JP1734142S - 液体取出具 - Google Patents

Abstract

本物品は、液体収容容器の内部に液密に収容されている液体を、容器の封止栓を取り外すことなく、容器の外部に取り出すと共に、他の検査用器具等にその液体をスムーズに移すために使用される液体取出具である。各部の名称を示す参考斜視図に示すように、本物品の一端側には、容器の封止栓を貫通するための針先が設けられ、この針先近傍には容器内の液体を本物品の内筒部内に流入させるための液体入口が設けられている。本物品の他端側には、液体入口から導入された液体を流出させるための液体出口が設けられ、この液体出口から連続して弧状に延出する液体取出部が設けられている。この液体取出部は、液体出口から流出した液体を少量溜め置くと共に、他の検査用器具等に液体を移す際のガイドとしての機能を有している。また、外筒部から外方に広がる羽根様のフランジは、本物品を把持し易くすると共に容器の封止栓への着脱を容易とするために設けられている。使用状態を示す参考図１，２に示すように、本物品の針先を採血管の封止栓に突き刺して貫通させた後、採血管を傾けると、採血管内の血液が本物品の液体入口から流入する。流入した血液は内筒部内を通って液体出口から流出し、液体取出部に溜め置かれる。そこで、検査用器具のキャピラリーの先端を液体取出部の底面に沿わせたり（使用状態を示す参考図１）、検査用ストリップ（バイオセンサー）を液体取出部の上縁部に当接させること（使用状態を示す参考図２）により、液体取出部に取り出された血液がキャピラリーやストリップ（バイオセンサー）にスムーズに吸引される。このように、本物品は、採血管の封止栓を取り外すことなく、採血管の外部に血液を少量取り出すと共に、検査用器具にその血液を移すために使用することができる。