JP2000011166A - 画像処理装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents
画像処理装置および方法、並びに提供媒体Info
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- 230000001131 transforming effect Effects 0.000 claims abstract description 6
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 58
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- 238000004590 computer program Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【課題】 魚眼補正変換を高速で処理する。
【解決手段】 回転処理部3は、補正して出力する画像
(出力画像)の座標(X,Y)を、原点を中心として反
時計回りに角度ψだけ回転した座標(X1,Y1)を演算
する。Y軸上魚眼変換処理部4は、Y軸上魚眼変換を実
行し、座標(X1,Y1)から座標(x1,y1)を演算す
る。回転処理部5は、Y軸上魚眼変換処理部4により演
算された座標(x1,y1)を、原点を中心として時計回
りに角度φだけ回転した座標(x,y)を演算する。画
像生成部6は、画像入力部1に原画像の座標(x,y)
の画素値の出力を要求するとともに、その要求に対応し
て画像入力部1から入力された座標(x,y)の画素値
を、出力画像の座標(X,Y)の画素値として、出力画
像を生成する。
(出力画像)の座標(X,Y)を、原点を中心として反
時計回りに角度ψだけ回転した座標(X1,Y1)を演算
する。Y軸上魚眼変換処理部4は、Y軸上魚眼変換を実
行し、座標(X1,Y1)から座標(x1,y1)を演算す
る。回転処理部5は、Y軸上魚眼変換処理部4により演
算された座標(x1,y1)を、原点を中心として時計回
りに角度φだけ回転した座標(x,y)を演算する。画
像生成部6は、画像入力部1に原画像の座標(x,y)
の画素値の出力を要求するとともに、その要求に対応し
て画像入力部1から入力された座標(x,y)の画素値
を、出力画像の座標(X,Y)の画素値として、出力画
像を生成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置およ
び方法、並びに提供媒体に関し、特に、魚眼レンズを用
いて撮影された画像の歪みを補正するようにした画像処
理装置および方法、並びに提供媒体に関する。
び方法、並びに提供媒体に関し、特に、魚眼レンズを用
いて撮影された画像の歪みを補正するようにした画像処
理装置および方法、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】魚眼レンズを用いて撮影された画像に
は、図12に示すように、実空間の鉛直線が曲がってし
まう特有の歪みが生じている。この画像の歪みを補正
し、図13に示すように、あたかも通常のレンズで撮影
されたような画像に変換(以下、魚眼補正変換と記述す
る)する方法としては、Ominiview SYSTEM Inc.社のPho
toBubbles(商標)やWarp社のVTV(商標)がある。これ
らのソフトウェアは、それぞれ独自のアルゴリズムに基
づいて魚眼補正変換を行っており、そのアルゴリズムは
明らかにされていない。
は、図12に示すように、実空間の鉛直線が曲がってし
まう特有の歪みが生じている。この画像の歪みを補正
し、図13に示すように、あたかも通常のレンズで撮影
されたような画像に変換(以下、魚眼補正変換と記述す
る)する方法としては、Ominiview SYSTEM Inc.社のPho
toBubbles(商標)やWarp社のVTV(商標)がある。これ
らのソフトウェアは、それぞれ独自のアルゴリズムに基
づいて魚眼補正変換を行っており、そのアルゴリズムは
明らかにされていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなソフトウェアを用いた魚眼補正変換は、その処理に
時間が掛かり、例えば、魚眼レンズで撮影された動画像
を補正するようなリアルタイムな要求には対応できない
課題があった。
うなソフトウェアを用いた魚眼補正変換は、その処理に
時間が掛かり、例えば、魚眼レンズで撮影された動画像
を補正するようなリアルタイムな要求には対応できない
課題があった。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、魚眼補正変換をモジュール化することによ
り、高速で処理できるようにするものである。
ものであり、魚眼補正変換をモジュール化することによ
り、高速で処理できるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像処
理装置は、出力画像の座標を回転変換して第1の座標を
生成する第1回転手段と、第1回転手段が生成した第1
の座標を変換して第2の座標を生成する変換手段と、変
換手段が生成した第2の座標を回転変換して入力画像の
座標を生成する第2回転手段とを備えることを特徴とす
る。
理装置は、出力画像の座標を回転変換して第1の座標を
生成する第1回転手段と、第1回転手段が生成した第1
の座標を変換して第2の座標を生成する変換手段と、変
換手段が生成した第2の座標を回転変換して入力画像の
座標を生成する第2回転手段とを備えることを特徴とす
る。
【0006】請求項4に記載の画像処理方法は、出力画
像の座標を回転変換して第1の座標を生成する第1回転
ステップと、第1回転ステップで生成した第1の座標を
変換して第2の座標を生成する変換ステップと、変換ス
テップで生成した第2の座標を回転変換して入力画像の
座標を生成する第2回転ステップとを含むことを特徴と
する。
像の座標を回転変換して第1の座標を生成する第1回転
ステップと、第1回転ステップで生成した第1の座標を
変換して第2の座標を生成する変換ステップと、変換ス
テップで生成した第2の座標を回転変換して入力画像の
座標を生成する第2回転ステップとを含むことを特徴と
する。
【0007】請求項5に記載の提供媒体は、出力画像の
座標を回転変換して第1の座標を生成する第1回転ステ
ップと、第1回転ステップで生成した第1の座標を変換
して第2の座標を生成する変換ステップと、変換ステッ
プで生成した第2の座標を回転変換して入力画像の座標
を生成する第2回転ステップとを含む処理を実行させる
プログラムを提供することを特徴とする。
座標を回転変換して第1の座標を生成する第1回転ステ
ップと、第1回転ステップで生成した第1の座標を変換
して第2の座標を生成する変換ステップと、変換ステッ
プで生成した第2の座標を回転変換して入力画像の座標
を生成する第2回転ステップとを含む処理を実行させる
プログラムを提供することを特徴とする。
【0008】請求項1に記載の画像処理装置において
は、第1回転手段が、出力画像の座標を回転変換して第
1の座標を生成し、変換手段が、第1回転手段が生成し
た第1の座標を変換して第2の座標を生成し、第2回転
手段が、変換手段が生成した第2の座標を回転変換して
入力画像の座標を生成する。
は、第1回転手段が、出力画像の座標を回転変換して第
1の座標を生成し、変換手段が、第1回転手段が生成し
た第1の座標を変換して第2の座標を生成し、第2回転
手段が、変換手段が生成した第2の座標を回転変換して
入力画像の座標を生成する。
【0009】請求項4に記載の画像処理方法、および請
求項5に記載の提供媒体においては、は、第1回転ステ
ップで、出力画像の座標を回転変換して第1の座標を生
成し、変換ステップで、第1回転ステップで生成した第
1の座標を変換して第2の座標を生成し、第2回転ステ
ップで、変換ステップで生成した第2の座標を回転変換
して入力画像の座標を生成する。
求項5に記載の提供媒体においては、は、第1回転ステ
ップで、出力画像の座標を回転変換して第1の座標を生
成し、変換ステップで、第1回転ステップで生成した第
1の座標を変換して第2の座標を生成し、第2回転ステ
ップで、変換ステップで生成した第2の座標を回転変換
して入力画像の座標を生成する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。
【0011】すなわち、請求項1に記載の画像処理装置
は、出力画像の座標を回転変換して第1の座標を生成す
る第1回転手段(例えば、図10の回転処理部3)と、
第1回転手段が生成した第1の座標を変換して第2の座
標を生成する変換手段(例えば、図10のY軸上魚眼変
換処理部4)と、変換手段が生成した第2の座標を回転
変換して入力画像の座標を生成する第2回転手段(例え
ば、図10の回転処理部5)とを備えることを特徴とす
る。
は、出力画像の座標を回転変換して第1の座標を生成す
る第1回転手段(例えば、図10の回転処理部3)と、
第1回転手段が生成した第1の座標を変換して第2の座
標を生成する変換手段(例えば、図10のY軸上魚眼変
換処理部4)と、変換手段が生成した第2の座標を回転
変換して入力画像の座標を生成する第2回転手段(例え
ば、図10の回転処理部5)とを備えることを特徴とす
る。
【0012】また、請求項3に記載の画像処理装置は、
第2回転手段が生成した入力画像の座標の画素を、出力
画像の座標の画素として出力画像を生成する出力画像生
成手段(例えば、図10の画像生成部6)をさらに備え
ることを特徴とする。
第2回転手段が生成した入力画像の座標の画素を、出力
画像の座標の画素として出力画像を生成する出力画像生
成手段(例えば、図10の画像生成部6)をさらに備え
ることを特徴とする。
【0013】但し勿論この記載は、各手段を記載したも
のに限定することを意味するものではない。
のに限定することを意味するものではない。
【0014】本発明を適用した画像変換装置について説
明する前に、魚眼補正変換の概念について、図1を参照
して説明する。例えば、図1(A)に示すような魚眼レン
ズによって撮影された画像(以下、原画像と記述する)
の歪みを補正する場合、ステップS1において、原画像
の中で補正対象とする所定の台形領域の位置を決定す
る。その領域の中心の座標を中心点C(x0,y0)(図
には星印で示してある)とし、中心点Cとy軸の正の部
分とのなす角度をφとする。また、中心点Cにおける実
空間の鉛直線とy軸のなす角度をωとする(角度ωを求
める演算については後述する)。
明する前に、魚眼補正変換の概念について、図1を参照
して説明する。例えば、図1(A)に示すような魚眼レン
ズによって撮影された画像(以下、原画像と記述する)
の歪みを補正する場合、ステップS1において、原画像
の中で補正対象とする所定の台形領域の位置を決定す
る。その領域の中心の座標を中心点C(x0,y0)(図
には星印で示してある)とし、中心点Cとy軸の正の部
分とのなす角度をφとする。また、中心点Cにおける実
空間の鉛直線とy軸のなす角度をωとする(角度ωを求
める演算については後述する)。
【0015】ステップS2において、図1(B)に示すよ
うに、原画像の中心点CがY軸と重なるように、原画像
を反時計回りに角度φだけ回転する。ステップS3にお
いて、図1(C)に示すように、原画像から、中心点Cの
台形領域を抽出し、矩形に変換する。なお、図1(C)に
示した状態において、矩形に変換された画像は、実空間
の鉛直線(図1(C)のY軸に相当する)に対して角度ψ
だけ傾いているので、ステップS4において、図1(D)
に示すように、画像を角度ψだけ時計回りに回転させ
る。
うに、原画像の中心点CがY軸と重なるように、原画像
を反時計回りに角度φだけ回転する。ステップS3にお
いて、図1(C)に示すように、原画像から、中心点Cの
台形領域を抽出し、矩形に変換する。なお、図1(C)に
示した状態において、矩形に変換された画像は、実空間
の鉛直線(図1(C)のY軸に相当する)に対して角度ψ
だけ傾いているので、ステップS4において、図1(D)
に示すように、画像を角度ψだけ時計回りに回転させ
る。
【0016】ここで、角度ψについて考える。角度ψ
は、一見、角度φと等しいように思われるが、上述した
ように、中心点Cにおいては、実空間の鉛直線QとY軸
とのなす角度がωであり、換言すれば、原画像の台形領
域の中心点Cにおいては、鉛直線が角度ωだけずれてい
ることになる。つまり、角度ψを角度φと等しい角度と
考えて、ステップS4の処理を実行した場合、角度ψ
(=φ)だけ回転した画像は、図2(A)に示すように、
鉛直線から角度ωだけ傾いてしまう。したがって、角度
ψは、角度φと角度ωの和に等しい角度とすればよいこ
とがわかる。
は、一見、角度φと等しいように思われるが、上述した
ように、中心点Cにおいては、実空間の鉛直線QとY軸
とのなす角度がωであり、換言すれば、原画像の台形領
域の中心点Cにおいては、鉛直線が角度ωだけずれてい
ることになる。つまり、角度ψを角度φと等しい角度と
考えて、ステップS4の処理を実行した場合、角度ψ
(=φ)だけ回転した画像は、図2(A)に示すように、
鉛直線から角度ωだけ傾いてしまう。したがって、角度
ψは、角度φと角度ωの和に等しい角度とすればよいこ
とがわかる。
【0017】なお、上述したステップS1乃至S4にお
ける処理は、あくまでも、その概念を説明したものであ
り、実際の魚眼補正変換の手順を説明したものではな
い。
ける処理は、あくまでも、その概念を説明したものであ
り、実際の魚眼補正変換の手順を説明したものではな
い。
【0018】実際の魚眼補正変換の手順は、原画像の台
形領域の中心点Cの座標(x0,y0)から角度ψ,φを
求め、その角度ψ,φを用いて、変換後の画像(図3
(A)の画像)の全画素の座標(X,Y)に対応する原画
像(図3(D))の座標(x,y)を演算し、さらに、原
画像の座標(x,y)の画素を、変換後の画像の座標
(X,Y)に適用することにより、変換後の画像を生成
している。
形領域の中心点Cの座標(x0,y0)から角度ψ,φを
求め、その角度ψ,φを用いて、変換後の画像(図3
(A)の画像)の全画素の座標(X,Y)に対応する原画
像(図3(D))の座標(x,y)を演算し、さらに、原
画像の座標(x,y)の画素を、変換後の画像の座標
(X,Y)に適用することにより、変換後の画像を生成
している。
【0019】すなわち、ステップS11において、図3
(A)に示した変換後の画像を、図3(B)に示すように、原
点(原画像の台形領域の中心点Cに対応する)を中心と
して反時計回りに角度ψだけ回転させる。したがって、
座標(X,Y)に対応する、回転後の座標を(X1,
Y1)とすると、座標(X1,Y1)は、次式(1)のよ
うに表すことができる。 X1=Xcosψ−Ysinψ Y1=Xsinψ−Ycosψ ・・・・(1)
(A)に示した変換後の画像を、図3(B)に示すように、原
点(原画像の台形領域の中心点Cに対応する)を中心と
して反時計回りに角度ψだけ回転させる。したがって、
座標(X,Y)に対応する、回転後の座標を(X1,
Y1)とすると、座標(X1,Y1)は、次式(1)のよ
うに表すことができる。 X1=Xcosψ−Ysinψ Y1=Xsinψ−Ycosψ ・・・・(1)
【0020】ステップS12において、図3(B)に示し
た矩形の画像を、図3(C)に示すように台形に変換する
(上述したステップS3の処理に対応する変換であり、
以下、Y軸上魚眼変換と記述する、また、この詳細につ
いては後述する)。このとき、座標(X1,Y1)に対応
する、変換後の座標を(x1,y1)とすると、座標(x
1,y1)は、次式(2)のように表すことができる。
た矩形の画像を、図3(C)に示すように台形に変換する
(上述したステップS3の処理に対応する変換であり、
以下、Y軸上魚眼変換と記述する、また、この詳細につ
いては後述する)。このとき、座標(X1,Y1)に対応
する、変換後の座標を(x1,y1)とすると、座標(x
1,y1)は、次式(2)のように表すことができる。
【0021】
【数1】
【0022】ただし、上記式において、gはレンズの射
影関数であり、fはレンズの焦点距離であり、Fは変換
後の画像(図3(A))における仮想的な焦点距離であ
る。
影関数であり、fはレンズの焦点距離であり、Fは変換
後の画像(図3(A))における仮想的な焦点距離であ
る。
【0023】また、θ0,θ1は、次式(3)に示す条件
を満たす角度である。
を満たす角度である。
【数2】
【0024】ステップS13において、図3(C)に示し
た台形の画像を、図3(D)に示すように、原点を中心と
して時計回りに角φだけ回転させる。したがって、座標
(x1,y1)に対応する、回転後の座標を(x,y)と
すると、座標(x,y)は、次式(4)のように表すこ
とができる。 x=x1cos(−φ)−y1sin(−φ) y=x1sin(−φ)−y1cos(−φ) ・・・・(4)
た台形の画像を、図3(D)に示すように、原点を中心と
して時計回りに角φだけ回転させる。したがって、座標
(x1,y1)に対応する、回転後の座標を(x,y)と
すると、座標(x,y)は、次式(4)のように表すこ
とができる。 x=x1cos(−φ)−y1sin(−φ) y=x1sin(−φ)−y1cos(−φ) ・・・・(4)
【0025】次に、Y軸上魚眼変換について説明する
が、その導入として、魚眼レンズの射影方法について、
図4を参照して説明する。実空間において、半画角がθ
である点A,Bが、それぞれ、魚眼レンズを透過して、
焦点距離がfである像に射影された点を点A’,B’と
すれば、像高h(距離A’B’)は、fとθの関数であ
る射影関数g(f,θ)で表すことができる。なお、射
影関数gは、魚眼レンズの種類によって異なり、一般に
は、以下のような射影関数が知られている。 h=g(f,θ)=2ftan(θ/2):立体射影の魚眼レンズ h=g(f,θ)=fθ :等距離射影の魚眼レンズ h=g(f,θ)=2fsin(θ/2):立体角射影の魚眼レンズ h=g(f,θ)=fsin(θ) :正射影の魚眼レンズ
が、その導入として、魚眼レンズの射影方法について、
図4を参照して説明する。実空間において、半画角がθ
である点A,Bが、それぞれ、魚眼レンズを透過して、
焦点距離がfである像に射影された点を点A’,B’と
すれば、像高h(距離A’B’)は、fとθの関数であ
る射影関数g(f,θ)で表すことができる。なお、射
影関数gは、魚眼レンズの種類によって異なり、一般に
は、以下のような射影関数が知られている。 h=g(f,θ)=2ftan(θ/2):立体射影の魚眼レンズ h=g(f,θ)=fθ :等距離射影の魚眼レンズ h=g(f,θ)=2fsin(θ/2):立体角射影の魚眼レンズ h=g(f,θ)=fsin(θ) :正射影の魚眼レンズ
【0026】なお、通常の(魚眼レンズではない)レン
ズを用いた場合の射影関数(像高h)は、次式(5)の
ように表すことができる。 h=ftan(θ):通常のレンズ ・・・(5)
ズを用いた場合の射影関数(像高h)は、次式(5)の
ように表すことができる。 h=ftan(θ):通常のレンズ ・・・(5)
【0027】図5は、y軸上魚眼変換の変換前後の座標
系を示している。すなわち、図5(A)は、y軸上魚眼変
換前(図3(B)に相当する)の座標系であり、図5(B)
は、y軸上魚眼変換後(図3(C)に相当する)の座標系
である。ここで、表記を簡単にするため、図3(B)にお
ける座標の点(X1,Y1)を、図5(A)においては点R
(X,Y)と記述し、図3(C)における座標の点(x1,
y1)を、図5(B)においては点P(x,y)と記述す
る。なお、図5(A)の座標系の原点ORに対応する図5
(B)の座標系の点をP0(0,y0)とし、図5(A)の座標
系において、線分ORRとY軸とのなす角度をρとす
る。
系を示している。すなわち、図5(A)は、y軸上魚眼変
換前(図3(B)に相当する)の座標系であり、図5(B)
は、y軸上魚眼変換後(図3(C)に相当する)の座標系
である。ここで、表記を簡単にするため、図3(B)にお
ける座標の点(X1,Y1)を、図5(A)においては点R
(X,Y)と記述し、図3(C)における座標の点(x1,
y1)を、図5(B)においては点P(x,y)と記述す
る。なお、図5(A)の座標系の原点ORに対応する図5
(B)の座標系の点をP0(0,y0)とし、図5(A)の座標
系において、線分ORRとY軸とのなす角度をρとす
る。
【0028】図6は、実空間平面πq、原画像平面πp
(図3(D)に相当する)、および魚眼補正変換後の平面
πr(図3(A)に相当する)の関係を示している。Z軸
に着目すると、Z軸の正の部分は実空間を表しており、
原点Oは焦点を表している。さらに、Z軸の負の部分は
レンズを介した像の空間を表している。実空間平面πq
上の点Qに対応する平面πp上の点を点Pとし、平面π
r上の点を点Rとする。
(図3(D)に相当する)、および魚眼補正変換後の平面
πr(図3(A)に相当する)の関係を示している。Z軸
に着目すると、Z軸の正の部分は実空間を表しており、
原点Oは焦点を表している。さらに、Z軸の負の部分は
レンズを介した像の空間を表している。実空間平面πq
上の点Qに対応する平面πp上の点を点Pとし、平面π
r上の点を点Rとする。
【0029】魚眼レンズの焦点距離fは、実空間の原点
Oと平面πpの距離(線分OOpの長さ)に相当する。
したがって、P0の座標は、(0,y0,−f)となる。
Oと平面πpの距離(線分OOpの長さ)に相当する。
したがって、P0の座標は、(0,y0,−f)となる。
【0030】また、平面πqは、平面πp上の点P0に
対応する実空間上の点を点Q0とすれば、直線OQ0を法
線とする平面のうちの点Q0を含む平面である。この線
分OQ0の長さを1とする。したがって、平面πqは、
原点Oを中心とする半径1の半球に、点Q0において接
する平面である。さらに、直線OQ0とZ軸とのなす角
をθ0とすれば、点Q0の座標は、(0,−sinθ0,cos
θ0)となる。
対応する実空間上の点を点Q0とすれば、直線OQ0を法
線とする平面のうちの点Q0を含む平面である。この線
分OQ0の長さを1とする。したがって、平面πqは、
原点Oを中心とする半径1の半球に、点Q0において接
する平面である。さらに、直線OQ0とZ軸とのなす角
をθ0とすれば、点Q0の座標は、(0,−sinθ0,cos
θ0)となる。
【0031】平面πrは、実空間を通常のレンズで射影
した空間(補正された平面)であるので、平面πr上の
原点ORは、実空間上の原点Oおよび点Q0と同一直線上
に存在し、線分OORは通常のレンズの焦点距離Fに相
当する。また、平面πrは平面πqと平行であるので、
三角形ORORは、三角形OQQ0と相似である。
した空間(補正された平面)であるので、平面πr上の
原点ORは、実空間上の原点Oおよび点Q0と同一直線上
に存在し、線分OORは通常のレンズの焦点距離Fに相
当する。また、平面πrは平面πqと平行であるので、
三角形ORORは、三角形OQQ0と相似である。
【0032】平面πq上の点Q1は、点QからY−Z平
面に下ろした垂線の足であり、点P0,OP,OR,O、
およびQ0と同様に、そのX成分は0となる。
面に下ろした垂線の足であり、点P0,OP,OR,O、
およびQ0と同様に、そのX成分は0となる。
【0033】また、角度θ1は直線OQとZ軸とのなす
角度であり、角度αは、直線OQと直線O0とのなす角
度である。
角度であり、角度αは、直線OQと直線O0とのなす角
度である。
【0034】上述した3つの平面πp,πr、およびπ
qの関係(P0のy成分は、常に正であり、よって、Q0
のy成分は負である)より、以下の2点が明らかにな
る。1点目は「sinφの符号と点RのX成分の符号が一
致すること」である。このことは、sinφの符号は点P
のx成分の符号に一致し、点Pのx成分の符号は点Rの
X成分の符号が一致することからも明らかである。2点
目は「tanθ1の値の増加に伴って、点RのY成分の値が
増加すること」である。
qの関係(P0のy成分は、常に正であり、よって、Q0
のy成分は負である)より、以下の2点が明らかにな
る。1点目は「sinφの符号と点RのX成分の符号が一
致すること」である。このことは、sinφの符号は点P
のx成分の符号に一致し、点Pのx成分の符号は点Rの
X成分の符号が一致することからも明らかである。2点
目は「tanθ1の値の増加に伴って、点RのY成分の値が
増加すること」である。
【0035】さて、Y軸上魚眼変換においては、上述し
たように、点P0(0,y0)および点R(X,Y)か
ら、点P(x,y)を導くことが目的である。したがっ
て、次式(6−1),(6−2)に示す関数hx,hyを
求めればよい。 x=hx(y0,X,Y) ・・・(6−1) y=hy(y0,X,Y) ・・・(6−2)
たように、点P0(0,y0)および点R(X,Y)か
ら、点P(x,y)を導くことが目的である。したがっ
て、次式(6−1),(6−2)に示す関数hx,hyを
求めればよい。 x=hx(y0,X,Y) ・・・(6−1) y=hy(y0,X,Y) ・・・(6−2)
【0036】ここで、平面πpに注目し、図4で示した
射影関数を適用すると、線分OPP=g(f,θ1)の関
係があり、この関係から次式(7−1),(7−2)が
成立する。 x=g(f,θ1)sinφ ・・・(7−1) y=g(f,θ1)cosφ ・・・(7−2)
射影関数を適用すると、線分OPP=g(f,θ1)の関
係があり、この関係から次式(7−1),(7−2)が
成立する。 x=g(f,θ1)sinφ ・・・(7−1) y=g(f,θ1)cosφ ・・・(7−2)
【0037】式(7−1),(7−2)において、f
(焦点距離)は定数である。したがって、角度θ1およ
び角度φを、y0,X、およびYで表すことができれ
ば、式(6−1),(6−2)の関数hx,hyを求めた
ことになる。そこで、次に、角度θ1または角度φと、
y0,X、およびYの関係を導き出す。
(焦点距離)は定数である。したがって、角度θ1およ
び角度φを、y0,X、およびYで表すことができれ
ば、式(6−1),(6−2)の関数hx,hyを求めた
ことになる。そこで、次に、角度θ1または角度φと、
y0,X、およびYの関係を導き出す。
【0038】さて、平面πrは、通常のレンズを介して
射影されたように補正された平面であるので、式(5)
に示した通常レンズの射影関数を適用することができ
る。したがって、線分R0R=Ftanαの関係がある。よ
って、次式(8−1),(8−2)が成立する。 X=Ftanαsinρ ・・・(8−1) Y=Ftanαcosρ ・・・(8−2)
射影されたように補正された平面であるので、式(5)
に示した通常レンズの射影関数を適用することができ
る。したがって、線分R0R=Ftanαの関係がある。よ
って、次式(8−1),(8−2)が成立する。 X=Ftanαsinρ ・・・(8−1) Y=Ftanαcosρ ・・・(8−2)
【0039】次に、平面πqに注目すると、平面πqの
法線ベクトルは、ベクトルOQ0(0,−sinθ0,cosθ
0)であり、点Q0が平面πq上の点であることから、平
面πqは、次式(9)で表すことができる。 πq: 0・(x−0)+(−sinθ0)(y+sinθ0)+cosθ0(z−cosθ0)=0 ・・・(9) 式(9)を整理すると、次式(10)になる。 πq: sinθ0(y+sinθ0)−cosθ0(z−cosθ0)=0 ・・・(10)
法線ベクトルは、ベクトルOQ0(0,−sinθ0,cosθ
0)であり、点Q0が平面πq上の点であることから、平
面πqは、次式(9)で表すことができる。 πq: 0・(x−0)+(−sinθ0)(y+sinθ0)+cosθ0(z−cosθ0)=0 ・・・(9) 式(9)を整理すると、次式(10)になる。 πq: sinθ0(y+sinθ0)−cosθ0(z−cosθ0)=0 ・・・(10)
【0040】次に、平面πq上の点Qと原点Oを通る直
線OQの式を、図7を参照して演算する。図7は、図6
に点S,S1を追加した図である。点Sは、直線OQと
原点Oを中心とする半径1の半球との交点であり、点S
1は、点SからX−Y平面に下ろした垂線の足である。
線OQの式を、図7を参照して演算する。図7は、図6
に点S,S1を追加した図である。点Sは、直線OQと
原点Oを中心とする半径1の半球との交点であり、点S
1は、点SからX−Y平面に下ろした垂線の足である。
【0041】図7から明らかなように、線分OS1=線
分OS・sinθ1であり、線分OSは半球の半径(=1)
であるので、線分OS1=sinθ1である。また、点S
1は、点P,OP,O,S、およびZ軸を含む平面上の点
であるので、線分OS1とY軸とのなす角は、角POPP
0と等しく、その角度はφである。したがって、点S1の
座標は、(−sinθ1sinφ,−sinθ1cosφ,0)であ
り、点Sの座標は、(−sinθ1sinφ,−sinθ1cosφ,
cosθ1)となる。
分OS・sinθ1であり、線分OSは半球の半径(=1)
であるので、線分OS1=sinθ1である。また、点S
1は、点P,OP,O,S、およびZ軸を含む平面上の点
であるので、線分OS1とY軸とのなす角は、角POPP
0と等しく、その角度はφである。したがって、点S1の
座標は、(−sinθ1sinφ,−sinθ1cosφ,0)であ
り、点Sの座標は、(−sinθ1sinφ,−sinθ1cosφ,
cosθ1)となる。
【0042】直線OQの方向ベクトルは、ベクトルOS
(−sinθ1sinφ,−sinθ1cosφ,cosθ1)と等しく、
直線OQは原点O(0,0,0)を通るので、直線OQ
の式は、次式(11)で表すことができる。
(−sinθ1sinφ,−sinθ1cosφ,cosθ1)と等しく、
直線OQは原点O(0,0,0)を通るので、直線OQ
の式は、次式(11)で表すことができる。
【数3】 式(11)を整理すると、次式(12)となる。
【数4】
【0043】ここで、式(10)(平面πqの式)と式
(12)(直線OQの式)を連立して、x,y、または
z、それぞれについて、解いたものが次式13である。
当然ながら、平面πqと直線OQとの交点である点Qの
座標(Xq,Yq,Zq)は、この座標(x,y,z)
に等しいので、点Qの座標を、角度φ,θ0、およびθ1
で表したことになる。
(12)(直線OQの式)を連立して、x,y、または
z、それぞれについて、解いたものが次式13である。
当然ながら、平面πqと直線OQとの交点である点Qの
座標(Xq,Yq,Zq)は、この座標(x,y,z)
に等しいので、点Qの座標を、角度φ,θ0、およびθ1
で表したことになる。
【数5】
【0044】なお、点Qは実空間上の点であるので、そ
のZ成分は正である。したがって、以下の不等式(1
4)が成立する。 cosθ0+sinθ0tanθ1cosφ>0 ・・・(14)
のZ成分は正である。したがって、以下の不等式(1
4)が成立する。 cosθ0+sinθ0tanθ1cosφ>0 ・・・(14)
【0045】次に、平面πq上の点Q,Q0、およびQ1
に注目すると、線分QQ1,Q0Q1は、それぞれ、次式
(15−1),(15−2)に示すように、線分Q0Q
を使って表すことができる。 QQ1=Q0Q|sinρ| ・・・(15−1) Q0Q1=Q0Q|cosρ| ・・・(15−2)
に注目すると、線分QQ1,Q0Q1は、それぞれ、次式
(15−1),(15−2)に示すように、線分Q0Q
を使って表すことができる。 QQ1=Q0Q|sinρ| ・・・(15−1) Q0Q1=Q0Q|cosρ| ・・・(15−2)
【0046】また、線分Q0Q=OQ0tanα=tanαであ
るので、式(15−1)から、次式(16)が成立す
る。
るので、式(15−1)から、次式(16)が成立す
る。
【数6】
【0047】同様に、線分Q0Q=tanαであるので、式
(15−2)から、次式(17)が成立する。
(15−2)から、次式(17)が成立する。
【数7】
【0048】これらの式(16),(17)の結果を、
それぞれ、式(8−1),(8−2)に代入し、式(8
−1),(8−2)のFが正であることに注意して変形
すれば、次式(18),(19)になる。
それぞれ、式(8−1),(8−2)に代入し、式(8
−1),(8−2)のFが正であることに注意して変形
すれば、次式(18),(19)になる。
【数8】
【0049】式(19)の左辺を整理して平方根を外し
た式が次式(20)である。
た式が次式(20)である。
【数9】
【0050】ここで、「角度θ0および角度θ1が正であ
ること」を上述した2つの事実、すなわち、「sinφの
符号と点RのX成分の符号が一致すること」と「tanθ1
の値の増加に伴って、点RのY成分の値が増加するこ
と」に適用することにより、式(18)および式(2
0)の絶対値符号を外すことができる。式(18),
(20)に、それぞれ対応する式が次式(21),(2
2)である。
ること」を上述した2つの事実、すなわち、「sinφの
符号と点RのX成分の符号が一致すること」と「tanθ1
の値の増加に伴って、点RのY成分の値が増加するこ
と」に適用することにより、式(18)および式(2
0)の絶対値符号を外すことができる。式(18),
(20)に、それぞれ対応する式が次式(21),(2
2)である。
【数10】
【0051】式(22)をtanθ1cosφについて解け
ば、次式(23)になる。
ば、次式(23)になる。
【数11】 この式(23)を式(21)の分母に代入して整理する
と、次式(24)になる。
と、次式(24)になる。
【数12】
【0052】式(24)に「sinφの符号と点RのX成
分の符号が一致すること」を適用すれば、左辺のtanθ1
と、右辺の分母のFcosθ0−Ysinθ0との符号が一致す
ることがわかる。なお、tanθ1は正であるので、Fcos
θ0−Ysinθ0も正である。
分の符号が一致すること」を適用すれば、左辺のtanθ1
と、右辺の分母のFcosθ0−Ysinθ0との符号が一致す
ることがわかる。なお、tanθ1は正であるので、Fcos
θ0−Ysinθ0も正である。
【0053】式(23)および式(24)の両辺を、そ
れぞれ2乗して足すと次式(25)になる。
れぞれ2乗して足すと次式(25)になる。
【数13】
【0054】式(25)に、Fcosθ0−Ysinθ0>0を
考慮して、式(25)の平方根を求めれば、次式(2
6)になる。
考慮して、式(25)の平方根を求めれば、次式(2
6)になる。
【数14】 したがって、角度θ1は次式(27)のように表すこと
ができる。
ができる。
【数15】
【0055】式(26)を式(23)に代入すれば、co
sφを次式(28)のように表すことができる。また、
式(26)を式(24)に代入すれば、sinφを次式
(29)のように表すことができる。
sφを次式(28)のように表すことができる。また、
式(26)を式(24)に代入すれば、sinφを次式
(29)のように表すことができる。
【数16】
【0056】さらに、式(28)を式(7−1)に代入
したものが次式(30)であり、式(29)を式(7−
2)に代入したものが次式(31)である。
したものが次式(30)であり、式(29)を式(7−
2)に代入したものが次式(31)である。
【数17】
【0057】ただし、式(30),(31)の角度θ1
は、式(27)に示した角度θ1と同様である。また、
角度θ0については、y0=g(f,θ0)の関係があ
る。したがって、式(30),(31)は、xまたはy
を、X,Y、およびy0から求める式であるといえる。
よって、ここに、Y軸上魚眼変換の式が導出された。
は、式(27)に示した角度θ1と同様である。また、
角度θ0については、y0=g(f,θ0)の関係があ
る。したがって、式(30),(31)は、xまたはy
を、X,Y、およびy0から求める式であるといえる。
よって、ここに、Y軸上魚眼変換の式が導出された。
【0058】例えば、用いられる魚眼レンズが等距離射
影である場合のY軸上魚眼変換の式は、射影関数g
(f,θ)=fθを、式(30),(31)に適用すれ
ば、次式(32),(33)を得る。このとき、y0=
g(f,θ0)の関係から、角度θ0=y0/fである。
影である場合のY軸上魚眼変換の式は、射影関数g
(f,θ)=fθを、式(30),(31)に適用すれ
ば、次式(32),(33)を得る。このとき、y0=
g(f,θ0)の関係から、角度θ0=y0/fである。
【数18】
【0059】さらに、式(32),(33)の角度θ1
に、それぞれ、式(27)の右辺を代入すれば、次式
(34),(35)になる。
に、それぞれ、式(27)の右辺を代入すれば、次式
(34),(35)になる。
【数19】
【0060】次に、角度ωを求める手順について、図8
および図9を参照して説明する。図8は、実空間におけ
る鉛直線を原画像上に示したものであり、同図におい
て、角度ωは、上述したように、原画像中の補正対象と
する台形領域の中心点C(図には星印で示している)に
おける実空間の鉛直線とy軸とのなす角度である。図9
は、図6と同様に、原画像を示す平面πp、および実空
間の平面πqを表している。ただし、図9の平面πqの
Y軸(Yq軸)は、紙面に垂直である。
および図9を参照して説明する。図8は、実空間におけ
る鉛直線を原画像上に示したものであり、同図におい
て、角度ωは、上述したように、原画像中の補正対象と
する台形領域の中心点C(図には星印で示している)に
おける実空間の鉛直線とy軸とのなす角度である。図9
は、図6と同様に、原画像を示す平面πp、および実空
間の平面πqを表している。ただし、図9の平面πqの
Y軸(Yq軸)は、紙面に垂直である。
【0061】角度ωを求めるには、始めに、中心点Cに
おける鉛直線の微分係数dy/dxを演算する。図9の
平面πpにおいて、線分OPPの長さをLとすれば、L
=g(f,θ)である。したがって、点Pのx,y成分
は、それぞれ次式(36−1),(36−2)に示すよ
うに、射影関数gと角度μを使って表すことができる。 x=g(f,θ)cosμ ・・・(36−1) y=g(f,θ)sinμ ・・・(36−1)
おける鉛直線の微分係数dy/dxを演算する。図9の
平面πpにおいて、線分OPPの長さをLとすれば、L
=g(f,θ)である。したがって、点Pのx,y成分
は、それぞれ次式(36−1),(36−2)に示すよ
うに、射影関数gと角度μを使って表すことができる。 x=g(f,θ)cosμ ・・・(36−1) y=g(f,θ)sinμ ・・・(36−1)
【0062】また、実空間の三角形OQ0Qに注目する
と、次式(37)に示した関係がわかる。 tanθ=Q0Q/OQ0 Q0Q=X0/cosμ OQ0=X0/tanθ0 ・・・(37)
と、次式(37)に示した関係がわかる。 tanθ=Q0Q/OQ0 Q0Q=X0/cosμ OQ0=X0/tanθ0 ・・・(37)
【0063】式(37)に示した関係を組み合わせる
と、次式(38)になる。 tanθ=tanθ0/cosμ ・・・(38) よって、 θ=arctan(tanθ0/cosμ) ・・・(39)
と、次式(38)になる。 tanθ=tanθ0/cosμ ・・・(38) よって、 θ=arctan(tanθ0/cosμ) ・・・(39)
【0064】さてここで、角度θ0が定数あるとすれ
ば、式(39)から明らかなように、角度θは角度μの
関数である。したがって、式(36−1),(36−
2)、および式(39)から、xおよびyは、角度μの
関数であるといえる。
ば、式(39)から明らかなように、角度θは角度μの
関数である。したがって、式(36−1),(36−
2)、および式(39)から、xおよびyは、角度μの
関数であるといえる。
【0065】そこで、微分係数dy/dxを、次式40
に示すように変形して演算する。 dy/dx=(dy/dμ)/(dx/dμ) ・・・(40)
に示すように変形して演算する。 dy/dx=(dy/dμ)/(dx/dμ) ・・・(40)
【0066】微分係数の演算について、魚眼レンズが等
立体角射影である場合(射影関数g=2fsin(θ/
2))を例にして説明する。
立体角射影である場合(射影関数g=2fsin(θ/
2))を例にして説明する。
【0067】射影関数gの中のsin(θ/2)は、三角
関数の公式により、次式(41)に書き換えることがで
きる。
関数の公式により、次式(41)に書き換えることがで
きる。
【数20】
【0068】式(41)の角度θを角度θ0に置き換え
て、右辺の中のtan2θ0について解いた式が次式(4
2)である。
て、右辺の中のtan2θ0について解いた式が次式(4
2)である。
【数21】
【0069】式(38)の両辺を2乗して、式(42)
の右辺を代入すれば、次式(43)となる。
の右辺を代入すれば、次式(43)となる。
【数22】
【0070】式(43)を式(41)に代入し、その結
果を射影関数g=2fsin(θ/2)に適用すれば、射
影関数gは次式(44)になる。
果を射影関数g=2fsin(θ/2)に適用すれば、射
影関数gは次式(44)になる。
【数23】
【0071】式(36−1),(36−2)、それぞれ
に、式(44)を代入すれば、次式(45−1),(4
5−2)になる。
に、式(44)を代入すれば、次式(45−1),(4
5−2)になる。
【数24】
【0072】ここで、式(45−1),(45−2)の
両辺を角度μで微分して整理すれば、次式(46−
1),(46−2)のように、dx/dμおよびdy/
dμが演算される。
両辺を角度μで微分して整理すれば、次式(46−
1),(46−2)のように、dx/dμおよびdy/
dμが演算される。
【数25】 したがって、角度μが与えられれば、dx/dμおよび
dy/dμを演算することができる。
dy/dμを演算することができる。
【0073】なお、式(46−1),(46−2)の中
のAは、次式(47)に示すように、式(42)の右辺
と同様である。
のAは、次式(47)に示すように、式(42)の右辺
と同様である。
【数26】 式(45−1)に式(47)を代入すれば、次式(4
8)となる。
8)となる。
【数27】
【0074】次式(49)は、式(48)をAについて
解いた式である。式(49)から明らかなように、A
も、角度μが与えられれば演算することができる。
解いた式である。式(49)から明らかなように、A
も、角度μが与えられれば演算することができる。
【数28】
【0075】また、図9の平面πpに注目すれば、角度
μと、xおよびyには、次式(50)に示す関係があ
る。 μ=arctan(y/x) ・・・(50)
μと、xおよびyには、次式(50)に示す関係があ
る。 μ=arctan(y/x) ・・・(50)
【0076】以上に示した式を以下に説明する手順で用
いることにより、図9の平面πp上の点P(x,y)に
おける微分係数dy/dxが演算される。
いることにより、図9の平面πp上の点P(x,y)に
おける微分係数dy/dxが演算される。
【0077】すなわち、平面πp上の点Pの座標(x,
y)を、式(50)に代入して角度μを演算し、角度μ
および点Pのx座標を、式(49)に代入してAの値を
演算する。次に、角度μおよびAの値を、式(46−
1),(46−2)に代入して、dx/dμおよびdy
/dμを演算し、その結果を式(40)に代入して微分
係数dy/dxを得る。
y)を、式(50)に代入して角度μを演算し、角度μ
および点Pのx座標を、式(49)に代入してAの値を
演算する。次に、角度μおよびAの値を、式(46−
1),(46−2)に代入して、dx/dμおよびdy
/dμを演算し、その結果を式(40)に代入して微分
係数dy/dxを得る。
【0078】微分係数dy/dxから角度ωを得る手順
について、図8を参照して説明する。微分係数dy/d
xは、点P(図8においては中心点C)における鉛直線
の傾きである。したがって、arctan(dy/dx)を演
算することにより、角度λが求められる。ただし、−π
/2≦λ≦π/2である。角度ωは、角度λを用いた次
式(51)から得ることができる。
について、図8を参照して説明する。微分係数dy/d
xは、点P(図8においては中心点C)における鉛直線
の傾きである。したがって、arctan(dy/dx)を演
算することにより、角度λが求められる。ただし、−π
/2≦λ≦π/2である。角度ωは、角度λを用いた次
式(51)から得ることができる。
【数29】
【0079】上述した手順で魚眼補正変換を行う画像変
換装置の構成について、図10を参照して説明する。画
像入力部1は、魚眼レンズを介して射影された画像(原
画像)の入力を受け付けて、それを記憶するとともに、
画像合成部6に指定された座標の画素値を出力するよう
になされている。
換装置の構成について、図10を参照して説明する。画
像入力部1は、魚眼レンズを介して射影された画像(原
画像)の入力を受け付けて、それを記憶するとともに、
画像合成部6に指定された座標の画素値を出力するよう
になされている。
【0080】パラメータ演算部2は、原画像の中の補正
する領域の中心の座標(x0,y0)の入力を受け付け、
その座標値から、角度ψ,φを演算して、後段に出力す
る。回転処理部3は、補正して出力する画像(出力画
像)の座標(X,Y)を、原点を中心として反時計回り
に角ψだけ回転した座標(X1,Y1)を演算するように
なされている。
する領域の中心の座標(x0,y0)の入力を受け付け、
その座標値から、角度ψ,φを演算して、後段に出力す
る。回転処理部3は、補正して出力する画像(出力画
像)の座標(X,Y)を、原点を中心として反時計回り
に角ψだけ回転した座標(X1,Y1)を演算するように
なされている。
【0081】Y軸上魚眼変換処理部4は、上述したよう
に、Y軸上魚眼変換を実行し、座標(X1,Y1)から座
標(x1,y1)を演算するようになされている。
に、Y軸上魚眼変換を実行し、座標(X1,Y1)から座
標(x1,y1)を演算するようになされている。
【0082】回転処理部5は、Y軸上魚眼変換処理部4
により演算された座標(x1,y1)を、原点を中心とし
て時計回りに角φだけ回転した座標(x,y)を演算す
るようになされている。
により演算された座標(x1,y1)を、原点を中心とし
て時計回りに角φだけ回転した座標(x,y)を演算す
るようになされている。
【0083】画像生成部6は、画像入力部1に原画像の
座標(x,y)の画素値の出力を要求するとともに、そ
の要求に対応して画像入力部1から入力された座標
(x,y)の画素値を、出力画像の座標(X,Y)の画
素値として、出力画像を生成するようになされている。
座標(x,y)の画素値の出力を要求するとともに、そ
の要求に対応して画像入力部1から入力された座標
(x,y)の画素値を、出力画像の座標(X,Y)の画
素値として、出力画像を生成するようになされている。
【0084】画像変換装置の魚眼補正処理について、図
11のフローチャートを参照して説明する。ステップS
21において、画像入力部1は、魚眼レンズを介して射
影された画像(原画像)の入力を受け付けて、それを記
憶する。ステップS22において、パラメータ演算部2
は、原画像の中の補正する領域の中心の座標(x0,
y0)の入力を受け付ける。ステップS23において、
パラメータ演算部2は、補正する領域の中心の座標(x
0,y0)から、角度ψ,φを演算する。
11のフローチャートを参照して説明する。ステップS
21において、画像入力部1は、魚眼レンズを介して射
影された画像(原画像)の入力を受け付けて、それを記
憶する。ステップS22において、パラメータ演算部2
は、原画像の中の補正する領域の中心の座標(x0,
y0)の入力を受け付ける。ステップS23において、
パラメータ演算部2は、補正する領域の中心の座標(x
0,y0)から、角度ψ,φを演算する。
【0085】ステップS24において、画像生成部6
は、出力画像の座標(X,Y)を0に初期化する。
は、出力画像の座標(X,Y)を0に初期化する。
【0086】ステップS25において、回転処理部3
は、出力画像の座標(X,Y)を、原点を中心として反
時計回りに角度ψだけ回転した座標(X1,Y1)を演算
する。
は、出力画像の座標(X,Y)を、原点を中心として反
時計回りに角度ψだけ回転した座標(X1,Y1)を演算
する。
【0087】ステップS26において、Y軸上魚眼変換
処理部4は、Y軸上魚眼変換を実行し、座標(X1,
Y1)から座標(x1,y1)を演算する。
処理部4は、Y軸上魚眼変換を実行し、座標(X1,
Y1)から座標(x1,y1)を演算する。
【0088】ステップS27において、回転処理部5
は、Y軸上魚眼変換処理部4により演算された座標(x
1,y1)を、原点を中心として時計回りに角度φだけ回
転した座標(x,y)を演算する。
は、Y軸上魚眼変換処理部4により演算された座標(x
1,y1)を、原点を中心として時計回りに角度φだけ回
転した座標(x,y)を演算する。
【0089】ステップS28において、画像生成部6
は、画像入力部1に原画像の座標(x,y)の画素値の
出力を要求する。さらに、画像生成部6は、要求に対応
して画像入力部1から入力された座標(x,y)の画素
値を、出力画像の座標(X,Y)の画素値として、出力
画像を生成する。
は、画像入力部1に原画像の座標(x,y)の画素値の
出力を要求する。さらに、画像生成部6は、要求に対応
して画像入力部1から入力された座標(x,y)の画素
値を、出力画像の座標(X,Y)の画素値として、出力
画像を生成する。
【0090】ステップS29において、画像生成部6
は、出力画像の座標のX成分が最大値Xmaxよりも小さ
いか否かを判定する。出力画像の座標のX成分が最大値
Xmaxよりも小さいと判定された場合、ステップS30
進む。ステップS30において、Xの値を1だけインク
リメントして、ステップS25に戻る。
は、出力画像の座標のX成分が最大値Xmaxよりも小さ
いか否かを判定する。出力画像の座標のX成分が最大値
Xmaxよりも小さいと判定された場合、ステップS30
進む。ステップS30において、Xの値を1だけインク
リメントして、ステップS25に戻る。
【0091】ステップS29において、出力画像の座標
のX成分が最大値Xmaxよりも小さくないと判定された
場合、ステップS31進む。ステップS31において、
画像生成部6は、出力画像の座標のY成分が最大値Yma
xよりも小さいか否かを判定する。出力画像の座標のY
成分が最大値Ymaxよりも小さいと判定された場合、ス
テップS32進む。ステップS32において、Yの値を
1だけインクリメントして、ステップS25に戻る。
のX成分が最大値Xmaxよりも小さくないと判定された
場合、ステップS31進む。ステップS31において、
画像生成部6は、出力画像の座標のY成分が最大値Yma
xよりも小さいか否かを判定する。出力画像の座標のY
成分が最大値Ymaxよりも小さいと判定された場合、ス
テップS32進む。ステップS32において、Yの値を
1だけインクリメントして、ステップS25に戻る。
【0092】ステップS31において、出力画像の座標
のY成分が最大値Ymaxよりも小さくないと判定された
場合、ステップS33に進む。
のY成分が最大値Ymaxよりも小さくないと判定された
場合、ステップS33に進む。
【0093】ステップS33において、画像生成部6
は、生成した画像を出力する。
は、生成した画像を出力する。
【0094】以上のように、本実施の形態においては、
魚眼補正処理の主な部分を2個の回転処理部3,5、お
よびY軸上魚眼変換処理部4にモジュール化して実行し
ている。回転処理部3,5については、回転処理が既に
一般的な技術であることから、例えば、アフィン変換用
チップのようなハードウェアが存在しており、低コスト
化が可能である。さらに、この回転処理を高速で実行す
るハードウェアが存在すれば、画像変換装置全体として
の高速化が可能である。
魚眼補正処理の主な部分を2個の回転処理部3,5、お
よびY軸上魚眼変換処理部4にモジュール化して実行し
ている。回転処理部3,5については、回転処理が既に
一般的な技術であることから、例えば、アフィン変換用
チップのようなハードウェアが存在しており、低コスト
化が可能である。さらに、この回転処理を高速で実行す
るハードウェアが存在すれば、画像変換装置全体として
の高速化が可能である。
【0095】なお、上記各処理を行うコンピュータプロ
グラムは、磁気ディスク、CD-ROM等の情報記録媒体より
なる提供媒体のほか、インターネット、デジタル衛星な
どのネットワーク提供媒体を介してユーザに提供するこ
とができる。
グラムは、磁気ディスク、CD-ROM等の情報記録媒体より
なる提供媒体のほか、インターネット、デジタル衛星な
どのネットワーク提供媒体を介してユーザに提供するこ
とができる。
【0096】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の画像処
理装置、請求項4に記載の画像処理法法、および請求項
5に記載の提供媒体によれば、2度の回転変換とY軸上
魚眼変換とにモジュール化するようにしたので、魚眼補
正変換を高速で処理することが可能になる。
理装置、請求項4に記載の画像処理法法、および請求項
5に記載の提供媒体によれば、2度の回転変換とY軸上
魚眼変換とにモジュール化するようにしたので、魚眼補
正変換を高速で処理することが可能になる。
【図1】魚眼補正変換の概念を説明する図である。
【図2】角ωについて説明する図である。
【図3】本発明を適用した魚眼補正変換の手順を説明す
る図である。
る図である。
【図4】魚眼レンズの射影関数を説明する図である。
【図5】Y軸上魚眼変換を説明する図である。
【図6】Y軸上魚眼変換を説明する図である。
【図7】Y軸上魚眼変換を説明する図である。
【図8】角ωについて説明する図である。
【図9】微分係数の演算について説明する図である。
【図10】本発明を適用した画像変換装置の構成を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図11】図10の画像処理装置の魚眼補正処理を説明
するフローチャートである。
するフローチャートである。
【図12】魚眼レンズを用いて撮影された画像を示す図
である。
である。
【図13】図12の画像を補正した画像を示す図であ
る。
る。
1 画像入力部, 2 パラメータ演算部, 3 回転
処理部, 4 Y軸上魚眼変換処理部, 5 回転処理
部, 6 画像生成部
処理部, 4 Y軸上魚眼変換処理部, 5 回転処理
部, 6 画像生成部
Claims (5)
- 【請求項1】 魚眼レンズを用いて撮影された入力画像
の歪みを補正して出力画像を生成する画像処理装置にお
いて、 前記出力画像の座標を回転変換して第1の座標を生成す
る第1回転手段と、 前記第1回転手段が生成した前記第1の座標を変換して
第2の座標を生成する変換手段と、 前記変換手段が生成した前記第2の座標を回転変換して
前記入力画像の座標を生成する第2回転手段とを備える
ことを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】 前記変換手段は、前記第1の座標にY軸
上魚眼変換を施してして第2の座標を生成することを特
徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項3】 前記第2回転手段が生成した前記入力画
像の座標の画素を、 前記出力画像の座標の画素として前記出力画像を生成す
る出力画像生成手段をさらに備えることを特徴とする請
求項1に記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 魚眼レンズを用いて撮影された入力画像
の歪みを補正して出力画像を生成する画像処理方法にお
いて、 前記出力画像の座標を回転変換して第1の座標を生成す
る第1回転ステップと、 前記第1回転ステップで生成した前記第1の座標を変換
して第2の座標を生成する変換ステップと、 前記変換ステップで生成した前記第2の座標を回転変換
して前記入力画像の座標を生成する第2回転ステップと
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - 【請求項5】 魚眼レンズを用いて撮影された入力画像
の歪みを補正して出力画像を生成する画像処理装置に、 前記出力画像の座標を回転変換して第1の座標を生成す
る第1回転ステップと、 前記第1回転ステップで生成した前記第1の座標を変換
して第2の座標を生成する変換ステップと、 前記変換ステップで生成した前記第2の座標を回転変換
して前記入力画像の座標を生成する第2回転ステップと
を含む処理を実行させるプログラムを提供することを特
徴とする提供媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10176842A JP2000011166A (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 画像処理装置および方法、並びに提供媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10176842A JP2000011166A (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 画像処理装置および方法、並びに提供媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000011166A true JP2000011166A (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=16020793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10176842A Withdrawn JP2000011166A (ja) | 1998-06-24 | 1998-06-24 | 画像処理装置および方法、並びに提供媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000011166A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-06-24 JP JP10176842A patent/JP2000011166A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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