JP2000016355A

JP2000016355A - 貨物運搬車

Info

Publication number: JP2000016355A
Application number: JP11166220A
Authority: JP
Inventors: Yoram Guy; ヨラム・ガイ
Original assignee: Tenneco Automotive Inc
Current assignee: Tenneco Automotive Inc
Priority date: 1998-06-19
Filing date: 1999-06-14
Publication date: 2000-01-18
Also published as: GB2338933A; DE19919953A1; GB9913052D0; GB2338933B; US6109641A

Abstract

(57)【要約】【課題】最初にセミ・トレーラに積み込まれた貨物がセ
ミ・トレーラから最初に降ろされる性能を備えたトラッ
クの構成および貨物の積み込み/貨物降ろし方法を提供
すること。【解決手段】トラック構成および貨物の積み込み/貨
物降ろし構成は、トラクタ１２およびセミ・トレーラ１
４を含む。包囲されたセミ・トレーラ１４は、前方およ
び後方のフルサイズ型貨物ドア５６または開口を有す
る。トラクタ１２がセミ・トレーラに直角に折れ曲がる
ことにより、最初にセミ・トレーラ１４に積み込まれた
貨物がセミ・トレーラ１４から最初に降ろされる貨物で
あることが保証される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、貨物搬送車に関
し、特に、貨物を積み込む、または降ろす方法に関す
る。さらに詳細には、本発明は、前端から積み、後端か
ら貨物を降ろす、またはその逆に貨物を積み込みおよび
降ろす、トラクタおよび包囲されたセミ・トレーラと、
ファースト・イン/ファースト・アウト型の貨物の積み
込み・または積み降ろし性能(first-in/first-out load
/unload capabilties)を有する貨物の積み込みおよび貨
物を降ろす方法とに関する。

【０００２】

【従来の技術】効率がよく経費を削減できる輸送システ
ムは、最近の産業社会においては重要である。今世紀を
通じて、今日まで１つの場所から離れた場所に商品およ
び材料を搬送する方法が発展してきた。数百トンの商品
および材料が、トラクタおよびセミ・トレーラ車によっ
て高速道路を輸送され、世界中で高速道路および一般道
路において見慣れた光景となっている。

【０００３】従来のトラクタおよびセミ・トレーラ車
は、そのように呼ばれている。なぜならば、トレーラ
は、その重量の一部を搬送するためにトラクタに依存す
るからである。従来のトラクタおよび包囲されたセミ・
トレーラ・バン・車は、標準的な後部積み降ろしドアを
備え、このドアは、最後に積み込まれる貨物物が最初に
降ろされる、いわゆるラスト・イン/ファースト・アウ
ト（last-in/first-out)の順序でのトラクタおよびセミ
・トレーラの貨物の積み込み積み降ろしを必要とする。
ラスト・イン/ファースト・アウトの順序または、貨物
の積み込み/貨物降ろし手段は、最初に降ろさなければ
ならない特定の貨物のために、この特定の貨物を最後に
積み込まなければならない。製造メーカーは、それらの
積み降ろしコストを最小限にし、あるタイプのジャスト
・インタイム手順に移行するために、それらの搬出・搬
入手順を改訂した。搬入される製品が特定の用途のため
に設計されているとき、ジャスト−イン−タイム・イン
ライン・シーケンス手順が使用される。このジャスト−
インタイム・インライン・シーケンス手順を使用すると
き、それらを製造した順序で、組立体を使用し、これら
の組立体を降ろす必要がある。メーカーまたは運送業者
において、最初に製造された組立体を一時的に収納する
ために、実質的な搬送段領域または積み込み・積み降ろ
し用のプラットフォームが必要になる。搬送すべき製造
された組み立て体の最後のグループを含むラックが一杯
になり最初にトラクタおよびセミ・トレーラ車に積まれ
るまで、最初に製造された組立体を収納することが必要
になり、最初に製造された組み立て体が最後に積まれる
ことを可能にする。この積み込み・積み降ろし手順は、
ジャスト−イン−タイム・インライン・シーケンス手順
において必要になる。このような積み込み・貨物降ろし
方法は、製造された組立体の複雑な取り扱い、および動
きによって効率のよくない、むだな時間の損失がある。
また、それは、スペースを必要とし、シーケンスの積み
込みエラーを非常に発生させる。

【０００４】いくつかの従来のトラクタおよびセミ・ト
レーラ・車は、側面に配置された積み込み用ドアを有す
る。このように全長にわたって側面に貨物が積み込まれ
たトレーラは、標準的な積み込み・積み降ろし用のプラ
ットホームからの積み込みとは反対に、路面の水準から
の積み込みを必要とし、もし、積み込みプラットフォー
ムから積み込む場合には、それらは、より大きな積み込
みプラットフォーム面積が必要となる。このスペース上
の制限は、全長にわたって側面に貨物が積み込まれたト
ラクタへの積み込みに関連し、セミ・トレーラ車は、作
業員またはフォークリフト・作業員を荒れ模様の天候か
ら保護することを困難にする。

【０００５】従来のトラクタおよびセミ・トレーラ車
は、むしろ大きく、複雑である。運転者の可視性は、と
きどき制限される。可視性が制限される場合の、このよ
うな大きなトレーラ車の小さな積み込み用プラットフォ
ームの面積の運動性は、時間の浪費であり、煩雑で困難
である。長い経験と技量を有する運転者でさえも、これ
らの困難な条件の下では、ときどき、誤りをおかす。

【０００６】したがって、種々の欠陥が、現在の貨物運
搬車および貨物を積み込むまたは積み降ろす際に存在す
る。運送業界の連続的な発展は、これらの車の積み込み
・積み降ろしを簡単にし、上述した欠点をなくすことに
関心が向けられている。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
ファースト・イン/ファースト・アウト型の貨物の積み
込み/貨物降ろし性能を備えたトラックの構成および貨
物の積み込み/貨物降ろし性能を提供することである。

【０００８】本発明の他の目的は、反対の順序でセミ・
トレーラに貨物物を積み込み、積み降ろす必要性を無く
し、順序の積み込みエラーのリスクを減少し、貨物の積
み込み/貨物降ろし効率を増加することである。

【０００９】本発明の他の目的は、大きな搬送・準備の
場所をなくすことができるトラックの構成および貨物の
積み込み/貨物降ろし構成を提供することである。本発
明の他の目的は、トラックの構成を提供し、標準的な積
み込み用プラットフォームの高さでの積み込みと貨物降
ろしが可能となる積み込み、貨物の降ろし、コスト構
成、作業員および貨物の全天候の保護を可能にし、フォ
ークリフト作業時間を低減する積み込み、積み降ろし構
成を提供することである。

【００１０】さらに他の目的は、迅速で容易な動作、さ
らに良好な可視性を可能にするトラック構成および/ま
たは貨物の積み込み/貨物降ろし構成を提供することで
ある。本発明の他の目的は、貨物の積み込み/貨物降ろ
しの間、トレーラの横揺れに対する安定性を保証するよ
うに安定パッドの自動的な受動の機械係合が可能なトラ
ックおよび貨物の積み込み/貨物降ろし構成を提供する
ことである。

【００１１】１つの形において、本発明は、セミ・トレ
ーラの貨物の積み込み/貨物降ろしをする方法をこの技
術分野に提供する。本発明の方法は、セミ・トレーラに
貨物を積み込み、セミ・トレーラから貨物を降ろす全体
のステップを含み、最初に積まれた貨物が最初に降ろさ
れる貨物であることを保証する。

【００１２】本発明の他の利点および目的とともに他の
利点は、詳細な説明、特許請求の範囲、添付図面を参照
することによって当業者に明らかになるであろう。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。いくつかの図面を通して同じ
参照符号が対応する同じ部品を示す図面を参照すると、
図１ないし図４において、本発明によるファースト・イ
ン/ファースト・アウトの貨物の積み込み/貨物降ろし性
能を備え、参照符号１０によって指定されるトラクタお
よびセミ・トレーラが示されている。トラックの構成お
よび貨物の積み込み/貨物降ろし構成１０はトラクタ１
２を含み、トラクタ１２は、トラクタ１２をセミ・トレ
ーラ１４に適当に接続するための手段を提供する従来の
「第５輪」タイプのヒッチ１５によってセミ・トレーラ
１４に相互に接続される。トラクタ１２および第５輪１
５は、車輪２０および車輪組立体２２によって一部が支
持され、地面から離れている。車輪２０は、トラクタ１
２の前端２５に配置された前方の車軸２４に通常取り付
けられている。車輪組立体２２は、トラクタフレーム１
６の後方部分３０に配置された１つまたは複数の車軸２
８に取付けられた車輪２６を含む、１つまたは複数の軸
組立体のいずれかを使用する。トラクタフレーム１６の
前端３２は、減少したセミ・トレーラ前壁構造を補償
し、トラクタキャブ３５に物体が突出することを防止す
る、トラクタキャブ後方保護壁３４を含む。また、トラ
クタ・フレーム１６の後方部分には、トレーラ安定パッ
ド３６が含まれる。好ましい実施例において、２つの安
定パッド３６は、トラクタフレーム１６の後方部分３０
の中心線に沿って、第５輪１５の前方に１つ、後方に１
つ、そのヨーピボット部分から等距離に配置されてい
る。

【００１４】セミ・トレーラ１４は、前端３８と後端４
０を含む。セミ・トレーラ１４の後端４０は、車輪組立
体４２によって地面１８に支えられ、地面から離れて支
持されている。車輪組立体４２は、１つまたは複数の軸
４６に取り付けられた車輪４４を含む。また、セミ・ト
レーラ１４の後端４０は、後方貨物ドア４８を含む。後
方貨物ドア４８は、２つの矢印ヘッド５２によって示さ
れる垂直方向軸線の周りで移動可能なように適当なヒン
ジ５０に取り付けられる。セミ・トレーラ１４の後方貨
物ドア４８は、標準の固定ハンドル５４を含む。後方の
貨物ドア４８は、垂直軸線で回転可能に取付られるよう
に示されているが、後方の貨物ドア４８が、使用する特
定の形状に依存して上下に揺動するように、水平方向の
軸線の周りで回転運動可能に、または後退可能なドア組
立体として取り付けることもできる。よって、いかなる
ドア組立体をも考慮することができ、他の例としては、
ドアの全くないトレーラも考慮することができる。好ま
しい実施例において、後方貨物ドア４８は、セミ・トレ
ーラ１４の後端４０で貨物の積み込み/貨物降ろしの
間、干渉が全くないようにセミ・トレーラ１４に取り付
けられている。

【００１５】セミ・トレーラ１４の前端３８は、トレー
ラ１２の第５輪１５によって、地面に支持され、そこか
ら離れるように支持される。また、セミ・トレーラ１４
の前端３８は、前方の貨物ドア５６を含む。セミ・トレ
ーラ１４の前方の貨物ドア５６は、２つの矢印ヘッド６
０によって示される垂直方向軸線の周りで移動可能なよ
うに適当なヒンジ５８に取り付けられる。セミ・トレー
ラ１４の前方貨物ドア５６は、標準の固定ハンドル６２
を含む。前方の貨物ドア４８は、垂直軸線で回転可能に
取付られるように示されているが、後方の貨物ドア５６
が、使用する特定の形状に依存して上下に揺動するよう
に、水平方向の軸線の周りで回転運動可能に、または後
退可能なドア組立体として取り付けることもできる。よ
って、いかなるドア組立体をも考慮することができ、他
の例としては、ドアの全くないトレーラも考慮すること
ができる。好ましい実施例において、後方貨物ドア５６
は、セミ・トレーラ１４の後端３８で貨物の積み込み/
貨物降ろしの間、干渉が全くないようにセミ・トレーラ
１４に取り付けられている。

【００１６】セミ・トレーラ１４の前端３８は、トレー
ラ安定パッド６４を含む。セミ・トレーラ１４の前端３
８に配置されたトレーラ安定パッド６４は、図１および
図４に示すように、貨物の積み込み/貨物降ろし手順中
に、トラクタフレーム１６に配置されたトレーラ安定パ
ッド３６に係合することができるように側方に間隔を置
いて配置される。セミ・トレーラ１４の前端３８は、側
面に取り付けられた空気および電気フックアップ６６を
備えており、このアップ装置６６は、セミ・トレーラ１
４の前端３８と、トラクタ１２の間に接続されている。
側面取付空気および電気フックアップ６６は、図１ない
し図４に示すように貨物の積み込み/貨物降ろし手順の
間自由に揺動しないような方法で配置される。

【００１７】トラックの構成および貨物の積み込み/貨
物降ろし構成１０の動作は、図１および図２に示され
る。図１は、前方の貨物の積み込み/貨物降ろし構成を
示し、図２は、後方の貨物の積み込み/貨物降ろしを示
す。

【００１８】図１および図４を参照すると、のこぎり歯
形状の積み込みプラットフォーム６８および６９が示さ
れている。のこぎり歯形状の積み込みプラットフォーム
６８および６９を示したが、当業者は、本発明を使用す
るためにはこの形状の積み込み用プラットフォームは必
ずしも必要ないことは理解できよう。セミ・トレーラ１
４は、トラクタ１２およびセミ・トレーラ１４が、互い
に関してほぼ９０°のジャックナイフ位置になるように
配置されている。この明細書で使用する、「ジャックナ
イフ」という用語は、トラクタ１２が、貨物の積み込み
/貨物降ろしの間に前方の貨物ドア５６とは干渉しない
ようにセミ・トレーラ１４に対して折れ曲がる位置をい
う。例えば、図１および図４に示すように、トラクタ１
２は、セミ・トレーラ１４に対してほぼ９０°折れ曲が
る。このような配置は、それが約４５°折れ曲がるまで
前方に駆動・回転し、９０°折れ曲がるまで反対方向に
かじをとりながら、後退することによって達成される。
この位置において、セミ・トレーラ１４の前端で前方貨
物ドア５６に明確な接近が可能になる。好ましい実施例
において、作動中にドライバの可視性を最大限とするよ
うに、トラクタ１２のッジャックナイフの方向は、ドラ
イバ側とは反対方向になる。よって、左側で駆動される
駆動トラクタは、図１および図４で示すように右に折れ
曲がる。英国で観られるように、右側にハンドルのある
トラクタは、左に折れ曲がる（図示せず）。

【００１９】ジャックナイフの位置にある間、トレーラ
の横揺れに対する安定性を保証するためにトラクタ１２
およびセミ・トレーラ１４のためにある方策が提供され
る。利用可能な１つの方策は、セミ・トレーラ１４が懸
架装置の上下動停止部に載るように、セミ・トレーラ１
４の後方空気バネ（図示せず）の空気を排出することで
ある。これは、セミ・トレーラ１４の後端に安定性を提
供し、前端３８にも安定性を提供する。利用できる他の
施策は、トレーラの横揺れに対する安定性を保証するト
ラクタ１２とセミ・トレーラ１４の受動的な機械的係合
である。トラクタ１２とセミ・トレーラ１４のジャック
ナイフ位置は、トラクタ１２上の安定パッド３６と、セ
ミトライラ１４の安定パッド６４との間の受動機械的係
合を生じる。これらのパッド３６および６４は、図１な
いし図４に示すように互いに係合するか、または緊密に
接近する。これは、セミ・トレーラ１４の前端３８に安
定性を与え、また、後端４０に安定性を与える。セミ・
トレーラ１４の後方空気ばねの空気の放出と組み合わさ
れて安定パッド３６および６４が使用されるとき、前端
３８および後端４０は安定する。安定パッド３６および
６４を提供する代わりとして、セミ・トレーラ１４のキ
ングピンのセットバックを利用することも可能である。
キングピンのセットバックは、第５輪１５のピボットま
たはキングピンの軸線とセミ・トレーラ１４との間の距
離として定義される。図５を参照すると、トラクタ１２
がジャックナイフ位置にあるとき、セミ・トレーラ１４
のキングピンセットバックは、セミ・トレーラ１４の前
端３８が貨物の積み込み/貨物降ろし用のプラットフォ
ーム６８または６９上に延びることができるように十分
なものである。この位置になると、トラクタ１２の空気
ばね１２は、放出され、セミ・トレーラ１４の前端３８
が貨物の積み込み/貨物降ろし用のプラットフォーム６
８または６９の上面に載ることができる。これは、セミ
・トレーラ１４の前端３８に安定性を提供し、後端４０
にも安定性を提供する。セミ・トレーラ１４の後方の空
気バネの放出と組み合わされてトラクタの空気ばねの放
出が使用されるとき、前端３８および後端４０が安定す
る。

【００２０】１つの実施例において図１に示すように、
セミ・トレーラ１４は、トレーラの横揺れに対する安定
性を保証する安定パッド３６が安定パッド６４に係合し
接近するようにジャックナイフ位置において、のこぎり
歯の形状の積み込みドック６８で配置している。セミ・
トレーラ１４は、標準的なドックの高さから積み込まれ
る。貨物は、セミ・トレーラ１４の前端３８で目の全長
の積みにドア５６を通って積み込まれる。その後、この
貨物は、図１の矢印７２に示す方向に積み込まれる。こ
の積み込み順序は、最初に考慮された貨物がセミ・トレ
ーラ１４に直接積み込みプラットフォームからすぐに積
み込まれ、セミ・トレーラ１４の最も後端の利用可能な
スペースに確実に配置することができる。

【００２１】図２を参照すると、貨物降ろしが示されて
いる。トラクタ１２およびセミ・トレーラ１４は、貨物
降ろしプラットフォーム７４に配置されている。セミ・
トレーラ１４から貨物を降ろすことは、セミ・トレーラ
１４の後端４０の後方の全体寸法の貨物ドア４８を通じ
て行われる。貨物は、図２の矢印７２によって示される
方向に降ろされ、この方向は、貨物を最初に積み込む方
法と同じ方向である。この貨物の積み込み/貨物降ろし
構成は、最初に積まれた貨物を最初に降ろすことを確実
にする。前述したようなセミ・トレーラ１４の貨物降ろ
しは、従来の貨物の貨物降ろしプラットフォームで行わ
れる。なぜならば、トラックの構成および貨物の積み込
み/貨物降ろしの特徴は、貨物降ろし動作または貨物降
ろしのプラットフォーム形状にある。

【００２２】前方の貨物ドア５６を通る貨物の積み込み
および後方の貨物ドア４８を通る貨物降ろしを示した
が、当業者は、後方の貨物ドア４８が、（図２の矢印７
２とは反対の）貨物を積み込むために使用され、貨物ド
アは、（図１の前方の矢印とは反対の）貨物を降ろすた
めに使用されることは理解できよう。このような逆の方
法によって、最初に積み込まれた貨物が最初に降ろされ
ることが可能になる。その結果、ファースト・イン/フ
ァースト・アウトの貨物の積み込み/貨物降ろし性能が
可能になる。本発明は、独特のトラックの構成および/
貨物の積み込み/貨物降ろし並びに、ファースト・イン/
ファースト・アウトの貨物の積み込み/貨物降ろし性能
を有する貨物の積み込み/貨物降ろしの独特の方法を提
供し、これは、既存のトラクタおよびセミ・トレーラへ
の改造を最小限にする。精巧で高価な変更または改造は
必要がない。

【００２３】他の実施例において、図４に示すように、
セミ・トレーラ１４は、トレーラ横揺れに対する安定性
を保証するために安定パッド３６が安定パッド６４に係
合し、それに緊密に接近するようにジャックナイフ位置
ののこぎり歯の形状の積み込み用プラットフォーム６９
に配置される。セミ・トレーラ１４の貨物の積み込み/
貨物降ろしは、図１で説明したものと同じである。図４
に示すプラットフォーム形状は、プラットフォーム６９
に隣接した車道または駐車場の幅が低減されるという利
点を有する。図１において、セミ・トレーラ１４は、プ
ラットフォーム６８に垂直に延び、これは、セミ・トレ
ーラ１４の全長を延ばすために車道または駐車場の幅を
必要とし、トラクタ１２によってセミ・トレーラ１４を
操作する幅が加えられる。図４において、セミ・トレー
ラ１４は、プラットフォーム６９に関してほぼ４５°の
角度で延びており、必要とされる車道または駐車場の幅
を著しく低減する。また、図４は、バンパ８０を示して
おり、このバンパ８０は、セミ・トレーラ１４を適当に
位置決めするとき、トラクタ１２の運転者を補助するた
めにトラクタ１２のバンパ８２に係合する位置にある。
バンパ８０および８２は、所望ならば、図１に示すよう
な実施例に組み込むことができる。

【００２４】本発明の好ましい実施例を詳細に説明した
が、特許請求の範囲およびその意味から逸脱せずに変
形、変更、改造することは理解できよう。

【図面の簡単な説明】

【図１】積み込み用プラットフォームに配置された本発
明の原理によるトラクタおよびセミ・トレーラの実施例
の平面図である。

【図２】積み降ろし用プラットフォームに配置された図
１に示すトラクタおよびセミ・トレーラの平面図であ
る。

【図３】図２に示すトラクタおよびセミ・トレーラの側
面図である。

【図４】他の積み込み用ドックに配置された図１に示す
トラクタおよびセミ・トレーラの平面図である。

【図５】本発明の他の実施例によるトラクタおよびセミ
・トレーラの部分側面図である。

【符号の説明】

１２トラクタ１４セミ・トレーラ１５５輪タイプのヒッチ１８地面２０車輪２２車輪組立体２５前端３０後方部分３２前端３４保護壁３６安定パッド４０後端５４後方固定ハンドル５６前方貨物ドア６０矢印６４パッド６８，６９プラットフォーム

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591004504 500 ＮｏｒｔｈＦｉｅｌｄＤｒｉｖｅ，ＬａｋｅＦｏｒｅｓｔ，Ｉｌｌｉｎｏｉｓ 60045，ＵｎｉｔｅｄＳｔａｔｅｓｏｆＡｍｅｒｉｃａ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】包囲されたセミ・トレーラの前端に相互
接続されたフレームを有し、当該前端を支持するトラク
タと、前記フレームに配置された第１の安定手段と、前記セミ・トレーラの前記前端に配置された第２の安定
手段であって、前記トラクタと前記セミ・トレーラとの
間の横揺れに対して安定するように、前記第１の安定手
段を前記第２の安定手段に隣接するように前記セミ・ト
レーラに対して配置可能である第２の安定手段と、前記包囲されたセミ・トレーラに、またはそこからアク
セス可能なように前記セミ・トレーラの前記前端に配置
された第１の開口と、前記包囲されたセミ・トレーラに、またはそこからアク
セス可能なように前記セミ・トレーラの前記後端に配置
された第２の開口と、を有する貨物運搬車。
【請求項２】前記フレームは、前記トラクタを時計回
りおよび反時計回りに前記セミ・トレーラの前記前端の
周りにほぼ９０°回転することができる請求項１に記載
の貨物運搬車。
【請求項３】前記第１の安定手段は、安定パッドの第
１の対を有し、前記第２の安定手段は、安定パッドの第
２の対を有し、安定パッドの第１の対および第２の対
は、横揺れに対して安定するように前記トラクタと前記
セミ・トレーラとの間に配置される請求項１に記載の貨
物運搬車。
【請求項４】前記トラクタは、後方のキャブ保護壁を
含む請求項１に記載の貨物運搬車。
【請求項５】前記トラクタと前記セミ・トレーラを相
互に接続する空気電気フックアップを有し、前記空気電
気フックアップは、前記セミ・トレーラの前記前端の開
口が開放されるとき、それらが開口の経路外に揺動する
ように取り付けられる請求項１に記載の貨物運搬車。
【請求項６】前記第１の開口は一対の貨物ドアを有
し、前記第２の開口は、一対の貨物ドアを有する請求項
１に記載の貨物運搬車。
【請求項７】トラクタと、第１の端部および第２の端部を備えたトレーラであっ
て、前記トラクタに着脱可能に結合されるとともに、前記ト
レーラの横揺れに対して安定するようにジャックナイフ
位置に配置可能であるトレーラと、を有する貨物運搬
車。
【請求項８】前記トラクタは、前記トレーラの前記第
１の端部の周りで時計方向および反時計方向の双方にほ
ぼ９０°回転可能である請求項７に記載の貨物運搬車。
【請求項９】前記トラクタは、少なくとも１つのトラ
クタ安定パッドを有し、前記トレーラは、少なくとも１
つのトレーラ安定パッドを有し、前記少なくとも１つの
トラクタ安定パッドおよび前記少なくとも１つのトレー
ラ安定パッドは、横揺れに対して定性するように前記ト
ラクタおよびセミ・トレーラの間に配置される請求項７
に記載の貨物運搬車。
【請求項１０】前記トラクタは、後方キャブ保護壁を
有する請求項７に記載の貨物運搬車。
【請求項１１】前端および後端を有し、セミ・トレー
ラの前端のトラクタに相互接続され、支持されるセミ・
トレーラに貨物の積み込み/貨物降ろし方法であって、前記トラクタおよび前記セミ・トレーラを積み込み用プ
ラットフォームの積み込み位置に配置することと、前記貨物を前記積み込み位置でセミ・トレーラに積み込
むために前記セミ・トレーラの前端および後端の一方に
入り口を提供することと、前記トラクタおよび前記セミ・トレーラを貨物降ろし用
プラットフォームの貨物降ろし位置に配置することと、前記貨物を前記貨物降ろし位置でセミ・トレーラから貨
物を降ろすために、前記セミ・トレーラの前端および後
端の他方に出口を提供することと、を有するセミトレー
ラの貨物の積み込み/貨物降ろし方法。
【請求項１２】前記トラクタおよび前記セミ・トレー
ラを貨物の積み込み/貨物降ろし用プラットフォームの
貨物降ろし位置に配置することは、前記トラクタおよび
前記セミ・トレーラをジャックナイフ位置に配置するこ
とを含む請求項１１に記載のセミトレーラの貨物の積み
込み/貨物降ろし方法。
【請求項１３】貨物の積み込み/貨物降ろし用プラッ
トフォームは、第１のプラットフォーム位置と、第２の
プラットフォーム位置とを有し、前記第２のプラットフ
ォーム位置は、前記第１のプラットフォーム位置とほぼ
直角になっている請求項１１に記載のセミトレーラの貨
物の積み込み/貨物降ろし方法。
【請求項１４】前記セミ・トレーラの前端および後端
の一方の入り口は、一対の貨物ドアを有する請求項１１
に記載のセミトレーラの貨物の積み込み/貨物降ろし方
法。
【請求項１５】前記セミ・トレーラの後端の一方の出
口は、一対の全体寸法の貨物ドアを有する請求項１１に
記載のセミトレーラの貨物の積み込み/貨物降ろし方
法。
【請求項１６】横揺れに対して安定するようにセミ・
トレーラの前端近傍に配置された第１の安定手段を提供
することと、横揺れに対して安定するようにトラクタの後端近傍に配
置された第２の安定手段を提供することと、を有する請
求項１１に記載のセミ・トレーラの貨物の積み込み/貨
物降ろし方法。
【請求項１７】前記第１の安定手段は、安定パッドの
第１の対を有し、前記第２の安定手段は、安定パッドの
第２の対を有し、前記安定パッドの第１の対および第２
の対は、貨物の積み込み/貨物降ろし中に、横揺れに対
して安定するように前記トラクタと前記セミ・トレーラ
との間に配置される請求項１６に記載のセミ・トレーラ
の貨物の積み込み/貨物降ろし方法。
【請求項１８】第１の端部および第２の端部を有する
セミ・トレーラの貨物の積み込み/貨物降ろしする方法
であって、前記セミ・トレーラの第１の端部に貨物を積み込むこと
と、前記セミ・トレーラの第２の端部から前記貨物を降ろす
ことと、を有し、それによって前記最初に積み込まれた
貨物が最初に降ろされるセミ・トレーラの貨物の積み込
み/貨物降ろし方法。
【請求項１９】前記貨物を前記セミ・トレーラに積み
込むために前記セミ・トレーラの第１の端部に入り口を
設けることと、前記セミ・トレーラから前記貨物の貨物下ろすために前
記セミ・トレーラの第２の端部に出口を設けることと、
を有する請求項１８に記載のセミ・トレーラの貨物の積
み込み/貨物降ろし方法。
【請求項２０】トラクタを準備することと、前記トラクタおよびセミ・トレーラを貨物の積み込み/
貨物降ろし用プラットフォームで積み込み位置に位置決
めすることと、前記トラクタおよびセミ・トレーラを貨物の貨物降ろし
用プラットフォームで貨物下ろし位置に位置決めするこ
とと、を有する請求項１９に記載のセミ・トレーラの貨
物の積み込み/貨物降ろし方法。
【請求項２１】前記トラクタおよびセミ・トレーラを
貨物の積み込み/貨物降ろし位置に配置することは、前
記トラクタおよびセミ・トレーラをジャックナイフ位置
に配置することを含む請求項２０に記載のセミ・トレー
ラの貨物の積み込み/貨物降ろし方法。
【請求項２２】前記積み込み用プラットフォームは、
第１のプラットフォーム部分と、第２のプラットフォー
ム部分とを有し、前記第２のプラットフォーム部分は、
前記第１のプラットフォーム部分に直角である請求項２
１に記載のセミ・トレーラの貨物の積み込み/貨物降ろ
し方法。