JP2000007155A - 積み付けシミュレーションシステム及びシミュレーション方法 - Google Patents

積み付けシミュレーションシステム及びシミュレーション方法

Info

Publication number
JP2000007155A
JP2000007155A JP10174808A JP17480898A JP2000007155A JP 2000007155 A JP2000007155 A JP 2000007155A JP 10174808 A JP10174808 A JP 10174808A JP 17480898 A JP17480898 A JP 17480898A JP 2000007155 A JP2000007155 A JP 2000007155A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
pattern
arrangement
boxes
patterns
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10174808A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Negoro
亘 根来
Hisaaki Kono
寿明 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP10174808A priority Critical patent/JP2000007155A/ja
Publication of JP2000007155A publication Critical patent/JP2000007155A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stacking Of Articles And Auxiliary Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】積載台の縦及び横の各寸法、箱体の縦、横及び
高さの各寸法を入力するだけで、積載効率が高くかつ積
載状態のより安定した積み付けパターンを得る。 【解決手段】積み付け演算部12は、入力部11から入
力された積載台の縦及び横の各寸法、箱体の縦、横及び
高さの各寸法に基づき、箱体の決まった1つの面を底面
として、箱体を積載台上に載せるときの縦向き及び横向
きの向きパターンと、箱体を積載台上に並べるときの縦
方向及び横方向の並びパターンとの全ての組み合わせ
を、箱体を積載台上に1個ずつ載せるたびに順次実行す
ることにより、全ての配置パターンを作成し、その作成
した配置パターンの中から、より多くの箱体を配置でき
るパターンの上位のものを選択する。そして、選択され
た配置パターンの箱体の上に、この配置パターンと対称
形の配置パターンの箱体を積み上げたときの安定度を判
別して、最も安定している配置パターンを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫等の棚に
段ボール箱に入った商品を収納する際に、パレット上に
段ボール箱を効率よく積み付けるための積み付けシミュ
レーションシステム及びシミュレーション方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パレット上に段ボール箱を効率よく積み
付けるための積み付けシミュレーションシステとして、
特開平3−186524号公報に記載のものがある。
【0003】この積み付けシミュレーションシステは、
少なくとも貨物寸法、パレット寸法を入力する入力手段
と、少なくとも積み付け方法情報をデータベースとして
記憶する記憶手段と、入力手段及び記憶手段に記憶され
ている情報に基づいて積み付け個数及び体積効率を算出
し、最適な積み付け方法を決定する演算処理手段とを備
えた構成となっている。つまり、積み付け方法を予めデ
ータベースに登録しておき、このデータベースの中か
ら、条件にあう積み付け方法を決定するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
積み付けシミュレーションシステムは、積み付け方法の
情報を予めデータベースに登録するために、初期段階で
は人が段ボール箱の配置を検討する必要があり、また登
録作業も必要であるため、多大な工数がかかるといった
問題があった。また、新たなサイズの段ボール箱を積む
場合には、新たに人がその配置を検討し直す必要あるた
め、サイズ変更があった場合に迅速に対応できないとい
った問題もあった。さらに、最も効率のよい配置を見つ
けるためには、配置できる全てのパターンを網羅する必
要があるため、多大な労力が必要であるといった問題も
あった。
【0005】本発明は係る問題点を解決すべく創案され
たもので、その目的は、積載台や箱体の寸法が変更にな
った場合でも、積載台の縦及び横の各寸法、箱体の縦、
横及び高さの各寸法を入力するだけで、積載効率が高く
かつ積載状態のより安定した積み付けパターンを確実に
決定することのできる積み付けシミュレーションシステ
ム及びシミュレーション方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の積み付けシミュレーショ
ンシステムは、一定面積の四角形状の積載台に直方体形
状の箱体を積み付けるためのシミュレーションシステム
であって、積載台の縦及び横の各寸法、箱体の縦、横及
び高さの各寸法を入力する入力手段と、この入力手段に
よって入力された各寸法に基づき、箱体の決まった1つ
の面を底面として、箱体を積載台上に載せるときの縦向
き及び横向きの向きパターンと、箱体を積載台上に並べ
るときの縦方向及び横方向の並びパターンとの全ての組
み合わせを、箱体を積載台上に1個ずつ載せるたびに順
次実行することによって全ての配置パターンを作成し、
その作成した配置パターンの中から、より多くの箱体を
配置できるパターンの上位のものを選択する配置シミュ
レーション手段と、この配置シミュレーション手段によ
って選択された配置パターンの箱体の上に、この配置パ
ターンと対称形の配置パターンの箱体を積み上げたとき
の安定度を判別する判別手段とを備え、この判別手段に
よって最も安定していると判別された配置パターンを積
載台上への箱体の配置パターンとして決定するものであ
る。
【0007】また、本発明の請求項2に記載の積み付け
シミュレーションシステムは、請求項1に記載のものに
おいて、前記判別手段は、上側に配置される箱体の下側
に箱体の配置されない場所があるか否かといった第1の
判別条件と、上側に配置される箱体と下側に配置される
箱体との向き及び並び位置が一致するか否かといった第
2の判別条件とで安定度を判別するものである。
【0008】また、本発明の請求項3に記載の積み付け
シミュレーション方法は、一定面積の四角形状の積載台
に直方体形状の箱体を積み付けるためのシミュレーショ
ン方法であって、積載台の縦及び横の各寸法、箱体の
縦、横及び高さの各寸法に基づき、箱体の決まった1つ
の面を底面として、箱体を積載台上に載せるときの縦向
き及び横向きの向きパターンと、箱体を積載台上に並べ
るときの縦方向及び横方向の並びパターンとの全ての組
み合わせを、箱体を積載台上に1個ずつ載せるたびに順
次実行することによって全ての配置パターンを作成する
手順と、作成された配置パターンの中から、より多くの
箱体を配置できるパターンの上位のものを選択する手順
と、選択された配置パターンの箱体の上に、この配置パ
ターンと対称形の配置パターンの箱体を積み上げたとき
の安定度を判別する手順と、最も安定していると判別さ
れた配置パターンを積載台上への箱体の配置パターンと
して決定する手順とからなるものである。
【0009】また、本発明の請求項4に記載の積み付け
シミュレーション方法は、請求項3に記載のものにおい
て、安定度を判別する手順は、上側に配置される箱体の
下側に箱体の配置されない場所があるか否かを判別する
第1の判別手順と、上側に配置される箱体と下側に配置
される箱体との向き及び並び位置が一致するか否かを判
別する第2の判別手順とからなるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0011】図1は、本発明の積み付けシミュレーショ
ンシステムの基本的構成を示すブロック図である。
【0012】すなわち、本発明の積み付けシミュレーシ
ョンシステムは、入力部11、積み付け演算部12、プ
リンタによって構成されている印刷部13、CRT又は
LCD等によって構成されている表示部14を備えてい
る。
【0013】入力部11は、積載台(以下、パレットと
いう)の縦及び横の各寸法、箱体(以下、段ボール箱と
いう)の縦、横及び高さの各寸法を入力するブロックで
ある。
【0014】積み付け演算部12は、入力部11から入
力されたパレット及び段ボール箱の各寸法に基づき、段
ボール箱の決まった1つの面を底面として、段ボール箱
をパレット上に載せるときの縦向き及び横向きの向きパ
ターンと、段ボール箱をパレット上に並べるときの縦方
向及び横方向の並びパターンとの全ての組み合わせを、
段ボール箱をパレット上に1個ずつ載せるたびに順次実
行することにより、全ての配置パターンをツリー状に作
成する。そして、その作成したツリー状の配置パターン
の中から、より多くの段ボール箱を配置できるパターン
の上位のものを選択する。また、この選択した配置パタ
ーンの段ボール箱の上に、この配置パターンと対称形の
配置パターンの段ボール箱を積み上げたときの安定度を
判別し、最も安定していると判別された配置パターンを
パレット上への段ボール箱の配置パターンとして決定す
るブロックである。すなわち、請求項1及び2に記載の
配置シミュレーション手段及び判別手段は、積み付け演
算部12によって実現されている。
【0015】積み付け演算部12での演算の条件は、
「パレット上に載せる段ボール箱の数が最も多くなる積
み付け配置を検索する」、「荷崩れを起こしにくい積み
付け配置を検索する」といった2つの条件となってい
る。そのため、「全ての可能な配置パターンをツリー状
にたどる」、「求められた配置パターンとその対称形の
配置パターンとを交互に積んで安定しているか否かを判
別する」といった演算ルール(判別ルール)によって演
算を行う。また、このような演算の結果得られた配置パ
ターンを、必要に応じて表示部14に表示し、若しくは
印刷部13からプリントアウトするようになっている。
【0016】次に、上記構成の積み付けシミュレーショ
ンシステムの処理動作(主に、積み付け演算部12での
処理動作)について、具体的に説明する。
【0017】積み付け演算部12は、入力部11から入
力されたパレットの縦及び横の各寸法、及び段ボール箱
の縦、横及び高さの各寸法を内部メモリに記憶し、これ
らの各寸法に基づいて、パレット上に載せる段ボール箱
の配置パターンの演算を開始することになる。
【0018】このとき、パレット上にいかに多くの数の
段ボール箱を配置することができるかがまずポイントと
なる。ここで、段ボール箱をパレット上に載せる面(底
面)は、中に入れる商品の特性から予め決まっているも
のとする。すなわち、パレット上には、段ボール箱の決
まった1つの面が底面として載置されることになる。底
面が決まると、段ボール箱をパレット上に載せるときの
向きは、図2に示すように、例えば横長のパレット2に
対して、図中左側に示した載置状態の縦向き(この縦向
き状態を記号Aで表すものとする)と、図中右側に示し
た載置状態の横向き(この横向き状態を記号Bで表すも
のとする)との2つの向きパターンがある。
【0019】一方、段ボール箱1を並べていく方向は、
図3(a)〜(d)に示すように、パレット2の左辺2
1に沿って図中上方向に順次並べていくパターンと、図
4(a)〜(d)に示すように、パレット2の下辺22
に沿って図中右方向に並べていくパターンとの2つの並
びパターンがある。ここで、パレット2の左辺21に沿
って図中上方向に順次並べていくパターンを記号Xで表
し、パレット2の下辺22に沿って図中右方向に並べて
いくパターンを記号Yで表すものとする。
【0020】図3(a)〜(d)に示す例は、パレット
2の左下隅に段ボール箱1がAの縦向き状態で1個配置
(図3(a))されていて、次に載置する段ボール箱1
の方向が同じ縦向きのAのときを考えると、このときの
配置位置の決定ルールとしては、「すでに配置してある
段ボール箱1に重なることなく最も左に段ボール箱を配
置できる範囲」を選択する。図3(a)では斜線部が該
当範囲となる。次の決定ルールとして、「斜線部の範囲
の中でパレット2の上辺23側からみて最も下に配置で
きる位置」を選択し(図3(b)中に破線で示す位
置)、この位置に段ボール箱1を配置する(図3
(c))。このような段ボール箱1の並びパターンがX
である。
【0021】図4(a)〜(d)に示す例は、パレット
2の左下隅に段ボール箱1がAの縦向き状態で1個配置
(図4(a))されていて、次に載置する段ボール箱1
の方向が同じ縦向きのAのときを考えると、このときの
配置位置の決定ルールとしては、「すでに配置してある
段ボール箱1に重なることなく最も下に段ボール箱を配
置できる範囲」を選択する。図4(a)では斜線部が該
当範囲となる。次の決定ルールとして、「斜線部の範囲
の中でパレット2の右辺24側からみて最も左に配置で
きる位置」を選択し(図4(b)中に破線で示す位
置)、この位置に段ボール箱1を配置する(図4
(c))。このような段ボール箱1の並びパターンがY
である。
【0022】このように、段ボール箱1の向きパターン
は、図2に示すA、Bの2パターンであり、パレット2
に配置された1個の段ボール箱1に隣接して次の1個の
段ボール箱1を配置するときの並びパターンは図3
(a)〜(d)及び図4(a)〜(d)に示すX、Yの
2パターンであるので、1個の段ボール箱1に隣接して
次の1個の段ボール箱1を配置するときの全パターン
は、これらの組み合わせによる4パターンで表現するこ
とができる。
【0023】図5は、このような2通りの向きパターン
と2通りの並びパターンとの組み合わせによって段ボー
ル箱1をパレット2に載置したときの全配置パターンを
ツリー状に表現したものである。ただし、ここでは表現
しやすいように、上記で定義した各記号A、B、X、Y
のみを用いて表している。すなわち、段ボール箱1の向
きパターンA、パレット2の並びパターンXを選択した
場合をAX、段ボール箱1の向きパターンA、パレット
2の並びパターンYを選択した場合をAY、段ボール箱
1の向きパターンB、パレット2の並びパターンXを選
択した場合をBX、段ボール箱1の向きパターンB、パ
レット2の並びパターンYを選択した場合をBYとして
表している。
【0024】すなわち、最初、段ボール箱1をパレット
2に1個配置する場合の配置パターンは、AX、AY、
BX、BYの4パターンである。ただし、AXとAY、
BXとBYは、共に同じ配置パターンとなるが、この点
については後述する。
【0025】この4パターンのそれぞれについて、隣接
するように次の1個の段ボール箱1を配置すると、AX
の配置パターンからさらに4通りの配置パターンが得ら
れ、AYの配置パターンからさらに4通りの配置パター
ンが得られ、BXの配置パターンからさらに4通りの配
置パターンが得られ、BYの配置パターンからさらに4
通りの配置パターンが得られる。つまり、2個の段ボー
ル箱1、1を配置するパターンは、16通りあることに
なる。
【0026】このようにして、段ボール箱1がパレット
2からはみ出す限界まで配置パターンを順次作成して右
広がりのツリーを作成する。その結果、この作成したツ
リーの最も右側に位置する配置パターンが、パレット2
に最も多くの段ボール箱1を配置できるパターンとな
る。
【0027】ここで、上記した如く、このツリーには、
同一の配置パターンが重複して現れている。例えば、配
置パターンAXとAYとは、共に図3(a)に示す配置
パターンとなり、配置パターンBXとBYとは、共に図
4(a)に示す配置パターンとなる。そのため、図6に
示すように、配置パターンAYから始まるツリーはその
上の配置パターンAXに集約することができ、配置パタ
ーンBYはその上の配置パターンBXに集約することが
できる。これにより、配置パターンAY及びBYから下
(右側)のツリーの計算を省略することができ、計算速
度の向上が図れる。
【0028】次に、図2に示す段ボール箱1の2通りの
向きパターンA、Bと、図3及び図4に示す段ボール箱
1の2通りの並びパターンX、Yとの組み合わせと、図
6に示す配置パターンの集約方法とを用いて、段ボール
箱1をパレット2に配置していく具体的方法について、
図7を参照して説明する。
【0029】最初、段ボール箱1をパレット2に1個配
置するパターンは、図中の左端に示すように、配置パタ
ーンAXとBXとである。ここでは、上記した如く、配
置パターンAYは配置パターンAXに集約されており、
配置パターンBYは配置パターンBXに集約されてい
る。なお、この説明では、配置パターンBXについての
以後の説明は省略する。
【0030】次に、この配置パターンAXに隣接するよ
うに次の1個の段ボール箱1を配置するパターンは、図
示の如く、AXAX、AXAY、AXBX、AXBYの
4通りの配置パターンとなる。
【0031】次に、配置パターンAXAXに隣接するよ
うに次の1個の段ボール箱1を配置するパターンは、単
純に求めればAXAXAX、AXAXBX、AXAXA
Y、AXAXBYの4通りの配置パターンとなる。この
うち、配置パターンAXAXAYはAXAXAXに集約
され、配置パターンAXAXBYは配置パターンAXA
XBXに集約されるので、図7では、その右上側と右側
とに示す2通りの配置パターンAXAXAX、AXAX
BXとなる。
【0032】同様にして、配置パターンAXAYに隣接
するように次の1個の段ボール箱1を配置するパターン
は、単純に求めればAXAYAX、AXAYBX、AX
AYAY、AXAYBYの4通りの配置パターンとな
る。このうち、配置パターンAXAYAYは配置パター
ンAXAYAXに集約され、配置パターンAXAYBY
は配置パターンAXAYBXに集約される。また、配置
パターンAXAYAXはさらに配置パターンAXAXA
Xに集約されるので、図7では、配置パターンAXAY
から最上部の配置パターンAXAXAXに矢印が出てお
り(すなわち、集約されており)、配置パターンAXA
Yの右側に配置パターンAXAYBXが新たに図示され
ている。
【0033】同様にして、配置パターンAXBXに隣接
するように次の1個の段ボール箱1を配置するパターン
は、単純に求めればAXBXAX、AXBXBX、AX
BXAY、AXBXBYの4通りの配置パターンとな
る。このうち、配置パターンAXBXAXは配置パター
ンAXBXAYに集約され、配置パターンAXBXBX
は配置パターンAXBXBYに集約されるので、図7で
は、配置パターンAXBXから配置パターンAXAYB
Xに矢印が出ており(すなわち、集約されており)、配
置パターンAXBXの右側に配置パターンAXBXBY
が新たに図示されている。
【0034】同様にして、配置パターンAXBYに隣接
するように次の1個の段ボール箱1を配置するパターン
は、単純に求めればAXBYAX、AXBYBX、AX
BYAY、AXBYBYの4通りの配置パターンとな
る。このうち、配置パターンAXBYAXは配置パター
ンAXAXBXに集約され、配置パターンAXBYBX
は配置パターンAXBXBYに集約されるので、図7で
は、配置パターンAXBYから配置パターンAXAXB
Xと配置パターンAXBXBYとにそれぞれ矢印が出て
おり(すなわち、それぞれ集約されており)、配置パタ
ーンAXBYの右側に配置パターンAXBYAYが新た
に図示されており、配置パターンAXBYの右下側に配
置パターンAXBYBYが新たに図示されている。
【0035】以下の説明は省略するが、これら6通りの
配置パターンから、それぞれに隣接するように次の1個
の段ボール箱1を配置するパターンを、向きパターン及
び並びパターンの組み合わせと集約との手法を用いて同
様に作成すると、図示の如く右端の6通りの配置パター
ンとなる。
【0036】この6通りの配置パターンの中で、パレッ
ト2に載せる段ボール箱1の数が最も多くなる積み付け
配置を選択することになるが、この例では全て4個と同
じであるので、この時点では、これら6通りの配置パタ
ーンが全て選択されることになる。
【0037】この6通りの配置パターンは、パレット2
に段ボール箱1を1段のみ配置したパターンであるの
で、次に、これら6通りの配置パターンで段ボール箱1
を上に積み上げていったときの安定度を判別する。すな
わち、荷崩れを起こしにくい配置パターンを選択するこ
とになる。
【0038】安定度の判別においては、上記した如く、
次の判別ルールが用いられる。すなわち、求められた配
置パターンとその対称形の配置パターンとを交互に積ん
だ状態で、「上側に配置される段ボール箱の下側に、段
ボール箱の配置されない場所があるか否か」といった第
1の判別ルールと、「上側に配置される段ボール箱と下
側に配置される段ボール箱との向き及び並び位置が一致
するか否か」といった第2の判別ルールとで安定度を判
別する。
【0039】すなわち、図8(a)に示すように、上側
に積まれる段ボール箱1の下側に段ボール箱が配置され
ていない場所がある場合には、同図(b)に示すよう
に、上側に積まれた段ボール箱1が荷崩れしやすくな
る。また、図9(a)に示すように、上側に積まれる段
ボール箱と下側に配置される段ボール箱との向き及び並
び位置が一致する場合(すなわち、棒積みとなる場合)
にも、同図(b)に示すように、荷崩れしやすくなる。
【0040】そこで、このような荷崩れを防止するため
に、上記2つの判別ルールで安定度の判別を行う。図1
0(a)〜(f)は、上記6通りの配置パターンのそれ
ぞれについて、その配置パターンとその対称形(この例
では左右対称形)の配置パターンとを上下に積み重ねた
状態を図示している(上に積んだ方を破線で示してい
る)。そして、この図10(a)〜(f)に示す積み重
ねた方に基づき、まず第1の判別ルールに従って安定度
の高いものを判別する。すなわち、上側に配置される段
ボール箱と下側に配置された段ボール箱とが上下に重な
る割合が上位の配置パターンを選択する。その結果、図
10に示す例では、(a)の配置パターンと(e)の配
置パターンとが完全に一致するので、この2つの配置パ
ターンが選択される。次に、この2つの配置パターンに
ついて、第2の判別ルールに従ってりよ安定度の高いも
のを判別する。すなわち、上側に配置される段ボール箱
と下側に配置される段ボール箱との向き及び並び位置が
一致するか(すなわち、棒積みになるか)どうかを判別
する。その結果、(a)に示す配置パターンは棒積みと
なるが、(e)に示す配置パターンは棒積みとはならな
いので、最終的に(e)に示す配置パターンが選択され
ることになる。
【0041】
【発明の効果】本発明の積み付けシミュレーションシス
テム及び積み付けシミュレーション方法によれば、積載
台の縦及び横の各寸法、箱体の縦、横及び高さの各寸法
を入力するだけの簡単な工数のみで、最も効率的かつ安
定的な積み付けパターンを自動的に演算することができ
る。また、従来の積み付けシミュレーションシステムの
ように、積み付け方法の情報を予めデータベースに登録
しておく必要がないので、積載台の寸法や箱体の寸法が
変更になった場合でも、迅速に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の積み付けシミュレーションシステムの
基本的構成を示すブロック図である。
【図2】パレットに配置される段ボール箱の向きのパタ
ーンを説明するための図である。
【図3】(a)〜(c)は、配置位置の決定ルールを説
明するための説明図、(d)は配置後の斜視図である。
【図4】(a)〜(c)は、配置位置の決定ルールを説
明するための説明図、(d)は配置後の斜視図である。
【図5】段ボール箱の向きパターンと並びパターンとの
組み合わせによって配置していく状態を記号化してツリ
ー状に示す説明図である。
【図6】図5に示すツリー図において、同じ配置パター
ンを集約する手順を説明するための図である。
【図7】段ボール箱の向きパターンと並びパターンとの
組み合わせと、配置パターンの集約方法とを用いて、段
ボール箱をパレットに配置していく様子を具体的に示す
説明図である。
【図8】(a)、(b)は荷崩れしやすい積み方の一例
を示す斜視図である。
【図9】(a)、(b)は荷崩れしやすい積み方の一例
を示す斜視図である。
【図10】(a)〜(f)は、6通りの配置パターンの
それぞれについて、その配置パターンとその対称形(こ
の例では左右対称形)の配置パターンとを上下に積み重
ねた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
11 入力部 12 積み付け演算部 13 印刷部 14 表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定面積の四角形状の積載台に直方体形
    状の箱体を積み付けるためのシミュレーションシステム
    であって、 積載台の縦及び横の各寸法、箱体の縦、横及び高さの各
    寸法を入力する入力手段と、 この入力手段によって入力された各寸法に基づき、箱体
    の決まった1つの面を底面として、箱体を積載台上に載
    せるときの縦向き及び横向きの向きパターンと、箱体を
    積載台上に並べるときの縦方向及び横方向の並びパター
    ンとの全ての組み合わせを、箱体を積載台上に1個ずつ
    載せるたびに順次実行することによって全ての配置パタ
    ーンを作成し、その作成した配置パターンの中から、よ
    り多くの箱体を配置できるパターンの上位のものを選択
    する配置シミュレーション手段と、 この配置シミュレーション手段によって選択された配置
    パターンの箱体の上に、この配置パターンと対称形の配
    置パターンの箱体を積み上げたときの安定度を判別する
    判別手段とを備え、 この判別手段によって最も安定していると判別された配
    置パターンを積載台上への箱体の配置パターンとして決
    定することを特徴とする積み付けシミュレーションシス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、上側に配置される箱体
    の下側に、箱体の配置されない場所があるか否かといっ
    た第1の判別条件と、上側に配置される箱体と下側に配
    置される箱体との向き及び並び位置が一致するか否かと
    いった第2の判別条件とで安定度を判別する請求項1に
    記載の積み付けシミュレーションシステム。
  3. 【請求項3】 一定面積の四角形状の積載台に直方体形
    状の箱体を積み付けるためのシミュレーション方法であ
    って、 積載台の縦及び横の各寸法、箱体の縦、横及び高さの各
    寸法に基づき、箱体の決まった1つの面を底面として、
    箱体を積載台上に載せるときの縦向き及び横向きの向き
    パターンと、箱体を積載台上に並べるときの縦方向及び
    横方向の並びパターンとの全ての組み合わせを、箱体を
    積載台上に1個ずつ載せるたびに順次実行することによ
    って全ての配置パターンを作成する手順と、 作成された配置パターンの中から、より多くの箱体を配
    置できるパターンの上位のものを選択する手順と、 選択された配置パターンの箱体の上に、この配置パター
    ンと対称形の配置パターンの箱体を積み上げたときの安
    定度を判別する手順と、 最も安定していると判別された配置パターンを積載台上
    への箱体の配置パターンとして決定する手順とからなる
    ことを特徴とする積み付けシミュレーション方法。
  4. 【請求項4】 安定度を判別する手順は、上側に配置さ
    れる箱体の下側に箱体の配置されない場所があるか否か
    を判別する第1の判別手順と、上側に配置される箱体と
    下側に配置される箱体との向き及び並び位置が一致する
    か否かを判別する第2の判別手順とからなる請求項3に
    記載の積み付けシミュレーション方法。
JP10174808A 1998-06-22 1998-06-22 積み付けシミュレーションシステム及びシミュレーション方法 Pending JP2000007155A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10174808A JP2000007155A (ja) 1998-06-22 1998-06-22 積み付けシミュレーションシステム及びシミュレーション方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10174808A JP2000007155A (ja) 1998-06-22 1998-06-22 積み付けシミュレーションシステム及びシミュレーション方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000007155A true JP2000007155A (ja) 2000-01-11

Family

ID=15985037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10174808A Pending JP2000007155A (ja) 1998-06-22 1998-06-22 積み付けシミュレーションシステム及びシミュレーション方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000007155A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017165565A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 ファナック株式会社 複数の種類の物品を積み付けるための積み付けパターン計算装置および積み付け装置
KR20210036702A (ko) 2019-09-26 2021-04-05 주식회사 엘지화학 팔레트에 박스가 최대로 적재될 수 있도록 시뮬레이션을 통해 결정하는 방법 및 이를 이용한 적재 방법
CN113183156A (zh) * 2021-05-17 2021-07-30 广东工业大学 一种基于数字孪生技术的智能码垛方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017165565A (ja) * 2016-03-17 2017-09-21 ファナック株式会社 複数の種類の物品を積み付けるための積み付けパターン計算装置および積み付け装置
US9957120B2 (en) 2016-03-17 2018-05-01 Fanuc Corporation Stowage pattern calculation device and stowage device for stowing plurality types of objects
KR20210036702A (ko) 2019-09-26 2021-04-05 주식회사 엘지화학 팔레트에 박스가 최대로 적재될 수 있도록 시뮬레이션을 통해 결정하는 방법 및 이를 이용한 적재 방법
CN113183156A (zh) * 2021-05-17 2021-07-30 广东工业大学 一种基于数字孪生技术的智能码垛方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030110102A1 (en) Method for goods arrangement and its system
US7266422B1 (en) Automated palletizing cases having mixed sizes and shapes
US20040133483A1 (en) Storage optimization system and method
JP7251112B2 (ja) 積付計画作成装置
CN112085385A (zh) 基于订单的稳定混箱垛型供箱序列的生成系统及其方法
CN109948991A (zh) 一种智能装箱方法、设备及存储介质
US20190354924A1 (en) Work support device and work support method
CN113071935B (zh) 一种自动码垛方法
Júnior et al. A hybrid approach for a multi-compartment container loading problem
Beckschäfer et al. Simulating storage policies for an automated grid-based warehouse system
JP3736355B2 (ja) 梱包形態決定装置、梱包関連情報管理システム
JP2000007155A (ja) 積み付けシミュレーションシステム及びシミュレーション方法
CN110228640A (zh) 一种多规格板件打包方法
Abdou et al. 3D random stacking of weakly heterogeneous palletization problems
CN115676410B (zh) 一种集装箱箱位识别方法、装置、设备和介质
JP3336889B2 (ja) 収納割付装置
WO2003052645A1 (en) Method of designing power vias in an ic layout
JP2008143663A (ja) 積込順序決定装置、積込順序決定方法、及び積込順序決定プログラム
JP2002019963A (ja) 積み付けシミュレーション方法
JP3335473B2 (ja) 梱包効率演算装置
JPH04303328A (ja) カートン配置決定方法
JPH0683913A (ja) 自動設計システム
JP2002120938A (ja) 搬送用荷姿並びにその構築方法および構築システム
Chung et al. A genetic algorithm for the generalised sequencing problem for automated storage and retrieval systems
Delorme et al. Exact decomposition approaches for a single container loading problem with stacking constraints and medium-sized weakly heterogeneous items