引き回される配線44で接続されることにより電源
ユニット40が構成されている。
【0034】第1の電源部ユニット41は外部から供給
される交流電源を直流電源に変換するAC入力部であ
る。この第1の電源部41では、例えば、外部供給され
た交流電源を平滑化した後、発振させることにより、そ
の交流電源を直流電源に変換する。この第1の電源部ユ
ニット41は、アースされた金属製のシールドケースに
平滑回路等の各構成回路が内蔵された構成をしている。
なお、本例では、この第1の電源部ユニット41で生成
された直流電源はランプユニット11に供給される。
【0035】第1の電源部ユニット41はL字状の平面
形状をしており、装置前後方向に延びる本体部分411
と、本体部分411の前端の部分から装置右側に向かっ
て屈曲している延設部分412とを備えている。
【0036】本体部分411は光学系10の装置左側に
配置されている。本体部分411の後端は外装ケース2
の後面に形成されたACインレット43と電気的に接続
されている。このACインレット43を介して外部の交
流電源(例えば、商用電源)が第1の電源部ユニット4
1の本体部分411に供給される。
【0037】本体部分411の前端の部分は光学系10
を越えた位置まで延びており、ここから延設部分412
が投写レンズユニット6に向けて延びている。延設部分
412は光学系10の前方であって、投写レンズユニッ
ト6の装置左側に配置されている。
【0038】第2の電源部ユニット42は第1の電源部
ユニット42で生成された直流電源を異なる出力の直流
電源に変換するDC電源部であり、DC/DCコンバー
ターから構成されている。この第2の電源部ユニット4
2は、第1の電源部ユニット41と同様に、アースされ
た金属製のシールドケースに各構成回路が内蔵された構
成をしている。第2の電源部ユニット42で生成された
直流電源は、例えば、排気用ファン24の駆動モータ
ー、吸気用ファン25の駆動モーター、液晶ライトバル
ブ70R、70G、70Bの駆動回路等に供給される。
【0039】この第2の電源部ユニット42はほぼ矩形
の平面形状をしており、光学系10の前方であって、投
写レンズユニット6の装置右側に配置されている。第2
の電源部ユニット42の入力部と第1の電源部ユニット
41の出力部は配線44によって接続されている。第1
の電源部ユニット41で生成された直流電源はこの配線
44を介して第2の電源部ユニット42に供給される。
【0040】ここで、投写型表示装置1の外装ケース2
の内部において、光学系10の前方であって、投写レン
ズユニット6の左右の空間はとかくデッドスペースとな
り易い空間である。図2において想像線で示すように、
第1の電源部ユニット41と第2の電源部ユニット42
が一体化された電源ユニット40aの場合、その電源ユ
ニット40aは第1の電源部ユニット41に比べて大き
くなるので、その電源部ユニット41を配置したスペー
スに配置することはできない。このため、このような電
源ユニット40aを配置するには外装ケース2を大きく
する必要がある。一方、第2の電源部ユニット42を配
置した投写レンズユニット6の右側のスペースはデッド
スペースになってしまう。また、投写型表示装置の構成
部品の中でも重量の重い電源ユニットを装置の一方側に
まとめて配置することは、装置の重心が片寄ってしま
い、装置の安定度を損なう。
【0041】本例では、電源ユニット40を第1の電源
部ユニット41と第2の電源部ユニット42を、投写レ
ンズユニット6の左右に分離して配置してある。すなわ
ち、デッドスペースとなり易い空間を電源ユニット40
の配置空間として利用している。このため、投写型表示
装置の小型化およびコンパクト化を図ることができる。
また、電源装置を構成する構成部品を投写型表示装置の
左右に分離配置することにより、装置の重心がより中央
よりになるので、装置の安定度が増す。
【0042】図5には、図2に示した電源ユニット40
の概要の電気回路図を示す。第1の電源部ユニット41
は、先に説明したように、AC入力を直流電圧に変換す
る回路を構成する。また、第2の電源部ユニット42は
この変換された直流電圧をさらに投写型表示装置内の各
電気回路に適した電源電圧にDC/DC変換する。な
お、AC入力を直流電圧に変換する回路やDC/DC変
換回路は、それぞれ周知の構成であるので、図5ではそ
の詳細は省略して図示される。
【0043】第1の電源部ユニット41において、AC
入力413は図2に示したACインレット43から供給
される商用交流電源入力である。この交流電圧を整流器
414で直流に変換し、整流器414からの出力線に挿
入されたインダクタ415と整流器414の出力線対を
短絡するように接続されたトランジスタ(FET)41
6により一定の交流出力に変換する。さらに、この出力
は出力線対の間に接続される平滑コンデンサ417によ
り平滑して、配線44を構成する配線対441、442
に電圧レベルの安定化した直流電圧として出力される。
従って、周囲の電気回路に対してノイズを与えない。ま
た、配線対441、442には平滑用コンデンサ417
の容量が接続されているため、配線に出力された電圧は
周囲からのノイズの影響を受けにくい。
【0044】配線対441、442を介して伝達された
出力は、第2の電源部ユニット42内のDC/DCコン
バータ421に入力される。DC/DCコンバータ42
1は配線対441、442を介して入力した直流電圧
(高電圧と低電圧の対)を、投写型表示装置内の各種電
気回路の動作電源の電圧にレベル変換して出力する。
【0045】このように、電源ユニット40では、第1
の電源部ユニット41を、外部から供給される交流電源
を直流電源に変換するAC入力部とし、第2の電源部ユ
ニット42を第1の電源部ユニット41で変換された直
流電源を異なる出力の直流電源に変換するDC電源部と
してある。このため、交流電源を直流電源に変換する途
中部分や、第1の電源部ユニット41で得られた直流電
源を異なる出力の直流電源に変換する途中部分で電源ユ
ニット40を分離する場合に比べて、配線44の数を少
なくできる。
【0046】このように、第1の電源部ユニット41
を、外部から供給される交流電源を直流電源に変換する
AC入力部とし、第2の電源部ユニット42を、第1の
電源部ユニット41で変換された直流電源電圧を異なる
出力の直流電源電圧に変換するDC電源部とすることが
望ましい。このようにすれば、分離配置された第1およ
び第2の電源部ユニット41、42の間の接続配線44
に供給される電圧は安定した電圧となるので、外装ケー
ス内の他の電気回路等からのノイズがこの配線を介して
電源部に影響を与えることを抑制できる。また、電源ユ
ニット40の分離は電源回路における配線数が少ない部
分で行っているので、電源ユニット40が周りの構成部
品から受ける影響を抑制することができる。
【0047】さらに、第1および第2の電源部ユニット
41、42は、それぞれ個別のシールドケース内に配置
され、第1の電源部ユニット41と第2の電源部ユニッ
ト42の接続配線44が投写レンズユニット6の上側又
は下側を越えて延在されるようにすると、電源ノイズを
発生する電源部ユニット本体はシールドケースにより覆
われるので、周囲の電源回路(液晶ライトバルブ70
R、70G、70Bお代にその駆動回路や、制御回路基
板22等)への電源ノイズを与えにくくなる。さらに、
2つの電源部ユニット41、42を接続する配線44
は、シールドケースから引き出されて配線されるが、配
線数も少なく且つ電源ユニット40の中でも安定した電
圧が供給される配線であるため、周囲にもノイズを与え
にくく、且つ周囲からもノイズの影響を受けにくい構成
となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、電源
装置の第1および第2の電源部を外装ケース内の異なる
位置に配置するようにしている。このようにすれば、個
々の電源部を、外装ケース内に点在するデッドスペース
に配置できる。このため、デッドスペースを電源装置の
配置空間として利用できるので、投写型表示装置の小型
化およびコンパクト化を達成できる。
【0049】また、第1の電源部を、商用電源等の外部
入力された交流電源を直流電源に変換するAC入力部と
し、第2の電源部を、第1の電源部で生成された直流電
源を異なる出力の直流電源に変換するDC変換部とすれ
ば、両電源部間を接続する配線に供給される電圧は安定
した電圧となるので、他の電気回路等からのノイズがこ
の配線を介して電源部に影響を与えることを抑制でき
る。また、電源装置の分離は電源回路における配線数が
少ない部分で行っているので、電源装置が周りの構成部
品から受ける影響を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した投写型表示装置の外観形状を
示す斜視図である。
【図2】図1に示す投写型表示装置の外装ケース内の各
構成部品の平面的な配置関係を示す図である。
【図3】図1に示す投写型表示装置の外装ケース内の各
構成部品の立体的な配置関係を示す図である。
【図4】図1に示す投写型表示装置の光学系の概略構成
図である。
【図5】図2に示す電源ユニット40の概略回路構成図
である。
【符号の説明】
1 投写型表示装置 2 外装ケース 6 投写レンズユニット 10 光学系 11 ランプユニット 12 光学ユニット 40 電源ユニット 41 第1の電源部ユニット 42 第2の電源部ユニット 50 ダイクロイックプリズム 70R、70G、70B 液晶ライトバルブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源装置と、光源装置および該光源装置
    からの光を変調する変調装置を備えた光学系と、該光学
    系の前記変調装置によって変調された光を拡大投写する
    投写光学手段と、前記電源装置および前記光学系を収納
    する外装ケースとを有する投写型表示装置において、 前記電源装置は、前記外装ケース内の異なる位置に分離
    配置された第1および第2の電源部を有していることを
    特徴とする投写型表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記外装ケースは略直方体形状をしており、当該外装ケ
    ース内のほぼ中央部には略矩形の平面形状をした前記光
    学系が配置されており、 前記投写光学手段は、前記光学系の装置前方側から前記
    外装ケースの前面に延びており、 前記第1および第2の電源部は、前記投写光学手段の左
    右に分離配置することを特徴とする投写型表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記第1の電源部は、外部から供給される交流電圧を直
    流電圧に変換するAC入力部であり、前記第2の電源部
    は、前記第1の電源部で変換された直流電圧をこれとは
    異なる直流電圧に変換するDC電源部であることを特徴
    とする投写型表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記第1および第2の電源部は、それぞれ個別のシール
    ドケース内に配置され、前記第1の電源部と前記第2の
    電源部の接続配線が前記投写光学手段を横切って延在さ
    れることを特徴とする投写型表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017054011A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 株式会社リコー 画像投写装置

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JP2017054011A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 株式会社リコー 画像投写装置

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