JP2000019566A - 調光ガラス構造 - Google Patents

調光ガラス構造

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JP2000019566A
JP2000019566A JP10188697A JP18869798A JP2000019566A JP 2000019566 A JP2000019566 A JP 2000019566A JP 10188697 A JP10188697 A JP 10188697A JP 18869798 A JP18869798 A JP 18869798A JP 2000019566 A JP2000019566 A JP 2000019566A
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glass
electrolyte
light control
glasses
air
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Kazunori Yamaguchi
和則 山口
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば車両のドアガラスとして用いられる調
光ガラス構造に関し、調光ガラスの(特に、シール材)
の膨張,収縮による調光ガラス内部での気泡の発生,成
長を防止できるようにする。 【解決手段】 互いに整合された二枚のガラス1A,1
Bと、ガラス1A,1B間に介装された電解質2と、ガ
ラス1A,1B間の全周に亘って介装され電解質2の外
部への漏出を防止するシール材3とをそなえた調光ガラ
ス構造において、ガラス1A,1Bの両方または一方の
内面で少なくとも上縁部に、空気の貯留が可能な空気溜
まり6A,6Bを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両のドア
ガラスとして用いられる調光ガラス構造に関し、特に、
液体状又は固体状の電解質を備える、調光ガラス構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の車室内のプライバシー保護
と乗員の視認性とを両立させるべく、車両のドアガラス
として調光ガラスの開発が開始されている。このような
調光ガラスは、図10(A) に示すように、互いに整合
された二枚のガラス(例えば強化ガラス)1A,1B
と、二枚のガラス1A,1B間に介装された液状の電解
質2と、二枚のガラス1A,1B間の周縁部に介装され
て電解質2の外部への漏出を防止するシール材3,3と
を備えて構成される。なお、電解質2には、液状のもの
のほかに、固体状のものやゲル状のものがある。
【0003】また、一方のガラス1Bとエレクトロクロ
ミック層4との間、及び、他方のガラス1Aと電解質2
との間には、いずれも透明電極としての透明電導膜(透
明金属酸化物)5A,5Bが介装されている。また、電
解質2の一方のガラス1B側には、酸化タングステン,
ヨウ化リチウム等により構成されるエレクトロクロミッ
ク層4が形成されている。
【0004】そして、透明電導膜5A,5Bはそれぞれ
コントローラ10を介して電源11に接続されており、
操作つまみ12を通じてコントローラ10を操作するこ
とで透明電導膜5A,5Bの電圧調整や電極切替を行な
うことにより、乗員が可視光線透過率を任意に設定でき
るようになっている。ここでは、シール材3は透明電導
膜5A,5Bを介してガラス1A,1B側に圧接してい
るが、透明電導膜5A,5Bはシール材3の内装される
外周部分までは設けずに、シール材3よりも内側のみに
設けるようにしても良い。この場合シール材はガラス1
A,1Bに直接圧着する。ただし、この場合も透明電導
膜5A,5Bを外部の電源側と接続するために、透明電
導膜5A,5Bの一部をシール材3よりも外方へ延設す
るが、外部からの導線をシール材3内に導入することが
必要になる。
【0005】なお、このような電解質,エレクトロクロ
ミック層等を備えるものとして、例えば特開平2−11
4237号公報,特開平8−292457号公報等に開
示された技術がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば車両
のドアガラスとしての調光ガラスは、外気温や日光の照
射等による温度変化に応じて膨張,収縮することにな
る。つまり、平滑面上にシール材3を塗布した構造の調
光ガラスが加熱されると、図10(B)に示すように、
シール材3,3が熱膨張し、ガラス1A,1B間の間隔
が増大するが、シール材3によってシールされた内部の
電解質2は一般にシール材3よりも熱膨張係数が小さい
ため、電解質2と透明電導膜5A,5Bとの間は負圧に
なり、この間に外気が入りやすくなる。
【0007】このようにして電解質2と透明電導膜5
A,5Bとの間に外気が入った後に、調光ガラスが放冷
されると、電解質2と透明電導膜5A,5Bとの間の間
隙に入った空気は封じ込められてしまい、調光ガラスの
内部で気泡となってしまう。なお、この場合、電解質2
と透明電導膜5A又は透明電導膜5Bとが通電しなくな
り調光ガラスは着色しない。
【0008】そして、このような加熱,放冷が繰り返さ
れる毎に、電解質2と透明電導膜5A,5Bとの間の間
隙に外気が入ってしまい、図11に示すように、調光ガ
ラスの内部の気泡が成長していくことになる。なお、図
11に示す例はゲル状電解質の例であり、図11中、気
泡はゲル状電解質分離部分として斜線を付けて示してい
る。また、図9中、符号7は黒色セラミック塗装部を示
している。
【0009】ところで、電解質2と透明電導膜5A,5
Bとの間に外気が入ってしまうのを防止するために、シ
ール材3による接着力を増大させて、シール材3とガラ
ス1A,1B又は透明電導膜5A,5Bとの間から内部
へ外気が進入するのを防止する方法も考えられる。しか
し、シール材3は有機系材料により構成され、しだいに
劣化するため、その耐久性の確保が困難であり、シール
材3とガラス1A,1B側との接着力も長持ちしない。
また、ガラス1A,1Bの歪断,振動等により接着層が
破壊されると確実にシールするのが困難になる。
【0010】このため、シール材3の接着力を増大させ
る方法によっては調光ガラス(特に、シール材)の膨
張,収縮による調光ガラス内部での気泡の発生,成長を
防止するのは困難である。本発明は、上述の課題に鑑み
創案されたもので、調光ガラス(特に、シール材)の膨
張,収縮による調光ガラス内部のガラスと電解質との間
における気泡の発生,成長を防止できるようにした、調
光ガラス構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の調光ガラス構造は、互いに整合された二枚の
ガラスと、上記ガラス間に介装された電解質と、上記ガ
ラス間の全周に亘って介装され該電解質の外部への漏出
を防止するシール材とをそなえ、上記のガラスの両方ま
たは一方の内面で少なくとも上縁部に、空気の貯留が可
能な空気溜まりが設けられている。
【0012】これにより、熱膨張時に、ガラス間の間隔
が増加して、電解質とガラスとの間に間隙が生じていく
ように調光ガラスの内部に負圧が発生したときには、空
気溜まり内に貯留されている電解質が補充される。そし
て、熱膨張時に外気が進入すると、この外気は空気溜ま
り内に留まって空気溜まりよりも内方には進入しない。
一方、調光ガラスが放冷されると、余分な電解質は液溜
まり内に押し戻され、空気溜まり内に進入した外気は、
放冷時に、ガラスの相互間の圧力上昇により空気溜まり
から外方へ放出される。
【0013】請求項2記載の本発明の調光ガラス構造
は、互いに整合された二枚のガラスと、上記ガラス間に
介装された電解質と、上記ガラス間の全周に亘って介装
され該電解質の外部への漏出を防止するシール材とをそ
なえ、上記ガラス間の全周に亘って圧縮状態で介装され
た弾性シールリングが設けられている。これにより、熱
膨張時に、ガラス間の間隔が増加しても、ガラス間にあ
らかじめ圧縮されて介装されているゴムリングが弾性回
復してシール性が確保される。一方、放冷時には、再び
ゴムリングが圧縮されて、二枚のガラス間は確実にシー
ルされる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の実施
の形態について説明する。まず、本発明の第1実施形態
にかかる調光ガラス構造について、図1,図2を参照し
ながら説明する。本実施形態にかかる調光ガラスは、図
2に示すように、車両のドアガラスとして用いられ、図
1に示すように、互いに整合された二枚のガラス(例え
ば強化ガラス)1A,1Bと、二枚のガラス1A,1B
間に介装された液状の電解質(ゲル状電解質)2と、二
枚のガラス1A,1B間の周縁部に介装されて電解質2
の外部への漏出を防止するシール材3とを備えて構成さ
れる。なお、図2中、二点鎖線はドアパネルを示してい
る。
【0015】また、一方のガラス1Bとエレクトロクロ
ミック層4との間、及び、他方のガラス1Aと電解質2
との間には、いずれも透明電導膜(透明金属酸化物)5
A,5Bが介装されている。また、電解質2の一方のガ
ラス1B側には、酸化タングステン,ヨウ化リチウム等
により構成されるエレクトロクロミック層4が形成され
ている。
【0016】そして、二枚のガラス1A,1Bの両方の
内面のシール材3の介装部近傍における電解質2を介装
された部分には、通常時は電解質2を貯留させる空気溜
まり6A,6Bが設けられている。なお、ここでは、二
枚のガラス1A,1Bの両方に空気溜まり6A,6Bを
設けているが、確実に気泡の発生,成長を防止すること
ができるのであれば、空気溜まりは二枚のガラス1A,
1Bのうちのいずれか一方にのみ設けても良い。
【0017】ここで、電解質2は、ゲル状有機物、例え
ば酸化タングステン,ヨウ化リチウム等を備えて構成さ
れる。また、シール材3はエポキシ樹脂,シリコン等に
より構成される。空気溜まり6A,6Bは、シール材3
の熱膨張によってガラス1A,1B間の間隔が増大する
ことにより、電解質2と透明電導膜5A,5Bとの間に
生じる間隙の容積よりも大きな容積を有するものとして
構成される。
【0018】具体的には、空気溜まり6A,6Bは、調
光ガラスの内部に封入される電解質2の容積よりも10
%程度多い容積となるように形成するのが好ましい。例
えば、ガラス1A,1Bの形状が60cm×30cm,
ガラス1A,1B間の間隔400μmの場合、図4に示
すように、加工性を考慮すると、深さ0.1mm,幅
0.5mmの円弧状断面形状の溝として構成すれば良
い。なお、空気溜まり6A,6Bの形状はこれに限られ
るものではない。
【0019】また、これらの空気溜まり6A,6Bは、
図2中、破線で示すように、ガラス1A,1Bの双方の
外周部の全周にわたって設けられるが、空気溜まり6
A,6Bは、必ずしもガラス1A,1Bの外周部の全周
にわたって設ける必要はなく、図3に示すように、空気
溜まり6A,6Bを少なくともガラス1A,1Bの上縁
部にのみ設ければ良い。
【0020】本発明の第1実施形態の調光ガラスによれ
ば、このように空気溜まり6A,6Bを備えるので、ガ
ラス1A,1B間の間隔が増加して、電解質2と透明電
導膜5A,5Bとの間に間隙が生じていくように調光ガ
ラスの内部に負圧が発生すると、この間隙に空気溜まり
6A,6B内に貯留されている電解質2が補充されるよ
うになる。このとき、空気溜まり6A,6B内に外気が
進入することが考えられるが、この進入した外気は空気
溜まり6A,6B内に溜まって空気溜まり6A,6Bよ
りも内方には進入しない。つまり、空気を所定の箇所に
止めることができるので、ガラスの内方に気泡が拡散す
ることが防止される。
【0021】また、空気溜まりが上縁部にあると、他の
縁部から空気が進入してもこの空気溜まりだけで空気を
捕獲することができる。しかも、空気溜まりはガラスの
縁部にあるので、この空気溜まりが外部から見えないよ
うにカバーすることも容易であり、空気溜まり内に捕獲
した空気を外部から見えないように隠すことも容易であ
る。
【0022】例えば図1,図2中、符号7は黒色セラミ
ック塗装部を示しているが、この黒色セラミック塗装部
7はガラス1Aの表面に形成されており、空気溜まり6
A,6Bはこの黒色セラミック塗装部7によって目隠し
されて外部から見えないようになっている。なお、シー
ル材3の熱膨張によるガラス1A,1B間の圧力低下
は、電解質2に加わる重力を考えると、調光ガラスの上
方が著しいものと考えられ、この点から、空気溜まり6
A,6Bを少なくともガラス1A,1Bの上縁部に設け
ることで、ガラス1A,1B内方への外気の進入・拡散
を効率よく防止することができる。
【0023】そして、この後、調光ガラスが放冷されて
も、余分な電解質2は空気溜まり6A,6Bに戻ること
になる。また、この空気溜まり6A,6B内に進入した
外気は、その後の放冷によるガラス1A,1Bの相互間
の圧力上昇により、空気溜まり6A,6Bから外方へ放
出されることになる。
【0024】なお、このように二枚のガラス1A,1B
の間に介装される電解質2,エレクトロクロミック層
4,透明電導膜5A,5Bの全体の厚さは、例えば20
0〜400μmである。次に、本発明の第2実施形態に
かかる調光ガラス構造について、図5,図7を参照しな
がら説明する。
【0025】本実施形態にかかる調光ガラス構造は、図
5,図7に示すように、上述の第1実施形態の空気溜ま
り6A,6Bに代えて、弾性シールリングとしてのゴム
リング8Aが設けられている点が異なる。つまり、本実
施形態では、二枚のガラス1A,1B間のシール材3の
介装部近傍に弾性を有する弾性シールリングとしてのゴ
ムリング8Aが圧縮状態で介装されており、シール材3
の熱膨張によってガラス1A,1Bと電解質2との間に
負圧が生じても、ガラス間の内方に外気が入り込まない
ように確実にシールするようになっている。
【0026】これは、電解質2として高分子の固体状電
解質(例えば、メタクリレート系高分子)を用いる場合
も考慮したものである。すなわち、固体状電解質は流動
性を有さず、上述の第1実施形態のように、空気溜まり
6A,6Bを追加することによっては上述の課題を解決
することは困難であるため、弾性シールリングを用いる
ことによって、特に、電解質2として固体状電解質を用
いる場合にも対応できるようにしたものである。
【0027】ゴムリング8Aは、図5に示すように、そ
の断面が楕円形状に形成されており、例えばシリコン
系,アクリル系のものが採用される。このゴムリング8
Aは、図7中、破線で示すように、ガラス1A,1Bの
外周部の全周にわたって介装される。なお、ここでは、
弾性シールリングとしてのゴムリング8Aの形状を楕円
形状に形成しているが、ゴムリング8Aの形状はこれに
限られるものではなく、例えば、図6に示すように、そ
の断面形状を矩形のゴムリング8Bとしても構成しても
良い。
【0028】ここで、シール材3の熱膨張係数が10-5
/℃とされており、このシール材3は温度が20℃程度
から80℃程度まで上昇しても6×10-4倍程度しか膨
張しないため、ゴムリング8Aが5〜10%程度圧縮し
た状態で介装されるように、ゴムリング8Aの寸法やゴ
ムリング8Aを介装する部分のガラス1A,1Bに形成
される溝1a,1bの寸法が決定される。
【0029】したがって、本実施形態にかかる調光ガラ
ス構造によれば、シール材3の熱膨張によってガラス1
A,1B間の間隔が増大したとしても、ガラス1A,1
B間に予め圧縮されて介装されているゴムリング8Aが
弾性回復してシール性が確保される。これにより、ガラ
ス1A,1Bと電解質2との間の間隙に外気が入り込む
ことによって調光ガラスの内部に気泡が発生するのを防
止でき、調光ガラス(特に、シール材)の膨張,収縮に
よる気泡の発生,成長を確実に防止できるという利点が
ある。
【0030】さらに、ゴムリング8Aを圧縮して介装す
るだけでよいので、接着などによる固定が不要であり、
構成が簡素である利点もある。また、上述の第2実施形
態における弾性シールリングは、ゴムリングに限られる
ものではなく、また、その断面形状も、上述の第2実施
形態及びその変形例のものに限られるものではない。
【0031】例えば、図8に示すように断面がく字状に
シールリング8Cや、図9に示すように断面が湾曲した
シールリング8Dを圧縮状態で介装してもよい。この場
合、シールリング8C,8Dは、通常時には、図8
(A),図9(A)に示すように、ガラス1A,1B間
に大きく変形した状態になっているが、図示しないシー
ル材3が熱膨張してガラス1A,1B間が拡大すると、
図8(B),図9(B)に示すように、拡がって、第2
実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の調光ガラス構造によれば、調光ガラス(特に、シ
ール材)の膨張,収縮による調光ガラス内部、特に、ガ
ラスと電解質との間における気泡の発生,成長を防止で
きるという利点がある。請求項2記載の本発明の調光ガ
ラス構造によれば、電解質が固体状のものであっても、
調光ガラス(特に、シール材)の膨張,収縮による調光
ガラス内部、特に、ガラスと電解質との間における気泡
の発生,成長を防止できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる調光ガラス構造
を示す模式的断面図であって、図2のA−A矢視断面図
である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる調光ガラス構造
を示す模式的正面図である。
【図3】本発明の第1実施形態の変形例にかかる調光ガ
ラス構造を示す模式的正面図である。
【図4】本発明の第1実施形態にかかる調光ガラス構造
の空気溜まりを示す模式的断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態にかかる調光ガラス構造
を示す模式的断面図であって、図7のB−B矢視断面図
である。
【図6】本発明の第2実施形態の変形例にかかる調光ガ
ラス構造を示す模式的断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態にかかる調光ガラス構造
を示す模式的正面図である。
【図8】本発明の第2実施形態にかかる調光ガラス構造
の他の変形例を示す模式的断面図であり、(A)は熱膨
張前の状態を示しており、(B)は熱膨張後の状態を示
している。
【図9】本発明の第2実施形態にかかる調光ガラス構造
のさらに他の変形例を示す模式的断面図であり、(A)
は熱膨張前の状態を示しており、(B)は熱膨張後の状
態を示している。
【図10】従来の調光ガラス構造を示す模式的断面図で
あって、(A)は熱膨張前の状態を示しており、(B)
は熱膨張後の状態を示している。
【図11】従来の調光ガラス構造の課題を説明するため
の図である。
【符号の説明】
1A,1B ガラス 2 電解質 3 シール材 4 エレクトロクロミック層 5A,5B 透明電導膜 6A,6B 空気溜まり 7 黒色セラミック塗装部 8A,8B ゴムリング(弾性シールリング)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに整合された二枚のガラスと、上記
    ガラス間に介装された電解質と、上記ガラス間の全周に
    亘って介装され該電解質の外部への漏出を防止するシー
    ル材と、をそなえた調光ガラス構造において、 上記のガラスの両方または一方の内面で少なくとも上縁
    部に、空気の貯留が可能な空気溜まりが設けられている
    ことを特徴とする、調光ガラス構造。
  2. 【請求項2】 互いに整合された二枚のガラスと、上記
    ガラス間に介装された電解質と、上記ガラス間の全周に
    亘って介装され該電解質の外部への漏出を防止するシー
    ル材と、をそなえた調光ガラス構造において、 上記ガラス間の全周に亘って圧縮状態で介装された弾性
    シールリングが設けられていることを特徴とする、調光
    ガラス構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004508679A (ja) * 2000-09-06 2004-03-18 オスラム オプト セミコンダクターズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング Oledデバイスのカプセル化
JP2007052119A (ja) * 2005-08-16 2007-03-01 Toshiba Corp 発光装置、表示装置及びそれらの製造方法
CN103197438A (zh) * 2013-02-18 2013-07-10 赵雪冰 一种透明度可调的玻璃结构

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