JP2000010016A - マイクロインジェクター - Google Patents

マイクロインジェクター

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロインジェクターによる吸引・注入と
いった操作を実感を持って行うことができるようにす
る。 【解決手段】 シリンダ12に形成されたシリンダ室1
5にインジェクション液Iが充填され、シリンダ12に
嵌合するピストン14が移動スライダ13に固設されて
いる。シリンダ室15は、ホース24を介して顕微鏡に
載置されたシャーレなどに溜められたインジェクション
I液内に連通する吸引・注入管3と連通する。移動スラ
イダ13を移動する操作杆19を備えている。操作杆1
9を操作してシリンダ室15の容積を増減し、シリンダ
室15内におけるインジェクション液Iを出し入れする
ことにより、吸引・注入管3による吸引・注入動作が行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロマニピュ
レータなどに取り付けて使用されるマイクロインジェク
ターに関する。
【0002】
【従来の技術】基礎医学やバイオテクノロジーの分野で
は、生物の器官や生体組織、卵細胞や単一細胞等の細胞
類をホールドし、吸引、注入、分割等の細胞処理を行う
ために細胞類を操作する、いわゆるマイクロマニピュレ
ーションが行われる。このマイクロマニピュレーション
において、細胞類をホールドし、吸引・注入などの操作
を行うために、マイクロマニピュレータのホルダーに取
り付けられたマイクロインジェクターが用いられる。
【0003】これらの操作を行う従来のマイクロインジ
ェクターとしては、たとえば、図6に示すものが知られ
ている。このマイクロインジェクター50においては、
基台51′にシリンダ51が固定されており、シリンダ
51にピストン52が嵌合されてシリンダ室53を形成
している。また、ピストン52の基端には、螺子軸54
の先端部が取り付けられ、螺子軸54の進退に伴ってピ
ストン52が進退するように構成されている。この螺子
軸54は、基台51′の起立片51Aに形成された雌螺
子孔に螺合しており、螺子軸54の基端部には、ハンド
ル55が固定されている。そして、作業者がハンドル5
5を握って回転させることにより、ピストン52がシリ
ンダ51内に進退する構成となっている。
【0004】ピストン52がシリンダ51に進入した場
合には、シリンダ室53内のインジェクション液がホー
ス56を介して、ホルダー57の先端部に取り付けられ
たマイクロピペット58の先端から注入される。このと
き、マイクロピペット58の先端は、たとえば図示しな
い顕微鏡に載置されたシャーレなどに溜められたインジ
ェクション液内に挿入されており、このシャーレに溜め
られたインジェクション液内に対してインジェクション
液の注入が行われる。あるいは、マイクロピペット58
の先端を図示しない卵子内に挿入し、マイクロピペット
58内に貯留している図示しない精子を注入する操作な
どが行われる。逆に、ピストン52が後退した場合に
は、図示しない顕微鏡に載置されたシャーレなどに溜め
られたインジェクション液が毛管現象により吸引され
る。この性質を利用して、インジェクション液やインジ
ェクション液内を泳ぐ精子を吸引したり、あるいはイン
ジェクション液内の卵子などをホールドするといった操
作が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のマイクロイ
ンジェクター50において、吸引・注入操作といった
は、作業者がハンドル55を握って回転させることによ
り行われていた。具体的にたとえば、ハンドル55を時
計回りに回せば注入が行われ、反時計回りに回せば吸引
が行われるといったような具合である。
【0006】ところが、このような操作では、作業者
は、ハンドルを回転させるという感覚と、実際に注入ま
たは吸引が行われるという事実の整合を図らなければな
らない。換言すれば、ハンドル55を握って回転させる
という操作では、インジェクター液を吸引または注入す
るという実感に欠けるものである。
【0007】そこで、本発明の課題は、マイクロインジ
ェクターによる吸引・注入といった操作を実感を持って
行うことができるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明に係るマイクロインジェクターは、シリンダに形成さ
れたシリンダ室にインジェクション液が充填されている
とともに、このシリンダ室の容積を増減する調整手段を
有し、前記シリンダ室とホースを介して連通し、顕微鏡
に載置されたシャーレなどに溜められたインジェクショ
ン液内に連通する吸引・注入管を備え、固定部材に取り
付けられる取付部を有し、この取付部を中心として、把
持部が前後方向に揺動可能とされ、この把持部を揺動さ
せることにより、前記調整手段によって前記シリンダ室
の容積を増減する操作杆を備えており、前記操作杆を操
作して前記シリンダ室の容積を増減し、前記シリンダ室
内におけるインジェクション液を出し入れすることによ
り、前記吸引・注入管による吸引・注入動作が行われる
ように構成されていることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら、具体的に説明する。図1は、本発明
に係るマイクロインジェクターの斜視図、図2はその組
立斜視図である。図1に示すように、マイクロインジェ
クター1は、操作部2および吸引・注入管3を備えてい
る。操作部2においては、基台11にシリンダ12が固
定状態で載置されている。図1から図4に示すように、
シリンダ12には、移動スライダ13における内スライ
ダ13Bの側面に固設された本発明の調整手段となるピ
ストン14が嵌合しており、シリンダ12とピストン1
4とによってシリンダ室15が形成されている。また、
移動スライダ13は、図示しないリニアウェーベアリン
グを介して固定スライダ16に摺動自在に取り付けられ
ており、固定スライダ16は、基台11の張出部11A
の上面に固設されている。
【0010】さらに、移動スライダ13は、図2に示す
ように、側断面略L字状の外スライダ13Aと、その内
側に位置する内スライダ13Bとを備えている。この外
スライダ13Aの立ち上がり片13Cには、雌螺子13
aが刻設されており、この雌螺子13aには、ハンドル
17における摘み17Aに突設された雄螺子部材17B
が螺合している。さらに、雄螺子部材17Bの先端部に
は、円盤17Cが固定されており、内スライダ13Bに
空回りする状態で取り付けられている。そして、摘み1
7Aを握ってハンドル17を回転させると、内スライダ
13Bが外スライダ13Aに対して相対的に移動するよ
うに構成されている。
【0011】また、図3に示すように、内スライダ13
Bには、その上面側から固定螺子18がねじ込まれて固
定されている。固定螺子18においては、摘み18Aの
下側に螺子部18Bが取り付けられており、この螺子部
18Bの下側に、下方に延在する頸部18Cを有してい
る。そして、この頸部18Cの下端部に小径の小球体1
8Dが設けられている。また、螺子部18Bは、内スラ
イダ13Bに形成された雌螺子部13bに螺合して固定
されており、外スライダ13Aに形成された孔部13c
および固定スライダ16に形成された孔部16aに挿通
されている。
【0012】一方、図2および図4に示すように、操作
杆19は、基台11から垂下するように取り付けられ、
いわゆる懸下式のジョイスティックタイプとされてい
る。この操作杆19は、吸引・注入を行う作業者が把持
する把持部19Aを備えており、把持部19Aの上端部
に、本発明の取付部となる大径の大球体20が設けられ
ている。この大球体20には、略円筒状の嵌合孔20a
が形成されている。この嵌合孔20aの径は、小球体1
8Dの径と実質的に同一であり、かつ高さがその径より
も大きくされて、嵌合孔20aに小球体18Dが嵌合可
能となるように構成されている。また、固定スライダ1
6の下側には、大球体用ケース21がねじ込まれてい
る。この大球体用ケース21には、大球体20を挿通し
て、これを係止する係止孔21aが形成されている。こ
の係止孔21aは、上部が大球体20と同じ曲率を有す
る曲面部とされ、大球体20の上部を支持し上側への逃
げを防止している。係止孔21aの下部は、大球体20
と実質的に同径の円柱形状の円柱部とされている。さら
に、この大球体用ケース21の下側には、大球体固定具
22がねじ込まれている。この大球体固定具22は、上
部が螺子部とされ、その下側には、鍔部が取り付けられ
ている。また、内周が下方向に向かって拡径された貫通
孔22aが形成されており、螺子部における貫通孔22
aの上端外周部には、大球体20の下部を支持し下側へ
の逃げを防ぐ湾曲面が形成されている。これらの固定ス
ライダ16、大球体用ケース21、大球体固定具22な
どにより、本発明の固定部材が構成される。
【0013】また、大球体20に形成された嵌合孔20
aには、小球体18Dの外周面が当接し、大球体20の
下側には、操作杆19の基端部が螺合されている。この
とき、図3に示すように、小球体18Dの中心点Oは、
大球体20の中心点Cの鉛直方向上側に位置するように
配置されている。このように配置されているので、操作
杆19における把持部19Aは、大球体20を中心とし
て前後方向に揺動可能であり、把持部19Aを前後方向
に操作することにより、移動スライダ13が固定スライ
ダ16に対して相対的に移動することになる。
【0014】そして、シリンダ13の先端部には、シリ
ンダ室15に挿通するインジェクション液取出口が形成
され、このインジェクション液取出口には、アダプター
23が取り付けられている。このアダプター23にホー
ス24の一端部が取り付けられ、このインジェクション
液取出口とホース24とを挿通している。このホース2
4の他端部には、シリンダ室15内のインジェクション
液Iを図示しない顕微鏡のステージに載置されたやはり
図示しないシャーレに溜められたインジェクション液I
内に注入し、またはこのシャーレ内に溜められたインジ
ェクション液Iを吸引するマイクロピペット3Aが先端
部に取り付けられたホルダー3Bに取り付けられてい
る。これらマイクロピペット3Aおよびホルダー3Bに
より、吸引・注入管3が構成される。また、ホルダー3
Bは、図1に示すように、X軸方向、Y軸方向、Z軸方
向の3次元方向に移動可能なマイクロマニピュレータM
のマイクロツール取付部によって把持され、X軸方向、
Y軸方向、Z軸方向の3次元方向に移動可能となるよう
に構成されている。なお、本発明にいうインジェクショ
ン液Iの吸引・注入動作とは、インジェクション液Iの
みの吸引・注入操作を意味するものではなく、たとえ
ば、インジェクション液I内における精子などを吸引し
たり、インジェクション液I内で卵子をホールドした
り、あるいはインジェクション液I内における卵子内に
精子を注入する動作などを含むものである。
【0015】次に、本発明に係るマイクロインジェクタ
ーの作用について、図1および図4を参照しながら説明
する。まず、注入操作について説明する。作業者が操作
杆19を握ってこれを手前に引くと、小球体18Dの中
心Oは大球体20の中心Cよりも上方に位置しているの
で、小球体18Dは図面左方向に移動する。この小球体
18Dは、移動スライダ13に固定状態で取り付けられ
ている一方、大球体20は、大球体用ケース21に嵌合
し、水平方向の移動を抑制されている。また、大球体用
ケース21は、固定スライダ16に対して螺合して固定
状態となっていることから、この小球体18Dの移動に
伴って、固定スライダ16に対して移動スライダ13が
相対的に図面左方向に移動する。
【0016】移動スライダ13が同方向に移動すると、
移動スライダ13の内スライダ13Bに固設されている
ピストン14も同方向に移動し、シリンダ12に進入し
てシリンダ室15の容積を減少させる。シリンダ室15
の容積が減少すると、その分シリンダ室15内のインジ
ェクション液Iがホース24を介して図1に示すマイク
ロピペット3Aの先端部から図示しないシャーレなどに
注入される。かかる注入は、シャーレに溜められたイン
ジェクション液内でホールドされる卵子に精子を注入す
る場合にも行われるのはもちろんである。
【0017】さらに、注入作業は、操作杆19を手前に
引く代わりにハンドル17を回すことによっても行うこ
とができる。ハンドル17を用いた吸引作業について説
明すると、作業者は、ハンドル17を握って例えば時計
回りに回す。すると、雄螺子部材17Bが外スライダ1
3Aに形成された13aにねじ込まれて、円盤17Cが
内スライダ13Bを押出す。その後の動作は、操作杆1
9を用いた場合と同様である。
【0018】次に、吸引作業について説明する。作業者
が操作杆19を握ってこれを押出すと、小球体18Dの
中心Oは大球体20の中心Cよりも上方に位置している
ので、小球体18Dは図面右方向に移動し、ピストン1
4も同方向に移動して、シリンダ室15の容積が増加す
る。シリンダ室15の容積が増加すると、毛管現象によ
り、ホース24を介して、マイクロピペット3Aが挿入
されている図示しないシャーレなどに溜められたインジ
ェクション液Iがシリンダ室15に吸引される。このよ
うにして吸引操作を行うことができる。この吸引操作
は、インジェクション液Iを吸入する場合の他、体外受
精に使用する精子を吸引する場合や、あるいはシャーレ
内などにおける卵子をホールドする場合などにも同様の
操作が行われる。
【0019】また、ハンドル17を用いた場合は、ハン
ドル17をたとえば反時計回りに回して、外スライダ1
3Aを図面右方向に移動させればよい。
【0020】次に、上述した第1の実施形態と異なる第
2の実施形態について説明する。図5は、本発明の第2
の実施形態を示す組立斜視図である。なお、第1の実施
形態と同一の機能を有する部材については、同一の番号
を付し、その説明を省略する。本実施形態においては、
固定スライダ16に対して、矩形の嵌合部材31が固定
されている。なお、固定スライダ16は、第1の形態同
様、図示しない基台に取り付けられ、この下側に操作杆
19が垂下するように構成されている。嵌合部材31の
中央部には、ピストン14が貫入する貫入孔31aが形
成されている。この貫入孔31aにおけるピストン14
が貫入される側の反対側からは、一面が開放面とされた
鋼製の円筒部材32が嵌入されている。この円筒部材3
2における貫入孔31aに嵌入される側には、開放面を
覆う、たとえば可撓性を有するゴム製の密閉部材33が
取り付けられている。これらの円筒部材32および密閉
部材33によって油室34が形成されており、この油室
34には、作動油Sが充填されている。そして、円筒部
材32における開放面の反対側に、ホース接続口35が
設けられており、一端部がホース接続口35に取り付け
られるホース36と油室34が挿通可能となっている。
また、円筒部材32の外周には、鍔部37が設けられて
いる。そして、ホース36の他端部は、シリンダ部40
に接続されている。シリンダ部40は、基台41に載置
されたシリンダ42を備えている。このシリンダ42の
基端部には、シリンダ側油室43が配置されている。シ
リンダ側油室43は、油室34同様、一面が開放面とさ
れた鋼製の円筒部材44と、この開放面を覆う、たとえ
ば可撓性を有するゴム製の密閉部材45により形成され
ている。そして、この円筒部材44がシリンダ42の基
端部に嵌合し、密閉部材45を隔てて、シリンダ側油室
43に隣接してシリンダ室46が形成されており、この
シリンダ室46には、インジェクション液Iが充填され
ている。なお、円筒部材44には、ホース接続口47お
よび鍔部48が形成されている。また、作動油Sの代わ
りに、水など他の液体を用いることもできる。本実施形
態では、これらの油室34、シリンダ側油室43などに
より、調整手段が構成される。
【0021】かかる本実施形態における作用を簡単に説
明すると、作業者が操作杆19を握ってこれを手前に引
くと、移動スライダ13およびこれに突設されるピスト
ン14は、油室34方向に移動する。ピストン14の移
動により、密閉部材33が押圧されて、油室34の容積
が減少すると、油室34内の作動油Sがシリンダ側油室
43内に流入してシリンダ側油室43の容積が増加す
る。シリンダ側油室43の容積が増加すると、シリンダ
室46の容積が減少し、シリンダ室46内のインジェク
ション液Iが図示しない吸引・注入管に送られ、注入動
作が行われる。そして、操作杆19を逆に押し出すと、
吸引動作が行われる。
【0022】なお、上記各実施形態においては、操作杆
19とハンドル17のいずれによっても移動スライダを
移動させ、吸引・注入動作を行うことができる構成とし
たが、操作杆19のみによって操作する構成としてもよ
い。また、操作杆19は、上記各実施例のように懸下式
のほか、立ち上げる形状のものであってもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、操作杆
を前後させることにより、インジェクション液の吸引・
注入を行うことができるようにしたので、マイクロイン
ジェクターによる吸引・注入といった操作を実感を持っ
て行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイクロインジェクターの斜視図
である。
【図2】本発明に係るマイクロインジェクターの操作部
の組立斜視図である。
【図3】本発明に係るマイクロインジェクターの操作部
の横断面図である。
【図4】本発明に係るマイクロインジェクターの操作部
の縦断面図である。
【図5】本発明に係るマイクロインジェクターの第2実
施形態における操作部の組立斜視図である。
【図6】従来のマイクロインジェクターの斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 マイクロインジェクター 2 操作部 3 吸引・注入管 3A マイクロピペット 3B ホルダー 11 基台 12 シリンダ 13 移動スライダ 13A 外スライダ 13B 内スライダ 13a 雌螺子部 13b 孔部 14 ピストン 15 シリンダ室 16 固定スライダ 16a 孔部 17 ハンドル 17A 摘み 17B 雄螺子部材 17C 円盤 18 固定螺子 18A 摘み 18B 螺子部 18C 頸部 18D 小球体 19 操作杆 19A 把持部 20 大球体 20a 嵌合孔 21 大球体用ケース 21a 係止孔 22 大球体固定具 22a 貫通孔 23 アダプター 24 ホース I インジェクション液 M マイクロマニピュレータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダに形成されたシリンダ室にイン
    ジェクション液が充填されているとともに、このシリン
    ダ室の容積を増減する調整手段を有し、 前記シリンダ室とホースを介して連通し、顕微鏡に載置
    されたシャーレなどに溜められたインジェクション液内
    に連通する吸引・注入管を備え、 固定部材に取り付けられる取付部を有し、この取付部を
    中心として、把持部が前後方向に揺動可能とされ、この
    把持部が揺動することにより、前記調整手段によって前
    記シリンダ室の容積を増減させる操作杆を備えており、 前記操作杆を操作して前記シリンダ室の容積を増減し、
    前記シリンダ室内におけるインジェクション液を出し入
    れすることにより、前記吸引・注入管による吸引・注入
    動作が行われるように構成されていることを特徴とする
    マイクロインジェクター。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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