JP1651795S - ナット - Google Patents

Abstract

本物品は、例えば使用状態の参考図に示すように、互いに平行にＸ方向に直進する凸面部（Ｐ部）と凹面部（Ｑ部）とが前記Ｘ方向と平面上で直交又は湾曲面上で直交するＹ方向に繰り返される山谷のある波形材１０（図示例は２枚の波形材１０ａ、１０ｂの重ね合わせ部）における凸面部（Ｐ部）又は凹面部（Ｑ部）に開けたボルト挿通孔に通したボルトに螺合させて使用するナットである。 本物品のナット４の座面（ボルト頭部側の面）は、ナット中心軸と直交するＸＹ平面上の前記Ｘ方向から見て凹湾曲面をなす凹湾曲面部分（正面図、参考図１の砂地ハッチング部分、使用状態の参考図のＰ部参照）を有し、かつ前記Ｘ方向に対して直交又は湾曲面上で直交するＹ方向（向きを９０°変えた方向）から見て凸湾曲面をなす凸湾曲面部分（左側面図、参考図１（底面図相当）の斜線ハッチング部分、使用状態の参考図のＱ部参照）を有している。 したがって、本物品のナット４は、ナットの向きを９０°変えることで、波形材の凸面部（Ｐ部）にも波形材の凹面部（Ｑ部）にも共通して使用できるナット（凹凸面部兼用ナット）である。 仮に、ナット座面全体が単なる凹湾曲面又は凸湾曲面であれば、参考図２のように凸面部用のナット１４Ａと凹面部用のナット１４Ｂとの２種類の専用ナットが必要となる。参考図２中の座金は、凸面部（Ｐ部）用と凹面部（Ｑ部）用とで異なる専用角座金１２Ａ、１２Ｂである。 なお、使用状態の参考図では、角座金として、同じく向きを９０°変えることで、波形材の凸湾曲面部分（Ｐ部）にも波形材の凹湾曲面部分（Ｑ部）にも共通して使用できる凹凸面部兼用の角座金２を用いている。 円形板状の湾曲板ワッシャ３は、表裏反転させることで、波形材の凸面部にも凹面部にも使用することができる。 ボルト１１Ｃは座面が平坦な通常のボルトである。