JP2000000942A - 熱収縮性フィルム - Google Patents

熱収縮性フィルム

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JP2000000942A
JP2000000942A JP10171538A JP17153898A JP2000000942A JP 2000000942 A JP2000000942 A JP 2000000942A JP 10171538 A JP10171538 A JP 10171538A JP 17153898 A JP17153898 A JP 17153898A JP 2000000942 A JP2000000942 A JP 2000000942A
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heat
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packaging
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Kazuho Uchida
かずほ 内田
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔軟性と透明性に優れ、広い収縮温度範囲を
有する高速包装適性に適した熱収縮性フィルムを提供す
る。 【解決手段】 共押出によって3層が積層された多層フ
ィルムであって、両外層はポリプロピレン系樹脂からな
り、中間層は、密度が0.880〜0.935g/cm
3 の直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂100重量部と曲
げ弾性率が500〜10000kgf/cm2 で、メル
トフローレート(MFR;230℃、2.16kgf)
が0.3〜7g/10分のポリプロピレン系樹脂1〜5
0重量部を含むポリエチレン系樹脂組成物からなること
を特徴とする熱収縮性フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱収縮性フィルム
に関し、更に詳しくは、柔軟性と透明性に優れ、広い収
縮温度範囲を有する高速包装に適した熱収縮性フィルム
に関する。
【0002】
【従来の技術】熱収縮性フィルムは、物品、部品等の結
束を含め広く包装分野において用いられている。従来、
これらの包装分野に用いられる熱収縮性フィルムとして
は、低温収縮性、収縮応力の均一分散等、種々の優れた
包装特性を有することから塩化ビニル系樹脂延伸フィル
ムが広く使用されてきた。
【0003】しかし、塩化ビニル系樹脂は、機能フィル
ムとして優れた特性を有するものであるが、使用後、不
要物として廃棄されると、分解せず廃棄された形態を長
らく保って種々のトラブルを惹起し、燃焼すると、揮散
した塩酸ガス等による酸性雨問題、発癌性、催奇形性等
の史上最強の毒性物質といわれるダイオキシンの発生問
題等から、近時、急速に塩化ビニル系樹脂延伸フィルム
から未だこのような問題の発生が確認されていないポリ
オレフィン系樹脂延伸フィルムへの切替えが検討されて
いる。
【0004】ポリオレフィン系樹脂延伸フィルムとし
て、ポリエチレン系樹脂延伸フィルムは、透明性や低温
収縮性、収縮応力の均一分散等の特性が低いものである
ので、商業包装の分野には余り使用されず、大部分が工
業用や業務用の外観性能を余り重視しない分野の使用に
限定されている。これに対し、ポリプロピレン系樹脂延
伸フィルムは、透明性、光沢性、耐油性、耐熱性等の特
性に優れ、商業包装分野への適性を有することから、食
品包装、その他広い分野で使用されてはいるが、低温収
縮性、収縮応力の均一分散等にやや問題があり、適用す
る被包装物の形状に制限がある。例えば、カップ麺包装
等の半球状の曲面を有する形状の被包装物に対して、ピ
ロ包装による緊密包装を行う場合、上記曲面を包む延伸
フィルムのシール部できる隅角部が十分収縮されず、未
収縮のままで残る、硬い、所謂“ツノ”を形成し、商品
の外観品質を極端に落としてしまう等の問題点を有す
る。
【0005】上記問題点を改善する試みとして、例え
ば、特開昭58−166049号公報、特開昭63−2
14446号公報に、両外層にエチレンとプロピレンの
共重合体を用い中間層に直鎖状低密度ポリエチレン系樹
脂を用いた積層ポリオレフィン系熱収縮フィルムが開示
され、収縮包装時の低温収縮性、高温度の耐熱性が改善
されたとしている。しかし、これらのポリオレフィン系
熱収縮フィルムは、収縮応力が小さく、高速化された自
動包装機では、収縮不良が発生し、これを収縮温度を高
くしたり、収縮時間を長くして対応すると、所謂“ヤ
ケ”を惹起し、表面光沢を失う等の問題点を有するもの
であり、上記エチレンとプロピレンの共重合体のプロピ
レン比率を高めると低温収縮性が失われてしまうもので
ある。
【0006】又、特開平5−329995号公報に、表
面層がプロピレン含量85〜96wt%のポリプロピレ
ン系樹脂からなり、芯層がポリプロピレン系樹脂とポリ
エチレン系樹脂との樹脂組成物からなり、全構成樹脂中
のプロピレン含量が70〜85wt%であるポリオレフ
ィン系熱収縮多層フィルムが開示されている。
【0007】しかし、特開平5−329995号公報に
開示されているポリオレフィン系熱収縮多層フィルム
は、乾電池の集積包装等のピロスリーブ収縮包装に適し
た熱収縮性多層フィルムであって、パーフォレーション
での切り離し性を良好にする等の目的をもったものであ
り、ポリオレフィン系熱収縮性多層フィルムに求められ
る柔軟性、就中、カップ麺包装等の逆円錐台その他の複
雑な形状の被包装物を緊密包装する際の“ツノ”の発生
を防止し得る柔軟性、低温収縮性等の特性を十分に有す
るものではない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は叙上の事実に
鑑みなされたものであって、その目的とするところは、
柔軟性と透明性に優れ、広い収縮温度範囲を有する高速
包装適性に適した熱収縮性フィルムを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の熱収縮性フィル
ムは、共押出によって3層が積層された多層フィルムで
あって、両外層はポリプロピレン系樹脂からなり、中間
層は、密度が0.880〜0.935g/cm3 の直鎖
状低密度ポリエチレン系樹脂100重量部と曲げ弾性率
が500〜10000kgf/cm2 で、メルトフロー
レート(MFR;230℃、2.16kgf)が0.3
〜7g/10分のポリプロピレン系樹脂1〜50重量部
を含むポリエチレン系樹脂組成物からなることを特徴と
する。
【0010】本発明の熱収縮性フィルムの両外層に用い
られるポリプロピレン系樹脂は、内部を透視し得る程度
に透明なフィルムを形成し得るものであれば特に限定さ
れるものではなく、プロピレンの単独重合体であっても
よく、プロピレンを主成分とし、これと共重合可能な他
のモノマーとの各種共重合体であってもよい。これらの
ポリプロピレン共重合体としては、例えば、プロピレン
とα−オレフィンからなるブロック共重合体、ランダム
共重合体、ランダムブロック共重合体等のプロピレン−
α−オレフィン共重合体が挙げられる。上記α−オレフ
ィンとしては、特に限定されるものではないが、例え
ば、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセ
ン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オ
クテン等が挙げられ、これらのα−オレフィンは単独で
プロピレンと共重合されてもよいが、2種以上のα−オ
レフィンが共重合されてもよい。これらのポリプロピレ
ン系樹脂は、単独で使用されてもよく、2種以上を併用
されてもよい。
【0011】上記ポリプロピレン系樹脂のメルトフロー
レート(以下、MFRと略称する)は、JIS K 7
210に準拠し、試験温度230℃、試験荷重2.16
kgfで測定された値(以下、単にMFRと略称する)
であって、好ましくは0.3〜20g/10分、より好
ましくは2〜10g/10分である。MFRが0.3g
/10分未満では、溶融流れが低小であるので、フィル
ムの成形時の生産性が低下し、20g/10分を超える
と、溶融樹脂のドローダウンが大きくフィルムの成形時
の安定性が阻害される。
【0012】中間層に用いられる直鎖状低密度ポリエチ
レン系樹脂は、その密度が0.880〜0.935g/
cm3 である。密度が0.880g/cm3 未満では、
フィルムの成形時の寸法安定性が低下し、ロール状に巻
き取った長尺フィルムを巻き戻して使用する際に、フィ
ルムに部分的な伸長又は収縮が発生してフラット性が乱
された所謂たるみによって自動包装機での包装適性が低
下し、甚だしい場合には、包装を不能ならしめ、0.9
35g/cm3 以上では、低温収縮性が低下し、自動包
装の生産性を阻害するものである。
【0013】上記直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂は、
上記密度の範囲内にあれば特に限定されるものではない
が、例えば、エチレンとこれと共重合可能なα−オレフ
ィンとの共重合体が挙げられる。上記α−オレフィンと
しては、特に限定されるものではないが、例えば、プロ
ピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4
−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン
等が挙げられ、これらのα−オレフィンは単独でプロピ
レンと共重合されてもよいが、2種以上のα−オレフィ
ンが共重合されてもよい。これらの直鎖状低密度ポリエ
チレン系樹脂は、単独で使用されてもよく、2種以上を
併用されてもよい。
【0014】上記直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂のM
FR(試験温度190℃、試験荷重2.16kgfで測
定された値、以下同じ)は、好ましくは0.1〜7g/
10分、より好ましくは0.6〜5.0g/10分であ
る。MFRが0.1g/10分未満では、溶融流れが低
小であるので、フィルムの成形時の生産性が低下し、7
g/10分を超えると、溶融樹脂のドローダウンが大き
くフィルムの成形時の安定性が阻害される。
【0015】中間層のポリエチレン系樹脂組成物に用い
られるポリプロピレン系樹脂は、その曲げ弾性率が、5
00〜10000kgf/cm2 である。上記ポリプロ
ピレン系樹脂の曲げ弾性率は、JIS K 7203に
準拠して測定された値である。上記ポリプロピレン系樹
脂は、その曲げ弾性率が、500〜10000kgf/
cm2 であるポリプロピレン系樹脂が単独で用いられて
もよいが、2種以上のポリプロピレン系樹脂が、上記曲
げ弾性率の範囲となるように混合されて用いられてもよ
い。上記ポリプロピレン系樹脂の曲げ弾性率が500k
gf/cm2 未満であると、柔軟性が大きくなり過ぎ、
被包装体との間の脱気が十分に行えない等、高速包装性
が低下し、10000kgf/cm2 を超えると、直鎖
状低密度ポリエチレン系樹脂との曲げ弾性率の差が大き
くなり過ぎ、中間層に用いられたポリプロピレン系樹脂
成分が十分に延伸されず、得られる熱収縮性フィルムの
収縮応力及び収縮率は低下してしまい、収縮不良やツノ
の発生等、包装の仕上がりを悪くしてしまうおそれがあ
る。
【0016】又、上記ポリプロピレン系樹脂のMFR
は、0.3〜7g/10分(230℃、2.16kg
f)である。MFRが0.3g/10分未満では、直鎖
状低密度ポリエチレン系樹脂との混和性が低小となり、
均質にして透明なフィルムがえられにくく、7g/10
分を超えると、収縮応力が低小となり、収縮不良やツノ
の発生等、包装の仕上がりを悪くしてしまうおそれがあ
る。
【0017】中間層のポリエチレン系樹脂組成物におけ
る直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂とポリプロピレン系
樹脂の配合比率は、直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂1
00重量部に対し、ポリプロピレン系樹脂1〜50重量
部である。ポリプロピレン系樹脂の配合比率が1重量部
未満では、熱収縮包装における高速包装性が低下し、5
0重量部を超えると、得られる熱収縮性フィルムの透明
性が低下するので上記配合比率に限定される。
【0018】上記両外層及び中間層で用いられるポリプ
ロピレン系樹脂及び直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂に
は、必要に応じて、帯電防止剤、アンチブロッキング
剤、滑剤、防曇剤、熱安定剤、紫外線吸収剤等の光安定
剤、結晶造核剤等の添加剤を添加して用いられてもよ
い。
【0019】本発明の熱収縮性フィルムを作製する手段
は、3層が積層された多層フィルムとして共押出によっ
て作製される方法であれば、特に限定されるものではな
いが、例えば、製膜手段は、Tダイ法、インフレーショ
ン法等の押出成形法が挙げられ、又、延伸手段は、ロー
ル延伸法、テンター延伸法、チューブラー2軸延伸法等
が挙げられる。延伸された上記ポリオレフィン系樹脂フ
ィルムは、必要に応じてアニーリング処理され、自然収
縮による歪みの発生や局部的伸縮を抑える措置が講ぜら
れてもよい。
【0020】本発明の熱収縮性フィルムの両外層と中間
層の厚さの比は、1:1〜1:5であることが好まし
い。又、被包装物の形状によっては、上記両外層の厚さ
の比は必ずしも同一である必要はないが、一般的には、
両外層の厚さを同一にした、外層/中間層/外層の厚さ
の比が、1:2:1〜1:10:1である構成がより好
ましい。
【0021】本発明の熱収縮性フィルムの厚さは、被包
装物の包装仕様によって決められるものであって特に限
定されるものではないが、汎用される厚さは、5〜40
μmである。又、上記厚さの範囲にある熱収縮性フィル
ムは、高速包装特性に優れ、収縮包装体の仕上がりも極
めて美麗なものとなる。
【0022】本発明の熱収縮性フィルムは、叙上のよう
に、両外層はポリプロピレン系樹脂からなり、中間層
は、密度が0.880〜0.935g/cm3 の直鎖状
低密度ポリエチレン系樹脂100重量部と曲げ弾性率が
500〜10000kgf/cm2 で、メルトフローレ
ート(MFR;230℃、2.16kgf)が0.3〜
7g/10分のポリプロピレン系樹脂1〜50重量部を
含むポリエチレン系樹脂組成物からなるものであるの
で、全熱収縮性フィルムに占めるポリプロピレン系樹脂
成分の比率を低小に抑え、且つ、該熱収縮性フィルムの
大きい熱収縮応力や剛性、即ち、腰の強さを十分に具備
した状態で、優れた高速包装特性や柔軟性等の直鎖状低
密度ポリエチレン系樹脂の特性を大きく発現し得るもの
であり、美麗な仕上がりで生産性の高い高速包装ができ
る。このような熱収縮性フィルムによって収縮包装され
る被包装体は、周長さが急激に減少する半球状のような
曲面を有する複雑な形状のものであっても、ツノ等の収
縮不良を発生するおそれがない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を更に具体
的に説明するが、本発明は、これらの実施例に限定され
るものではない。
【0024】(実施例1〜5、比較例1〜7)両外層と
中間層に、表1に示すポリプロピレン系樹脂(表中及び
以下の記載において、PP系樹脂と略称する)及びポリ
エチレン系樹脂(表中及び以下の記載において、PE系
樹脂と略称する)を用い、上記両外層と中間層に対応す
る3層サーキュラーダイ及び3台の押出機を用いて、上
記3層を積層して押し出し、急冷して厚さ350μmの
3層ポリオレフィン系樹脂フィルムを作製した。得られ
た3層ポリオレフィン系樹脂フィルムを、次いで、11
0℃に加熱し、チューブラー法により縦横各方向に5倍
に二軸延伸し、厚さ15μmの熱収縮性フィルムを作製
した。
【0025】
【表1】
【0026】実施例1〜5及び比較例1〜7で得られた
熱収縮性フィルムの性能を評価するため、弾性率、ヘイ
ズ、収縮率、収縮応力、包装適性及びこれらのデータを
中心に総合評価を以下に示す方法で試験した。試験結果
は表2に示す。
【0027】1.弾性率:JIS K 7127に準拠
して熱収縮性フィルムの弾性率を測定した。 2.ヘイズ:JIS K 7125に準拠して熱収縮性
フィルムのヘイズを測定した。
【0028】3収縮率:.JIS Z 1709に準拠
してグリセリンバスを用い、表2に示す100〜160
℃の間の4点の温度における熱収縮性フィルムの収縮率
を測定した。
【0029】4.収縮応力:幅30mm、長さ100m
mの試験片を切り出し、引張試験機のチャック間距離を
10mmに設定してチャックし、100℃及び160℃
に設定された各恒温槽に入れて、3秒後に示される応力
を上記各温度における熱収縮性フィルムの収縮応力とし
て測定した。
【0030】5.包装適性:長さ1500mm、10℃
間隔で120〜160℃の各々5点の温度に設定された
熱収縮トンネルを用い、100mm×150mm×30
mmの木製ブロックを常法に従いピロ包装し、上記熱収
縮トンネル内を4秒間で通過させ、収縮包装し、包装適
性を、◎:ツノが実質的に発生せず、被包装物に密着し
て良好な仕上がりであった、○:ツノが殆ど発生せず、
被包装物に密着して良好な仕上がりであった、×:収縮
不足で、タイトな包装仕上がりとならず、ツノの発生も
あり、仕上がり不良、××:熱収縮性フィルムが変色す
る、ヤケの発生があり、仕上がり不良、の4段階で評価
した。
【0031】6.総合評価:上記第1〜5項の全測定項
目において好ましい評価を得たものを○、1項目以上好
ましくない評価を得たものを×として、総合評価した。
【0032】
【表2】
【0033】表2から明らかなように、実施例1〜5の
熱収縮性フィルムは、いずれも、低温収縮性に優れ、且
つ、広い温度範囲において良好な包装適性を示し、トン
ネル通過時間を短縮しても同様の良好な包装適性を示し
高速包装特性を示したのに対し、比較例1の熱収縮性フ
ィルムは、比較的低温において良好な収縮性を示した
が、包装適性温度範囲が狭く、高温側でヤケの発生があ
り、且つ、収縮応力が小さいので高速包装を行うと収縮
が完了しないままトンネルを通過してしまった。
【0034】又、比較例2〜7の熱収縮性フィルムは、
低温収縮性を欠き、且つ、比較例3及び4の熱収縮性フ
ィルムは、収縮応力が小さく、高速包装においてタイト
な包装仕上がりとならなかった。
【0035】
【発明の効果】本発明の熱収縮性フィルムは、叙上のよ
うに構成されているので、広い温度範囲、就中、低温に
おいて良好な包装適性を示し、周長さが急激に減少する
半球状のような曲面を有する複雑な形状の被包装物であ
っても、ツノ等の収縮不良を発生することなく、美麗な
仕上がりで生産性の高い高速包装ができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 3E067 AA11 AB01 BB15A BB16A BB25A CA01 CA11 EA06 FB01 4F100 AK07A AK07B AK07C AK63C AK64 AK67 AL05C BA03 BA06 BA10A BA10B BA13 EH20 EJ38 GB15 JA03 JA06C JA13C JJ04 JK07C JL01 YY00C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共押出によって3層が積層された多層フ
    ィルムであって、両外層はポリプロピレン系樹脂からな
    り、中間層は、密度が0.880〜0.935g/cm
    3 の直鎖状低密度ポリエチレン系樹脂100重量部と曲
    げ弾性率が500〜10000kgf/cm2 で、メル
    トフローレート(MFR;230℃、2.16kgf)
    が0.3〜7g/10分のポリプロピレン系樹脂1〜5
    0重量部を含むポリエチレン系樹脂組成物からなること
    を特徴とする熱収縮性フィルム。
JP10171538A 1998-06-18 1998-06-18 熱収縮性フィルム Pending JP2000000942A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001341250A (ja) * 2000-06-01 2001-12-11 Okura Ind Co Ltd 低温高収縮性シュリンクラベルフィルム
JP2011116123A (ja) * 2009-11-05 2011-06-16 Kohjin Co Ltd 収縮仕上がり性に優れたポリオレフィン系熱収縮性フィルム

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