JP2000014663A - 前立腺肥大治療用装置 - Google Patents

前立腺肥大治療用装置

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JP2000014663A
JP2000014663A JP10184497A JP18449798A JP2000014663A JP 2000014663 A JP2000014663 A JP 2000014663A JP 10184497 A JP10184497 A JP 10184497A JP 18449798 A JP18449798 A JP 18449798A JP 2000014663 A JP2000014663 A JP 2000014663A
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tubular member
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tissue
urethra
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Takahiro Ogasaka
高宏 小賀坂
Akio Nakada
明雄 中田
Naoki Sekino
直己 関野
Kazuya Hijii
一也 肘井
Masahide Oyama
雅英 大山
Hideto Yoshimine
英人 吉嶺
Masatoshi Tonomura
正敏 外村
Takeaki Nakamura
剛明 中村
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Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 治療費のコストが低く、低侵襲であり且つ効
果的な前立腺肥大症の治療方法を行うための簡単且つ安
価な機器を提供すること。 【解決手段】 前立腺肥大症に対する治療装置であっ
て;(a)被検体の尿道内に挿入可能な長尺な観察手段
挿入部と;(b)前記観察手段挿入部先端に設けられ、
前記被検体の像を結像する対物光学系と;(c)前記対
物光学系によって結像された前記被検体像を観察可能な
観察手段と;(d)前記挿入部内に挿通された薬液供給
用管状部材と;(e)前記薬液供給用管状部材の先端に
設けられ、前記被検体の治療対象部位に刺入して薬液を
注入可能な針状部材と;(f)前記管状部材の手元側に
設けられ、該管状部材を介して前記針状部材の先端から
前記治療対象部位に対して薬液を注入することが可能な
薬液注入手段と;を具備することを特徴とする前立腺肥
大治療用装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組織変性を誘起す
る薬液を肥大部位の組織に直接注入することにより、前
立腺肥大症を治療するための治療器具に関する。
【0002】
【従来の技術】良性前立腺肥大または過形成(以下、前
立腺肥大症と呼ぶ)とは、前立腺が病的に増大をし、尿
の排泄を障害することによって、残尿感、頻尿、尿量減
少、夜間多尿症、発痛、不快感、漏尿、尿道閉塞等の諸
症状を発する疾患である。前立腺肥大症患者の数は、近
年における高齢化に伴って増加の一途を辿り、その治療
対象は、壮年者から超高年齢者にまで至る。日本におい
ては、50歳以上の男性の5人に一人、米国では、50
歳以上の男性の50%以上、80歳以上の男性の75%
以上が罹患していると言われているように、現在、男性
が最も罹患し易い疾患の一つに数えられている。
【0003】従来の治療法の中で、最も一般的な方法は
経尿道的前立腺切除術(TURP)である。この方法
は、現在に至っても尚、外科的治療法の中心に位置する
ものである。しかし、内視鏡を用いて直接的に肥大部位
を切除するこのTURPは、患者の多くを占める高齢者
にとって、彼らが多様な基礎疾患を有するが故に、施行
の困難さが問題となっている。また、TURPは、膀胱
穿孔、失禁、感染症、尿道または膀胱ネック構造、射精
衰退、生殖不能等の術後の合併症発生の危険も有してい
る。従って、TURPの施行には、高齢者ばかりではな
く、若年の患者にとってさえも、未だに多くの重大な問
題が残されている。更に最近に至っては、TURP施行
患者では、そうでない者と比較して心筋梗塞罹患率が高
いとの指摘もなされている。このような状況にあって、
TURP偏重の見直しの機運は年々高まっている。
【0004】また、近年の医療技術の発展に伴い、患者
の生活を無視するような疾患の治癒のみ、延命のみを優
先する医療が、患者の生活の質(quality of
life(QOL))を重視し尊重する医療へと取っ
て代わられようとしている。医療全般のそのような動向
にあって、前立腺肥大症の治療についても例外ではな
く、低侵襲性の治療方法の早期開発および普及が切望さ
れている。
【0005】前述のTURPに代わる治療方法として、
現在、経尿道的レーザー治療(VLAP)、温熱・高温
度治療(TUMT)、ラジオ波治療(TUNA)および
高密度焦点式超音波治療(HIFU)等の方法の使用が
検討されている。検討によると、これらの治療方法は、
程度の差はあるが、TURPに比較して低侵襲性である
ことが分かってきた。しかしながら、治療コストおよび
機器の価格の高さ、更に、低侵襲性であるが故の低効果
と処置時間の長さ等が、それと同時に問題となってきて
いる。従って、現状では、これらの治療方法が広く一般
に用いられることは難しい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の一般
的な目的は、治療費のコストが低く、低侵襲であり且つ
効果的な前立腺肥大症の治療方法を提供することとであ
り、より具体的には、前記治療を効果的に行うための簡
単な且つ安価な治療装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の事情に鑑み、発明
者らは鋭意研究の結果、前立腺組織に変性を誘起する液
体を注入し、肥大組織に変性を生じることにより、前立
腺肥大症を改善する方法を考案した。本発明のより具体
的な目的は、以下のような治療装置によって達せされ
る。
【0008】(1) 前立腺肥大症に対する治療装置で
あって; (a)被検体の尿道内に挿入可能な長尺な観察手段挿入
部と; (b)前記観察手段挿入部先端に設けられ、前記被検体
の像を結像する対物光学系と; (c)前記対物光学系によって結像された前記被検体像
を観察可能な観察手段と; (d)前記挿入部内に挿通された薬液供給用管状部材
と; (e)前記薬液供給用管状部材の先端に設けられ、前記
被検体の治療対象部位に刺入して薬液を注入可能な針状
部材と; (f)前記管状部材の手元側に設けられ、該管状部材を
介して前記針状部材の先端から前記治療対象部位に対し
て薬液を注入することが可能な薬液注入手段と;を具備
することを特徴とする前立腺肥大治療用装置。
【0009】(2) (1)に記載の前立腺肥大症に対
する治療装置であって; (a)尿道内に挿入可能な外径と、膀胱内から体外に至
る尿道以上の長さとを有し、且つ両端が開口した透明な
管状部材からなり、その管壁の一部には少なくとも1つ
の小孔(穿刺孔)が設けられた尿道確保用のシース管
と; (b)前記シース管内に挿入可能な挿入部を有し、且つ
前記シース管内を前後に移動可能な、尿道内を観察する
ための観察手段と; (c)前記シース管内への挿入が可能であり、且つ前記
シース管内を管軸に沿って前後に移動できる薬液供給用
管状部材と; (d)前記薬液供給用管状部材の先端に設けられた体組
織を穿刺可能な注射針と; (e)前記薬液供給管部材を移動させたときに、前記注
射針を前記シース管の前記小孔に貫通させて、該シース
管の外側にある組織を穿刺することを可能にする注射針
の方向制御手段と; (f)前記小孔を経て組織内に穿刺された前記注射針お
よび薬液注入管を通して、前立腺組織内に組織変性を誘
起する薬液を注入する注射手段と;を具備する治療装
置。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の治療装置の実施例
について、図面を参照して詳細に説明する。尚、各実施
例の装置を使用した治療方法についても併せて説明す
る。 実施例1 <治療装置>好ましい一つの実施例において、必須であ
る装置は、内視鏡と注射針および注射筒である。ここで
用いる内視鏡、注射針および注射筒は、従来広く使用さ
れるものでよいが、本発明の好ましい実施例では、以下
のようなものを使用することができる。
【0011】図1に内視鏡装置11を示す。内視鏡装置
11は挿入部17を具備している。該挿入部は、尿道に
挿入可能な外径を有し、且つ膀胱内から体外までの尿道
以上の長さを有することが望ましい。また、内視鏡装置
11は、硬性内視鏡、軟性内視鏡等、一般的に使用可能
な如何なる内視鏡でもよい。
【0012】内視鏡装置11には、手元側から挿入部1
7を通って内視鏡先端12に連通する処置具挿入用チャ
ネル15が設けられている。更に、内視鏡11は灌流機能
を備えている。灌流機能は、一般的に内視鏡で使用され
るような灌流シース管を用いて達成することが可能であ
る。
【0013】処理用チャネル先端13は、手元側チャネ
ル可動つまみ14の操作により動かすことができ(機構
は図示せず)、その結果、内視鏡に挿入した処置器具の
先端の突出方向を自在に操作できる(図1)。
【0014】内視鏡装置11と組み合わせて、注射器2
6が使用される。注射器26は、注射針21と注射筒2
3からなる。そして、注射針21は、内視鏡装置11の
内部に挿入する挿入部22と注射器接続部24とからな
る。挿入部22は、針部25を先端に備えた管状部材2
7からなり、該針部25の先端は鋭利に形成されてい
る。挿入部22の外径は、内視鏡装置11の処置器具用
チャネル15に挿入可能な径である。また、その長さ
は、内視鏡装置11の処置器具用チャネル15よりも長
い。挿入部22の針部25から管状部材27を経て注射
器接続部24まで、薬液注入用の内腔が連通している
(図2)。
【0015】<治療方法>図1に示す内視鏡で得られる
画像を観察することにより穿刺部位を決定し、前立腺に
組織変性を誘起する薬液を注入する。以下に、上記の器
具を用いた治療方法について更に詳しく説明する。
【0016】必要に応じて局所麻酔等の処置を行った
後、内視鏡装置11を患者の尿道に挿入し、前立腺部位
にまでその先端部分を到達させる。内視鏡画像により穿
刺部位を決定し、内視鏡画像下に注射針を穿刺し薬液を
注入する(図3)。また、薬液注入位置、穿刺部位の確
定および確認には、超音波断層像等を用いることがより
望ましい。この時、穿刺個所は、1個所から複数個所に
亘ることが可能である。穿刺は、尿道から目的位置に穿
刺することも、または内視鏡11の挿入部11の先端を
膀胱内にまで侵入させ、膀胱内から膀胱壁を経て前立腺
底部方向から目的位置に穿刺することも可能である。
【0017】穿刺後、注射器26と内視鏡11を抜去す
る。薬液を注入された部位の組織は変性、壊死し、前立
腺肥大症改善の効果が得られる。ここで、肥大部位の組
織を変性し、壊死を誘起する薬液として使用可能な薬液
には、組織壊死誘起薬と組織溶解薬等が含まれる。組織
壊死を誘起する薬液には、沸騰した生理食塩水、熱湯、
酢酸、エタノール等が含まれる。組織を溶解する薬液に
は、キモパパイン等の蛋白分解酵素等が含まれる。ま
た、これらを組み合わせて用いてもよい。
【0018】また、実施例1の処置が行われる際、薬液
注入により、患部組織が膨張し、尿道の閉鎖が懸念され
る場合には、術後、または術前に尿道前立腺部位にてバ
ルーンを挿入拡張して閉塞尿道の拡張を行うバルーン拡
張術を併用してもよい。
【0019】使用する薬液、投与量、処理時間、および
処理回数などは、治療を必要とする患者の状態、年齢、
肥大部位の位置および大きさ、その他の事項に応じて変
更することが可能であり、詳しくは治療を行う医師の判
断により決定される。
【0020】<効果>本発明により、安価な器材により
前立腺肥大症治療を行うことが可能となる。また、手技
が比較的簡単であるため、手術を容易に行うことが可能
である。更に、内視鏡を使用することにより、穿刺部位
を直接確認することが可能である。加えて、尿道粘膜に
対する侵襲性が低いため患者のQOLを尊重しながら治
療を行うことが可能である。
【0021】実施例2 本発明の別の好ましい実施例では、前立腺内に薬液を穿
刺する前立腺肥大症の治療法において、薬液注入に伴う
尿道の閉塞を防止するために、小孔を有するシース管を
用いる。また、前記小孔を有するシース管は、注射針の
穿刺をより的確且つ容易にする。
【0022】<治療装置>本実施例では、内視鏡装置、
バルーンを具備した尿道用シース管および注射器を用い
る。以下、好ましい実施例を図4から図7に示す。
【0023】最初に、尿道用シース管について、図4お
よび図5を用いて説明する。尿道用シース管41(以
後、単にシース管とも呼ぶ)は、半硬性で透明な管状部
材からなる(図5)。その全長は、内視鏡挿入部65よ
り短いが全尿道よりも長く、十分に膀胱内に届くもので
ある(図5、6)。更に、シース管41は、尿道に挿入
可能な外径を有し、且つ図6に示す内視鏡61が挿入可
能な内径を有す。管状部材43の先端は、尿道内への挿
入が容易なように砲弾状に形成されている。更に、挿入
の際、安全なように、最先端は充分に鈍になっている。
【0024】尿道用シース管41が尿道内に設置された
際、尿道カテーテルとして、膀胱内の導尿を行うため、
先端部側面にはシース管内腔と通じる導尿孔42が設け
られている。導尿口42から採取した尿は、シース管4
1の内側を通り体外に排出される。
【0025】シース管41における管状部材43の膀胱
側挿入部近傍の表面には、バルーン45が設けられてい
る。また、膀胱に向けて挿入する時の先端を前方とする
と、バルーン45は、シース管41外表面の導尿孔42
よりも後方に設けられている。
【0026】バルーン45には、バルーン内に空気を送
る送気チューブ47が繋がっている。送気チューブ47
は、シース管45に沿って、管状部材43のバルーン3
3の後方にまで延びており、送気チューブ35の後端部
にはエア注入口51が設けられている(図5)。シース
管41を尿道へ挿入した後、エア注入口51からの送気
および脱気を、体外に位置するエア注入口51から行う
ことができる。本実施例においては、送気チューブ35
はシース管45の外表面上に固定されているが、必要に
応じて固定しなくてもよい。また、特に図示しないが、
空気注入口には弁が設けられており、空気注入の後で生
じる空気の逆流を防止する。
【0027】管状部材43を構成する素材としては、ナ
イロン、ポリウレタン、塩化ビニル、ポリプロピレン、
テフロン等、尿道カテーテル等の各種カテーテルに使用
されている高分子素材を使用できる。
【0028】バルーン45を構成するための材料には、
一般的に治療用バルーンとして使用される何れの素材を
用いることができる。尿道用シース管41におけるバル
ーン接続部44の後方には、一定の部位(大凡、膀胱か
ら精丘までの部位、図9参照)の管壁に、一定の間隔
で、全周にわたって、複数の穿刺孔48(注射針の穿刺
用孔)が設けられる。穿刺孔48の径は注射針21が挿
入可能で、体組織が極端に入り込まない程度の大きさが
好ましく、具体的には2〜3mm程度が好ましい。
【0029】また、外表面側の孔の稜線部には、大きく
テーパ面46が設けられ、面取りされている。このた
め、シース管41の尿道内への挿入および抜去時に、組
織が穿刺孔48により擦過されて損傷することは少ない
(図4)。
【0030】シース管41の最先端にある穿刺孔48か
ら、シース管41の後端部までの長さは、管状部材内に
挿入して用いられる内視鏡装置61の挿入部長とほぼ同
じ長さであるかそれよりも短い。
【0031】本発明のシース管41では、複数の穿刺孔
48が設けられている。これらは、注射針刺入位置の目
安になるので、穿刺操作が行い易く、且つ正確に行うこ
とが可能となる。また、穿刺孔48をシース管の全周に
亘って設けているので、全方向での選択穿刺が可能であ
る。また、尿道用シース管41に設置する穿刺孔48の
位置、大きさおよび数については、所望に応じて変更す
ることが可能である。
【0032】更に、本発明で用いることが可能な内視鏡
装置について説明する(図6、7)。内視鏡装置61全
体を図6に示し、その詳しい構造を図7に示した。
【0033】図7に示すように、内視鏡装置61は、最
内側の内視鏡62と、最外側の灌流シース管63、そし
てこれらの間に位置するチャンネルシース管66とから
なる。
【0034】内視鏡68には、一般的なものが使用可能
であるが、照明手段と観察手段を備えたものが好まし
く、先端視野角が側方向を見ることが可能であるものが
よい。チャネルシース管66には、内視鏡68の挿入部
73を挿入できる内視鏡チャネル67と、注射針挿入用
の注射用チャネル64が設けられている。注射用チャネ
ル64は、内視鏡挿入部73に対して平行に配置され、
その後端にはチャネル口72が設けられている。注射用
チャネル64の先端部は、それ以外の部分との間で所定
の角度をなすように曲げられている。その角度は、内視
鏡68とチャネルシース管66とを組み合わせたとき
に、注射用チャネル64の先端部の軸線の延長線81
(これは、注射針21の針部25の軸線と一致する)
が、内視鏡68の画角75内に配置されるように設定さ
れる(図8)。更に、注射用チャネル64の先端部も内
視鏡の視野内に入るようになっている。
【0035】このように、注射用チャネル64の先端部
軸線の延長線81が、内視鏡68の画角75内に入るよ
うになっているので、施術者は、内視鏡68の視野内に
穿刺部を収めることによって、注射針を容易に穿刺位置
に導くことが可能になる。
【0036】また、内視鏡68、チャネルシース管6
6、灌流シース管63を組み合わせた状態で、尿道用シ
ース管41内に挿入したときに、注射チャネル69の軸
の延長線81とシース管41内壁との交点74が内視鏡
の視野のほぼ中心に来るようになっている(図8)。チ
ャネルシース管66は、灌流シース管63内腔に収まる
ように形成されており、曲がった注射用チャネル64は
その内腔より飛び出ないよう設計されている。
【0037】このように、注射用チャネルシース管先端
部の軸の延長線81は、シース管内壁面と内視鏡68の
視野の中心付近で交差するように設けてあるため、内視
鏡68の視野のほぼ中心に穿刺位置をもってくれば、容
易に特定の部位への注射針の穿刺を行うことが可能であ
る。
【0038】また、注射用チャネル64の先端は内視鏡
68の視野内に位置決めされるように設計されているた
め、注射針は、必ず内視鏡68の視野内に位置決めされ
る。従って、誤った部位に不意に穿刺してしまう事態を
回避することができる。
【0039】灌流シース管63は、灌流用口金71を備
えており、また、チャネルシース管66との水密を保つ
接続部(特に図示せず)を有している。灌流シース管に
おける挿入部65の長さは、内視鏡68とチャネルシー
ス管66とを組み合わせた際に、内視鏡68と注射用チ
ャネル64の先端部が灌流シース管63の先端から突出
するような長さとなっている(図8)。
【0040】ここで用いる注射針は、実施例1と同様の
ものでもよいが、注射針21の管状部材27の外表面に
目盛りが設けてあるものが好ましい。内視鏡装置61の
注射用チャネル64に挿入した際、チャネル口72の位
置で前記目盛りをチェックすることにより、注射用チャ
ネル64の先端から突出した部分の長さが分かるように
なっている。更に、内視鏡68による画像によるチェッ
クと組み合わせることにより、正確な突出長計測手段が
形成される。
【0041】このような注射針の突出長確認手段を設け
ることにより、針の組織内への刺入長を確認することが
可能となる。それにより、安全な処置の目安とすること
ができる。
【0042】また、上記の内視鏡装置61の代わりに、
実施例1に記述した内視鏡装置11を、尿道用シース管
41と組み合わせて用いることも可能である。その場
合、シース管41の内径よりも内視鏡装置11の挿入部
17の外径が小さいことが必要である。
【0043】<治療方法>以下、実施例2を実際に用い
る場合の詳細について説明する。実施例1と同様に、必
要に応じて局所麻酔等の処置を行った後、尿道用シース
管31を、バルーン31の空気を抜いた状態で尿道に挿
入する。バルーン45部が膀胱内に達するまで挿入され
た後に、エア注入口51より送気することによりバルー
ン32を膀胱内で膨らませる。シース管31を軽く引く
と、膀胱頚にてバルーン32が引っ掛かるため、前立腺
に対してシース管31が位置固定される。
【0044】次いで、内視鏡装置61を、シース管41
内に挿入する。尿道用シース管41内は透明であり、該
シース管41内から尿道壁を確認できるため、灌流下で
観察しながら、前立腺部位まで挿入する。この際、まず
精丘の位置を内視鏡下で確認した後、この付近を避けて
処置対象部位を確定する(図9参照)。より詳細に言え
ば、膀胱頚部のバルーンにて固定された位置から精丘ま
での間で処置対象部位を確定する。この時、精丘付近の
位置を避けた理由は、合併症の発生の可能性を低下させ
るためである。従って、精丘の付近から体外側の尿道口
側部位には、薬液を注入しないことが望ましい。上記の
処置部位の確定に続き、目的とする位置の前立腺内に薬
液を以下の方法により注入する。
【0045】まず、尿道用シース管41壁の目的位置に
ある1つの穿刺孔を、内視鏡視野内の中心付近に収め
る。注射針21を注射用チャネル64に挿入し、注射用
チャネル64の先端にまで到達させる(図13)。内視
鏡68の視野内に注射用チャネル64の先端が入ってい
るため、針部25の先端を確認することができる(図1
0)。
【0046】注射針をそのまま推し進めると、注射用チ
ャネル64先端部の中心軸と尿道用シース管41の内壁
との交点74が内視鏡の視野の中心に来る。内視鏡68
の視野内のほぼ中心に目的とする穿刺孔を捕らえている
ので、針部25は、前記穿刺孔を容易に通過させて組織
内に刺入され得る(図11、12)。
【0047】刺入深は、突出長計測手段にて確認でき
る。即ち、注射針先端が組織に接触した時に、注射チャ
ネル挿入口で、注射針上に記載された目盛りを読めば、
これから注射針をどの程度推し進めるかで注射針の挿入
深が分かる(図13)。
【0048】前立腺内に注射針21が挿入されたら、体
外部に残された注射器接続部24に注射筒23を接続
し、薬液を前立腺内に注入する。このとき、穿刺孔48
は一定の間隔で設けられているので、処置対象部位の目
安になる。また、穿刺孔48は全周に設けられており、
全方向で穿刺位置を選択することが可能である。
【0049】ここで、肥大部位の組織を変性し、壊死を
誘起する薬液として使用可能な薬液には、組織壊死誘起
薬と組織溶解薬等が含まれる。組織壊死を誘起する薬液
には、沸騰した生理食塩水、熱湯、酢酸、エタノール等
が含まれ、更に、組織を溶解する薬液には、キモパパイ
ン等の蛋白分解酵素等が含まれる。また、これらを組み
合わせて用いてもよい。
【0050】以降、必要に応じて、穿刺孔48の位置を
目安にして、幾つかの穿刺孔を通して、注射針21を前
立腺に穿刺し、薬液を注入する作業を繰り返す。薬液が
充分に注入されると、組織内は薬液により膨隆すること
が予想される。しかし、仮に尿道側に腫脹する場合であ
っても、半硬性の尿道用シース管41により尿道の形態
は保たれるので、閉塞のおそれはない。
【0051】また、尿道内に尿道用シース管41を挿入
したまま、組織壊死を誘起する薬液を注入することで、
尿道用シース管41の形状に組織が固定されることが期
待できる。そのため、術施行直後からの尿閉症状の緩和
も期待できる。
【0052】薬液注入完了の後、内視鏡装置61を尿道
用シース管41から抜去し、処置終了とする。尿道用シ
ース管41は、処置後直ちに抜去してもよい。しかし、
一時的な尿道閉塞が予想される場合には、これをそのま
ま留置して、尿道閉塞防止用に尿道カテーテルとするこ
ともできる。尿道用シース管41の先端は膀胱内に達し
ており、膀胱内に突出しているシース管壁には導尿孔4
2が設けている。この導尿孔42はシース管内腔と通じ
ているため、尿は尿道用シース管内を通して、排出する
ことができる。また、尿道用シース42は、バルーン4
5で膀胱内に固定されているため、不意に抜ける可能性
はない。
【0053】使用する薬液、投与量、処理時間、および
処理回数などは、治療が必要である患者の状態、年齢、
肥大部位の位置および大きさ、その他の事項等に応じて
変更することが可能であり、詳しくは治療を行う医師の
判断により決定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好ましい1実施例である治療装置の
一部をなす内視鏡装置の側面図。
【図2】 本発明の好ましい1実施例である治療装置の
一部をなす注射器の側面図
【図3】 図1および図2の治療用装置を用いた前立腺
肥大症治療の略図
【図4】 本発明の別の好ましい1実施例である治療装
置の一部をなす尿道用シース管の一部を断面で示す図。
【図5】 図4の尿道用シース管の側面図。
【図6】 本発明の別の好ましい1実施例である治療装
置の一部をなす内視鏡装置の側面図。
【図7】 図6の内視鏡装置を構成する各部分を示す詳
細図。
【図8】 図5の尿道用シース管に挿入した図6の内視
鏡装置の先端を示す断面図。
【図9】 図5の尿道用シース管および図6の内視鏡装
置を用いた前立腺肥大症治療の施術を示す略図。
【図10】 図8の内視鏡の画角に見える画像の略図。
【図11】 図9の施術部位の断面図。
【図12】 図10の内視鏡の画角中に針部がある略
図。
【図13】 図6の内視鏡装置に、目盛り付きの注射針
を挿入したときの側面図。
【符号の説明】
11.内視鏡 12.内視鏡先端 13.処置器具用チャネル先端 14.チャネル可動つまみ 15.処置器具用チャネル 16.灌流用口金 21.注射針 22.挿入部 23.注射筒 24.注射器接続部 25.針部 26.管状部材 41.尿道用シース管 42.導尿孔 43.管状部材 44.バルーン接続部 45.バルーン 46.テーパ 47.送気チューブ 48.穿刺孔 51.エア注入口 61.内視鏡装置 62.内視鏡先端 63.灌流シース管 64.注射用チャネル 65.挿入部 66.チャネルシース 67.内視鏡チャネル 68.内視鏡 71.灌流用口金 72.チャネル口 73.挿入部 74.交点 75.画角 81.目盛り
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61B 1/307 A61B 1/30 1/31 17/34 310 (72)発明者 関野 直己 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 肘井 一也 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 大山 雅英 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 吉嶺 英人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 外村 正敏 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C038 TA06 UJ01 4C060 FF35 FF38 4C061 AA15 BB03 DD01 DD03 FF23 FF25 FF36 FF43 GG15 HH01 HH08 HH56

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前立腺肥大症に対する治療装置であっ
    て; (a)被検体の尿道内に挿入可能な長尺な観察手段挿入
    部と; (b)前記観察手段挿入部先端に設けられ、前記被検体
    の像を結像する対物光学系と; (c)前記対物光学系によって結像された前記被検体像
    を観察可能な観察手段と; (d)前記挿入部内に挿通された薬液供給用管状部材
    と; (e)前記薬液供給用管状部材の先端に設けられ、前記
    被検体の治療対象部位に刺入して薬液を注入可能な針状
    部材と; (f)前記管状部材の手元側に設けられ、該管状部材を
    介して前記針状部材の先端から前記治療対象部位に対し
    て薬液を注入することが可能な薬液注入手段と;を具備
    することを特徴とする前立腺肥大治療用装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の前立腺肥大症に対する
    治療装置であって; (a)尿道内に挿入可能な外径と、膀胱内から体外に至
    る尿道以上の長さとを有し、且つ両端が開口した透明な
    管状部材からなり、その管壁の一部には少なくとも1つ
    の小孔(穿刺孔)が設けられた尿道確保用のシース管
    と; (b)前記シース管内に挿入可能な挿入部を有し、且つ
    前記シース管内を前後に移動可能な、尿道内を観察する
    ための観察手段と; (c)前記シース管内への挿入が可能であり、且つ前記
    シース管内を管軸に沿って前後に移動できる薬液供給用
    管状部材と; (d)前記薬液供給用管状部材の先端に設けられた体組
    織を穿刺可能な注射針と; (e)前記薬液供給管部材を移動させたときに、前記注
    射針を前記シース管の前記小孔に貫通させて、該シース
    管の外側にある組織を穿刺することを可能にする注射針
    の方向制御手段と; (f)前記小孔を経て組織内に穿刺された前記注射針お
    よび薬液注入管を通して、前立腺組織内に組織変性を誘
    起する薬液を注入する注射手段と;を具備する治療装
    置。
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