JP2000005851A - 溶融金属を連続金属鋳造装置へ幅広均一で乱れ、あとだれなしに鋳造するための放射流れの分配器の方法と装置 - Google Patents

溶融金属を連続金属鋳造装置へ幅広均一で乱れ、あとだれなしに鋳造するための放射流れの分配器の方法と装置

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    • B22D11/06Continuous casting of metals, i.e. casting in indefinite lengths into moulds with travelling walls, e.g. with rolls, plates, belts, caterpillars
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】幅広の均一な乱れがなくあとだれのない鋳造を
するための放射流れの、溶融金属を連続金属鋳造装置へ
供給するための分配器。 【解決手段】溶融金属56を、樋34を通り抜けさせ
て、樋34よりも大きな深さのたまり35に入れる段階
と、溶融金属56を、少なくとも部分的に弓形で、上か
ら見たとき下流側に概略凸状で、実質的にたまり35の
底よりも高くなっている、堰34の上を通り越えさせる
段階と、前記凸状の下流側から溶融金属56の流れを扇
のように発散させる段階と、前記扇のように発散した溶
融金属56の流れを、幅広の連続金属鋳造装置10に流
し入れる段階と、を有する、溶融金属56の流れを幅広
の連続鋳造装置10に供給する分配器11。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、溶融金属を連続金
属鋳造装置へ供給するための分配器に関し、特に、幅広
の均一な乱れがなくあとだれのない鋳造をするための放
射流れの分配器の方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属の連続鋳造においては、樋からの溶
融金属の最初に幅狭の流れが、金属を炉から、溶融分配
器又は堰鉢へと運び、この分配器又は堰鉢は金属を連続
鋳造装置へ分配する。通常は、樋は、熱を保つために、
かつ、金属、特に銅又は鋼のような比較的高い融点の金
属、の酸化を防ぐために、幅が狭くなっている。比較的
断面が薄くて、少なくとも300mm(約12インチ)の
幅の金属を連続鋳造装置で鋳造するためには、金属は通
常広がらなければならず、鋳造装置に入るときまでに通
常幅の広い流れになっていなければならない。オープン
プール鋳造法によるそのような断面の連続鋳造におい
て、鋳造の幅の全体にわたって溶融金属の比例した流れ
を供給するという根強い問題がある。連続鋳造装置の全
幅に流入する、均一で、乱れが最小で、均等に加熱され
た、しかし不必要に加熱されてはいない、溶融金属の流
れを得ようとする要望があり、一方で同時に、最後に脱
出したときに、亀裂の入った製品や鋳造装置のジャムの
原因となる、早すぎた凝固によるあとだれ又は「ひげ」
を防止することが望まれる。オープンプール鋳造は、本
発明の譲受人に譲渡された、Kaiser他による米国特許第
4,712,602号に記載されている。
【0003】Honeycutt 他は、米国特許第4,828,012 号
及び第4,896,715 号で、樋、幅狭い流路から溶融金属が
供給される溶融金属供給の堰鉢又は分配器を開示した。
Honeycuttの分配器は、1又は複数のバッフルを備えて
おり、溶融金属の流れを偏向し、広げて、流れの幅を大
きくさせて、この流れはツインロールの鋳造装置の水平
に配置された対をなすロールの下側の上面の近くに堆積
して、鋳造装置から鋳造製品がほぼ水平に出てくる。Ho
neycutt の第1の目的は、中央より高い、溶融金属の流
れの縁部における不均一な温度を維持することにある。
Honeycuttの方法と装置は上述した問題点を解決しなか
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】幅広の連続鋳造装置にお
ける溶融金属のオープンプール鋳造での上述の問題点
は、金属の連続鋳造では今まで使用されたことのなかっ
た原理を用いた溶融金属を分配するための新規な分配器
の手段によって、本質的に解決され、又は実質的に克服
される。この新規な分配器は、上からの平面図でわかる
ように、分配器の上流側に凹形の堰を備えている。上流
からの最初の深くてゆっくり流れる金属の供給は、浅い
流れとして、この堰に集まり、堰を越え又は通る。流れ
の深さが減少することで、流れの速度が速まる。金属が
堰を横切ると、この流れの速度の増加は局部のベクトル
方向に自然に起り、かかる方向は、各局部の点で、弓形
の堰の幅にわたって、堰に対して垂直である。これ故
に、溶融金属の流れは、扇を広げたように広げられる。
この扇を広げたような溶融金属の流れは、概略水平な扇
形の棚ないしエプロンに直接導入される。流れはエプロ
ン上で扇を広げたように、穏やかに整然とした仕方で、
エプロンの下流線で所望の全幅にまで広がって、この点
で金属の流れは鋳造装置内に均一に流下する。本発明
は、特にベルト型の鋳造装置に適している。
【0005】生じた扇状の流れの全幅にわたってより均
一な温度分布が与えられるおかげで、供給ランナに流入
する溶融金属の温度は、従来技術の幅広の連続鋳造装置
の供給で使用されたのに比べて、有利により冷たいが、
これは、信頼性のある温度の均一性によって、供給操作
の際に、望ましくない時期尚早の局部的な凝固領域の発
生の可能性が避けられるからである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の他の目的、性質、特徴及
び利点は、例示であって発明を限定するものではない、
添付図面に関連づけた好ましい実施の形態についての以
下の詳細な説明から明らかになる。特に、明細書は主と
してツインベルトの鋳造装置に関して進める。すべての
図面を通して、対応する参照符号は類似の構成部分又は
要素を示すのに使用されている。大きな輪郭の矢印で示
す「下流」は、樋から連続鋳造装置の凝固製品の出口へ
の溶融金属又は製品の流れの方向を示す。「上流」は逆
の方向である。
【0007】
【最も好ましい実施の形態】本発明は、例えば幅広のベ
ルトタイプの連続鋳造装置10(図1)と関連して有利
に使用されるだろう。かかる装置では、鋳型の主たる壁
面として、1又は複数の幅広の無端状の可撓性の金属ベ
ルトを利用している。そのような鋳造ベルトは、可動
で、無端状で、薄くて、可撓性で、金属製で、水で冷却
される。ベルトの要素は連続的に入って、製品の流れの
方向に動いていく間に、幅広の動く鋳型を残す。例とし
て、本発明を、ツインベルトの連続金属鋳造装置10と
共に使用することに関連して説明する。そのような装置
は、Hazelettらの米国特許第4,674,558号やBergeronら
の米国特許第4,588,021号のような特許に記載されてお
り、これらの特許は本発明の譲受人に譲渡されており、
ここに本願の一部として援用する。
【0008】簡単に言えば、連続鋳造装置10は、本発
明を採用した分配器具11と協働する。溶融金属M(図
4、図5、図6、図7及び図8)の供給が、樋34から
送られて、機械の上流端又は入口端Eに金属の流れを分
配し、その先は上側鋳造ベルト12と下側鋳造ベルト1
4との間に形成された鋳型領域Cになっている。これら
のベルトは、それぞれ上側キャリッジUと下側キャリッ
ジLとのまわりに取付けられており、それぞれが、上側
キャリッジUの上流プーリードラム16と下流プーリー
ドラム18とのまわりと、下側キャリッジLの上流プー
リードラム20と下流プーリードラム22とのまわりと
の、長円形の軌道を循環する。一対の縁障壁24(図1
には一方だけが示される)が溶融金属が凝固するときの
横側を囲み、鋳型領域Cの形成をその断面において完成
させる。鋳造金属製品Pは、装置10の下流端又は排出
端Dから出てくる。製品Pの平面はまた、通過線として
空間的に称される。図1における鋳造角度又は勾配S
は、下流方向に下に下がる斜面で、水平に対して平面P
が作る。
【0009】本発明の分配器の最も好ましい実施の形態
は、図1から図6を通して、符号11で示される。供給
すなわちゆっくり動く溶融金属Mの流れは、左側又は上
流側の樋又はランナー34から来て、たまり35で終わ
る。このたまり35の下流側の端には、円弧として示さ
れる弓形の堰33が位置決めされる。図4で最も明確に
わかるように、弓形の堰33の上流側36は、平面図に
おいて凹状になっている。たまり35の底(最も低い高
さ)41は、堰33の水平な上端のオーバーフロー表
面、即ち縁37の表面よりも実質的に低く示されてい
る。たまり35は、図4に最も明確に示されているよう
に、堰33の上端37の幅よりも大きな幅にまで、横方
向に(外側に)延びているのがよい。たまり35から下
流に動いた溶融金属は、弓形の堰33の上の横断する溝
すなわち水平に延びる弓形のオリフィス40に、集まっ
て、そこを流れる。このオリフィスは一種の堰、溝形成
された堰を構成し、その溝の長さは、金属が通り抜ける
ように溶融金属の流れを横切って配置される。湾曲した
弓形の溝40の底は、湾曲した弓形の堰33により形成
されるものとして示される。湾曲した弓形の溝40の上
部は、湾曲した弓形の水平のスキマー38により形成さ
れるものとして示され、水平のスキマーは、水平の堰の
上部37の上に位置決めされ、スキマーと整列してい
る。溶融金属が弓形の堰を通過し、弓形の溝40の中を
流れるとき、溶融金属の速度の求められる実質的な増加
を引き起すために、たまり35は、溝のついた堰33の
溝40の縦方向の幅のせまい寸法に比べて、より深く又
はより幅広く、通常はより深くてかつより幅広い。
【0010】たまり35内の溶融金属Mが溝40に近づ
くと、たまり35の深さとその含有体積のために、後で
溝40の中を流れるときより、たまり内の溶融金属はず
っと遅く動く。水平の溝40の重要な特徴は、弓形の堰
33及び弓形のスキマー38の上流側の凹状の形であっ
て、又は、別の言い方をすれば、弓形の堰33及び弓形
のスキマー38の下流側の凸状の形であって、両者は一
緒になって両者の間に溝40を構成する。樋(ランナ
ー)34の比較的小さな断面の流れ領域を流れる溶融金
属の速度又は分量の時々刻々の変動(変化)が生じる
と、そのようなランナーの流速の変化は、堰33(図
8)に隣接する、又は、堰33とスキマー38(図6)
とに隣接する、溶融金属のレベルに著しい変動が発生す
ることを許容することなく、たまり35の比較的大きな
含有体積と大きな自由表面積とに吸収される。実際に、
たまり35の、この大きな含有体積と自由表面積は、ラ
ンナー34の小さな流れ断面積に対して、ランナー34
と堰33との間に介在した、又はランナー34と堰33
及びそれに関連したスキマー38により設けられたバリ
アーとの間に介在した、しゃ断チャンバとして働いて、
それによって、溶融金属の高さを堰(図8)に隣接して
実質的に一定に保ち、かつ、堰とスキマー(図6)に隣
接して実質的に一定に保ち、ヘッド差Δhを略一定に維
持し、そしてそれにより、生じた放射状の扇のように広
がる速度ベクトル54(図4)を略一定に維持する。
【0011】記載すべき明白に規定された溝40の曲率
は、上からみたその弓形の形状である。溝40の示され
た円弧の曲率は、その曲率中心が上流の点O(図4)
で、円形の曲率半径がRである。図4では側壁52と整
列し上流に延び、それによってθと等しい角度で集束す
る2本の破線53がある。これらの線53の交点は、上
流の半径Rの中心点Oが発散角度θの頂点に配置されて
いるのを示す。本発明の本質は、弓形の溝40で、すな
わち弓形の堰33の上縁37で、所望の放射方向の速度
の増加を引き起こすことにある。以下に述べる3つの有
利な、同時に生ずる効果を説明する前に、図1から図6
(最も好ましい実施の形態)に示された実施の形態と、
図8(好ましい他の実施の形態)に示された実施の形態
との類似性を記述することが役に立つだろう。弓形の堰
33の通常の運転(図6に示す)では、弓形の堰33の
上面と弓形のスキマー38との間に形成された弓形の溝
40(図1〜図6)を有し、この溝40によって与えら
れる開口の大きさ(面積)が流れを制限し制御する。ス
キマー38はかろうじて溶融金属に接触し、又は接触す
ることがないような、たまり35の溶融金属レベルが
(図5に示すように)低いときは、堰33はもはや溝付
きの堰として働くことがなく、むしろオーバーフロー堰
として働いて、その実質的に水平な上面は堰33のオー
バーフロー縁37として働く。図8の実施の形態は実質
的に水平なオーバーフロー上面(上縁)37を有し、こ
の上面の上にはスキマーは位置決めされていない。従っ
て、図8の実施の形態は、常に、オーバーフロー上面3
7を備えたオーバーフロー堰33として働く。
【0012】いま(A)、(B)及び(C)として列挙
する同時に起る効果が、溶融金属が弓形の溝40の凹状
の上流側に集まるときに、又はオーバーフロー堰縁37
の凹状の上流側に集まるときに生じる。 (A)レベルの降下、すなわち、ポテンシャルエネルギ
ーヘッドの降下が生じる。この降下はヘッド差Δhとし
て指示され、特に図5及び図6に示され、他に図8にも
示される。 (B)このヘッド差Δhは、ポテンシャルエネルギーが
運動エネルギーに変換するものとして再現し、すなわ
ち、溶融金属の流れの加速、速度又は速度ヘッドの増加
として再現する。 (C)溶融金属は、オリフィス40の凸状の下流側か
ら、又は、オーバーフロー縁37の凸状の下流側から、
下流へ推進され、放射状に発散する扇形の流れパターン
56で分配される。実質的に等しい長さと密度の対応す
る放射状の速度ベクトル、図4において特にベクトル5
4が下流に向く。扇形の流れパターン56内のそれぞれ
の速度ベクトル54は、弓形の堰33の後ろのそれぞれ
の特定の場所で、あらかじめ近づく比較的静かな溶融金
属Mの局所的な静水圧の方向に向き、金属は弓形のオー
バーフロー縁37を通過し加速し、すなわち、弓形の堰
33の弓形のオーバーフロー縁37上でそれぞれの特定
の場所に概略垂直な方向に加速し、次いで金属は、続い
て扇のような流れパターン56にエプロン50上に広が
って、厚さ51を形成すると速度が低下する。
【0013】本発明の最も好ましい実施の形態について
考えると、弓形のオーバーフロー縁37について上記パ
ラグラフ(A)、(B)及び(C)で述べられたため、
弓形の溝40は置換えられると考えるかも知れない。な
ぜなら、オリフィスの堰は、図5を図6及び図8と比較
すればわかるように、溶融金属のレベルが低いときに、
オーバーフロー堰に変わるからである。最も好ましい実
施の形態では、溶融ガラス流れ56のエプロン50上で
生じた厚さは、溝40(図6)の狭い縦方向の寸法によ
って制限される。本発明のいずれのモードでも、溶融金
属は、溝40を通り抜けて効果(A)、(B)及び
(C)の作用を受けた後、平坦で実質的に水平な扇形の
棚ないしエプロン50上に出てきて、エプロンはその傾
斜をわずかに調節できるように取付けられており、これ
は水平に示されているが、約1度ののぼり坂のときに最
良に働く。一般的に、エプロンは著しい下降傾斜を持つ
べきではないが、約2度ののぼり坂と傾斜なし(すなわ
ち水平)との間で調節すべきである。
【0014】エプロン50の上面は、高さが等しく、す
なわち弓形のオーバーフロー堰表面37と同一の高さ
に、示されているが、とはいえ、特定の合金の偏析を防
止するのに必要な如く、もし下流で乱れが要望されると
きには、乱れを発生させるために、エプロンの上流端に
おける上面は、堰の縁37よりも低く配置してもよい。
最大幅Wを得るための、水平な扇のように広がった発散
θの好適な全体角度は、約55度で、60度が概略利用
可能な角度の最大である。本発明を具体化した分配器具
11は、もしも特定の溶融金属の連続鋳造装置への供給
に求められるならば、発散θが15度と低い角度でも有
効である。発散θの角度をそのように調節する理由は、
エプロン50に沿って流れる金属56の流れの速度の変
化が、それによって厚さ51と同様に、調節可能になる
ことである。達成される幅Wは、エプロン50の長さに
も比例する。本発明の実施の形態で示されたWは、通常
は約300mm(約12インチ)の幅で、発明の本来の動
機は幅広い断面を鋳造することであるけれども、溝40
の幅の2倍に広がる結果となる。
【0015】側壁52は、エプロン50の上に突出し、
エプロンを覆う横向きの発散するオーバーフロー56を
制限する。エプロンの下の補強梁70は、エプロンの熱
変形を制限する。溶融金属は、今や幅Wのほぼ全体にわ
たって、流れ56の均一な厚さ51でエプロン50の端
部57に到着する。斜面58上に示されている幅Wは、
約900mm(約35.5インチ)で、これは溝40の真
っ直ぐに測った水平な幅(約140mm)の約6.5倍で
ある。かくして、6倍以上の均一な扇状の広がり54
が、弓形の溝40を備えた弓形の堰33により有利に達
成される。図1では、下方に傾斜した出口斜面58が、
エプロン50の端部57(図2及び図3)と隣接してお
り、この斜面がエプロン50からの溶融金属56の流れ
を受ける。斜面58は本発明の本質的な部分ではない。
しかし、図1に示す形態のツインベルト鋳造装置に溶融
金属をスムーズに導くことが有利であり、金属は、下側
鋳造ベルト14の上に載っている金属のオープンプール
72(図5乃至図8)に滝状に落ちる。分配器具11
は、上流下側プーリードラム20の上を動くベルト14
をきれいにしなければならない。これ故に、導かれた溶
融金属は、鋳造ベルトに到達する前に、小さな距離を落
下しなければならない。図4に明瞭に示されるように、
斜面58は、エプロン50に比べて、より少ない広がり
の度合いになっている。斜面58は、好ましく用いられ
る最大角度である約15度の下向きに傾けて示されてお
り、流れる溶融金属56はちょうど十分な速度に加速し
て、均一な滝64状(図2、図5ないし図8)に縁又は
へり62から回転している下側鋳造ベルト14上に、へ
り62からあとだれが生じることなしに、まさに落ち
る。溶融金属は、実質的に鋳造幅の全長にわたって、鋳
造装置へ均一に落下する。
【0016】上述したように、特別に流れを調節するた
めに形や向きを変化させることは可能であるけれども、
弓形の溝40は水平平面内にあるのが都合が良い。好ま
しい使用では、たまり35は自由表面を、川におけるの
と同じように有し、その表面の自由が、ランナー34か
ら入ってくる溶融金属の流速(運動量の瞬間的な変動)
の時々刻々の変動の効果からの、Δhのたまり含有体積
のしゃ断を与える。図1乃至4及び6に示す本発明の最
も好ましい実施の形態は、約38mm(約1.5インチ)
厚で、約900mm(約35.5インチ)幅の、銅の平板
を鋳造するのに使用され、弓形の溝40の幅は半径Rと
概略等しい。例えば、Rは約150mm(約5と7/8イ
ンチ)で、溝40の真っ直ぐに測った水平幅は約140
mmである。棚50と斜面58との間の結合線57を越え
た下流での溶融金属56の完全に扇のように広がった幅
W(図4)は、例えば、弓形の溝40の約6.5倍にな
るように示されて、それにより、幅約900mm(約3
5.5インチ)の平板を鋳造するための全幅に供給す
る。弓形の溝40の垂直方向の高さは、例えば、28mm
(約1と1/8インチ)の溝の幅の約12%から約30
%の範囲にある。たまり35の最も低い高さ41(図
6)は、例えば、溝40の下側縁37より下へ約100
mm(約4インチ)である。発散の全角度θは、例えば概
略示されているように、約55度がよい。
【0017】
【他の実施の形態】上述した最も好ましい実施の形態
は、弓形の溝40を備えた堰33を有しており、これは
代りに、2つの要素を持ったバリアー、すなわち、弓形
のオーバーフロー堰上縁37と弓形のスキマー38とを
備えた堰33としても説明される。本発明の他の実施の
形態を図8を参照して説明する。溶融金属の供給、流れ
が、樋又はランナー34からたまり35へと流れ、それ
により、弓形のオーバーフロー堰縁37を有する堰33
に集まり、そして流れ越えていく。先に述べた本発明の
最も好ましい実施の形態におけるように、金属は、弓形
の縁37を流れ越えると、弓形の堰の上面37の凹状の
上流側から、図8に示すように、ヘッド差Δhのポテン
シャルエネルギーを運動エネルギーに変換して新しく獲
得した運動力によって、下流へ扇を広げるように推進さ
せられる。上述した3つの同時の効果(A)、(B)及
び(C)は依然として生じる。上述したように、金属供
給のたまり35からの高さが、図5に示すようにスキマ
ー38の下端に接触するのに不十分なときは、図5及び
図6に示した実施の形態の動作は、図8に示した実施の
形態と比較して、事実上の流体力学的な違いはない。
【0018】本発明の最も好ましい実施の形態を、弓形
の溝40を与える弓形のスキマー38の使用を含むもの
として先に説明したが、なぜならそれは溶融金属の流れ
のより制御された支配を与えられるからである。最も好
ましい実施の形態は、鋳造される精製されていない金属
Mに浮遊している破片39が、多かれ少なかれ溝40を
塞さぐ可能性を伴なう。この場合には、金属はスキマー
38の上をオーバーフローすることができ、その一方
で、コーニス74は器具11から外部へのいかなる溢れ
も防止する。他の実施の形態、注入実施形態は、例えば
図示の、2つの幅広の通路82を有する、ぴったり合う
注入ノズル80(図9)を使用しており、そのようなノ
ズルはツインベルト鋳造装置でのアルミニウム及びその
合金の注入鋳造で現在は使用される。図示のように、ノ
ズル80は、他の好ましい実施の形態の出口傾斜58に
置き代わる。仮想線で示されている上側上流プーリー1
6Aは、下側プーリー20の直上に配置されている。注
入実施形態は、非常に幅広の断面の鋳造をするのに特に
有用で、エプロン50の排出端での溶融金属供給の幅に
わたって溶融金属温度を著しく均一にする。
【0019】上述の堰、溝及びスキマーの図示の形状
は、円形、弓形、であるが、一方、特別な状況に合わせ
るべく望まれるように、曲率は円弧から変化してもよ
い。又は、堰、溝及びスキマーの形状は、弓形と直線の
要素の組合わせでも良い。上述の利点は、鋼、アルミニ
ウム、アルミニウム合金、他の形状の銅、の鋳造、及び
一般に鋳造可能な金属にも適用できることが高い可能性
で想定できる。本発明の特定の現在好ましい実施の形態
についてここで詳細に説明したけれども、これらの発明
の例は例示の目的のために説明されたことを理解すべき
である。本開示は発明の範囲を制限するものとして解釈
されるべきでなく、説明した方法及び装置の詳細は、特
定の状況に有用になるようにこれらの方法及び装置を適
応すべく、クレームの範囲から逸脱することなしに、金
属の連続鋳造の当業者によって修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ツインベルト連続鋳造装置の立面図である。
【図2】スキマーを備えた本発明の分配器の空の状態を
示す斜視図である。この図は上側かつ下流側から見たも
ので、新規な分配器、弓形の堰、及び分散エプロンが、
ツインベルト金属鋳造装置の下側のキャリッジと下側の
ベルトと関連して示されている。
【図3】図2の装置を上側かつ上流側から見た図であ
る。
【図4】スキマーを備えた分配器を示す平面図であっ
て、ツインベルト連続鋳造装置の下側のキャリッジと下
側のベルトと関連して示されている。
【図5】図2、図3及び図4の分配器堰及びエプロン
の、図4の中央線5−5による断面立面図である。図5
に示されている溶融金属のレベルは、スキマーが流れの
上面に接触してはいるが、流れを制限しないレベルであ
る。断面平面における溶融金属の流れに関連した詳細だ
けが表されている。
【図6】図6は図5と同様であるが、樋から供給される
左側のたまりでの金属の深さが深くなっている。この図
は通常の動作を描いている。
【図7】図7は図6と同様であるが、堰の溝が意図しな
い破片によってふさがっており、溶融金属はスキマーか
らあふれでている。
【図8】図8は図5と同様であるが、スキマーを備えて
いない本発明の実施の形態を示している。
【図9】本発明の注入供給の実施の形態を上側かつ上流
側から見た斜視図である。図9では、幅広のツインベル
トタイプの連続鋳造装置の上側の鋳造ベルトは、破線の
輪郭線で示されている。
【符号の簡単な説明】
10 連続鋳造装置 11 分配器具 12 上側鋳造ベルト 14 下側鋳造ベルト 16 上流プーリードラム 20 上流プーリードラム 24 縁障壁 33 堰 34 樋 35 たまり 40 溝 50 エプロン 56 溶融金属 58 出口斜面 62 へり 80 ノズル

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融金属の流れを幅広の連続金属鋳造装
    置に供給する方法において、 前記溶融金属を、樋を通り抜けさせて、樋よりも大きな
    深さのたまりに入れる段階と、 前記溶融金属を、少なくとも部分的に弓形で、上から見
    たとき下流側に概略凸状で、実質的に前記たまりの底よ
    りも高くなっている、堰の上を通り越えさせる段階と、 前記凸状の下流側から溶融金属の前記流れを扇のように
    発散させる段階と、 前記扇のように発散した溶融金属の流れを、幅広の連続
    金属鋳造装置に流し入れる段階と、 を有することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 幅広の連続金属鋳造装置に連続的に溶融
    金属を注ぐ方法において、 堰を少なくとも部分的に弓形とし、上からみたときに、
    その上流側は概略凹状で、その下流側は凸状になるよう
    に形成する段階と、 溶融金属が堰を横切るヘッド差Δhを設けて、溶融金属
    が前記堰を横切るときに、溶融金属の流れを扇が広がる
    ように加速させる段階と、 加速して扇のように広がった溶融金属の流れを、扇のよ
    うに発散させ、前記堰を横切った後で減速させる段階
    と、 溶融金属の扇のように広がった発散した流れを、幅広の
    連続金属鋳造装置に供給して、連続鋳造幅広金属製品を
    作る段階とを有することを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 幅広の金属製品を連続鋳造するための幅
    広の連続可動ベルト装置に溶融金属流れを供給する方法
    において、前記装置は少なくとも1つの幅広で可動の可
    撓性のある金属ベルトを、幅広で可動の鋳型表面として
    利用し、 溶融金属の前記流れを底を有するたまりに流す段階と、 たまりの下流側壁の少なくとも一部分を、たまりの底よ
    りも上で、たまり内の溶融金属の上面の高さよりも下の
    高さに配置された、水平に向いた溝をその中に有するバ
    リアーによって形成する段階と、 前記溝の上流側を、上からみたときに、概略凹状に形成
    する段階と、 前記たまりから前記溝を通して溶融金属を流し、それに
    より、 溶融金属が前記溝を通り抜けるヘッド差Δhを設けて、
    溶融金属が前記溝を通り抜ける速度を増加させる段階
    と、これと同時に、 前記溝を通り抜ける前記溶融金属を、前記溝から略水平
    なエプロン上に扇を広げるように向ける段階と、 前記扇を広げたように向けられた溶融金属を、前記エプ
    ロン上に扇を広げたように広げる段階と、 前記扇を広げたように広がった溶融金属を前記連続鋳造
    装置に流し入れて、幅広金属製品の連続鋳造をする段階
    とを有することを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つの幅広の可動の可撓性の
    ある金属ベルトを、幅広の可動の鋳型表面として利用す
    る、連続可動ベルト鋳造装置に溶融金属の流れを分配す
    るために使用する分配器具であって、 溶融金属の前記流れをせき止めるための堰と、 前記堰は、上からみたときに、その上流側が概略凹状
    で、下流側が凸状で、 前記堰は、概略水平なオーバーフロー表面を有し、 概略水平なエプロンが、前記堰の下流側に隣接して配置
    され、前記オーバーフロー表面を流れ越えた溶融金属が
    前記エプロン上に受けられて、 前記エプロンは、前記エプロン上の所望の幅の流れにな
    るように、前記エプロンから連続可動ベルト装置へ降り
    るのに適したように、溶融金属を扇を広げたように広げ
    させることを特徴とする分配器具。
  5. 【請求項5】たまりが前記堰の前記凹状の上流側よりも
    上流に配置され、 前記たまりの底の高さは、前記オーバーフロー表面の高
    さよりも低く、 前記堰は、たまりの下流側の壁の少なくとも一部分を形
    成していることを特徴とする請求項4に記載の分配器
    具。
  6. 【請求項6】 前記エプロンは、前記堰の前記凸状の下
    流側から、約15度から約60度の角度θで、下流に発
    散する側壁を有していることを特徴とする請求項4に記
    載の分配器具。
  7. 【請求項7】前記堰は幅を有し、 前記側壁の下流側の端部の間は、横方向の幅Wが、前記
    堰の幅の約2倍から約6.5倍であることを特徴とする
    請求項6に記載の分配器具。
  8. 【請求項8】前記堰の前記上流側は、上からみたとき
    に、概略円形の凹状の弓形の形状を有しており、 前記円形の凹状の弓形の形状は半径Rを有しており、 堰の幅は、前記半径Rの長さと実質的に等しいが、より
    短い、 ことを特徴とする請求項4に記載の分配器具。
  9. 【請求項9】前記エプロンの下流に、下流の下方向に傾
    いた傾斜が配置され、 前記傾斜は、前記エプロン上の下流方向への金属流れに
    対して横向きに延びる結合線に沿って、前記エプロンと
    隣接しており、 前記傾斜は、下流方向に対して横向きに延びるへりを有
    し、 前記傾斜は、下流方向に下向きに傾いて、溶融金属が、
    実質的に前記へりの幅にわたって均一で前記へりからの
    滴がわずかしか生じずに、前記へりから滝のようにきれ
    いに流れ落ちるのにちょうど十分な速度を得て流れるの
    に好適な傾きであることを特徴とする請求項4に記載の
    分配器具。
  10. 【請求項10】 前記傾斜は、約15度の角度で下流に
    向けて下方に傾斜していることを特徴とする請求項9に
    記載の分配器具。
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