JP2000005866A - 金属鋳造用装置及びこの装置を用いた金属の鋳造方法 - Google Patents

金属鋳造用装置及びこの装置を用いた金属の鋳造方法

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JP2000005866A
JP2000005866A JP19367298A JP19367298A JP2000005866A JP 2000005866 A JP2000005866 A JP 2000005866A JP 19367298 A JP19367298 A JP 19367298A JP 19367298 A JP19367298 A JP 19367298A JP 2000005866 A JP2000005866 A JP 2000005866A
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casting
crucible
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pressurized gas
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Norihiro Tsugaya
紀宏 都賀谷
Matsuyuki Miyake
松之 三宅
Yasuhiko Kuwamura
康彦 桑村
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Nissin Co Ltd
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Nissin Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C13/00Dental prostheses; Making same
    • A61C13/0003Making bridge-work, inlays, implants or the like

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高融点金属を鋳造するのに適した装置及びこ
の装置を用いた金属の鋳造方法を提供する。 【解決手段】 圧力制御可能な鋳造室1内に、ルツボ2
と鋳型3とアーク放電用の電極棒10が設けられてお
り、鋳型3の鋳込み口5に近接するルツボ2の流出端部
側に支軸6が存在し、ルツボ2が支軸6を中心として傾
斜可能で、ルツボ2の非流出端部側にルツボ傾斜手段7
が存在し、ルツボ2上での金属4のアーク溶融が開始さ
れてから、溶融が進行し、ルツボ2が傾斜して溶融状態
の金属4が落下するまでの間、金属−電極棒間の間隔が
ほぼ一定に保たれ、金属4が流動して落下する間もアー
ク放電が継続される。この際、鋳造室1に、減圧ポンプ
12と加圧ガス供給源13を接続し、圧力制御されたガ
ス供給圧力P1 を、鋳込みに必要なガス圧力P2 よりも
大きくし、ガス圧力P2 に達した時点で加圧ガスの供給
を遮断することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科の分野におい
て使用される金属、例えばチタン等の高融点金属を鋳造
するのに適した金属鋳造用装置に関するものである。
又、本発明は、このような装置を使用して、より高い鋳
込み能力で鋳造を行うことが可能な方法に関するもので
もある。
【0002】
【従来の技術】今日までに、虫歯や脱落した歯を修復す
る際に補綴物が利用されてきており、このような歯科用
補綴物を構成する材料としては、高融点金属、例えばチ
タン、ジルコニウム、白金等やこれらの合金が使用され
ている。その中でも特にチタンは、強度、軽さ、耐蝕
性、生体適合性、価格等の点において非常に適した材料
であり、広く使用されている。そして、このような金属
を用いて歯科用補綴物を作製する際には、所望の形状の
空洞部が形成された鋳型が使用され、この鋳型の空洞部
内に、上記の金属を溶融させた状態で直接注入して成型
後、鋳型を破壊して鋳造物を取り出すのが一般的であ
る。
【0003】これまでに使用されてきている一般的な金
属鋳造用装置としては、図2に示されるような、鋳造空
洞9が形成された鋳型3の上方に、傾倒可能な金属製の
ルツボ2が配置された構造のものがある。この装置は、
ルツボ2の上面に載せた金属4を不活性ガス(例えばア
ルゴンガス)雰囲気中でアーク融解させ、金属4が完全
に溶融した時点で、ルツボ2を傾倒させて鋳型3の鋳込
み口5へ溶融金属を流し込み、開閉弁(電気式開閉弁)
14が開いて、圧力調整器17により設定された圧力値
で加圧ガス供給源13から鋳造室1の内部へ加圧ガスが
流入し、鋳造室1の内部がガス加圧されて、鋳造を行う
ものである。この装置では、ルツボ2は、支軸6(支
点)を中心として下方側へ傾倒するように移動し、2’
の位置で止まる。この場合において、一般的に、金属鋳
造用装置の鋳込み能力は、この圧力値に比例し、向上す
るとされている。尚、図2の装置の陰極側の電極棒10
としては、一般的なタングステン電極棒が使用される。
【0004】しかしながら、この図2に示される金属鋳
造用装置では、鋳型3の上方に配置されるルツボ2にお
ける支軸6が、鋳型3の鋳込み口5から遠い方に位置し
ているために、ルツボ2と鋳型3との間に、傾倒終了時
のルツボ2が鋳型3と接触しないようにするための間隔
を設ける必要があり、よって、溶融された金属は、この
間隔よりも大きい距離を落下することになる。一般的
に、この間隔は4〜5cm程度であるので、このような
装置では、溶融状態にある金属を高い温度のままで鋳型
3内の鋳造空洞9に落下させることが難しいという問題
点があり、装置を小型化することにも制限がある。しか
も、このような構造の装置の場合には、溶融した金属が
一定の幅で落下するため、鋳込み口5の周囲に溶融した
金属が付着したり、金属の落下位置にバラツキが生じる
という問題点もある。更に、この装置の場合には、ルツ
ボが傾斜し始めると、金属−電極棒間の距離が変動する
(大きくなる)ため、直ちにアーク放電が停止されて、
溶融金属の適度なオーバーヒートが全く実現されず、こ
のことにより、高い温度の溶融金属を鋳型3内に鋳込む
ことが困難であるという問題点もある。
【0005】またこれとは別に、図2に示される構造の
装置の場合には、鋳込み能力に関係する圧力値が圧力調
整器17により一義的に決定されるため、より高い鋳込
み能力を得ようとすると、圧力調整器17の設定圧力値
をより高い値とする必要があり、これに伴い、鋳造室1
の耐圧力構造をより強化する必要が生じてくるという問
題点がある。又、鋳造室1の内部には、圧力調整器17
により設定された圧力値に達するまでガスの供給が行わ
れるので、1回の鋳造工程において、より多量のガスが
消費されることになるという問題点もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決し、アーク放電によって溶融状態にある高温の
金属、特にチタン等の歯科用高融点金属を温度低下させ
ることなく鋳型内に鋳込み可能な構造を有する金属鋳造
用装置を提供することを課題とする。又、加圧ガスを利
用して、より高い鋳込み能力を得ながら、軽微な耐圧力
構造鋳造室が使用可能であり、しかも、鋳造工程におけ
る加圧ガスの消費量を低減させることが可能な金属鋳造
用装置を提供することも、本発明の課題である。更に、
本発明は、上記の装置を使用して、より高い鋳込み能力
で鋳造を行うことが可能な方法を提供することを課題と
するものでもある。
【0007】
【課題を解決するための手段】高融点金属を鋳造するの
に適した本発明の金属鋳造用装置は、内部圧力を制御可
能な鋳造室1の内部に、ルツボ2と鋳型3が設けられて
おり、上記ルツボ2の上方には、該ルツボ2上に載置さ
れる金属4をアーク放電によって溶融させるための電極
棒10が設けられており、上記ルツボ2が、支軸6を中
心としてルツボ2上で溶融された金属4を上記鋳型3の
鋳込み口5へ流し込むように傾斜可能であり、上記支軸
6が、上記鋳込み口5に近接する上記ルツボ2の流出端
部側に位置し、上記ルツボ2の非流出端部側に、該非流
出端部を上方へ引き上げてルツボを傾斜させるための傾
斜手段7が設けられているものにおいて、上記支軸6
が、上記ルツボ2上でのアーク放電による金属4の溶融
が開始されてから、該金属4の溶融が進行し、溶融状態
となった金属4が該ルツボ2の傾斜により流動して落下
するまでの間、上記金属4と上記電極棒10の先端との
間隔がほぼ一定に保たれる位置に設けられていること、
及び、上記ルツボ2が傾斜し、溶融状態となった金属4
が該ルツボ2上を流動して落下する間も、溶融状態にあ
る金属4と上記電極棒10の先端との間にアーク放電が
継続されるようにアーク放電が制御されることを特徴と
する。
【0008】又、本発明は、上述の構造を有する金属鋳
造用装置において、上記鋳造室1に、該鋳造室1の内部
を減圧状態とすることが可能な減圧ポンプ12と、該鋳
造室1の内部へ加圧ガスを供給する加圧ガス供給源13
とが接続されており、上記加圧ガス供給源13から上記
鋳造室1内へ供給される加圧ガスの流入が開閉弁14に
よって制御され、上記加圧ガス供給源13のガス供給圧
力P1 が、上記鋳型3の鋳型空洞9内へ溶融状態の金属
を鋳込み不足なく鋳込むのに必要なガス圧力P2 よりも
大きく、上記ルツボ2が傾斜することにより該ルツボ2
上で溶融された金属4が上記鋳型3の鋳込み口5へ流し
込まれた際に、上記開閉弁14が開状態となり、上記加
圧ガス供給源13から上記鋳造室1内へ加圧ガスが流入
し、上記鋳造室1の内部圧力が上記ガス圧力P2 に達し
た時点で、上記鋳造室1内への加圧ガスの流入が上記開
閉弁14によって遮断される構造であることを特徴とす
るものでもある。
【0009】更に、本発明の金属鋳造方法は、内部圧力
を制御可能な鋳造室1の内部に、ルツボ2と鋳型3が設
けられており、上記ルツボ2の上方には、該ルツボ2上
に載置される金属4をアーク放電によって溶融させるた
めの電極棒10が設けられており、上記ルツボ2が、支
軸6を中心としてルツボ2上で溶融された金属4を上記
鋳型3の鋳込み口5へ流し込むように傾斜可能であり、
上記支軸6が、上記鋳込み口5に近接する上記ルツボ2
の流出端部側に位置し、該ルツボ2上でのアーク放電に
よる金属4の溶融が開始されてから、該金属4の溶融が
進行し、溶融状態となった金属4が該ルツボ2の傾斜に
より流動して落下するまでの間、上記金属4と上記電極
棒10の先端との間隔がほぼ一定に保たれる位置に設け
られており、上記ルツボ2の非流出端部側に、該非流出
端部を上方へ引き上げてルツボを傾斜させるための傾斜
手段7が設けられた構造を有する金属鋳造用装置を用い
て金属を鋳造する方法であって、上記ルツボ2上に金属
4を載置した後、上記金属4と上記電極棒10との間に
電圧を印加してアーク放電を生じさせ、該金属4が溶融
して流動可能な状態となった時点で、上記ルツボ2を傾
斜させ、溶融状態にある金属4を上記鋳型3の鋳込み口
5へ流し込む際、溶融状態となった金属4が上記ルツボ
2上を流動して落下する間においても、溶融状態にある
金属4と上記電極棒10の先端との間にアーク放電を継
続させることを特徴とする。
【0010】又、本発明は、上述の方法において、上記
金属鋳造用装置として、上記鋳造室1に、該鋳造室1の
内部を減圧状態とすることが可能な減圧ポンプ12と、
該鋳造室1の内部へ加圧ガスを供給する加圧ガス供給源
13とが接続され、上記加圧ガス供給源13から上記鋳
造室1内へ供給される加圧ガスの流入が開閉弁14によ
って制御可能な構造を有するものを使用し、上記加圧ガ
ス供給源13のガス供給圧力P1 が、上記鋳型3の鋳型
空洞9内へ溶融状態の金属を鋳込み不足なく鋳込むのに
必要なガス圧力P2 よりも大きくなるようにし、上記開
閉弁14を、上記ルツボ2の傾斜によって該ルツボ2上
で溶融された金属4が上記鋳型3の鋳込み口5へ流し込
まれた際に開状態となるように、かつ、上記加圧ガス供
給源13から上記鋳造室1内へ加圧ガスが流入するよう
に制御し、上記鋳造室1の内部圧力が上記ガス圧力P2
に達した時点で、上記鋳造室1内への加圧ガスの流入を
上記開閉弁14によって遮断することを特徴とするもの
でもある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の金属鋳造用装置の
一例を図面に示して本発明を説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。図1は、本発明の金属鋳造
用装置を使用して鋳造を行う際の状態を示す図である。
本発明の金属鋳造用装置では、内部圧力を制御可能な構
造を有した鋳造室1の内部に、ルツボ2と鋳型3が設け
られており、ルツボ2の上方には、ルツボ2に載置され
る金属4をアーク溶融させるための電極棒10が設けら
れている。この電極棒10には、一般的なタングステン
電極棒等が使用され、ルツボ2としては金属ルツボが使
用される。そして、このルツボ2は、その上面でアーク
溶融された金属4を、鋳型3の鋳込み口5へ流し込むこ
とができるように、支軸6を中心として傾斜可能な構造
を有している。
【0012】本発明の装置における支軸6は、鋳込み口
5に近接するルツボ2の流出端部側に位置し、ルツボ2
の非流出端部側(即ち、鋳込み口5から遠い側)が支軸
6を中心として持ち上げられるようになっており、しか
も、ルツボ2上でのアーク放電による金属4の溶融が開
始されてから、金属4の溶融が進行して、溶融状態とな
った金属4がルツボ2の傾斜により流動して落下するま
での間、金属4と電極棒10の先端との間隔がほぼ一定
に保たれて、ルツボ2が傾斜し始めてからも両者間に電
流が継続して流れ、アーク放電が継続して達成できる位
置にあり、ルツボ2が傾斜して溶融状態にある金属4が
流動して落下する間も金属4−電極棒10間に電圧が印
加され、金属4−電極棒10間のアーク放電が継続され
るように制御される。
【0013】図3には、(a)本発明の装置を使用した
場合と、(b)従来の装置を使用した場合における、ア
ーク放電開始から鋳造終了までの、金属−電極棒間の間
隔(l)の時間的変動と、アーク放電電流の時間的変動
を示すグラフ(左側の図)と共に、ルツボが傾斜するこ
とにより金属−電極棒間の間隔が変動する様子を示す図
(右側の図)が示されている。図3(a)に示されるよ
うに、本発明の装置の場合には、アーク放電開始から鋳
造終了までの間、ルツボが傾斜しても、金属−電極棒間
の間隔(l1 )が変動せずに一定であり(実線で示され
ている)、このため、ルツボが傾斜し始めてもアーク放
電が継続でき、アーク放電はルツボの傾斜が終了するま
で(ルツボ上に金属がなくなるまで)達成可能で、アー
ク放電の停止時期を任意に選択することができ、溶融状
態にある金属の温度低下が防止される。この図におい
て、点線で示されているのが、アーク放電電流の時間的
変動である。これに対して、従来の装置の場合には、図
3(b)に示されるように、ルツボが傾斜する前と後で
は、金属−電極棒間の間隔がl1 からl2 に変動するた
めに、ルツボが傾斜し始めるとアーク放電が必然的に停
止され、アーク放電が停止されてから金属が鋳型に流し
込まれるまでの金属の温度低下を防止することができな
い。
【0014】尚、本発明の装置には、ルツボ2の非流出
端部側に、該非流出端部を上方へ引き上げてルツボを傾
斜させるための傾斜手段7が設けられており、この傾斜
手段7の構造は図面に例示したものに限定されない。こ
の傾斜手段7としては、図1に示されるような、シーソ
ーと同様の構造を有するものが特に好ましく、図1にお
ける傾斜手段7は、一方の端部(ルツボ2に近い方の端
部)が、ルツボ2の非流出端部側の底面と接触し、他方
の端部には、支軸6を中心としてルツボ2を引き上げる
ことができるように重り15が取付けられている。図1
の装置の場合、金属4が溶融される前の状態では、実線
で示されるように、傾斜手段7のルツボ2側が下がった
状態で保持され、ルツボ2が水平に位置するが、金属4
が完全に溶融した際には、傾斜手段7の保持が解除さ
れ、傾斜手段7の重り15が取付けられた側の端部が下
がると同時に、ルツボ2が支軸6を中心として傾斜し、
ルツボ及び傾斜手段はそれぞれ、点線で示されている
2’、7’の位置に達する。
【0015】本発明では、鋳型3の構造は特に限定され
るものではなく、図1に示されるような、側壁側に鋳込
み口5を有し、鋳込み口5と近接するようにしてルツボ
2が配置され、鋳型3の内部に、鋳込み口5から斜め下
方に向かって形成された滞留部8を経て斜め上方に鋳造
空洞9が形成された構造のものであっても、鋳型3の上
面側に鋳込み口5が設けられた一般的な構造のものであ
っても良く、前者の場合には、以下に述べるガス圧力を
利用した方法により金属鋳造を実施する。尚、図1の装
置では、種々の大きさの鋳型3に対応できるように、ス
ライド可能な固定部材11が設けられている。
【0016】図1に示される本発明の金属鋳造用装置に
おいては、気密性を有する鋳造室1に、鋳造室1の内部
を減圧状態とすることが可能な減圧ポンプ12と、鋳造
室1の内部へ加圧ガスを供給する加圧ガス供給源13
(一般的にはアルゴンガスボンベ等の不活性ガスボン
ベ)が接続されており、加圧ガス供給源13から鋳造室
1内へ供給される加圧ガスの流入が開閉弁14によって
制御されるようになっている。そして、この装置の場
合、鋳造前には開閉弁14が閉鎖され、減圧ポンプ12
によって鋳造室1の内部が減圧状態とされ、アーク放電
により溶融した金属を鋳型3の鋳型空洞9内へ鋳込む際
に、減圧ポンプ12による減圧が遮断されて開閉弁14
が開状態となり、鋳造室1内が所定圧力に加圧され、鋳
造が行われる。尚、図1に例示した圧力制御タイプの本
発明の装置における鋳造室1には、鋳造室1の内部圧力
を検出可能な圧力検出器16と、加圧ガス供給源13か
らの供給ガス圧力を、予め一定圧力、即ち、溶融金属が
流動可能な時間内に鋳造空洞9へ鋳込むのに必要な圧力
に調整するための圧力調整器17が設けられている。本
発明では、このような圧力検出器16として電気式圧力
検出器が使用されるのが一般的であるが、これに限定さ
れるものではない。
【0017】この図1の金属鋳造用装置を使用する場
合、加圧ガス供給源13のガス供給圧力P1 が、鋳型3
の鋳型空洞9内へ溶融状態の金属を鋳込み不足なく鋳込
むのに必要なガス圧力P2 よりも大きく、ルツボ2が傾
斜することにより該ルツボ2上で溶融された金属4が鋳
型3の鋳込み口5へ流し込まれた際に、開閉弁14が開
状態となり、加圧ガス供給源13から鋳造室1内へ加圧
ガスが流入し、鋳造室1の内部圧力がガス圧力P2 に達
した時点で、圧力検出器16から開閉弁14に制御信号
が送られ、鋳造室1内への加圧ガスの流入が開閉弁14
によって瞬時に遮断されることが好ましい。このように
して、鋳造室内が急速に加圧される構造を有する本発明
の装置を用いて得られた鋳造品は均質なものであり、鋳
込み性(パターンの忠実性)の点において優れており、
鋳型空洞9へ溶融状態の金属を鋳込み不足なく鋳込むの
に必要かつ最低の不活性ガス消費量にすることができ
る。不活性ガス消費量が少ないということは言い換える
と、鋳造室1の内部圧力も軽減することになるため、そ
の耐圧構造も、目的とする鋳込みに対して必要かつ最低
の強度で足ることになる。本発明では、この開閉弁14
によって、鋳造室1の内部圧力がガス圧力P2 を越えな
いように調整され、この開閉弁14は、弁の開閉が電気
的に制御されるもの(電気式開閉弁)であっても、機械
的に制御されるもの(機械式開閉弁)であっても良い。
又、この開閉弁14は、圧力検出器16からの信号によ
って開閉制御されても、圧力検出器16からの制御を受
けずに、鋳造室1の内部圧力がガス圧力P2 に達するま
での時間の間だけ開くように制御される時間制御タイプ
のものであっても良い。
【0018】図4には、(a)本発明の装置を使用した
場合と、(b)従来の装置を使用した場合における、ア
ーク放電開始から鋳造終了までの間の、アーク放電電流
の時間的変動と、鋳造室内の圧力の時間的変動を示すグ
ラフが示されている。図4(a)に示されるように、本
発明の装置の場合には、ルツボが傾斜し始めてもアーク
放電電流が一定値に保たれ、ルツボ上の金属への加熱が
継続され(点線で示されている)、溶融状態の金属が鋳
型内に流し込まれてから、鋳造室内が短時間で所定の圧
力値にまで加圧されることがわかる。これに対して、従
来の装置の場合には、図4(b)に示されるように、ル
ツボが傾斜し始めるとほぼ同時にアーク放電が停止し、
溶融状態にある金属は、鋳型に流し込まれる間は一切加
熱されず、又、所定の圧力値に達するまでの時間も、
(a)の場合よりも長くなり、高融点金属の鋳造の場合
には、充分な鋳込み性を得るのが困難である。
【0019】図5は、一般的な内容積を有する歯科金属
鋳造用装置の鋳造室内に、4kgf/cm2 及び10k
gf/cm2 の圧力でガス充填を行った時の鋳造室の内
部圧力‐時間曲線の一例である。ガス充填とは、すなわ
ち高圧側より低圧側へのガスの流れであり、この圧力差
が大きい程、溶融金属が鋳型空洞内へ早く強く流れ込む
ことになる。図5に示されるように、鋳造室内へガス充
填を行った場合、ガスの流入に伴い、この圧力差が減少
し、最終的に圧力差が無くなった時点で、ガスの移動が
無くなり充填が終了され、10kgf/cm2 の圧力で
ガス充填を行った時に鋳造室内のゲージ圧(本明細書で
は、鋳造室の内部圧力を、大気圧との圧力差として表示
しており、大気圧(1気圧)が0で、1気圧以下の圧力
を負の圧力として表示している)が3kgf/cm2
なるまでの時間s1 と、4kgf/cm2 の圧力でガス
充填を行った時に鋳造室内のゲージ圧が3kgf/cm
2になるまでの時間s2 とでは、s1 の方がs2 よりも
小さく、10kgf/cm2 の圧力でガス充填を行った
時の圧力上昇率θ1 の方が、4kgf/cm2 の圧力で
ガス充填を行った時の圧力上昇率θ2 よりも大きい。こ
れを、金属鋳造用装置に置き換えて見ると、鋳型空洞9
へ溶融金属を押し込むのに必要な圧力が今仮に4kgf
/cm2 必要だとすると、圧力調整器11の設定圧力値
は4kgf/cm2 で良いはずであるが、溶融金属は時
間の経過と共に凝固するため、流動可能時間内に鋳造が
行われないと、鋳込み不足となってしまう。特に、チタ
ンなどのように高融点金属は流動可能時間が非常に短
く、圧力上昇率θ2 では完全な鋳込成形は行えない場合
が起こり得る。
【0020】図6は、本発明の金属鋳造用装置におけ
る、加圧ガス供給源13のガス供給圧力P1 と、鋳型3
の鋳型空洞9内へ溶融状態の金属を鋳込み不足なく鋳込
むのに必要なガス圧力P2 との関係を示したものであ
る。図6に示されるように、本発明の装置にあっては、
加圧ガス供給源13のガス供給圧力P1 の方が、鋳込み
に必要とされるガス圧力P2 よりも大きく、ガス供給圧
力がP1 の時に鋳造室の内部圧力がP2 に到達するまで
の時間s1 の方が、溶融金属の流動可能時間sp よりも
小さい。本発明の装置を用いて鋳造を行う場合において
一般的なP2 の値は1〜3kgf/cm2 であり、s1
<sp の条件を満たすのに一般的なP1 の値は5〜9k
gf/cm2 である。ただし、P1 の一般的な上限値が
9kgf/cm2 であるのは、一般的な鋳造室の耐圧が
10kgf/cm2 以下に設定されているためであり、
鋳造室1が更に大きな圧力にも耐え得る耐圧構造を有す
るものである場合には、P1 が9kgf/cm2 を越え
ても良い。
【0021】上述の装置を使用して金属を鋳造するため
の本発明の方法では、ルツボ2上に金属4を載置した
後、金属4と電極棒10との間に電圧を印加してアーク
放電を生じさせ、該金属4が溶融して流動可能な状態と
なった時点で、ルツボ2を傾斜させ、溶融状態にある金
属4を鋳型3の鋳込み口5へ流し込む際、溶融状態とな
った金属4がルツボ2上を流動して落下する間において
も、溶融状態にある金属4と電極棒10の先端との間に
アーク放電が継続するようにアーク放電電流を制御する
(図3(a)参照)。又、加圧ガスを使用して金属鋳造
を行う本発明の方法においては、前記装置の開閉弁14
を、ルツボ2の傾斜によって該ルツボ2上で溶融された
金属4が鋳型3の鋳込み口5へ流し込まれた際に開状態
とすることによって、加圧ガス供給源13から鋳造室1
内へ加圧ガスが流入するように制御し、鋳造室1の内部
圧力がガス圧力P2 に達した時点で、鋳造室1内への加
圧ガスの流入を開閉弁14によって遮断する(図3
(b)参照)。
【0022】
【実施例】次に、図1に示した構造の本発明による金属
鋳造用装置を使用して、(a)ルツボが傾斜し始めて溶
融金属が流動落下する間もアーク放電を継続した場合
と、(b)ルツボが傾斜し始めると同時にアーク放電を
停止した場合との、有効鋳込み金属量比較実験を行った
際の実験結果を示す。上記(a)及び(b)の場合の有
効鋳込み金属量(有効率)は、ロスト・ワックス法によ
り、金属4(溶融前のインゴット)の体積より充分に大
きな鋳造空洞9を有する鋳型3を用いて鋳込みを行い、
鋳造空洞9及びスプルーを満たした金属重量(これを金
属4の重量で除して百分率にて表示したもの)を計量し
た。各場合とも2種類の金属4(サイズ・重量)にてそ
れぞれ6回の実験を行って評価用サンプルを得た。
【0023】使用金属:JIS2種チタン 金属サイズ(重量):φ30mm×高さ12mm(40
g) φ25mm×高さ12mm(25g) 鋳型材:セレベストD スプルー:φ3.2mm×長さ10mm パターン:φ30mm×高さ15mm 鋳型温度:700℃ 加圧条件:加圧ガス供給源12から減圧状態(−70c
mHg、常圧よりも70cmHg低い圧力)の鋳造室内
へ供給される加圧ガスの圧力P1 と鋳造室内のゲージ圧
2 については次の通りである。 P1 =4kgf/cm2 、P2 =3kgf/cm2 上記鋳造実験により得られた鋳造品の有効鋳込み金属量
(有効率)を、以下の表1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】上記表1の実験結果に示されるように、本
発明の金属鋳造用装置を使用した場合であっても、ルツ
ボが傾斜し始めて溶融金属が流動落下する間もアーク放
電を継続した場合は、ルツボの傾斜と同時にアーク放電
を停止した場合(従来の傾倒式金属鋳造用装置を使用し
た場合に相当する)に比べて、有効鋳込み金属量が大き
く、鋳造後にルツボ内に残留する金属量が少ないので、
必要最小限の量の金属を用いて非常に効率の良い鋳造が
行える。
【0026】
【発明の効果】本発明の金属鋳造用装置では、ルツボが
傾斜する間もアーク放電が実施でき、鋳型内へ鋳造され
る際に、高い融点を有する金属や合金の溶融状態を保つ
ことができ、しかも、溶融された金属を一定位置に流し
込むことができるので、品質の良い鋳造品が得られ、歯
科用補綴物として特に優れた材料であるチタン等の高融
点金属の鋳造に適している。又、本発明の方法を用いる
ことにより、溶融状態にある金属の流動可動時間内での
鋳造が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属鋳造用装置を用いて鋳造を行う際
の状態を示す図である。
【図2】従来より知られている一般的な金属鋳造用装置
の内部構造を示す図である。
【図3】(a)本発明の装置を使用した場合と、(b)
従来の装置を使用した場合における、アーク放電開始か
ら鋳造終了までの、金属−電極棒間の間隔の時間的変動
と、アーク放電電流の時間的変動を示すグラフ(左
図)、及び、ルツボが傾斜することにより金属−電極棒
間の間隔が変動する様子を示す図(右図)である。
【図4】(a)本発明の装置を使用した場合と、(b)
従来の装置を使用した場合における、アーク放電開始か
ら鋳造終了までの間の、アーク放電電流の時間的変動
と、鋳造室内の圧力の時間的変動を示すグラフである。
【図5】一般的な内容積を有する歯科金属鋳造用装置の
鋳造室内に、4kgf/cm2及び10kgf/cm2
の圧力でガス充填を行った時の鋳造室の内部圧力‐時間
曲線の一例を示す図である。
【図6】本発明の金属鋳造用装置における、加圧ガス供
給源13のガス供給圧力P1 と、鋳型3の鋳型空洞9内
へ溶融状態の金属を鋳込み不足なく鋳込むのに必要なガ
ス圧力P2 との関係を示した図である。
【符号の説明】
1 鋳造室 2 ルツボ 3 鋳型 4 金属 5 鋳込み口 6 支軸 7 傾斜手段 8 滞留部 9 鋳造空洞 10 電極棒 11 固定部材 12 減圧ポンプ 13 加圧ガス供給源 14 開閉弁 15 重り 16 圧力検出器 17 圧力調整器
フロントページの続き (72)発明者 桑村 康彦 京都府京都市中京区西ノ京島ノ内町21番地 ネオコーポラス島ノ内A−404号 Fターム(参考) 4C059 HH02 HH14 HH19 HH33

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高融点金属を鋳造するのに適した金属鋳
    造用装置であって、内部圧力を制御可能な鋳造室1の内
    部に、ルツボ2と鋳型3が設けられており、上記ルツボ
    2の上方には、該ルツボ2上に載置される金属4をアー
    ク放電によって溶融させるための電極棒10が設けられ
    ており、上記ルツボ2が、支軸6を中心としてルツボ2
    上で溶融された金属4を上記鋳型3の鋳込み口5へ流し
    込むように傾斜可能であり、上記支軸6が、上記鋳込み
    口5に近接する上記ルツボ2の流出端部側に位置し、上
    記ルツボ2の非流出端部側に、該非流出端部を上方へ引
    き上げてルツボを傾斜させるための傾斜手段7が設けら
    れているものにおいて、 上記支軸6が、上記ルツボ2上でのアーク放電による金
    属4の溶融が開始されてから、該金属4の溶融が進行
    し、溶融状態となった金属4が該ルツボ2の傾斜により
    流動して落下するまでの間、上記金属4と上記電極棒1
    0の先端との間隔がほぼ一定に保たれる位置に設けられ
    ていること、及び、上記ルツボ2が傾斜し、溶融状態と
    なった金属4が該ルツボ2上を流動して落下する間も、
    溶融状態にある金属4と上記電極棒10の先端との間に
    アーク放電が継続されるようにアーク放電が制御される
    ことを特徴とする金属鋳造用装置。
  2. 【請求項2】 上記鋳造室1に、該鋳造室1の内部を減
    圧状態とすることが可能な減圧ポンプ12と、該鋳造室
    1の内部へ加圧ガスを供給する加圧ガス供給源13とが
    接続されており、上記加圧ガス供給源13から上記鋳造
    室1内へ供給される加圧ガスの流入が開閉弁14によっ
    て制御され、上記加圧ガス供給源13のガス供給圧力P
    1 が、上記鋳型3の鋳型空洞9内へ溶融状態の金属を鋳
    込み不足なく鋳込むのに必要なガス圧力P2 よりも大き
    く、上記ルツボ2が傾斜することにより該ルツボ2上で
    溶融された金属4が上記鋳型3の鋳込み口5へ流し込ま
    れた際に、上記開閉弁14が開状態となり、上記加圧ガ
    ス供給源13から上記鋳造室1内へ加圧ガスが流入し、
    上記鋳造室1の内部圧力が上記ガス圧力P2 に達した時
    点で、上記鋳造室1内への加圧ガスの流入が上記開閉弁
    14によって遮断される構造であることを特徴とする請
    求項1記載の金属鋳造用装置。
  3. 【請求項3】 内部圧力を制御可能な鋳造室1の内部
    に、ルツボ2と鋳型3が設けられており、上記ルツボ2
    の上方には、該ルツボ2上に載置される金属4をアーク
    放電によって溶融させるための電極棒10が設けられて
    おり、上記ルツボ2が、支軸6を中心としてルツボ2上
    で溶融された金属4を上記鋳型3の鋳込み口5へ流し込
    むように傾斜可能であり、上記支軸6が、上記鋳込み口
    5に近接する上記ルツボ2の流出端部側に位置し、該ル
    ツボ2上でのアーク放電による金属4の溶融が開始され
    てから、該金属4の溶融が進行し、溶融状態となった金
    属4が該ルツボ2の傾斜により流動して落下するまでの
    間、上記金属4と上記電極棒10の先端との間隔がほぼ
    一定に保たれる位置に設けられており、上記ルツボ2の
    非流出端部側に、該非流出端部を上方へ引き上げてルツ
    ボを傾斜させるための傾斜手段7が設けられた構造を有
    する金属鋳造用装置を用いて金属を鋳造するための方法
    であって、 上記ルツボ2上に金属4を載置した後、上記金属4と上
    記電極棒10との間に電圧を印加してアーク放電を生じ
    させ、該金属4が溶融して流動可能な状態となった時点
    で、上記ルツボ2を傾斜させ、溶融状態にある金属4を
    上記鋳型3の鋳込み口5へ流し込む際、溶融状態となっ
    た金属4が上記ルツボ2上を流動して落下する間におい
    ても、溶融状態にある金属4と上記電極棒10の先端と
    の間にアーク放電を継続させることを特徴とする、金属
    の鋳造方法。
  4. 【請求項4】 上記金属鋳造用装置として、上記鋳造室
    1に、該鋳造室1の内部を減圧状態とすることが可能な
    減圧ポンプ12と、該鋳造室1の内部へ加圧ガスを供給
    する加圧ガス供給源13とが接続され、上記加圧ガス供
    給源13から上記鋳造室1内へ供給される加圧ガスの流
    入が開閉弁14によって制御可能な構造を有するものを
    使用し、上記加圧ガス供給源13のガス供給圧力P
    1 が、上記鋳型3の鋳型空洞9内へ溶融状態の金属を鋳
    込み不足なく鋳込むのに必要なガス圧力P2 よりも大き
    くなるようにし、上記開閉弁14を、上記ルツボ2の傾
    斜によって該ルツボ2上で溶融された金属4が上記鋳型
    3の鋳込み口5へ流し込まれる際に開状態となるよう
    に、かつ、上記加圧ガス供給源13から上記鋳造室1内
    へ加圧ガスが流入するように制御し、上記鋳造室1の内
    部圧力が上記ガス圧力P2に達した時点で、上記鋳造室
    1内への加圧ガスの流入を上記開閉弁14によって遮断
    することを特徴とする請求項3記載の金属の鋳造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001049434A1 (fr) * 2000-01-07 2001-07-12 Nissin Dental Products, Inc. Dispositif et procede pour la fonderie de metaux
KR101841010B1 (ko) 2016-01-20 2018-03-22 영남대학교 산학협력단 용융장치

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WO2001049434A1 (fr) * 2000-01-07 2001-07-12 Nissin Dental Products, Inc. Dispositif et procede pour la fonderie de metaux
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