JP2000005147A - 個人認証装置 - Google Patents

個人認証装置

Info

Publication number
JP2000005147A
JP2000005147A JP10174818A JP17481898A JP2000005147A JP 2000005147 A JP2000005147 A JP 2000005147A JP 10174818 A JP10174818 A JP 10174818A JP 17481898 A JP17481898 A JP 17481898A JP 2000005147 A JP2000005147 A JP 2000005147A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
finger
signal
electrode array
individual electrode
personal authentication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10174818A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Henmi
和弘 逸見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP10174818A priority Critical patent/JP2000005147A/ja
Publication of JP2000005147A publication Critical patent/JP2000005147A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】光学系を必要としない簡単な構成で、しかも発
汗などの指の状態変化の影響を受けにくく、高い認証能
力が得られる個人認証装置を提供する。 【解決手段】個別電極アレイ12と、その配列方向両端
の外側にそれぞれ設けられ、互いに接続された第1、第
2の共通電極13a,13bと、個別電極アレイ12お
よび共通電極13a,13b上に設けられた誘電体層1
4でセンサ部を構成し、アナログスイッチ21、発振器
22、抵抗24、帯域通過フィルタ25、検波回路26
およびA/D変換器27により誘電体層14上に指を押
し付けたときの指表面と個別電極アレイ12の各電極と
の間の静電容量の分布に依存する信号を共通電極13
a,13bを介して順次選択的に検出し、この信号の特
徴パターンと予め登録されている特徴パターンとを演算
制御部28で比較照合することで、被認証者が登録され
ている個人か否かを判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被認証者の指の特
徴を用いて被認証者が登録されている個人か否かの認証
を行う個人認証装置に係り、特に被認証者の指表面と個
別電極アレイの各電極との間の静電容量の分布から指の
特徴を検出して認証を行う個人認証装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、重要な施設の入退室管理を目的と
して、あるいはコンピュータネットワークにおけるパス
ワード入力に代わるものとして、被認証者が予め登録さ
れている個人か否かの認証を行う個人認証装置への関心
が高まっている。
【0003】個人認証には様々な方式が提案されている
が、その一つとして光学的に指全体の画像を取り込み、
その画像の画素値を指の長手方向と直交する方向に加算
して得られる信号を指の特徴パターンとして用い、この
特徴パターンと予め登録されている各個人の特徴パター
ンを比較照合することによって、被認証者が登録されて
いる個人か否かの認証を行う方式がある(特開平2−1
78777号公報)。この方式の個人認証装置では光学
系が必要であるため、装置の小型化が難しく、価格も高
くなってしまうという欠点がある。
【0004】このような欠点を解決するために、光学系
を必要とすることなく個人認証を行う方式として、指の
長手方向と直交する方向に長い複数の線状電極を指の長
手方向に沿って所定間隔で配列して構成した線状電極ア
レイを用い、この線状電極アレイ上に指を押し付けたと
きの隣り合う線状電極間の抵抗値を指の長手方向に順次
読み取って合成して信号を指の特徴パターンとして用い
る個人認証装置が提案されている(特開平7−1689
30号公報)。
【0005】しかしながら、この方式の個人認証装置は
被認証者の指の表面電気抵抗値(直流インピーダンス)
を計測することで指の特徴パターンを検出するため、こ
の検出される特徴パターンが発汗の有無や発汗量などの
指の表面状態の影響を受け、認証能力が低下してしま
う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、線状
電極アレイを用いて指の表面電気抵抗値から指の特徴パ
ターンを求めて個人認証を行う方式では、光学系を必要
としないため装置が小型かつ低価格となるという利点を
有する反面、検出される特徴パターンが指の表面状態の
影響を受けて認証能力が低下するという問題点があっ
た。
【0007】そこで、本発明は光学系を必要としない簡
単な構成で、しかも発汗などの指の状態変化の影響を受
けにくく、高い認証能力が得られる個人認証装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明は被認証者の指の特徴を用いて個人認証を行
う個人認証装置において、複数の個別電極を配列して構
成された個別電極アレイと、個別電極アレイの配列方向
両端の外側にそれぞれ設けられ、かつ互いに接続された
第1、第2の共通電極と、個別電極アレイおよび第1、
第2の共通電極上に設けられた誘電体層と、この誘電体
層上に指を押し付けたときの指表面と個別電極アレイの
各電極との間の静電容量の分布に依存する信号を第1、
第2の共通電極を介して順次選択的に検出する信号検出
手段と、この信号検出手段により検出された信号の特徴
パターンと予め登録されている特徴パターンとを比較照
合する照合手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】ここで、信号検出手段は具体的には、例え
ば個別電極アレイの各電極に順次選択的に所定周波数の
交流信号を印加し、第1、第2の共通電極から該交流信
号の周波数に通過域の中心周波数が設定された帯域制限
手段および検波手段を介して電気信号を取り出すか、あ
るいは第1、第2の共通電極に所定周波数の交流信号を
印加し、個別電極アレイの各電極から順次選択的に該交
流信号の周波数に通過域の中心周波数が設定された帯域
制限手段および検波手段を介して電気信号を取り出すよ
うに構成される。
【0010】このように構成された個人認証装置では、
誘電体層を間に挟んだ被認証者の指と個別電極アレイの
各電極との間の静電容量の分布を指の凹凸の特徴パター
ンに対応した信号(特徴パターン信号)として検出し、
この特徴パターン信号のパターンと予め登録されている
特徴パターンとを比較照合することで、被認証者が登録
されている個人か否かの判定を行う。
【0011】この場合、個別電極アレイおよび共通電極
は誘電体層で被覆されているため、指とこれらの電極間
の電気抵抗は無限大となり、指の発汗等の表面状態の変
化によって変化することはない。従って、特徴パターン
信号として指の凹凸の特徴パターンのみに対応した信号
が得られるので、指の表面状態の変化に影響されない正
確な認証が可能となる。
【0012】また、こうして検出される特徴パターン信
号には指自体のインピーダンス、つまり個別電極アレイ
の各電極と共通電極間の指のインピーダンスがパラメー
タの一つとして含まれるが、このインピーダンスは静電
容量の分布に依存する特徴パターン信号の検出に使用す
る交流信号の周波数が高いと、個別電極アレイの電極の
位置によって異なった値となる。ここで、もし共通電極
が一つのみの場合は、この指自体のインピーダンスは共
通電極からの距離にほぼ比例する形で大きくなり、特徴
パターン信号もこれに伴って変化してしまう。
【0013】これに対し、本発明では個別電極アレイの
配列方向両端の外側に第1、第2の共通電極を設け、か
つこれらを共通接続することによって、特徴パターン信
号にパラメータとして含まれる指自体のインピーダンス
は、個別電極アレイの各電極と第1、第2の共通電極と
の間の各々のインピーダンスの合成インピーダンスとな
り、個別電極アレイの長手方向の中間で最大値を呈し、
共通電極側に近付くに従い減少するので、指の先端と基
部とのインピーダンス差が低減される。このため、指自
体のインピーダンスによる特徴パターン信号のばらつき
が低減され、指の凹凸の特徴パターンにより正確に対応
した特徴パターン信号を検出することが可能となる。
【0014】本発明の個人認証装置においては、センサ
部の誘電体層に加わる圧力分布を検知して、その検知結
果から誘電体層に対する指の置き方を判定し、その判定
結果を被認証者に対して報知するようにしてもよい。
【0015】圧力分布の検知は、誘電体層に加わる圧力
分布に応じて厚み方向の抵抗値分布が変化するように設
置された感圧抵抗シートを用い、この感圧抵抗シートの
抵抗値分布を検出することで行ってもよいし、個別電極
アレイおよび第1、第2の共通電極の少なくとも一部の
電極を歪みゲージにより構成し、この歪みゲージの抵抗
値分布を検出することで行ってもよい。
【0016】指紋照合その他の光学的手法を用いた個人
認証装置においては、被認証者は画像モニタ上の表示か
らセンサ部上の指の置き方の状態を視覚的に確認できる
が、本発明の個人認証装置のように光学的手法を用いな
い方式では、画像から指の置き方を確認できないため、
置き方が悪い場合、被認証者が登録されている本人であ
っても認証されないことがある。これに対し、本発明で
は指の置き方を容易に確認することが可能であり、これ
によって認証精度を高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施形態に係
る個人認証装置の全体の概略構成を示す図であり、図2
はセンサ部の構成を示す断面図である。
【0018】まず、センサ部は図2に示すように、絶縁
性基板11と、この基板11上に形成された個別電極ア
レイ12および第1、第2の共通電極13a,13b
と、これらの個別電極アレイ12および第1、第2の共
通電極13a,13bの上に設けられた誘電体層14か
らなる。
【0019】個別電極アレイ12は複数の線状電極を個
別電極として一定間隔、例えば1/10mm間隔で配列
して構成されている。個人認証に際しては、図2に示す
ようにセンサ部の誘電体層14の上に個別電極アレイ1
2の長手方向に沿って被認証者の指10が押し付けられ
る。
【0020】この場合、指10と個別電極アレイ12と
の間に誘電体層14が介在していることにより、指10
と個別電極アレイ12との間に静電容量が形成される。
本発明では、この静電容量の分布に依存する信号を検出
することで、指10の表面の凹凸の特徴パターンを検出
して認証を行う。
【0021】個別電極アレイ12のアレイ長(配列方向
の長さ)は、指の先端から第二関節を完全に含む長さで
あることが望ましく、個別電極の幅および間隔が決めら
れていれば、この長さを満足するように個別電極の数が
選定される。第1、第2の共通電極13a,13bは、
個別電極アレイ12の配列方向両端(図で左右両端)の
外側に設けられており、外部で互いに接続されている。
【0022】個別電極アレイ12の各電極には、それぞ
れアナログスイッチ21の各々の一端が接続され、アナ
ログスイッチ12の各々の他端は発振器22の出力端子
に共通に接続されている。発振器22は典型的には正弦
波発振器であり、その発振周波数は測定速度を高める等
の理由から比較的高い周波数、例えば1MHz程度に選
ばれる。
【0023】アナログスイッチ12は、タイミング発生
器23からのタイミングパルスによって順次選択的にオ
ン状態とされ、これに伴い指10と個別電極アレイ12
の各電極との間の静電容量の分布に依存する信号が共通
電極13a,13bを介して順次選択的に検出される。
すなわち、共通電極13aは検出抵抗24を介して接地
されており、この検出抵抗24の両端に指10と個別電
極アレイ12の各電極との間の静電容量に依存して変化
する交流電圧が発生する。
【0024】検出抵抗24の両端に発生した交流電圧
は、帯域通過フィルタ(BPF)25に入力される。帯
域通過フィルタ25の通過域の中心周波数は、発振器2
2の発振周波数と等しく選定されている。この帯域通過
フィルタ25の出力は検波回路(DET)26によって
検波された後、A/D変換器27に入力される。検波回
路26は、簡単には包絡線検波回路でよく、また同期検
波回路を用いてもよい。同期検波回路を用いる場合は、
発振器22の出力を参照信号として用いるようにする。
【0025】A/D変換器27は、タイミング発生器2
3からのアナログスイッチ21に供給されるタイミング
パルスと同期したサンプリングクロックに従って、検波
回路26の出力信号をサンプリングしてディジタル信号
に変換する。このA/D変換器27から出力されるディ
ジタル値は、指10と個別電極アレイ12の各電極との
間の静電容量に依存して順次変化する。
【0026】A/D変換器27の出力信号は、演算制御
部(CPU)28に入力される。演算制御部28は、タ
イミング発生器23を制御すると共に、A/D変換器2
7から出力されるディジタル信号についてディジタル演
算を行うことにより、被認証者が登録されている個人か
否かの判定を行う。A/D変換器27の出力信号は、次
式(1)で表される。
【0027】 V(i) =R×Vo/(Z(i) +Zf+Zc+R) (1) ここで、Rは検出抵抗24の抵抗値、Voは発振器22
の出力電圧の振幅、Z(i) は指10と個別電極アレイ1
2のi番目の個別電極との間の容量性結合によるインピ
ーダンス、Zcは指10と共通電極13a,13bとの
間の容量性結合によるインピーダンスの合成インピーダ
ンスである。さらに、Zfは指10自体のインピーダン
スであり、この場合は個別電極アレイ12のi番目の個
別電極と共通電極13a,13bとの間の各々のインピ
ーダンスの合成インピーダンスである。
【0028】個別電極アレイ12のうち、指10との距
離が小さい個所では電極と指10との容量性結合が強く
なり、インピーダンスZ(i) は小さくなるため、信号V
(i)は大きくなる。逆に、指10の第一関節付近の横じ
わの部分のように、個別電極アレイ12のうち指10と
の距離が長い個所では電極と指10との容量性結合が弱
くなり、インピーダンスZ(i) が大きくなるため、信号
V(i) は小さくなって急峻なディップを持つ。すなわ
ち、信号V(i) は指10の表面の凹凸の特徴パターンの
情報を持つことになる。そこで、この信号V(i) を特徴
パターン信号と称する。
【0029】この場合、個別電極アレイ12および共通
電極13a,13bは誘電体層14により被覆されてい
るため、指10とこれらの電極12および13a,13
bとの間の電気抵抗は無限大となる。従って、指10と
個別電極アレイ12および共通電極13a,13bとの
間の電気抵抗の変化がないため、特徴パターン信号V
(i) として、指10の発汗等の表面状態の変化に影響さ
れず、指10の凹凸の特徴パターンのみに対応した信号
が得られる。
【0030】式(1)における指10自体のインピーダ
ンスZfは、発振器22の発振周波数が比較的低い場合
は略一定となるが、発振周波数が1MHz程度と高い場
合には有意の値となってくる。そして、このインピーダ
ンスZfは共通電極13a,13bのいずれか一方、例
えば13aのみ設けられているとすると、指10の単位
長さ当たりのインピーダンスが略一定とすれば、共通電
極13aからの距離に比例して大きくなり、この場合は
指10の先端で大きく、基部で小さな値となる。従っ
て、共通電極13aから離れた部位ほど、特徴パターン
信号V(i) はインピーダンスZf分だけ低下することに
なり、これが指10の表面の凹凸の特徴パターンを正確
に検出できなくなる原因となる。
【0031】これに対し、本発明のように個別電極アレ
イ12の配列方向両端の外側にそれぞれ共通電極13
a,13bを設け、かつこれらを共通接続すると、式
(1)の特徴パターン信号V(i) 中の指10自体のイン
ピーダンスZfは、前述したように個別電極アレイ12
のi番目の個別電極と共通電極13a,13bとの間の
各々のインピーダンスの合成インピーダンスとなる。こ
のインピーダンスZfは個別電極アレイ12の長手方向
の中間、つまり共通電極13aと13bとの中間の位置
で最大値となり、ここから共通電極13aまたは13b
に近付くに従い減少するので、指10の先端と基部との
インピーダンス差が低減される。
【0032】従って、共通電極13a,13bが一方の
みしかない場合に比較して、インピーダンスZfによる
特徴パターン信号V(i) のばらつきが低減され、指10
の凹凸の特徴パターンを正確に検出することができる。
【0033】図3は、個別電極アレイ12の位置(i)
を横軸に、また縦軸に特徴パターン信号V(i) の振幅を
とって示す図であり、(a)は本実施形態の場合、
(b)は共通電極13a,13bのうち13aのみを設
けた比較例の場合である。共通電極13aのみの場合
は、図3(b)に示すように共通電極13aから離れる
に従って特徴パターン信号V(i) の振幅が低下してい
る。これに対し、個別電極アレイ12の両側に共通電極
13a,13bを設け、かつこれらを共通に接続した本
実施形態の構成によれば、図3(a)に示すように、図
3(b)のような特徴パターン信号V(i) の振幅低下が
なく、ばらつきの少ない特徴パターン信号V(i)が得ら
れている。
【0034】次に、演算制御部28での処理手順につい
て説明する。この処理は、大きく分けて登録と照合の二
つがある。まず、登録処理について図4に示すフローチ
ャートを用いて説明する。
【0035】まず、特徴パターン信号V(i) を取り込む
(ステップS11)。ここで、特徴パターン信号V(i)
とは前述したように、検出抵抗24の両端に発生した交
流電圧を帯域通過フィルタ25および検波回路27を経
てA/D変換器28でディジタル化した信号の特徴パタ
ーンを表す信号である。次に、この特徴パターン信号V
(i) を照合用の特徴パターン信号Vd(i) として適当な
記録媒体、例えばICカード内のデータメモリに記録す
ることで登録を行う(ステップS12)。
【0036】次に、照合処理について図5に示すフロー
チャートを用いて説明する。まず、登録処理におけるス
テップS11と同様に、特徴パターン信号V(i) を取り
込む(ステップS21)。次に、前述した登録処理によ
りICカード内のデータメモリなどの記録媒体に登録さ
れている照合用の特徴パターン信号Vd(i)を読み出
し、これとステップS21で取り込んだ特徴パターン信
号V(i) を比較照合する(ステップS22)。この比較
照合は、以下の手順で二つの特徴パターン信号V(i) ,
Vd(i) の相違度Eを計算することにより実現される。
まず、次式(2)(3)により、検出された特徴パター
ン信号V(i) と登録されている特徴パターン信号Vd
(i) の位置合わせを行う。
【0037】
【数1】
【0038】この場合、V(i) をmだけずらせたV(i+
m)とVd(i) との2乗誤差をある範囲にわたって加算し
た信号をS(m) としている。なお、NはV(i) の要素の
数である。
【0039】こうして求めた信号S(m) は、V(i+m)と
Vd(i) の一致度を表すパラメータであり、S(m) の値
が小さいほど一致度が高いことを示す。位置合わせはm
をある範囲で変化させ、最もS(m) の値が小さくなると
きのMを位置ずれ量とし、このMのところで位置合わせ
ができたとする。次に、次式(4)(5)を用いて相違
度Eを計算する。NはV(i) の要素の数である。
【0040】
【数2】
【0041】式(4)(5)の相違度Eは、検出された
特徴パターン信号V(i) の位置合せ後の信号V(i+M)と
登録されている特徴パターン信号Vd(i) との2乗誤差
をある範囲にわたって加算した信号を同じ範囲の信号V
d(i) の2乗和で正規化したものである。こうして計算
される相違度Eは、V(i+M)とVd(i) との相違度を表
しており、このEの値が大きいほど両者の相違が大き
く、値が小さいほど両者が似ていることを示す。
【0042】こうして相違度Eを計算した後、次に相違
度Eを予め定められた閾値THと比較する(ステップS
23)。この比較の結果、E≦THならば被認証者を登
録されている本人と判定し(ステップS24)、処理を
終了する。また、E>THならばV(i+M)とVd(i) が
一致していないと判断して、被認証者を他人と判定し
(ステップS25)、処理を終了する。
【0043】以上の照合処理が終了すると、演算制御部
28は照合結果に応じた処理、例えば本人と判定した場
合はドアを解放し、他人と判定した場合は警報を鳴らす
などの処理を行う。これらの処理は、対象とするセキュ
リティシステムによって種々異なることはいうまでもな
い。
【0044】次に、本発明の他の実施形態について述べ
る。なお、以下の実施形態では図1および図2と同一ま
たは相対応する部分に同一符号を付して第1の実施形態
との相違点を中心に説明する。
【0045】(第2の実施形態)図6に、本発明の第2
の実施形態に係る個人認証装置の構成を示す。本実施形
態は発振器22の出力を第1の共通電極13aに接続
し、個別電極アレイ12側からアナログスイッチ21を
介して信号を取り出すようにした点が第1の実施形態と
異なる。このように構成しても、第1の実施形態と同様
の結果が得られることは明らかである。
【0046】(第3の実施形態)図7は、本発明の第3
の実施形態に係る個人認証装置のセンサ部の構成を示す
図であり、櫛形電極15を用いている。櫛形電極15の
両側の幅広の部分は、第1、第2の共通電極15a,1
5bであり、幅狭の電極指(櫛歯状部分)15cは個別
電極アレイ12の各電極の間に挿入されている。このよ
うに第1、第2の共通電極を櫛形電極15の一部として
構成することによっても、先の実施形態と同様の効果が
得られる。
【0047】また、本実施形態では電極指15cも共通
電極15a,15bと接続されているので、特徴パター
ン信号のばらつきをさらに低減して、より高精度の認証
が可能となる。
【0048】(第4の実施形態)図8は本発明の第4の
実施形態に係る個人認証装置における圧力分布検知機能
を有するセンサ部の構成を示す断面図であり、図9は同
実施形態に係る個人認証装置の圧力分布検知に基づく指
置き状態判定に関する部分の概略構成を示す図である。
すなわち、本実施形態は被認証者の指のセンサ部への押
圧による圧力分布を検知し、これに基づいてセンサ部へ
の指置き状態を判定して、その判定結果を被認証者に報
知するようにしたものである。
【0049】センサ部においては、図8に示すように絶
縁性基板11上に下部電極16を介して感圧抵抗シート
17が形成され、この感圧抵抗シート17上に個別電極
アレイ12および第1、第2の共通電極13a,13b
が形成されている。感圧抵抗シート17は、例えば樹脂
シートの中に導電性粒子を分散させ、圧力が加えられた
とき厚み方向の抵抗値が低下するように構成されてい
る。
【0050】このようにセンサ部を構成すると、指10
を誘電体層14上に押し付けた際、誘電体層14および
個別電極アレイ12を介して感圧抵抗シート17に圧力
が加わることにより、個別電極アレイ12の各電極と下
部電極15との間の抵抗値が低下すると共に、誘電体層
14に加わる圧力分布に応じて、つまり指10の置き方
によって抵抗値の分布が変わるため、これを検出するこ
とで指10がセンサ上に正しく置かれているか否かを判
定することができる。この指置き状態の判定方法につい
て、図9を用いて説明する。
【0051】図9に示すように、個別電極アレイ12の
各電極には、それぞれアナログスイッチ31の各一端が
接続され、アナログスイッチ31の各他端は直流の基準
電圧源32に接続されている。一方、下部電極16は検
出抵抗34を介して接地されており、この検出抵抗34
の両端に個別電極アレイ12の各電極と下部電極16と
の間の抵抗値の分布に依存して変化する直流電圧が発生
する。
【0052】検出抵抗34の両端に発生した直流電圧
は、A/D変換器37に入力される。A/D変換器37
は、タイミング発生器33からのアナログスイッチ31
に供給されるタイミングパルスと同期したサンプリング
クロックに従って検出抵抗34の両端に発生した直流電
圧をサンプリングしてディジタル信号に変換する。この
A/D変換器37の出力信号は、演算制御部(CPU)
38に入力される。
【0053】演算制御部38では、タイミング発生器3
3を制御すると共に、A/D変換器37から出力される
ディジタル信号から感圧抵抗シート17の抵抗値分布を
検出して、被認証者の指10が正しくセンサ部に置かれ
ているか否かを判定する。具体的には、例えば個別電極
アレイ12の各電極を介して検出される抵抗値が全てあ
るいは一部が所定の閾値以下になった場合に、指が正し
く置かれていると判定することができる。
【0054】この指置き状態の判定結果は表示部39で
表示され、指の置き方が悪い場合にはその旨が被認証者
に報知される。また、この判定結果に基づき指が正しく
置かれている場合には、前述した認証動作に自動的に移
行させるようにすることもできる。
【0055】(第5の実施形態)図10は、本発明の第
5の実施形態に係る個人認証装置の概略構成を示す図で
あり、図9における指置き状態判定のためのアナログス
イッチ31、タイミング発生器33、A/D変換器37
および演算制御部38を認証のためのアナログスイッチ
21、タイミング発生器23、A/D変換器27および
演算制御部28と共用した例である。
【0056】本実施形態では、図1の構成にモード切替
スイッチ41,42と図9で説明した基準電圧源32と
検出抵抗34および表示部39が追加されている。スイ
ッチ41は指置き状態判定モードでは基準電圧源32側
に切り替えられ、認証モードでは発振器22側に切り替
えられる。一方、スイッチ42は指置き状態判定モード
では検波回路26の出力側に切り替えられ、認証モード
では圧力分布を検出するための検出抵抗34側に切り替
えられる。
【0057】従って、本実施形態によると簡単な構成に
より、指置き状態判定機能を持った個人認証装置を実現
することができる。なお、図6に示した第2の実施形態
の個人認証装置に同様の指置き状態判定機能を持たせる
ことも可能であり、さらに図7に示した第3の実施形態
に係るセンサ部に下部電極および感圧抵抗シートを組み
合わせることによって、圧力分布検知機能を持たせるこ
ともできる。
【0058】(第6の実施形態)図11は、本発明の第
6の実施形態に係る個人認証装置における圧力分布検知
機能を有するセンサ部の構成を示す断面図である。本実
施形態では、第1、第2の共通電極13a,13bの下
部に、下部電極18a,18bおよび感圧抵抗層19
a,19bが設置されている。指10を図11のように
センサ部の上に正しく置くと、感圧抵抗層19a,19
bの抵抗値が共に低下するので、これを先の実施形態と
同様に検出することで、指置き状態の判定が可能とな
る。
【0059】(第7の実施形態)図12(a)(b)
は、本発明の第7の実施形態に係る個人認証装置におけ
る圧力分布検知機能を有するセンサ部の構成を示す断面
図と個別電極アレイの平面図である。本実施形態では、
個別電極アレイ20を歪みゲージによって構成してい
る。歪みゲージは、例えばCrのような金属材料の細線
を図12(b)に示すようなパターンで形成した公知の
ものであり、本実施形態ではこのような歪みゲージを各
々の個別電極として個別電極アレイ20が構成されてい
る。
【0060】図12(a)のようにセンサ部の誘電体層
14上に被認証者の指10が押し付けられると、その圧
力分布に応じて個別電極アレイ20の各個別電極を構成
する歪みゲージの抵抗値が変化するので、この抵抗値の
分布を先と同様に検出することにより、指置き状態の判
定が可能となる。個別電極アレイ20の各々の歪みゲー
ジは、認証動作においては単なる個別電極として用いら
れる。
【0061】このように本実施形態によると、感圧抵抗
シートなどを用いることなく、より簡単な構成で指置き
状態の判定が可能となる。本発明は、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変形して実施することが可能である。例
えば、上述した実施形態では個別電極アレイを線状電極
あるいは歪みゲージからなる個別電極を一次元に配列し
て構成したが、個別電極をドット状電極として二次元の
マトリクス状に配列して構成してもよく、これにより被
認証者の指紋などの指の二次元情報に応じた静電容量分
布に依存する信号を検出して認証を行うこともできる。
また、第4〜第7の実施形態で説明した圧力分布検知機
能を持つセンサ部においては、共通電極を一つのみとし
てもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば個
別電極アレイと、その配列方向両端の外側にそれぞれ設
けられ、互いに接続された第1、第2の共通電極と、こ
れらの電極上に設けられた誘電体層でセンサ部を構成
し、誘電体層上に指を押し付けたときの指表面と個別電
極アレイの各電極との間の静電容量の分布に依存する信
号を介して順次選択的に検出し、この信号の特徴パター
ンと予め登録されている特徴パターンとを比較照合する
ことにより、光学系を必要としない簡単な構成で、しか
も発汗などの指の状態変化の影響を受けることなく確実
に被認証者が登録されている個人か否かを確実に判定す
ることができる。
【0063】また、本発明では特に個別電極アレイの配
列方向両端の外側にそれぞれ共通電極を設け、かつこれ
らを共通接続することによって、特徴パターン信号にパ
ラメータとして含まれる指自体のインピーダンスは、個
別電極アレイの各電極と二つの共通電極との間の各々の
インピーダンスの合成インピーダンスとなり、個別電極
アレイの長手方向の中間で最大値を呈し、共通電極側に
近付くに従い減少するため、指自体のインピーダンスに
よる特徴パターン信号のばらつきが低減され、指の凹凸
の特徴パターンにより正確に対応した特徴パターン信号
を検出することが可能となる。従って、指のインピーダ
ンスの影響を受けない高精度な認証を行うことができ
る。
【0064】さらに、センサ部の誘電体層に加わる圧力
分布を検知して、その検知結果から誘電体層への指置き
状態を判定し、その判定結果を被認証者に対して報知す
ることにより、指の置き方が悪い場合にその旨を被認証
者に知らせることで、認証精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る個人認証装置の
全体構成を示す図
【図2】同実施形態におけるセンサ部の構成とセンサ部
に被認証者の指が置かれた状態を示す断面図
【図3】同実施形態に係る個人認証装置の効果を説明す
るための個別電極アレイの位置と特徴パターン信号の振
幅の関係を示す図
【図4】同実施形態における登録処理の手順を示すフロ
ーチャート
【図5】同実施形態における照合処理の手順を示すフロ
ーチャート
【図6】本発明の第2の実施形態に係る個人認証装置の
全体構成を示す図
【図7】本発明の第3の実施形態に係る個人認証装置に
おけるセンサ部の構成を示す平面図
【図8】本発明の第4の実施形態に係る個人認証装置の
圧力分布検知機能を有するセンサ部の構成を示す断面図
【図9】同実施形態に係る個人認証装置における圧力分
布検知に基づく指置き状態判定に関する部分の構成を示
す図
【図10】本発明の第5の実施形態に係る個人認証装置
の全体構成を示す図
【図11】本発明の第6の実施形態に係る個人認証装置
の圧力分布検知機能を有するセンサ部の構成を示す断面
【図12】本発明の第7の実施形態に係る個人認証装置
における圧力分布検知機能を有するセンサ部の構成を示
す断面図および個別電極アレイの平面図
【符号の説明】
10…被認証者の指 11…絶縁性基板 12…個別電極アレイ 13a,13b…第1、第2の共通電極 14…誘電体層 15…櫛形電極 15a,15b…第1、第2の共通電極 15c…電極指 16…下部電極 17…感圧抵抗シート 18a,18b…下部電極 19a,19b…感圧抵抗層 20…歪みゲージからなる個別電極アレイ 21…アナログスイッチ 22…発振器 23…タイミング発生器 24…検出抵抗 25…帯域通過フィルタ 26…検波回路 27…A/D変換器 28…演算制御部 31…アナログスイッチ 32…基準電圧源 33…タイミング発生器 34…検出抵抗 37…A/D変換器 38…演算制御部 39…表示部 41,42…モード切替スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被認証者の指の特徴を用いて個人認証を行
    う個人認証装置において、 複数の個別電極を配列して構成された個別電極アレイ
    と、 前記個別電極アレイの配列方向両端の外側にそれぞれ設
    けられ、かつ互いに接続された第1、第2の共通電極
    と、 前記個別電極アレイおよび前記第1、第2の共通電極上
    に設けられた誘電体層と、 前記誘電体層上に指を押し付けたときの指表面と前記個
    別電極アレイの各電極との間の静電容量の分布に依存す
    る信号を前記第1、第2の共通電極を介して順次選択的
    に検出する信号検出手段と、 前記信号検出手段により検出された信号の特徴パターン
    と予め登録されている特徴パターンとを比較照合する照
    合手段とを備えたことを特徴とする個人認証装置。
  2. 【請求項2】前記信号検出手段は、前記個別電極アレイ
    の各電極に順次選択的に所定周波数の交流信号を印加
    し、前記第1、第2の共通電極から該交流信号の周波数
    に通過域の中心周波数が設定された帯域制限手段および
    検波手段を介して前記電気信号を取り出すように構成さ
    れることを特徴とする請求項1記載の個人認証装置。
  3. 【請求項3】前記信号検出手段は、前記第1、第2の共
    通電極に所定周波数の交流信号を印加し、前記個別電極
    アレイの各電極から順次選択的に該交流信号の周波数に
    通過域の中心周波数が設定された帯域制限手段および検
    波手段を介して前記電気信号を取り出すように構成され
    ることを特徴とする請求項1記載の個人認証装置。
  4. 【請求項4】前記誘電体層に加わる圧力分布を検知する
    圧力分布検知手段と、 前記圧力分布検知手段の検知結果から前記誘電体層に対
    する指の置き方を判定する判定手段と、 前記判定手段の判定結果を被認証者に対して報知する報
    知手段とを有することを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか1項記載の個人認証装置。
  5. 【請求項5】前記圧力分布検知手段は、前記誘電体層に
    加わる圧力分布に応じて厚み方向の抵抗値分布が変化す
    るように設置された感圧抵抗シートを有し、この感圧抵
    抗シートの抵抗値分布を検出して前記誘電体層に加わる
    圧力分布を検知するように構成されることを特徴とする
    請求項4記載の個人認証装置。
  6. 【請求項6】前記個別電極アレイおよび前記第1、第2
    の共通電極の少なくとも一部の電極を歪みゲージにより
    構成し、前記圧力分布検知手段は該歪みゲージの抵抗値
    分布を検出して前記誘電体層に加わる圧力分布を検知す
    るように構成されることを特徴とする請求項4記載の個
    人認証装置。
JP10174818A 1998-06-22 1998-06-22 個人認証装置 Pending JP2000005147A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10174818A JP2000005147A (ja) 1998-06-22 1998-06-22 個人認証装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10174818A JP2000005147A (ja) 1998-06-22 1998-06-22 個人認証装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000005147A true JP2000005147A (ja) 2000-01-11

Family

ID=15985209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10174818A Pending JP2000005147A (ja) 1998-06-22 1998-06-22 個人認証装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000005147A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003535629A (ja) * 2000-06-09 2003-12-02 アイデックス・エーエスエー リアルタイム指表面パターン測定システム
KR100437488B1 (ko) * 2001-05-30 2004-06-25 주식회사 바이오스페이스 생체전기 임피던스 측정장치
JP2009000424A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Hitachi Medical Corp 生体光計測装置
JP2020513917A (ja) * 2017-01-04 2020-05-21 ライブメトリック (メディカル) エス.エー.Livemetric (Medical) S.A. 圧力センサアレイを用いた血圧信号測定システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003535629A (ja) * 2000-06-09 2003-12-02 アイデックス・エーエスエー リアルタイム指表面パターン測定システム
KR100437488B1 (ko) * 2001-05-30 2004-06-25 주식회사 바이오스페이스 생체전기 임피던스 측정장치
JP2009000424A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Hitachi Medical Corp 生体光計測装置
JP2020513917A (ja) * 2017-01-04 2020-05-21 ライブメトリック (メディカル) エス.エー.Livemetric (Medical) S.A. 圧力センサアレイを用いた血圧信号測定システム
JP7338830B2 (ja) 2017-01-04 2023-09-05 ライブメトリック (メディカル) エス.エー. 圧力センサアレイを用いた血圧信号測定システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920000551B1 (ko) 접촉판넬장치 및 그 접촉위치 결정방법
JP4528130B2 (ja) 複素インピーダンスの4点測定による生きている指の検出
EP0790479B1 (en) Capacitive distance sensor, particularly for acquiring fingerprints
EP1374146B1 (en) Swiped aperture capacitive fingerprint sensing systems and methods
US6175641B1 (en) Detector for recognizing the living character of a finger in a fingerprint recognizing apparatus
US7369689B2 (en) Personal authentication system and personal authentication method
JPH09218006A (ja) 指紋捕捉センサ
JP2002505778A (ja) 指紋の構造を測定する方法および装置
JPS63140320A (ja) 力感知型データ入力装置における位置検出方法
US9104901B2 (en) Electronic device including interleaved biometric spoof detection data acquisition and related methods
TW507168B (en) Capacitive bio-metric sensor
EP3545455B1 (en) Method and electronic device for determining whether to allow user access
WO2005019767A1 (ja) 表面形状認識センサ装置
JP2000148376A (ja) データ入力装置
US9229549B1 (en) Random scanning technique for secure transactions entered with capacitive sensor input device
JP2000005147A (ja) 個人認証装置
JP2001021309A (ja) 個体認証方法及び個人認証方法
JP5262703B2 (ja) 座標入力システム
EP0866416B1 (en) Apparatus for inputting information on the irregularity of a finger, individual-identifying apparatus and identifying method
KR20170121423A (ko) 지문 인식 모듈 검사 장치
JPH1199141A (ja) 個体認証装置及びその製造方法
JPH0981727A (ja) 個人認証装置
JPH1091784A (ja) 個人認証装置
JP2001017412A (ja) 個体認証装置
JPH10261088A (ja) 指の凹凸情報入力装置および個人認証装置