JP2000004441A - 動き検出方法及び装置 - Google Patents

動き検出方法及び装置

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JP2000004441A
JP2000004441A JP9958299A JP9958299A JP2000004441A JP 2000004441 A JP2000004441 A JP 2000004441A JP 9958299 A JP9958299 A JP 9958299A JP 9958299 A JP9958299 A JP 9958299A JP 2000004441 A JP2000004441 A JP 2000004441A
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JP9958299A
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Hiromi Watanabe
浩已 渡辺
Kenichi Iwata
憲一 岩田
Hiroshi Hatae
博 波多江
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像の動き検出に使用するデータの読み出し時
間と演算時間を短縮し、データの転送効率を高める。 【解決手段】被動き検出ブロックS1を、画素位置が相
互に異なる複数の分割被動き検出ブロックに分割(81
1)し、複数の分割被動き検出ブロックに対して、参照
画像の動き検出範囲から切り出された同一の参照画像ブ
ロック(824)とから、夫々の近似度を並行して演算
部(816〜819)でもとめ、夫々の近似度の中から
最も近似度の高いもの分割被動き検出ブロックを決定す
る(826)。決定された分割被動き検出ブロックに対
応するベクトルを上記被動き検出対象画像のブロックの
動きベクトル(S82)として検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動き検出方法及び
装置、更に詳しくいえば、異なる時点における画像間の
像の動きを検出する方法及び装置に係り、特に動画像の
符号化装置等で、動き補償等に使われる動き検出方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像信号を符号化し、蓄積するあるいは
伝送する方式として、ITU−T(国際電気通信連合電
気通信標準化部門)からH.261やH.262が、I
SO(国際標準化機構)からMPEG1(11172−
2)やMPEG2(13818−2)が勧告されてい
る。これらの方式は、画像信号の符号化で、動き補償フ
レーム間予測を採用している。映像信号は、信号の冗長
性が高いことが知られている。動き補償フレーム間予測
は、この冗長さを除去する技術である。動き補償フレー
ム間予測の技術では、圧縮対象の画像フレームを複数の
ブロック(以下、圧縮対象ブロックと呼ぶ)に分割し、
各圧縮対象ブロック単位に処理を行う。すなわち、各圧
縮対象ブロックに対して、時間的に前に信号処理された
画像フレーム(以下、参照画像フレームと呼ぶ)の中の
その圧縮対象ブロックの近傍に位置する動き検出範囲か
ら、上記圧縮対象ブロックと同じ大きさの複数のブロッ
ク(以下、参照画像ブロックと呼ぶ)を切り出し、これ
らの参照画像ブロックのうちで、上記圧縮対象ブロック
に最も近似した参照画像ブロックを探し出す。
【0003】次に、その圧縮対象ブロックと探し出され
た参照画像ブロックとの差分を符号化し、それによりそ
の圧縮対象ブロックに対する圧縮された符号列を生成す
る。動き検出とは、この最も類似した参照画像ブロック
を探索する処理であり、動きベクトルは、各圧縮対象ブ
ロックと、そのブロックに対して探し出された参照画像
ブロックとの間の画面上の変位である。このような動き
検出は、通常、画像信号の符号化装置で行われる。
【0004】動き検出は、各種の論文、書籍や特許等で
紹介されている。最も一般的な手法と、圧縮対象ブロッ
ク(以下、被動き検出ブロックと呼ぶこともある。)に
対しと、参照画像フレーム内の全ての参照画像ブロック
のそれぞれとの間で、画素毎の差分絶対値を算出し、そ
れぞれの参照画像ブロックに対してその差分絶対値の和
を計算し、その和が最も小さい参照画像ブロックを検出
する。この検出により見つけられた参照画像ブロックと
被動き検出ブロックとの画面上での変位を水平及び垂直
の変位成分で表して、動きベクトルとする。これは全探
索手法と呼ばれている。
【0005】全探索手法は、被動き検出ブロックに含ま
れる全ての画素と、参照画像フレーム内の全ての参照ブ
ロックに含まれる全ての画素との差分の絶対値を計算
し、各参照ブロック毎にその差分絶対値の和を計算する
必要があるために、演算量が極めて多く、高速な演算速
度を必要とする。
【0006】このため、演算量を少なくする被動き検出
方法として、図14〜図16に示すようなサブサンプル
手法が考えられる。この方法は、符号化画像フレーム内
の被動き検出ブロック100を、水平垂直にそれぞれ1
画素おきにサブサンプルし、サブサンプリング被動き検
出ブロック101を得て、図15に示す参照画像フレー
ム200内の動き検出範囲201の全ての参照ブロック
とサンプル画素との各画素毎の差分を利用して画像の近
似度を求め、最も近似度の高い参照画像ブロックを検出
し、その参照画像ブロックと被動き検出ブロックとの画
面上での変位を動きベクトルとして表す。
【0007】また、サブサンプル手法を参照画像フレー
ム内の全ての参照画像ブロックに対して行わず、参照画
像フレームも水平垂直に1画素おきの画像フレームとし
て、即ち、参照画像フレーム内の参照画像ブロック数を
1上記4にし、その参照ブロック全てに対して、近似度
を求め、近似度が最も高い参照画像ブロックを検出し、
その参照画像ブロックと被動き検出ブロックとの画面上
での変位を水平及び垂直の変位成分で表して、動きベク
トルとして求める手法が多段階検索手法として考えられ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記全探索手法は、多
大の演算量を必要とするため、動き検出範囲を広くする
ことや、リアルタイムで実行することが困難である。ま
た、サブサンプル手法では、被動き検出ブロック内の画
素数が、例えば1上記4に減少するため、演算数も約1
上記4に減少させることが可能であるが、動き検出範囲
内の参照画像ブロックの読み出しに着目すると、検索範
囲の全ての画素の読み出しを必要とする。これは、例え
ば、動き検出を実行するLSIあるいはプロセッサに外
付けメモリが配置され、そのメモリに参照画像フレーム
が記憶されている場合に、メモリのバンド幅(転送効
率)に制限がある時等に、大きな問題となる。つまり、
動き検出範囲の全ての画素を読み出すため、メモリと動
き検出を実行するLSIとの間で、多くのデータ転送を
必要とする。
【0009】また、多段探索手法では、動き検出を実行
するLSIとメモリとの間のデータ転送量は削減される
が、動き検出の動作を段階的に制御する必要がり、回路
の複雑化、制御の複雑化が生じ、結果として多くの動き
検出時間を要することになる。 従って本発明の第1の
目的は、動き検出精度の劣化を防ぎつつ動き検出処理を
高速化することである。本発明の第2の目的は、参照画
像フレーム内の動き検出範囲のデータの読み出しを減少
させ、メモリと動き検出部との間の転送効率を向上させ
ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の動き検出方法では、被動き検出ブロック
を、画素位置の異なる複数のブロック(以下、分割被動
き検出ブロックと呼ぶ)に分割し、その各々の分割被動
き検出ブロックに、被動き検出ブロックにおけるベクト
ルを対応させ、その分割被動き検出ブロックそれぞれに
対して、参照画像の動き検出範囲から切り出された同一
のブロック画素データ(参照画像ブロックと呼ぶ)との
間で、近似度を求め、その複数の分割被動き検出ブロッ
クの近似度の中で最も近似度の高い値を示した分割被動
き検出ブロックの示すベクトルを最適な動きベクトルと
して検出する。
【0011】図4ないし図6を用いて、本発明の原理、
動作について説明する。図4に示すように、符号化画像
フレームの中で、動きを検出しようとする被動き検出ブ
ロック100を画素位置の異なる(白丸、白3角、黒3
角、黒丸で示した)4つの分割被動き検出ブロック10
1〜104に分割する。即ち、分割被動き検出ブロック
101は、被動き検出ブロックの左上隅画素から、水平
に1画素飛ばし(1画素あいだをおいた)し、垂直に1
ライン飛ばし(1ラインあいだをおいた)した4画素か
らなる。同様に、分割被動き検出ブロック102は、同
左上隅画素から第2番目の画素から、水平に1画素飛ば
し、垂直に1ライン飛ばしをした4画素からなり、分割
被動き検出ブロック103は、同左上隅画素から第2ラ
イン目の第1画素から、水平に1画素飛ばしし、垂直に
1ライン飛ばしをした4画素からなり、分割被動き検出
ブロック104は、同左上隅画素から、垂直に第2ライ
ン目、水平に第2画素から、水平に1画素飛ばし、垂直
に1画素飛ばした4画素からなる。
【0012】分割被動き検出ブロック101ないし10
4のそれぞれと、参照画像の動き検出範囲から切り出さ
れた同一の参照画像ブロックとの比較は、図5(a)に
示す参照画像フレーム200の中の動き検出範囲201
の画素のうち、図5(b)の参照画像ブロック202に
示ように、現画像フレーム内の被動き検出ブロックにお
ける左上隅画素位置と相対的に同一となる参照画像フレ
ームの画素位置を原点とし、水平方向(X方向)に−3
〜+2、垂直方向(Y方向)に−3〜+2の中で動きベ
クトルを検出する場合を説明する。図において、矢印の
向きが+の方向を示している。
【0013】動き検出に要する参照画像フレーム200
内の画素は、動き検出範囲201で示されるX方向−3
〜+5画素、Y方向−3〜+5ラインの部分となる。こ
の範囲から、参照画像ブロック203を適宜切り出す。
参照画像ブロック203は、動き検出範囲201を原点
から、水平に1画素飛ばし、垂直に1ライン飛ばしをし
た動き検出範囲202から、原点を左上隅とする参照画
像ブロックである。参照画像ブロック203は、動き検
出範囲202内の1つの参照ブロックであり、参照画像
ブロックとしては、204、205、206等、水平方
向へ2画素(近似計算に使用される画素)、垂直方向へ
2画素(近似計算に使用される画素)の正方ブロックで
あり、動き検出範囲202内で、9つの参照画像ブロッ
クがある。これらの参照画像ブロック203、204、
205、206等は、順番に読み出される。
【0014】4つの分割被動き検出ブロック101ない
し104の信号が、上記順次読み出される参照画像ブロ
ック203、204、205、206等と順次比較され
る。
【0015】検出ブロック101ないし104の信号と
参照画像ブロックの1つとの比較処理は、例として、参
照画像ブロック203と、分割被動き検出ブロック10
1〜104との比較処理が図6に示されている。図6に
示されているように、分割被動き検出ブロック101な
いし104のそれぞれは、被動き検出ブロック100に
おいて互いに異なる画素位置に存在していた画素で構成
されたブロックであるために、同一の参照画像ブロック
203と比較を行うと、それぞれそれぞれ異なった4つ
のベクトル(0,0)、(−1,0)、(0,−1)及
び(−1,−1)の近似度の情報を同時に出力する。こ
の場合、ブロック101がベクトル(100)に対し、
ブロック102はベクトル(−1,0)に対応し、ブロ
ック103はベクトル(0、−1)に対応し、ブロック
104がベクトル(−1、−1)に対応する。更に参照
画像ブロック204、205、206等についても同様
にして近似度の情報を求める。
【0016】
【発明の実施の形態】<発明の実施の形態1>図1は、
本発明による画像の動き検出方法を実施する動き検出装
置の一実施形態の構成を示すブロック図である。本実施
形態の機能の理解を容易にするため、動き検出装置を使
用する画像信号符号化装置を図2を用いて説明する。
【0017】図2において、端子1から入力されるとこ
ろの符号化すべき画像フレーム(水平X画素、垂直Yラ
インからなる2次元の画像)の信号はメモリ2に記憶さ
れ、さらにブロック分割部3で、特に制限されないが水
平x画素、水平yラインからなる複数のブロックに分割
され、分割されたブロック(以下、被動き検出ブロック
あるいは、圧縮対象ブロックと呼ぶ)の信号S1は、演
算器12と動き補償部8に加えられる。
【0018】動き補償部8は、本発明による動き検出装
置を含み、既に復号された画像(参照画像フレーム)が
記憶されているメモリ7から、被動き検出ブロックS1
に最も近似したブロックS2(以下、参照画像ブロック
と呼ぶ)を検出し、被動き検出ブロックS1と参照画像
ブロック信号S2との2次元的な変位分を動きベクトル
S4として出力する。演算器12は、動き検出装置で検
出された動きベクトルS4に対応する参照画像ブロック
信号S2と被動き検出ブロック信号S1との差分を画素
毎に求める。
【0019】ブロック分割部3から出力された圧縮対象
ブロック信号S1は、そのブロックをそのまま圧縮行う
場合(一般的にイントラモードと呼ばれる。)と、参照
画像ブロックとの差分を圧縮する場合(一般的に、イン
ターモードと呼ばれる。)があり、スイッチ4でそのモ
ード切り替えを行う。イントラモード、インターモード
の切り替えについては、本発明と直接関係しないため図
示及び説明を省略する。イントラモードあるいはインタ
ーモードで、処理される圧縮対象ブロック信号S1ある
いは、圧縮対象ブロック信号S1と参照画像ブロック信
号S2との差分は、変換器5に入力される。変換器5
は、2次元の離散コサイン変換と量子化部で構成され、
入力されるブロック信号を、一種の周波数変換し、周波
数帯域で量子化を行い、符号化器10へ出力する。符号
化器10では、量子化及び周波数数変換されたブロック
信号が可変長符号化される。また、インターモード時
で、動きベクトルを符号化する必要がある場合には、動
き補償部8から入力される動きベクトル情報S4も符号
化され、符号列出力ポート11へ出力される。
【0020】変換器5からの信号の一部は、逆変換器6
に入力される。逆変換器6は、変換器5で行われる処理
に対し逆の処理を行う。すなわち、逆量子化と2次元の
逆離散コサイン変換を行い、周波数変換された信号を、
画像のブロック信号へ変換する。イントラモードの場合
には、そのブロック信号のままメモリ7に記憶され、イ
ンターモードの場合には、参照画像ブロック信号S2と
加算器13で加算され、メモリ7に記憶される。この制
御は、スイッチ4と連動したスイッチ9で行う。以上の
構成、動作により、一つの画像フレーム全体が復号化
(局部復号)され、メモリ7に記憶される。
【0021】図3は、動き補償器8の構成を示す。動き
補償器8は、整数画素動き検出部81、半画素動き検出
部82及び最適参照画像ブロックを切り出す切出し部8
3とから構成される。整数画素動き検出部81は、被動
き検出ブロック信号S1を参照画像フレームS3内の画
素位置でのみ動き検出を行い、その内で最も近似してい
る部分の動きベクトルS81及びその時の近似度の情報
S82を半画素動き検出部82に入力する。半画素動き
検出部82は、参照画像フレーム内の画素位置として、
水平あるいは垂直が1上記2となる位置を使い、動きの
検出を行う。即ち画素と画素の間のベクトルを動きベク
トルとして求め、求めた動きベクトルをS4として出力
する動き検出部である。切出し部83は、参照画像フレ
ームS3と半画素動き検出部82の出力とを用いて、最
も近似している参照画像ブロックを検出し、動きベクト
ルS2として出力し、また、メモリ7より最適参照画像
ブロックS3を読み込む。
【0022】被動き検出ブロックの画素単位で動きは、
上記整数画素動き検出部81で検出され、画素単位より
も小さい範囲(この実施例では1上記2画素)での動き
が、上記半画素動き検出部82で検出される。切出し部
83は、上記整数画素動き検出部81による検出結果と
上記半画素動き検出部82による結果とから、最も近似
した参照画像ブロックを選択して、出力する。勿論、被
動き検出ブロックの動きが画素単位だけであった場合に
は、上記整数画素動き検出部81による検出結果に従っ
て、最も近似した参照画像ブロックが決定される。
【0023】本発明は、特に整数画素動き検出部81に
係わり、その構成動作を図1に戻り、詳細に説明する。
なお、説明を簡明にするため、被動き検出ブロックを図
4で説明した様に、それぞれ4×4画素で構成された分
割被動き検出ブロックに分割した場合を参照して説明す
る。
【0024】汎用DRAM等のメモリ2から入力される
被動き検出ブロック信号S1は、ブロック分割811で
アドレス制御によって4つの分割被動き検出ブロック8
12〜815の2面バッファメモリに分配、転送され
る。これにより、分割被動き検出ブロック812〜81
5には、それぞれ図4の分割被動き検出ブロック信号1
01〜104が格納される。
【0025】4つの分割被動き検出ブロック信号101
…104が、それぞれ分割動き検出ブロック812〜8
15から出力され、近似度演算器816〜819に加え
られる。近似度演算器816〜819のそれぞれは、同
一構成であり、2入力の減算器822、その差分の絶対
値を求める絶対値化器821、絶対値化器の出力を累算
する累算器820が直列に接続して構成さる。これらの
近似度演算期は、並列に動作する。
【0026】各減算器の一方の入力には分割被動き検出
ブロック(図4の101〜104)の画素信号が加えら
れ、他方の入力にはメモリ7内の参照画像フレーム信号
S3から動き検出範囲(図5(b)の202)内の参照
画像ブロック(例えば、図5(b),(c)の203,
204…206)の近似演算に利用される画素(図5
(b),(c)の黒四角で示す画素)が共通に画素毎に
加えられる。即ち、上記他方の入力のそれぞれには、共
通に、1つの画素が与えられ、上記一方の入力のそれそ
れには、互いに異なる分割被動き検出ブロックからの画
素信号が与えられる。
【0027】近似度演算器816〜819は、各参照画
像ブロックの画素数分(4画素)分の演算が終了する
と、結果を近似度として出力し、最適近似ブロック検出
部823に入力する。上記構成により、1つの参照画像
ブロックに対する演算によって、同時に4つの近似情報
及び動きベクトル(例えば、図6で示したように、4つ
の異なったベクトル(0,0)、(−1,0)、(0,
−1)及び(−1,−1)を得ることが出来る。1つの
参照ブロック(203)についての演算が終了すると、
制御回路825からの制御信号により各近似度演算器8
16〜819の累算器820がリセットされる。同様に
して、順次加えられる動き検出範囲202内の全ての参
照ブロック(図5の場合、参照画像ブロック203、2
04…など9個の参照画像ブロック)に対しても同様の
演算を行う。
【0028】最適近似ブロック検出部823は、動き検
出範囲202内の全ての参照ブロックの近似情報の中で
最大の近似度をもつ参照画像ブロック及び最大の近似度
をもつ参照画像ブロックが検出された近似度演算器を検
出し、最大の近似度を持つ参照画像ブロックが検出され
た時の動きベクトルを検出し、整数画素動き検出での動
きベクトルS81及び最大の近似度情報S82を出力す
る。最大の近似度の検出は、従来知られている基本的な
最大値検出回路で実現される。動きベクトルは、4つの
分割被動き検出ブロックの相対的アドレスが前もって規
定されているため(すなわち、図6で示される様に、分
割被動き検出ブロック101に対し分割被動き検出ブロ
ック102、103及び104はそれぞれ、x方向に−
1、Y方向にに−1及びx,y方向に−1シフトしてい
る)、その4つの相対的にシフトしたアドレスと参照画
像ブロックのアドレスとに対する単純な加減算回路を、
最適近似ブロック検出部821に設けることにより求め
ることが出来る。
【0029】以上の説明は、水平4画素、垂直4ライン
のブロックを被動き検出ブロックととし、それを4つに
分割した例について述べた。しかしながら、被動き検出
ブロックの大きさや、分割する数、動き検出の範囲等に
ついては、これに限定されるものではなく、任意の被動
き検出ブロックのサイズ、任意の分割数、任意の動き検
出範囲に対しても、同様の方法で実行できることは明ら
かである。例えば、上記被動き検出ブロックを水平16
画素、垂直16画素の2次元のブロックとし、水平及び
垂直にそれぞれ4画素づつ飛ばして、水平4画素、垂直
4画素の分割被動き検出ブロックを16ブロック作成し
てもよい。また、上記被動き検出ブロックを水平16画
素、垂直16画素の2次元のブロックとし、水平及び垂
直にそれぞれ2画素づつ飛ばして、水平8画素、垂直8
画素の分割被動き検出ブロックを4ブロック作成する様
にしてもよい。
【0030】<発明の実施の形態2>図7ないし図12
は、本発明による画像の動き検出方法の第2の実施形態
を示す図である。本実施形態は、図7に示すように、M
PEG等で、マクロブロックと呼ばれる水平16画素、
垂直16画素の2次元のブロック画像を被動き検出ブロ
ック100とし、それぞれが水平16画素で、垂直方向
においてライン位置が互いに異なる様に3画素づつ飛ば
した4つの分割被動き検出ブロック201、202、2
03、204を得るように、被動き検出ブロック100
を4つに分割するものである。なお、本実施形態を実施
する動き検出装置の構成は、画素数を除いては図1の構
成と実質的に同じであるので、その説明は省く。
【0031】図8は、参照画像の動き検出範囲及び近似
度の演算に利用される画素を示す。同図において、黒四
角は近似情報計算に利用される画素を、白四角は近似情
報計算に利用されない画素を示す。x,y軸は画素位置
の基準をを示す。本実施形態では動き検出の範囲を水平
方向に−3〜+5、垂直方向に−3〜+5画素として表
している。
【0032】第1の実施形態と同様に、分割被動き検出
ブロック201〜204毎に、被動き検出ブロックにお
ける動きベクトルを対応させ、上記分割被動き検出ブロ
ック201〜204それぞれに対して、参照画像の動き
検出範囲300から切り出された同一の参照画像ブロッ
クとの比較を同時に行い、上記ブロック間の近似度をそ
れぞれ出力させ、その中で最も近似度の高い分割被動き
検出ブロックの示すベクトルを、最適なベクトルとして
検出する。例えば、図9〜図12に示すように、分割被
動き検出ブロック201〜204は、参照画像の動き検
出範囲300から切り出された参照画像ブロック40
3,404,405,406の同一画素位置のものと近
似度が並行して同時に演算される。
【0033】例えば、分割被動き検出ブロック201〜
204のそれぞれと参照画像ブロック403との間で近
似度の計算が並列的に実行される。この近似度の計算の
際に使われる画素の位置について注目すると、参照画像
ブロック403における画素の位置は、各分割被動き検
出ブロック201〜204に対して共通の位置である。
一方、各分割被動き検出ブロック201〜204につい
ては、互いに異なる位置にある画素が、近似度の計算に
おいて使われることになる。他の参照画像ブロック40
4,405,406に対しても同様な近似計算が行われ
る。
【0034】図9の場合は、分割被動き検出ブロック2
01と参照画像ブロック403の画素の位置が同じであ
るため、動きベクトル(0,0)に対応している。図1
0〜図12の場合は、参照画像ブロック403の画素の
位置が同じであるが、分割被動き検出ブロック202〜
204の画素位置が垂直方向にそれそれ−1、−2、−
1だけずれ、水平方向は同じであるから、動きベクトル
(0,−1)、(0,−3)、(0,−3)に対応して
いる。従って、同時に4つの動きベクトルが求められ
る。
【0035】一般的に参照画像フレームは、外付けのD
RAMに記録される場合が多い。DRAM内の参照画像
フレームの記録は、同一ライン(水平画素群)を同一ワ
ード線上に記録する。このため、水平画素を連続的に読
みだす場合には比較的効率良く読み出しが行える。この
ため、本実施例のように、被動き検出ブロックを垂直方
向にサンプルしたブロックを利用することが参照画像フ
レームからの参照画像ブロックを読み出す上で最も効率
が良くなる。
【0036】<発明の実施の形態3>図13は、本発明
の第3の実施形態を示す。この実施形態においては、分
割被動き検出ブロック401〜404を、垂直に4画素
とし、水平方向に4つに分割した場合を示す。この時の
動き検出範囲は、水平方向に3ライン飛ばしした画素位
置だけの動き検出範囲405で、参照画像ブロックを切
り出すことが可能である。処理方法は、実施形態1と同
様のため、説明を省略する。なお、被動き検出ブロック
が16×16のマクロブロックである場合、垂直に16
画素とし、水平方向に3つ飛ばしで4つに分割しもよ
い。
【0037】<発明の実施の形態4>図17は本発明の
第4の実施形態の構成を示すブロック図である。
【0038】同図は、プロセッサ170によって図1の
機能が達成される。特に制限されないが、回路ブロック
170は周知の半導体製造技術によって1つの半導体チ
ップに形成されている。同図において、174は中央処
理装置(CPU)であり、縮小命令セット(RISC)
を実行する。また、このCPU174は、シングルイン
ストラクションマルチデータ、いわゆるSIMD命令を
サポートしている。CPU174に対して所望の処理を
実行させるためのプログラムは、リードオンリメモリ
(ROM)172に格納されている。周知のように、こ
のプログラムの中で、複数の縮小命令が使われており、
またその中にSIMD命令が含まれている。
【0039】図17において、171は、ダイナミック
型メモリ(RAM)であり、173は、スタチック型メ
モリ(SRAM)である。また、175はDRAM17
1やSRAM173などを結ぶバス(Bus)であり、
176はCPU174からDRAM171やSRAM1
73へアドレスを供給するためのアドレスバスである。
【0040】上記DRAM171は、図1に示したメモ
リ7として働き、上記SRAM173が、図1に示した
バッファメモリ812、813、814、815として
働く。CPU174は、プログラムに従って、DRAM
171とSRAM173をアクセスして、DRAM17
1内に記憶されている被動き検出ブロックの画素情報を
読み出して、読み出した画素情報をSRAM内に割り当
てられているバッファメモリ812〜815へ書き込
む。このアクセスの際に、被動き検出ブロックにおいて
互いに異なるアドレスに保持されている画素情報をSR
AM内の互いに異なる領域(バッファメモリ812〜8
15として割り当てられているエリア)へ格納する様に
動作が行われる。この動作によりブロック分割が行われ
る。
【0041】SRAM内のバッファメモリ812〜81
5に保持された情報(分割被動き検出ブロックの情報)
に対して、CPU174により近似度の演算及び最適近
似ブロック検出の処理が行われる。この近似度演算にお
いて、SIMD命令が使われている。即ち、SIMD命
令によって、図1の例のように4つの演算が並列にCP
Uにより実行される。最適近似ブロックに対応したベク
トルの演算(上述したベクトルの加減算)もCPU17
4によって実行される。また、近似度の演算の際に使わ
れる参照画像ブロックも、CPUによるアクセス動作に
よって、DRAMからSRAMへ転送される。これによ
り、CPUとSRAMとの間で近似度等の演算にかんす
る動作が行われるようになり、高速化が図られる。ま
た、演算に際してSIMD命令が使われるため、この点
でも高速化が図られる。
【0042】本発明によれば、複数の分割被動き検出ブ
ロックに対して1つの参照画像ブロックを読み出せば、
複数の近似度演算を実行することが出来る。そのため、
高速化を図ることができる。また、データ転送に対して
バス176を効率良く使うことが可能となる。
【0043】更に、1つのワード線を選択することによ
って、1ラインの画像情報を読み出される様に、DRA
M及び、あるいはSRAMに画素情報を記憶するように
しておけば、少ないアクセスで分割被動き検出ブロック
をDRAMからSRAMへ転送したり、CPU内に取り
込んだりすることが可能になる。また同様に、参照画像
ブロックについても少ないアクセス数でDRAMからS
RAMへ転送したり、CPU内に取り込んだりすること
が可能になる。この場合、図7ないし図12で説明した
ように画素情報が記憶され、1回あるいは数回のアクセ
スで画素情報が読み出されるようにしておく。
【0044】図17の実施形態では、大容量化が可能な
DRAM171に参照画像フレーム及び被動き検出ブロ
ックが記憶されている。近似度の演算ため、参照画像ブ
ロックは、SRAMに一度転送しているように説明した
が、勿論DRAMからCPUへこの参照画像ブロックを
供給するようにしてもよい。また、この実施例では、C
PU174がバス175と接続されていないが、勿論接
続されていてもよい。さらに、上記DRAMは、上記半
導体チップの外部に設けるようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、被動き検出ブロックを
複数の分割被動き検出ブロックに分割し、各分割被動き
検出ブロック毎に、同一の参照画像ブロックと比較を行
い、分割した分割被動き検出ブロック毎に、被動き検出
ブロックのベクトルの近似度号(近似情報)を求めるこ
とが可能である。即ち、同一の参照画像ブロックに対し
て、分割した分割被動き検出ブロック数分のベクトルの
近似情報が求められる。
【0046】これにより、動き検出範囲内の読み出し時
間が短縮できる。すなわち、参照画像フレーム内の動き
検出範囲のデータの読み出しを減少させ、メモリと動き
検出部との間の転送効率を向上させることができる。さ
らに、動き検出の処理も、分割数分だけ並列化が可能と
なり、動き検出演算が高速化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像の動き検出方法を実施する動
き検出装置の一実施形態の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の動き検出装置を使用する画像符号化装
置の構成を示すブロック図。
【図3】図2の動き補償部のブロック図。
【図4】本発明の動き検出方法の被動き検出ブロックを
説明する図。
【図5】本発明の動き検出方法の動き検出範囲を説明す
る図。
【図6】本発明の動き検出方法の比較方法を説明する
図。
【図7】本発明による画像の動き検出方法の第2の実施
形態における被動き検出ブロックを説明する図。
【図8】本発明による画像の動き検出方法の第2の実施
形態における参照画像フレームの被動き検出範囲を説明
する図。
【図9】本発明による画像の動き検出方法の第2の実施
形態における動き検出方法を説明する図。
【図10】本発明による画像の動き検出方法の第2の実
施形態における動き検出方法を説明する図。
【図11】本発明による画像の動き検出方法の第2の実
施形態における動き検出方法を説明する図。
【図12】本発明による画像の動き検出方法の第2の実
施形態における動き検出方法を説明する図。
【図13】本発明による画像の動き検出方法の第3の実
施形態における被動き検出ブロックを説明する図。
【図14】動き検出処理における被動き検出ブロックの
例を示す図。
【図15】動き検出処理における動き検出範囲を示す
図。
【図16】動き検出処理における比較方法を示す図。
【図17】本発明による画像の動き検出方法の第4の実
施形態を示すブロック図。
【符号の説明】
8…動き補償部、81…整数画素動き検出部、811…
ブロック分割部、812〜815…バッファメモリ、8
16〜819…近似度演算部、820…累算器、821
…絶対値化回路、822…減産器、823…最適近似ブ
ロック検出部、S1…被動き検出ブロック入力信号線、
S81…整数画素動きベクトル出力信号線、S82…整
数画素動き検出近似情報出力信号、171…DRAM、
172…ROM、173…SRAM、174…CPU。

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被動き検出対象画像のフレームを複数の被
    動き検出ブロックに分割し、上記被動き検出ブロックの
    画像に対して参照されるべき画像のフレームからの上記
    被動き検出ブロックの動きである動きベクトルをブロッ
    ク単位に検出する動き検出方法であって、 被動き検出ブロックを、互いに画素位置の異なる複数の
    分割被動き検出ブロックに分割し、上記分割被動き検出
    ブロックの夫々には、当該被動き検出ブロックにおける
    ベクトルを対応させる第1工程と、 上記複数の分割被動き検出ブロックのそれぞれに対し
    て、上記参照されるべき画像のフレームにおける参照画
    像の動き検出範囲から切り出された同一の参照画像ブロ
    ックの画素データとの比較を行い、上記参照画像ブロッ
    クと上記複数の分割被動き検出ブロックのそれぞれとの
    近似度を求め、求めた近似度に従って上記複数の分割被
    動き検出ブロックから分割被動き検出ブロックを選択
    し、選択した分割被動き検出ブロックに対応するベクト
    ルを当該被動き検出ブロックの動きベクトルの候補とし
    て検出する第2工程とを含むことを特徴とする動き検出
    方法。
  2. 【請求項2】上記被動き検出ブロックは、水平16画
    素、垂直16画素の2次元のブロックとし、上記工程は
    水平及び垂直にそれぞれ4画素づつ飛ばした水平4画
    素、垂直4画素の分割被動き検出ブロックを16ブロッ
    ク作成することを特徴とする請求項1記載の動き検出方
    法。
  3. 【請求項3】上記被動き検出ブロックを水平16画素、
    垂直16画素の2次元のブロックとし、上記第1工程は
    水平及び垂直にそれぞれ2画素づつ飛ばした水平8画
    素、垂直8画素の分割被動き検出ブロックを4ブロック
    作成することを特徴とする請求項1記載の動き検出方
    法。
  4. 【請求項4】上記被動き検出ブロックは水平16画素、
    垂直16画素の2次元のブロックとし、上記第1工程は
    垂直にそれぞれ4画素づつ飛ばした水平16画素、垂直
    4ラインの分割被動き検出ブロックを4つ作成すること
    を特徴とする請求項1記載の動き検出方法。
  5. 【請求項5】上記被動き検出ブロックは水平16画素、
    垂直16画素の2次元のブロックとし、上記第1工程は
    水平にそれぞれ4画素づつ飛ばした水平4画素、垂直1
    6ラインの分割被動き検出ブロックを4つ作成すること
    を特徴とする請求項1記載の動き検出方法。
  6. 【請求項6】被動き検出対象画像のフレームを複数の被
    動き検出ブロックに分割し、ブロック単位で、上記被動
    き検出ブロックに対して参照されるべき画像のフレーム
    からの上記被動き検出ブロックの動きである動きベクト
    ルを検出する装置であって、 被動き検出ブロックを、互いに画素位置の異なる複数の
    分割被動き検出ブロックに分割するブロック分割部と、
    上記分割被動き検出ブロックのそれぞれには、当該被動
    き検出ブロックにおけるベクトルを対応させ、上記複数
    の分割被動き検出ブロックのそれぞれに対して、上記参
    照されるべき画像のフレームにおける参照画像の動き検
    出範囲から切り出された同一の参照画像ブロックの画素
    データとの比較を行うことによって、上記参照画像ブロ
    ックと上記複数の分割動き検出ブロックのそれぞれとの
    近似度を求める複数の並列演算部と、上記並列演算部に
    よって求めた近似度に従って、上記複数の分割被動き検
    出ブロックから分割被動き検出ブロックを選択し、当該
    選択された分割動き検出ブロックに対応するベクトルを
    上記被動き検出ブロックの動きベクトルの候補として検
    出する近似ブロック検出部とをもつことを特徴とする動
    き検出装置。
  7. 【請求項7】上記被動き検出ブロックが水平16画素、
    垂直16画素の2次元のブロックであることを特徴とす
    る請求項6記載の動き検出装置。
  8. 【請求項8】上記分割被動き検出ブロックのそれぞれは
    垂直にそれぞれ4画素づつ飛ばした水平16画素、垂直
    4ラインのブロックであることを特徴とする請求項6記
    載の動き検出装置。
  9. 【請求項9】被動き検出対象画像ブロックのフレームを
    複数の被動き検出ブロックに分割し、ブロック単位で、
    上記被動き検出ブロックに対して参照される画像のフレ
    ームから上記被動き検出ブロックの動きである動きベク
    トルを検出する装置であって、 被動き検出ブロックを、互いに画素位置の異なる複数の
    分割被動き検出ブロックに分割し、それぞれには、当該
    被動き検出ブロックにおけるベクトルが対応ずけられる
    ブロック分割部と、 上記複数の分割被動き検出ブロックのそれぞれに対し
    て、上記参照されるべき画像のフレームにおける参照画
    像の動き検出範囲から切り出された同一の参照画像ブロ
    ックの画素データとの比較を行うことによって、上記参
    照画像ブロックと上記複数の分割被動き検出ブロックの
    それぞれとの近似度を求める複数の並列演算部と、 上記並列演算部によって求められた近似度に従って、上
    記複数の分割被動き検出ブロックから分割被動き検出ブ
    ロックを選択し、当該選択された分割被動き検出ブロッ
    クに対応するベクトルを上記被動き検出ブロックの動き
    ベクトルの候補として検出する近似ブロック検出部とを
    含む動き検出装置と、 上記動き検出装置で検出された動きベクトルに対応する
    参照画像ブロックと上記被動き検出ブロックの差分を画
    素ごとに求める演算器と、 上記差分の信号を変換する変換部と、 上記変換部の出力及び上記動きベクトルを符号化する符
    号化部と、 上記変換部の出力から上記参照する画像を得る復号部
    と、 上記復号部の出力及びベクトル分割部からの被動き検出
    ブロックを入力し上記動きベクトル及び上記演算器に加
    える上記被動き検出ブロックを得る上記動き検出装置を
    含む動き補償部とを有する動き検出装置。
  10. 【請求項10】被動き検出ブロックを互いに画素位置の
    異なる複数の分割被動き検出ブロックに分割する工程と
    上記複数の被動き検出ブロックのそれぞれと、上記被動
    き検出ブロックに対する参照されるべきところの参照画
    像の動き検出範囲から切り出された一つの参照画像ブロ
    ックとを比較する工程と比較結果に従って、上記複数の
    分割被動き検出ブロックから分割被動き検出ブロックを
    選択する工程を含む動き検出方法。
  11. 【請求項11】被動き検出ブロックと上記被動き検出ブ
    ロックに対して参照されるべき参照画像とを記憶した第
    1のメモリと、 バスを介しデータ転送動作により、それぞれが上記被動
    き検出ブロックにおいて互いに異なる画素位置にある画
    素の集合である複数の被動き検出ブロックが格納され
    る、上記第1のメモリに接続された第2のメモリと上記
    第2のメモリに格納されている複数の分割被動き検出ブ
    ロックのそれぞれと、上記参照画像から取り出された一
    つの参照画像ブロックとを比較し、比較結果に従って上
    記複数の分割被動き検出ブロックから被動き検出ブロッ
    クを選択する処理ユニットを有する動き検出装置。
  12. 【請求項12】上記処理ユニットは中央処理装置であ
    り、上記データ転送動作は上記中央処理装置によって制
    御される請求項11記載の動き検出装置。
  13. 【請求項13】上記第1のメモリはダイナミック型メモ
    リであり、上記第2のメモリはスタチック型メモリであ
    る請求項12記載の動き検出装置。
  14. 【請求項14】上記参照画像ブロックは上記第1のメモ
    リから上記第2のメモリへデータ転送され、上記比較は
    上記第2のメモリと上記中央処理装置との間で行われる
    請求項11記載の動き検出装置。
  15. 【請求項15】上記第1のメモリはダイナミック型メモ
    リであり、上記第2のメモリはスタチック型メモリであ
    る請求項14記載の動き検出装置。
  16. 【請求項16】上記ダイナミック型メモリ、上記スタチ
    ック型メモリ及び上記中央処理装置は一つの半導体チッ
    プに形成される請求項15記載の動き検出装置。
  17. 【請求項17】上記被動き検出ブロックのそれぞれは上
    記ダイナミック型メモリにおけるワード線に対応する1
    ライン分の画素情報を含む請求項15記載の動き検出装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011010297A (ja) * 2009-06-23 2011-01-13 Hon Hai Precision Industry Co Ltd 誤差絶対値和の推定システム及び推定方法

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