JP2000009445A - モアレ装置 - Google Patents

モアレ装置

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JP2000009445A
JP2000009445A JP10175718A JP17571898A JP2000009445A JP 2000009445 A JP2000009445 A JP 2000009445A JP 10175718 A JP10175718 A JP 10175718A JP 17571898 A JP17571898 A JP 17571898A JP 2000009445 A JP2000009445 A JP 2000009445A
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JP10175718A
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Fumio Kobayashi
富美男 小林
Shinichi Matsuda
信一 松田
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Fujinon Corp
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フリンジスキャン機能を備えた格子投影型の
モアレ装置において、投影格子の近接位置に所定の固定
格子を配置してモアレ縞を形成し、このモアレ縞の変化
を利用して投影格子の移動量を算出することにより、フ
リンジスキャン精度の向上を図る。 【構成】 投影光学系の投影格子40に近接する位置
に、該投影格子40と同一ピッチの固定格子102を交
差角5°で配置する。これら両格子により形成されるモ
アレ縞は投影格子40の移動に伴って変化するので、こ
の変化を検出することにより投影格子40の移動量を算
出する。モアレ縞の変化の検出は、固定格子102に近
接配置されたフォトセル104によりモアレ縞の照度を
検出することにより行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる格子投影
型のモアレ装置に関するものであり、特にフリンジスキ
ャン機能を備えたモアレ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、被測定体の立体形状情報の取
り込みを短時間で容易に行うための装置としてモアレ装
置が知られている。モアレ装置としては格子照射型のも
のと格子投影型のものとがあるが、後者は前者のような
基準格子が不要なため被測定体の測定自由度が大きなも
のとなる。
【0003】上記格子投影型モアレ装置は、互いに平行
な光軸を有する投影光学系および観測光学系を備えてお
り、投影光学系により投影格子の像を被測定体上に投影
させるとともに、観測光学系により被測定体上に形成さ
れた変形格子像を観測用基準格子上に結像させ、これに
より生じるモアレ縞を観測するように構成されている
が、その際、投影格子を両光軸と直交する平面内で両格
子の格子線と直交する方向に移動させるフリンジスキャ
ンを行うようにすれば、投影格子の移動に対するモアレ
縞の変化の方向性を観測することにより被測定体の凹凸
判定を行うことが可能となる(特願平10-32214号明細
書)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記フリンジスキャン
はパルスモータ等の駆動手段により行われるが、この駆
動はオープンループで行われているため、フリンジスキ
ャン精度の信頼性が十分でなく、改善が望まれる。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、フリンジスキャン機能を備えた格子投
影型のモアレ装置において、フリンジスキャン精度の向
上を図ることができるモアレ装置を提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のモアレ装置は、
投影格子の近接位置に所定の固定格子を配置してモアレ
縞を形成し、このモアレ縞の変化を利用して投影格子の
移動量を算出する構成を採用したものである。
【0007】すなわち、本発明は、互いに平行な光軸を
有する投影光学系および観測光学系を備え、前記投影光
学系により投影格子の像を被測定体上に投影させるとと
もに、前記観測光学系により前記被測定体上に形成され
た変形格子像を観測用基準格子上に結像させ、これによ
り生じるモアレ縞を観測するように構成され、前記投影
格子を前記両光軸と直交する平面内で前記両格子の格子
線と直交する方向に移動させるように構成されたモアレ
装置において、前記投影格子に近接する位置に該投影格
子と同一ピッチの固定格子を配置してこれら両格子によ
りモアレ縞を形成し、前記投影格子の移動に伴う該モア
レ縞の変化を検出することにより前記投影格子の移動量
を算出するように構成されていることを特徴とするもの
である。
【0008】また、前記固定格子の格子線が、前記投影
格子の格子線と交差するように形成されていることを特
徴とするものである。
【0009】また、前記モアレ縞の変化の検出を、単一
点の照度検出により行うように構成されていることが好
ましい。
【0010】さらに、前記モアレ縞の変化の検出が、複
数の照度検出手段を用いて行うように構成されているこ
とが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態について説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施形態に係るモアレ
装置が組み込まれた3次元イメージスキャナを示す斜視
図である。
【0013】図示されるように、この3次元イメージス
キャナ10は、モアレ装置(測定ヘッド)12と、電源
機器駆動部14と、制御部16と、表示部18とを備え
てなり、モアレ装置12において被測定体2の立体形状
情報および模様(テクスチャ)情報を取り込み、これら
立体形状情報および模様情報を、電源機器駆動部14を
介して制御部16へ出力し、制御部16において立体形
状情報と模様情報とを合成処理して被測定体2の3次元
イメージを生成し、これを表示部18に表示するように
なっている。制御部16には、キーボード20およびマ
ウス22が接続されており、これらを操作することによ
り、表示部18における3次元イメージの表示角度の変
更等その表示内容の切換え操作を行うことができるよう
になっている。
【0014】モアレ装置12における立体形状情報の取
り込みは、格子投影型モアレトポグラフィを利用して行
うようになっている。図1において、モアレ装置12の
前方に2点鎖線で示す格子面Pgが、格子投影型モアレ
トポグラフィにおける仮想基準格子面である。
【0015】図2は、モアレ装置12の外観を示す斜視
図であり、図3は、モアレ装置12の内部構造を示す斜
視図である。
【0016】これらの図に示すように、このモアレ装置
12は、ケーシング24内に、投影光学系26、観測光
学系28および被測定体照明系30が設けられてなって
いる。
【0017】投影光学系26は、投影用ランプ32、熱
線カットフィルタ34およびコンデンサレンズ36から
なる格子照明系38と、投影格子40と、投影レンズ4
2とを備えてなり、一方、観測光学系28は、撮影レン
ズ44と、観測用基準格子46と、フィールドレンズ4
8、折り返しミラー50およびCCDカメラ52からな
るテレビ光学系54とを備えてなっている。
【0018】投影レンズ42および撮影レンズ44は、
ケーシング24の前面に、その各光軸Ax1およびAx
2が互いに平行となるようにして取り付けられている。
【0019】格子照明系38は、光軸Ax1に対して左
斜め後方から投影格子40を照射するように配置されて
おり、その投影用ランプ32の像は、投影レンズ42の
入射瞳位置に略結像されるようになっている。コンデン
サレンズ36は、投影格子40を十分カバーする大きさ
を有している。
【0020】一方、観測用基準格子46ならびにテレビ
光学系54のフィールドレンズ48および折り返しミラ
ー50は、光軸Ax2上に配置されており、CCDカメ
ラ52は、光軸Ax2に対して折り返しミラー50によ
り直角に折り返された光軸上に配置されている。フィー
ルドレンズ48は、観測用基準格子46を透過した光束
をもれなくCCDカメラ52に入射させるように配置さ
れている。
【0021】投影格子40および観測用基準格子46
は、いずれも互いに等しいピッチで上下方向に延びる格
子線を有しており、光軸Ax1およびAx2と直交する
同一平面内に設けられている。そして、投影格子40
は、該投影格子40の像が仮想基準格子面Pg(図1参
照)に結像されるよう、仮想基準格子面Pgと共役の位
置関係で配置されており、一方、観測用基準格子46
も、仮想基準格子面Pgの像が観測用基準格子46に結
像されるよう、仮想基準格子面Pgと共役の位置関係で
配置されている。
【0022】図4は、モアレ装置12の格子投影型モア
レ装置としての機能を説明する平面図である。
【0023】図示されるように、このモアレ装置12に
おいては、投影光学系26により投影格子40の像を被
測定体2上に投影させるとともに、観測光学系28によ
り被測定体2上に形成された変形格子像を観測用基準格
子46上に結像させ、これにより生じるモアレ縞を観測
するように構成されている。
【0024】図4において1点鎖線で示す仮想基準格子
面Pgおよび仮想基準格子面Pgと平行な実線で示す複
数の面がモアレ面を形成しており、これら各モアレ面と
被測定体2が交差する曲線に沿ってモアレ縞が形成され
ることとなる。図4には、仮想基準格子面Pgの手前側
にのみ実線でモアレ面を示しているが、仮想基準格子面
Pgの奥側にも複数のモアレ面が形成される。したがっ
て、被測定体2が仮想基準格子面Pgを前後にまたがる
ように配置された場合においてもモアレ縞は形成され
る。
【0025】図3に示すように、投影格子40は、格子
送り機構56に支持されており、格子送り機構56によ
り光軸Ax1と直交する平面内において水平方向(すな
わち投影格子40の格子線と直交する方向)に往復移動
せしめられるようになっている。この格子送り機構56
は、パルスモータを備えたパルスステージで構成されて
おり、投影格子40を1位相分の長さにわたって往復振
動(フリンジスキャン)させるようになっている。な
お、パルスステージに代えて圧電素子等を用いて往復振
動を行うようにしてもよい。
【0026】投影格子40の移動により、投影格子40
と観測用基準格子46との間の位相が変化するので、こ
れに伴ってモアレ縞が変化する。そこで、このモアレ縞
の像を制御部16(図1参照)において1/4位相毎に
サンプリングすることにより、被測定体2の凹凸判定を
行うようになっている。
【0027】一方、観測用基準格子46は、格子退避機
構58に支持されており、格子退避機構58により光軸
Ax2と直交する平面内において水平方向に移動せしめ
られ、これにより観測光学系28の光路内に位置するモ
アレ縞観測位置と光路から外れた退避位置とを選択的に
採り得るようになっている。観測用基準格子46の移動
は、格子退避機構58においてケーシング24の右側面
から突出する格子退避ノブ60を、手動により出し入れ
することにより行われるようになっている。格子退避機
構58には、観測用基準格子46が退避位置まで移動し
たとき、これを検出するリミットスイッチ62が取り付
けられている。
【0028】被測定体2の立体形状情報の取り込みのた
めのモアレ縞観測は、観測用基準格子46をモアレ縞観
測位置にセットした状態で行われるが、観測用基準格子
46を退避位置へ退避させるようにすれば、モアレ縞が
形成されていない被測定体2の2次元画像の撮影を行う
ことが可能となる。そこで、モアレ装置12において
は、この2次元画像の撮影により被測定体2の模様情報
の取り込みを行うようになっている。
【0029】図3に示すように、被測定体照明系30
は、投影光学系26と観測光学系28との間に位置する
ようにして設けられている。この被測定体照明系30
は、照明用ランプ64と、熱線カットフィルタ66と、
ケーシング24の前面に取り付けられたディフューザ窓
68とからなり、照明用ランプ64からの光を、熱線カ
ットフィルタ66およびディフューザ窓68を介して前
方へ拡散照射するようになっている。
【0030】照明用ランプ64は、モアレ縞観測の際に
は非点灯状態にあるが、2次元画像撮影の際には点灯す
るようになっている。また、この点灯動作と連動して格
子照明系38の投影用ランプ32が消灯するようなって
いる。この点灯切換えは、リミットスイッチ62の検出
信号に基づいて行われるようになっている。
【0031】このように2次元画像撮影の際、投影用ラ
ンプ32から照明用ランプ64への点灯切換えが行われ
るのは、照明用ランプ64を点灯させずに投影用ランプ
32を点灯させたままの状態で2次元画像撮影を行う
と、投影格子40の像が形成された状態で被測定体2の
2次元画像を撮影することとなってしまうので、これを
回避するためである。なお、照明用ランプ64を点灯さ
せれば、投影用ランプ32を点灯させたままであっても
投影格子40の像の影響は非常に小さいものとなるの
で、照明用ランプ64の点灯動作と連動して投影用ラン
プ32を消灯させることは必ずしも必要ではない。
【0032】ケーシング24の左側面および背面には、
冷却ファン70、72が取り付けられており、これによ
り投影用ランプ32および照明用ランプ64が発する熱
をケーシング24の外部へ排出するようになっている。
その際、ケーシング24内に形成された隔壁74、76
により、両ランプ32、64が発する熱を冷却ファン7
0へ効率よく導くようになっており、さらに、CCDカ
メラ52と隔壁76との間にもう1つの隔壁78を形成
して、これら両隔壁76、78間に断熱路を形成し、断
熱路内の空気(熱)を冷却ファン72へ導くようになっ
ている。そして、これにより、両ランプ32、64が発
する熱がCCDカメラ52へ伝わるのを確実に阻止し
て、CCDカメラ52を保護するようになっている。
【0033】図2に示すように、ケーシング24の上面
における両ランプ32、64の上方部位には、冷気吸引
孔80、82が形成されており、これにより冷却ファン
70、72による排熱効率を高めるようになっている。
【0034】また、ケーシング24の右側面には、格子
退避ノブ60の他に、電源スイッチ84および通電表示
ランプ86が設けられており、その内面側には電子基板
88が設けられている。また、ケーシング24の右側面
からは、電源および信号用コード90が延びており、そ
の他端部において、電源用コネクタ92、制御信号用コ
ネクタ94およびテレビ信号用コネクタ96により、電
源機器駆動部14(図1参照)へ接続されるようになっ
ている。
【0035】図3において、投影格子40の投影レンズ
42側に近接する位置には固定格子102が設けられて
おり、さらにこの固定格子102の投影レンズ42側に
近接する位置にはフォトセル104が設けられている。
これら固定格子102およびフォトセル104はケーシ
ング24に固定されている。
【0036】図5および6は、固定格子102およびフ
ォトセル104の配置を示す平面図および側面図であ
る。
【0037】これらの図に示すように、固定格子102
は投影光学系26の主光線に対して左下に位置する光束
周縁部に配置されている。その際、固定格子102は、
その格子線が投影格子40の格子線と同一ピッチでかつ
僅かな交差角(例えば5°)をなすようにして配置さ
れ、これにより投影格子40とで図7に示すようなモア
レ縞を形成するようになっている。なお、固定格子10
2を投影光学系26の光路内に配置するのは、投影用ラ
ンプ32からの光をバックライトとして利用するためで
ある。また、光束周縁部に配置するようにしたのは、モ
アレ装置12本来のモアレ縞解析に影響を及ぼさないよ
うにするためである。したがって光束周縁部であれば、
図示のように主光線の左下である必要はない。
【0038】図7に示すように、投影格子40と固定格
子102とで形成されるモアレ縞は上下複数段にわたる
明暗の縞となるが、このモアレ縞のピッチδは、図8に
示すように、投影格子40および固定格子102のピッ
チをP、投影格子40と固定格子102との格子線交差
角をθとすると、 δ=P/{2sin(θ/2)・cos(θ/2)}=
P/sinθ で表わされる。
【0039】そして、図9に示すように、モアレ縞の照
度を、固定格子102に近接して配置されたフォトセル
104により検出するようになっている。フォトセル1
04を固定格子102に近接配置するのは、複数のモア
レ縞に跨らないようにして照度検出を行うことにより、
その検出精度を高めるためである。フォトセル104に
より検出される照度は、投影格子40と固定格子102
との位置関係によって異なったものとなるので、上記検
出照度により投影格子40の移動量を検出することがで
きる。
【0040】図10は、投影格子40の移動量とフォト
セル104の検出照度(I)との関係を示すグラフであ
る。
【0041】図示されるように、投影格子40の位相が
固定格子102と同一になったとき、検出照度(I)は
最高照度Imaxとなり、位相がずれるに従って検出照
度(I)が直線的に低下し、半ピッチ(P/2)ずれた
ときに検出照度(I)は最低照度Iminとなる。そし
て、さらに位相がずれるに従って検出照度(I)が直線
的に上昇し、1ピッチ(P)ずれたときに検出照度
(I)は再び最高照度Imaxとなる。
【0042】したがって、フォトセル104の検出照度
(I)に基づいて、投影格子40の移動量を算出するこ
とができる。この移動量算出は制御部16において行わ
れ、その算出値を格子送り機構56のパルスモータ駆動
制御の際のフィードバック信号として利用するととも
に、モアレ装置12におけるモアレ縞解析の際の計算式
の位相として用いるようになっている。
【0043】そして、このようにすることによりフリン
ジスキャン精度の向上を図ることができ、これによりモ
アレ縞解析の精度を向上させることができる。
【0044】ところで、フォトセル104による観察エ
リアが大きいと、そのエリアの明るさ分布の平均ダイナ
ミックレンジが下がり、明るさ分解能が悪くなる。この
ため本実施形態においては、フォトセル104を固定格
子102に近接配置するようにしているが、このように
近接配置することは構造上必ずしも容易ではない。
【0045】そこで、図11に示すように、固定格子1
02とフォトセル104との間に、これらが共役の位置
関係になるようにしてレンズ106を配置すれば、単一
点の照度検出を行うことが可能となり、これにより明る
さ分解能を高めることができる。
【0046】また、この場合において、図12に示すよ
うに、フォトセル104を上下方向に複数個並列配置す
れば、各フォトセル104の照度検出結果を用いること
ができるので、明るさ分解能を一層高めることができ
る。その際、各フォトセル104の配置を、図13に示
すように、同一位相の照度検出が行われないように設定
すれば、その各照度検出結果により投影格子40の移動
方向の判別を行うこともできる。なお、このように複数
のフォトセル104を配置する代わりに、CCD等を用
いたラインセンサを設けるようにしてもよい。
【0047】さらに、図11に示す構成に代えて、図1
4に示すように、固定格子102とレンズ106との間
にミラー108を配置すれば、レンズ106およびフォ
トセル104の配置の自由度を高めることができる。
【0048】また、図15に示すように、レンズ106
とフォトセル104の間にミラー108を配置し、その
光軸に対して所定角度をなすようにして複数のフォトセ
ル104を配置すれば、明るさ分解能の向上および投影
格子40の移動方向判別を行うことができる。
【0049】さらにこの場合、図16に示すように、レ
ンズ106およびフォトセル104を複数組配置するよ
うにしても、同様の作用効果を得ることができる。
【0050】なお、上記実施形態においては、投影用ラ
ンプ32からの光を固定格子102照射用のバックライ
トとして利用する構成となっているが、投影用ランプ3
2とは別の光源を用いるようにしてもよい。その際、単
色のフィルタを介装し、観測光学系28において感度を
持たない波長域の光を固定格子102に照射するように
すれば、投影格子40の一部が他部より明るくなってし
まうのを防止することができる。また、このように単色
のフィルタを介装する代わりにLED、LD等の単一波
長で発光する光源を用いるようにしても同様の作用効果
を得ることができる。
【0051】なお、上述した実施形態においては、投影
格子40と固定格子102との格子線を所定の角度θで
交差させているが、これら両格子40、102の格子線
を互いに平行とすることも可能である。
【0052】
【発明の効果】本発明に係るモアレ装置は、投影格子に
近接する位置に該投影格子と同一ピッチの固定格子を配
置してこれら両格子によりモアレ縞を形成し、投影格子
の移動に伴う該モアレ縞の変化を検出することにより投
影格子の移動量を算出するように構成されている。これ
により、この移動量算出結果をフィードバックしてフリ
ンジスキャン用の駆動手段の制御を行うようにすれば、
フリンジスキャン精度の向上を図ることができる。そし
てこれにより、モアレ縞解析の精度を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るモアレ装置を備えた
3次元イメージスキャナの全体構成を示す斜視図
【図2】図1に示すモアレ装置の外観を示す斜視図
【図3】図1に示すモアレ装置の内部構造を示す斜視図
【図4】図1に示すモアレ装置の機能を説明するための
平面図
【図5】図3に示すモアレ装置における固定格子および
フォトセルの配置を示す平面図
【図6】図3に示す固定格子およびフォトセルの配置を
示す側面図
【図7】図1に示すモアレ装置において投影格子と固定
格子とで形成されるモアレ縞を示す図
【図8】図7に示すモアレ縞の拡大図
【図9】図3に示す固定格子とフォトセルとの位置関係
を示す図
【図10】図1に示すモアレ装置の作用を示すグラフ
【図11】図1に示すモアレ装置の第1の変形例を示
す、図9と同様の図
【図12】図1に示すモアレ装置の第2の変形例を示
す、図9と同様の図
【図13】図1に示す第2の変形例の作用を示すグラフ
【図14】図1に示すモアレ装置の第3の変形例を示
す、図9と同様の図
【図15】図1に示すモアレ装置の第4の変形例を示
す、図9と同様の図
【図16】図1に示すモアレ装置の第5の変形例を示
す、図9と同様の図
【符号の説明】
2 被測定体 10 3次元イメージスキャナ 12 モアレ装置(格子投影型モアレ装置) 14 電源機器駆動部 16 制御部 18 表示部 24 ケーシング 26 投影光学系 28 観測光学系 30 被測定体照明系 32 投影用ランプ 34 熱線カットフィルタ 36 コンデンサレンズ 38 格子照明系 40 投影格子 42 投影レンズ 44 撮影レンズ 46 観測用基準格子 48 フィールドレンズ 50 折り返しミラー 52 CCDカメラ 54 テレビ光学系 56 格子送り機構 58 格子退避機構 60 格子退避ノブ 62 リミットスイッチ 102 固定格子 104 フォトセル 106 レンズ 108 ミラー Ax1、Ax2 光軸 P 格子線のピッチ Pg 仮想基準格子面 δ モアレ縞のピッチ θ 格子線交差角
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA02 AA04 AA09 AA45 AA53 AA56 BB05 BB18 CC21 DD03 FF06 FF07 GG02 GG06 GG07 GG08 GG22 HH02 HH06 JJ01 JJ03 JJ05 JJ18 JJ22 JJ26 LL04 LL10 LL12 LL22 LL63 MM16 PP22 PP23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行な光軸を有する投影光学系お
    よび観測光学系を備え、前記投影光学系により投影格子
    の像を被測定体上に投影させるとともに、前記観測光学
    系により前記被測定体上に形成された変形格子像を観測
    用基準格子上に結像させ、これにより生じるモアレ縞を
    観測するように構成されており、前記投影格子を前記両
    光軸と直交する平面内で前記両格子の格子線と直交する
    方向に移動させるように構成されたモアレ装置におい
    て、 前記投影格子に近接する位置に該投影格子と略同一ピッ
    チの固定格子を配置してこれら両格子によりモアレ縞を
    形成し、前記投影格子の移動に伴う該モアレ縞の変化を
    検出することにより前記投影格子の移動量を算出するよ
    うに構成されていることを特徴とするモアレ装置。
  2. 【請求項2】 前記固定格子の格子線が、前記投影格子
    の格子線と交差するように形成されていることを特徴と
    する請求項1記載のモアレ装置。
  3. 【請求項3】 前記モアレ縞の変化の検出を、単一点の
    照度検出により行うように構成されていることを特徴と
    する請求項1または2記載のモアレ装置。
  4. 【請求項4】 前記モアレ縞の変化の検出を、複数の照
    度検出手段を用いて行うように構成されていることを特
    徴とする請求項1〜3いずれか記載のモアレ装置。
JP10175718A 1998-06-23 1998-06-23 モアレ装置 Withdrawn JP2000009445A (ja)

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