JP2000016071A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2000016071A
JP2000016071A JP10184951A JP18495198A JP2000016071A JP 2000016071 A JP2000016071 A JP 2000016071A JP 10184951 A JP10184951 A JP 10184951A JP 18495198 A JP18495198 A JP 18495198A JP 2000016071 A JP2000016071 A JP 2000016071A
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evaporator
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compressor
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亮 三本
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俊彦 村木
Yuji Takeo
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン停止に伴なってコンプレッサが停止
したときに、空調風によって車室内の快適性が損なわれ
るのを防止する。 【解決手段】 エアコンECUは、外気温度に基づいて
目標エバポレータ後温度を設定し、エバポレータ後温度
が目標エバポレータ後温度となるようにコンプレッサを
制御する。エアコンECUは、日射弱であれば、車速V
が速度V0 以下となりコンプレッサを駆動するエンジン
が停止すると推定したときに、車速Vが速度V0 より高
いときに比べて低くなるように目標エバポレータ後温度
を設定し、エンジンと共にコンプレッサが停止したとき
に、車室内の快適性が損なわれるのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置に
関する。詳細には、コンプレッサを駆動するエンジンが
間欠的に停止しても効率的な空調が可能となる車両用空
調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に設けられている空調装置(以下
「エアコン」と言う)は、エンジンの駆動力によってコ
ンプレッサを回転駆動して、車室内へ吹出す空気の冷却
ないし除湿を行なっている。
【0003】近年、車両では、省エネを目的として走行
用の駆動源としてエンジンに加えて電気モータが設けら
れたハイブリッド車が普及しつつあり、また、停止中に
エンジンも停止させる所謂エコラン車等の検討も行なわ
れている。このようなハイブリッド車やエコラン車で
は、間欠的にエンジンを停止させるので、このエンジン
の停止に伴なって、コンプレッサの回転駆動も停止す
る。
【0004】一方、車両に設けられているエアコンは、
一般に設定温度等の運転条件と、車室内の温度や車外の
温度等の環境条件に基づいて、車室内の温度が設定温度
となるように目標吹出し温度を設定する。また、エアコ
ンでは、外気温度に基づいてエバポレータを通過した空
気の温度(エバポレータ後温度)を設定し(目標エバポ
レータ後温度)、エバポレータ後温度がこの目標エバポ
レータ後温度となるようにコンプレッサのオン/オフな
いしコンプレッサの能力を制御し、効率的な空調が可能
となるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両の
エンジンが停止した場合、エバポレータ後温度に拘わら
ずコンプレッサが停止してしまう。エアコンでは、コン
プレッサが停止するとエバポレータによる空気の冷却も
停止するので、車室内へ吹出される空気の温度は勿論湿
度も上昇してしまい、車室内の快適性を損ねてしまうと
言う問題がある。
【0006】特に、ハイブリッド車やエコラン車では間
欠的にエンジンを停止させるため、車室内の快適性が損
なわれてしまう。これを解消するために、エバポレータ
後温度が上昇したときにコンプレッサを回転するために
エンジンを始動すると、省エネ効果が損ねられてしま
う。
【0007】本発明は上記事実に鑑みてなされたもので
あり、コンプレッサを回転駆動するエンジンが停止した
ときに、車室内の快適性が損なわれてしまうのを防止し
た車両用空調装置を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
車両のエンジンによって回転駆動されるコンプレッサと
エバポレータを含む冷凍サイクルによって車室内へ吹出
す空気を冷却する車両用空調装置であって、前記エバポ
レータを通過した空気の温度であるエバポレータ後温度
を検出する温度検出手段と、環境条件検出手段によって
検出した車両の環境条件に基づいて目標エバポレータ後
温度を設定するエバポレータ後温度設定手段と、前記エ
バポレータ後温度検出手段による検出温度が前記エバポ
レータ後温度設定手段によって設定されたを目標エバポ
レータ後温度となるように前記コンプレッサの駆動を制
御する制御手段と、前記コンプレッサを駆動するエンジ
ンが停止前であるか否かを推定する推定手段と、前記推
定手段が前記エンジンの停止前であると推定したときに
前記エバポレータ後温度設定手段によって設定される目
標エバポレータ後温度を下げるように変更するエバポレ
ータ後温度変更手段と、を含むことを特徴とする。
【0009】この発明によれば、環境条件に基づいて目
標エバポレータ後温度を設定し、エバポレータ後温度が
目標エバポレータ後温度となるようにコンプレッサのオ
ン/オフ制御又はコンプレッサの能力制御を行なう。
【0010】一方、推定手段は、コンプレッサを駆動す
るエンジンが停止する可能性が高いか否かを推定し、エ
ンジンが停止する可能性が高いときには、エバポレータ
後温度変更手段がエバポレータ後温度設定手段によって
設定する目標エバポレータ後温度よりも、目標エバポレ
ータ後温度を下げる。
【0011】これにより、仮にエンジンが停止してコン
プレッサも停止したときには、エバポレータは、通常の
温度よりも下げられている。したがって、コンプレッサ
が停止している状態で、エバポレータを通過する空気の
温度が上昇するのを抑えることができ、コンプレッサが
停止した状態でエバポレータを通過した空気が車室内へ
吹出されることによる不快感の発生を防止することがで
きる。また、エバポレータの温度が下げられているた
め、ウインドシールドガラスに曇りが生じるのも抑える
ことができる。
【0012】請求項2に係る発明は、前記エンジンが間
欠運転される車両に設けられていることを特徴とする。
【0013】この発明によれば、車両の走行状況に応じ
てエンジン停止、始動が繰返される車両、すなわち、ハ
イブリッド車やエコラン車に設けている。これにより、
エンジン停止を推定したときに、目標エバポレータ後温
度を下げてエバポレータを冷やしておけば、エンジンが
停止してコンプレッサも停止しても、車室内の快適性が
損なわれることが無い。また、エンジンが停止したとき
にコンプレッサを駆動するためにエンジンを始動する必
要が無くなるので、車両の省エネ性が損なわれることも
無い。
【0014】請求項3に係る発明は、前記推定手段が車
速センサを備え、前記車速センサによって検出する車両
の速度が所定以下となったときに、前記エンジンが停止
されると推定することを特徴とする。
【0015】この発明によれば、車速からエンジンが停
止するか否かを推定している。すなわち、車両が高速で
走行しているときには、比較的短い時間内に車両が停止
する可能性は極めて低く、このためにエンジンが停止す
る可能性も低いので、エンジンは停止しないと推定でき
る。
【0016】また、車速が低いときには、減速して停止
する可能性が高くなるので、エンジンが停止すると推定
することができる。なお、判定の基準となる速度は、エ
バポレータの温度を下げるのに要する時間と、その速度
から車両が略停止状態になるまでの時間を基準として設
定することができる。
【0017】なお、推定手段としては、車速センサに換
えて、エンジンのスロットルバルブの開度を検出するス
ロットルセンサやブレーキペダルの操作を検出するブレ
ーキセンサを用いることができ、また、これらを車速セ
ンサと合わせて用いることにより、エンジンが停止する
可能性をより的確に判断することができる。
【0018】請求項4に係る発明は、前記環境条件検出
手段として日射量を検出する日射センサを含み、前記エ
バポレータ後温度変更手段が前記日射センサによって検
出する日射量に応じて目標エバポレータ後温度を変更す
るか否かを判断することを特徴とする。
【0019】この発明によれば、日射センサによって検
出する環境条件、すなわち、日射量から目標エバポレー
タ後温度を変更するか否かを判断している。
【0020】一般に目標エバポレータ後温度は、外気温
度に基づいて設定されるが、外気温度が低くても晴れ等
の日射量の多い天候状態では、コンプレッサが停止して
も車室内の快適性が急激に悪化することが無い。
【0021】ここから、日射センサによって検出した日
射量が低いときにのみ、目標エバポレータ後温度を下げ
る。これにより、必要以上に目標エバポレータ後温度を
下げるために、エンジンの負荷となるコンプレッサの運
転時間が長くなり、省エネ効果が低下するの防止するこ
とができる。
【0022】なお、目標エバポレータ後温度を変更する
か否かを判断する環境条件としては、車外の天候を用い
ることができ、このために、湿度を検出しても良く、ま
た車両のワイパーが動作しているか否かを検出しても良
い。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。 [第1の実施の形態]図1には、本実施の形態に車両用
空調装置として適用したエアコン10の概略構成を示し
ている。エアコン10は、一方の開口端に空気取入口1
2、14が形成され、他方の開口端に吹出し口16が形
成された空調ダクト18を備え、この空調ダクト18が
車両のインストルメントパネル内に配置されている。
【0024】空調ダクト18内には、ブロワファン2
0、エバポレータ22、エアミックスダンパ24、ヒー
タコア26が設けられ、空気取入口12、14の近傍に
切替ダンパ28が設けられ、吹出し口16の近傍にモー
ド切替ダンパ30が設けられている。エアコン10は、
ブロワモータ38を作動させてることによりブロワファ
ン20を回転駆動して、空気取入口12、14から空気
を吸引し、この空気をエバポレータ22へ向けて送り出
す。この空気は、全量がエバポレータ22を通過する。
このエアコン10では、切替ダンパ28によって車両外
部と連通している空気取入口12が開放されることによ
り外気導入モードとなり、車室内と連通する空気取入口
14が開放されることにより内気循環モードとなる。
【0025】エバポレータ22は、コンプレッサ32及
び図示しないコンデンサ、エキスパンションバルブ等と
の間で冷媒が循環される冷凍サイクルを形成している。
この冷凍サイクルは、一般的構成を用いることができ、
詳細な説明を省略する。
【0026】このコンプレッサ32は、エンジン34が
駆動されることにより、このエンジン34の駆動力が伝
達されて回転駆動する。コンプレッサ32が回転駆動す
ることにより、エバポレータ22との間で冷媒が循環さ
れ、エバポレータ22を通過する空気を冷却する。
【0027】エバポレータ22とヒータコア26の間に
設けられているエアミックスダンパ24は、ヒータコア
26を通過する空気の通路と、ヒータコア26をバイパ
スする空気の通路とを分けている。エアミックスダンパ
24で分けられた空気は、吹出し口26の近傍で混合さ
れる。
【0028】ヒータコア26には、エンジン34との間
で冷却水の循環路が形成されており、図示しない循環ポ
ンプの作動によって冷却水がヒータコア26内を循環さ
れる。これにより、ヒータコア26を通過する空気は、
エンジン34によって加熱されている冷却水によって加
熱される。
【0029】したがって、吹出し口16の近傍でヒータ
コア26によって加熱された空気と、ヒータコア26を
バイパスすることによりエバポレータ22によって冷却
されたままの空気が混合され、この混合された空気が空
調風として吹出し口16から吹出される。このとき、エ
アコン10では、エアミックスダンパ24の開度を制御
してヒータコア26を通過する空気とヒータコア26を
バイパスする空気の量を調整することにより、吹出し口
16から吹出す空調風の温度(吹出し風温度)を制御す
ることができる。
【0030】一方、吹出し口16は、VENT吹出し口
40、HEAT吹出し口42及びデフロスタ吹出し口4
4の3系統に大別されている。VENT吹出し口40
は、フロントインストルメントパネルに配置されたセン
タレジスタ40A、サイドレジスタ40B、40C等に
よって構成され、主に前席に着座した乗員へ向けて空調
風を吹出す。また、HEAT吹出し口42としては、前
席に着座している乗員の足元へ向けて開口された足元吹
出し口42Aと、後席に着座した乗員の足元へ向けて開
口された足元吹出し口42Bによって構成されている。
さらに、デフロスタ吹出し口44は、センタデフロスタ
44A及びサイドデフロスタ44B、44Cによって構
成され、主にウインドシールドガラスへ向けて空調風を
吹出す。
【0031】エアコン10は、モード切替ダンパ30に
よってVENT吹出し口40、HEAT吹出し口42及
びデフロスタ吹出し口44が開閉されることにより、吹
出しモードが、VENT吹出し口40から空気を吹出す
VENTモード、HEAT吹出し口42から空気を吹出
すHEATモード、デフロスタ吹出し口44から空気を
吹出すDEFモード、VENT吹出し口40とHEAT
吹出し口42から空気を吹出すBi−LEVELモード
及びHEAT吹出口42とデフロスタ吹出し口44から
空気を吹出すHEAT/DEFモードとなる。
【0032】このエアコン10は、マイクロコンピュー
タを備えたエアコンECU36を備えている。このエア
コンECU36には、切替ダンパ28、エアミックスダ
ンパ24及びモード切替ダンパ30を操作するサーボモ
ータ46A、46B、46C及びブロワモータ38を駆
動するコントローラ48が接続されている。
【0033】また、エアコンECU36には、車外の温
度を検出する外気温度センサ50、車室内の温度を検出
する室温センサ52、日射量の検出する日射センサ5
4、エバポレータ22を通過した空気の温度を検出する
エバポレータ後温度センサ56と共に、車両の走行速度
を検出する車速センサ58、エンジン34の冷却水温度
を検出する水温センサ60及び操作パネル62が接続さ
れている。
【0034】さらに、エアコンECU36は、エンジン
ECU64に接続されており、エンジン34が運転中に
コンプレッサ32をオンするときに、エンジンECU6
4へコンプレッサ32の駆動要求を出力する。エンジン
ECU64は、コンプレッサ32の駆動要求があると、
図示しないマグネットスイッチをオンしてエンジン34
の駆動力をコンプレッサ32に伝達させる。これによ
り、コンプレッサ32がエンジン34の駆動力によって
回転駆動される。
【0035】一方、図2に示されるように、操作パネル
62には、吹出し口16を切換える吹出し口切替ダイヤ
ル68、吹出し口16の風量であるブロワレベルを切り
替えるブロワ風量切替ダイヤル70、設定温度を変更す
る設定温度ダイヤル72、オートモードを選択するとき
に操作されるオートモードスイッチ74、内気循環モー
ドと外気導入モードを切り替える吸込み口スイッチ7
6、エアコン10をオン/オフするエアコンスイッチ7
8及びエアコン10の最大能力を選択するFULLスイ
ッチ66等が設けられている。この操作パネル62上の
各スイッチの操作状態は、エアコンECU36に読み込
まれる。
【0036】エアコンECU36は、オートモードスイ
ッチ74及びエアコンスイッチ78の操作によってオー
トモードでの運転開始が指示されると、エンジンECU
64へマグネットスイッチのオン要求を行なうと共に、
室温等の環境条件と設定温度等に基づいて目標吹出し温
度、エアミックスダンパ24の開度、ブロワレベル(ブ
ロワファン20の風量)、吹出しモード等を設定し、こ
の設定結果に基づいてエアコン10による空調運転を行
なう。
【0037】また、エアコンECU36は、オートモー
ドスイッチ74がオフ状態のマニュアルモードで空調運
転を行なうときには、設定温度と環境条件に基づいて目
標吹出し温度及びエアミックスダンパ24の開度等を設
定し、この設定結果と吹出し口切替ダイヤル68によっ
て設定された吹出しモード、ブロワ風量切替ダイヤル7
0によって設定されたブロワレベルに基づいて動作す
る。
【0038】このときの目標吹出し温度TAOは、設定温
度TSET 、室温Tr 、外気温度TO、日射量STから、
次式によって求められる。
【0039】TAO=k・TSET −k2 ・Tr −k3 ・T
O −k4 ・ST+C (ただし、k1 、k2 、k3 、k4 、Cは予め定めた定
数) 一方、吹出し温度TA は、エバポレータ後温度TE とヒ
ータコア36の温度であるエンジン34の冷却水の温度
W 及びエアミックスダンパ24の開度Sによって定ま
る。このとき、吹出し温度TA が目標吹出し温度TAO
なるように、エバポレータ後温度TE と冷却水の温度T
W に基づいてエアミックスダンパ24の開度Sを演算
し、この演算結果に基づいてサーボモータ46Bを制御
する。
【0040】このように、エアコン10の基本的構成
は、従来公知の車両用空気調和機と略同一となってい
る。
【0041】ところで、エアコン10では、内気循環モ
ードか外気導入モードかに加えて、外気温度センサ50
によって検出する外気温度TO 、車速センサ58によっ
て検出する車速V及び日射センサ54によって検出する
日射量ST等の環境条件検出手段によって検出する環境
条件に基づいて目標エバポレータ後温度TEOを決定し、
エバポレータ後温度TE がこの目標エバポレータ後温度
EOとなるように、コンプレッサ32のオン/オフを制
御している。
【0042】図3(A)乃至図3(D)には、エアコン
ECU36が外気温度TO 、車速V、日射量STに基づ
いてエバポレータ後温度TEOを決定するときに用いる線
図を示している。エアコンECU36には、この日射量
STと車速Vに基づいた外気温度TO に対する目標エバ
ポレータ後温度TEOのマップが記憶されており、エアコ
ンECU36は、このマップに基づいて目標エバポレー
タ後温度TEOを決定し、エバポレータ後温度TE がこの
目標エバポレータ後温度TEOとなるように、コンプレッ
サ32のオン/オフ(コンプレッサ32による冷房能
力)を制御している。
【0043】すなわち、エアコンECU36では、日射
量STを複数段階(本実施の形態では一例として、強、
中、弱の3段階)に設定し、外気導入モードと内気循環
モードに分けて、それぞれで外気温度TO に対する目標
エバポレータ後温度TEOを設定している。
【0044】一方、エアコンECU36では、速度セン
サ58によって検出する車速Vから、車両が停止する可
能性があるか否かを判断している。車両は、車速Vが高
ければ車両が短時間のうちに停止してエンジン34をオ
フする可能性はないが、車速が低いときには、停止して
エンジン34がオフする可能性がある。
【0045】ここから、エアコンECU36は、車速V
が所定の速度V0 (例えば65Km/h)以下で走行し
ているときには、車両が停止する可能性があると推定す
る。エアコンECU36では、車両が停止する可能性が
高いと判断したときには、目標エバポレータ後温度TEO
を下げ、仮にエンジン34が停止したときには、エバポ
レータ22の温度が必要な温度よりも下がっているよう
にしている。
【0046】このとき、コンプレッサ32が停止した状
態でエバポレータ22を通過した空気が車室内に吹出さ
れても例えばウインドシールドガラスに曇りが生じる恐
れが少ないと判断できるときには、目標エバポレータ後
温度TEOは変化させないが、特に、ウインドシールドガ
ラスに曇りが生じる可能性が高いと判断される日射量S
Tが少ないときには、目標エバポレータ後温度TEOを下
げて、予めエバポレータ22を冷やしておく。
【0047】すなわち、外気導入モードでは、コンプレ
ッサ32が停止しても、日射中以上であれば、吹出し口
16から車室内に吹出される空気によってウインドシー
ルドガラスに曇りを生じさせることはないので、車速V
が下がっても、目標エバポレータ後温度TEOは、日射量
STと外気温度TO に基づいて決定する。
【0048】一方、図4(A)及び図4(B)に示され
るように、日射弱では、コンプレッサ32が停止した状
態のエバポレータ22を通過した空気が車室内に吹出さ
れると、防曇性が悪化する恐れがあると判断して、目標
エバポレータ後温度TEOは、車速Vが速度V0 より下が
って車両が停止する可能性が高いと判断されるときに
は、車速Vが速度V0 より高いときに比べて低くなるよ
うに設定する。
【0049】これにより、エンジン34が停止したため
にコンプレッサ32を停止することによるエバポレータ
後温度TE の上昇を抑えるようにしている。
【0050】なお、図5(A)に示されるように、コン
プレッサ32は、例えばエバポレータ後温度センサ56
によって検出するエバポレータ後温度TE が目標エバポ
レータ後温度TEOより下がるとオフされ、エバポレータ
後温度TE が、目標エバポレータ後温度TEOより1℃高
くなるとオンされる。
【0051】また、図5(B)に示されるように、日射
量STは、所定値ST1 、ST2 、ST3 、ST4 (S
1 <ST2 <ST3 <ST4 )を設定(例えばST1
=210w/m2 、ST2 =310w/m2 、ST3 =42
0w/m2 、ST4 =470w/m2 )し、所定値ST1
ST4 を基準にして日射強(日射量大)、日射中(日射
量中)及び日射弱(日射量小)を判断している。
【0052】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0053】エアコン10は、操作パネル62のスイッ
チ操作によって運転条件が設定されると共に運転が指示
されると、運転条件を読み込むと共に各センサによって
環境条件を検出し、目標吹出し温度TAOを演算し、演算
した目標吹出し温度TAOに基づいて空調運転を開始す
る。
【0054】ところで、エアコンECU36は、車室内
の空調を行なうときに目標エバポレータ後温度TEOを設
定し、エバポレータ後温度センサ56によって検出する
エバポレータ後温度TE が目標エバポレータ後温度TEO
となるようにコンプレッサ32のオン/オフ制御を行な
う。
【0055】図6には、この目標エバポレータ後温度T
EOの設定の概略を示している。このフローチャートは、
エアコン10の運転が指示されると所定時間間隔で実行
される。
【0056】このフローチャートでは、最初のステップ
100で吸込み口スイッチ76の設定を読み込み、次に
日射センサ54によって検出した日射量ST、及び外気
温度センサ50によって検出した外気温度TO を読み込
む(ステップ102、104)。
【0057】この後、ステップ106では、日射量ST
が少ないか否か、すなわち、日射弱であるか否かを確認
し、日射が強ければ(日射強または日射中)、否定判定
されてステップ108へ移行する。このステップ108
では、吸込みスイッチ76による設定(吸込みモード)
と日射量ST、外気温度TO に基づいて目標エバポレー
タ後温度を設定する。すなわち、外気導入モードであれ
ば、図3(A)及び図3(B)に基づいたマップから目
標エバポレータ後温度TEOを設定し、内気循環モードで
あれば、図3(C)及び図3(D)に基づいたマップか
ら目標エバポレータ後温度TEOを設定する。
【0058】一方、日射弱であったときには、ステップ
106で肯定判定されてステップ110へ移行する。こ
のステップ110では、車速センサ58によって検出し
ている車両の速度Vを読み込む。
【0059】この後、ステップ112では、車速Vが所
定の速度V0 より下がっているか否か、すなわち、車両
が所定の速度V0 より速い速度で走行している状態で、
短時間内にエンジン34が停止する可能性は低いか、ま
たは、車両が所定の速度V0より低い速度で走行してお
り、短時間内にエンジンが停止する可能性が高いか否か
を判断する。
【0060】ここで、車速Vが所定の速度V0 以下のと
きには、エンジン34が停止する可能性が高いと推定
し、ステップ112で肯定判定して、ステップ114へ
移行する。また、車速Vが所定の速度V0 より高いとき
には、エンジン34が停止しないと推定し、ステップ1
12で否定判定して、ステップ116へ移行する。
【0061】ステップ114では、図3(A)又は図3
(C)に基づいたマップから、吸込みモード、日射量S
T及び外気温度TO に基づいて目標エバポレータ後温度
EOを設定する。また、ステップ116では、図3
(B)又は図3(D)に基づいたマップから目標エバポ
レータ後温度TEOを設定する。
【0062】これにより、例えば、エンジン34が停止
に伴ってコンプレッサ32が停止することにより、車室
内の乗員に不快感やウンドシールドガラスに曇りが生じ
易い条件では、車速Vが所定の速度V0 以下に下がると
目標エバポレータ後温度TEOも下げられる。この目標エ
バポレータ後温度TEOに基づいてコンプレッサ32を制
御することにより、エバポレータ後温度TE も下がる。
【0063】このときのエバポレータ後温度TE は、車
室内を快適にする通常のエバポレータ後温度よりも低く
なるようにしているので、このエバポレータ後温度TE
でコンプレッサ32が停止しても、通常よりもまだエバ
ポレータ後温度TE が低いので、このエバポレータ22
を通過した空気を車室内へ吹出しても、乗員に不快感を
生じさせることが無い。すなわち、エンジン34と共に
コンプレッサ32が停止しても、車室内を快適な空調状
態に保つことができ、また、ウンドシールドガラスに曇
りを生じさせることも無い。
【0064】これにより、車室内の快適性を保つことを
目的として、停止しているエンジンを始動させる必要が
無くなり、省エネ効果を保ちながら、車室内の快適性も
保つことができる。
【0065】一方、エアコンECU36では、単に車速
Vからエンジン34が停止する可能性が高いと推定した
ときに目標エバポレータ後温度TEOを下げるのでは無
く、コンプレッサ32が停止することにより、車室内の
快適性が損なわれる環境条件下でのみ目標エバポレータ
後温度TEOを下げるようにしている。すなわち、日射強
又は日射中のときには車速Vに応じて目標エバポレータ
後温度TEOを下げることなく、日射量STと外気温度T
O 及び吹出しモードに基づいて目標エバポレータ後温度
EOを設定している。
【0066】これにより、不必要にコンプレッサ32を
オンすることによるエンジン34の負荷を軽減してより
高い省エネ効果が得られる。[第2の実施の形態]図7
には、本実施の形態に適用したエアコン10が設けられ
るハイブリッド車80の概略構成を示している。以下に
説明する第2の実施の形態では、エアコン10をこのハ
イブリッド車80に設置した例を説明し、第2の実施の
形態において第1の実施の形態と同一の部品には、同一
の符号を付与してその説明を省略する。
【0067】ハイブリッド車80は、走行用の駆動源と
してエンジン34に加えて電気モータ(以下「走行モー
タ82」と言う)が設けられている。また、エンジン3
4には、エンジン始動装置84が連結され、エンジン3
4、エンジン始動装置84及び走行モータ82にバッテ
リ86が接続されている。
【0068】エンジン34、エンジン始動装置84及び
走行モータ82は、エンジンECU64とハイブリッド
ECU88によって駆動が制御される。なお、エンジン
始動装置84は、エンジン34の駆動力によって発電し
てバッテリ86を充電する機能も合わせ持っている。
【0069】このハイブリッド車80は、例えば交差点
等で停車すると、停車中はエンジン34を停止させるエ
ンジン停止機能は勿論、エンジン34の負荷が大きい発
進時等には、エンジン34を停止させて走行用モータ8
2を駆動する。また、エンジン34の駆動中も負荷に応
じて走行用モータ82を駆動し、エンジン34の燃費向
上、すなわち省エネを図っている。
【0070】また、エンジンECU64は、エアコンE
CU36からコンプレッサ32のオン要求があると、図
示しないマグネットスイッチをオンさせてエンジン34
の駆動力がコンプレッサ32へ伝達されるようにすると
共に、エンジン34が停止中であれば、エンジン34を
始動させる。
【0071】このエアコン10は、操作パネル62上で
設定された運転条件と各センサ等によって検出した環境
条件等に基づいて目標吹出し温度TAOを設定し、この目
標吹出し温度TAOとブロワレベル、吹出しモード等の運
転条件に基づいて空調運転を行なう。また、エアコン1
0は、ハイブリッド車80に設けた場合でも、日射量S
T、外気温度TO 、吸込みモード及び車速Vに基づいて
目標エバポレータ後温度TEOを設定して、空調運転を行
なうように行なう。
【0072】図8には、ハイブリッド車80に設けたと
きのエアコン10のコンプレッサ32の制御の概略を示
している。なお、エアコンECU36は、図2に示され
る操作パネル62のFULLスイッチ66がオンされる
と、図9(A)に示されるように、エバポレータ後温度
E が略最低温度(例えば3℃)に保たれるようにコン
プレッサ32をオン/オフする。また、図9(B)に示
されるように、エアコンECU36は、ハイブリッド車
80の車速Vが、所定の速度(例えば10km/h)以
下のときには、エバポレータ後温度TE が比較的高い温
度(例えば12℃)でコンプレッサ32をオフすると共
に、コンプレッサ32をオンさせるときの温度差(TE
が25℃でON)も大きくし、コンプレッサ32が必要
以上にオンすることがないようにしている。
【0073】 つまり、上述のように車両が停車すると、
エンジン34が停止されるが、この場合にエアコン側の
要求でエンジン34を駆動すると、燃費向上が達成でき
ない。したがって、本例のようにすることで、エンジン
34が駆動されなくなり、燃費向上を達成できる。
【0074】図8のフローチャートは、イグニッション
スイッチがオンされることにより実行され、最初のステ
ップ130では、操作パネル62のエアコンスイッチ7
8がオンされているか否かを確認し、次のステップ13
2では、FULLスイッチ66がオンされているか否か
を確認する。ここで、エアコンスイッチ78がオフされ
ているときには、ステップ130で否定判定されて、ス
テップ134へ移行し、コンプレッサ32のオン要求を
せずに、コンプレッサ32を停止させておく。
【0075】また、エアコンスイッチ78がオンされ、
FULLスイッチ66がオンされているとき(ステップ
130、132で肯定判定)には、ステップ136へ移
行して、エバポレータ後温度TE を最低温度に保つよう
にコンプレッサ32をオン/オフ制御する(図9(A)
参照、最大能力制御)。このときに、コンプレッサ32
のオン要求に応じて、エンジンECU64は、エンジン
34が停止していれば、エンジン34を始動してコンプ
レッサ32を駆動する。
【0076】一方、エアコンスイッチ78がオンされ、
FULLスイッチ66がオフされている通常の運転状態
(ステップ130で肯定判定、ステップ132で否定判
定)では、ステップ138で車速Vを確認する。すなわ
ち、車速Vが極めて低いか否かを確認する。
【0077】ここで、車速Vが極めて低いとき(ステッ
プ138で肯定判定)には、ステップ140へ移行し
て、コンプレッサ32のオンが必要最低限となるように
制御する(弛緩制御)。すなわち、図9(B)に示され
るエバポレータ後温度TE でコンプレッサ32のオン/
オフ制御を行なう。
【0078】これに対して、ハイブリッド車80の車速
Vが、所定速度以上となっているとき(ステップ138
で否定判定)には、ステップ142へ移行し、目標エバ
ポレータ後温度TEOに基づいてコンプレッサ32のオン
/オフを行なう通常制御を実行する。
【0079】この通常制御時には、前記した第1の実施
の形態で示すように、日射量ST、外気温度TO 及び吸
込みモードに加えて、車速Vに基づいて目標エバポレー
タ後温度TEOを設定し、この目標エバポレータ後温度T
EOに基づいてコンプレッサ32のオン/オフ制御(図5
(A)参照)を行なう。
【0080】これにより、ハイブリッド車80の車速V
が速度VO を越えているときには、目標エバポレータ後
温度TEOを効率的にコンプレッサ32を駆動して車室内
を快適に保てる温度に設定しているが、車速Vが速度V
O 以下となると、エンジン34が停止したときの快適性
の維持を考慮して目標エバポレータ後温度TEOを下げ
る。
【0081】したがって、ハイブリッド車80の車速V
が極めて低くなって、車両が停止し、ステップ140の
弛緩制御へ移行しても、エバポレータ22の温度が下が
っているために、コンプレッサ32は、オンされること
が無く、また、コンプレッサ32がオンされなくても車
室内の快適性が損なわれることがなく、防曇性も確保す
ることができる。
【0082】このようにエアコン10は、エンジン34
と共にコンプレッサ32が間欠的に停止しても、車室内
の快適性を保つことができると共に、ハイブリッド車8
0の省エネ性も損ねてしまうことがない。
【0083】なお、本実施の形態では、推定手段として
車速センサ58を用いたが、これに限らず、エンジン3
4のスロットルバルブの開度を検出するスロットルセン
サやブレーキペダルが踏まれているか否かを検出するブ
レーキスイッチ等を用いて良い。また、車速センサ58
と、スロットルセンサ及びブレーキスイッチを併用する
ことにより、より正確に車両のエンジン34の停止を推
定することができ、効率的にコンプレッサ32を駆動す
ることができる。
【0084】また、本実施の形態では、環境条件として
日射量を検出してこの検出結果に基づいて目標エバポレ
ータ後温度TEOを下げるか否かを判断したが、コンプレ
ッサ32が停止することにより車室内の快適性が損なわ
れたり、ウインドシールドガラスに曇りが生じ易い環境
であるか否かを検出する手段としてワイパースイッチや
湿度センサ等を用いるようにしても良い。
【0085】すなわち、ワイパースイッチがオンされて
いるときには、湿度が高い環境下にあり、コンプレッサ
32が停止してエバポレータ22の温度が上昇すると除
湿能力が低下する。これにより、車室内の快適性が損な
われるのは勿論、曇りが生じ易くなる。このような場合
に、コンプレッサ32が停止するのに先立ってエバポレ
ータ22の温度を下げておくことにより、コンプレッサ
32が停止しても、曇り等が生じるのを抑えることがで
きる。
【0086】なお、以上説明した本実施の形態は、本発
明の構成を限定するものではなく、本発明は、ハイブリ
ッド車やエコラン車等の間欠的にエンジンを停止させて
省エネを図る構成の車両は勿論、一般的車両にも適用す
ることができる。すなわち、イグニッションキーをオフ
してエンジンを停止させる車両においても、エンジンを
停止させた直後は、エバポレータ22の温度が下がって
いるため、エアコン10を運転し続けることにより、車
室内を快適に保つことができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、推定
手段によって車両のエンジンが停止すると推定したとき
に目標エバポレータ後温度を下げることにより、エンジ
ンが停止することによりコンプレッサも停止しても、エ
バポレータを通過する空気の温度が高くなってしまうの
を防止でき、車室内を快適な空調状態に保つことができ
る。
【0088】また、ハイブリッド車やエコラン車では、
車室内の快適性を保つために停止しているエンジンを始
動する必要が無くなり、省エネ効果を保ちながら車室内
の快適性も保つことができると言う優れた効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用したエアコンの概略
構成図である。
【図2】エアコンの運転条件の設定を行なう操作パネル
の一例を示す概略図である。
【図3】(A)乃至(D)はそれぞれ外気温度に対する
目標エバポレータ後温度を示す線図であり、(A)は外
気導入モードで車速が所定値以下の場合、(B)は外気
導入モードで車速が所定値より高い場合、(C)は内気
循環モードで車速が所定値以下の場合、(D)は内気循
環モードで車速が所定値より高い場合を示している。
【図4】(A)及び(B)は、図3(A)乃至図3
(D)に基づいた車速に応じた外気温度に対する目標エ
バポレータ後温度を示す線図であり、(A)は外気導入
モードで日射弱の場合、(B)は内気循環モードで日射
弱の場合を示している。
【図5】(A)はエバポレータ後温度に基づいたコンプ
レッサのオン/オフを示す線図、(B)は日射センサの
検出値に対する日射量の段階を示す線図である。
【図6】第1の実施の形態に係る目標エバポレータ後温
度の設定の概略を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態に係るハイブリッド車の概略
構成図である。
【図8】第2の実施の形態に係るエバポレータ後温度に
基づいたコンプレッサのオン/オフ制御の概略を示すフ
ローチャートである。
【図9】(A)は最大能力制御時の時のエバポレータ後
温度に基づいたコンプレッサのオン/オフを示す線図、
(B)は弛緩制御時のエバポレータ後温度に基づいたコ
ンプレッサのオン/オフを示す線図である。
【符号の説明】
10 エアコン(車両用空調装置) 22 エバポレータ 32 コンプレッサ 34 エンジン 36 エアコンECU(エバポレータ後温度設定手
段、制御手段、推定手段、エバポレータ後温度変更手
段) 50 外気温度センサ 54 日射センサ 56 エバポレータ後温度センサ(温度検出手段) 58 車速センサ(推定手段) 62 操作パネル 64 エンジンECU 80 ハイブリッド車
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村木 俊彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 竹尾 裕治 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のエンジンによって回転駆動される
    コンプレッサとエバポレータを含む冷凍サイクルによっ
    て車室内へ吹出す空気を冷却する車両用空調装置であっ
    て、 前記エバポレータを通過した空気の温度であるエバポレ
    ータ後温度を検出する温度検出手段と、 環境条件検出手段によって検出した車両の環境条件に基
    づいて目標エバポレータ後温度を設定するエバポレータ
    後温度設定手段と、 前記エバポレータ後温度検出手段による検出温度が前記
    エバポレータ後温度設定手段によって設定されたを目標
    エバポレータ後温度となるように前記コンプレッサの駆
    動を制御する制御手段と、 前記コンプレッサを駆動するエンジンが停止前であるか
    否かを推定する推定手段と、 前記推定手段が前記エンジンの停止前であると推定した
    ときに前記エバポレータ後温度設定手段によって設定さ
    れる目標エバポレータ後温度を下げるように変更するエ
    バポレータ後温度変更手段と、 を含むことを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記エンジンが間欠運転される車両に設
    けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用
    空調装置。
  3. 【請求項3】 前記推定手段が車速センサを備え、前記
    車速センサによって検出する車両の速度が所定以下とな
    ったときに、前記エンジンが停止されると推定すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用空
    調装置。
  4. 【請求項4】 前記環境条件検出手段として日射量を検
    出する日射センサを含み、前記エバポレータ後温度変更
    手段が前記日射センサによって検出する日射量に応じて
    目標エバポレータ後温度を変更するか否かを判断するこ
    とを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の
    車両用空調装置。
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