JP2000002219A - ボルト止め方法及び装置 - Google Patents

ボルト止め方法及び装置

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JP2000002219A
JP2000002219A JP15175698A JP15175698A JP2000002219A JP 2000002219 A JP2000002219 A JP 2000002219A JP 15175698 A JP15175698 A JP 15175698A JP 15175698 A JP15175698 A JP 15175698A JP 2000002219 A JP2000002219 A JP 2000002219A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナットの強度を実質的に落とすことなくボル
トを止める装置を提供する。 【解決手段】 ボルト止め装置は、ねじ切りされた端部
を有する第1ボルト及び第2ボルト322,324を備
える。ボルトの該端部と、第1及び第2ナット320,
326が係合する。各ナットは壁体を有し、該壁体が、
ねじ切りされた内面と、対向する外面358と、この外
面から壁体を少なくとも部分的に半径方向に貫いて延び
るピン挿入穴332とを備えている。該ピン挿入穴に配
置される第1及び第2ロックピン300A,300B
は、外面を超えて延びる頂部を有する。該頂部には少な
くとも1つの開口が貫設されている。第1固定部は、第
1ロックピンの開口を通り抜けて、第1ナットの外面の
周りに固定される。第2固定部は、第2ロックピンの開
口を通り抜けて、第2ナットの外面の周りに固定され
る。第3固定部は第1、第2ロックピンの開口を通って
固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボルトに係合した
ナットを固定する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術は、ナットを一定トルクまで
軸方向回転させることにより、タービン及び他の用途の
ボルトにプレテンションを加えることを開示している。
適当なボルトテンショニングは、ボルトを特定伸びまで
引っ張ることによって確保される。しかし、ナットを一
定トルクまで回転させることは、ボルトを引っ張るため
の正確な再現性のある方法ではない。トルク方法を使用
してボルトの正確な伸びを確保するため、正確な伸びが
得られるまで、ボルトを繰り返し引っ張って測定する。
引っ張って測定する手順を繰り返すことは、非効率的で
ある。
【0003】また、従来の技術は、軸心回りに回転され
且つ緊張される機関用のボルトのナットをロックワイヤ
の使用により固定することを開示している。これは、典
型的には、機関の内部にあるナットに対して行われて、
緩んだナットが同機関を通流するガスに捕まって機関を
損傷することを防止している。ロックワイヤは、ナット
の軸心に対してある角度でナット壁体に予め穿孔された
穴に通される。適正にナットを位置決めするには、多数
のアングル穴を穿孔する必要があり、ナットが弱くな
る。
【0004】
【発明の概要】本発明は、固定されたナットを有するボ
ルト止め装置を提供する。ねじ切りされた端部を有する
第1ボルト及び第2ボルトは表面を通って同じ方向に延
びている。ボルトのこのねじ切りされた端部と、第1ナ
ット及び第2ナットが係合する。各ナットは壁体を有
し、該壁体が、ねじ切りされた内面と、対向する外面
と、この外面から壁体を少なくとも部分的に半径方向に
貫いて延びるピン挿入穴とを備えている。該ピン挿入穴
に配置される第1及び第2ロックピンは、外面を超えて
延びる頂部を有する。該頂部には少なくとも1つの開口
が貫設されている。第1固定部は、第1ロックピンの開
口を通り抜けて、第1ナットの外面の周りに固定され
る。第2固定部は、第2ロックピンの開口を通り抜け
て、第2ナットの外面の周りに固定される。第3固定部
は第1、第2ロックピンの開口を通って固定される。
【0005】
【発明の実施の形態】同一要素を同一数字で示す図面、
特に図1、図2及び図3を参照すると、ボルト10、リ
ングボルト32及び植込みボルト42が各々示されてい
る。ボルト10、リングボルト32及び植込みボルト4
2は、各々直径16を有する平行雄ねじ14付きの第1
端部12を備える。好適な実施形態では、平行雄ねじ1
4は、8巻/2.54センチ(1インチ)の大きさで、
切削または圧延加工することができる。 各第1端部1
2は、ナット18(断面図で示されている)と係合す
る。好適な実施形態では、ナット18の高さ20は、直
径16とほぼ同じである。さらに、ナット18は、第1
端部12に面していない環状表面であるナット下側面3
0を備える。
【0006】ボルト10の第2端部22は、超音波取付
上表面24と、円錐台形側面26と、フランジ接触表面
28とを備える。超音波取付表面24は、第2端部22
の端部の平坦面である。超音波伸び測定装置(図示せ
ず)を超音波取付表面24に取り付けることによって、
ボルト10の長さを測定することができる。これによ
り、ボルト10の伸びを測定するために、内部マイクロ
メータを用いる必要がなくなる。円錐台形側面26は、
超音波取付表面24側の小径端部と、フランジ接触表面
28側の大径端部とを備える。フランジ接触表面28
は、第1端部12とナット下側面30とに面している。
ボルト10とナット18とを係合させて、協働してフラ
ンジ(図示せず)を保持する時、フランジ接触表面28
及びナット下側面30の両方がフランジと接触する。
【0007】リングボルト32は、リング36を取り付
けた第2端部34を備える。リング36は、リング開口
38を備える。リング36は、リング36の主軸線がリ
ングボルト32の主軸線に直交するようにして、第2端
部34に取り付けられる。リング36の中心は、リング
ボルト32の主軸線上に位置する。第2端部34は、第
1端部12とナット下側面30とに面したフランジ接触
表面40を備える。フランジ接触表面40は、ボルト1
0のフランジ接触表面28に類似する。リングボルト3
2は、ボルトを引っ張るために平行作用液圧テンショナ
を使用する時に(後述する)使用される。
【0008】植込みボルト42は、平行雄ねじ46を有
する第2端部44を備える。植込みボルト42は、盲フ
ランジ(図示せず)を用いる時か、植込みボルト42を
固定するために追加ナット(図示せず)を用いる時に使
用される。
【0009】次に図4を参照すると、ナット18は、外
径50と、高さ20と、ナット下側面30(示されてい
ない)と、円筒状側面52と、ナット上表面56と、雌
ねじ58とを備える。円筒状側面52の周囲にキー穴5
4が横方向に間隔を置いて配置される。キー穴54の目
的は、キー(図示せず)をキー穴54に嵌め込み、その
キーを円周方向に移動させることにより、ナット18を
第1端部12で回転させることである。
【0010】次に図5を参照すると、キー穴54は、ナ
ット18の壁を貫いてほぼ半径方向に延びている。本発
明の他の実施形態においては、キー穴がナットの壁を部
分的に貫いて延びており、及び/又はキー穴はほぼ半径
方向に延びていなくてもよい。ナット18は、雌ねじ5
8と係合するコイルインサート60を備える。コイルイ
ンサート60を使用するのは、ボルト10の第1端部1
2がナット18と係合した時、コイルインサート60が
ボルトに加えられる力を平行雄ねじ14全体に比較的均
等に分散させるためである。これにより、切削してテー
パ状にしたねじ付きボルト及び植込みボルトの代わり
に、平行雄ねじ付きボルト及び植込みボルトを使用する
ことができる。
【0011】次に図6を参照すると、ナット18内で係
合した第1端部12の断面の詳細が示されている。コイ
ルインサート60の平行四辺形断面62は、雌ねじ58
と平行雄ねじ14との間に嵌まっている。
【0012】図7では、右のナット/ボルト装置70
と、左のナット/ボルト装置72が協働してフランジ7
4を保持する。右及び左の両ナット/ボルト装置70及
び72は、フランジ74内の開口(図示せず)を貫通す
るボルト10からなり、第1端部12が表面76の上方
へ突出して、ナット18と係合する。第1端部12は、
ナット18の上方へ、ボルト10の直径16やナット1
8の高さ20の各々にほぼ等しい距離78だけ突出す
る。ナット下側面30は、表面76に隣接する。好適な
実施形態では、第2端部22のフランジ接触表面28
は、フランジの他方の表面80に隣接する。本発明の別
の実施形態では、フランジ接触表面28とフランジ74
との間にワッシャ(図示せず)が配置される。
【0013】液圧テンショナ120は、左のナット/ボ
ルト装置72に取り付けられる。液圧テンショナ120
をいずれのナット/ボルト装置に取り付ける場合でも、
ブリッジ部材90が必要である。好適な実施形態では、
ブリッジ部材90は、壁92、壁底縁部94、壁上縁部
96及びキー開口98(図8を参照)を備えた管状構造
体である。ブリッジ部材90は、ボルト10を引っ張っ
てテンションを加えるために、液圧テンショナ120が
力を加えるベースを形成する。壁底縁部94は、フラン
ジ74の表面76に載っている。壁92は、ナット18
と、第1端部12のナット18の上方に突出した部分を
取り囲む。壁92及び壁底縁部94は、表面76及びテ
ンションが加えられているボルト付近の他の表面と相補
的で且つ収容する構造になっている。
【0014】図8を参照すると、左右のナット/ボルト
装置72及び70の断面図は、左のナット/ボルト装置
72と相補的で且つ収容するブリッジ部材90を示して
いる。壁92の大部分は、厚さ102を有する。しか
し、ナット/ボルト装置70及び72における2つのナ
ットの間距離100は、厚さ102より小さい。壁90
の一部分が除去され、収容表面104を残している。収
容表面104の位置における壁90は、2つのナット1
8間に嵌まることができる薄さになっている。その結
果、ブリッジ部材90は、左のナット/ボルト装置72
のナット18を取り囲み、壁底縁部94が表面76に載
る。壁90は、収容表面104の反対側に第2収容表面
106を備え、壁90を同様であるが逆の状況でも使用
できるようにしている。キー開口98は、キーをナット
18のキー穴54に挿入できるようにする壁92の開口
である。キー開口98は、壁92の横方向の開口であっ
て、垂直表面108により画成される。
【0015】本発明は、ブリッジ部材90の構造を備え
るブリッジ部材に制限されることはない。ブリッジ部材
は、密ピッチのナット/ボルト装置を収容するだけでな
く、狭いフランジや突出した装置表面等の他の状況にも
適応できるように設計される。しかし、ブリッジ部材9
0と表面76との間における接触面積は、フランジ74
の構造的な健全性を破壊してしまうような単位面積当た
りの力を液圧テンショナ120が加える程度まで小さく
することはできない。
【0016】再び図7を参照すると、液圧テンショナ1
20は、シリンダ122と、ピストン124と、液圧管
継手126とを備える。シリンダ122には、ボルト1
0の平行雄ねじ14と噛み合う雌ねじ128が付けられ
る。ピストン124は、環状であって、シリンダ122
に嵌まっている。液圧テンショナ120は、雌ねじ12
8をボルト10と係合させた時、シリンダ122がブリ
ッジ部材90内へ突出し、ピストン124が壁上縁部9
6上に載るように構成される。液圧テンショナ120を
係合させるため、まず、ブリッジ部材をナット18の周
囲で表面76上に載置し、次に、ピストン124がブリ
ッジ部材90上に載るまで、液圧テンショナ120をボ
ルト10上へ回転させる。ボルト10を引っ張るため、
作動流体を液圧取付具126を介してシリンダ122内
へ送り込んで、ピストン124をシリンダ122から突
出させる。これにより、シリンダ122がボルト10の
第2端部22から離れる方向に移動し、これによってボ
ルト10を引っ張る。ボルト及び植込みボルトに軸方向
テンションを加えるこの方法により、ボルト及び植込み
ボルトの引っ張りを液圧テンショナ120の特定の液圧
負荷に合わせて調整することができる。ボルトまたは植
込みボルトを一度引っ張るだけでよいため、これは、組
み立て処理を高速化する。さらに、各ボルト及び植込み
ボルトの伸びを測定する必要がなくなる。
【0017】図9に示されている左のナット/ボルト組
立体140と右のナット/ボルト組立体142は、各々
スツール144と背の高いスツール146を用いてナッ
ト及びボルトを配置する代替手段を示している。スツー
ル144及び146は、ブリッジ部材を単独で使用でき
ない時、ボルトを引っ張るために、液圧テンショナ12
0を使用できるようにする。スツール144は、底面1
48と、スツール本体150と、上面152と、底面1
48から上面152まで延在する内孔190(図10を
参照)を備える。内孔190は、ボルト10の直径16
より大径である。底面148と上面152とは、円形で
ある。底面148の直径154は、ナット18の外径5
0とほぼ同じである。上面152の直径156は、直径
154より大きい。スツール本体150は、底面148
から上面152まで測定した高さ164を有する。
【0018】左のナット/ボルト組立体140は、ボル
ト10にテンションを加える間、ブリッジ部材と液圧テ
ンショナ(図示せず)が上面152の上に載ることがで
きるように設計されている。この構造により、十分なブ
リッジ部材が、直接、表面76に載るように設計できな
い場合でも、ボルト10にテンションを加えることがで
きる。さらに、液圧テンショナからの力は、壁底縁部が
表面76に載る部分を構成する小面積部分に対向した底
面148の大面積部分全体に分散される。力が大面積部
分全体に分散されるので、表面76が変形する危険性が
低下する。
【0019】左右のナット/ボルト組立体140及び1
42の組み合わせは、液圧テンショナを使用して、2つ
の密ピッチなボルト10に各々テンションを加えること
ができる。ナット/ボルト組立体140及び142は、
高さ以外の総ての点で同様である。右のナット/ボルト
組立体142は、底面170、スツール本体172、上
面174、及び底面170から上面174まで延在する
内孔(図示せず)を備える背の高いスツール146を有
する。背の高いスツール146の内孔は、ボルト10の
直径16より大径である。底面170と上面174と
は、円形である。底面170の直径176は、ナット1
8の外径50とほぼ同じである。上面174の直径17
8は、直径176より大きい。スツール本体172は、
底面170から上面174まで測定した高さ180を有
する。背の高いスツール146の高さ180は、スツー
ル144の高さ164より高い。この高さの差により、
上面152の部分182が上面174と表面76の間に
位置することができる。この構造により、密ピッチのボ
ルトに適応することができる。また、この構造では、右
のナット/ボルト組立体142のボルト10を引っ張る
前に、左のナット/ボルト組立体140のボルト10を
引っ張る必要がある。
【0020】図10を参照すると、スツール144の底
面148には、ボルト10を収容できる大きさの内孔1
90が貫設される。底面148の直径154は、上面1
52(見えない)の直径156より小さい。背の高いス
ツール146の底面図も、図10と同一である。しか
し、本発明は、丸い底部及び上部を有するスツールに制
限されることはない。さらに、本発明は、スツールの上
面に隣接したナットの直径と同じ直径の底部に制限され
ることはない。これらの形状は総て、フランジの表面及
びテンションを加えるボルト付近における他の総ての表
面を補完し且つ収容するように構成することができる。
【0021】図11及び図12を参照すると、平行作用
液圧テンショナ200は、フランジ204を貫通してい
るリングボルト32にテンションを加える。テンショナ
200は、テンショナを直接的にも間接的にもフランジ
204上に載置しないで、ボルトを引っ張る代替型のテ
ンショナである。これは、フランジが非常に小さいため
にブリッジ部材を収容できないか、引っ張り中のボルト
付近に液圧テンショナ120を使用できない時に有用で
ある。
【0022】好適な実施形態では、テンショナ200
は、中央ビーム206と、第1部材組立体208と、第
2部材組立体210と、液圧式ロードセル組立体212
と、テンショナ200をリングボルト32の第1及び第
2端部12及び34に各々取り付けるための第1取付手
段214及び第2取付手段216とを備える。
【0023】第1及び第2部材組立体208及び210
の各々は、1対の同一のプレート218である。第1及
び第2部材組立体208及び210は、各々図11の左
右に示されている前部分222と後部分224とを有す
る。プレート218は、各々中央ビーム206を跨ぐと
共に、中央ビーム206の各端部にピボット継手220
を介して回動可能に取り付けられる。ピボット継手22
0は、第1及び第2部材組立体208及び210の前部
分222と後部分224との間に配置される。第1及び
第2部材組立体208及び210は、それらの組立体と
プレート218とが平行になるように、中央ビーム20
6に取り付けられる。
【0024】液圧式ロードセル組立体212は、液圧式
ロードセル226を備えており、この液圧式ロードセル
226から対向方向にアーム228及び232が延出す
る。アーム228は、一端部において液圧式ロードセル
226のピストン(図示せず)に連結される。アーム2
28の他端部は、第1部材組立体208の後部分224
にピボット継手230を介して回動可能に連結される。
アーム232は、一端部において液圧式ロードセル22
6に連結される。アーム232の他端部は、第2部材組
立体210の後部分224にピボット継手234を介し
て回動可能に連結される。中央ビーム206の場合と同
様に、プレート218は、アーム228及び232を跨
いでいる。
【0025】液圧式ロードセル226が該液圧式ロード
セルのピストンを後退させた時、第1及び第2部材組立
体208及び210の両後部分224が互いに接近し、
両前部分222が互いに離れるように、液圧式ロードセ
ル組立体212、中央ビーム206、第1及び第2部材
組立体208及び210が配置される。これは、ピボッ
ト継手220回りに回動する第1及び第2部材組立体2
08及び210によって可能になる。液圧式ロードセル
226が該液圧式ロードセルのピストンを伸張させた
時、逆の結果が生じる。
【0026】アーム228及び232を両後部分224
に連結した方法と同様にして、第1取付手段214の一
端部は、第1部材組立体208の前部分222にピボッ
ト継手236を介して回動可能に連結される。第1取付
手段214の他端部には、リングボルト32の平行雄ね
じ14と係合するねじ付きスリーブ252が設けられ
る。
【0027】第1取付手段214を第1組立体部材20
8の前部分222に連結した方法と同様にして、第2取
付手段216の一端部は、第2部材組立体210の前部
分222にピボット継手238を介して回動可能に連結
される。図11及び図13に示されるように、他端部2
40は、2つのトング244間にスロット242を備え
る。スロット242は、プレート218に平行で、リン
グ36の幅方向を収容できる大きさになっている。各ト
ング244に穴246が貫設され、それらの穴246
は、整合している。リング36をスロット242に挿入
し、リング開口38を穴246に整合させ、ピン250
を両トング244及びリング36に挿通することによっ
て、第2取付手段216がリングボルト32と係合す
る。
【0028】リングボルト32をテンショナ200と係
合させれば、液圧式ロードセル226が該液圧式ロード
セルのピストンを後退させて、両前部分222が離隔方
向へ移動してリングボルト32を引っ張ることにより、
リングボルト32を引っ張ることができる。第1及び第
2部材組立体208及び210を連結する手段として機
能する中央ビーム206に注目する。代替のテンショナ
構造も十分可能である。図14における代替型の平行作
用テンショナ260の概略図では、テンショナ200と
比較すると、中央ビーム206と液圧式ロードセル組立
体212が入れ換わっている。この構造では、ピストン
が液圧式ロードセル226から伸張した時、リングボル
ト32が引っ張られる。図15の代替型平行作用テンシ
ョナ262は、中央ビーム206が取り除かれて、第1
及び第2部材組立体208及び210が、ピボット継手
264を介して交差して連結される。この構造では、ピ
ストンが液圧式ロードセル226から伸張した時、リン
グボルト32が引っ張られる。図16では、代替型平行
作用テンショナ266は、代替型平行作用テンショナ2
60と同様であるが、中央ビーム206が取り除かれ
て、第1及び第2部材組立体208及び210が両後部
分224でピボット継手268を介して連結されてい
る。最初の2つの代替型における平行作用テンショナの
場合と同様に、ピストンが液圧式ロードセル226から
伸張した時、リングボルト32が引っ張られる。
【0029】図17及び図18を参照すると、直径30
2、本体部304及び頂部306を有するロックピン3
00は、隣接するナットを互いにワイヤ止めするために
用いられる。直径302は、固定すべきナット(後述す
る)にあるキー穴の一つであるピン挿入穴の内部に嵌合
する大きさである。使用中、本体部304は、頂部30
6をピン挿入穴から延在させて、該ピン挿入穴の中にあ
る。頂部306は、互いにほぼ直角にロックピン300
を半径方向に横断して延びる上部穴(開口)310と底
部穴312とを有する。本発明の他の実施形態として、
一つ又はそれ以上の穴があってもよく、或いは該穴は頂
部306を半径方向に横断して延びていなくてもよい。
本発明の好適な実施形態では、上部穴310と底部穴3
12とは相交わっていないが、本発明の別の実施形態と
して、交わっていることがありうる。各穴は、該穴への
ロックワイヤの挿通を容易にするために、面取りされた
2つの開口314を有する。ピン300の底端部316
及び頂端部318も面取りされている。本発明の他の実
施形態として、開口314並びに底端部316及び頂端
部318が面取りされていないようにしうる。
【0030】次に、図19、図20、図21及び図22
を参照すると、2つの隣接するナット、即ち図19及び
図20に示した左側ナット(第1ナット)320及び右
側ナット(第2ナット)324は、軸方向に張力がかけ
られた第1、第2ボルト322及び326にそれぞれ固
定されている。該ボルトのねじ切りされた端部は、そこ
にナットを配置させて、表面321を超えて同じ方向に
延びている。各ナットはナット壁体をほぼ半径方向に延
びる6つのキー穴332を有する。本発明の他の実施形
態として、もっとキー穴が少なくても多くてもよく、ま
た、該キー穴が部分的にのみナット壁体を通って延びて
いてもよい。第1、第2ロックピン300A及び300
Bは、左側ナット320及び右側ナット324に固定さ
れると共に、互いにロックワイヤ片(固定部)328,
330及び331に固定されている。「ロックワイヤ」
という用語は、ロックワイヤ及びその均等物を意味する
ものと理解されたい。
【0031】ロックピン300A及び300Bは、ま
ず、対応のナットに固定される。ナットにおけるロック
ピンの位置については、時計の文字盤のような表現で記
載する。ナットの3時の位置334及び9時の位置33
6は、ボルト322及び326の中心342を通って延
びる線344により規定される。キー穴332は、1
2,2,4,6,8,10時の位置にある。ロックピン
300Aは、左側ナット320の12時の位置338に
あるキー穴332であるピン挿入穴に挿入される。ロッ
クピン300Aは、底部穴312の軸心がボルトの向き
に対してほぼ直交するように、整列されている。ロック
ワイヤ片330は、底部開口を通って、ナット320の
外面358を包囲すると共に、その両端部が互いに結合
されて結び目346を形成し、以ってロックピン300
Aをピン挿入穴332Aの中に固定する。本発明の他の
実施形態として、ロックピン300Aをピン挿入穴33
2Aの中に固定するために均等の固定手段を使ってもよ
い。図21は、ロックワイヤ片330で左側ナット32
0に固定されたロックピン300Aの詳細を示してい
る。ロックピン300Bは、右側ナット324の6時の
位置340にあるピン挿入穴332Bに挿入される。ロ
ックピン300Bは、ロックピン300Aが左側ナット
に固定されるのと同じ方法で、ロックワイヤ片331で
右側ナットに配置され固定される。
【0032】その後、ロックピン300A及び300B
は互いに固定される。ロックワイヤ片328はロックピ
ン300Aの上部穴もしくは上側開口310を通るよう
に方向付けられているので、ロックワイヤの一端部は他
端部よりも長い。2つの端部は、長い端部も短い端部も
ルーズであるように、一緒に部分的に捩られている。長
い端部は、ロックピン300Bの上部開口310に挿通
され、緩みのないように張られてから、ロックワイヤ片
のルーズな短い端部に達するまで、それ自身の回りに捩
じり戻される。短い端部及び長い端部は一緒に捩じられ
て結び目348を形成する。本発明の他の実施形態とし
て、2つのピンを固定するロックワイヤは均等手段であ
ってもよいし、また、まずロックピン300Bを通って
延びるロックワイヤ片328でもよい。図22は、ロッ
クワイヤ片328が上部開口310を通って延びるロッ
クピン300Aの詳細を示している(ロックワイヤ片3
30はロックワイヤ片328を明確に示すために割愛さ
れている)。
【0033】本発明の好適な実施形態において、ロック
ワイヤ辺328は、それぞれナット320及び324の
緊張回転方向350及び352にロックピン300A及
び300Bから離れるように延びる。緊張回転方向は典
型的には時計方向であるから、ロックワイヤ片328
は、左側ナット320の12時の位置338から右側ナ
ット324の6時の位置340斜めに下方へ延びてい
る。このような構成において、ロックワイヤ片328
は、両ボルトが緊張回転方向の反対方向に回るのを防止
すると共に、同ボルトが外れるのを防止する。ロックワ
イヤ片自体を捩じる目的は、ロックワイヤが振動するの
を禁ずることである。ロックワイヤ片328は真っ直ぐ
ではなく、部分354及び356で、ナットに接触して
いるロックワイヤ片から湾曲している。本発明の他の実
施形態として、1つ又はそれ以上のロックワイヤ片のロ
ックワイヤ構造としてもよい。
【0034】本発明の利点は、本発明において開示され
たナットを互いにワイヤ止めするために同ナットに更な
る穴を穿孔する必要がないことであある。ナットを互い
にワイヤ止めするこの構造は、図23に示すようにキー
穴402を有する六角ナット400のような多角形ナッ
トに実施しうる。さらに、本発明は、軸方向に張力がか
けられた非回転のボルト及びナット装置、軸方向に張力
がかけられたボルト及びナット装置、及び軸方向に張力
がかけられていないボルト及びナット装置に対して実施
しうる。また、本発明は、複数のナット又は異なる高さ
のナットに対しても実施しうる。
【0035】本発明は、発明の精神または実質的特性か
ら逸脱しない他の特定形式で実施することができ、従っ
て、本発明の範囲を示すものとして、上記明細書よりも
添付の請求項を参照されたい。また、本発明は、添付の
請求項だけでなく、下記の項目に記載の概念も、その保
護の対象とすることができる。 (1)前記第1固定部、第2固定部及び第3固定部は、
それぞれ第1ロックワイヤ部、第2ロックワイヤ部及び
第3ロックワイヤ部である請求項1に記載のボルト止め
装置。 (2)前記第1ロックワイヤ部、前記第2ロックワイヤ
部及び前記第3ロックワイヤ部が集まって1つ又はそれ
以上のロックワイヤ片を構成する上記(1)項に記載の
ボルト止め装置。 (3)上記(1)項に記載のボルト止め装置であって、 a)前記第1ロックピン及び前記第2ロックピンの頂部
は、該頂部を貫いて半径方向に、互いにほぼ直角に延び
る第1開口及び第2開口を有し、前記第1開口及び前記
第2開口は前記ボルトの方向に対してほぼ直角に指向さ
れており、 b)前記第1ロックワイヤ部は、前記第1ロックピンの
前記第1開口を通って延び、 c)前記第2ロックワイヤ部は、前記第2ロックピンの
前記第1開口を通って延び、 d)前記第3ロックワイヤ部は、前記第1ロックピン及
び前記第2ロックピンの前記第2開口を通って延びてい
る、ボルト止め装置。 (4)前記第1ロックワイヤ部、前記第2ロックワイヤ
部及び前記第3ロックワイヤ部は、それぞれ、互いに固
定される2つの端部を有する上記(3)項に記載のボル
ト止め装置。 (5)上記(3)項に記載のボルト止め装置であって、 a)前記第1ナット及び前記第2ナットは、それぞれ、
緊張回転方向をもっており、 b)前記第3ロックワイヤ部は、前記ロックピンの各々
が配置されている前記ナットの前記緊張回転方向にほぼ
対応する方向に前記第1ロックピン及び前記第2ロック
ピンから離間して延びる、ボルト止め装置。 (6)上記(5)項に記載のボルト止め装置であって、 a)前記第1ナット及び前記第2ナットの各々は、前記
外面の周りに分散した複数の壁穴を有し、前記第1ナッ
ト及び前記第2ナットの各々にある前記壁穴の1つが前
記ピン挿入穴であり、 b)前記第1ボルトは、前記ねじ切り端部の中心点によ
り画定される線が前記第1ナットの3時の位置と前記第
2ナットの9時の位置を通るように、前記第2ボルトの
左側にあり、 c)前記第1ナットの前記ピン挿入穴は、前記第1ナッ
トのほぼ12時の位置に配置されており、 d)前記第2ナットの前記ピン挿入穴は、前記第2ナッ
トのほぼ6時の位置に配置されている、ボルト止め装
置。 (7)上記(6)項に記載のボルト止め装置であって、
前記第3ロックワイヤ部は、 a)前記第1ロックピン及び前記第2ロックピンの前記
第2開口を通って延びると共に、 b)前記第1ナット及び前記第2ナットの前記外面に接
触していて、前記第3ロックワイヤが真っ直ぐではない
ようになっている、ボルト止め装置。 (8)前記第1ボルト及び前記第2ボルトは、軸方向に
引っ張られている、請求項1に記載のボルト止め装置。 (9)前記第1ボルト及び前記第2ボルトは、それぞ
れ、前記第1ナット及び前記第2ナットを回すことな
く、軸方向に引っ張られている上記(8)項に記載のボ
ルト止め装置。 (10)前記第1ナット及び前記第2ナットは、円筒形
の外面を有する上記(9)項に記載のボルト止め装置。 (11)前記第1ナット及び前記第2ナットは、多角形
のナットである上記(8)項に記載のボルト止め装置。 (12)請求項2に記載のボルト止め方法であって、 a)前記第1固定部を通す前記段階は、さらに、該第1
固定部を形成する第1ロックワイヤ部を、前記頂部を通
ってほぼ半径方向に延びると共に前記ボルトの方向に対
して垂直に概ね指向された前記第1ロックピンの前記少
なくとも1つの開口のうちの第1開口に通す段階を含
み、 b)前記第2固定部を通す前記段階は、さらに、該第2
固定部を形成する第2ロックワイヤ部を、前記頂部を通
ってほぼ半径方向に延びると共に前記ボルトの方向に対
して垂直に概ね指向された前記第2ロックピンの前記少
なくとも1つの開口のうちの第1開口に通す段階を含
み、 c)前記第3固定部を通す前記段階は、さらに、該第3
固定部を形成する第3ロックワイヤ部を、前記頂部を通
ってほぼ半径方向に延びると共に前記第1開口に対して
垂直に概ね指向された前記第1ロックピン及び第2ロッ
クピンの前記少なくとも1つの開口のうちの第2開口に
通す段階を含む、ボルト止め方法。 (13)上記(12)項に記載のボルト止め方法であっ
て、 a)前記第1固定部を固定する前記段階は、前記第1ロ
ックワイヤ部を前記第1ナットの前記外面の周りに固定
すると共に前記第1ロックワイヤ部の両端部を結合する
段階を含み、 b)前記第2固定部を固定する前記段階は、前記第2ロ
ックワイヤ部を前記第2ナットの前記外面の周りに固定
すると共に前記第2ロックワイヤ部の両端部を結合する
段階を含み、 c)前記第3固定部を固定する前記段階は、前記第3ロ
ックワイヤ部の両端部を結合する段階を含む、ボルト止
め方法。 (14)前記挿入の段階は、さらに、前記第1ナットに
おけるほぼ12時の位置にある前記ピン挿入穴に前記第
1ロックピンを挿入する段階と、前記第2ナットにおけ
るほぼ6時の位置にある前記ピン挿入穴に前記第2ロッ
クピンを挿入する段階とを含み、前記第1ボルトは、前
記ねじ切りされた端部の中心点により画定される線が前
記第1ナットの3時の位置と前記第2ナットの9時の位
置との間に延在するように、前記第2ナットの左側にあ
る、上記(13)項に記載のボルト止め方法。 (15)前記挿入の段階は、さらに、前記ナットの各々
の前記外面から前記ナット壁体を少なくと共にも部分的
に貫いて半径方向に延びる複数の壁穴から、前記第1ナ
ット及び前記第2ナットのための前記ピン挿入穴を選択
する段階を含み、前記ピン挿入穴及び前記頂部は、前記
第3固定部が前記外面に接触し前記外面が真っ直ぐでは
ないようになっている、上記(14)項に記載のボルト
止め方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施に関連して使用できるボルトの
一実施形態を示す図である。
【図2】 本発明の実施に関連して使用できるボルトの
別の実施形態を示す図である。
【図3】 本発明の実施に関連して使用できるボルトの
さらに別の実施形態を示す図である。
【図4】 本発明の実施に関して使用できるナットの斜
視図である。
【図5】 図4の5−5線に沿った断面図である。
【図6】 ナットと係合したボルトの詳細を示す拡大図
である。
【図7】 ブリッジ部材及び液圧ボルトテンショナを使
用してテンションを加えられたボルトを示している。
【図8】 図7の8−8線に沿った断面図である。
【図9】 異なったスツール高さを有するナット/ボル
ト組立体の立面図である。
【図10】 スツールの底面図である。
【図11】 ボルトを引っ張る平行作用液圧テンショナ
の側面図である。
【図12】 平行作用液圧テンショナの上面図である。
【図13】 平行作用液圧テンショナに取り付けられた
リングボルトにおけるリングの断面図である。
【図14】 平行作用液圧テンショナの代替型構造の概
略図である。
【図15】 平行作用液圧テンショナの別の代替型構造
の概略図である。
【図16】 平行作用液圧テンショナのさらに別の代替
型構造の概略図である。
【図17】 本発明によるロックピンを示す正面図であ
る。
【図18】 図17のロックピンの側面図である。
【図19】 本発明に従って固定部で固定される1対の
円柱形ナットを示す平面図である。
【図20】 図19の1対の円柱形ナットの側面図であ
る。
【図21】 図19に「FIG.21」と表示された部
分の詳細図である。
【図22】 図19に「FIG.22」と表示された部
分の詳細図である。
【図23】 本発明に従って固定部で固定される1対の
六角ナットを示す平面図である。
【符号の説明】
300…ロックピン、300A…第1ロックピン、30
0B…第2ロックピン、306…ロックピンの頂部、3
10…上部穴(開口)、320…左側ナット(第1ナッ
ト)、321…表面、322…第1ボルト、324…右
側ナット(第2ナット)、326…第2ボルト、32
8,330,331…ロックワイヤ片(固定部)、33
2…キー穴(ピン挿入穴)、358…ナットの外面、4
00…六角ナット、402…キー穴(ピン挿入穴)。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月9日(1999.8.9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】本発明は、表面を通ってほぼ同一方向に延
びると共に、ねじ切りされた端部をそれぞれ有する第1
ボルト及び第2ボルトと、該第1ボルト及び該第2ボル
トの前記ねじ切りされた端部に係合する第1ナット及び
第2ナットとを有するボルト止め装置であって、前記第
1ナット及び前記第2ナットの各々は、ねじが切られた
内面と、対向する外面とを有するナット壁体及び前記外
面から前記ナット壁体を少なくとも部分的に貫いて半径
方向に延びるピン挿入穴を備え、前記ボルト止め装置
は、前記第1ナットのピン挿入穴及び前記第2ナットの
ピン挿入穴にそれぞれ配置される第1ロックピン及び第
2ロックピンを更に有し、該第1ロックピン及び第2ロ
ックピンの各々は、前記外面から延びる頂部を有し、前
記第1ロックピン及び前記第2ロックピンの頂部は、該
頂部を貫通して半径方向に、互いに交わらないで直角に
延びる第1開口及び第2開口を有し、前記第1開口は、
前記ボルトの向きに対してほぼ直角に差し向けられてお
り、前記ボルト止め装置は更に、前記第1ロックピンの
前記第1開口を通って延びると共に前記第1ナットの前
記外面の周りに固定されている第1固定部と、前記第2
ロックピンの前記第1開口を通って延びると共に前記第
2ナットの前記外面の周りに固定されている第2固定部
と、前記第1ロックピン及び前記第2ロックピンの前記
第2開口を介して固定される第3固定部とを有するボル
ト止め装置に関する。本発明は又、ボルト止めの方法で
あって、ねじ切りされた端部をそれぞれ有する第1ボル
ト及び第2ボルトを、表面を通ってほぼ同一方向に延長
させる段階と、該第1ボルト及び該第2ボルトの前記各
ねじ切りされた端部に第1ナット及び第2ナットを係合
させる段階を有し、該第1ナット及び該第2ナットの各
々は、ねじが切られた内面と、反対側の外面とを有する
ナット壁体と、前記外面から前記ナット壁体を少なくと
も部分的に貫いて半径方向に延びるピン挿入穴とを有
し、前記方法は、前記第1ナットのピン挿入穴及び前記
第2ナットのピン挿入穴にそれぞれ第1ロックピン及び
第2ロックピンを挿入する段階を更に有し、該第1ロッ
クピン及び第2ロックピンの各々は、前記外面から延び
る頂部を有し、前記第1ロックピン及び前記第2ロック
ピンの頂部は、該頂部を半径方向に貫通して、互いに交
わらないで直角に延びる第1開口及び第2開口を有し、
前記方法は、第1固定部を前記ボルトの向きに対してほ
ぼ直角に差し向けた前記第1ロックピンの前記第1開口
に通す段階と、第1の固定部を固定する段階と、第2の
固定部を前記ボルトの向きに対してほぼ直角に差し向け
た前記第2ロックピンの前記第1開口に通す段階と、第
2の固定部を固定する段階と、第3の固定部を第1ロッ
クピン及び第2ロックピンの前記第2開口に通す段階
と、前記第3固定部を固定する段階とを更に有するボル
ト止め方法に関する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルト止め装置であって、 a)表面を通ってほぼ同一方向に延びると共に、ねじ切
    りされた端部をそれぞれ有する第1ボルト及び第2ボル
    トと、 b)該第1ボルト及び該第2ボルトの前記各ねじ切りさ
    れた端部に係合する第1ナット及び第2ナットであっ
    て、該第1ナット及び該第2ナットの各々が、 1)ねじが切られた内面と、対向する外面とを有するナ
    ット壁体と、 2)前記外面から前記ナット壁体を少なくとも部分的に
    貫いて半径方向に延びるピン挿入穴と、を有する、前記
    第1ナット及び前記第2ナットと、 c)前記第1ナットのピン挿入穴及び前記第2ナットの
    ピン挿入穴にそれぞれ配置される第1ロックピン及び第
    2ロックピンであって、該第1ロックピン及び第2ロッ
    クピンの各々が前記外面から延びる頂部を有し、少なく
    とも1つの開口が該頂部を貫いて延びている、前記第1
    ロックピン及び前記第2ロックピンと、 d)前記第1ロックピンの前記開口を通って延びると共
    に、前記第1ナットの前記外面の周りに固定されている
    第1固定部と、 e)前記第2ロックピンの前記開口を通って延びると共
    に、前記第2ナットの前記外面の周りに固定されている
    第2固定部と、 f)前記第1ロックピン及び前記第2ロックピンの前記
    開口を介して固定される第3固定部と、を備えるボルト
    止め装置。
  2. 【請求項2】 ボルト止めの方法であって、 a)ねじ切りされた端部をそれぞれ有する第1ボルト及
    び第2ボルトを、表面を通ってほぼ同一方向に延長させ
    段階と、 b)該第1ボルト及び該第2ボルトの前記各ねじ切りさ
    れた端部に第1ナット及び第2ナットを係合させる段階
    であり、該第1ナット及び該第2ナットの各々が、 1)ねじが切られた内面と、対向する外面とを有するナ
    ット壁体と、 2)前記外面から前記ナット壁体を少なくとも部分的に
    貫いて半径方向に延びるピン挿入穴とを有する、前記係
    合の段階と、 c)前記第1ナットのピン挿入穴及び前記第2ナットの
    ピン挿入穴にそれぞれ第1ロックピン及び第2ロックピ
    ンを挿入する段階であり、該第1ロックピン及び第2ロ
    ックピンの各々が前記外面から延びる頂部を有し、少な
    くとも1つの開口が該頂部を貫いて延びている、前記係
    合の段階と、 d)第1の固定部を前記少なくとも1つの開口で前記第
    1ロックピンに通す段階と、 e)前記第1の固定部を固定する段階と、 f)第2の固定部を前記少なくとも1つの開口で前記第
    2ロックピンに通す段階と、 g)前記第2の固定部を固定する段階と、 h)第3の固定部を前記少なくとも1つの開口で前記第
    1ロックピン及び前記第2ロックピンに通す段階と、 i)前記第3固定部を固定する段階と、からなるボルト
    止め方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN101787999A (zh) * 2010-03-16 2010-07-28 重庆钢铁(集团)有限责任公司 一种防止呈环形布置螺纹连接件松动的方法

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