JP1754911S - 液化水素搬送用タンクコンテナ - Google Patents

Abstract

この意匠に係る物品は、液化水素（液体水素）を縦長の水素タンク内に充填したコンテナ本体付きのタンクコンテナであって、コンテナ本体長さと前後のジャッキを含めての全長が約９．５ｍ（約３１ｆｔ）以下の場合には、使用状態を示す参考図１に示すように、１車両としてのトラック後部の固定された荷台に積載されて所望位置に搬送され、使用状態を示す参考図２に示すように（ｉｖ）～（ｉ）の順序にて前後のジャッキを介して荷降ろしされて地面上に直置きされる。また、タンクコンテナをトラック荷台に積載するには、同図（ｉ）～（ｉｖ）の順序にて前後のジャッキを介して行われる。地面上に直置きされたタンクコンテナの下側又は上側積込口・排出口を使って液化水素の給排が行われる。本願意匠の特長としては、コンテナ本体の前側に２個の前方側複合ジャッキ（前方側要部参考斜視図１及び２）が、その後側に２個の後方側ジャッキ（後方側要部参考斜視図）がそれぞれ設けられている構成である。具体的には、前記積載・荷降ろしの構成は前記コンテナ本体の前部端で幅方向の両外方に向かって拡開するスライド部材付きで且つ上下にも伸縮する２個の前方側複合ジャッキ（前方側要部参考斜視図１及び２）と共に前記コンテナ本体の後部端で幅方向両側に配置され且つ上下のみに伸縮する２個の後方側ジャッキ（後方側要部参考斜視図）のそれぞれが油圧駆動できるように構成されている。中間位置の中間位置ジャッキは、停止時に手動にて拡開し、上下の昇降は、前記前方側複合ジャッキ及び後方側ジャッキに同期して油圧駆動される構成である。特に、前記スライド部材付きで且つ上下にも伸縮する両前記前方側複合ジャッキ（前方側要部参考斜視図１及び２）は、コンテナ本体の前部端に幅方向を向く２つの筒状固定部がダブルに固着されている。また、長枠体の４隅の板片を介して、上側に２階、３階に積層できる構成である。さらに、前後のジャッキを含めて枠長さ４０ｆｔ（約１２ｍ）の場合には、図示しないが、現在の日本国道路交通法では連結車両としてのトレーラに載置されて所望場所に搬送されて使用される。この場合でも、タンクコンテナの前記積載・荷降ろしは前記ジャッキにて行われる。このような前記タンクコンテナである物品は、独立して取引の対象になる。