JP2000009776A - 無線通信特性試験装置 - Google Patents
無線通信特性試験装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】外界からの雑音電波を遮断し、被試験機器（Ｅ
ＵＴ）のアンテナと、測定装置側のアンテナ間とで空中
電波の擬似的な授受を行い、かつ両アンテナのアンテナ
間距離を擬似的に任意可変可能とする無線通信特性試験
装置を提供する。 【解決手段】被試験機器が備える被試験アンテナと、無
線機テスタが備える測定アンテナとのアンテナ間距離を
変えてＥＵＴの各種通信特性の試験を行う無線通信特性
試験装置において、上記各々のアンテナ毎に、空中伝播
を授受可能で外界の電波雑音を遮蔽する電界強度測定箱
を具備し、上記両アンテナのアンテナ間距離を擬似的に
任意可変可能な可変減衰伝送手段を備える無線通信特性
試験装置。
ＵＴ）のアンテナと、測定装置側のアンテナ間とで空中
電波の擬似的な授受を行い、かつ両アンテナのアンテナ
間距離を擬似的に任意可変可能とする無線通信特性試験
装置を提供する。 【解決手段】被試験機器が備える被試験アンテナと、無
線機テスタが備える測定アンテナとのアンテナ間距離を
変えてＥＵＴの各種通信特性の試験を行う無線通信特性
試験装置において、上記各々のアンテナ毎に、空中伝播
を授受可能で外界の電波雑音を遮蔽する電界強度測定箱
を具備し、上記両アンテナのアンテナ間距離を擬似的に
任意可変可能な可変減衰伝送手段を備える無線通信特性
試験装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、無線通信機器の
通信特性を試験する無線通信特性試験装置に関する。特
に、被試験機器が内蔵するアンテナから発射される空中
電波を所定の伝播距離を隔てて授受し、送信系・受信系
の各種通信特性を試験する無線通信特性試験装置に関す
る。
通信特性を試験する無線通信特性試験装置に関する。特
に、被試験機器が内蔵するアンテナから発射される空中
電波を所定の伝播距離を隔てて授受し、送信系・受信系
の各種通信特性を試験する無線通信特性試験装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】被試験機器（ＥＵＴ）の例として携帯電
話・ＰＨＳ等の無線電話用の通信装置がある。これらＥ
ＵＴのアンテナは、本体と一体に組み込まれている。従
って、このような機器の実用状態での試験・検査は電波
を介して行う必要がある。一方、外界では多様な雑音電
波があり、この雑音電波の状態では的確な試験品質が得
られない。従って、電波暗室等の雑音電波が無い空間で
行う必要がある。
話・ＰＨＳ等の無線電話用の通信装置がある。これらＥ
ＵＴのアンテナは、本体と一体に組み込まれている。従
って、このような機器の実用状態での試験・検査は電波
を介して行う必要がある。一方、外界では多様な雑音電
波があり、この雑音電波の状態では的確な試験品質が得
られない。従って、電波暗室等の雑音電波が無い空間で
行う必要がある。
【０００３】従来技術について、図４を参照して以下に
説明する。図４の試験構成は、電波暗室と、被試験機器
（ＥＵＴ）と、被試験アンテナ１１と、測定アンテナ２
１と、無線機テスタ２０とで成る。
説明する。図４の試験構成は、電波暗室と、被試験機器
（ＥＵＴ）と、被試験アンテナ１１と、測定アンテナ２
１と、無線機テスタ２０とで成る。
【０００４】電波暗室は周知のように、外界からの雑音
電波を遮断したシールドルーム内であり、また全周に電
波吸収体を設けて外壁等からの電波反射のない理想的な
電波暗室である。この部屋の大きさは数十メートル程度
の有限な空間である。
電波を遮断したシールドルーム内であり、また全周に電
波吸収体を設けて外壁等からの電波反射のない理想的な
電波暗室である。この部屋の大きさは数十メートル程度
の有限な空間である。
【０００５】ＥＵＴは、被試験対象の通信機器であり、
例えば携帯電話やＰＨＳ（PersonalHandyphone Syste
m）等の移動体通信機器である。これには、被試験アン
テナ１１を内蔵していて、本体と一体構造に組み込まれ
ていて、本体もアンテナの一部分となって電波を発射す
る。
例えば携帯電話やＰＨＳ（PersonalHandyphone Syste
m）等の移動体通信機器である。これには、被試験アン
テナ１１を内蔵していて、本体と一体構造に組み込まれ
ていて、本体もアンテナの一部分となって電波を発射す
る。
【０００６】測定アンテナ２１は、ＥＵＴと授受する電
波周波数においてフラットな、又は既知周波数特性の送
信・受信特性を備えるアンテナを用いる。これが無線機
テスタ２０へケーブル接続されている。
波周波数においてフラットな、又は既知周波数特性の送
信・受信特性を備えるアンテナを用いる。これが無線機
テスタ２０へケーブル接続されている。
【０００７】無線機テスタ２０は、ＥＵＴの試験に対応
した送信系・受信系の各種通信特性を試験する無線通信
特性試験装置である。これは、例えば基地局をエミュレ
ート可能な機能を内蔵していて、内部の送信系と受信系
を動的にスイッチ切換えして送受信可能であり、通信プ
ロトコルに対応する制御や通信データ解析が可能な試験
装置である。尚、ＥＵＴが復調した信号を授受したり、
ＥＵＴの動作条件等の設定制御をする為にＥＵＴとケー
ブル接続等して試験する場合もある。送信系の試験項目
としては、例えば空中線電力の偏差、キャリア・オフ時
の漏洩電力、隣接チャンネル漏洩電力、占有周波数帯
域、変調精度、送信の立上がり／立下がり等がある。受
信系では、受信感度、エラーレート特性等がある。無線
機テスタ２０には、内部に送信出力レベルを可変可能な
可変減衰手段を備えて測定アンテナ２１から発射する電
界強度を任意可変とする機種がある。この機能を用い
て、ＥＵＴ側の被試験アンテナ１１と、無線機テスタ２
０側の測定アンテナ２１間のアンテナ間距離Ｄ１００を
擬似的に任意可変可能として、各種通信特性を試験実施
している。
した送信系・受信系の各種通信特性を試験する無線通信
特性試験装置である。これは、例えば基地局をエミュレ
ート可能な機能を内蔵していて、内部の送信系と受信系
を動的にスイッチ切換えして送受信可能であり、通信プ
ロトコルに対応する制御や通信データ解析が可能な試験
装置である。尚、ＥＵＴが復調した信号を授受したり、
ＥＵＴの動作条件等の設定制御をする為にＥＵＴとケー
ブル接続等して試験する場合もある。送信系の試験項目
としては、例えば空中線電力の偏差、キャリア・オフ時
の漏洩電力、隣接チャンネル漏洩電力、占有周波数帯
域、変調精度、送信の立上がり／立下がり等がある。受
信系では、受信感度、エラーレート特性等がある。無線
機テスタ２０には、内部に送信出力レベルを可変可能な
可変減衰手段を備えて測定アンテナ２１から発射する電
界強度を任意可変とする機種がある。この機能を用い
て、ＥＵＴ側の被試験アンテナ１１と、無線機テスタ２
０側の測定アンテナ２１間のアンテナ間距離Ｄ１００を
擬似的に任意可変可能として、各種通信特性を試験実施
している。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上述説明したように従
来技術においては、ＥＵＴ側の被試験アンテナ１１と、
無線機テスタ２０側の測定アンテナ２１から発射される
空中電波の授受により試験する為に、電波暗室内にＥＵ
Ｔを設置して試験実施する必要がある。しかしながら、
電波暗室を設備することは容易ではなく、利用コストも
高い。この点で従来の無線通信特性試験装置には実用上
の難点があった。そこで、本発明が解決しようとする課
題は、外界からの雑音電波を遮断し、被試験機器（ＥＵ
Ｔ）のアンテナと、測定装置側のアンテナ間とで空中電
波の擬似的な授受を行い、かつ両アンテナのアンテナ間
距離を擬似的に任意可変可能とする無線通信特性試験装
置を提供することである。
来技術においては、ＥＵＴ側の被試験アンテナ１１と、
無線機テスタ２０側の測定アンテナ２１から発射される
空中電波の授受により試験する為に、電波暗室内にＥＵ
Ｔを設置して試験実施する必要がある。しかしながら、
電波暗室を設備することは容易ではなく、利用コストも
高い。この点で従来の無線通信特性試験装置には実用上
の難点があった。そこで、本発明が解決しようとする課
題は、外界からの雑音電波を遮断し、被試験機器（ＥＵ
Ｔ）のアンテナと、測定装置側のアンテナ間とで空中電
波の擬似的な授受を行い、かつ両アンテナのアンテナ間
距離を擬似的に任意可変可能とする無線通信特性試験装
置を提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】第１に、上記課題を解決
するために、本発明の構成では、被試験機器（ＥＵＴ）
が備える被試験アンテナ１１と、無線機テスタ２０が備
える測定アンテナ２１とのアンテナ間距離Ｄ１００、即
ち空中伝播距離を変えてＥＵＴの各種通信特性の試験を
行う無線通信特性試験装置において、上記各々のアンテ
ナ毎に、空中伝播を授受可能で外界の電波雑音を遮蔽す
る第１、第２の電界強度測定箱７０、８０を具備し、上
記両アンテナのアンテナ間距離Ｄ１００を擬似的に任意
可変可能な可変減衰伝送手段２００を備えることを特徴
とする無線通信特性試験装置である。上記発明によれ
ば、電波暗室を用いること無く、外界からの雑音電波を
遮断し、被試験機器（ＥＵＴ）のアンテナと、測定装置
側のアンテナ間とで空中電波の擬似的な授受を行い、か
つ両アンテナのアンテナ間距離Ｄ１００を擬似的に任意
可変可能で、比較的安価・簡単に各種通信特性を試験可
能とする無線通信特性試験装置が実現できる。
するために、本発明の構成では、被試験機器（ＥＵＴ）
が備える被試験アンテナ１１と、無線機テスタ２０が備
える測定アンテナ２１とのアンテナ間距離Ｄ１００、即
ち空中伝播距離を変えてＥＵＴの各種通信特性の試験を
行う無線通信特性試験装置において、上記各々のアンテ
ナ毎に、空中伝播を授受可能で外界の電波雑音を遮蔽す
る第１、第２の電界強度測定箱７０、８０を具備し、上
記両アンテナのアンテナ間距離Ｄ１００を擬似的に任意
可変可能な可変減衰伝送手段２００を備えることを特徴
とする無線通信特性試験装置である。上記発明によれ
ば、電波暗室を用いること無く、外界からの雑音電波を
遮断し、被試験機器（ＥＵＴ）のアンテナと、測定装置
側のアンテナ間とで空中電波の擬似的な授受を行い、か
つ両アンテナのアンテナ間距離Ｄ１００を擬似的に任意
可変可能で、比較的安価・簡単に各種通信特性を試験可
能とする無線通信特性試験装置が実現できる。
【００１０】第３図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。第２に、上記課題を解決するために、本発明の構
成では、第１被試験機器（第１ＥＵＴ）が備える被試験
アンテナ１１と、第２被試験機器（第２ＥＵＴ）が備え
る被試験アンテナ１１とのアンテナ間距離Ｄ１００、即
ち空中伝播距離を変えて両第１、第２ＥＵＴ間の各種通
信特性の試験を行う無線通信特性試験装置において、上
記各々のアンテナ毎に、空中伝播を授受可能で外界の電
波雑音を遮蔽する第１、第２の電界強度測定箱７０、８
０を具備し、上記両アンテナのアンテナ間距離Ｄ１００
を擬似的に任意可変可能な可変減衰伝送手段２００を備
えることを特徴とする無線通信特性試験装置がある。
いる。第２に、上記課題を解決するために、本発明の構
成では、第１被試験機器（第１ＥＵＴ）が備える被試験
アンテナ１１と、第２被試験機器（第２ＥＵＴ）が備え
る被試験アンテナ１１とのアンテナ間距離Ｄ１００、即
ち空中伝播距離を変えて両第１、第２ＥＵＴ間の各種通
信特性の試験を行う無線通信特性試験装置において、上
記各々のアンテナ毎に、空中伝播を授受可能で外界の電
波雑音を遮蔽する第１、第２の電界強度測定箱７０、８
０を具備し、上記両アンテナのアンテナ間距離Ｄ１００
を擬似的に任意可変可能な可変減衰伝送手段２００を備
えることを特徴とする無線通信特性試験装置がある。
【００１１】第１図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。上述可変減衰伝送手段２００としては、被試験ア
ンテナ１１を備える被試験機器（ＥＵＴ）と、送受信用
の第１アンテナ７１とを、外界の電波雑音を遮蔽可能な
遮蔽構造を備える第１の電界強度測定箱７０内に所定に
両アンテナで結合されるように収容配置して電波信号を
電気信号に変換し、無線機テスタ２０が備える測定アン
テナ２１と、送受信用の第２アンテナ８２とを、外界の
電波雑音を遮蔽可能な遮蔽構造を備える第２の電界強度
測定箱８０内に所定に両アンテナで結合されるように収
容配置して電波信号を電気信号に変換し、第１の電界強
度測定箱７０の第１アンテナ７１と、第２の電界強度測
定箱８０の第２アンテナ８２間において、両者を可変減
衰手段９０の両入出力端に同軸ケーブル９５で接続し、
前記可変減衰手段９０の減衰量の制御により、両者間を
伝送通過する電気信号のレベルを可変可能とする可変減
衰手段９０を備えることを特徴とする上述無線通信特性
試験装置がある。
いる。上述可変減衰伝送手段２００としては、被試験ア
ンテナ１１を備える被試験機器（ＥＵＴ）と、送受信用
の第１アンテナ７１とを、外界の電波雑音を遮蔽可能な
遮蔽構造を備える第１の電界強度測定箱７０内に所定に
両アンテナで結合されるように収容配置して電波信号を
電気信号に変換し、無線機テスタ２０が備える測定アン
テナ２１と、送受信用の第２アンテナ８２とを、外界の
電波雑音を遮蔽可能な遮蔽構造を備える第２の電界強度
測定箱８０内に所定に両アンテナで結合されるように収
容配置して電波信号を電気信号に変換し、第１の電界強
度測定箱７０の第１アンテナ７１と、第２の電界強度測
定箱８０の第２アンテナ８２間において、両者を可変減
衰手段９０の両入出力端に同軸ケーブル９５で接続し、
前記可変減衰手段９０の減衰量の制御により、両者間を
伝送通過する電気信号のレベルを可変可能とする可変減
衰手段９０を備えることを特徴とする上述無線通信特性
試験装置がある。
【００１２】第２図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。上述可変減衰伝送手段２００としては、被試験ア
ンテナ１１を備える被試験機器（ＥＵＴ）と、送受信用
の第１アンテナ７１とを、外界の電波雑音を遮蔽可能な
遮蔽構造を備える第１の電界強度測定箱７０内に所定に
両アンテナで結合されるように収容配置して電波信号を
電気信号に変換し、無線機テスタ２０本体に遮蔽構造を
備え、同軸入力端子Ｔ1を備える無線機テスタ２０の同
軸入力端子Ｔ1により送受信用の電気信号を授受し、上
記第１の電界強度測定箱７０の第１アンテナ７１と、無
線機テスタ２０の上記同軸入力端子Ｔ1間において、両
者を可変減衰手段９０の両入出力端に同軸ケーブル９５
で接続し、前記可変減衰手段９０の減衰量の制御によ
り、両者間を伝送通過する電気信号のレベルを可変可能
とする可変減衰手段９０を備えることを特徴とする上述
無線通信特性試験装置がある。
いる。上述可変減衰伝送手段２００としては、被試験ア
ンテナ１１を備える被試験機器（ＥＵＴ）と、送受信用
の第１アンテナ７１とを、外界の電波雑音を遮蔽可能な
遮蔽構造を備える第１の電界強度測定箱７０内に所定に
両アンテナで結合されるように収容配置して電波信号を
電気信号に変換し、無線機テスタ２０本体に遮蔽構造を
備え、同軸入力端子Ｔ1を備える無線機テスタ２０の同
軸入力端子Ｔ1により送受信用の電気信号を授受し、上
記第１の電界強度測定箱７０の第１アンテナ７１と、無
線機テスタ２０の上記同軸入力端子Ｔ1間において、両
者を可変減衰手段９０の両入出力端に同軸ケーブル９５
で接続し、前記可変減衰手段９０の減衰量の制御によ
り、両者間を伝送通過する電気信号のレベルを可変可能
とする可変減衰手段９０を備えることを特徴とする上述
無線通信特性試験装置がある。
【００１３】第５図は、本発明に係る解決手段を示して
いる。第３に、上記課題を解決するために、本発明の構
成では、第１被試験機器（第１ＥＵＴ）を収容する第１
の電界強度測定箱７０ａを具備し、第２被試験機器（第
２ＥＵＴ）を収容する第２の電界強度測定箱７０ｂを具
備し、同軸入力端子Ｔ1を備え、本体に遮蔽構造を備え
る無線機テスタ２０を具備し、上記無線機テスタ２０の
同軸入力端子Ｔ1に接続される第３の可変減衰手段９０
ｃを具備し、上記第１の電界強度測定箱７０ａ内に備え
る第１の可変減衰手段９０ａの接続端と、上記第２の電
界強度測定箱７０ｂ内に備える第２の可変減衰手段９０
ｂの接続端と、上記第３の可変減衰手段９０ｃの接続端
とを結合する結合手段（例えばカプラ９２）を備えて、
第１ＥＵＴ、第２ＥＵＴとを干渉させた状態で通信特性
の試験をすることを特徴とする無線通信特性試験装置が
ある。
いる。第３に、上記課題を解決するために、本発明の構
成では、第１被試験機器（第１ＥＵＴ）を収容する第１
の電界強度測定箱７０ａを具備し、第２被試験機器（第
２ＥＵＴ）を収容する第２の電界強度測定箱７０ｂを具
備し、同軸入力端子Ｔ1を備え、本体に遮蔽構造を備え
る無線機テスタ２０を具備し、上記無線機テスタ２０の
同軸入力端子Ｔ1に接続される第３の可変減衰手段９０
ｃを具備し、上記第１の電界強度測定箱７０ａ内に備え
る第１の可変減衰手段９０ａの接続端と、上記第２の電
界強度測定箱７０ｂ内に備える第２の可変減衰手段９０
ｂの接続端と、上記第３の可変減衰手段９０ｃの接続端
とを結合する結合手段（例えばカプラ９２）を備えて、
第１ＥＵＴ、第２ＥＵＴとを干渉させた状態で通信特性
の試験をすることを特徴とする無線通信特性試験装置が
ある。
【００１４】また、測定側の無線機テスタ２０として
は、携帯電話・ＰＨＳ等の移動体通信用の試験装置（例
えば基地局の通信プロトコルをエミュレート可能な装
置）であることを特徴とする上述無線通信特性試験装置
がある。
は、携帯電話・ＰＨＳ等の移動体通信用の試験装置（例
えば基地局の通信プロトコルをエミュレート可能な装
置）であることを特徴とする上述無線通信特性試験装置
がある。
【００１５】また、可変減衰伝送手段２００としては、
少なくとも試験対象の周波数帯域に対して双方向若しく
は必要とする一方向の電波伝播特性を予め測定して校正
（キャリブレーション）してから使用に供することを特
徴とする上述無線通信特性試験装置がある。
少なくとも試験対象の周波数帯域に対して双方向若しく
は必要とする一方向の電波伝播特性を予め測定して校正
（キャリブレーション）してから使用に供することを特
徴とする上述無線通信特性試験装置がある。
【００１６】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を実施
例と共に図面を参照して詳細に説明する。
例と共に図面を参照して詳細に説明する。
【００１７】本発明について、図１のＥＵＴと無線機テ
スタの両方ともアンテナの場合の試験構成例と、図２の
無線機テスタ側が同軸入力端子の場合の試験構成例と、
図３の両方ともＥＵＴの場合の試験構成例と、図５の複
数２台のＥＵＴと無線機テスタ側が同軸入力端子の場合
の試験構成例とを参照して以下に説明する。尚、従来構
成に対応する要素は同一符号を付す。
スタの両方ともアンテナの場合の試験構成例と、図２の
無線機テスタ側が同軸入力端子の場合の試験構成例と、
図３の両方ともＥＵＴの場合の試験構成例と、図５の複
数２台のＥＵＴと無線機テスタ側が同軸入力端子の場合
の試験構成例とを参照して以下に説明する。尚、従来構
成に対応する要素は同一符号を付す。
【００１８】第１発明について、図１の、ＥＵＴと無線
機テスタの両方ともアンテナの場合の試験構成例につい
て説明する。
機テスタの両方ともアンテナの場合の試験構成例につい
て説明する。
【００１９】図１の試験構成は、第１の電界強度測定箱
７０と、第２の電界強度測定箱８０と、可変減衰伝送手
段２００とで成る。本発明では第１アンテナ７１と可変
減衰手段９０と第２アンテナ８２とによる構成要素が、
双方向の擬似的な空中電波伝播手段となっている。
７０と、第２の電界強度測定箱８０と、可変減衰伝送手
段２００とで成る。本発明では第１アンテナ７１と可変
減衰手段９０と第２アンテナ８２とによる構成要素が、
双方向の擬似的な空中電波伝播手段となっている。
【００２０】第１の電界強度測定箱７０は、遮蔽箱本体
７５と、ＥＵＴと、被試験アンテナ１１と、第１アンテ
ナ７１とで成る。遮蔽箱本体７５は、外界の電波雑音を
遮蔽可能な遮蔽構造を備え、少なくともＥＵＴとアンテ
ナを収容可能な内部空間を備え、開閉可能なシールド容
器である。
７５と、ＥＵＴと、被試験アンテナ１１と、第１アンテ
ナ７１とで成る。遮蔽箱本体７５は、外界の電波雑音を
遮蔽可能な遮蔽構造を備え、少なくともＥＵＴとアンテ
ナを収容可能な内部空間を備え、開閉可能なシールド容
器である。
【００２１】第１アンテナ７１は、試験周波数に対応し
た、例えばループアンテナを用い、アンテナで受けた電
磁波を電気信号にして可変減衰手段９０へ伝送し、可変
減衰手段９０からの電気信号を受けて電磁波にして放射
する。そしてこの第１アンテナ７１とＥＵＴの被試験ア
ンテナ１１とで電磁結合させて電波の授受を行う。この
電磁結合に伴うロスは、一定した結合ロスとする為に所
定の配置関係に置く。この間の結合ロスは予め伝送特性
を求めておき、これからアンテナ間距離Ｄ１０１とし
て、全体の疑似的なアンテナ間距離Ｄ１００に加える。
た、例えばループアンテナを用い、アンテナで受けた電
磁波を電気信号にして可変減衰手段９０へ伝送し、可変
減衰手段９０からの電気信号を受けて電磁波にして放射
する。そしてこの第１アンテナ７１とＥＵＴの被試験ア
ンテナ１１とで電磁結合させて電波の授受を行う。この
電磁結合に伴うロスは、一定した結合ロスとする為に所
定の配置関係に置く。この間の結合ロスは予め伝送特性
を求めておき、これからアンテナ間距離Ｄ１０１とし
て、全体の疑似的なアンテナ間距離Ｄ１００に加える。
【００２２】第２の電界強度測定箱８０は、遮蔽箱本体
７５と、無線機テスタ２０と、測定アンテナ２１と、第
２アンテナ８２とで成る。ここで遮蔽箱本体７５は上記
説明と同様である。第２アンテナ８２も上記説明と同様
であり、無線機テスタ２０の測定アンテナ２１とで電磁
結合させて電波の授受を行い、この間の結合ロスについ
ても予め伝送特性を求めておき、これからアンテナ間距
離Ｄ１０３として、全体の疑似的なアンテナ間距離Ｄ１
００に加える。
７５と、無線機テスタ２０と、測定アンテナ２１と、第
２アンテナ８２とで成る。ここで遮蔽箱本体７５は上記
説明と同様である。第２アンテナ８２も上記説明と同様
であり、無線機テスタ２０の測定アンテナ２１とで電磁
結合させて電波の授受を行い、この間の結合ロスについ
ても予め伝送特性を求めておき、これからアンテナ間距
離Ｄ１０３として、全体の疑似的なアンテナ間距離Ｄ１
００に加える。
【００２３】可変減衰伝送手段２００は、ＥＵＴの被試
験アンテナ１１と無線機テスタ２０の測定アンテナ２１
との両アンテナにおけるアンテナ間距離Ｄ１００を擬似
的にエミュレート（模擬）するものである。全体のアン
テナ間距離Ｄ１００は、上述したアンテナ間距離Ｄ１０
１、Ｄ１０３と、以下に述べる可変減衰手段９０による
アンテナ間距離Ｄ１０２とを加算したものになる。
験アンテナ１１と無線機テスタ２０の測定アンテナ２１
との両アンテナにおけるアンテナ間距離Ｄ１００を擬似
的にエミュレート（模擬）するものである。全体のアン
テナ間距離Ｄ１００は、上述したアンテナ間距離Ｄ１０
１、Ｄ１０３と、以下に述べる可変減衰手段９０による
アンテナ間距離Ｄ１０２とを加算したものになる。
【００２４】可変減衰手段９０は、第１の電界強度測定
箱７０の第１アンテナ７１と、第２の電界強度測定箱８
０の第２アンテナ８２間に挿入されていて同軸ケーブル
９５で接続されている。これは、外部からの制御信号を
受けて任意の減衰量で双方向に伝送する可変減衰器であ
る。この減衰量の設定を変えることにより等価的に所望
のアンテナ間距離Ｄ１０２、例えば数十メートル〜数十
キロメートルの擬似的な距離で試験実施することが可能
となる。尚、この図では、無線機テスタ２０から直接制
御信号を受ける構成例であるが、他のシステム制御装置
から受ける構成例もある。
箱７０の第１アンテナ７１と、第２の電界強度測定箱８
０の第２アンテナ８２間に挿入されていて同軸ケーブル
９５で接続されている。これは、外部からの制御信号を
受けて任意の減衰量で双方向に伝送する可変減衰器であ
る。この減衰量の設定を変えることにより等価的に所望
のアンテナ間距離Ｄ１０２、例えば数十メートル〜数十
キロメートルの擬似的な距離で試験実施することが可能
となる。尚、この図では、無線機テスタ２０から直接制
御信号を受ける構成例であるが、他のシステム制御装置
から受ける構成例もある。
【００２５】上述発明構成によれば、外界からの雑音電
波を遮蔽する遮蔽構造を備え、ＥＵＴのアンテナと測定
装置側のアンテナによる空中電波の授受を行い、かつ両
装置間のアンテナ間距離Ｄ１００を擬似的に任意可変可
能な手段を具備したことにより、電波暗室を用いること
無く、所望のアンテナ間距離Ｄ１００で各種通信特性を
試験実施できる利点が得られる。
波を遮蔽する遮蔽構造を備え、ＥＵＴのアンテナと測定
装置側のアンテナによる空中電波の授受を行い、かつ両
装置間のアンテナ間距離Ｄ１００を擬似的に任意可変可
能な手段を具備したことにより、電波暗室を用いること
無く、所望のアンテナ間距離Ｄ１００で各種通信特性を
試験実施できる利点が得られる。
【００２６】第２発明について、図２の、無線機テスタ
側が同軸入力端子の場合の試験構成例について説明す
る。
側が同軸入力端子の場合の試験構成例について説明す
る。
【００２７】図２の試験構成は、第１の電界強度測定箱
７０と、無線機テスタ２０と、可変減衰伝送手段２００
とで成る。この構成で、第１の電界強度測定箱７０は上
述と同様である。
７０と、無線機テスタ２０と、可変減衰伝送手段２００
とで成る。この構成で、第１の電界強度測定箱７０は上
述と同様である。
【００２８】無線機テスタ２０は本体自体に遮蔽構造を
備え、送受信用の電気信号と直接接続する同軸入力端子
Ｔ1を備えている。
備え、送受信用の電気信号と直接接続する同軸入力端子
Ｔ1を備えている。
【００２９】図２の可変減衰伝送手段２００では、図１
の可変減衰伝送手段２００に対して、測定アンテナ２１
及び第２アンテナ８２が無く、直接可変減衰手段９０の
接続端と同軸入力端子Ｔ1が接続されている。この為電
界強度測定箱８０が不要であり削除された構成である。
の可変減衰伝送手段２００に対して、測定アンテナ２１
及び第２アンテナ８２が無く、直接可変減衰手段９０の
接続端と同軸入力端子Ｔ1が接続されている。この為電
界強度測定箱８０が不要であり削除された構成である。
【００３０】上述発明構成においても、外界からの雑音
電波を遮蔽する遮蔽構造を備え、ＥＵＴのアンテナと測
定装置側のアンテナによる空中電波の授受を行い、両装
置間のアンテナ間距離Ｄ１００を擬似的に任意可変可能
な手段を具備したことにより、同様に電波暗室が不要
で、所望のアンテナ間距離Ｄ１００で各種通信特性を試
験実施できる利点が得られる。
電波を遮蔽する遮蔽構造を備え、ＥＵＴのアンテナと測
定装置側のアンテナによる空中電波の授受を行い、両装
置間のアンテナ間距離Ｄ１００を擬似的に任意可変可能
な手段を具備したことにより、同様に電波暗室が不要
で、所望のアンテナ間距離Ｄ１００で各種通信特性を試
験実施できる利点が得られる。
【００３１】第３発明について、図３の、両方ともＥＵ
Ｔの場合の試験構成例について説明する。図３の試験構
成は、第１の電界強度測定箱７０と、第２の電界強度測
定箱８０と、可変減衰伝送手段２００と、制御装置２５
とで成る。
Ｔの場合の試験構成例について説明する。図３の試験構
成は、第１の電界強度測定箱７０と、第２の電界強度測
定箱８０と、可変減衰伝送手段２００と、制御装置２５
とで成る。
【００３２】制御装置２５は、可変減衰手段９０の減衰
量制御を行い、両ＥＵＴの通信プロトコルに対応する制
御と通信データの授受と解析を行う。
量制御を行い、両ＥＵＴの通信プロトコルに対応する制
御と通信データの授受と解析を行う。
【００３３】本発明では第２の電界強度測定箱８０側も
ＥＵＴとした構成例であり、両ＥＵＴと可変減衰手段９
０の制御は、制御装置２５が行う。他は上述と同様であ
る。従って、電波暗室が無くても、両ＥＵＴ間のアンテ
ナ間距離Ｄ１００を擬似的に任意可変して、両ＥＵＴ間
における各種通信特性を試験実施できる利点が得られ
る。
ＥＵＴとした構成例であり、両ＥＵＴと可変減衰手段９
０の制御は、制御装置２５が行う。他は上述と同様であ
る。従って、電波暗室が無くても、両ＥＵＴ間のアンテ
ナ間距離Ｄ１００を擬似的に任意可変して、両ＥＵＴ間
における各種通信特性を試験実施できる利点が得られ
る。
【００３４】第４発明について、図５の、複数２台のＥ
ＵＴと無線機テスタ側が同軸入力端子の場合の試験構成
例について説明する。図５の試験構成は、第１の電界強
度測定箱７０ａと、第２の電界強度測定箱７０ｂと、可
変減衰伝送手段２００ａ、２００ｂと、カプラ９２と、
可変減衰手段９０ｃと、無線機テスタ２０と、制御装置
２５とで成る。この構成で、電界強度測定箱７０ａ、７
０ｂ、可変減衰伝送手段２００ａ、２００ｂ、及び無線
機テスタ２０は上述同様の構成要素であるので説明を要
しない。
ＵＴと無線機テスタ側が同軸入力端子の場合の試験構成
例について説明する。図５の試験構成は、第１の電界強
度測定箱７０ａと、第２の電界強度測定箱７０ｂと、可
変減衰伝送手段２００ａ、２００ｂと、カプラ９２と、
可変減衰手段９０ｃと、無線機テスタ２０と、制御装置
２５とで成る。この構成で、電界強度測定箱７０ａ、７
０ｂ、可変減衰伝送手段２００ａ、２００ｂ、及び無線
機テスタ２０は上述同様の構成要素であるので説明を要
しない。
【００３５】カプラ９２は、同軸線路インピーダンスに
マッチングして、３ポート間を双方向に結合可能な結合
手段、例えばＴ型抵抗による可変減衰器である。これ
は、第１の可変減衰手段９０ａの接続端と、第２の可変
減衰手段９０ｂの接続端と、第３の可変減衰手段９０ｃ
とを双方向に結合する。即ち、３者間のアンテナ間距離
を任意可変可能とする。これにより、第１ＥＵＴ、第２
ＥＵＴとを対応する可変減衰手段９０ａ、９０ｂにより
所望に干渉させた状態にて、通信特性の試験をすること
ができる利点が得られる。
マッチングして、３ポート間を双方向に結合可能な結合
手段、例えばＴ型抵抗による可変減衰器である。これ
は、第１の可変減衰手段９０ａの接続端と、第２の可変
減衰手段９０ｂの接続端と、第３の可変減衰手段９０ｃ
とを双方向に結合する。即ち、３者間のアンテナ間距離
を任意可変可能とする。これにより、第１ＥＵＴ、第２
ＥＵＴとを対応する可変減衰手段９０ａ、９０ｂにより
所望に干渉させた状態にて、通信特性の試験をすること
ができる利点が得られる。
【００３６】可変減衰手段９０ｃは、無線機テスタ２０
の同軸入力端子Ｔ1に接続される第３の可変減衰手段で
ある。尚、無線機テスタ２０内に可変減衰手段を内蔵し
ている場合は、所望により削除した構成としても良い。
の同軸入力端子Ｔ1に接続される第３の可変減衰手段で
ある。尚、無線機テスタ２０内に可変減衰手段を内蔵し
ている場合は、所望により削除した構成としても良い。
【００３７】尚、上述した図５の構成では、ＥＵＴが複
数２台とした具体構成例で説明していたが、複数Ｎ台
（Ｎ＝２以上）のＥＵＴとした構成としても良く、複数
Ｎの電界強度測定箱７０と可変減衰伝送手段２００と、
これに対応したＮポート型のカプラ９２を備えること
で、同様にして実施可能である。
数２台とした具体構成例で説明していたが、複数Ｎ台
（Ｎ＝２以上）のＥＵＴとした構成としても良く、複数
Ｎの電界強度測定箱７０と可変減衰伝送手段２００と、
これに対応したＮポート型のカプラ９２を備えること
で、同様にして実施可能である。
【００３８】尚、本発明は、上述実施の形態に限るもの
ではない。上述した携帯電話・ＰＨＳ等の無線電話用以
外にも、本体に組み込まれているアンテナ又は外部アン
テナの接続による実際の電波を介して試験・検査を行う
必要がある他の無線通信機器がある。例えば一般的な送
信専用無線通信機器、受信専用無線通信機器、送受可能
な無線通信機器（トランシーバー）等に対しても同様に
適用可能である。
ではない。上述した携帯電話・ＰＨＳ等の無線電話用以
外にも、本体に組み込まれているアンテナ又は外部アン
テナの接続による実際の電波を介して試験・検査を行う
必要がある他の無線通信機器がある。例えば一般的な送
信専用無線通信機器、受信専用無線通信機器、送受可能
な無線通信機器（トランシーバー）等に対しても同様に
適用可能である。
【００３９】
【発明の効果】本発明は、上述の説明内容から、下記に
記載される効果を奏する。上述説明したように本発明に
よれば、外界からの雑音電波を遮蔽する遮蔽構造を備
え、ＥＵＴのアンテナと測定装置側のアンテナによる空
中電波の授受を行い、かつ両装置間のアンテナ間距離Ｄ
１００を擬似的に任意可変可能な手段を具備したことに
より、電波暗室を用いること無く、所望のアンテナ間距
離Ｄ１００で各種通信特性を試験実施できる大きな利点
が得られる。また、比較的簡単な構成で成る為、電波暗
室に比べ、試験の利便性がはかれ、比較的安価・簡単に
通信特性を試験実施できる利点も得られる。従って本発
明の技術的効果は大であり、産業上の経済効果も大であ
る。
記載される効果を奏する。上述説明したように本発明に
よれば、外界からの雑音電波を遮蔽する遮蔽構造を備
え、ＥＵＴのアンテナと測定装置側のアンテナによる空
中電波の授受を行い、かつ両装置間のアンテナ間距離Ｄ
１００を擬似的に任意可変可能な手段を具備したことに
より、電波暗室を用いること無く、所望のアンテナ間距
離Ｄ１００で各種通信特性を試験実施できる大きな利点
が得られる。また、比較的簡単な構成で成る為、電波暗
室に比べ、試験の利便性がはかれ、比較的安価・簡単に
通信特性を試験実施できる利点も得られる。従って本発
明の技術的効果は大であり、産業上の経済効果も大であ
る。
【図１】本発明の、ＥＵＴ、無線機テスタの両方ともア
ンテナの場合の試験構成例である。
ンテナの場合の試験構成例である。
【図２】本発明の、無線機テスタ側が同軸入力端子の場
合の試験構成例である。
合の試験構成例である。
【図３】本発明の、両方ともＥＵＴの場合の試験構成例
である。
である。
【図４】従来の、電波暗室による通信特性試験構成例で
ある。
ある。
【図５】本発明の、他の試験構成例である。
１１ 被試験アンテナ ２０ 無線機テスタ ２１ 測定アンテナ ２５ 制御装置 ７０，７０ａ，７０ｂ，８０ 電界強度測定箱 ７１ 第１アンテナ ７５ 遮蔽箱本体 ８２ 第２アンテナ ９０，９０ａ，９０ｂ，９０ｃ 可変減衰手段 ９２ カプラ ２００，２００ａ，２００ｂ 可変減衰伝送手段
Claims (7)
- 【請求項１】 被試験機器（ＥＵＴ）が備える被試験ア
ンテナと、無線機テスタが備える測定アンテナとのアン
テナ間距離を変えて該ＥＵＴの各種通信特性の試験を行
う無線通信特性試験装置において、 該各々のアンテナ毎に、空中伝播を授受可能で外界の電
波雑音を遮蔽する電界強度測定箱と、 該両アンテナのアンテナ間距離を擬似的に任意可変可能
な可変減衰伝送手段と、 を備えることを特徴とする無線通信特性試験装置。 - 【請求項２】 第１被試験機器（第１ＥＵＴ）が備える
被試験アンテナと、第２被試験機器（第２ＥＵＴ）が備
える被試験アンテナとのアンテナ間距離を変えて両第
１、第２ＥＵＴ間の各種通信特性の試験を行う無線通信
特性試験装置において、 該各々のアンテナ毎に、空中伝播を授受可能で外界の電
波雑音を遮蔽する電界強度測定箱と、 該両アンテナのアンテナ間距離を擬似的に任意可変可能
な可変減衰伝送手段と、 を備えることを特徴とする無線通信特性試験装置。 - 【請求項３】 可変減衰伝送手段は、 被試験アンテナを備える被試験機器（ＥＵＴ）と、送受
信用の第１アンテナとを、外界の電波雑音を遮蔽可能な
遮蔽構造を備える第１の電界強度測定箱内に収容して電
波信号を電気信号に変換し、 無線機テスタが備える測定アンテナと、送受信用の第２
アンテナとを、外界の電波雑音を遮蔽可能な遮蔽構造を
備える第２の電界強度測定箱内に収容して電波信号を電
気信号に変換し、 該第１の電界強度測定箱の第１アンテナと、該第２の電
界強度測定箱の第２アンテナ間において、両者を可変減
衰手段の両入出力端に接続し、該可変減衰手段の減衰量
の制御により、両者間を伝送通過する電気信号のレベル
を可変可能とする可変減衰手段と、 を備えることを特徴とする請求項１記載の無線通信特性
試験装置。 - 【請求項４】 可変減衰伝送手段は、 被試験アンテナを備える被試験機器（ＥＵＴ）と、送受
信用の第１アンテナとを、外界の電波雑音を遮蔽可能な
遮蔽構造を備える第１の電界強度測定箱内に収容して電
波信号を電気信号に変換し、 無線機テスタ本体に遮蔽構造を備え、同軸入力端子を備
える無線機テスタの該同軸入力端子により送受信用の電
気信号を授受し、 該第１の電界強度測定箱の第１アンテナと、無線機テス
タの該同軸入力端子間において、両者を可変減衰手段の
両入出力端に接続し、該可変減衰手段の減衰量の制御に
より、両者間を伝送通過する電気信号のレベルを可変可
能とする可変減衰手段と、 を備えることを特徴とする請求項１記載の無線通信特性
試験装置。 - 【請求項５】 第１被試験機器（第１ＥＵＴ）を収容す
る第１の電界強度測定箱と、 第２被試験機器（第２ＥＵＴ）を収容する第２の電界強
度測定箱と、 同軸入力端子を備え、本体に遮蔽構造を備える無線機テ
スタと、 該無線機テスタの同軸入力端子に接続される第３の可変
減衰手段と、 該第１の電界強度測定箱内に備える第１の可変減衰手段
の接続端と、該第２の電界強度測定箱内に備える第２の
可変減衰手段の接続端と、該第３の可変減衰手段の接続
端とを結合する結合手段と、 を備えることを特徴とする無線通信特性試験装置。 - 【請求項６】 測定側の無線機テスタは、移動体通信用
の試験装置であることを特徴とする請求項１、３又は４
記載の無線通信特性試験装置。 - 【請求項７】 可変減衰伝送手段は、少なくとも試験対
象の周波数帯域に対して双方向若しくは一方向の電波伝
播特性を予め校正してから使用することを特徴とする請
求項３記載の無線通信特性試験装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10174189A JP2000009776A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 無線通信特性試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10174189A JP2000009776A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 無線通信特性試験装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000009776A true JP2000009776A (ja) | 2000-01-14 |
Family
ID=15974287
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10174189A Withdrawn JP2000009776A (ja) | 1998-06-22 | 1998-06-22 | 無線通信特性試験装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000009776A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007013759A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Nec Corp | 変換器、無線機、測定器、評価試験方法 |
| JP2007502972A (ja) * | 2003-08-18 | 2007-02-15 | エステウ、ダプリカシオン、テクノロジーク、ド、リマジェリ、ミクロ、オンド | 調査対象器具の電磁挙動の直接観測のための無響室 |
| JP2008125063A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Innowireless Co Ltd | 基地局エミュレーティング機能を有する携帯インターネット計測器及びこれを利用したｕｌ同期取得及び端末のテスト方法 |
| JP4857383B2 (ja) * | 2007-03-22 | 2012-01-18 | ローデ ウント シュバルツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディト ゲゼルシャフト | 携帯無線機に交互に試験を行うためのスイッチング装置 |
| CN103616575A (zh) * | 2013-09-05 | 2014-03-05 | 国家电网公司 | 一种辐射发射测试系统及方法 |
| CN104330658A (zh) * | 2014-10-14 | 2015-02-04 | 华北电力大学 | 一种在低频电场下测试材料屏蔽效能的装置和方法 |
| WO2020220878A1 (zh) * | 2019-04-29 | 2020-11-05 | 深圳市通用测试系统有限公司 | 多天线无线设备空口测试装置 |
| CN114024807A (zh) * | 2021-11-05 | 2022-02-08 | 江西洪都航空工业集团有限责任公司 | 一种近场同频干扰抵消机构及抵消方法 |
-
1998
- 1998-06-22 JP JP10174189A patent/JP2000009776A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007502972A (ja) * | 2003-08-18 | 2007-02-15 | エステウ、ダプリカシオン、テクノロジーク、ド、リマジェリ、ミクロ、オンド | 調査対象器具の電磁挙動の直接観測のための無響室 |
| JP4932482B2 (ja) * | 2003-08-18 | 2012-05-16 | エステウ、ダプリカシオン、テクノロジーク、ド、リマジェリ、ミクロ、オンド | 調査対象器具の電磁挙動の直接観測のための無響室 |
| JP2007013759A (ja) * | 2005-07-01 | 2007-01-18 | Nec Corp | 変換器、無線機、測定器、評価試験方法 |
| JP2008125063A (ja) * | 2006-11-09 | 2008-05-29 | Innowireless Co Ltd | 基地局エミュレーティング機能を有する携帯インターネット計測器及びこれを利用したｕｌ同期取得及び端末のテスト方法 |
| JP4857383B2 (ja) * | 2007-03-22 | 2012-01-18 | ローデ ウント シュバルツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディト ゲゼルシャフト | 携帯無線機に交互に試験を行うためのスイッチング装置 |
| US8351863B2 (en) | 2007-03-22 | 2013-01-08 | Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg | Switching device |
| CN103616575A (zh) * | 2013-09-05 | 2014-03-05 | 国家电网公司 | 一种辐射发射测试系统及方法 |
| CN104330658A (zh) * | 2014-10-14 | 2015-02-04 | 华北电力大学 | 一种在低频电场下测试材料屏蔽效能的装置和方法 |
| WO2020220878A1 (zh) * | 2019-04-29 | 2020-11-05 | 深圳市通用测试系统有限公司 | 多天线无线设备空口测试装置 |
| CN114024807A (zh) * | 2021-11-05 | 2022-02-08 | 江西洪都航空工业集团有限责任公司 | 一种近场同频干扰抵消机构及抵消方法 |
| CN114024807B (zh) * | 2021-11-05 | 2024-04-05 | 江西洪都航空工业集团有限责任公司 | 一种近场同频干扰抵消机构及抵消方法 |
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|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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