JPWO2003039123A1 - 電子メールシステムおよび電子メール送信方法 - Google Patents
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Abstract
電子メールに含まれるテキスト情報を第2情報端末(40)に通知するテキスト情報通知部(21)と、電子メールに関する音声情報を保存しうる音声情報保存部(23)と、電子メールと電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理部(19)とをそなえて構成することにより、送信された電子メールに対する返答を音声情報として入力して返答の入力を行なうための手間を軽減できるとともに、電子メールの送信先が、電子メールに対する返答として受信した音声情報をその電子メールに関連付けて管理することができ、又、音声情報に関する情報が付加された電子メールについて、その音声情報をスムーズに取得することができる。
Description
技術分野
本発明は、例えば携帯電話を用いた電子メールシステムのように、音声情報と電子メール(テキスト情報)とをそれぞれ異なる方式で送受信するシステムにおいて、電子メールに関連付けられた音声情報の取り扱いに用いて好適な、電子メールシステム,電子メール送信方法,情報処理装置,電子メール管理プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
背景技術
近年においては、携帯電話の普及に伴って、携帯電話の機能も多様化しており、例えば、携帯電話を用いて電子メールの交換(送受信)を行なうことが可能となっている。電子メールの送受信を携帯電話を用いて行なうことにより、利用者は電子メールの送受信を手軽に行なうことができるので、例えば外回りの営業担当者等のように、外出する機会が多く、且つ、携帯電話の通話機能だけでは連絡を十分にとることが困難な人との間においても、確実に情報の伝達を行なうことができる。
すなわち、このような携帯電話を持った営業担当者宛に伝達したい事項がある場合には、その事項を記入した電子メールをそのメールアドレスに送信する。これにより、その営業担当者が、自らの都合に合わせて電子メールを受信することができるほか、送信された電子メールに対する返答を携帯電話機のダイヤルボタンを用いて入力してリプライメールとして返信することができるので、確実に情報の伝達を行なうことができ利便性が高い。
また、パーソナルコンピュータや電話,ファクス等の複数種類の情報機器を用いて、メッセージを伝達するための手法として、ユニファイドメッセージが知られている。このユニファイドメッセージは、CTI(Computer Technology Integration)のアプリケーションの一つで、電話,ファクシミリ,電子メール等の各種の通信サービス機能をCTIサーバ上で連携させることにより、例えば、電子メールとして送信された文字情報を音声に変換して電話から聞き出せるようにしたり、電子メールとして送信された内容をファクシミリとして受け取ったり、又、これとは逆にファクシミリによって送信された情報を電子メールとして受け取ったりすることができる等、利用者宛に送信されたメッセージを、利用者にとって一番都合の良い情報機器で取り扱うことができる状態に変換して利用者に提供するものである。
なお、このようなユニファイドメッセージに関連する製品の中には、電話からメッセージを入力するに際して、予め設定された複数の定型文の中から特定の定型文を利用者に選択させることにより、利用者による電話機のダイヤルキーから文字入力を行なう手間を軽減させるものや、受信した電子メールに対して音声で返信(リプライ)できるものもある。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の如き従来の携帯電話を用いた電子メールシステムにおいては、携帯電話機の小さなキーボード(ダイヤルボタン)から文字を入力し、長文のメールを作成することは非常に煩雑であるので、携帯電話でリプライメールを作成して送信することは煩雑であるという課題がある。
なお、受信した電子メールに対して、上述の如くメールの本文を構成するテキスト文章を入力してリプライメールとして送信する代わりに、携帯電話等を用いて電子メールの送信元に、直接電話することにより、音声通話で返答を行なうこともできる。
しかし、携帯電話機等で電子メールの送信元に電話をかけて、その電子メールに対する返答を行なう場合には、電話をかけるための電話番号を確認したり、携帯電話機等においてその電話番号を入力したりする手間が煩雑であるという課題がある。
また、たとえこれらの電話番号の確認や入力の処理を自動化して不要にしたとしても、返答を行なう者は、その返答を行なう時点において、返答を受ける者(電子メールの送信元)が電話を受けることができる状態にあるかどうかが分からない。又、運良く、その返答を受ける者が電話を受けることができる場合であっても、返答を受けた側(電子メールの発信元)においては、電話によって行なわれた返答の内容と自分が送信した電子メールとを、明確に対応づけて管理することは困難であるという課題もある。
一方、ユニファイドメッセージにおいて、複数の定型文の中から特定の定型文を利用者に選択させることによりメッセージを送信する場合には、この発信することができる文章は、予め登録された定型文に限定されるという課題がある。又、受信した電子メールに対して音声でリプライを行なう場合には、一般にリプライ音声を、電子メールとは別に構成されたヴォイスメールシステムを用いて送信するようになっているので、リプライメールの受信者(電子メールの送信元)が、送信した電子メール(テキストデータ)と受信したリプライ(音声データ)とを、関連付けることが困難なので不便であるという課題もある。
また、従来の携帯電話システムは、通信が終了するまで回線を占有する方式である回線交換方式を採用しているので、データ通信と音声通信(音声通話)とを同時に行なうことができない。
具体的には、例えばモバイルバンキングの利用時、すなわち、データ通信を行なっている間は音声通信(音声通話)を行なうことができず、又、音声通話を行なっている間はデータ通信を行なうことができない。従って、従来の携帯電話システムにおいては、音声データが添付された電子メールを受信した場合に、受信した電子メールからスムーズに音声データの再生を行なうことができないという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、音声情報の取り扱い手法に工夫を施すことにより、送信された電子メールに対する返答を音声情報として入力して返答の入力を行なうための手間を軽減できるとともに、電子メールの送信先が、電子メールに対する返答として受信した音声情報をその電子メールに関連付けて管理することができ、又、音声情報に関する情報が付加された電子メールについて、その音声情報をスムーズに取得することができるようにした、電子メールシステム,電子メール送信方法,情報処理装置,電子メール管理プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
発明の開示
上記の目的を達成するために、本発明の電子メールシステムは、音声情報とテキスト情報とを送受信する第1情報端末と、音声情報とテキスト情報とをそれぞれ異なる方式で送受信する第2情報端末と、第1情報端末および第2情報端末と通信可能に接続され、第1情報端末と第2情報端末との間で送受信される、少なくともテキスト情報を含む電子メールを管理する管理装置とをそなえ、管理装置が、電子メールに含まれるテキスト情報を第2情報端末に通知するテキスト情報通知部と、電子メールに関する音声情報を保存しうる音声情報保存部と、電子メールと電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理部とをそなえることを特徴としている。
なお、管理装置が、第1情報端末から第2情報端末へ送信される電子メールに関係する音声情報を取り扱うための電話番号を設定する電話番号設定部と、電話番号設定部によって設定された電話番号を第2情報端末に対して通知する電話番号通知部と、電子メールと電話番号と電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理部とをそなえてもよい。
また、電話番号設定部によって設定された電話番号に電話をかけるために用いた第2情報端末の電話番号を取得する発信者番号取得部と、電話番号設定部によって設定された電話番号と、発信者番号取得部によって取得された電話番号との組み合わせが、予め設定された組み合わせと一致するか否かを判断する電話番号判断部と、電話番号判断部により、電話番号設定部によって設定された電話番号と、発信者番号取得部によって取得された電話番号との組み合わせが、予め設定された組み合わせと一致すると判断された場合に、電子メールを第2情報端末から返答を行なう対象として選択する選択部とをそなえてもよい。
さらに、第2情報端末が、電話番号により指定される音声回線を通して、電子メールに対する返答を音声情報として入力するための返答音声入力部をそなえ、管理装置において、音声情報保存部が、返答音声入力部から入力された音声情報を電子メールに関係する音声情報として保存し、管理部により管理される対応関係に基づいて、第2情報端末から音声情報による返答があった旨を応答情報として第1情報端末に通知する応答情報通知部をそなえてもよい。
また、応答情報がリプライ電子メールとして構成されてもよく、このリプライ電子メールに音声情報保存部に保存された第2情報端末からの音声情報が添付されていてもよい。又、このリプライ電子メールに、音声情報保存部における音声情報の保存場所にアクセスするためのポインタが含まれていてもよい。
さらに、応答情報がインターネット上に配置されるウェブデータとして構成されてもよい。
また、管理装置において、テキスト情報通知部が、第2情報端末に対して通知されるべきテキスト情報を含む通知電子メールを作成し、電話番号設定部が、第2情報端末によって音声入力を行なうための音声入力用電話番号を電話番号として設定し、電話番号通知部が、テキスト情報通知部によって作成された通知電子メールに、電話番号設定部によって設定された音声入力用電話番号に関する情報を挿入してもよい。
さらに、管理装置において、テキスト情報通知部が、通信ネットワークを介してアクセスしてきた第2情報端末が閲覧可能であって、少なくとも第1情報端末からのテキスト情報を含む通知ウェブデータを作成し、電話番号設定部が、第2情報端末によって音声入力を行なうための音声入力用電話番号を電話番号として設定し、電話番号通知部が、テキスト情報通知部によって作成された通知ウェブデータに、電話番号設定部によって設定された音声入力用電話番号に関する情報を挿入してもよい。
また、通知ウェブデータに対して第2情報端末によるアクセスがあったか否かを判断するアクセス判断部をそなえ、アクセス判断部によりアクセスがあったと判断された場合に、電話番号設定部が音声入力用電話番号を設定してもよい。
さらに、音声入力用電話番号に関する情報が、音声入力用電話番号そのものであってもよく、音声入力用電話番号に関する情報が、音声入力用電話番号を示すウェブページのアドレスもしくはこのウェブページにアクセスするためのポインタであってもよい。
さらに、管理装置において、テキスト情報通知部が、通信ネットワークを介してアクセスしてきた第2情報端末が閲覧可能であって、少なくとも第1情報端末からのテキスト情報を含む通知ウェブデータを作成し、この通知ウェブデータに対して第2情報端末によるアクセスがあったか否かを判断するアクセス判断部をそなえ、このアクセス判断部によりアクセスがあったと判断された場合に、2情報端末に対して電話をかける電話発信部をそなえてもよい。
また、第2情報端末が、電話番号により指定される音声回線を通して、電子メールに対する返答を音声情報として入力するための返答音声入力部をそなえ、管理装置において、音声情報保存部が、返答音声入力部から入力された音声情報をその電子メールに関係する音声情報として保存し、管理部により管理される対応関係に基づいて、第2情報端末から音声情報による返答があった旨を応答情報として第1情報端末に通知する応答情報通知部をそなえてもよい。
さらに、応答情報がリプライ電子メールとして構成されてもよく、このリプライ電子メールに音声情報保存部に保存された第2情報端末からの音声情報が添付されてもよい。又、このリプライ電子メールに、音声情報保存部における音声情報の保存場所にアクセスするためのポインタが含まれていてもよい。
また、応答情報がインターネット上に配置されるウェブデータとして構成されてもよい。
なお、第1情報端末から第2情報端末へ送信される電子メールに音声情報に関する情報が付加されている場合、管理装置が、電子メールに付加された音声情報に関する情報に基づいて音声情報を取得して、音声情報を電子メールに関係する音声情報として音声情報保存部に保存させる音声情報取得部と、音声情報保存部に保存された音声情報を再生する音声情報再生部とをそなえるとともに、第2情報端末が、電話番号を通して、音声情報再生部によって再生された音声情報を聞き出すための音声聞出部をそなえてもよい。
また、電話番号設定部によって設定された電話番号に電話をかけるために用いた第2情報端末の電話番号を取得する発信者番号取得部と、電話番号設定部によって設定された電話番号と、発信者番号取得部によって取得された電話番号との組み合わせが、予め設定された組み合わせと一致するか否かを判断する電話番号判断部と、この電話番号判断部により、電話番号設定部によって設定された電話番号と、発信者番号取得部によって取得された電話番号との組み合わせが、予め設定された組み合わせと一致すると判断された場合に、音声情報電子を音声情報生部によって再生する対象として選択する選択部とをそなえてもよい。
さらに、管理装置が、管理部により管理される対応関係に基づいて、第1情報端末から音声情報に関する情報が付加された電子メールが第2情報端末に送信されている旨の再生情報を再生情報通知電子メールとして作成してもよい。
また、この再生情報通知電子メールに電話番号設定部によって設定された電話番号が含まれていてもよく、又、この再生情報通知電子メールに、音声再生用電話番号を示す情報にアクセスするためのポインタが含まれていてもよい。
さらに、管理装置が、管理部により管理される対応関係に基づいて、第1情報端末から音声情報に関する情報が付加された電子メールが第2情報端末に送信されている旨の再生情報をインターネット上に配置されるウェブデータとして作成してもよい。
また、管理装置において、テキスト情報通知部が、第2情報端末に対して通知されるべきテキスト情報を含む通知電子メールを作成し、電話番号設定部が、第2情報端末によって音声再生を行なうための音声再生用電話番号を電話番号として設定し、電話番号通知部が、メール情報通知部によって作成された通知電子メールに、電話番号設定部によって設定された音声再生用電話番号に関する情報を挿入してもよい。
さらに、管理装置において、テキスト情報通知部が、通信ネットワークを介してアクセスしてきた第2情報端末が閲覧可能であって、少なくとも第1情報端末からのテキスト情報を含む通知ウェブデータを作成し、電話番号設定部が、第2情報端末によって音声再生を行なうための音声再生用電話番号を電話番号として設定し、電話番号通知部が、テキスト情報通知部によって作成された通知ウェブデータに、電話番号設定部によって設定された音声再生用電話番号に関する情報を挿入してもよい。
また、通知ウェブデータに対して第2情報端末によるアクセスがあったか否かを判断するアクセス判断部をそなえ、このアクセス判断部によりアクセスがあったと判断された場合に、電話番号設定部が音声再生用電話番号を設定し、音声情報再生部が、音声再生用電話番号に音声通話により接続された第2情報端末に対して音声情報を再生してもよい。
さらに、音声再生用電話番号に関する情報が、音声再生用電話番号そのものであってもよく、又、音声再生用電話番号に関する情報が、音声入力用電話番号を示すウェブページのアドレスもしくはそのウェブページにアクセスするためのポインタであってもよい。
また、第1情報端末から第2情報端末へ送信される電子メールに音声情報に関する情報が付加されている場合、管理装置が、電子メールに付加された音声情報に関する情報に基づいて音声情報を取得して、音声情報を電子メールに関係する音声情報として音声情報保存部に保存させる音声情報取得部と、音声情報保存部に保存された音声情報を再生する音声情報再生部とをそなえ、第2情報端末が、電話発信部からかけられた電話によって確立された音声回線を通して、音声情報再生部によって再生された音声情報を聞出すための音声聞出部をそなえてもよい。
さらに、管理装置が、管理部により管理される対応関係に基づいて、第1情報端末から音声情報に関する情報が付加された電子メールが第2情報端末に送信されている旨の再生情報を再生情報通知電子メールとして作成してもよい。又、この再生情報通知電子メールに、通知ウェブデータにアクセスするためのポインタが含まれていてもよい。
また、管理装置が、管理部により管理される対応関係に基づいて、第1情報端末から音声情報に関する情報が付加された電子メールが第2情報端末に送信されている旨の再生情報をインターネット上に配置される再生情報通知ウェブデータとして作成してもよい。
さらに、電子メールもしくはこの電子メールに関係する音声情報が複数ある場合において、電子メールもしくはこの電子メールに関係する音声情報に対して、電子メールもしくはこの電子メールに関係する音声情報を特定するための識別情報を設定する識別情報設定部をそなえるとともに、管理部が、電子メールと電子メールに関係する音声情報と識別情報設定部によって設定された識別情報との対応関係を管理してもよい。
また、識別情報を入力して電子メールもしくはこの電子メールに関係する音声情報を特定する識別情報入力部をそなえてもよい。
さらに、第2情報端末の利用者に対して音声によるガイダンスを行なう音声ガイダンス提供部をそなえてもよく、第1情報端末もしくは第2情報端末の利用者に対してガイダンスを示すウェブページを提供しうるウェブガイダンス提供部をそなえてもよい。
また、本発明の電子メール送信方法は、音声情報とテキスト情報とを送受信する第1情報端末と、音声情報とテキスト情報とをそれぞれ異なる方式で送受信する第2情報端末と、第1情報端末および第2情報端末と通信可能に接続され、第1情報端末と第2情報端末との間において、少なくともテキスト情報を含む電子メールを送信するものであって、この電子メールに含まれるテキスト情報を第2情報端末に通知する通知ステップと、電子メールに関する音声情報を保存する保存ステップと、電子メールと電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理ステップとをそなえることを特徴としている。
さらに、本発明の情報処理装置は、音声情報とテキスト情報とを送受信する第1情報端末と、音声情報とテキスト情報とをそれぞれ異なる方式で送受信する第2情報端末と、第1情報端末および第2情報端末と通信可能に接続され、第1情報端末と第2情報端末との間で送受信される、少なくともテキスト情報を含む電子メールを管理するものであって、この電子メールに含まれるテキスト情報を第2情報端末に通知するテキスト情報通知部と、電子メールに関する音声情報を保存しうる音声情報保存部と、電子メールとこの電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理部とをそなえることを特徴としている。
また、本発明の電子メール管理プログラムは、音声情報とテキスト情報とを送受信する第1情報端末と、音声情報とテキスト情報とをそれぞれ異なる方式で送受信する第2情報端末と、第1情報端末および第2情報端末と通信可能に接続され、第1情報端末と第2情報端末との間で送受信される、少なくともテキスト情報を含む電子メールを管理するための機能をコンピュータに実行させるためのものであって、この電子メールに含まれるテキスト情報を第2情報端末に通知するテキスト情報通知部と、電子メールに関する音声情報を保存しうる音声情報保存部と、電子メールとこの電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理部として、コンピュータを機能させることを特徴としている。
そして、本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体は、上述した電子メール管理プログラムを記録したものである。
本発明の電子メールシステム,電子メール送信方法,情報処理装置,電子メール管理プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体によれば、以下の効果ないし利点がある。
(1)電子メールに含まれるテキスト情報を第2情報端末に通知するとともに、電子メールに関する音声情報を保存し、電子メールと電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理することにより、音声情報とテキスト情報とをそれぞれ異なる方式で送受信する第2情報端末においても、電子メールと音声情報とを容易に取り扱うことができる。
(2)第1情報端末から第2情報端末へ送信される電子メールに関係する音声情報を取り扱うための電話番号を設定することにより、第2情報端末で容易に音声情報を取り扱うことができる。
(3)電話番号設定部によって設定された電話番号に電話をかけるために用いた第2情報端末の電話番号を取得し、予め設定された電話番号と、取得された電話番号との組み合わせが、予め設定された組み合わせと一致するか否かを判断することにより、第2情報端末から返答を行なう対象として電子メールを容易に選択することができる。
(4)第2情報端末から音声情報による返答があった旨を応答情報として第1情報端末に通知することにより、第1情報端末において、音声情報による返答があった旨を知ることができる。
(5)応答情報がリプライ電子メールとして構成するとともに、このリプライ電子メールに第2情報端末からの音声情報を添付したり、音声情報の保存場所にアクセスするためのポインタを含んだりすることにより、第1情報端末において、音声情報を確実に受け取ることができ利便性が向上する。
(6)応答情報をインターネット上に配置されるウェブデータとして構成されることにより、応答情報を容易に取り扱うことができ、利便性が向上する。
(7)第2情報端末に対して通知されるべきテキスト情報を含む通知電子メールを作成するとともに、第2情報端末によって音声入力を行なうための音声入力用電話番号を電話番号として設定し、この音声入力用電話番号に関する情報を通知電子メールに挿入することにより、音声入力用電話番号を容易に通知することができ利便性が向上する。
(8)通信ネットワークを介してアクセスしてきた第2情報端末が閲覧可能であって、少なくとも第1情報端末からのテキスト情報を含む通知ウェブデータを作成するとともに、第2情報端末によって音声入力を行なうための音声入力用電話番号を電話番号として設定し、電話番号設定部によって設定された音声入力用電話番号に関する情報をこの通知ウェブデータに挿入することにより、音声入力用電話番号を容易に通知することができ利便性が向上する。
(9)第1情報端末から第2情報端末へ送信される電子メールに音声情報に関する情報が付加されている場合、電子メールに付加された音声情報に関する情報に基づいて音声情報を取得して、この音声情報を電子メールに関係する音声情報として保存させ、第2情報端末において、再生された音声情報を聞き出すことにより、第2情報端末において音声情報を聞き出すことができる。
(10)予め設定された電話番号に電話をかけるために用いた第2情報端末の電話番号を取得し、予め設定された電話番号と取得された電話番号との組み合わせが、予め設定された組み合わせと一致する場合に、音声情報を再生する対象として選択することにより、再生する対象の音声情報を容易に選択することができる。
(11)管理される対応関係に基づいて、第1情報端末から音声情報に関する情報が付加された電子メールが第2情報端末に送信されている旨の再生情報を再生情報通知電子メールとして作成することにより、再生情報を容易に通知することができ利便性が向上する。
(12)再生情報通知電子メールに設定された音声再生用電話番号や、音声再生用電話番号を示す情報にアクセスするためのポインタを含むことにより、音声再生用電話番号を容易に通知することができ利便性が向上する。
(13)第1情報端末から音声情報に関する情報が付加された電子メールが第2情報端末に送信されている旨の再生情報をインターネット上に配置されるウェブデータとして作成することにより、再生情報を容易に取り扱うことができ利便性が向上する。
(14)第2情報端末に対して通知されるべきテキスト情報を含む通知電子メールを作成するとともに、第2情報端末によって音声再生を行なうための音声再生用電話番号を電話番号に関する情報を通知電子メールに挿入することにより、第2情報端末において音声再生用電話番号を確実に受け取ることができ利便性が向上する。
(15)通信ネットワークを介してアクセスしてきた第2情報端末が閲覧可能であって、少なくとも第1情報端末からのテキスト情報を含む通知ウェブデータを作成するとともに、第2情報端末によって音声再生を行なうための音声再生用電話番号に関する情報を通知ウェブデータに挿入することにより、第2情報端末において音声再生用電話番号を確実に受け取ることができ利便性が向上する。
(16)通知ウェブデータに対して第2情報端末によるアクセスがあったと判断された場合に音声再生用電話番号を設定し、音声再生用電話番号に音声通話により接続された第2情報端末に対して音声情報を再生することにより、第2情報端末において音声情報を確実に聞き出すことができる。
(17)管理される対応関係に基づいて、第1情報端末から音声情報に関する情報が付加された電子メールが第2情報端末に送信されている旨の再生情報を再生情報通知電子メールとして作成することにより、再生情報を容易に通知することができ利便性が向上する。
(18)再生情報通知電子メールに、通知ウェブデータにアクセスするためのポインタを含むことにより、通知ウェブデータに容易にアクセスすることができ利便性が向上する。
(19)第1情報端末から音声情報に関する情報が付加された電子メールが第2情報端末に送信されている旨の再生情報をインターネット上に配置される再生情報通知ウェブデータとして作成することにより、再生情報を容易に通知することができ利便性が向上する。
(20)電子メールもしくはこの電子メールに関係する音声情報が複数ある場合において、電子メールもしくはこの電子メールに関係する音声情報に対して識別情報を設定し、電子メールとこの電子メールに関係する音声情報と識別情報との対応関係を管理することにより、電子メールもしくは電子メールに関係する音声情報を容易に識別することができ利便性が向上する。
(21)識別情報を入力して電子メールもしくは電子メールに関係する音声情報を特定することにより、電子メールもしくは音声情報を容易に識別することができ利便性が向上する。
(22)第2情報端末の利用者に対して音声によるガイダンスを行なうことにより、第2情報端末の利用者の利便性が向上する。
(23)第1情報端末もしくは第2情報端末の利用者に対してガイダンスを示すウェブページを提供することにより、第1情報端末もしくは第2情報端末の利用者の利便性が向上する。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A)第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本第1実施形態の電子メールシステム1aは、PC(Personal Computer:第1情報端末)70,携帯電話機(第2情報端末)40および音声/メール連携装置(管理装置)10をそなえて構成され、PC70と携帯電話機40との間において電子メールを送受信するものである。
以下、PC70の利用者(送信元)から携帯電話機40の利用者(送信先)に対して、テキスト情報によって構成された電子メール(オリジナルメール)を送信し、携帯電話機40の利用者が、受信したオリジナルメールに対して携帯電話機40の音声通話機能を用いて返信(リプライ)を行なう場合について説明する。
なお、厳密には、PC70の利用者と携帯電話機40の利用者との間で電子メールの送受信が行なわれるのであるが、以下、便宜上、PC70と携帯電話機40との間で電子メールの送受信を行なうと記載する場合もある。
PC70は、音声/メール連携装置10aおよび携帯電話機40と、インターネット等の通信ネットワーク50を介して通信可能に接続されている。PC70は、電子メールを作成し送受信するためのアプリケーションプログラム(メーラ)をそなえており、図示しないCPU(Central ProcessingUnit)等がメーラを実行することにより、電子メールの作成や送受信等を行なうことができるようになっている。
また、このPC70においては、電子データと音声データとを通信ネットワーク50を介して送受信するようになっている。
携帯電話機40は、利用者が携帯可能であって、通話やデータ通信を行なうためのものである。この携帯電話機40は、PC70および音声/メール連携装置10aと通信ネットワーク50を介して通信可能に接続されており、又、音声/メール連携装置10aと音声通信路60を介しても通信可能に接続されている。
また、携帯電話機40は、音声による通話機能とデータ通信機能とをそなえている。但し、この携帯電話機40は、通信が終了するまで回線を占有する方式である回線交換方式を採用しており、利用者は、通話機能とデータ通信機能とを同時に使用することはできず、データ通信機能を利用するためには通話を終了させる必要があり、又、音声による通話を行なう場合にはデータ通信を終了させる必要がある。すなわち、利用客は、これらの通話(音声通話)機能とデータ通信機能とを必要に応じて切り換えて利用するようになっている。
そして、この携帯電話機40においては、電子データを通信ネットワーク50を介して送受信する一方で、音声データを音声通信路60を介して送受信するようになっており、これらの電子データと音声データとを互いに異なる通信路を用いて取り扱うようになっている。
携帯電話機40は、マイクロフォン(音声情報入力部)41,スピーカ42,ダイヤルボタン43および表示部44をそなえて構成されている。マイクロフォン41は、利用者が音声通話を行なう際に音声を入力するためのものである。又、このマイクロフォン41は、後述する如く、利用者が電子メールに対する返答を音声情報として入力するための返答音声入力部として機能するようになっている。
スピーカ42は、利用者が音声通話を行なう際に音声を再生するためのものである。ダイヤルボタン43は、利用客が音声通話を行なう際に通話先の電話番号を入力したり、データ通信を行なう際に、種々の入力を行なったりするためのものである。表示部44は、送受信する電子メールの内容を表示したり、ダイヤルボタン43によって入力した文字を表示するものである。
そして、利用者が、携帯電話機40を用いて所定の電話番号に電話することより、音声通信路60を介して音声/メール連携装置10aに音声通信で接続されるようになっている。
ここで、利用者が、携帯電話機40を用いて音声/メール連携装置10aに接続して音声通信を行なう場合には、利用者は、マイクロフォン41から音声を入力したり、ダイヤルボタン43を操作して、例えば、自分を識別するための情報(パスワード等)の入力を行なったり、後述するガイダンスに従って種々の選択操作等を行なったりするようになっている。
なお、かかる音声通信時には、ダイヤルボタン43により入力された操作内容は、ダイヤルボタン43を構成する各ボタン(キー)に設定されたトーン(音:アナログ信号)により識別されるようになっている。
また、利用者は、携帯電話機40を通信ネットワーク50を介して音声/メール連携装置10aに接続してデータ通信を行なう場合にも、ダイヤルボタン43を操作して、例えば、自分を識別するための情報の入力を行なったり、後述するガイダンスに従って種々の選択操作等を行なったりするようになっている。
なお、かかるデータ通信時には、ダイヤルボタン43により入力された操作内容は、ダイヤルボタン43を構成する各ボタン(キー)に設定されたデジタル信号により識別されるようになっている。
そして、利用者は、この携帯電話機40を用いて音声/メール連携装置10aに接続し、ダイヤルボタン43から文字入力することによって作成した電子メールを送信したり、PC70等から送信された電子メールを受信したりすることができる。
また、携帯電話機40においては、所定の電話番号をダイヤルボタン43を押して入力することによって電話をかけることができるほか、受信した電子メールやウェブページ中に電話番号が挿入されている場合には、それらの電子メールやウェブページを表示部44に表示させている状態(例えば図4参照)で電話番号を選択(クリック)することにより、その電話番号に電話をかける(発呼する)ことができるようになっている(PHONE TO機能)。
さらに、利用者は、この携帯電話機40を用いて電子メールの送受信を行なうための電子メールアドレスを有しており、これにより、利用者は携帯電話機40を用いて電子メールの送受信を行なうことができるようになっている。
音声/メール連携装置10aは、PC70と携帯電話機40との間において電子メールを中継したり、携帯電話機40との間で音声通話を行なうものであり、図1に示すように、メール送受信部11,音声送受信部14,ユーザ情報管理部15,ユーザ情報DB16,音声送受信判断部17,電話番号管理部(電話番号設定部)18,音声/メール対応管理部(管理部)19,メール対応情報DB20,メール加工部(テキスト情報通知部,電話番号通知部,応答情報通知部)21,音声データ管理部22,音声データDB(音声情報保存部)23,音声ガイド部24,発信者番号取得部25,電話番号判断部26および選択部27をそなえて構成されている。
音声/メール連携装置10aは、PC70および携帯電話機40と通信ネットワーク50を介して通信可能に接続されるとともに、携帯電話機40と音声通信路60を介しても通信可能に接続されている。
図2および図3はともに本発明の第1実施形態としての電子メールシステム1aの構成を模式的に示す図であって、図2は音声/メール連携装置10aを企業等のイントラネット内に設置した例を示す図、図3は音声/メール連携装置10aを移動キャリア内に設置した例を示す図である。
音声/メール連携装置10aは、図2に示すように、例えば企業等のイントラネット内に配設してもよく、又、図3に示すように、例えば携帯電話のサービスを提供する移動キャリア内に配設してもよい。
メール送受信部11は、電子メールの受信処理および送信処理並びにメールボックス12の管理を行なうものである。すなわち、この音声/メール連携装置10aは、このメール送受信部11によりメールサーバとしての機能をそなえている。
PC70から携帯電話機40に対して電子メール(以下、オリジナルメールという場合がある)が送信される際においては、メール送受信部11は、オリジナルメールの宛先アドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15(後述)にその送信先が、オリジナルメールの転送を希望しているかいないかを確認するようになっている。
そして、メール送受信部11は、ユーザ情報管理部15による確認の結果、送信先がオリジナルメールの転送を希望していない場合には、そのままメールボックス12にそのオリジナルメールをそのまま保存するようになっている。又、送信先がオリジナルメールの転送を希望している場合には、後述する如く、オリジナルメールを携帯電話機40のメールアドレスへ転送するための処理を行なうようになっている。
音声送受信部14は、携帯電話機40と音声/メール連携装置10aとの間において通話呼を確立し、音声データの送受信を行なうものである。なお、本第1実施形態においては、携帯電話機40から特定の電話番号に電話をかける(発呼する)ことによって呼の確立を行なうようになっている。
ユーザ情報管理部15は、ユーザ情報DB(Data Base)16に保存されているユーザ情報を管理するものである。このユーザ情報DB16は、具体的には、本電子メールシステム1aの利用者に関して、ユーザID,メールアドレス,携帯電話番号,携帯電話メールアドレス,「携帯電話メールへの転送が必要か否か」および「オリジナルメールに対する音声返答が必要か否か」等の情報を、ユーザ情報として互いに関連付けて保存するようになっており、ユーザ情報管理部15は、これらの情報の登録や管理を行なったり、いずれかの項目の情報を検索キーとして、ユーザ情報DB16に登録されている情報の中から必要な項目の情報を検索したりするようになっている。
ここで、ユーザIDは、利用者を特定するために利用者毎に予め設定された情報であり、メールアドレスは各利用者のメールアドレスであって、携帯電話機40以外の情報処理装置で電子メールの送受信を行なうための電子メールのメールアドレスである。携帯電話番号は、各利用者の携帯電話機40の電話番号(発信者番号)であり、携帯電話メールアドレスはその携帯電話機40で電子メールを送受信するためのメールアドレスである。
「携帯電話メールへの転送が必要か否か」の情報とは、その利用者が、自分のメールアドレス(携帯電話機40の電子メールアドレス以外のもの)宛に送信された電子メールを、利用者の携帯電話機40のメールアドレスに転送する必要があるか否かの情報であり、例えば、携帯電話機40の利用者が予め設定するものである。
「オリジナルメールに対する音声返答が必要か否か」の情報とは、その利用者が、受信したオリジナルメールに対して、音声による返答を行なうか否かの情報であり、例えば、携帯電話機40の利用者が予め設定するものである。
音声送受信判断部17は、オリジナルメールに関して、音声データの取り扱いをどのようにするかを判断するものであって、ユーザ情報DB16を参照して携帯電話機40からオリジナルメールへの返答として音声データを送信するか否か等を判断するようになっている。
また、音声送受信判断部17は、ユーザ情報管理部15が管理するユーザ情報DB16に設定された、「オリジナルメールに対する音声返答が必要か否か」の項目の設定値に基づいて、携帯電話機40から入力される音声データを受信する必要があるか否かを判断するようになっている。
音声データ管理部22は、携帯電話機40から受信した音声データの登録および管理を行なうものである。音声データ管理部22は、携帯電話機40から音声データを送信する場合、すなわち、携帯電話機40から音声データによってオリジナルメールに対して返答を行なう場合には、音声送受信部14によって受信した音声データを音声データDB23に格納して管理するとともに、その格納場所の情報(例えば、URL(Uniform Resource Locator)等)を後述する音声/メール対応管理部19に通知するようになっている。
電話番号管理部18は、音声データの送受信を行なうために予め確保された複数の電話回線の中から、携帯電話機40側から発呼して通話を確立するための電話番号(音声入力用電話番号)を、返答を行なうオリジナルメールに対応させて選択(設定)するようになっている。そして、本第1実施形態においては、電話番号管理部18は、利用者宛のオリジナルメールが複数あり、利用者が複数のオリジナルメールに対して返答を行なう場合には、これらの返答を行なうオリジナルメール毎に異なる音声入力用電話番号をそれぞれ設定するようになっている。
また、電話番号管理部18は、音声入力用電話番号を選択する際に、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15から、オリジナルメールの送信先である利用者の携帯電話機40の電話番号(発信者番号)を取得し、この取得した電話番号と、選択した音声入力用電話番号とを対応付けて管理するようになっている。
音声/メール対応管理部19は、音声データと電子メール(オリジナルメール,通知電子メール,リプライメール)とを対応付けるものであり、音声データと電子メールとを対応付けるための情報(対応関係)をメール対応情報DB20に登録するようになっている。又、音声/メール対応管理部19は、必要に応じてメール対応情報DB20に登録された情報の検索を行なうようになっている。
メール対応情報DB20は、各オリジナルメールについて、オリジナルメールの送信先のユーザID,オリジナルメールの送信先の利用者の携帯電話番号,音声入力用電話番号,音声データの格納場所,オリジナルメールの内容(ヘッダおよび本文)を互いに対応付けて、それらの対応関係とともに保存するようになっている。
ここで、音声入力用電話番号は、電話番号管理部18が設定した電話番号であり、送信音声データの格納場所とは、携帯電話機40から入力された音声データの格納場所である。オリジナルメールの内容としては、そのヘッダと本文(テキスト情報)とが管理されるようになっている。
また、オリジナルメールの送信先の利用者のユーザIDおよびオリジナルメールの送信先の利用者の携帯電話番号は、それぞれ、オリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて(キーとして)、ユーザ情報管理部15が取得するようになっている。
メール加工部21は、電子メールの加工を行なうものであって、オリジナルメールのメール本文(テキスト情報)に基づいて、携帯電話機40に通知するための電子メール(以下、通知電子メールという場合もある)を作成するようになっており、テキスト情報通知部として機能するようになっている。
また、メール加工部21は、電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号を携帯電話機40に対して通知するために、作成した通知電子メールに、電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番そのものを挿入するようになっており、電話番号通知部として機能するようになっている。
図4は本発明の第1実施形態としての電子メールシステム1aにおけるメール加工部21によって作成された通知電子メールを携帯電話機40の表示部44に表示した例を示す図であって、音声入力用電話番号をメール本文中にそのまま挿入して作成した通知電子メールを示す図である。
メール加工部21は、この図4に示すような通知電子メールを作成するようになっている。メール加工部21は、通知電子メールを作成するに際して、オリジナルメールのヘッダに応じて通知電子メールの各ヘッダを設定するようになっている。例えば、メール加工部21は、通知電子メールのヘッダにおいて、「From」欄に、オジナルメールの送信元のメールアドレスを、「To」欄に、オリジナルメールの送信先の利用者の携帯電話機40のメールアドレスを、「Subject」欄に、オリジナルメールのSubjectそのものをそれぞれ用いる。
また、メール加工部21は、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールの送信元に対して音声によるリプライを行なった場合に、オリジナルメールの送信元に対して、携帯電話機40から音声データによる返答があった旨を電子メール(リプライ電子メール)として作成するようになっており、応答情報通知部として機能するようになっている。
そして、メール加工部21は、ユーザ情報管理部15および音声/メール対応管理部19から取得した情報に基づいてリプライ電子メールを作成するようになっている。メール加工部21は、リプライ電子メールを作成するに際しても、オリジナルメールのヘッダに応じてリプライ電子メールの各ヘッダを設定するようになっている。例えば、メール加工部21は、リプライ電子メールのヘッダにおいて、「From」欄に、音声による返答を行なう利用者、すなわち、オリジナルメールの送信先のメールアドレスを、「To」欄に、オリジナルメールの送信元のメールアドレスを、「Subject」欄に、オリジナルメールのSubjectの先頭に「Re:」を付したものを、「References」欄にはオリジナルメールのMessage−ID値をそれぞれ用いる。
また、メール加工部21は、携帯電話機40のマイクロフォン41を介して利用者によって入力された音声データそのものをリプライ電子メールに添付ファイルとして付加したり、又、音声データの保存場所(音声データDB23)にアクセスするためのポインタ(例えばURL(Uniform Resource Locator)等)をリプライ電子メールに付加したりするようになっている。
なお、リプライ電子メールに音声データそのものを添付するが、その保存場所にアクセスするためのポインタを付加するかは、予め利用者が選択できるようにしてもよく、その場合には、その選択結果をユーザ情報DB16等に登録することが望ましい。
音声ガイド部24は、携帯電話機40の利用者に対して、種々の操作についてのガイダンスを音声によって提供するものであって、音声ガイダンス提供部として機能するものである。具体的には、音声ガイド部24は、音声送受信部14との間で音声通話が確立されている携帯電話機40に、例えば、ダイヤルボタン43の押下や音声入力を行うタイミングや、どのダイヤルボタン43を押下すべきか、等を携帯電話機40の利用者に通知するようになっている。
発信者番号取得部25は、電話番号管理部18によって設定された電話番号に電話をかけるために用いた携帯電話機40の電話番号を取得するものであって、例えば、携帯電話機40の発信者通知機能を用いたり、又、携帯電話機40の利用者にその電話番号を入力させたりすることによって、その電話番号を取得するようになっている。
電話番号判断部26は、電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号と、電話番号取得部25によって取得された電話番号(発信者番号)との組み合わせが、予め設定され電話番号管理部18によって管理されている電話番号の組み合わせと一致するか否かを判断するものであって、その判断結果を選択部27に通知するようになっている。
選択部27は、電話番号判断部26から通知された判断結果において、電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号と、電話番号取得部25によって取得された発信者番号との組み合わせが、電話番号管理部18によって予め設定された電話番号の組み合わせと一致する場合に、その音声入力用電話番号に対応するオリジナルメールを選択するようになっている。
この選択部27によって、携帯電話機40の発信者番号と音声入力用電話番号との組み合わせを判断することにより、例えば、その利用者に送信されたオリジナルメールが複数ある場合においても、返答を行なう特定のオリジナルメールを簡単に選択することができる。
上述の如く構成された本発明の第1実施形態としての電子メールシステム1aにおいて、PC70からオリジナルメールが送信先のメールアドレスに対して送信されると、この送信されたオリジナルメールに関する通知電子メール(図4参照)がメール加工部21によって作成され、メール送受信部11によって携帯電話機40のメールアドレスに送信される。そして、この通知電子メールを携帯電話機40で受信した送信先の利用者は、携帯電話機40からオリジナルメールに対して音声データによって返答を行なう。
先ず、本発明の第1実施形態としての電子メールシステム1aにおける、PC70から送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機40に転送する際における処理を、図5に示すフローチャート(ステップA10〜A60)に従って説明する。
PC70が送信先に対してオリジナルメールを送信すると、音声/メール連携装置10aにおいて、先ず、メール送受信部11がそのオリジナルメールを受信し(ステップA10)、音声送受信判断部17が、ユーザ情報管理部15に対して、そのオリジナルメールに対して音声による返答を必要とするか否かを、オリジナルメールの宛先アドレスをキーとして問い合わせる(ステップA20)。
ここで、音声による返答が必要ない場合には(ステップA20のNOルート参照)、そのオリジナルメールの宛先アドレスを携帯電話機40のメールアドレスに書き換え、その宛先を書き換えたオリジナルメールを、携帯電話機40のメールアドレスに転送して(ステップA60)、処理を終了する。
一方、利用者が音声による返答を必要とする場合には(ステップA20のYESルート参照)、先ず、電話番号管理部18が、そのオリジナルメールに対して音声入力用電話番号を割り当てる(ステップA30)。又、音声/メール対応管理部19が、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40の電話番号を取得し、その電話番号と音声返答用電話番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応付関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存する(ステップA40)。
また、メール加工部21が、オリジナルメールのメール本文を取得するとともに、そのメール本文に音声入力用電話番号を挿入することによって通知電子メールを作成し(ステップA50)、メール送受信部11が、その作成された通知電子メールを携帯電話機40に転送する(ステップA60)。
次に、本発明の第1実施形態としての電子メールシステム1aにおける、送信先によって携帯電話機40からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を、図6に示すフローチャート(ステップB10〜B50)に従って説明する。
携帯電話機40の利用者は、携帯電話機40を用いて通知電子メールを受信し、この通知電子メールによってオリジナルメールの内容を知る。そして、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールに対する返答を音声によって行なう場合には、利用者は、例えば、その通知電子メールにおいて、本文中の電話番号を選択することにより、PHONE TO機能よりその電話番号に電話をかける。音声/メール連携装置10aは、携帯電話機40からかけられた電話を受ける(ステップB10)。
利用者が、音声ガイド部24が提供する音声ガイドに従って、オリジナルメールに対する返答を携帯電話機40のマイクロフォン41から音声によって入力すると、音声データ管理部22は、この入力された音声データを音声データDB23に保存する(ステップB20)。
ここで、発信者番号取得部25が、音声入力用電話番号にかけてきた携帯電話機40の発信者番号を取得して、電話番号判断部26が、発信者番号取得部25によって取得した発信者番号と電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号との組み合わせが、電話番号管理部18によって管理されている電話番号の組み合わせと一致するか否かを判断する。そして、選択部27が、これらの電話番号の組み合わせに対応するオリジナルメールを、音声による返答を行なう対象として選択する(ステップB30)。
メール加工部21が、この選択されたオリジナルメールに対するリプライ電子メールを作成する(ステップB40)。なお、メール加工部21は、このリプライ電子メールに、携帯電話機40のマイクロフォン41から利用者が入力した音声データをそのまま添付したり、もしくはその保存場所を示すポインタを付加したりする。
そして、メール加工部21によって作成されたリプライ電子メールが、メール送受信部11によってオリジナルメールの送信元に対して送信される(ステップB50)。
このように、本発明の第1実施形態としての電子メールシステム1aによれば、携帯電話機40を用いて受信した電子メール(オリジナルメール)に対して、携帯電話機40の利用者が音声によって返答を行なうことができる。これにより、携帯電話機40のダイヤルボタン43を用いて煩雑な文字入力を行なう必要がなく利便性が高い。
また、その返答(リプライ電子メール)を受信するもの、すなわちオリジナルメールの送信元は、一般的な電子メールと同様に、送信したオリジナルメールと受信したリプライ電子メール(音声データを含む)とを、通常の電子メールと同様に対応付けて取り扱うことができるので、電子メールの送受信の履歴を簡単に管理することができ利便性が高い。
さらに、一般的な携帯電話システムのような、通信が終了するまで回線を占有する方式である回線交換方式を採用し、データ通信と音声通信(音声通話)とを同時に行なうことができないシステムで電子メールを送受信する場合においても、電子メールと音声データとを一体的に取り扱うことができ利便性が高い。
また、PHONE TO機能により音声入力用電話番号に簡単に電話をかけることができるので、携帯電話機40の利用者は音声入力用電話番号を覚える必要がなく、利便性が高い。
(B)第2実施形態の説明
図7は本発明の第2実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
図7に示すように、本発明の第2実施形態としての電子メールシステム1bも、第1実施形態の電子メールシステム1aと同様に、例えば、PC70の利用者と携帯電話機40の利用者との間で電子メールを送受信するためのものであって、第1実施形態の電子メールシステム1a(図1参照)における音声/メール連携装置10aに代えて、音声/メール連携装置10bをそなえるものである。
音声/メール連携装置10bは、第1実施形態の音声/メール連携装置10aにウェブアクセス処理部13をそなえて構成されている。
ウェブアクセス処理部13は、電話番号管理部18によって選択(設定)された音声入力用電話番号を示すウェブページ(音声入力用電話番号通知ページ)を作成し、この作成した音声入力用電話番号通知ページを通信ネットワーク50を介して接続された携帯電話機40に対して閲覧可能に提供するものであり、いわゆるウェブサーバとしての機能をそなえている。
すなわち、本第2実施形態においては、ウェブアクセス処理部13が電話番号管理部18によって設定された電話番号を携帯電話機40に対して通知する電話番号通知部として機能するようになっている。
また、本第2実施形態の電子メールシステム1bにおいては、ユーザ情報管理部14は、各携帯電話機40のデバイス番号をユーザID等とともに管理するようになっている。このデバイス番号は、携帯電話機40を特定するための情報であって、予め携帯電話機40毎に設定されている。
さらに、メール対応情報DB20は、各オリジナルメールについて、オリジナルメールの送信先のユーザID,オリジナルメールの送信先の利用者の携帯電話番号,オリジナルメールの送信先の利用者の携帯電話デバイス番号,音声入力用電話番号,音声データの格納場所,オリジナルメールの内容(ヘッダおよび本文)を互いに対応付けて、それらの対応関係とともに保存するようになっている。
また、ウェブアクセス処理部13は、通信ネットワーク50を介して接続されたPC70や携帯電話機40に対して、各種のガイダンス示すウェブページを提供するようになっており、ウェブガイダンス提供部として機能するようになっている。
また、メール加工部21は、電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号を携帯電話機40に対して通知するために、音声入力用電話番号をメール本部中にそのまま挿入する代わりに、作成した通知電子メールに、ウェブアクセス処理部13によって予め作成された、音声入力用電話番号通知ページにアクセスするためのポインタ(例えばURLやリンク等)をメール本文中に挿入するようになっている。
図8は本発明の第2実施形態としての電子メールシステム1bにおけるメール加工部21によって作成された通知電子メールを携帯電話機40の表示部44に表示した例を示す図であって、メール本文中に、音声入力用電話番号通知ページにアクセスするためのリンクタグ(ポインタ)を挿入して作成した通知電子メールを示す図である。本第2実施形態においては、メール加工部21は、この図8に示すような通知電子メールを作成するようになっている。
また、本第2実施形態の音声/メール連携装置10bにおいては、音声/メール対応管理部19は、受信したオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40のデバイス番号を取得し、このデバイス番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存(登録)するようになっている。
さらに、本第2実施形態の携帯電話機40は、音声/メール連携装置10bが掲示するウェページを閲覧可能なブラウザソフトをそなえており、その表示部44にウェブデータを表示することができるようになっている。受信した電子メールやウェブページ中にリンクタグ(ポインタ)が挿入されている場合には、それらの電子メールやウェブページを表示部44(例えば図8参照)に表示させている状態でそのリンクタグを選択(クリック)することにより、そのリンクタグによって関連付けられているウェブページやデータにアクセスすることができるようになっている(Web TO機能)。
上述の如く構成された本発明の第2実施形態としての電子メールシステム1bにおいて、PC70からオリジナルメールが送信先のメールアドレスに対して送信されると、この送信されたオリジナルメールに関する通知電子メール(図8参照)がメール加工部21によって作成され、メール送受信部11によって携帯電話機40のメールアドレスに送信される。そして、この通知電子メールを携帯電話機40で受信した送信先の利用者は、携帯電話機40からPC70に対して音声データによって返答を行なう。
先ず、本発明の第2実施形態としての電子メールシステム1bにおける、PC70から送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機40に転送する際における処理を、図9に示すフローチャート(ステップC10〜C50)に従って説明する。
PC70が送信先に対してオリジナルメールを送信すると、音声/メール連携装置10bにおいて、先ず、メール送受信部11がそのオリジナルメールを受信し(ステップC10)、音声送受信判断部17が、そのオリジナルメールに対して音声による返答を必要とするか否かを、ユーザ情報管理部15に対してオリジナルメールの宛先アドレスをキーとして問い合わせる(ステップC20)。
ここで、音声による返答が必要ない場合には(ステップC20のNOルート参照)、そのオリジナルメールの宛先アドレスを携帯電話機40のメールアドレスに書き換え、メール送受信部11が、その宛先を書き換えたオリジナルメールを、携帯電話機40のメールアドレスに転送して(ステップC50)、処理を終了する。
一方、利用者が音声による返答を必要とする場合には(ステップC20のYESルート参照)、音声/メール対応管理部19は、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40のデバイス番号を取得し、この取得したデバイス番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存(登録)する(ステップC30)。
また、メール加工部21が、オリジナルメールからメール本文を取得するとともに、そのメール本文に音声入力用電話番号通知ページへアクセスするためのリンクタグを挿入することによって通知電子メールを作成し(ステップC40)、メール送受信部11が、その作成された通知電子メールを携帯電話機40に転送する(ステップC50)。
次に、本発明の第2実施形態としての電子メールシステム1bにおける、送信先によって携帯電話機40からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を、図10に示すフローチャート(ステップD10〜D100)に従って説明する。
携帯電話機40の利用者が、携帯電話機40を用いて通知電子メールを受信し、この通知電子メールによってオリジナルメールの内容を知る。そして、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールに対する返答を音声によって行なう場合には、例えば、利用者は、その通知電子メール(図8参照)において本文中のリンクタグを選択(クリック)することにより、Web TO機能によって音声入力用電話番号通知ページにアクセスする。これにより、音声/メール連携装置10bは携帯電話機40からの音声入力用電話番号通知ページ(音声返答用ページ)へのアクセスを受信する(ステップD10)。
音声/メール連携装置10bは、音声入力用電話番号通知ページへアクセスしてきた携帯電話機40のデバイス番号を取得し、このデバイス番号に基づいてユーザ情報管理部15からその利用者に関するユーザ情報を取得する(ステップD20)。
また、電話番号管理部18が、この利用者による音声入力用電話番号通知ページへのアクセスに対して音声入力用電話番号を割り当て(ステップD30)、音声/メール対応管理部19が、その携帯電話機40の電話番号(発信者番号),音声入力用電話番号,オリジナルメール等を対応付けて、その対応情報をメール対応情報DB20に保存する(ステップD40)。又、ウェブアクセス処理部13は、音声入力用電話番号通知ページに電話番号管理部18が設定した音声入力用電話番号を表示させる(ステップD50)。
そして、利用者は、例えば、携帯電話機40の表示部44に表示された音声入力用電話番号通知ページにおいて、表示された音声入力用電話番号を選択することにより、携帯電話機40のPHONE TO機能によって音声入力用電話番号に電話をかけ、音声送受信部14がその電話を受ける(ステップD60)。そして、利用者が、オリジナルメールに対する返答を携帯電話機40のマイクロフォン41から音声によって入力すると、音声データ管理部22は、この入力された音声データを音声データDB23に保存する(ステップD70)。
ここで、発信者番号取得部25が、音声入力用電話番号にかけてきた携帯電話機40の発信者番号を取得して、電話番号判断部26が、発信者番号取得部25によって取得した発信者番号と電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号との組み合わせが、電話番号管理部18によって管理されている電話番号の組み合わせと一致するか否かを判断する。そして、選択部27が、これらの電話番号の組み合わせに対応するオリジナルメールを、音声による返答を行なう対象として選択する(ステップD80)。
メール加工部21が、この選択されたオリジナルメールに対するリプライ電子メールを作成する(ステップD90)。なお、メール加工部21は、このリプライ電子メールに、携帯電話機40のマイクロフォン41から利用者が入力した音声データをそのまま添付したり、もしくはその保存場所を示すポインタを付加したりする。
そして、メール加工部21によって作成されたリプライ電子メールが、メール送受信部11によってオリジナルメールの送信元に対して送信される(ステップD100)。
このように、本発明の第2実施形態としての電子メールシステム1bによれば、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができほか、Web TO機能により音声入力用ウェブページに簡単にアクセスすることができるので、携帯電話機40の利用者は、URLを覚えたり手入力したりする必要がなく利便性が高い。
(C)第3実施形態の説明
図7に示すように、本発明の第3実施形態としての電子メールシステム1cも、第1実施形態や第2実施形態の電子メールシステム1a,1bと同様に、例えば、PC70の利用者と携帯電話機40の利用者との間で電子メールを送受信するためのものであって、第2実施形態の電子メールシステム1bとほぼ同様の構成をそなえている。
本第3実施形態の音声/メール連携装置10cにおいては、メール加工部21が作成した通知電子メールやリプライ電子メールを、メール送受信部11が電子メールとしてその送信先のメールアドレスに送信する代わりに、ウェブアクセス処理部13がそれらの内容をウェブページ(ウェブメール)として表示するようになっている。
すなわち、本第3実施形態においては、メール加工部21が、通信ネットワーク50を介してアクセスしてきた携帯電話機40が閲覧可能であって、少なくともPC70等から送信されたオリジナルメールのテキスト情報を含むウェブデータ(通知ウェブデータ)を作成するようになっており、ウェブアクセス処理部13が、この通知ウェブデータを、PC70や携帯電話機40に対して閲覧可能に掲示するようになっている。
そして、本第3実施形態の電子メールシステム1cにおいては、この通知ウェブデータに、電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号がそのまま挿入されるようになっている。なお、以下、この通知ウェブデータによって構成されるウェブページを通知ウェブページという場合もある。
また、メール加工部21は、携帯電話機40から音声入力用電話番号による返答があった旨を応答情報として、通信ネットワーク(インターネット)50上に配置されるウェブデータ(リプライウェブデータ)として構成するようになっている。
なお、このリプライウェブデータにおいては、携帯電話機40のマイクロフォン41から、オリジナルメールに対する返答として入力された音声データは、そのリプライウェブデータに、添付データとして付加されたり、又、その音声データの保存場所にアクセスするためのポインタ(例えばURL等)が付加されたりするようになっている。又、以下、このリプライウェブデータによって構成されるウェブページをリプライウェブページという場合もある。
また、本第3実施形態の音声/メール連携装置10cにおいては、音声/メール対応管理部19は、オリジナルメールや携帯電話機40のデバイス番号等とともに、通知ウェブデータやリプライウェブデータのURL等もメール対応情報DB20に管理するようになっている。
上述の如く構成された本発明の第3実施形態としての電子メールシステム1cにおいて、PC70からオリジナルメールが送信先のメールアドレスに対して送信された場合には、この送信されたオリジナルメールに関する通知ウェブデータがメール加工部21によって作成され、ウェブアクセス処理部13によって通知ウェブページとして通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示される。そして、この通知ウェブページを携帯電話機40で閲覧した送信先の利用者は、携帯電話機40からPC70に対して音声データによって返答を行なう。
先ず、本発明の第3実施形態としての電子メールシステム1cにおける、PC70から送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機40に転送する際における処理を、図11に示すフローチャート(ステップE10〜E60)に従って説明する。
PC70が送信先に対してオリジナルメールを送信すると、音声/メール連携装置10cにおいて、先ず、メール送受信部11がそのオリジナルメールを受信し(ステップE10)、音声送受信判断部17が、ユーザ情報管理部15に対して、そのオリジナルメールに対して音声による返答を必要とするか否かを、オリジナルメールの宛先アドレスをキーとして問い合わせる(ステップE20)。
ここで、音声による返答が必要ない場合には(ステップE20のNOルート参照)、メール加工部21が、そのオリジナルメールの内容をウェブメールとして作成し、ウェブアクセス処理部13が、通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示して(ステップE60)、処理を終了する。
一方、利用者が音声による返答を必要とする場合には(ステップE20のYESルート参照)、先ず、電話番号管理部18が、そのオリジナルメールに対して音声入力用電話番号を割り当てる(ステップE30)。又、音声/メール対応管理部19が、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40の電話番号を取得し、その電話番号と音声返答用電話番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応付関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存する(ステップE40)。
また、メール加工部21が、オリジナルメールからメール本文を取得するとともに、そのメール本文に音声入力用電話番号そのものを挿入することによって通知ウェブデータを作成して、ウェブアクセス処理部13が、オリジナルメールの内容とともに音声入力用電話番号を通知ウェブページとして通信ネットワーク50上に閲覧可能に開示して(ステップE50)処理を終了する。
なお、本発明の第3実施形態としての電子メールシステム1cにおける、送信先によって携帯電話機40からの音声入力で行なわれる返答に関する処理については、携帯電話機40の利用者が、携帯電話機40を用いて通知ウェブページを閲覧することによりオリジナルメールの内容を知り、又、メール送受信部11によってリプライ電子メールが送信される代わりに、その内容をウェブアクセス管理部13がリプライウェブページとして掲示するほかは、図6に示したフローチャートとほぼ同様である。
このように、本発明の第3実施形態としての電子メールシステム1cによれば、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができるほか、携帯電話機40の利用者が通知ウェブページにアクセスすることによってオリジナルメールの内容を知ることができるので、その利用者が見たいときにオリジナルメールの内容を知ることができ、利便性が高い。
特に、例えば、利用者は電子メールの送受信はできないがウェブページを閲覧することができるような場合においても、オリジナルメールの内容を知ることが出来る。
同様に、オリジナルメールの送信元も、リプライウェブページにアクセスすることによってリプライ電子メールの内容を知ることができるので、その送信元が見たいときにリプライ電子メールの内容を知ることができ、利便性が高い。
(D)第4実施形態の説明
図7に示すように、本発明の第4実施形態としての電子メールシステム1dも、第1〜第3実施形態の電子メールシステム1a,1b,1cと同様に、例えば、PC70の利用者と携帯電話機40の利用者との間で電子メールを送受信するためのものであって、第2実施形態の電子メールシステム1bとほぼ同様の構成をそなえている。
本第4実施形態の音声/メール連携装置10dにおいても、第3実施形態と同様に、メール加工部21が作成した通知電子メールやリプライ電子メールを、メール送受信部11が電子メールとしてその送信先のメールアドレスに送信する代わりに、ウェブアクセス処理部13がそれらの内容をウェブページ(ウェブメール)として表示するようになっている。
すなわち、本第4実施形態においては、メール加工部21は、通信ネットワーク50を介してアクセスしてきた携帯電話機40が閲覧可能であって、少なくともPC70等から送信されたオリジナルメールのテキスト情報を含むウェブデータ(通知ウェブデータ)を作成するようになっており、ウェブアクセス処理部13が、その通知ウェブデータを閲覧可能に掲示するようになっている。
また、この通知ウェブデータには、電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号を携帯電話機40に対して通知するために、メール加工部21によって予め作成された、音声入力用電話番号を示すウェブページ(音声入力用電話番号通知ページ)にアクセスするためのポインタ(例えばURLやリンク等)が挿入されるようになっている。なお、以下、この通知ウェブデータによって構成されるウェブページを通知ウェブページという場合もある。
上述の如く構成された本発明の第4実施形態としての電子メールシステム1dにおいて、PC70からオリジナルメールが送信先のメールアドレスに対して送信された場合には、この送信されたオリジナルメールに関する通知ウェブデータがメール加工部21によって作成され、ウェブアクセス処理部13によって通知ウェブページとして通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示される。そして、この通知ウェブページを携帯電話機40で閲覧した送信先の利用者は、携帯電話機40からPC70に対して音声データによって返答を行なう。
先ず、本発明の第4実施形態としての電子メールシステム1dにおける、PC70から送信されたオリジナルメールについての通知ウェブデータを作成する処理を、図12に示すフローチャート(ステップF10〜F50)に従って説明する。
PC70が送信先に対してオリジナルメールを送信すると、音声/メール連携装置10dにおいて、先ず、メール送受信部11がそのオリジナルメールを受信し(ステップF10)、音声送受信判断部17が、ユーザ情報管理部15に対して、そのオリジナルメールに対して音声による返答を必要とするか否かを、オリジナルメールの宛先アドレスをキーとして問い合わせる(ステップF20)。
ここで、音声による返答が必要ない場合には(ステップF20のNOルート参照)、メール加工部21が、そのオリジナルメールの内容をウェブメールとして作成し、ウェブアクセス処理部13が、通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示して(ステップF50)、処理を終了する。
一方、利用者が音声による返答を必要とする場合には(ステップF20のYESルート参照)、音声/メール対応管理部19は、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40のデバイス番号を取得し、オリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存(登録)する(ステップF30)。
また、メール加工部21が、オリジナルメールからメール本文を取得するとともに、そのメール本文に音声入力用電話番号通知ページへアクセスするためのリンクタグを挿入することによって通知ウェブデータ(ウェブメール)を作成し、通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示して(ステップF40)、処理を終了する。
なお、本発明の第4実施形態としての電子メールシステム1dにおける、送信先によって携帯電話機40からの音声入力で行なわれる返答に関する処理においては、図10に示したフローチャートとほぼ同様である。
このように、本発明の第4実施形態としての電子メールシステム1dによっても、第3実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(E)第5実施形態の説明
図13は本発明の第5実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図であり、図13に示すように、本第5実施形態の電子メールシステム1eは、PC(Personal Computer:第1情報端末)70,携帯電話機(第2情報端末)40および音声/メール連携装置(管理装置)10eをそなえて構成され、PC70と携帯電話機40との間において電子メールを送受信するものである。
以下、PC70の利用者(送信元)から携帯電話機40の利用者(送信先)に対して、音声データ(音声情報)に関する情報が付加された電子メール(オリジナルメール)を送信し、携帯電話機40の利用者が、このオリジナルメールに付加された音声データを携帯電話機40の音声通話機能を用いて聞き出す手法について説明する。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
本第5実施形態の電子メールシステム1eにおいては、音声/メール連携装置(管理装置)10eは、第1実施形態の音声/メール連携装置10aに音声情報取得部30および音声情報再生部31をそなえて構成されている。
また、本第5実施形態の電子メールシステム1eにおいては、ユーザ情報管理部15は、ユーザ情報DB16に、「オリジナルメールに音声データに関する情報が付加されていた場合に、その音声の再生を行なうか否か」の情報を、ユーザ情報としてオリジナルメール等に関連付けて保存して管理するようになっている。
そして、音声送受信判断部17は、オリジナルメールに音声データが添付等されている場合には、ユーザ情報管理部15に音声データの再生を行なうか否かを確認することによって、携帯電話機40に対して音声データを送信するか否か等を判断するようになっている。
例えば、音声送受信判断部17は、送信されたオリジナルメールについて、音声データに関する情報が付加されているか、すなわち、オリジナルメールに、音声データが添付されているか、もしくは音声データにアクセスするためのポインタ(リンク)が付加されているか否かを判断し、オリジナルメールに音声ファイルが添付されていたり、オリジナルメールの本文中に、後述する音声データ管理部22が管理する音声データへのポインタが示されていたりする場合であって、そのオリジナルメールの送信先の利用者が、携帯電話機40によって音声データの再生を行なう旨を予めユーザ情報DB16に登録している場合に、音声データを送信する必要があると判断するようになっている。
そして、音声送受信部14は、音声再生用電話番号(後述)を通して、音声通信路60を介して接続してきた携帯電話機40に対して、音声情報再生部31(後述)によって再生された音声データを音声通話で送信するようになっている。
音声情報取得部30は、オリジナルメールに音声データに関する情報が付加されている(音声データが関連付けられている)と、音声送受信判断部17によって判断された場合に、その音声データに関する情報に基づいて音声情報を取得し、更に、音声データ管理部22に対して、その取得した音声データを音声データDB(音声情報保存部)23に保存させ、又、管理させるようになっている。
例えば、オリジナルメールに音声データが添付されている場合には、音声情報取得部30は、その音声データを複製する等して取得し、音声データDB23に保存させる。又、オリジナルメールに音声データにアクセスするためのポインタが付加されている場合には、音声情報取得部30は、そのリンクを辿ってその音声データをダウンロードする等することにより取得し、音声データDB23に保存させる。
そして、音声データ管理部22は、この音声情報取得部30によって音声データ23に保存された音声データをオリジナルメールと関連付けて管理するようになっている。
また、音声データ管理部22は、オリジナルメールに音声データへアクセスするためのポインタが挿入されている場合には、そのポインタが、音声データDB23に既に登録済みの音声データへアクセスするためのポインタであるか否かも確認するようになっている。
例えば、携帯電話機40の利用者どうしの間で電子メールの送受信を行なう場合であって、一の利用者から他の利用者に対して送信された電子メールに対して、他の利用者が、前述した第1〜第4実施形態の手法を用いて音声データによる返答を行なった場合に、その音声データによる返答の電子メール(オリジナルメール)を一の利用者が携帯電話機40を用いて再生する場合であって、このリプライ電子メール(オリジナルメール)に音声データへアクセスするためのポインタが挿入されている場合には、音声データ管理部22は、そのポインタが、音声データDB23に既に登録済みの音声データへアクセスするためのポインタであるか否かを確認するのである。これにより、音声データDB23における重複するデータの存在を排除し、音声データDB23を効率的に利用することができる。
音声情報再生部31は、音声データDB23に保存された音声データを再生するものであり、その音声データのデータ形式(例えば、WAVやMP3等)に応じて再生できるようになっている。
また、本第5実施形態の電話番号管理部18は、音声データの送受信を行なうために予め確保された複数の電話回線の中から、音声情報再生部31によって再生される音声データを、音声通話によって携帯電話機40の利用者に聞かせるために、携帯電話機40側から発呼して通話を確立するための電話番号(音声再生用電話番号)を、返答を行なうオリジナルメールに対応させて選択(設定)するようになっている。
そして、電話番号管理部18は、利用者宛のオリジナルメールが複数あり、利用者が複数のオリジナルメールについて音声データの再生を行なう場合には、これらの再生を行なうオリジナルメール毎に異なる音声再生用電話番号をそれぞれ設定するようになっている。
また、電話番号管理部18は、音声再生用電話番号を選択する際に、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、オリジナルメールの送信先である利用者の携帯電話機40の電話番号(発信者番号)をユーザ情報管理部15から取得し、この取得した電話番号と、選択した音声再生用電話番号とを対応付けて管理するようになっている。
メール加工部21は、電子メールの加工を行なうものであって、オリジナルメールのメール本文の内容(テキスト情報)に基づいて、携帯電話機40に通知するための電子メール(以下、通知電子メールという場合もある)を作成するようになっている。
また、メール加工部21は、電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番号を携帯電話機40に対して通知するために、作成した通知電子メールに、電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番そのものを挿入するようになっている。
図14は本発明の第5実施形態としての電子メールシステム1eにおけるメール加工部21によって作成された通知電子メールを携帯電話機40の表示部44に表示した例を示す図であって、音声再生用電話番号をそのまま挿入して作成した通知電子メールを示す図である。
メール加工部21は、上述した第1実施形態と同様に、この図14に示すような通知電子メールを作成するようになっている。例えば、メール加工部21は、通知電子メールを作成するに際して、オリジナルメールのヘッダに応じて通知電子メールの各ヘッダを設定するようになっている。なお、この図14に示す通知電子メールにおいては、音声聞き出し用番号を選択(クリック)することにより、PHONE TO機能によって携帯電話機40から音声再生用電話番号に電話をかけるようになっている。
音声データ管理部22は、携帯電話機40へ送信すべき音声データや携帯電話機40から受信した音声データの登録および管理を行なうものである。音声データ管理部22は、携帯電話機40に音声データを送信する場合、すなわち、オリジナルメールに音声データ(音声ファイル)が添付されている場合には、その音声データを後述する音声データDB23に格納し、その格納場所の情報(例えば、URL(Uniform Resource Locator)等)を後述する音声/メール対応管理部19に登録し管理するようになっている。
また、携帯電話機40においては、その利用者は、電話番号管理部18によって設定された電話番号を通して、音声送受信部14に音声通信路60を介して接続した状態で、音声情報再生部31によって再生される音声データをスピーカ42から聞き出すことができるようになっており、このスピーカ42が音声聞出部として機能するようになっている。
電話番号判断部26は、電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番号と、電話番号取得部25によって取得された電話番号(発信者番号)との組み合わせが、予め設定され電話番号管理部18によって管理されている電話番号の組み合わせと一致するか否かを判断するものであって、その判断結果を選択部27に通知するようになっている。
選択部27は、電話番号判断部26から通知された判断結果において、電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番号と、電話番号取得部25によって取得された発信者番号との組み合わせが、電話番号管理部18によって予め設定された電話番号の組み合わせと一致する場合に、その音声再生用電話番号に対応するオリジナルメールを選択するようになっている。
そして、発信番号取得部25,電話番号判断部26および選択部27によって、携帯電話機40の発信者番号と音声再生用電話番号との組み合わせを判断することにより、例えば、その利用者に送信されたオリジナルメールが複数ある場合においても、音声データの再生を行なう特定のオリジナルメールを簡単に選択することができる。
上述の如く構成された本発明の第5実施形態としての電子メールシステム1eにおいて、PC70からオリジナルメールが送信先のメールアドレスに対して送信されると、この送信されたオリジナルメールに関する通知電子メール(図14参照)がメール加工部21によって作成され、メール送受信部11によって携帯電話機40のメールアドレスに送信される。そして、この通知電子メールを携帯電話機40で受信した送信先の利用者は、携帯電話機40から音声データの再生を行なう。
先ず、本発明の第5実施形態としての電子メールシステム1eにおける、PC70から送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機40に転送する際における処理を、図15に示すフローチャート(ステップG10〜G70)に従って説明する。
PC70が送信先に対してオリジナルメールを送信すると、音声/メール連携装置10eにおいて、先ず、メール送受信部11がそのオリジナルメールを受信する(ステップG10)。ここで、音声送受信判断部17が、ユーザ情報管理部15に対して、そのオリジナルメールに関連付けられた音声データの再生を必要とするか否かを確認するとともに、そのオリジナルメールに音声データが関連付けられているか否かを判断する(ステップG20)。
ここで、音声データに音声データが関連付けられていない場合には(ステップG20のNOルート参照)、そのオリジナルメールの宛先を携帯電話機40のメールアドレスに書き換え、その宛先を書き換えたオリジナルメールを、携帯電話機40のメールアドレスに転送して(ステップG70)、処理を終了する。
一方、オリジナルメールに音声データが関連付けられている場合には(ステップG20のYESルート参照)、先ず、音声情報取得部30が、そのオリジナルメールに関連付けられた音声データを取得して、音声データDB23に保存し、音声データ管理部22に管理させる(ステップG30)。
そして、電話番号管理部18が、そのオリジナルメールに対して音声再生用電話番号を割り当てる(ステップG40)。又、音声/メール対応管理部19が、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40の電話番号を取得し、その電話番号と音声再生用電話番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応付関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存する(ステップG50)。
また、メール加工部21が、オリジナルメールからメール本文を取得するとともに、そのメール本文に音声再生用電話番号を挿入することによって通知電子メールを作成し(ステップG60)、メール送受信部11が、その作成された通知電子メールを携帯電話機40に転送する(ステップG70)。
次に、本発明の第5実施形態としての電子メールシステム1eにおける、送信先によって携帯電話機40において行なわれる音声データの再生に関する処理を、図16に示すフローチャート(ステップH10〜H30)に従って説明する。
携帯電話機40の利用者は、携帯電話機40を用いて通知電子メールを受信し、この通知電子メールによってオリジナルメールの内容を知る。そして、携帯電話機40の利用者が、オリジナルメールに関連付けられた音声データを携帯電話機40を用いて聞き出す場合には、利用者は、例えば、その通知電子メール(図14参照)において、本文中の電話番号を選択(クリック)することにより、PHONE TO機能によりその電話番号に電話をかける。これにより、音声/メール連携装置10eはこの携帯電話機40からかけられた電話を受ける(ステップH10)。
ここで、発信者番号取得部25が、音声再生用電話番号にかけてきた携帯電話機40の発信者番号を取得して、電話番号判断部26が、発信者番号取得部25によって取得した発信者番号と電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番号との組み合わせが、電話番号管理部18によって管理されている電話番号の組み合わせと一致するか否かを判断する。そして、選択部27が、これらの電話番号の組み合わせに対応するオリジナルメールを、音声データの再生を行なう対象として選択する(ステップH20)。
そして、音声情報再生部31が、この選択されたオリジナルメールに関する音声データを音声データDB23から取得して再生する(ステップH30)。携帯電話機40の利用者は、この再生された音声データを、音声送受信部14によって音声通信路60を介して携帯電話機40のスピーカ42から聞き出す。
このように、本発明の第5実施形態としての電子メールシステム1eによれば、携帯電話機40を用いて受信した電子メール(オリジナルメール)に添付等された音声データを、携帯電話機40を用いて聞き出すことができ利便性が高い。
また、一般的な携帯電話システムのような、通信が終了するまで回線を占有する方式である回線交換方式を採用し、データ通信と音声通信(音声通話)とを同時に行なうことができないシステムで電子メールを送受信する場合においても、電子メールと音声データとを一体的に取り扱うことができ利便性が高い。
また、PHONE TO機能により音声再生用電話番号に簡単に電話をかけることができるので、携帯電話機40の利用者は音声再生用電話番号を覚える必要がなく利便性が高い。
(F)第6実施形態の説明
図17は本発明の第6実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
図17に示すように、本発明の第6実施形態としての電子メールシステム1fも、第5実施形態の電子メールシステム1eと同様に、例えば、PC70の利用者と携帯電話機40の利用者との間で電子メールを送受信するためのものであって、第5実施形態の電子メールシステム1e(図13参照)における音声/メール連携装置10eに代えて、音声/メール連携装置10fをそなえるものである。
音声/メール連携装置10fは、第5実施形態の音声/メール連携装置10eにウェブアクセス処理部13をそなえて構成されている。
ウェブアクセス処理部13は、電話番号管理部18によって選択(設定)された音声再生用電話番号を示すウェブページ(音声再生用電話番号通知ページ)を作成し、この作成した音声再生用電話番号通知ページを通信ネットワーク50を介して接続された携帯電話機40に対して閲覧可能に提供するものであり、いわゆるウェブサーバとしての機能をそなえている。
また、メール加工部21は、電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番号を携帯電話機40に対して通知するために、作成した通知電子メールに、ウェブアクセス処理部13によって予め作成された、音声再生用電話番号通知ページにアクセスするためのポインタ(例えばURLやリンク等)を挿入するようになっている。
図18は本発明の第6実施形態としての電子メールシステム1fにおけるメール加工部21によって作成された通知電子メールを携帯電話機40の表示部44に表示した例を示す図であって、音声再生用電話番号通知ページにアクセスするためのリンクタグ(ポインタ)を挿入して作成した通知電子メールを示す図である。本第6実施形態においては、メール加工部21は、この図18に示すような通知電子メールを作成するようになっている。
また、本第6実施形態の音声/メール連携装置10fにおいては、音声/メール対応管理部19は、受信したオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40のデバイス番号を取得し、このデバイス番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存(登録)するようになっている。
さらに、本第6実施形態の携帯電話機40も、Web TO機能をそなえており、例えば、図18に示す通知電子メールにおいて、音声聞き出し用ページ(音声再生用電話番号通知ページ)へリンクタグを選択(クリック)することにより、この音声再生用電話番号通知ページにアクセスすることができるようになっている。
上述の如く構成された本発明の第6実施形態としての電子メールシステム1fにおいて、PC70からオリジナルメールが送信先のメールアドレスに対して送信されると、この送信されたオリジナルメールに関する通知電子メール(図18参照)がメール加工部21によって作成され、メール送受信部11によって携帯電話機40のメールアドレスに送信される。そして、この通知電子メールを携帯電話機40で受信した送信先の利用者は、携帯電話機40を用いて音声通信路60を介して音声/メール連携装置10fに接続し、オリジナルメールに付加された音声データを聞き出す。
先ず、本発明の第6実施形態としての電子メールシステム1fにおける、PC70から送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機40に転送する際における処理を、図19に示すフローチャート(ステップI10〜I60)に従って説明する。
PC70が送信先に対してオリジナルメールを送信すると、音声/メール連携装置10fにおいて、先ず、メール送受信部11がそのオリジナルメールを受信し(ステップI10)、音声送受信判断部17が、そのオリジナルメールが音声データに関する情報を含んでいるか否かを判断する(ステップI20)。
ここで、オリジナルメールが音声データに関する情報を含んでいない場合には(ステップI20のNOルート参照)、そのオリジナルメールの宛先を携帯電話機40のメールアドレスに書き換え、その宛先を書き換えたオリジナルメールを、携帯電話機40のメールアドレスに転送して(ステップI60)、処理を終了する。
一方、オリジナルメールが音声データに関する情報(音声データそのものもしくは音声データにアクセスするためのポインタ)を含んでいる場合には(ステップI20のYESルート参照)、音声情報取得部30は、その音声データを取得し、音声データDB23に保存(登録)する(ステップI30)。
また、音声/メール対応管理部19は、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40のデバイス番号を取得し、この取得したデバイス番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存(登録)する(ステップI40)。
そして、メール加工部21が、オリジナルメールからメール本文を取得するとともに、そのメール本文に音声再生用電話番号通知ページへアクセスするためのリンクタグを挿入することによって通知電子メールを作成し(ステップI50)、メール送受信部11が、その作成された通知電子メールを携帯電話機40に転送する(ステップI60)。
次に、本発明の第6実施形態としての電子メールシステム1fにおける、送信先が携帯電話機40から音声データを行き出す際の処理を、図20に示すフローチャート(ステップJ10〜J80)に従って説明する。
携帯電話機40の利用者が、携帯電話機40を用いて通知電子メールを受信し、この通知電子メールによってオリジナルメールの内容を知る。そして、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールに関連付けられた音声データを聞き出す場合には、例えば、利用者は、その通知電子メールにおいて本文中のリンクタグを選択することにより、Web TO機能によって音声再生用電話番号通知ページにアクセスする。これにより、音声/メール連携装置10fは携帯電話機40からの音声再生用電話番号通知ページへのアクセスを受信する(ステップJ10)。
音声/メール連携装置10fは、音声再生用電話番号通知ページへアクセスしてきた携帯電話機40のデバイス番号を取得し、このデバイス番号に基づいてユーザ情報管理部15からその利用者に関するユーザ情報を取得する(ステップJ20)。
また、電話番号管理部18が、この利用者による音声再生用電話番号通知ページへのアクセスに対して音声再生用電話番号を割り当て(ステップJ30)、音声/メール対応管理部19が、その携帯電話機40の電話番号(発信者番号),音声再生用電話番号,オリジナルメール等を対応付けて、その対応情報をメール対応情報DB20に保存する(ステップJ40)。又、ウェブアクセス処理部13は、音声再生用電話番号通知ページに電話番号管理部18が設定した音声再生用電話番号を表示させる(ステップJ50)。
そして、利用者は、例えば、音声再生用電話番号通知ページにおいてその音声再生用電話番号を選択することにより、PHONE TO機能によって音声再生用電話番号に電話をかけ、音声送受信部14がその電話を受ける(ステップJ60)。
ここで、発信者番号取得部25が、音声再生用電話番号にかけてきた携帯電話機40の発信者番号を取得して、電話番号判断部26が、発信者番号取得部25によって取得した発信者番号と電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番号との組み合わせが、電話番号管理部18によって管理されている電話番号の組み合わせと一致するか否かを判断する。そして、選択部27が、これらの電話番号の組み合わせに対応するオリジナルメールに関連付けられた音声データを再生を行なう対象として選択し(ステップJ70)、音声情報再生部31が、その音声データを再生して(ステップJ80)、処理を終了する。
このように、本発明の第6実施形態としての電子メールシステム1fによれば、第5実施形態と同様の作用効果を得ることができほか、Web TO機能により音声再生用ウェブページに簡単にアクセスすることができるので、携帯電話機40の利用者は、URLを覚えたり手入力したりする必要がなく利便性が高い。
(G)第7実施形態の説明
図17に示すように、本発明の第7実施形態としての電子メールシステム1gも、第5実施形態や第6実施形態の電子メールシステム1e,1fと同様に、例えば、PC70の利用者と携帯電話機40の利用者との間で電子メールを送受信するためのものであって、第6実施形態の電子メールシステム1fとほぼ同様の構成をそなえている。
本第7実施形態の音声/メール連携装置10gにおいては、メール加工部21が作成した通知電子メールやリプライ電子メールを、メール送受信部11が電子メールとしてその送信先のメールアドレスに送信する代わりに、ウェブアクセス処理部13がそれらの内容をウェブページ(ウェブメール)として表示するようになっている。
すなわち、本第7実施形態においては、メール加工部21が、通信ネットワーク50を介してアクセスしてきた携帯電話機40が閲覧可能であって、少なくともPC70等から送信されたオリジナルメールのテキスト情報を含むウェブデータ(通知ウェブデータ)を作成するようになっており、ウェブアクセス処理部13が、この通知ウェブデータをPC70や携帯電話機40が閲覧可能に掲示するようになっている。
そして、この通知ウェブデータにおいては、電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番号がそのまま挿入されるようになっている。なお、以下、この通知ウェブデータによって構成されるウェブページを通知ウェブページという場合もある。
また、本第7実施形態の音声/メール連携装置10gにおいては、音声/メール対応管理部19は、オリジナルメールや携帯電話機40のデバイス番号等とともに、通知ウェブデータのURL等もメール対応情報DB20に管理するようになっている。
上述の如く構成された本発明の第7実施形態としての電子メールシステム1gにおいて、音声データが関連付けられたオリジナルメールがPC70から送信先のメールアドレスに対して送信された場合には、この送信されたオリジナルメールに関する通知ウェブデータがメール加工部21によって作成され、ウェブアクセス処理部13によって通知ウェブページとして通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示される。そして、この通知ウェブページを携帯電話機40で閲覧した送信先の利用者は、そのオリジナルメールに関連付けられた音声データを携帯電話機40から聞き出す。
先ず、本発明の第7実施形態としての電子メールシステム1gにおける、PC70から送信されたオリジナルメールについての通知ウェブデータを作成する処理を、図21に示すフローチャート(ステップK10〜K70)に従って説明する。
PC70が送信先に対して、音声データを関連付けたオリジナルメールを送信すると、音声/メール連携装置10gにおいて、先ず、メール送受信部11がそのオリジナルメールを受信し(ステップK10)、音声送受信判断部17が、そのオリジナルメールに音声データが関連付けられているか否かを判断する(ステップK20)。
ここで、オリジナルメールに音声データが関連付けられていない場合には(ステップK20のNOルート参照)、ウェブアクセス処理部13およびメール加工部21が、そのオリジナルメールの内容をウェブメールとして作成し、通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示して(ステップK70)、処理を終了する。
一方、オリジナルメールに音声データが関連付けられている場合には(ステップK20のYESルート参照)、先ず、音声情報取得部30が、そのオリジナルメールに付加された音声データを取得して、音声データDB23に保存し、音声データ管理部22に管理させる(ステップK30)。
そして、電話番号管理部18が、そのオリジナルメールに対して音声再生用電話番号を割り当てる(ステップK40)。又、音声/メール対応管理部19が、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40の電話番号を取得し、その電話番号と音声再生用電話番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応付関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存する(ステップK50)。
また、メール加工部21が、オリジナルメールからメール本文を取得するとともに、そのメール本文に音声再生用電話番号そのものを挿入することによって通知ウェブデータを作成して、ウェブアクセス処理部13が、オリジナルメールの内容とともに音声再生用電話番号を通知ウェブページとして通信ネットワーク50上に閲覧可能に開示して(ステップK60)、処理を終了する。
次に、本発明の第7実施形態としての電子メールシステム1gにおける、送信先による携帯電話機40を用いた音声データの再生に関する処理について説明する。
携帯電話機40の利用者が、携帯電話機40を用いて通知ウェブページを閲覧することによりオリジナルメールの内容を知るとともに、利用者が、その通知ウェブページにおいて音声再生用電話番号を選択することにより、PHONE TO機能によって音声再生用電話番号に電話がかけられる。そして、この場合における音声/メール連携装置10gにおける処理は、図16に示した第5実施形態における処理とほぼ同様である。
このように、本発明の第7実施形態としての電子メールシステム1gによれば、第5実施形態と同様の作用効果を得ることができるほか、携帯電話機40の利用者が通知ウェブページにアクセスすることによってオリジナルメールの内容を知ることができるので、その利用者が見たいときにオリジナルメールの内容を知ることができ、利便性が高い。
特に、例えば、利用者は電子メールの送受信はできないがウェブページを閲覧することができるような場合においても、オリジナルメールの内容を知ることが出来る。
(H)第8実施形態の説明
図17に示すように、本発明の第8実施形態としての電子メールシステム1hも、第5〜第7実施形態の電子メールシステム1e,1f,1gと同様に、例えば、PC70の利用者と携帯電話機40の利用者との間で電子メールを送受信するためのものであって、第6実施形態の電子メールシステム1fとほぼ同様の構成をそなえている。
本第8実施形態の音声/メール連携装置10hにおいても、第7実施形態と同様に、メール加工部21が作成した通知電子メールやリプライ電子メールを、メール送受信部11が電子メールとしてその送信先のメールアドレスに送信する代わりに、ウェブアクセス処理部13がそれらの内容をウェブページ(ウェブメール)として表示するようになっている。
すなわち、本第8実施形態においては、ウェブアクセス処理部13は、通信ネットワーク50を介してアクセスしてきた携帯電話機40が閲覧可能であって、少なくともPC70等から送信されたオリジナルメールのテキスト情報を含むウェブデータ(通知ウェブデータ)を作成するようになっている。
また、この通知ウェブデータには、電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番号を携帯電話機40に対して通知するために、ウェブアクセス処理部13によって予め作成された、音声再生用電話番号を示すウェブページ(音声再生用電話番号通知ページ)にアクセスするためのポインタ(例えばURLやリンク等)が挿入されるようになっている。なお、以下、この通知ウェブデータによって構成されるウェブページを通知ウェブページという場合もある。
上述の如く構成された本発明の第8実施形態としての電子メールシステム1hにおいて、PC70からオリジナルメールが送信先のメールアドレスに対して送信された場合には、この送信されたオリジナルメールに関する通知ウェブデータがメール加工部21によって作成され、ウェブアクセス処理部13によって通知ウェブページとして通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示される。そして、この通知ウェブページを携帯電話機40で閲覧した送信先の利用者は、そのオリジナルメールに関連付けられた音声データを携帯電話機40から聞き出す。
先ず、本発明の第8実施形態としての電子メールシステム1hにおける、PC70から送信されたオリジナルメールについての通知ウェブデータを作成する処理を、図22に示すフローチャート(ステップL10〜L60)に従って説明する。
PC70が送信先に対して、音声データを関連付けたオリジナルメールを送信すると、音声/メール連携装置10gにおいて、先ず、メール送受信部11がそのオリジナルメールを受信し(ステップL10)、音声送受信判断部17が、そのオリジナルメールに音声データが関連付けられているか否かを判断する(ステップL20)。
ここで、オリジナルメールに音声データが関連付けられていない場合には(ステップL20のNOルート参照)、メール加工部21が、そのオリジナルメールの内容をウェブメール(通知ウェブデータ)として作成し、ウェブアクセス処理部13が、通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示して(ステップL60)、処理を終了する。
一方、オリジナルメールに音声データが関連付けられている場合には(ステップL20のYESルート参照)、先ず、音声情報取得部30が、そのオリジナルメールに付加された音声データを取得して、音声データDB23に保存し、音声データ管理部22に管理させる(ステップL30)。
また、音声/メール対応管理部19が、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40のデバイス番号を取得し、そのデバイス番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応付関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存する(ステップL40)。
そして、メール加工部21が、オリジナルメールからメール本文を取得するとともに、そのメール本文に音声再生用電話番号通知ページへアクセスするためのリンクタグを挿入することによって通知ウェブデータ(ウェブメール)を作成し、ウェブアクセス処理部13が、この通知ウェブデータを通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示して(ステップL50)、処理を終了する。
次に、本発明の第8実施形態としての電子メールシステム1hにおける、送信先によって携帯電話機40において行なわれる音声データの再生に関する処理について説明する。
携帯電話機40の利用者が、携帯電話機40を用いて通知ウェブページを閲覧することによりオリジナルメールの内容を知り、又、利用者が、その通知ウェブページにおいて、音声再生用電話番号通知ページへのリンクを選択することにより、音声再生用電話番号通知ページにアクセスする。そして、この場合における音声/メール連携装置10hにおける処理は、図20に示した第6実施形態における処理とほぼ同様である。
このように、本発明の第8実施形態としての電子メールシステム1hによっても、第7実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(I)第9実施形態の説明
上述した第2実施形態および第4実施形態の電子メールシステム1b,1dにおいては、電話番号管理部18が、利用者による音声入力用電話番号通知ページへのアクセスに応じて音声入力用電話番号を割り当てるとともに、音声/メール対応管理部19が、その携帯電話機40の電話番号(発信者番号),音声入力用電話番号,オリジナルメール等を対応付けて、その対応情報をメール対応情報DB20に保存し、又、ウェブアクセス処理部13が、音声入力用電話番号通知ページに電話番号管理部18が設定した音声入力用電話番号を表示させ、更に、利用者が、例えば音声入力用電話番号通知ページにおいてその音声入力用電話番号を選択することにより、携帯電話機40のPHONE TO機能によって音声入力用電話番号に電話をかけ、音声送受信部14がその電話を受けるようになっているが(図10のステップD30〜D60)、それに限定されるものではない。
図23は本発明の第9実施形態としての電子メールシステム1b,1dの構成を示すブロック図である。図23に示すように、本第9実施形態の電子メールシステム1iにおける音声/メール連携装置10iは、図7に示す音声/メール連携装置10bの発信者番号取得部25,電話番号判断部26および選択部27に代えて、アクセス判断部28および電話発信部29をそなえて構成されている。
アクセス判断部28は、通信ネットワーク50上に閲覧可能に設置されている通知ウェブページ(通知ウェブデータ)に対して、携帯電話機40によるアクセスがあったか否かを判断するものであって、かかるアクセスがあった場合にその旨を電話発信部29に通知するようになっている。又、このアクセス判断部28は、通知ウェブページにアクセスしてきた携帯電話機40のデバイス番号等を取得するようになっている。
電話発信部29は、アクセス判断部28によって、通知ウェブページにアクセスがあったと判断された場合に、そのアクセスを行なった携帯電話機40に対して電話をかけるものである。具体的には、この電話発信部29は、アクセス判断部28によって取得されたデバイス番号に基づいて、ユーザ情報管理部15によりその携帯電話機40の利用者を特定して、その携帯電話機40の電話番号(発信者番号)を取得し、その電話番号に電話をかけるようになっている。
上述の如く構成された本発明の第9実施形態としての電子メールシステム1iにおける、送信先によって携帯電話機40からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を、図24に示すフローチャート(ステップD10,D20,M30,D70〜D100)に従って説明する。なお、図中、既述の符号と同一の符号を付したステップは同一もしくは略同一のステップを示しているので、その説明は省略する。
電話発信部29は、アクセス判断部28によって、通知ウェブページに携帯電話機40によるアクセスがあったと判断された場合に、アクセス判断部28によって取得されたデバイス番号に基づいて、ユーザ情報管理部15によりその携帯電話機40の利用者を特定して、その携帯電話機40の電話番号(発信者番号)を取得し、その電話番号に電話をかける(ステップM30)。
このように、本発明の第9実施形態の電子メールシステム1iにおいては、利用者から音声入力用電話番号に電話をかける必要がないので利便性が高く、又、予め用意する音声入力用電話番号が少なくて済むので経済的である。
(J)第10実施形態の説明
上述した第6実施形態および第8実施形態の電子メールシステム1f,1hにおいても、電話番号管理部18が、利用者による音声再生用電話番号通知ページへのアクセスに応じて音声再生用電話番号を割り当てるとともに、音声/メール対応管理部19が、その携帯電話機40の電話番号(発信者番号),音声再生用電話番号,オリジナルメール等を対応付けて、その対応情報をメール対応情報DB20に保存し、又、ウェブアクセス処理部13が、音声再生用電話番号通知ページに電話番号管理部18が設定した音声再生用電話番号を表示させ、更に、利用者が、例えば音声再生用電話番号通知ページにおいてその音声再生用電話番号を選択することにより、携帯電話機40のPHONE TO機能によって音声再生用電話番号に電話をかけ、音声送受信部14がその電話を受けるようになっているが(図20のステップJ30〜J60)、それに限定されるものではない。
図25は本発明の、第10実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図であり、この図25に示すように、本第10実施形態の電子メールシステム1jにおける音声/メール連携装置10jは、図17に示す音声/メール連携装置10fの発信者番号取得部25,電話番号判断部26および選択部27に代えて、アクセス判断部28および電話発信部29をそなえて構成されている。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
上述の如く構成された本発明の第10実施形態としての電子メールシステム1jにおける、送信先によって携帯電話機40からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を、図26に示すフローチャート(ステップJ10,J20,N30,J70,J80)に従って説明する。なお、図中、既述の符号と同一の符号を付したステップは同一もしくは略同一のステップを示しているので、その説明は省略する。
電話発信部29は、アクセス判断部28によって、アクセスがあったと判断された場合に、アクセス判断部28によって取得されたデバイス番号に基づいて、ユーザ情報管理部15によりその携帯電話機40の利用者を特定して、その携帯電話機40の電話番号(発信者番号)を取得し、その電話番号に電話をかける(ステップN30)。
このように、本発明の第10実施形態の電子メールシステム1jにおいても、利用者から音声再生用電話番号に電話をかける必要がないので利便性が高く、又、予め用意する音声再生用電話番号が少なくて済むので経済的である。
(K)第11実施形態の説明
図27は本発明の第11実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図であり、本第11実施形態の電子メールシステム1kは、図27に示すように、第1実施形態の電子メールシステム1aにおける音声/メール連携装置10aに代えて、音声/メール連携装置10kをそなえて構成されている。
そして、この音声/メール連携装置10kは、第1実施形態の音声/メール連携装置10aに識別情報設定部32をそなえて構成されている。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省略する。
識別情報設定部32は、オリジナルメール(電子メール)が複数ある場合に、これらの各オリジナルメールに対して、オリジナルメールを特定するためのオリジナルメールID(識別情報)を設定するものである。
このオリジナルメールIDは、英数文字や記号等の組み合わせによって作成される識別子であって、オリジナルメール毎に異なるものが設定されるようになっている。
そして、識別情報設定部32は、例えば、メール送信部11によってオリジナルメールを受信する度にそのオリジナルメールに対してオリジナルメールIDを設定するようになっている。
また、メール加工部21は、通知電子メールや通知ウェブデータを作成するに際して、電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号とともに、識別情報設定部32によって設定されたオリジナルメールIDを、その通知電子メールに挿入するようになっている。
さらに、音声/メール対応管理部19は、オリジナルメールに対応させて、オリジナルメールIDもメール対応DB20に管理するようになっている。
また、本第11実施形態の音声/メール連携装置10kにおいては、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールに対して音声による返答を行なう際に、音声/メール対応管理部19が、通話に用いられた音声入力用電話番号もしくは発信者番号に対応付けられたオリジナルメールがいくつあるかについて、メール対応情報DB20を調べるようになっている。そして、対応するオリジナルメールが複数ある場合には、音声ガイド部24が、返答を行なう対象となるオリジナルメールを識別するためのオリジナルメールIDを利用者に入力させるべく、音声によるガイダンスを行なうようになっている。
携帯電話機40の利用者は、このガイダンスに応じてオリジナルメールIDを携帯電話機40のダイヤルボタン(識別情報入力部)43から入力する。
なお、本第11実施形態においては、電話番号管理部18は、オリジナルメール毎に異なる音声入力用電話番号を設定するものではなく、複数のオリジナルメールに対して同じ音声入力用電話番号を設定するようになっている。
本発明の第11実施形態としての電子メールシステム1kにおける、送信先によって携帯電話機40からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を、図28に示すフローチャート(ステップP10〜P90)に従って説明する。
オリジナルメールを受信した利用者が、例えば、その通知電子メールにおいてPHONE TO機能を用いて、メール本文中に表示された音声入力用電話番号を選択することにより、その電話番号に電話をかけ、音声/メール連携装置10kは、携帯電話機40からかけられた電話を受ける(ステップP10)。
音声/メール対応管理部19は、メール対応情報DB20においてかかる電話番号(音声入力用電話番号もしくは発信者番号)に対応付けられたオリジナルメールを検索し(ステップP20)、対応するオリジナルメールが登録されているか否かを判断する(ステップP30)。ここで、これらの電話番号に対応するオリジナルメールがメール対応情報DB20に登録されていない場合には(ステップP30のNOルート参照)、音声ガイド部24が、対応するオリジナルメールが無い旨を音声によって通知して(ステップP90)、処理を終了する。
一方、対応するオリジナルメールがメール対応情報DB20に登録されている場合には(ステップP30のYESルート参照)、次に、音声/メール対応管理部19は、メール対応DB20において、対応するオリジナルメールが複数あるか否かを判断する(ステップP40)。対応するオリジナルメールが複数ある場合には(ステップP40のYESルート参照)、音声ガイド部24は、利用者に対して、返答を行なうオリジナルメールを特定するためのオリジナルメールIDを入力させるべく音声によるガイダンスを行なう(ステップP50)。
そして、利用者は、この音声ガイド部24によるガイダンスに従ってオリジナルメールIDを入力することにより、返答を行なうオリジナルメールを選択し(ステップP60)、メール加工部21は、選択されたオリジナルメールに対するリプライ電子メールを作成する(ステップP70)。なお、オリジナルメールが1つしかない場合には(ステップP40のNOルート参照)、そのままステップP70に移行する。
メール送受信部11は、作成されたリプライ電子メールをオリジナルメールの送信元に送信して(ステップP80)、処理を終了する。
このように、本発明の第11実施形態の電子メールシステム1kにおいては、識別情報設定部32により、オリジナルメール毎にオリジナルメールを特定するためのオリジナルメールIDを設定し、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールに対して音声によって返答を行なう場合に、その返答を行なうオリジナルメールのオリジナルメールIDを入力することにより、オリジナルメールと返答とを容易に対応付けることができる。
また、これにより、電話番号管理部18によって、オリジナルメール毎に音声入力用電話番号を設定する必要がなく、本電子メールシステム1kの運用に際して、使用する電話番号を少なくすることができ経済的であるとともに、多くのユーザが同時に本電子メールシステム1kを使用することができ利便性が高い。
なお、上述した第3実施形態の電子メールシステム1cにおいても、本第11実施形態の電子メールシステム1kと同様に、音声/メール連携装置10cに識別情報設定部32をそなえ、メール加工部21やウェブアクセス処理部13が通知ウェブデータに音声入力用電話番号とともにオリジナルメールIDを表示させてもよく、これにより、本第11実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(L)第12実施形態の説明
図29は本発明の第12実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図であり、この図29に示すように、本第12実施形態の電子メールシステム11は、第2実施形態および第4実施形態の電子メールシステム1b,1dにおける音声/メール連携装置10b,10dに代えて、音声/メール連携装置101をそなえて構成されている。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
音声/メール連携装置101は、第2実施形態および第4実施形態の音声/メール連携装置10b,10dに識別情報設定部32をそなえている。
メール加工部21およびウェブアクセス処理部13は、音声入力用電話番号を示すウェブページ(音声入力用電話番号通知ページ)に、識別情報設定部32によって設定されたオリジナルメールIDを表示させるようになっている。又、ウェブアクセス処理部13は、携帯電話機40からの通話に用いられた電話番号(音声入力用電話番号もしくは発信者番号)に対応付けられたオリジナルメールが複数ある場合には、利用者が返答を行なうオリジナルメールを特定するために、オリジナルメールIDを入力させるガイダンスを行なうようになっている。
携帯電話機40の利用者は、このウェブアクセス処理部13によるガイダンスに応じて、オリジナルメールIDを携帯電話機40のダイヤルボタン(識別情報入力部)43から入力する。
なお、かかるオリジナルメールIDを選択させるための手法として、対応するオリジナルメールの一覧やその内容を示し、利用者が、その一覧の中から任意のオリジナルメールを選択できるようにしてもよく、又、オリジナルメールIDを直接入力できるようにしてもよい。
また、ウェブアクセス処理部13は、音声/メール対応管理部19によるメール対応情報DB20の検索の結果、音声入力用電話番号もしくは発信者番号に対応付けられたオリジナルメールが無い場合には、その旨のメッセージを示すウェブページを表示させるようになっている。
本発明の第12実施形態としての電子メールシステム1lにおける、送信先によって携帯電話機40からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を、図30に示すフローチャート(ステップQ10〜Q80)に従って説明する。
オリジナルメールを受信した利用者が、例えば、その通知電子メールにおいてPHONE TO機能を用いて、メール本文中に表示された音声入力用電話番号を選択することにより、その電話番号に電話をかける。これにより、音声/メール連携装置10lは、携帯電話機40からかけられた電話を受ける(ステップQ10)。
音声/メール対応管理部19は、メール対応情報DB20において音声入力用電話番号もしくは発信者番号に対応付けられたオリジナルメールを検索し(ステップQ20)、対応するオリジナルメールが登録されているか否かを判断する(ステップQ30)。ここで、対応するオリジナルメールがメール対応情報DB20に登録されていない場合には(ステップQ30のNOルート参照)、ウェブアクセス処理部13が、対応するオリジナルメールが無い旨を示すウェブページを表示して(ステップQ80)、処理を終了する。
一方、その音声入力用電話番号もしくは発信者番号に対応付けられたオリジナルメールがメール対応情報DB20に登録されている場合には(ステップQ30のYESルート参照)、次に、音声/メール対応管理部19は、メール対応DB20において、対応するオリジナルメールが複数あるか否かを判断する(ステップQ40)。対応するオリジナルメールが複数ある場合には(ステップQ40のYESルート参照)、ウェブアクセス処理部13は、利用者に対して、返答を行なうオリジナルメールを特定するオリジナルメールIDを入力させるためのウェブページを表示させ(ステップQ50)、利用者は、このウェブページにおいてオリジナルメールIDを入力することにより、返答を行なうオリジナルメールを選択する。
音声/メール対応管理部19は、選択されたオリジナルメールに関する情報をメール対応情報DB20等から取得し(ステップQ60)、メール加工部21は、そのオリジナルメールに対するリプライ電子メールを作成し、メール送受信部11は、作成されたリプライ電子メールをオリジナルメールの送信元に送信して(ステップQ70)、処理を終了する。
なお、対応するオリジナルメールが1つしかない場合には(ステップQ40のNOルート参照)、そのままステップQ60に移行する。
このように、本発明の第12実施形態の電子メールシステム1lによっても、第11実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(M)第13実施形態の説明
図31は本発明の第13実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図であり、この図31に示すように、本第13実施形態の電子メールシステム1mは、第5実施形態の電子メールシステム1eにおける音声/メール連携装置10eに代えて、音声/メール連携装置10mをそなえて構成されている。
そして、この音声/メール連携装置10mは、第1実施形態の音声/メール連携装置10eに識別情報設定部32をそなえて構成されている。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省略する。
本第13実施形態の音声/メール連携装置10mにおいては、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールに関連付けられた音声データを聞き出す際に、音声/メール対応管理部19が、携帯電話機40からの通話に用いられた電話番号(音声再生用電話番号もしくは発信者番号)に対応付けられたオリジナルメールがいくつあるかについて、メール対応情報DBを調べるようになっている。そして、対応するオリジナルメールが複数ある場合には、音声ガイド部24が、音声データの聞き出し(再生)を行なうオリジナルメールを識別するためのオリジナルメールIDを利用者に入力させるべく、音声によるガイダンスを行なうようになっている。
なお、本第13実施形態においても、第11実施形態と同様に、電話番号管理部18は、オリジナルメール毎に音声再生用電話番号を設定するものではなく、複数のオリジナルメールに対して同じ音声再生用電話番号を設定するようになっている。
本発明の第13実施形態としての電子メールシステム1mにおける、送信先によって携帯電話機40において行なわれる音声データの再生に関する処理を、図32に示すフローチャート(ステップR10〜R80)に従って説明する。
オリジナルメールを受信した利用者が、例えば、その通知電子メールにおいてPHONE TO機能を用いて、メール本文中に表示された音声再生用電話番号を選択することにより、その電話番号に電話をかけ、音声/メール連携装置10mは、携帯電話機40からかけられた電話を受ける(ステップR10)。
音声/メール対応管理部19は、メール対応情報DB20において、通話に用いられた電話番号(音声再生用電話番号もしくは発信者番号)に対応付けられたオリジナルメールを検索し(ステップR20)、これらの電話番号に関連するオリジナルメールが登録されているか否かを判断する(ステップR30)。ここで、関連するオリジナルメールがメール対応情報DB20に登録されていない場合には(ステップR30のNOルート参照)、音声ガイド部24が、対応するオリジナルメールが無い旨を音声によって通知して(ステップR80)、処理を終了する。
一方、対応するオリジナルメールがメール対応情報DB20に登録されている場合には(ステップR30のYESルート参照)、次に、音声/メール対応管理部19は、メール対応DB20において、対応するオリジナルメールが複数あるか否かを判断する(ステップR40)。対応するオリジナルメールが複数ある場合には(ステップR40のYESルート参照)、音声ガイド部24は、利用者に対して、音声データを聞き出す(再生する)オリジナルメールを特定するためのオリジナルメールIDを入力させるべく音声によるガイダンスを行なう(ステップR50)。
そして、利用者は、この音声ガイド部24によるガイダンスに従ってオリジナルメールIDを入力することにより、音声データを聞き出すオリジナルメールを選択し(ステップR60)、音声情報再生部31は、選択されたオリジナルメールに関連付けられた音声データを音声データDB23から取得して再生し、その再生データを、音声送受信部14が、音声通信路60を介して携帯電話機40に送信して(ステップR70)、処理を終了する。
このように、本発明の第13実施形態の電子メールシステム1mにおいては、識別情報設定部32により、オリジナルメール毎にオリジナルメールを特定するためのオリジナルメールIDを設定し、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールに関連付けられた音声データを聞き出す(再生する)場合に、その再生を行なうオリジナルメールのオリジナルメールIDを入力することにより、オリジナルメールを容易に選択することができる。
また、これにより、電話番号管理部18によって、オリジナルメール毎に音声入力用電話番号を設定する必要がなく、本第13実施形態の電子メールシステム1mの運用に際して、使用する電話番号を少なくすることができ、経済的である。
なお、上述した第7実施形態の電子メールシステム1gにおいても、本第13実施形態の電子メールシステム1mと同様に、音声/メール連携装置10gに識別情報設定部32をそなえ、メール加工部21やウェブアクセス処理部13が通知ウェブデータに音声再生用電話番号とともにオリジナルメールIDを表示させてもよく、これにより、本第13実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(N)第14実施形態の説明
図33は本発明の第14実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図であり、図33に示すように、本第14実施形態の電子メールシステム1nは、第10実施形態の電子メールシステム1jにおける音声/メール連携装置10jに代えて、音声/メール連携装置10nをそなえて構成されている。
そして、この音声/メール連携装置10nは、第6実施形態の音声/メール連携装置10jに識別情報設定部32をそなえて構成されている。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省略する。
本第14実施形態の音声/メール連携装置10nにおいても、メール加工部21やウェブアクセス処理部13は、音声再生用電話番号を示すウェブページ(音声再生用電話番号通知ページ)に、識別情報設定部32によって設定されたオリジナルメールIDを表示させるようになっている。
また、本第14実施形態の音声/メール連携装置10nにおいては、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールに関連付けられた音声データを聞き出す(再生する)際に、音声/メール対応管理部19が、携帯電話機40からの通話に用いられた電話番号(音声再生用電話番号もしくは発信者番号)に対応付けられたオリジナルメールがいくつあるかについて、メール対応情報DB20を調べるようになっている。
そして、ウェブアクセス処理部13は、携帯電話機40からの通話に用いられた電話番号(音声再生用電話番号もしくは発信者番号)に対応付けられたオリジナルメールが複数ある場合には、再生する音声データが関連付けられたオリジナルメールを特定するために、利用者にオリジナルメールIDを入力させるようになっている。
なお、かかるオリジナルメールIDを利用者に入力させるための手法として、対応するオリジナルメールの一覧やその内容を示し、利用者が、その一覧の中から任意のオリジナルメールを選択できるようにしてもよく、又、オリジナルメールIDを直接入力できるようにしてもよい。
また、ウェブアクセス処理部13は、音声/メール対応管理部19によるメール対応情報DB20の検索の結果、音声再生用電話番号もしくは発信者番号に対応付けられたオリジナルメールが無い場合には、その旨のメッセージを示すウェブページを表示させるようになっている。
なお、本第14実施形態においても、第11実施形態と同様に、電話番号管理部18は、オリジナルメール毎に音声再生用電話番号を設定するものではなく、複数のオリジナルメールに対して同じ音声再生用電話番号を設定するようになっている。
本発明の第14実施形態としての電子メールシステム1nにおける、送信先によって携帯電話機40において行なわれる音声データの再生に関する処理を、図34に示すフローチャート(ステップS10〜S80)に従って説明する。
オリジナルメールを受信した利用者が、例えば、その通知電子メールにおいてメール本文中に挿入された音声再生用ウェブページにアクセスするためのポインタを選択したり、通知ウェブデータに挿入された音声再生用ウェブページにアクセスするためのポインタを選択したりすることにより、WEB TO機能によって、携帯電話機40で音声再生用ウェブページにアクセスする。アクセス判断部28は、携帯電話機40からの音声再生用ウェブページに対するウェブアクセスを受信する(ステップS10)。
アクセス判断部28は、音声再生用ウェブページへのアクセスに用いられた携帯電話機40のデバイス番号を取得し、メール対応情報DB20において、このデバイス番号に対応付けられたオリジナルメールを検索して(ステップS20)、このデバイス番号に関連するオリジナルメールが登録されているか否かを判断する(ステップS30)。ここで、関連するオリジナルメールがメール対応情報DB20に登録されていない場合には(ステップS30のNOルート参照)、ウェブアクセス処理部13が、対応するオリジナルメール(もしくは音声データ)が無い旨を示すウェブページを表示させて(ステップS80)、処理を終了する。
一方、対応するオリジナルメールがメール対応情報DB20に登録されている場合には(ステップS30のYESルート参照)、次に、音声/メール対応管理部19は、メール対応DB20において、対応するオリジナルメールが複数あるか否かを判断する(ステップS40)。対応するオリジナルメールが複数ある場合には(ステップS40のYESルート参照)、ウェブアクセス処理部13は、利用者に対して、再生を行なう音声データが関連付けられたオリジナルメールを特定するオリジナルメールIDを入力させるためのウェブページを表示させる(ステップS50)。利用者は、このウェブページにおいてオリジナルメールIDを入力することにより、再生を行なう音声データが関連付けられたオリジナルメールを選択する。
ここで、電話発信部29は、アクセス判断部28によって取得されたデバイス番号に基づいて、ユーザ情報管理部15によりその携帯電話機40の利用者を特定して、その携帯電話機40の電話番号(発信者番号)を取得し、その電話番号に電話をかけて電話呼を確立する。
そして、音声情報再生部31が、選択されたオリジナルメールに対応する音声データを音声データDB23から取得して再生し、その再生データを音声送受信部14が、音声通信路60を介して携帯電話機40に送信して(ステップS70)、処理を終了する。
なお、対応するオリジナルメールが1つしかない場合には(ステップS40のNOルート参照)、そのままステップS60に移行する。
このように、本発明の第14実施形態の電子メールシステム1nによっても、第13実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(O)その他
上述した各実施形態においては、情報処理装置のCPU(Central Processing Unit)が、コンピュータ読取可能な記録媒体(例えば、メモリ,磁気記憶装置,フロッピーディスク,メモリカード,光磁気記憶装置,CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD,DVD−R,DVD−RW等)に格納されたプログラムを実行することにより、上述したメール送信部11,ウェブアクセス処理部13,音声/メール連携装置10,送受信部14,ユーザ情報管理部15,音声送受信判断部17,電話番号管理部18,音声/メール対応管理部19,メール加工部21,音声データ管理部22,音声ガイド部,発信者番号取得部25,電話番号判断部26,選択部27,音声情報取得部30,音声情報再生部31および識別情報設定部32として機能するようになっている。
また、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、図1,図7,図13,図17,図23,図25,図27,図29,図31および図33中においては、電子メールシステム1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,1k,1l,1mおよび1nは、それぞれ1つのPC70と1つの携帯電話機40とをそなえているが、それに限定されるものではなく、2以上のPCをそなえてもよく、又、2以上の携帯電話機をそなえてもよい。
また、上述した各実施形態においては、電子メールシステム1が、PC(第1情報端末)70と携帯電話機(第2情報端末)40とをそなえて構成されているが、これに限定されるものではなく、PC70に代えて携帯電話機40をそなえてもよい。
さらに、上述した第11〜第14実施形態においては、オリジナルメール毎にオリジナルメールIDを設定することにより音声データを特定しているが、それに限定されるものではなく、例えば、音声データ毎に音声データを特定するための識別情報(音声データID)を設定してもよい。
また、上述した第11および第12実施形態においては、第9実施形態に示すように、発信者番号取得部25,電話番号判断部26および選択部27に代えて、アクセス判断部28および電話発信部29をそなえ、アクセス判断部28によって、携帯電話機40による音声入力用電話番号通知ページへのアクセスを判断したときに電話発信部29が、その携帯電話機40に電話をしてもよい。
なお、本発明の各実施形態が開示されていれば、当業者によって製造することが可能である。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明の電子メールシステム,電子メール送信方法,情報処理装置,電子メール管理プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体は、例えば携帯電話を用いた電子メールシステムのように、音声情報と電子メール(テキスト情報)とをそれぞれ異なる方式で送受信するシステムにおいて、電子メール送受信を行なうのに有用であり、特に音声情報の取り扱いに適している。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の第1実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図2は本発明の第1実施形態としての電子メールシステムにおける音声/メール連携装置を企業等のイントラネット内に設置した例を示す図である。
図3は本発明の第1実施形態としての電子メールシステムにおける音声/メール連携装置を移動キャリア内に設置した例を示す図である。
図4は本発明の第1実施形態としての電子メールシステムにおけるメール加工部によって作成された通知電子メールを携帯電話機の表示部に表示した例を示す図である。
図5は本発明の第1実施形態としての電子メールシステムにおける、PCから送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機に転送する際における処理を説明するためのフローチャートである。
図6は本発明の第1実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図7は本発明の第2〜第4実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図8は本発明の第2実施形態としての電子メールシステムにおけるメール加工部によって作成された通知電子メールを携帯電話機の表示部に表示した例を示す図である
図9は本発明の第2実施形態としての電子メールシステムにおける、PCから送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機に転送する際における処理を説明するためのフローチャートである。
図10は本発明の第2実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図11は本発明の第3実施形態としての電子メールシステムにおける、PCから送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機に転送する際における処理を説明するためのフローチャートである。
図12は本発明の第4実施形態としての電子メールシステムにおける、PCから送信されたオリジナルメールについての通知ウェブデータを作成する処理を説明するためのフローチャートである。
図13は本発明の第5実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図14は本発明の第5実施形態としての電子メールシステムにおけるメール加工部によって作成された通知電子メールを携帯電話機の表示部に表示した例を示す図である。
図15は本発明の第5実施形態としての電子メールシステムにおける、PCから送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機に転送する際における処理を説明するためのフローチャートである。
図16は本発明の第5実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機において行なわれる音声データの再生に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図17は本発明の第6〜第8実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図18は本発明の第6実施形態としての電子メールシステムにおけるメール加工部によって作成された通知電子メールを携帯電話機の表示部に表示した例を示す図である。
図19は本発明の第6実施形態としての電子メールシステムにおける、PCから送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機に転送する際における処理を説明するためのフローチャートである。
図20は本発明の第6実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先が携帯電話機から音声データを行き出す際の処理を説明するためのフローチャートである。
図21は本発明の第7実施形態としての電子メールシステムにおける、PCから送信されたオリジナルメールについての通知ウェブデータを作成する処理を説明するためのフローチャートである。
図22は本発明の第8実施形態としての電子メールシステムにおける、PCから送信されたオリジナルメールについての通知ウェブデータを作成する処理を説明するためのフローチャートである。
図23は本発明の第9実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図24は本発明の第9実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図25は本発明の第10実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図26は本発明の第10実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図27は本発明の第11実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図28は本発明の第11実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図29は本発明の第12実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図30は本発明の第12実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図31は本発明の第13実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図32は本発明の第13実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機において行なわれる音声データの再生に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図33は本発明の第14実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図34は本発明の第14実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機において行なわれる音声データの再生に関する処理を説明するためのフローチャートである。
本発明は、例えば携帯電話を用いた電子メールシステムのように、音声情報と電子メール(テキスト情報)とをそれぞれ異なる方式で送受信するシステムにおいて、電子メールに関連付けられた音声情報の取り扱いに用いて好適な、電子メールシステム,電子メール送信方法,情報処理装置,電子メール管理プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
背景技術
近年においては、携帯電話の普及に伴って、携帯電話の機能も多様化しており、例えば、携帯電話を用いて電子メールの交換(送受信)を行なうことが可能となっている。電子メールの送受信を携帯電話を用いて行なうことにより、利用者は電子メールの送受信を手軽に行なうことができるので、例えば外回りの営業担当者等のように、外出する機会が多く、且つ、携帯電話の通話機能だけでは連絡を十分にとることが困難な人との間においても、確実に情報の伝達を行なうことができる。
すなわち、このような携帯電話を持った営業担当者宛に伝達したい事項がある場合には、その事項を記入した電子メールをそのメールアドレスに送信する。これにより、その営業担当者が、自らの都合に合わせて電子メールを受信することができるほか、送信された電子メールに対する返答を携帯電話機のダイヤルボタンを用いて入力してリプライメールとして返信することができるので、確実に情報の伝達を行なうことができ利便性が高い。
また、パーソナルコンピュータや電話,ファクス等の複数種類の情報機器を用いて、メッセージを伝達するための手法として、ユニファイドメッセージが知られている。このユニファイドメッセージは、CTI(Computer Technology Integration)のアプリケーションの一つで、電話,ファクシミリ,電子メール等の各種の通信サービス機能をCTIサーバ上で連携させることにより、例えば、電子メールとして送信された文字情報を音声に変換して電話から聞き出せるようにしたり、電子メールとして送信された内容をファクシミリとして受け取ったり、又、これとは逆にファクシミリによって送信された情報を電子メールとして受け取ったりすることができる等、利用者宛に送信されたメッセージを、利用者にとって一番都合の良い情報機器で取り扱うことができる状態に変換して利用者に提供するものである。
なお、このようなユニファイドメッセージに関連する製品の中には、電話からメッセージを入力するに際して、予め設定された複数の定型文の中から特定の定型文を利用者に選択させることにより、利用者による電話機のダイヤルキーから文字入力を行なう手間を軽減させるものや、受信した電子メールに対して音声で返信(リプライ)できるものもある。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の如き従来の携帯電話を用いた電子メールシステムにおいては、携帯電話機の小さなキーボード(ダイヤルボタン)から文字を入力し、長文のメールを作成することは非常に煩雑であるので、携帯電話でリプライメールを作成して送信することは煩雑であるという課題がある。
なお、受信した電子メールに対して、上述の如くメールの本文を構成するテキスト文章を入力してリプライメールとして送信する代わりに、携帯電話等を用いて電子メールの送信元に、直接電話することにより、音声通話で返答を行なうこともできる。
しかし、携帯電話機等で電子メールの送信元に電話をかけて、その電子メールに対する返答を行なう場合には、電話をかけるための電話番号を確認したり、携帯電話機等においてその電話番号を入力したりする手間が煩雑であるという課題がある。
また、たとえこれらの電話番号の確認や入力の処理を自動化して不要にしたとしても、返答を行なう者は、その返答を行なう時点において、返答を受ける者(電子メールの送信元)が電話を受けることができる状態にあるかどうかが分からない。又、運良く、その返答を受ける者が電話を受けることができる場合であっても、返答を受けた側(電子メールの発信元)においては、電話によって行なわれた返答の内容と自分が送信した電子メールとを、明確に対応づけて管理することは困難であるという課題もある。
一方、ユニファイドメッセージにおいて、複数の定型文の中から特定の定型文を利用者に選択させることによりメッセージを送信する場合には、この発信することができる文章は、予め登録された定型文に限定されるという課題がある。又、受信した電子メールに対して音声でリプライを行なう場合には、一般にリプライ音声を、電子メールとは別に構成されたヴォイスメールシステムを用いて送信するようになっているので、リプライメールの受信者(電子メールの送信元)が、送信した電子メール(テキストデータ)と受信したリプライ(音声データ)とを、関連付けることが困難なので不便であるという課題もある。
また、従来の携帯電話システムは、通信が終了するまで回線を占有する方式である回線交換方式を採用しているので、データ通信と音声通信(音声通話)とを同時に行なうことができない。
具体的には、例えばモバイルバンキングの利用時、すなわち、データ通信を行なっている間は音声通信(音声通話)を行なうことができず、又、音声通話を行なっている間はデータ通信を行なうことができない。従って、従来の携帯電話システムにおいては、音声データが添付された電子メールを受信した場合に、受信した電子メールからスムーズに音声データの再生を行なうことができないという課題がある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、音声情報の取り扱い手法に工夫を施すことにより、送信された電子メールに対する返答を音声情報として入力して返答の入力を行なうための手間を軽減できるとともに、電子メールの送信先が、電子メールに対する返答として受信した音声情報をその電子メールに関連付けて管理することができ、又、音声情報に関する情報が付加された電子メールについて、その音声情報をスムーズに取得することができるようにした、電子メールシステム,電子メール送信方法,情報処理装置,電子メール管理プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
発明の開示
上記の目的を達成するために、本発明の電子メールシステムは、音声情報とテキスト情報とを送受信する第1情報端末と、音声情報とテキスト情報とをそれぞれ異なる方式で送受信する第2情報端末と、第1情報端末および第2情報端末と通信可能に接続され、第1情報端末と第2情報端末との間で送受信される、少なくともテキスト情報を含む電子メールを管理する管理装置とをそなえ、管理装置が、電子メールに含まれるテキスト情報を第2情報端末に通知するテキスト情報通知部と、電子メールに関する音声情報を保存しうる音声情報保存部と、電子メールと電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理部とをそなえることを特徴としている。
なお、管理装置が、第1情報端末から第2情報端末へ送信される電子メールに関係する音声情報を取り扱うための電話番号を設定する電話番号設定部と、電話番号設定部によって設定された電話番号を第2情報端末に対して通知する電話番号通知部と、電子メールと電話番号と電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理部とをそなえてもよい。
また、電話番号設定部によって設定された電話番号に電話をかけるために用いた第2情報端末の電話番号を取得する発信者番号取得部と、電話番号設定部によって設定された電話番号と、発信者番号取得部によって取得された電話番号との組み合わせが、予め設定された組み合わせと一致するか否かを判断する電話番号判断部と、電話番号判断部により、電話番号設定部によって設定された電話番号と、発信者番号取得部によって取得された電話番号との組み合わせが、予め設定された組み合わせと一致すると判断された場合に、電子メールを第2情報端末から返答を行なう対象として選択する選択部とをそなえてもよい。
さらに、第2情報端末が、電話番号により指定される音声回線を通して、電子メールに対する返答を音声情報として入力するための返答音声入力部をそなえ、管理装置において、音声情報保存部が、返答音声入力部から入力された音声情報を電子メールに関係する音声情報として保存し、管理部により管理される対応関係に基づいて、第2情報端末から音声情報による返答があった旨を応答情報として第1情報端末に通知する応答情報通知部をそなえてもよい。
また、応答情報がリプライ電子メールとして構成されてもよく、このリプライ電子メールに音声情報保存部に保存された第2情報端末からの音声情報が添付されていてもよい。又、このリプライ電子メールに、音声情報保存部における音声情報の保存場所にアクセスするためのポインタが含まれていてもよい。
さらに、応答情報がインターネット上に配置されるウェブデータとして構成されてもよい。
また、管理装置において、テキスト情報通知部が、第2情報端末に対して通知されるべきテキスト情報を含む通知電子メールを作成し、電話番号設定部が、第2情報端末によって音声入力を行なうための音声入力用電話番号を電話番号として設定し、電話番号通知部が、テキスト情報通知部によって作成された通知電子メールに、電話番号設定部によって設定された音声入力用電話番号に関する情報を挿入してもよい。
さらに、管理装置において、テキスト情報通知部が、通信ネットワークを介してアクセスしてきた第2情報端末が閲覧可能であって、少なくとも第1情報端末からのテキスト情報を含む通知ウェブデータを作成し、電話番号設定部が、第2情報端末によって音声入力を行なうための音声入力用電話番号を電話番号として設定し、電話番号通知部が、テキスト情報通知部によって作成された通知ウェブデータに、電話番号設定部によって設定された音声入力用電話番号に関する情報を挿入してもよい。
また、通知ウェブデータに対して第2情報端末によるアクセスがあったか否かを判断するアクセス判断部をそなえ、アクセス判断部によりアクセスがあったと判断された場合に、電話番号設定部が音声入力用電話番号を設定してもよい。
さらに、音声入力用電話番号に関する情報が、音声入力用電話番号そのものであってもよく、音声入力用電話番号に関する情報が、音声入力用電話番号を示すウェブページのアドレスもしくはこのウェブページにアクセスするためのポインタであってもよい。
さらに、管理装置において、テキスト情報通知部が、通信ネットワークを介してアクセスしてきた第2情報端末が閲覧可能であって、少なくとも第1情報端末からのテキスト情報を含む通知ウェブデータを作成し、この通知ウェブデータに対して第2情報端末によるアクセスがあったか否かを判断するアクセス判断部をそなえ、このアクセス判断部によりアクセスがあったと判断された場合に、2情報端末に対して電話をかける電話発信部をそなえてもよい。
また、第2情報端末が、電話番号により指定される音声回線を通して、電子メールに対する返答を音声情報として入力するための返答音声入力部をそなえ、管理装置において、音声情報保存部が、返答音声入力部から入力された音声情報をその電子メールに関係する音声情報として保存し、管理部により管理される対応関係に基づいて、第2情報端末から音声情報による返答があった旨を応答情報として第1情報端末に通知する応答情報通知部をそなえてもよい。
さらに、応答情報がリプライ電子メールとして構成されてもよく、このリプライ電子メールに音声情報保存部に保存された第2情報端末からの音声情報が添付されてもよい。又、このリプライ電子メールに、音声情報保存部における音声情報の保存場所にアクセスするためのポインタが含まれていてもよい。
また、応答情報がインターネット上に配置されるウェブデータとして構成されてもよい。
なお、第1情報端末から第2情報端末へ送信される電子メールに音声情報に関する情報が付加されている場合、管理装置が、電子メールに付加された音声情報に関する情報に基づいて音声情報を取得して、音声情報を電子メールに関係する音声情報として音声情報保存部に保存させる音声情報取得部と、音声情報保存部に保存された音声情報を再生する音声情報再生部とをそなえるとともに、第2情報端末が、電話番号を通して、音声情報再生部によって再生された音声情報を聞き出すための音声聞出部をそなえてもよい。
また、電話番号設定部によって設定された電話番号に電話をかけるために用いた第2情報端末の電話番号を取得する発信者番号取得部と、電話番号設定部によって設定された電話番号と、発信者番号取得部によって取得された電話番号との組み合わせが、予め設定された組み合わせと一致するか否かを判断する電話番号判断部と、この電話番号判断部により、電話番号設定部によって設定された電話番号と、発信者番号取得部によって取得された電話番号との組み合わせが、予め設定された組み合わせと一致すると判断された場合に、音声情報電子を音声情報生部によって再生する対象として選択する選択部とをそなえてもよい。
さらに、管理装置が、管理部により管理される対応関係に基づいて、第1情報端末から音声情報に関する情報が付加された電子メールが第2情報端末に送信されている旨の再生情報を再生情報通知電子メールとして作成してもよい。
また、この再生情報通知電子メールに電話番号設定部によって設定された電話番号が含まれていてもよく、又、この再生情報通知電子メールに、音声再生用電話番号を示す情報にアクセスするためのポインタが含まれていてもよい。
さらに、管理装置が、管理部により管理される対応関係に基づいて、第1情報端末から音声情報に関する情報が付加された電子メールが第2情報端末に送信されている旨の再生情報をインターネット上に配置されるウェブデータとして作成してもよい。
また、管理装置において、テキスト情報通知部が、第2情報端末に対して通知されるべきテキスト情報を含む通知電子メールを作成し、電話番号設定部が、第2情報端末によって音声再生を行なうための音声再生用電話番号を電話番号として設定し、電話番号通知部が、メール情報通知部によって作成された通知電子メールに、電話番号設定部によって設定された音声再生用電話番号に関する情報を挿入してもよい。
さらに、管理装置において、テキスト情報通知部が、通信ネットワークを介してアクセスしてきた第2情報端末が閲覧可能であって、少なくとも第1情報端末からのテキスト情報を含む通知ウェブデータを作成し、電話番号設定部が、第2情報端末によって音声再生を行なうための音声再生用電話番号を電話番号として設定し、電話番号通知部が、テキスト情報通知部によって作成された通知ウェブデータに、電話番号設定部によって設定された音声再生用電話番号に関する情報を挿入してもよい。
また、通知ウェブデータに対して第2情報端末によるアクセスがあったか否かを判断するアクセス判断部をそなえ、このアクセス判断部によりアクセスがあったと判断された場合に、電話番号設定部が音声再生用電話番号を設定し、音声情報再生部が、音声再生用電話番号に音声通話により接続された第2情報端末に対して音声情報を再生してもよい。
さらに、音声再生用電話番号に関する情報が、音声再生用電話番号そのものであってもよく、又、音声再生用電話番号に関する情報が、音声入力用電話番号を示すウェブページのアドレスもしくはそのウェブページにアクセスするためのポインタであってもよい。
また、第1情報端末から第2情報端末へ送信される電子メールに音声情報に関する情報が付加されている場合、管理装置が、電子メールに付加された音声情報に関する情報に基づいて音声情報を取得して、音声情報を電子メールに関係する音声情報として音声情報保存部に保存させる音声情報取得部と、音声情報保存部に保存された音声情報を再生する音声情報再生部とをそなえ、第2情報端末が、電話発信部からかけられた電話によって確立された音声回線を通して、音声情報再生部によって再生された音声情報を聞出すための音声聞出部をそなえてもよい。
さらに、管理装置が、管理部により管理される対応関係に基づいて、第1情報端末から音声情報に関する情報が付加された電子メールが第2情報端末に送信されている旨の再生情報を再生情報通知電子メールとして作成してもよい。又、この再生情報通知電子メールに、通知ウェブデータにアクセスするためのポインタが含まれていてもよい。
また、管理装置が、管理部により管理される対応関係に基づいて、第1情報端末から音声情報に関する情報が付加された電子メールが第2情報端末に送信されている旨の再生情報をインターネット上に配置される再生情報通知ウェブデータとして作成してもよい。
さらに、電子メールもしくはこの電子メールに関係する音声情報が複数ある場合において、電子メールもしくはこの電子メールに関係する音声情報に対して、電子メールもしくはこの電子メールに関係する音声情報を特定するための識別情報を設定する識別情報設定部をそなえるとともに、管理部が、電子メールと電子メールに関係する音声情報と識別情報設定部によって設定された識別情報との対応関係を管理してもよい。
また、識別情報を入力して電子メールもしくはこの電子メールに関係する音声情報を特定する識別情報入力部をそなえてもよい。
さらに、第2情報端末の利用者に対して音声によるガイダンスを行なう音声ガイダンス提供部をそなえてもよく、第1情報端末もしくは第2情報端末の利用者に対してガイダンスを示すウェブページを提供しうるウェブガイダンス提供部をそなえてもよい。
また、本発明の電子メール送信方法は、音声情報とテキスト情報とを送受信する第1情報端末と、音声情報とテキスト情報とをそれぞれ異なる方式で送受信する第2情報端末と、第1情報端末および第2情報端末と通信可能に接続され、第1情報端末と第2情報端末との間において、少なくともテキスト情報を含む電子メールを送信するものであって、この電子メールに含まれるテキスト情報を第2情報端末に通知する通知ステップと、電子メールに関する音声情報を保存する保存ステップと、電子メールと電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理ステップとをそなえることを特徴としている。
さらに、本発明の情報処理装置は、音声情報とテキスト情報とを送受信する第1情報端末と、音声情報とテキスト情報とをそれぞれ異なる方式で送受信する第2情報端末と、第1情報端末および第2情報端末と通信可能に接続され、第1情報端末と第2情報端末との間で送受信される、少なくともテキスト情報を含む電子メールを管理するものであって、この電子メールに含まれるテキスト情報を第2情報端末に通知するテキスト情報通知部と、電子メールに関する音声情報を保存しうる音声情報保存部と、電子メールとこの電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理部とをそなえることを特徴としている。
また、本発明の電子メール管理プログラムは、音声情報とテキスト情報とを送受信する第1情報端末と、音声情報とテキスト情報とをそれぞれ異なる方式で送受信する第2情報端末と、第1情報端末および第2情報端末と通信可能に接続され、第1情報端末と第2情報端末との間で送受信される、少なくともテキスト情報を含む電子メールを管理するための機能をコンピュータに実行させるためのものであって、この電子メールに含まれるテキスト情報を第2情報端末に通知するテキスト情報通知部と、電子メールに関する音声情報を保存しうる音声情報保存部と、電子メールとこの電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理部として、コンピュータを機能させることを特徴としている。
そして、本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体は、上述した電子メール管理プログラムを記録したものである。
本発明の電子メールシステム,電子メール送信方法,情報処理装置,電子メール管理プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体によれば、以下の効果ないし利点がある。
(1)電子メールに含まれるテキスト情報を第2情報端末に通知するとともに、電子メールに関する音声情報を保存し、電子メールと電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理することにより、音声情報とテキスト情報とをそれぞれ異なる方式で送受信する第2情報端末においても、電子メールと音声情報とを容易に取り扱うことができる。
(2)第1情報端末から第2情報端末へ送信される電子メールに関係する音声情報を取り扱うための電話番号を設定することにより、第2情報端末で容易に音声情報を取り扱うことができる。
(3)電話番号設定部によって設定された電話番号に電話をかけるために用いた第2情報端末の電話番号を取得し、予め設定された電話番号と、取得された電話番号との組み合わせが、予め設定された組み合わせと一致するか否かを判断することにより、第2情報端末から返答を行なう対象として電子メールを容易に選択することができる。
(4)第2情報端末から音声情報による返答があった旨を応答情報として第1情報端末に通知することにより、第1情報端末において、音声情報による返答があった旨を知ることができる。
(5)応答情報がリプライ電子メールとして構成するとともに、このリプライ電子メールに第2情報端末からの音声情報を添付したり、音声情報の保存場所にアクセスするためのポインタを含んだりすることにより、第1情報端末において、音声情報を確実に受け取ることができ利便性が向上する。
(6)応答情報をインターネット上に配置されるウェブデータとして構成されることにより、応答情報を容易に取り扱うことができ、利便性が向上する。
(7)第2情報端末に対して通知されるべきテキスト情報を含む通知電子メールを作成するとともに、第2情報端末によって音声入力を行なうための音声入力用電話番号を電話番号として設定し、この音声入力用電話番号に関する情報を通知電子メールに挿入することにより、音声入力用電話番号を容易に通知することができ利便性が向上する。
(8)通信ネットワークを介してアクセスしてきた第2情報端末が閲覧可能であって、少なくとも第1情報端末からのテキスト情報を含む通知ウェブデータを作成するとともに、第2情報端末によって音声入力を行なうための音声入力用電話番号を電話番号として設定し、電話番号設定部によって設定された音声入力用電話番号に関する情報をこの通知ウェブデータに挿入することにより、音声入力用電話番号を容易に通知することができ利便性が向上する。
(9)第1情報端末から第2情報端末へ送信される電子メールに音声情報に関する情報が付加されている場合、電子メールに付加された音声情報に関する情報に基づいて音声情報を取得して、この音声情報を電子メールに関係する音声情報として保存させ、第2情報端末において、再生された音声情報を聞き出すことにより、第2情報端末において音声情報を聞き出すことができる。
(10)予め設定された電話番号に電話をかけるために用いた第2情報端末の電話番号を取得し、予め設定された電話番号と取得された電話番号との組み合わせが、予め設定された組み合わせと一致する場合に、音声情報を再生する対象として選択することにより、再生する対象の音声情報を容易に選択することができる。
(11)管理される対応関係に基づいて、第1情報端末から音声情報に関する情報が付加された電子メールが第2情報端末に送信されている旨の再生情報を再生情報通知電子メールとして作成することにより、再生情報を容易に通知することができ利便性が向上する。
(12)再生情報通知電子メールに設定された音声再生用電話番号や、音声再生用電話番号を示す情報にアクセスするためのポインタを含むことにより、音声再生用電話番号を容易に通知することができ利便性が向上する。
(13)第1情報端末から音声情報に関する情報が付加された電子メールが第2情報端末に送信されている旨の再生情報をインターネット上に配置されるウェブデータとして作成することにより、再生情報を容易に取り扱うことができ利便性が向上する。
(14)第2情報端末に対して通知されるべきテキスト情報を含む通知電子メールを作成するとともに、第2情報端末によって音声再生を行なうための音声再生用電話番号を電話番号に関する情報を通知電子メールに挿入することにより、第2情報端末において音声再生用電話番号を確実に受け取ることができ利便性が向上する。
(15)通信ネットワークを介してアクセスしてきた第2情報端末が閲覧可能であって、少なくとも第1情報端末からのテキスト情報を含む通知ウェブデータを作成するとともに、第2情報端末によって音声再生を行なうための音声再生用電話番号に関する情報を通知ウェブデータに挿入することにより、第2情報端末において音声再生用電話番号を確実に受け取ることができ利便性が向上する。
(16)通知ウェブデータに対して第2情報端末によるアクセスがあったと判断された場合に音声再生用電話番号を設定し、音声再生用電話番号に音声通話により接続された第2情報端末に対して音声情報を再生することにより、第2情報端末において音声情報を確実に聞き出すことができる。
(17)管理される対応関係に基づいて、第1情報端末から音声情報に関する情報が付加された電子メールが第2情報端末に送信されている旨の再生情報を再生情報通知電子メールとして作成することにより、再生情報を容易に通知することができ利便性が向上する。
(18)再生情報通知電子メールに、通知ウェブデータにアクセスするためのポインタを含むことにより、通知ウェブデータに容易にアクセスすることができ利便性が向上する。
(19)第1情報端末から音声情報に関する情報が付加された電子メールが第2情報端末に送信されている旨の再生情報をインターネット上に配置される再生情報通知ウェブデータとして作成することにより、再生情報を容易に通知することができ利便性が向上する。
(20)電子メールもしくはこの電子メールに関係する音声情報が複数ある場合において、電子メールもしくはこの電子メールに関係する音声情報に対して識別情報を設定し、電子メールとこの電子メールに関係する音声情報と識別情報との対応関係を管理することにより、電子メールもしくは電子メールに関係する音声情報を容易に識別することができ利便性が向上する。
(21)識別情報を入力して電子メールもしくは電子メールに関係する音声情報を特定することにより、電子メールもしくは音声情報を容易に識別することができ利便性が向上する。
(22)第2情報端末の利用者に対して音声によるガイダンスを行なうことにより、第2情報端末の利用者の利便性が向上する。
(23)第1情報端末もしくは第2情報端末の利用者に対してガイダンスを示すウェブページを提供することにより、第1情報端末もしくは第2情報端末の利用者の利便性が向上する。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A)第1実施形態の説明
図1は本発明の第1実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本第1実施形態の電子メールシステム1aは、PC(Personal Computer:第1情報端末)70,携帯電話機(第2情報端末)40および音声/メール連携装置(管理装置)10をそなえて構成され、PC70と携帯電話機40との間において電子メールを送受信するものである。
以下、PC70の利用者(送信元)から携帯電話機40の利用者(送信先)に対して、テキスト情報によって構成された電子メール(オリジナルメール)を送信し、携帯電話機40の利用者が、受信したオリジナルメールに対して携帯電話機40の音声通話機能を用いて返信(リプライ)を行なう場合について説明する。
なお、厳密には、PC70の利用者と携帯電話機40の利用者との間で電子メールの送受信が行なわれるのであるが、以下、便宜上、PC70と携帯電話機40との間で電子メールの送受信を行なうと記載する場合もある。
PC70は、音声/メール連携装置10aおよび携帯電話機40と、インターネット等の通信ネットワーク50を介して通信可能に接続されている。PC70は、電子メールを作成し送受信するためのアプリケーションプログラム(メーラ)をそなえており、図示しないCPU(Central ProcessingUnit)等がメーラを実行することにより、電子メールの作成や送受信等を行なうことができるようになっている。
また、このPC70においては、電子データと音声データとを通信ネットワーク50を介して送受信するようになっている。
携帯電話機40は、利用者が携帯可能であって、通話やデータ通信を行なうためのものである。この携帯電話機40は、PC70および音声/メール連携装置10aと通信ネットワーク50を介して通信可能に接続されており、又、音声/メール連携装置10aと音声通信路60を介しても通信可能に接続されている。
また、携帯電話機40は、音声による通話機能とデータ通信機能とをそなえている。但し、この携帯電話機40は、通信が終了するまで回線を占有する方式である回線交換方式を採用しており、利用者は、通話機能とデータ通信機能とを同時に使用することはできず、データ通信機能を利用するためには通話を終了させる必要があり、又、音声による通話を行なう場合にはデータ通信を終了させる必要がある。すなわち、利用客は、これらの通話(音声通話)機能とデータ通信機能とを必要に応じて切り換えて利用するようになっている。
そして、この携帯電話機40においては、電子データを通信ネットワーク50を介して送受信する一方で、音声データを音声通信路60を介して送受信するようになっており、これらの電子データと音声データとを互いに異なる通信路を用いて取り扱うようになっている。
携帯電話機40は、マイクロフォン(音声情報入力部)41,スピーカ42,ダイヤルボタン43および表示部44をそなえて構成されている。マイクロフォン41は、利用者が音声通話を行なう際に音声を入力するためのものである。又、このマイクロフォン41は、後述する如く、利用者が電子メールに対する返答を音声情報として入力するための返答音声入力部として機能するようになっている。
スピーカ42は、利用者が音声通話を行なう際に音声を再生するためのものである。ダイヤルボタン43は、利用客が音声通話を行なう際に通話先の電話番号を入力したり、データ通信を行なう際に、種々の入力を行なったりするためのものである。表示部44は、送受信する電子メールの内容を表示したり、ダイヤルボタン43によって入力した文字を表示するものである。
そして、利用者が、携帯電話機40を用いて所定の電話番号に電話することより、音声通信路60を介して音声/メール連携装置10aに音声通信で接続されるようになっている。
ここで、利用者が、携帯電話機40を用いて音声/メール連携装置10aに接続して音声通信を行なう場合には、利用者は、マイクロフォン41から音声を入力したり、ダイヤルボタン43を操作して、例えば、自分を識別するための情報(パスワード等)の入力を行なったり、後述するガイダンスに従って種々の選択操作等を行なったりするようになっている。
なお、かかる音声通信時には、ダイヤルボタン43により入力された操作内容は、ダイヤルボタン43を構成する各ボタン(キー)に設定されたトーン(音:アナログ信号)により識別されるようになっている。
また、利用者は、携帯電話機40を通信ネットワーク50を介して音声/メール連携装置10aに接続してデータ通信を行なう場合にも、ダイヤルボタン43を操作して、例えば、自分を識別するための情報の入力を行なったり、後述するガイダンスに従って種々の選択操作等を行なったりするようになっている。
なお、かかるデータ通信時には、ダイヤルボタン43により入力された操作内容は、ダイヤルボタン43を構成する各ボタン(キー)に設定されたデジタル信号により識別されるようになっている。
そして、利用者は、この携帯電話機40を用いて音声/メール連携装置10aに接続し、ダイヤルボタン43から文字入力することによって作成した電子メールを送信したり、PC70等から送信された電子メールを受信したりすることができる。
また、携帯電話機40においては、所定の電話番号をダイヤルボタン43を押して入力することによって電話をかけることができるほか、受信した電子メールやウェブページ中に電話番号が挿入されている場合には、それらの電子メールやウェブページを表示部44に表示させている状態(例えば図4参照)で電話番号を選択(クリック)することにより、その電話番号に電話をかける(発呼する)ことができるようになっている(PHONE TO機能)。
さらに、利用者は、この携帯電話機40を用いて電子メールの送受信を行なうための電子メールアドレスを有しており、これにより、利用者は携帯電話機40を用いて電子メールの送受信を行なうことができるようになっている。
音声/メール連携装置10aは、PC70と携帯電話機40との間において電子メールを中継したり、携帯電話機40との間で音声通話を行なうものであり、図1に示すように、メール送受信部11,音声送受信部14,ユーザ情報管理部15,ユーザ情報DB16,音声送受信判断部17,電話番号管理部(電話番号設定部)18,音声/メール対応管理部(管理部)19,メール対応情報DB20,メール加工部(テキスト情報通知部,電話番号通知部,応答情報通知部)21,音声データ管理部22,音声データDB(音声情報保存部)23,音声ガイド部24,発信者番号取得部25,電話番号判断部26および選択部27をそなえて構成されている。
音声/メール連携装置10aは、PC70および携帯電話機40と通信ネットワーク50を介して通信可能に接続されるとともに、携帯電話機40と音声通信路60を介しても通信可能に接続されている。
図2および図3はともに本発明の第1実施形態としての電子メールシステム1aの構成を模式的に示す図であって、図2は音声/メール連携装置10aを企業等のイントラネット内に設置した例を示す図、図3は音声/メール連携装置10aを移動キャリア内に設置した例を示す図である。
音声/メール連携装置10aは、図2に示すように、例えば企業等のイントラネット内に配設してもよく、又、図3に示すように、例えば携帯電話のサービスを提供する移動キャリア内に配設してもよい。
メール送受信部11は、電子メールの受信処理および送信処理並びにメールボックス12の管理を行なうものである。すなわち、この音声/メール連携装置10aは、このメール送受信部11によりメールサーバとしての機能をそなえている。
PC70から携帯電話機40に対して電子メール(以下、オリジナルメールという場合がある)が送信される際においては、メール送受信部11は、オリジナルメールの宛先アドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15(後述)にその送信先が、オリジナルメールの転送を希望しているかいないかを確認するようになっている。
そして、メール送受信部11は、ユーザ情報管理部15による確認の結果、送信先がオリジナルメールの転送を希望していない場合には、そのままメールボックス12にそのオリジナルメールをそのまま保存するようになっている。又、送信先がオリジナルメールの転送を希望している場合には、後述する如く、オリジナルメールを携帯電話機40のメールアドレスへ転送するための処理を行なうようになっている。
音声送受信部14は、携帯電話機40と音声/メール連携装置10aとの間において通話呼を確立し、音声データの送受信を行なうものである。なお、本第1実施形態においては、携帯電話機40から特定の電話番号に電話をかける(発呼する)ことによって呼の確立を行なうようになっている。
ユーザ情報管理部15は、ユーザ情報DB(Data Base)16に保存されているユーザ情報を管理するものである。このユーザ情報DB16は、具体的には、本電子メールシステム1aの利用者に関して、ユーザID,メールアドレス,携帯電話番号,携帯電話メールアドレス,「携帯電話メールへの転送が必要か否か」および「オリジナルメールに対する音声返答が必要か否か」等の情報を、ユーザ情報として互いに関連付けて保存するようになっており、ユーザ情報管理部15は、これらの情報の登録や管理を行なったり、いずれかの項目の情報を検索キーとして、ユーザ情報DB16に登録されている情報の中から必要な項目の情報を検索したりするようになっている。
ここで、ユーザIDは、利用者を特定するために利用者毎に予め設定された情報であり、メールアドレスは各利用者のメールアドレスであって、携帯電話機40以外の情報処理装置で電子メールの送受信を行なうための電子メールのメールアドレスである。携帯電話番号は、各利用者の携帯電話機40の電話番号(発信者番号)であり、携帯電話メールアドレスはその携帯電話機40で電子メールを送受信するためのメールアドレスである。
「携帯電話メールへの転送が必要か否か」の情報とは、その利用者が、自分のメールアドレス(携帯電話機40の電子メールアドレス以外のもの)宛に送信された電子メールを、利用者の携帯電話機40のメールアドレスに転送する必要があるか否かの情報であり、例えば、携帯電話機40の利用者が予め設定するものである。
「オリジナルメールに対する音声返答が必要か否か」の情報とは、その利用者が、受信したオリジナルメールに対して、音声による返答を行なうか否かの情報であり、例えば、携帯電話機40の利用者が予め設定するものである。
音声送受信判断部17は、オリジナルメールに関して、音声データの取り扱いをどのようにするかを判断するものであって、ユーザ情報DB16を参照して携帯電話機40からオリジナルメールへの返答として音声データを送信するか否か等を判断するようになっている。
また、音声送受信判断部17は、ユーザ情報管理部15が管理するユーザ情報DB16に設定された、「オリジナルメールに対する音声返答が必要か否か」の項目の設定値に基づいて、携帯電話機40から入力される音声データを受信する必要があるか否かを判断するようになっている。
音声データ管理部22は、携帯電話機40から受信した音声データの登録および管理を行なうものである。音声データ管理部22は、携帯電話機40から音声データを送信する場合、すなわち、携帯電話機40から音声データによってオリジナルメールに対して返答を行なう場合には、音声送受信部14によって受信した音声データを音声データDB23に格納して管理するとともに、その格納場所の情報(例えば、URL(Uniform Resource Locator)等)を後述する音声/メール対応管理部19に通知するようになっている。
電話番号管理部18は、音声データの送受信を行なうために予め確保された複数の電話回線の中から、携帯電話機40側から発呼して通話を確立するための電話番号(音声入力用電話番号)を、返答を行なうオリジナルメールに対応させて選択(設定)するようになっている。そして、本第1実施形態においては、電話番号管理部18は、利用者宛のオリジナルメールが複数あり、利用者が複数のオリジナルメールに対して返答を行なう場合には、これらの返答を行なうオリジナルメール毎に異なる音声入力用電話番号をそれぞれ設定するようになっている。
また、電話番号管理部18は、音声入力用電話番号を選択する際に、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15から、オリジナルメールの送信先である利用者の携帯電話機40の電話番号(発信者番号)を取得し、この取得した電話番号と、選択した音声入力用電話番号とを対応付けて管理するようになっている。
音声/メール対応管理部19は、音声データと電子メール(オリジナルメール,通知電子メール,リプライメール)とを対応付けるものであり、音声データと電子メールとを対応付けるための情報(対応関係)をメール対応情報DB20に登録するようになっている。又、音声/メール対応管理部19は、必要に応じてメール対応情報DB20に登録された情報の検索を行なうようになっている。
メール対応情報DB20は、各オリジナルメールについて、オリジナルメールの送信先のユーザID,オリジナルメールの送信先の利用者の携帯電話番号,音声入力用電話番号,音声データの格納場所,オリジナルメールの内容(ヘッダおよび本文)を互いに対応付けて、それらの対応関係とともに保存するようになっている。
ここで、音声入力用電話番号は、電話番号管理部18が設定した電話番号であり、送信音声データの格納場所とは、携帯電話機40から入力された音声データの格納場所である。オリジナルメールの内容としては、そのヘッダと本文(テキスト情報)とが管理されるようになっている。
また、オリジナルメールの送信先の利用者のユーザIDおよびオリジナルメールの送信先の利用者の携帯電話番号は、それぞれ、オリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて(キーとして)、ユーザ情報管理部15が取得するようになっている。
メール加工部21は、電子メールの加工を行なうものであって、オリジナルメールのメール本文(テキスト情報)に基づいて、携帯電話機40に通知するための電子メール(以下、通知電子メールという場合もある)を作成するようになっており、テキスト情報通知部として機能するようになっている。
また、メール加工部21は、電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号を携帯電話機40に対して通知するために、作成した通知電子メールに、電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番そのものを挿入するようになっており、電話番号通知部として機能するようになっている。
図4は本発明の第1実施形態としての電子メールシステム1aにおけるメール加工部21によって作成された通知電子メールを携帯電話機40の表示部44に表示した例を示す図であって、音声入力用電話番号をメール本文中にそのまま挿入して作成した通知電子メールを示す図である。
メール加工部21は、この図4に示すような通知電子メールを作成するようになっている。メール加工部21は、通知電子メールを作成するに際して、オリジナルメールのヘッダに応じて通知電子メールの各ヘッダを設定するようになっている。例えば、メール加工部21は、通知電子メールのヘッダにおいて、「From」欄に、オジナルメールの送信元のメールアドレスを、「To」欄に、オリジナルメールの送信先の利用者の携帯電話機40のメールアドレスを、「Subject」欄に、オリジナルメールのSubjectそのものをそれぞれ用いる。
また、メール加工部21は、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールの送信元に対して音声によるリプライを行なった場合に、オリジナルメールの送信元に対して、携帯電話機40から音声データによる返答があった旨を電子メール(リプライ電子メール)として作成するようになっており、応答情報通知部として機能するようになっている。
そして、メール加工部21は、ユーザ情報管理部15および音声/メール対応管理部19から取得した情報に基づいてリプライ電子メールを作成するようになっている。メール加工部21は、リプライ電子メールを作成するに際しても、オリジナルメールのヘッダに応じてリプライ電子メールの各ヘッダを設定するようになっている。例えば、メール加工部21は、リプライ電子メールのヘッダにおいて、「From」欄に、音声による返答を行なう利用者、すなわち、オリジナルメールの送信先のメールアドレスを、「To」欄に、オリジナルメールの送信元のメールアドレスを、「Subject」欄に、オリジナルメールのSubjectの先頭に「Re:」を付したものを、「References」欄にはオリジナルメールのMessage−ID値をそれぞれ用いる。
また、メール加工部21は、携帯電話機40のマイクロフォン41を介して利用者によって入力された音声データそのものをリプライ電子メールに添付ファイルとして付加したり、又、音声データの保存場所(音声データDB23)にアクセスするためのポインタ(例えばURL(Uniform Resource Locator)等)をリプライ電子メールに付加したりするようになっている。
なお、リプライ電子メールに音声データそのものを添付するが、その保存場所にアクセスするためのポインタを付加するかは、予め利用者が選択できるようにしてもよく、その場合には、その選択結果をユーザ情報DB16等に登録することが望ましい。
音声ガイド部24は、携帯電話機40の利用者に対して、種々の操作についてのガイダンスを音声によって提供するものであって、音声ガイダンス提供部として機能するものである。具体的には、音声ガイド部24は、音声送受信部14との間で音声通話が確立されている携帯電話機40に、例えば、ダイヤルボタン43の押下や音声入力を行うタイミングや、どのダイヤルボタン43を押下すべきか、等を携帯電話機40の利用者に通知するようになっている。
発信者番号取得部25は、電話番号管理部18によって設定された電話番号に電話をかけるために用いた携帯電話機40の電話番号を取得するものであって、例えば、携帯電話機40の発信者通知機能を用いたり、又、携帯電話機40の利用者にその電話番号を入力させたりすることによって、その電話番号を取得するようになっている。
電話番号判断部26は、電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号と、電話番号取得部25によって取得された電話番号(発信者番号)との組み合わせが、予め設定され電話番号管理部18によって管理されている電話番号の組み合わせと一致するか否かを判断するものであって、その判断結果を選択部27に通知するようになっている。
選択部27は、電話番号判断部26から通知された判断結果において、電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号と、電話番号取得部25によって取得された発信者番号との組み合わせが、電話番号管理部18によって予め設定された電話番号の組み合わせと一致する場合に、その音声入力用電話番号に対応するオリジナルメールを選択するようになっている。
この選択部27によって、携帯電話機40の発信者番号と音声入力用電話番号との組み合わせを判断することにより、例えば、その利用者に送信されたオリジナルメールが複数ある場合においても、返答を行なう特定のオリジナルメールを簡単に選択することができる。
上述の如く構成された本発明の第1実施形態としての電子メールシステム1aにおいて、PC70からオリジナルメールが送信先のメールアドレスに対して送信されると、この送信されたオリジナルメールに関する通知電子メール(図4参照)がメール加工部21によって作成され、メール送受信部11によって携帯電話機40のメールアドレスに送信される。そして、この通知電子メールを携帯電話機40で受信した送信先の利用者は、携帯電話機40からオリジナルメールに対して音声データによって返答を行なう。
先ず、本発明の第1実施形態としての電子メールシステム1aにおける、PC70から送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機40に転送する際における処理を、図5に示すフローチャート(ステップA10〜A60)に従って説明する。
PC70が送信先に対してオリジナルメールを送信すると、音声/メール連携装置10aにおいて、先ず、メール送受信部11がそのオリジナルメールを受信し(ステップA10)、音声送受信判断部17が、ユーザ情報管理部15に対して、そのオリジナルメールに対して音声による返答を必要とするか否かを、オリジナルメールの宛先アドレスをキーとして問い合わせる(ステップA20)。
ここで、音声による返答が必要ない場合には(ステップA20のNOルート参照)、そのオリジナルメールの宛先アドレスを携帯電話機40のメールアドレスに書き換え、その宛先を書き換えたオリジナルメールを、携帯電話機40のメールアドレスに転送して(ステップA60)、処理を終了する。
一方、利用者が音声による返答を必要とする場合には(ステップA20のYESルート参照)、先ず、電話番号管理部18が、そのオリジナルメールに対して音声入力用電話番号を割り当てる(ステップA30)。又、音声/メール対応管理部19が、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40の電話番号を取得し、その電話番号と音声返答用電話番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応付関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存する(ステップA40)。
また、メール加工部21が、オリジナルメールのメール本文を取得するとともに、そのメール本文に音声入力用電話番号を挿入することによって通知電子メールを作成し(ステップA50)、メール送受信部11が、その作成された通知電子メールを携帯電話機40に転送する(ステップA60)。
次に、本発明の第1実施形態としての電子メールシステム1aにおける、送信先によって携帯電話機40からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を、図6に示すフローチャート(ステップB10〜B50)に従って説明する。
携帯電話機40の利用者は、携帯電話機40を用いて通知電子メールを受信し、この通知電子メールによってオリジナルメールの内容を知る。そして、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールに対する返答を音声によって行なう場合には、利用者は、例えば、その通知電子メールにおいて、本文中の電話番号を選択することにより、PHONE TO機能よりその電話番号に電話をかける。音声/メール連携装置10aは、携帯電話機40からかけられた電話を受ける(ステップB10)。
利用者が、音声ガイド部24が提供する音声ガイドに従って、オリジナルメールに対する返答を携帯電話機40のマイクロフォン41から音声によって入力すると、音声データ管理部22は、この入力された音声データを音声データDB23に保存する(ステップB20)。
ここで、発信者番号取得部25が、音声入力用電話番号にかけてきた携帯電話機40の発信者番号を取得して、電話番号判断部26が、発信者番号取得部25によって取得した発信者番号と電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号との組み合わせが、電話番号管理部18によって管理されている電話番号の組み合わせと一致するか否かを判断する。そして、選択部27が、これらの電話番号の組み合わせに対応するオリジナルメールを、音声による返答を行なう対象として選択する(ステップB30)。
メール加工部21が、この選択されたオリジナルメールに対するリプライ電子メールを作成する(ステップB40)。なお、メール加工部21は、このリプライ電子メールに、携帯電話機40のマイクロフォン41から利用者が入力した音声データをそのまま添付したり、もしくはその保存場所を示すポインタを付加したりする。
そして、メール加工部21によって作成されたリプライ電子メールが、メール送受信部11によってオリジナルメールの送信元に対して送信される(ステップB50)。
このように、本発明の第1実施形態としての電子メールシステム1aによれば、携帯電話機40を用いて受信した電子メール(オリジナルメール)に対して、携帯電話機40の利用者が音声によって返答を行なうことができる。これにより、携帯電話機40のダイヤルボタン43を用いて煩雑な文字入力を行なう必要がなく利便性が高い。
また、その返答(リプライ電子メール)を受信するもの、すなわちオリジナルメールの送信元は、一般的な電子メールと同様に、送信したオリジナルメールと受信したリプライ電子メール(音声データを含む)とを、通常の電子メールと同様に対応付けて取り扱うことができるので、電子メールの送受信の履歴を簡単に管理することができ利便性が高い。
さらに、一般的な携帯電話システムのような、通信が終了するまで回線を占有する方式である回線交換方式を採用し、データ通信と音声通信(音声通話)とを同時に行なうことができないシステムで電子メールを送受信する場合においても、電子メールと音声データとを一体的に取り扱うことができ利便性が高い。
また、PHONE TO機能により音声入力用電話番号に簡単に電話をかけることができるので、携帯電話機40の利用者は音声入力用電話番号を覚える必要がなく、利便性が高い。
(B)第2実施形態の説明
図7は本発明の第2実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
図7に示すように、本発明の第2実施形態としての電子メールシステム1bも、第1実施形態の電子メールシステム1aと同様に、例えば、PC70の利用者と携帯電話機40の利用者との間で電子メールを送受信するためのものであって、第1実施形態の電子メールシステム1a(図1参照)における音声/メール連携装置10aに代えて、音声/メール連携装置10bをそなえるものである。
音声/メール連携装置10bは、第1実施形態の音声/メール連携装置10aにウェブアクセス処理部13をそなえて構成されている。
ウェブアクセス処理部13は、電話番号管理部18によって選択(設定)された音声入力用電話番号を示すウェブページ(音声入力用電話番号通知ページ)を作成し、この作成した音声入力用電話番号通知ページを通信ネットワーク50を介して接続された携帯電話機40に対して閲覧可能に提供するものであり、いわゆるウェブサーバとしての機能をそなえている。
すなわち、本第2実施形態においては、ウェブアクセス処理部13が電話番号管理部18によって設定された電話番号を携帯電話機40に対して通知する電話番号通知部として機能するようになっている。
また、本第2実施形態の電子メールシステム1bにおいては、ユーザ情報管理部14は、各携帯電話機40のデバイス番号をユーザID等とともに管理するようになっている。このデバイス番号は、携帯電話機40を特定するための情報であって、予め携帯電話機40毎に設定されている。
さらに、メール対応情報DB20は、各オリジナルメールについて、オリジナルメールの送信先のユーザID,オリジナルメールの送信先の利用者の携帯電話番号,オリジナルメールの送信先の利用者の携帯電話デバイス番号,音声入力用電話番号,音声データの格納場所,オリジナルメールの内容(ヘッダおよび本文)を互いに対応付けて、それらの対応関係とともに保存するようになっている。
また、ウェブアクセス処理部13は、通信ネットワーク50を介して接続されたPC70や携帯電話機40に対して、各種のガイダンス示すウェブページを提供するようになっており、ウェブガイダンス提供部として機能するようになっている。
また、メール加工部21は、電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号を携帯電話機40に対して通知するために、音声入力用電話番号をメール本部中にそのまま挿入する代わりに、作成した通知電子メールに、ウェブアクセス処理部13によって予め作成された、音声入力用電話番号通知ページにアクセスするためのポインタ(例えばURLやリンク等)をメール本文中に挿入するようになっている。
図8は本発明の第2実施形態としての電子メールシステム1bにおけるメール加工部21によって作成された通知電子メールを携帯電話機40の表示部44に表示した例を示す図であって、メール本文中に、音声入力用電話番号通知ページにアクセスするためのリンクタグ(ポインタ)を挿入して作成した通知電子メールを示す図である。本第2実施形態においては、メール加工部21は、この図8に示すような通知電子メールを作成するようになっている。
また、本第2実施形態の音声/メール連携装置10bにおいては、音声/メール対応管理部19は、受信したオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40のデバイス番号を取得し、このデバイス番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存(登録)するようになっている。
さらに、本第2実施形態の携帯電話機40は、音声/メール連携装置10bが掲示するウェページを閲覧可能なブラウザソフトをそなえており、その表示部44にウェブデータを表示することができるようになっている。受信した電子メールやウェブページ中にリンクタグ(ポインタ)が挿入されている場合には、それらの電子メールやウェブページを表示部44(例えば図8参照)に表示させている状態でそのリンクタグを選択(クリック)することにより、そのリンクタグによって関連付けられているウェブページやデータにアクセスすることができるようになっている(Web TO機能)。
上述の如く構成された本発明の第2実施形態としての電子メールシステム1bにおいて、PC70からオリジナルメールが送信先のメールアドレスに対して送信されると、この送信されたオリジナルメールに関する通知電子メール(図8参照)がメール加工部21によって作成され、メール送受信部11によって携帯電話機40のメールアドレスに送信される。そして、この通知電子メールを携帯電話機40で受信した送信先の利用者は、携帯電話機40からPC70に対して音声データによって返答を行なう。
先ず、本発明の第2実施形態としての電子メールシステム1bにおける、PC70から送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機40に転送する際における処理を、図9に示すフローチャート(ステップC10〜C50)に従って説明する。
PC70が送信先に対してオリジナルメールを送信すると、音声/メール連携装置10bにおいて、先ず、メール送受信部11がそのオリジナルメールを受信し(ステップC10)、音声送受信判断部17が、そのオリジナルメールに対して音声による返答を必要とするか否かを、ユーザ情報管理部15に対してオリジナルメールの宛先アドレスをキーとして問い合わせる(ステップC20)。
ここで、音声による返答が必要ない場合には(ステップC20のNOルート参照)、そのオリジナルメールの宛先アドレスを携帯電話機40のメールアドレスに書き換え、メール送受信部11が、その宛先を書き換えたオリジナルメールを、携帯電話機40のメールアドレスに転送して(ステップC50)、処理を終了する。
一方、利用者が音声による返答を必要とする場合には(ステップC20のYESルート参照)、音声/メール対応管理部19は、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40のデバイス番号を取得し、この取得したデバイス番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存(登録)する(ステップC30)。
また、メール加工部21が、オリジナルメールからメール本文を取得するとともに、そのメール本文に音声入力用電話番号通知ページへアクセスするためのリンクタグを挿入することによって通知電子メールを作成し(ステップC40)、メール送受信部11が、その作成された通知電子メールを携帯電話機40に転送する(ステップC50)。
次に、本発明の第2実施形態としての電子メールシステム1bにおける、送信先によって携帯電話機40からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を、図10に示すフローチャート(ステップD10〜D100)に従って説明する。
携帯電話機40の利用者が、携帯電話機40を用いて通知電子メールを受信し、この通知電子メールによってオリジナルメールの内容を知る。そして、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールに対する返答を音声によって行なう場合には、例えば、利用者は、その通知電子メール(図8参照)において本文中のリンクタグを選択(クリック)することにより、Web TO機能によって音声入力用電話番号通知ページにアクセスする。これにより、音声/メール連携装置10bは携帯電話機40からの音声入力用電話番号通知ページ(音声返答用ページ)へのアクセスを受信する(ステップD10)。
音声/メール連携装置10bは、音声入力用電話番号通知ページへアクセスしてきた携帯電話機40のデバイス番号を取得し、このデバイス番号に基づいてユーザ情報管理部15からその利用者に関するユーザ情報を取得する(ステップD20)。
また、電話番号管理部18が、この利用者による音声入力用電話番号通知ページへのアクセスに対して音声入力用電話番号を割り当て(ステップD30)、音声/メール対応管理部19が、その携帯電話機40の電話番号(発信者番号),音声入力用電話番号,オリジナルメール等を対応付けて、その対応情報をメール対応情報DB20に保存する(ステップD40)。又、ウェブアクセス処理部13は、音声入力用電話番号通知ページに電話番号管理部18が設定した音声入力用電話番号を表示させる(ステップD50)。
そして、利用者は、例えば、携帯電話機40の表示部44に表示された音声入力用電話番号通知ページにおいて、表示された音声入力用電話番号を選択することにより、携帯電話機40のPHONE TO機能によって音声入力用電話番号に電話をかけ、音声送受信部14がその電話を受ける(ステップD60)。そして、利用者が、オリジナルメールに対する返答を携帯電話機40のマイクロフォン41から音声によって入力すると、音声データ管理部22は、この入力された音声データを音声データDB23に保存する(ステップD70)。
ここで、発信者番号取得部25が、音声入力用電話番号にかけてきた携帯電話機40の発信者番号を取得して、電話番号判断部26が、発信者番号取得部25によって取得した発信者番号と電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号との組み合わせが、電話番号管理部18によって管理されている電話番号の組み合わせと一致するか否かを判断する。そして、選択部27が、これらの電話番号の組み合わせに対応するオリジナルメールを、音声による返答を行なう対象として選択する(ステップD80)。
メール加工部21が、この選択されたオリジナルメールに対するリプライ電子メールを作成する(ステップD90)。なお、メール加工部21は、このリプライ電子メールに、携帯電話機40のマイクロフォン41から利用者が入力した音声データをそのまま添付したり、もしくはその保存場所を示すポインタを付加したりする。
そして、メール加工部21によって作成されたリプライ電子メールが、メール送受信部11によってオリジナルメールの送信元に対して送信される(ステップD100)。
このように、本発明の第2実施形態としての電子メールシステム1bによれば、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができほか、Web TO機能により音声入力用ウェブページに簡単にアクセスすることができるので、携帯電話機40の利用者は、URLを覚えたり手入力したりする必要がなく利便性が高い。
(C)第3実施形態の説明
図7に示すように、本発明の第3実施形態としての電子メールシステム1cも、第1実施形態や第2実施形態の電子メールシステム1a,1bと同様に、例えば、PC70の利用者と携帯電話機40の利用者との間で電子メールを送受信するためのものであって、第2実施形態の電子メールシステム1bとほぼ同様の構成をそなえている。
本第3実施形態の音声/メール連携装置10cにおいては、メール加工部21が作成した通知電子メールやリプライ電子メールを、メール送受信部11が電子メールとしてその送信先のメールアドレスに送信する代わりに、ウェブアクセス処理部13がそれらの内容をウェブページ(ウェブメール)として表示するようになっている。
すなわち、本第3実施形態においては、メール加工部21が、通信ネットワーク50を介してアクセスしてきた携帯電話機40が閲覧可能であって、少なくともPC70等から送信されたオリジナルメールのテキスト情報を含むウェブデータ(通知ウェブデータ)を作成するようになっており、ウェブアクセス処理部13が、この通知ウェブデータを、PC70や携帯電話機40に対して閲覧可能に掲示するようになっている。
そして、本第3実施形態の電子メールシステム1cにおいては、この通知ウェブデータに、電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号がそのまま挿入されるようになっている。なお、以下、この通知ウェブデータによって構成されるウェブページを通知ウェブページという場合もある。
また、メール加工部21は、携帯電話機40から音声入力用電話番号による返答があった旨を応答情報として、通信ネットワーク(インターネット)50上に配置されるウェブデータ(リプライウェブデータ)として構成するようになっている。
なお、このリプライウェブデータにおいては、携帯電話機40のマイクロフォン41から、オリジナルメールに対する返答として入力された音声データは、そのリプライウェブデータに、添付データとして付加されたり、又、その音声データの保存場所にアクセスするためのポインタ(例えばURL等)が付加されたりするようになっている。又、以下、このリプライウェブデータによって構成されるウェブページをリプライウェブページという場合もある。
また、本第3実施形態の音声/メール連携装置10cにおいては、音声/メール対応管理部19は、オリジナルメールや携帯電話機40のデバイス番号等とともに、通知ウェブデータやリプライウェブデータのURL等もメール対応情報DB20に管理するようになっている。
上述の如く構成された本発明の第3実施形態としての電子メールシステム1cにおいて、PC70からオリジナルメールが送信先のメールアドレスに対して送信された場合には、この送信されたオリジナルメールに関する通知ウェブデータがメール加工部21によって作成され、ウェブアクセス処理部13によって通知ウェブページとして通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示される。そして、この通知ウェブページを携帯電話機40で閲覧した送信先の利用者は、携帯電話機40からPC70に対して音声データによって返答を行なう。
先ず、本発明の第3実施形態としての電子メールシステム1cにおける、PC70から送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機40に転送する際における処理を、図11に示すフローチャート(ステップE10〜E60)に従って説明する。
PC70が送信先に対してオリジナルメールを送信すると、音声/メール連携装置10cにおいて、先ず、メール送受信部11がそのオリジナルメールを受信し(ステップE10)、音声送受信判断部17が、ユーザ情報管理部15に対して、そのオリジナルメールに対して音声による返答を必要とするか否かを、オリジナルメールの宛先アドレスをキーとして問い合わせる(ステップE20)。
ここで、音声による返答が必要ない場合には(ステップE20のNOルート参照)、メール加工部21が、そのオリジナルメールの内容をウェブメールとして作成し、ウェブアクセス処理部13が、通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示して(ステップE60)、処理を終了する。
一方、利用者が音声による返答を必要とする場合には(ステップE20のYESルート参照)、先ず、電話番号管理部18が、そのオリジナルメールに対して音声入力用電話番号を割り当てる(ステップE30)。又、音声/メール対応管理部19が、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40の電話番号を取得し、その電話番号と音声返答用電話番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応付関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存する(ステップE40)。
また、メール加工部21が、オリジナルメールからメール本文を取得するとともに、そのメール本文に音声入力用電話番号そのものを挿入することによって通知ウェブデータを作成して、ウェブアクセス処理部13が、オリジナルメールの内容とともに音声入力用電話番号を通知ウェブページとして通信ネットワーク50上に閲覧可能に開示して(ステップE50)処理を終了する。
なお、本発明の第3実施形態としての電子メールシステム1cにおける、送信先によって携帯電話機40からの音声入力で行なわれる返答に関する処理については、携帯電話機40の利用者が、携帯電話機40を用いて通知ウェブページを閲覧することによりオリジナルメールの内容を知り、又、メール送受信部11によってリプライ電子メールが送信される代わりに、その内容をウェブアクセス管理部13がリプライウェブページとして掲示するほかは、図6に示したフローチャートとほぼ同様である。
このように、本発明の第3実施形態としての電子メールシステム1cによれば、第1実施形態と同様の作用効果を得ることができるほか、携帯電話機40の利用者が通知ウェブページにアクセスすることによってオリジナルメールの内容を知ることができるので、その利用者が見たいときにオリジナルメールの内容を知ることができ、利便性が高い。
特に、例えば、利用者は電子メールの送受信はできないがウェブページを閲覧することができるような場合においても、オリジナルメールの内容を知ることが出来る。
同様に、オリジナルメールの送信元も、リプライウェブページにアクセスすることによってリプライ電子メールの内容を知ることができるので、その送信元が見たいときにリプライ電子メールの内容を知ることができ、利便性が高い。
(D)第4実施形態の説明
図7に示すように、本発明の第4実施形態としての電子メールシステム1dも、第1〜第3実施形態の電子メールシステム1a,1b,1cと同様に、例えば、PC70の利用者と携帯電話機40の利用者との間で電子メールを送受信するためのものであって、第2実施形態の電子メールシステム1bとほぼ同様の構成をそなえている。
本第4実施形態の音声/メール連携装置10dにおいても、第3実施形態と同様に、メール加工部21が作成した通知電子メールやリプライ電子メールを、メール送受信部11が電子メールとしてその送信先のメールアドレスに送信する代わりに、ウェブアクセス処理部13がそれらの内容をウェブページ(ウェブメール)として表示するようになっている。
すなわち、本第4実施形態においては、メール加工部21は、通信ネットワーク50を介してアクセスしてきた携帯電話機40が閲覧可能であって、少なくともPC70等から送信されたオリジナルメールのテキスト情報を含むウェブデータ(通知ウェブデータ)を作成するようになっており、ウェブアクセス処理部13が、その通知ウェブデータを閲覧可能に掲示するようになっている。
また、この通知ウェブデータには、電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号を携帯電話機40に対して通知するために、メール加工部21によって予め作成された、音声入力用電話番号を示すウェブページ(音声入力用電話番号通知ページ)にアクセスするためのポインタ(例えばURLやリンク等)が挿入されるようになっている。なお、以下、この通知ウェブデータによって構成されるウェブページを通知ウェブページという場合もある。
上述の如く構成された本発明の第4実施形態としての電子メールシステム1dにおいて、PC70からオリジナルメールが送信先のメールアドレスに対して送信された場合には、この送信されたオリジナルメールに関する通知ウェブデータがメール加工部21によって作成され、ウェブアクセス処理部13によって通知ウェブページとして通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示される。そして、この通知ウェブページを携帯電話機40で閲覧した送信先の利用者は、携帯電話機40からPC70に対して音声データによって返答を行なう。
先ず、本発明の第4実施形態としての電子メールシステム1dにおける、PC70から送信されたオリジナルメールについての通知ウェブデータを作成する処理を、図12に示すフローチャート(ステップF10〜F50)に従って説明する。
PC70が送信先に対してオリジナルメールを送信すると、音声/メール連携装置10dにおいて、先ず、メール送受信部11がそのオリジナルメールを受信し(ステップF10)、音声送受信判断部17が、ユーザ情報管理部15に対して、そのオリジナルメールに対して音声による返答を必要とするか否かを、オリジナルメールの宛先アドレスをキーとして問い合わせる(ステップF20)。
ここで、音声による返答が必要ない場合には(ステップF20のNOルート参照)、メール加工部21が、そのオリジナルメールの内容をウェブメールとして作成し、ウェブアクセス処理部13が、通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示して(ステップF50)、処理を終了する。
一方、利用者が音声による返答を必要とする場合には(ステップF20のYESルート参照)、音声/メール対応管理部19は、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40のデバイス番号を取得し、オリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存(登録)する(ステップF30)。
また、メール加工部21が、オリジナルメールからメール本文を取得するとともに、そのメール本文に音声入力用電話番号通知ページへアクセスするためのリンクタグを挿入することによって通知ウェブデータ(ウェブメール)を作成し、通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示して(ステップF40)、処理を終了する。
なお、本発明の第4実施形態としての電子メールシステム1dにおける、送信先によって携帯電話機40からの音声入力で行なわれる返答に関する処理においては、図10に示したフローチャートとほぼ同様である。
このように、本発明の第4実施形態としての電子メールシステム1dによっても、第3実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(E)第5実施形態の説明
図13は本発明の第5実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図であり、図13に示すように、本第5実施形態の電子メールシステム1eは、PC(Personal Computer:第1情報端末)70,携帯電話機(第2情報端末)40および音声/メール連携装置(管理装置)10eをそなえて構成され、PC70と携帯電話機40との間において電子メールを送受信するものである。
以下、PC70の利用者(送信元)から携帯電話機40の利用者(送信先)に対して、音声データ(音声情報)に関する情報が付加された電子メール(オリジナルメール)を送信し、携帯電話機40の利用者が、このオリジナルメールに付加された音声データを携帯電話機40の音声通話機能を用いて聞き出す手法について説明する。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
本第5実施形態の電子メールシステム1eにおいては、音声/メール連携装置(管理装置)10eは、第1実施形態の音声/メール連携装置10aに音声情報取得部30および音声情報再生部31をそなえて構成されている。
また、本第5実施形態の電子メールシステム1eにおいては、ユーザ情報管理部15は、ユーザ情報DB16に、「オリジナルメールに音声データに関する情報が付加されていた場合に、その音声の再生を行なうか否か」の情報を、ユーザ情報としてオリジナルメール等に関連付けて保存して管理するようになっている。
そして、音声送受信判断部17は、オリジナルメールに音声データが添付等されている場合には、ユーザ情報管理部15に音声データの再生を行なうか否かを確認することによって、携帯電話機40に対して音声データを送信するか否か等を判断するようになっている。
例えば、音声送受信判断部17は、送信されたオリジナルメールについて、音声データに関する情報が付加されているか、すなわち、オリジナルメールに、音声データが添付されているか、もしくは音声データにアクセスするためのポインタ(リンク)が付加されているか否かを判断し、オリジナルメールに音声ファイルが添付されていたり、オリジナルメールの本文中に、後述する音声データ管理部22が管理する音声データへのポインタが示されていたりする場合であって、そのオリジナルメールの送信先の利用者が、携帯電話機40によって音声データの再生を行なう旨を予めユーザ情報DB16に登録している場合に、音声データを送信する必要があると判断するようになっている。
そして、音声送受信部14は、音声再生用電話番号(後述)を通して、音声通信路60を介して接続してきた携帯電話機40に対して、音声情報再生部31(後述)によって再生された音声データを音声通話で送信するようになっている。
音声情報取得部30は、オリジナルメールに音声データに関する情報が付加されている(音声データが関連付けられている)と、音声送受信判断部17によって判断された場合に、その音声データに関する情報に基づいて音声情報を取得し、更に、音声データ管理部22に対して、その取得した音声データを音声データDB(音声情報保存部)23に保存させ、又、管理させるようになっている。
例えば、オリジナルメールに音声データが添付されている場合には、音声情報取得部30は、その音声データを複製する等して取得し、音声データDB23に保存させる。又、オリジナルメールに音声データにアクセスするためのポインタが付加されている場合には、音声情報取得部30は、そのリンクを辿ってその音声データをダウンロードする等することにより取得し、音声データDB23に保存させる。
そして、音声データ管理部22は、この音声情報取得部30によって音声データ23に保存された音声データをオリジナルメールと関連付けて管理するようになっている。
また、音声データ管理部22は、オリジナルメールに音声データへアクセスするためのポインタが挿入されている場合には、そのポインタが、音声データDB23に既に登録済みの音声データへアクセスするためのポインタであるか否かも確認するようになっている。
例えば、携帯電話機40の利用者どうしの間で電子メールの送受信を行なう場合であって、一の利用者から他の利用者に対して送信された電子メールに対して、他の利用者が、前述した第1〜第4実施形態の手法を用いて音声データによる返答を行なった場合に、その音声データによる返答の電子メール(オリジナルメール)を一の利用者が携帯電話機40を用いて再生する場合であって、このリプライ電子メール(オリジナルメール)に音声データへアクセスするためのポインタが挿入されている場合には、音声データ管理部22は、そのポインタが、音声データDB23に既に登録済みの音声データへアクセスするためのポインタであるか否かを確認するのである。これにより、音声データDB23における重複するデータの存在を排除し、音声データDB23を効率的に利用することができる。
音声情報再生部31は、音声データDB23に保存された音声データを再生するものであり、その音声データのデータ形式(例えば、WAVやMP3等)に応じて再生できるようになっている。
また、本第5実施形態の電話番号管理部18は、音声データの送受信を行なうために予め確保された複数の電話回線の中から、音声情報再生部31によって再生される音声データを、音声通話によって携帯電話機40の利用者に聞かせるために、携帯電話機40側から発呼して通話を確立するための電話番号(音声再生用電話番号)を、返答を行なうオリジナルメールに対応させて選択(設定)するようになっている。
そして、電話番号管理部18は、利用者宛のオリジナルメールが複数あり、利用者が複数のオリジナルメールについて音声データの再生を行なう場合には、これらの再生を行なうオリジナルメール毎に異なる音声再生用電話番号をそれぞれ設定するようになっている。
また、電話番号管理部18は、音声再生用電話番号を選択する際に、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、オリジナルメールの送信先である利用者の携帯電話機40の電話番号(発信者番号)をユーザ情報管理部15から取得し、この取得した電話番号と、選択した音声再生用電話番号とを対応付けて管理するようになっている。
メール加工部21は、電子メールの加工を行なうものであって、オリジナルメールのメール本文の内容(テキスト情報)に基づいて、携帯電話機40に通知するための電子メール(以下、通知電子メールという場合もある)を作成するようになっている。
また、メール加工部21は、電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番号を携帯電話機40に対して通知するために、作成した通知電子メールに、電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番そのものを挿入するようになっている。
図14は本発明の第5実施形態としての電子メールシステム1eにおけるメール加工部21によって作成された通知電子メールを携帯電話機40の表示部44に表示した例を示す図であって、音声再生用電話番号をそのまま挿入して作成した通知電子メールを示す図である。
メール加工部21は、上述した第1実施形態と同様に、この図14に示すような通知電子メールを作成するようになっている。例えば、メール加工部21は、通知電子メールを作成するに際して、オリジナルメールのヘッダに応じて通知電子メールの各ヘッダを設定するようになっている。なお、この図14に示す通知電子メールにおいては、音声聞き出し用番号を選択(クリック)することにより、PHONE TO機能によって携帯電話機40から音声再生用電話番号に電話をかけるようになっている。
音声データ管理部22は、携帯電話機40へ送信すべき音声データや携帯電話機40から受信した音声データの登録および管理を行なうものである。音声データ管理部22は、携帯電話機40に音声データを送信する場合、すなわち、オリジナルメールに音声データ(音声ファイル)が添付されている場合には、その音声データを後述する音声データDB23に格納し、その格納場所の情報(例えば、URL(Uniform Resource Locator)等)を後述する音声/メール対応管理部19に登録し管理するようになっている。
また、携帯電話機40においては、その利用者は、電話番号管理部18によって設定された電話番号を通して、音声送受信部14に音声通信路60を介して接続した状態で、音声情報再生部31によって再生される音声データをスピーカ42から聞き出すことができるようになっており、このスピーカ42が音声聞出部として機能するようになっている。
電話番号判断部26は、電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番号と、電話番号取得部25によって取得された電話番号(発信者番号)との組み合わせが、予め設定され電話番号管理部18によって管理されている電話番号の組み合わせと一致するか否かを判断するものであって、その判断結果を選択部27に通知するようになっている。
選択部27は、電話番号判断部26から通知された判断結果において、電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番号と、電話番号取得部25によって取得された発信者番号との組み合わせが、電話番号管理部18によって予め設定された電話番号の組み合わせと一致する場合に、その音声再生用電話番号に対応するオリジナルメールを選択するようになっている。
そして、発信番号取得部25,電話番号判断部26および選択部27によって、携帯電話機40の発信者番号と音声再生用電話番号との組み合わせを判断することにより、例えば、その利用者に送信されたオリジナルメールが複数ある場合においても、音声データの再生を行なう特定のオリジナルメールを簡単に選択することができる。
上述の如く構成された本発明の第5実施形態としての電子メールシステム1eにおいて、PC70からオリジナルメールが送信先のメールアドレスに対して送信されると、この送信されたオリジナルメールに関する通知電子メール(図14参照)がメール加工部21によって作成され、メール送受信部11によって携帯電話機40のメールアドレスに送信される。そして、この通知電子メールを携帯電話機40で受信した送信先の利用者は、携帯電話機40から音声データの再生を行なう。
先ず、本発明の第5実施形態としての電子メールシステム1eにおける、PC70から送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機40に転送する際における処理を、図15に示すフローチャート(ステップG10〜G70)に従って説明する。
PC70が送信先に対してオリジナルメールを送信すると、音声/メール連携装置10eにおいて、先ず、メール送受信部11がそのオリジナルメールを受信する(ステップG10)。ここで、音声送受信判断部17が、ユーザ情報管理部15に対して、そのオリジナルメールに関連付けられた音声データの再生を必要とするか否かを確認するとともに、そのオリジナルメールに音声データが関連付けられているか否かを判断する(ステップG20)。
ここで、音声データに音声データが関連付けられていない場合には(ステップG20のNOルート参照)、そのオリジナルメールの宛先を携帯電話機40のメールアドレスに書き換え、その宛先を書き換えたオリジナルメールを、携帯電話機40のメールアドレスに転送して(ステップG70)、処理を終了する。
一方、オリジナルメールに音声データが関連付けられている場合には(ステップG20のYESルート参照)、先ず、音声情報取得部30が、そのオリジナルメールに関連付けられた音声データを取得して、音声データDB23に保存し、音声データ管理部22に管理させる(ステップG30)。
そして、電話番号管理部18が、そのオリジナルメールに対して音声再生用電話番号を割り当てる(ステップG40)。又、音声/メール対応管理部19が、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40の電話番号を取得し、その電話番号と音声再生用電話番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応付関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存する(ステップG50)。
また、メール加工部21が、オリジナルメールからメール本文を取得するとともに、そのメール本文に音声再生用電話番号を挿入することによって通知電子メールを作成し(ステップG60)、メール送受信部11が、その作成された通知電子メールを携帯電話機40に転送する(ステップG70)。
次に、本発明の第5実施形態としての電子メールシステム1eにおける、送信先によって携帯電話機40において行なわれる音声データの再生に関する処理を、図16に示すフローチャート(ステップH10〜H30)に従って説明する。
携帯電話機40の利用者は、携帯電話機40を用いて通知電子メールを受信し、この通知電子メールによってオリジナルメールの内容を知る。そして、携帯電話機40の利用者が、オリジナルメールに関連付けられた音声データを携帯電話機40を用いて聞き出す場合には、利用者は、例えば、その通知電子メール(図14参照)において、本文中の電話番号を選択(クリック)することにより、PHONE TO機能によりその電話番号に電話をかける。これにより、音声/メール連携装置10eはこの携帯電話機40からかけられた電話を受ける(ステップH10)。
ここで、発信者番号取得部25が、音声再生用電話番号にかけてきた携帯電話機40の発信者番号を取得して、電話番号判断部26が、発信者番号取得部25によって取得した発信者番号と電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番号との組み合わせが、電話番号管理部18によって管理されている電話番号の組み合わせと一致するか否かを判断する。そして、選択部27が、これらの電話番号の組み合わせに対応するオリジナルメールを、音声データの再生を行なう対象として選択する(ステップH20)。
そして、音声情報再生部31が、この選択されたオリジナルメールに関する音声データを音声データDB23から取得して再生する(ステップH30)。携帯電話機40の利用者は、この再生された音声データを、音声送受信部14によって音声通信路60を介して携帯電話機40のスピーカ42から聞き出す。
このように、本発明の第5実施形態としての電子メールシステム1eによれば、携帯電話機40を用いて受信した電子メール(オリジナルメール)に添付等された音声データを、携帯電話機40を用いて聞き出すことができ利便性が高い。
また、一般的な携帯電話システムのような、通信が終了するまで回線を占有する方式である回線交換方式を採用し、データ通信と音声通信(音声通話)とを同時に行なうことができないシステムで電子メールを送受信する場合においても、電子メールと音声データとを一体的に取り扱うことができ利便性が高い。
また、PHONE TO機能により音声再生用電話番号に簡単に電話をかけることができるので、携帯電話機40の利用者は音声再生用電話番号を覚える必要がなく利便性が高い。
(F)第6実施形態の説明
図17は本発明の第6実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
図17に示すように、本発明の第6実施形態としての電子メールシステム1fも、第5実施形態の電子メールシステム1eと同様に、例えば、PC70の利用者と携帯電話機40の利用者との間で電子メールを送受信するためのものであって、第5実施形態の電子メールシステム1e(図13参照)における音声/メール連携装置10eに代えて、音声/メール連携装置10fをそなえるものである。
音声/メール連携装置10fは、第5実施形態の音声/メール連携装置10eにウェブアクセス処理部13をそなえて構成されている。
ウェブアクセス処理部13は、電話番号管理部18によって選択(設定)された音声再生用電話番号を示すウェブページ(音声再生用電話番号通知ページ)を作成し、この作成した音声再生用電話番号通知ページを通信ネットワーク50を介して接続された携帯電話機40に対して閲覧可能に提供するものであり、いわゆるウェブサーバとしての機能をそなえている。
また、メール加工部21は、電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番号を携帯電話機40に対して通知するために、作成した通知電子メールに、ウェブアクセス処理部13によって予め作成された、音声再生用電話番号通知ページにアクセスするためのポインタ(例えばURLやリンク等)を挿入するようになっている。
図18は本発明の第6実施形態としての電子メールシステム1fにおけるメール加工部21によって作成された通知電子メールを携帯電話機40の表示部44に表示した例を示す図であって、音声再生用電話番号通知ページにアクセスするためのリンクタグ(ポインタ)を挿入して作成した通知電子メールを示す図である。本第6実施形態においては、メール加工部21は、この図18に示すような通知電子メールを作成するようになっている。
また、本第6実施形態の音声/メール連携装置10fにおいては、音声/メール対応管理部19は、受信したオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40のデバイス番号を取得し、このデバイス番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存(登録)するようになっている。
さらに、本第6実施形態の携帯電話機40も、Web TO機能をそなえており、例えば、図18に示す通知電子メールにおいて、音声聞き出し用ページ(音声再生用電話番号通知ページ)へリンクタグを選択(クリック)することにより、この音声再生用電話番号通知ページにアクセスすることができるようになっている。
上述の如く構成された本発明の第6実施形態としての電子メールシステム1fにおいて、PC70からオリジナルメールが送信先のメールアドレスに対して送信されると、この送信されたオリジナルメールに関する通知電子メール(図18参照)がメール加工部21によって作成され、メール送受信部11によって携帯電話機40のメールアドレスに送信される。そして、この通知電子メールを携帯電話機40で受信した送信先の利用者は、携帯電話機40を用いて音声通信路60を介して音声/メール連携装置10fに接続し、オリジナルメールに付加された音声データを聞き出す。
先ず、本発明の第6実施形態としての電子メールシステム1fにおける、PC70から送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機40に転送する際における処理を、図19に示すフローチャート(ステップI10〜I60)に従って説明する。
PC70が送信先に対してオリジナルメールを送信すると、音声/メール連携装置10fにおいて、先ず、メール送受信部11がそのオリジナルメールを受信し(ステップI10)、音声送受信判断部17が、そのオリジナルメールが音声データに関する情報を含んでいるか否かを判断する(ステップI20)。
ここで、オリジナルメールが音声データに関する情報を含んでいない場合には(ステップI20のNOルート参照)、そのオリジナルメールの宛先を携帯電話機40のメールアドレスに書き換え、その宛先を書き換えたオリジナルメールを、携帯電話機40のメールアドレスに転送して(ステップI60)、処理を終了する。
一方、オリジナルメールが音声データに関する情報(音声データそのものもしくは音声データにアクセスするためのポインタ)を含んでいる場合には(ステップI20のYESルート参照)、音声情報取得部30は、その音声データを取得し、音声データDB23に保存(登録)する(ステップI30)。
また、音声/メール対応管理部19は、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40のデバイス番号を取得し、この取得したデバイス番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存(登録)する(ステップI40)。
そして、メール加工部21が、オリジナルメールからメール本文を取得するとともに、そのメール本文に音声再生用電話番号通知ページへアクセスするためのリンクタグを挿入することによって通知電子メールを作成し(ステップI50)、メール送受信部11が、その作成された通知電子メールを携帯電話機40に転送する(ステップI60)。
次に、本発明の第6実施形態としての電子メールシステム1fにおける、送信先が携帯電話機40から音声データを行き出す際の処理を、図20に示すフローチャート(ステップJ10〜J80)に従って説明する。
携帯電話機40の利用者が、携帯電話機40を用いて通知電子メールを受信し、この通知電子メールによってオリジナルメールの内容を知る。そして、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールに関連付けられた音声データを聞き出す場合には、例えば、利用者は、その通知電子メールにおいて本文中のリンクタグを選択することにより、Web TO機能によって音声再生用電話番号通知ページにアクセスする。これにより、音声/メール連携装置10fは携帯電話機40からの音声再生用電話番号通知ページへのアクセスを受信する(ステップJ10)。
音声/メール連携装置10fは、音声再生用電話番号通知ページへアクセスしてきた携帯電話機40のデバイス番号を取得し、このデバイス番号に基づいてユーザ情報管理部15からその利用者に関するユーザ情報を取得する(ステップJ20)。
また、電話番号管理部18が、この利用者による音声再生用電話番号通知ページへのアクセスに対して音声再生用電話番号を割り当て(ステップJ30)、音声/メール対応管理部19が、その携帯電話機40の電話番号(発信者番号),音声再生用電話番号,オリジナルメール等を対応付けて、その対応情報をメール対応情報DB20に保存する(ステップJ40)。又、ウェブアクセス処理部13は、音声再生用電話番号通知ページに電話番号管理部18が設定した音声再生用電話番号を表示させる(ステップJ50)。
そして、利用者は、例えば、音声再生用電話番号通知ページにおいてその音声再生用電話番号を選択することにより、PHONE TO機能によって音声再生用電話番号に電話をかけ、音声送受信部14がその電話を受ける(ステップJ60)。
ここで、発信者番号取得部25が、音声再生用電話番号にかけてきた携帯電話機40の発信者番号を取得して、電話番号判断部26が、発信者番号取得部25によって取得した発信者番号と電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番号との組み合わせが、電話番号管理部18によって管理されている電話番号の組み合わせと一致するか否かを判断する。そして、選択部27が、これらの電話番号の組み合わせに対応するオリジナルメールに関連付けられた音声データを再生を行なう対象として選択し(ステップJ70)、音声情報再生部31が、その音声データを再生して(ステップJ80)、処理を終了する。
このように、本発明の第6実施形態としての電子メールシステム1fによれば、第5実施形態と同様の作用効果を得ることができほか、Web TO機能により音声再生用ウェブページに簡単にアクセスすることができるので、携帯電話機40の利用者は、URLを覚えたり手入力したりする必要がなく利便性が高い。
(G)第7実施形態の説明
図17に示すように、本発明の第7実施形態としての電子メールシステム1gも、第5実施形態や第6実施形態の電子メールシステム1e,1fと同様に、例えば、PC70の利用者と携帯電話機40の利用者との間で電子メールを送受信するためのものであって、第6実施形態の電子メールシステム1fとほぼ同様の構成をそなえている。
本第7実施形態の音声/メール連携装置10gにおいては、メール加工部21が作成した通知電子メールやリプライ電子メールを、メール送受信部11が電子メールとしてその送信先のメールアドレスに送信する代わりに、ウェブアクセス処理部13がそれらの内容をウェブページ(ウェブメール)として表示するようになっている。
すなわち、本第7実施形態においては、メール加工部21が、通信ネットワーク50を介してアクセスしてきた携帯電話機40が閲覧可能であって、少なくともPC70等から送信されたオリジナルメールのテキスト情報を含むウェブデータ(通知ウェブデータ)を作成するようになっており、ウェブアクセス処理部13が、この通知ウェブデータをPC70や携帯電話機40が閲覧可能に掲示するようになっている。
そして、この通知ウェブデータにおいては、電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番号がそのまま挿入されるようになっている。なお、以下、この通知ウェブデータによって構成されるウェブページを通知ウェブページという場合もある。
また、本第7実施形態の音声/メール連携装置10gにおいては、音声/メール対応管理部19は、オリジナルメールや携帯電話機40のデバイス番号等とともに、通知ウェブデータのURL等もメール対応情報DB20に管理するようになっている。
上述の如く構成された本発明の第7実施形態としての電子メールシステム1gにおいて、音声データが関連付けられたオリジナルメールがPC70から送信先のメールアドレスに対して送信された場合には、この送信されたオリジナルメールに関する通知ウェブデータがメール加工部21によって作成され、ウェブアクセス処理部13によって通知ウェブページとして通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示される。そして、この通知ウェブページを携帯電話機40で閲覧した送信先の利用者は、そのオリジナルメールに関連付けられた音声データを携帯電話機40から聞き出す。
先ず、本発明の第7実施形態としての電子メールシステム1gにおける、PC70から送信されたオリジナルメールについての通知ウェブデータを作成する処理を、図21に示すフローチャート(ステップK10〜K70)に従って説明する。
PC70が送信先に対して、音声データを関連付けたオリジナルメールを送信すると、音声/メール連携装置10gにおいて、先ず、メール送受信部11がそのオリジナルメールを受信し(ステップK10)、音声送受信判断部17が、そのオリジナルメールに音声データが関連付けられているか否かを判断する(ステップK20)。
ここで、オリジナルメールに音声データが関連付けられていない場合には(ステップK20のNOルート参照)、ウェブアクセス処理部13およびメール加工部21が、そのオリジナルメールの内容をウェブメールとして作成し、通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示して(ステップK70)、処理を終了する。
一方、オリジナルメールに音声データが関連付けられている場合には(ステップK20のYESルート参照)、先ず、音声情報取得部30が、そのオリジナルメールに付加された音声データを取得して、音声データDB23に保存し、音声データ管理部22に管理させる(ステップK30)。
そして、電話番号管理部18が、そのオリジナルメールに対して音声再生用電話番号を割り当てる(ステップK40)。又、音声/メール対応管理部19が、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40の電話番号を取得し、その電話番号と音声再生用電話番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応付関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存する(ステップK50)。
また、メール加工部21が、オリジナルメールからメール本文を取得するとともに、そのメール本文に音声再生用電話番号そのものを挿入することによって通知ウェブデータを作成して、ウェブアクセス処理部13が、オリジナルメールの内容とともに音声再生用電話番号を通知ウェブページとして通信ネットワーク50上に閲覧可能に開示して(ステップK60)、処理を終了する。
次に、本発明の第7実施形態としての電子メールシステム1gにおける、送信先による携帯電話機40を用いた音声データの再生に関する処理について説明する。
携帯電話機40の利用者が、携帯電話機40を用いて通知ウェブページを閲覧することによりオリジナルメールの内容を知るとともに、利用者が、その通知ウェブページにおいて音声再生用電話番号を選択することにより、PHONE TO機能によって音声再生用電話番号に電話がかけられる。そして、この場合における音声/メール連携装置10gにおける処理は、図16に示した第5実施形態における処理とほぼ同様である。
このように、本発明の第7実施形態としての電子メールシステム1gによれば、第5実施形態と同様の作用効果を得ることができるほか、携帯電話機40の利用者が通知ウェブページにアクセスすることによってオリジナルメールの内容を知ることができるので、その利用者が見たいときにオリジナルメールの内容を知ることができ、利便性が高い。
特に、例えば、利用者は電子メールの送受信はできないがウェブページを閲覧することができるような場合においても、オリジナルメールの内容を知ることが出来る。
(H)第8実施形態の説明
図17に示すように、本発明の第8実施形態としての電子メールシステム1hも、第5〜第7実施形態の電子メールシステム1e,1f,1gと同様に、例えば、PC70の利用者と携帯電話機40の利用者との間で電子メールを送受信するためのものであって、第6実施形態の電子メールシステム1fとほぼ同様の構成をそなえている。
本第8実施形態の音声/メール連携装置10hにおいても、第7実施形態と同様に、メール加工部21が作成した通知電子メールやリプライ電子メールを、メール送受信部11が電子メールとしてその送信先のメールアドレスに送信する代わりに、ウェブアクセス処理部13がそれらの内容をウェブページ(ウェブメール)として表示するようになっている。
すなわち、本第8実施形態においては、ウェブアクセス処理部13は、通信ネットワーク50を介してアクセスしてきた携帯電話機40が閲覧可能であって、少なくともPC70等から送信されたオリジナルメールのテキスト情報を含むウェブデータ(通知ウェブデータ)を作成するようになっている。
また、この通知ウェブデータには、電話番号管理部18によって設定された音声再生用電話番号を携帯電話機40に対して通知するために、ウェブアクセス処理部13によって予め作成された、音声再生用電話番号を示すウェブページ(音声再生用電話番号通知ページ)にアクセスするためのポインタ(例えばURLやリンク等)が挿入されるようになっている。なお、以下、この通知ウェブデータによって構成されるウェブページを通知ウェブページという場合もある。
上述の如く構成された本発明の第8実施形態としての電子メールシステム1hにおいて、PC70からオリジナルメールが送信先のメールアドレスに対して送信された場合には、この送信されたオリジナルメールに関する通知ウェブデータがメール加工部21によって作成され、ウェブアクセス処理部13によって通知ウェブページとして通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示される。そして、この通知ウェブページを携帯電話機40で閲覧した送信先の利用者は、そのオリジナルメールに関連付けられた音声データを携帯電話機40から聞き出す。
先ず、本発明の第8実施形態としての電子メールシステム1hにおける、PC70から送信されたオリジナルメールについての通知ウェブデータを作成する処理を、図22に示すフローチャート(ステップL10〜L60)に従って説明する。
PC70が送信先に対して、音声データを関連付けたオリジナルメールを送信すると、音声/メール連携装置10gにおいて、先ず、メール送受信部11がそのオリジナルメールを受信し(ステップL10)、音声送受信判断部17が、そのオリジナルメールに音声データが関連付けられているか否かを判断する(ステップL20)。
ここで、オリジナルメールに音声データが関連付けられていない場合には(ステップL20のNOルート参照)、メール加工部21が、そのオリジナルメールの内容をウェブメール(通知ウェブデータ)として作成し、ウェブアクセス処理部13が、通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示して(ステップL60)、処理を終了する。
一方、オリジナルメールに音声データが関連付けられている場合には(ステップL20のYESルート参照)、先ず、音声情報取得部30が、そのオリジナルメールに付加された音声データを取得して、音声データDB23に保存し、音声データ管理部22に管理させる(ステップL30)。
また、音声/メール対応管理部19が、そのオリジナルメールの送信先のメールアドレスに基づいて、ユーザ情報管理部15からその送信先の利用者の携帯電話機40のデバイス番号を取得し、そのデバイス番号とオリジナルメールとを互いに対応付けて、その対応付関係(対応付け情報)をメール対応情報DB20に保存する(ステップL40)。
そして、メール加工部21が、オリジナルメールからメール本文を取得するとともに、そのメール本文に音声再生用電話番号通知ページへアクセスするためのリンクタグを挿入することによって通知ウェブデータ(ウェブメール)を作成し、ウェブアクセス処理部13が、この通知ウェブデータを通信ネットワーク50上に閲覧可能に掲示して(ステップL50)、処理を終了する。
次に、本発明の第8実施形態としての電子メールシステム1hにおける、送信先によって携帯電話機40において行なわれる音声データの再生に関する処理について説明する。
携帯電話機40の利用者が、携帯電話機40を用いて通知ウェブページを閲覧することによりオリジナルメールの内容を知り、又、利用者が、その通知ウェブページにおいて、音声再生用電話番号通知ページへのリンクを選択することにより、音声再生用電話番号通知ページにアクセスする。そして、この場合における音声/メール連携装置10hにおける処理は、図20に示した第6実施形態における処理とほぼ同様である。
このように、本発明の第8実施形態としての電子メールシステム1hによっても、第7実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(I)第9実施形態の説明
上述した第2実施形態および第4実施形態の電子メールシステム1b,1dにおいては、電話番号管理部18が、利用者による音声入力用電話番号通知ページへのアクセスに応じて音声入力用電話番号を割り当てるとともに、音声/メール対応管理部19が、その携帯電話機40の電話番号(発信者番号),音声入力用電話番号,オリジナルメール等を対応付けて、その対応情報をメール対応情報DB20に保存し、又、ウェブアクセス処理部13が、音声入力用電話番号通知ページに電話番号管理部18が設定した音声入力用電話番号を表示させ、更に、利用者が、例えば音声入力用電話番号通知ページにおいてその音声入力用電話番号を選択することにより、携帯電話機40のPHONE TO機能によって音声入力用電話番号に電話をかけ、音声送受信部14がその電話を受けるようになっているが(図10のステップD30〜D60)、それに限定されるものではない。
図23は本発明の第9実施形態としての電子メールシステム1b,1dの構成を示すブロック図である。図23に示すように、本第9実施形態の電子メールシステム1iにおける音声/メール連携装置10iは、図7に示す音声/メール連携装置10bの発信者番号取得部25,電話番号判断部26および選択部27に代えて、アクセス判断部28および電話発信部29をそなえて構成されている。
アクセス判断部28は、通信ネットワーク50上に閲覧可能に設置されている通知ウェブページ(通知ウェブデータ)に対して、携帯電話機40によるアクセスがあったか否かを判断するものであって、かかるアクセスがあった場合にその旨を電話発信部29に通知するようになっている。又、このアクセス判断部28は、通知ウェブページにアクセスしてきた携帯電話機40のデバイス番号等を取得するようになっている。
電話発信部29は、アクセス判断部28によって、通知ウェブページにアクセスがあったと判断された場合に、そのアクセスを行なった携帯電話機40に対して電話をかけるものである。具体的には、この電話発信部29は、アクセス判断部28によって取得されたデバイス番号に基づいて、ユーザ情報管理部15によりその携帯電話機40の利用者を特定して、その携帯電話機40の電話番号(発信者番号)を取得し、その電話番号に電話をかけるようになっている。
上述の如く構成された本発明の第9実施形態としての電子メールシステム1iにおける、送信先によって携帯電話機40からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を、図24に示すフローチャート(ステップD10,D20,M30,D70〜D100)に従って説明する。なお、図中、既述の符号と同一の符号を付したステップは同一もしくは略同一のステップを示しているので、その説明は省略する。
電話発信部29は、アクセス判断部28によって、通知ウェブページに携帯電話機40によるアクセスがあったと判断された場合に、アクセス判断部28によって取得されたデバイス番号に基づいて、ユーザ情報管理部15によりその携帯電話機40の利用者を特定して、その携帯電話機40の電話番号(発信者番号)を取得し、その電話番号に電話をかける(ステップM30)。
このように、本発明の第9実施形態の電子メールシステム1iにおいては、利用者から音声入力用電話番号に電話をかける必要がないので利便性が高く、又、予め用意する音声入力用電話番号が少なくて済むので経済的である。
(J)第10実施形態の説明
上述した第6実施形態および第8実施形態の電子メールシステム1f,1hにおいても、電話番号管理部18が、利用者による音声再生用電話番号通知ページへのアクセスに応じて音声再生用電話番号を割り当てるとともに、音声/メール対応管理部19が、その携帯電話機40の電話番号(発信者番号),音声再生用電話番号,オリジナルメール等を対応付けて、その対応情報をメール対応情報DB20に保存し、又、ウェブアクセス処理部13が、音声再生用電話番号通知ページに電話番号管理部18が設定した音声再生用電話番号を表示させ、更に、利用者が、例えば音声再生用電話番号通知ページにおいてその音声再生用電話番号を選択することにより、携帯電話機40のPHONE TO機能によって音声再生用電話番号に電話をかけ、音声送受信部14がその電話を受けるようになっているが(図20のステップJ30〜J60)、それに限定されるものではない。
図25は本発明の、第10実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図であり、この図25に示すように、本第10実施形態の電子メールシステム1jにおける音声/メール連携装置10jは、図17に示す音声/メール連携装置10fの発信者番号取得部25,電話番号判断部26および選択部27に代えて、アクセス判断部28および電話発信部29をそなえて構成されている。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
上述の如く構成された本発明の第10実施形態としての電子メールシステム1jにおける、送信先によって携帯電話機40からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を、図26に示すフローチャート(ステップJ10,J20,N30,J70,J80)に従って説明する。なお、図中、既述の符号と同一の符号を付したステップは同一もしくは略同一のステップを示しているので、その説明は省略する。
電話発信部29は、アクセス判断部28によって、アクセスがあったと判断された場合に、アクセス判断部28によって取得されたデバイス番号に基づいて、ユーザ情報管理部15によりその携帯電話機40の利用者を特定して、その携帯電話機40の電話番号(発信者番号)を取得し、その電話番号に電話をかける(ステップN30)。
このように、本発明の第10実施形態の電子メールシステム1jにおいても、利用者から音声再生用電話番号に電話をかける必要がないので利便性が高く、又、予め用意する音声再生用電話番号が少なくて済むので経済的である。
(K)第11実施形態の説明
図27は本発明の第11実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図であり、本第11実施形態の電子メールシステム1kは、図27に示すように、第1実施形態の電子メールシステム1aにおける音声/メール連携装置10aに代えて、音声/メール連携装置10kをそなえて構成されている。
そして、この音声/メール連携装置10kは、第1実施形態の音声/メール連携装置10aに識別情報設定部32をそなえて構成されている。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省略する。
識別情報設定部32は、オリジナルメール(電子メール)が複数ある場合に、これらの各オリジナルメールに対して、オリジナルメールを特定するためのオリジナルメールID(識別情報)を設定するものである。
このオリジナルメールIDは、英数文字や記号等の組み合わせによって作成される識別子であって、オリジナルメール毎に異なるものが設定されるようになっている。
そして、識別情報設定部32は、例えば、メール送信部11によってオリジナルメールを受信する度にそのオリジナルメールに対してオリジナルメールIDを設定するようになっている。
また、メール加工部21は、通知電子メールや通知ウェブデータを作成するに際して、電話番号管理部18によって設定された音声入力用電話番号とともに、識別情報設定部32によって設定されたオリジナルメールIDを、その通知電子メールに挿入するようになっている。
さらに、音声/メール対応管理部19は、オリジナルメールに対応させて、オリジナルメールIDもメール対応DB20に管理するようになっている。
また、本第11実施形態の音声/メール連携装置10kにおいては、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールに対して音声による返答を行なう際に、音声/メール対応管理部19が、通話に用いられた音声入力用電話番号もしくは発信者番号に対応付けられたオリジナルメールがいくつあるかについて、メール対応情報DB20を調べるようになっている。そして、対応するオリジナルメールが複数ある場合には、音声ガイド部24が、返答を行なう対象となるオリジナルメールを識別するためのオリジナルメールIDを利用者に入力させるべく、音声によるガイダンスを行なうようになっている。
携帯電話機40の利用者は、このガイダンスに応じてオリジナルメールIDを携帯電話機40のダイヤルボタン(識別情報入力部)43から入力する。
なお、本第11実施形態においては、電話番号管理部18は、オリジナルメール毎に異なる音声入力用電話番号を設定するものではなく、複数のオリジナルメールに対して同じ音声入力用電話番号を設定するようになっている。
本発明の第11実施形態としての電子メールシステム1kにおける、送信先によって携帯電話機40からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を、図28に示すフローチャート(ステップP10〜P90)に従って説明する。
オリジナルメールを受信した利用者が、例えば、その通知電子メールにおいてPHONE TO機能を用いて、メール本文中に表示された音声入力用電話番号を選択することにより、その電話番号に電話をかけ、音声/メール連携装置10kは、携帯電話機40からかけられた電話を受ける(ステップP10)。
音声/メール対応管理部19は、メール対応情報DB20においてかかる電話番号(音声入力用電話番号もしくは発信者番号)に対応付けられたオリジナルメールを検索し(ステップP20)、対応するオリジナルメールが登録されているか否かを判断する(ステップP30)。ここで、これらの電話番号に対応するオリジナルメールがメール対応情報DB20に登録されていない場合には(ステップP30のNOルート参照)、音声ガイド部24が、対応するオリジナルメールが無い旨を音声によって通知して(ステップP90)、処理を終了する。
一方、対応するオリジナルメールがメール対応情報DB20に登録されている場合には(ステップP30のYESルート参照)、次に、音声/メール対応管理部19は、メール対応DB20において、対応するオリジナルメールが複数あるか否かを判断する(ステップP40)。対応するオリジナルメールが複数ある場合には(ステップP40のYESルート参照)、音声ガイド部24は、利用者に対して、返答を行なうオリジナルメールを特定するためのオリジナルメールIDを入力させるべく音声によるガイダンスを行なう(ステップP50)。
そして、利用者は、この音声ガイド部24によるガイダンスに従ってオリジナルメールIDを入力することにより、返答を行なうオリジナルメールを選択し(ステップP60)、メール加工部21は、選択されたオリジナルメールに対するリプライ電子メールを作成する(ステップP70)。なお、オリジナルメールが1つしかない場合には(ステップP40のNOルート参照)、そのままステップP70に移行する。
メール送受信部11は、作成されたリプライ電子メールをオリジナルメールの送信元に送信して(ステップP80)、処理を終了する。
このように、本発明の第11実施形態の電子メールシステム1kにおいては、識別情報設定部32により、オリジナルメール毎にオリジナルメールを特定するためのオリジナルメールIDを設定し、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールに対して音声によって返答を行なう場合に、その返答を行なうオリジナルメールのオリジナルメールIDを入力することにより、オリジナルメールと返答とを容易に対応付けることができる。
また、これにより、電話番号管理部18によって、オリジナルメール毎に音声入力用電話番号を設定する必要がなく、本電子メールシステム1kの運用に際して、使用する電話番号を少なくすることができ経済的であるとともに、多くのユーザが同時に本電子メールシステム1kを使用することができ利便性が高い。
なお、上述した第3実施形態の電子メールシステム1cにおいても、本第11実施形態の電子メールシステム1kと同様に、音声/メール連携装置10cに識別情報設定部32をそなえ、メール加工部21やウェブアクセス処理部13が通知ウェブデータに音声入力用電話番号とともにオリジナルメールIDを表示させてもよく、これにより、本第11実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(L)第12実施形態の説明
図29は本発明の第12実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図であり、この図29に示すように、本第12実施形態の電子メールシステム11は、第2実施形態および第4実施形態の電子メールシステム1b,1dにおける音声/メール連携装置10b,10dに代えて、音声/メール連携装置101をそなえて構成されている。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
音声/メール連携装置101は、第2実施形態および第4実施形態の音声/メール連携装置10b,10dに識別情報設定部32をそなえている。
メール加工部21およびウェブアクセス処理部13は、音声入力用電話番号を示すウェブページ(音声入力用電話番号通知ページ)に、識別情報設定部32によって設定されたオリジナルメールIDを表示させるようになっている。又、ウェブアクセス処理部13は、携帯電話機40からの通話に用いられた電話番号(音声入力用電話番号もしくは発信者番号)に対応付けられたオリジナルメールが複数ある場合には、利用者が返答を行なうオリジナルメールを特定するために、オリジナルメールIDを入力させるガイダンスを行なうようになっている。
携帯電話機40の利用者は、このウェブアクセス処理部13によるガイダンスに応じて、オリジナルメールIDを携帯電話機40のダイヤルボタン(識別情報入力部)43から入力する。
なお、かかるオリジナルメールIDを選択させるための手法として、対応するオリジナルメールの一覧やその内容を示し、利用者が、その一覧の中から任意のオリジナルメールを選択できるようにしてもよく、又、オリジナルメールIDを直接入力できるようにしてもよい。
また、ウェブアクセス処理部13は、音声/メール対応管理部19によるメール対応情報DB20の検索の結果、音声入力用電話番号もしくは発信者番号に対応付けられたオリジナルメールが無い場合には、その旨のメッセージを示すウェブページを表示させるようになっている。
本発明の第12実施形態としての電子メールシステム1lにおける、送信先によって携帯電話機40からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を、図30に示すフローチャート(ステップQ10〜Q80)に従って説明する。
オリジナルメールを受信した利用者が、例えば、その通知電子メールにおいてPHONE TO機能を用いて、メール本文中に表示された音声入力用電話番号を選択することにより、その電話番号に電話をかける。これにより、音声/メール連携装置10lは、携帯電話機40からかけられた電話を受ける(ステップQ10)。
音声/メール対応管理部19は、メール対応情報DB20において音声入力用電話番号もしくは発信者番号に対応付けられたオリジナルメールを検索し(ステップQ20)、対応するオリジナルメールが登録されているか否かを判断する(ステップQ30)。ここで、対応するオリジナルメールがメール対応情報DB20に登録されていない場合には(ステップQ30のNOルート参照)、ウェブアクセス処理部13が、対応するオリジナルメールが無い旨を示すウェブページを表示して(ステップQ80)、処理を終了する。
一方、その音声入力用電話番号もしくは発信者番号に対応付けられたオリジナルメールがメール対応情報DB20に登録されている場合には(ステップQ30のYESルート参照)、次に、音声/メール対応管理部19は、メール対応DB20において、対応するオリジナルメールが複数あるか否かを判断する(ステップQ40)。対応するオリジナルメールが複数ある場合には(ステップQ40のYESルート参照)、ウェブアクセス処理部13は、利用者に対して、返答を行なうオリジナルメールを特定するオリジナルメールIDを入力させるためのウェブページを表示させ(ステップQ50)、利用者は、このウェブページにおいてオリジナルメールIDを入力することにより、返答を行なうオリジナルメールを選択する。
音声/メール対応管理部19は、選択されたオリジナルメールに関する情報をメール対応情報DB20等から取得し(ステップQ60)、メール加工部21は、そのオリジナルメールに対するリプライ電子メールを作成し、メール送受信部11は、作成されたリプライ電子メールをオリジナルメールの送信元に送信して(ステップQ70)、処理を終了する。
なお、対応するオリジナルメールが1つしかない場合には(ステップQ40のNOルート参照)、そのままステップQ60に移行する。
このように、本発明の第12実施形態の電子メールシステム1lによっても、第11実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(M)第13実施形態の説明
図31は本発明の第13実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図であり、この図31に示すように、本第13実施形態の電子メールシステム1mは、第5実施形態の電子メールシステム1eにおける音声/メール連携装置10eに代えて、音声/メール連携装置10mをそなえて構成されている。
そして、この音声/メール連携装置10mは、第1実施形態の音声/メール連携装置10eに識別情報設定部32をそなえて構成されている。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省略する。
本第13実施形態の音声/メール連携装置10mにおいては、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールに関連付けられた音声データを聞き出す際に、音声/メール対応管理部19が、携帯電話機40からの通話に用いられた電話番号(音声再生用電話番号もしくは発信者番号)に対応付けられたオリジナルメールがいくつあるかについて、メール対応情報DBを調べるようになっている。そして、対応するオリジナルメールが複数ある場合には、音声ガイド部24が、音声データの聞き出し(再生)を行なうオリジナルメールを識別するためのオリジナルメールIDを利用者に入力させるべく、音声によるガイダンスを行なうようになっている。
なお、本第13実施形態においても、第11実施形態と同様に、電話番号管理部18は、オリジナルメール毎に音声再生用電話番号を設定するものではなく、複数のオリジナルメールに対して同じ音声再生用電話番号を設定するようになっている。
本発明の第13実施形態としての電子メールシステム1mにおける、送信先によって携帯電話機40において行なわれる音声データの再生に関する処理を、図32に示すフローチャート(ステップR10〜R80)に従って説明する。
オリジナルメールを受信した利用者が、例えば、その通知電子メールにおいてPHONE TO機能を用いて、メール本文中に表示された音声再生用電話番号を選択することにより、その電話番号に電話をかけ、音声/メール連携装置10mは、携帯電話機40からかけられた電話を受ける(ステップR10)。
音声/メール対応管理部19は、メール対応情報DB20において、通話に用いられた電話番号(音声再生用電話番号もしくは発信者番号)に対応付けられたオリジナルメールを検索し(ステップR20)、これらの電話番号に関連するオリジナルメールが登録されているか否かを判断する(ステップR30)。ここで、関連するオリジナルメールがメール対応情報DB20に登録されていない場合には(ステップR30のNOルート参照)、音声ガイド部24が、対応するオリジナルメールが無い旨を音声によって通知して(ステップR80)、処理を終了する。
一方、対応するオリジナルメールがメール対応情報DB20に登録されている場合には(ステップR30のYESルート参照)、次に、音声/メール対応管理部19は、メール対応DB20において、対応するオリジナルメールが複数あるか否かを判断する(ステップR40)。対応するオリジナルメールが複数ある場合には(ステップR40のYESルート参照)、音声ガイド部24は、利用者に対して、音声データを聞き出す(再生する)オリジナルメールを特定するためのオリジナルメールIDを入力させるべく音声によるガイダンスを行なう(ステップR50)。
そして、利用者は、この音声ガイド部24によるガイダンスに従ってオリジナルメールIDを入力することにより、音声データを聞き出すオリジナルメールを選択し(ステップR60)、音声情報再生部31は、選択されたオリジナルメールに関連付けられた音声データを音声データDB23から取得して再生し、その再生データを、音声送受信部14が、音声通信路60を介して携帯電話機40に送信して(ステップR70)、処理を終了する。
このように、本発明の第13実施形態の電子メールシステム1mにおいては、識別情報設定部32により、オリジナルメール毎にオリジナルメールを特定するためのオリジナルメールIDを設定し、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールに関連付けられた音声データを聞き出す(再生する)場合に、その再生を行なうオリジナルメールのオリジナルメールIDを入力することにより、オリジナルメールを容易に選択することができる。
また、これにより、電話番号管理部18によって、オリジナルメール毎に音声入力用電話番号を設定する必要がなく、本第13実施形態の電子メールシステム1mの運用に際して、使用する電話番号を少なくすることができ、経済的である。
なお、上述した第7実施形態の電子メールシステム1gにおいても、本第13実施形態の電子メールシステム1mと同様に、音声/メール連携装置10gに識別情報設定部32をそなえ、メール加工部21やウェブアクセス処理部13が通知ウェブデータに音声再生用電話番号とともにオリジナルメールIDを表示させてもよく、これにより、本第13実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(N)第14実施形態の説明
図33は本発明の第14実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図であり、図33に示すように、本第14実施形態の電子メールシステム1nは、第10実施形態の電子メールシステム1jにおける音声/メール連携装置10jに代えて、音声/メール連携装置10nをそなえて構成されている。
そして、この音声/メール連携装置10nは、第6実施形態の音声/メール連携装置10jに識別情報設定部32をそなえて構成されている。なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省略する。
本第14実施形態の音声/メール連携装置10nにおいても、メール加工部21やウェブアクセス処理部13は、音声再生用電話番号を示すウェブページ(音声再生用電話番号通知ページ)に、識別情報設定部32によって設定されたオリジナルメールIDを表示させるようになっている。
また、本第14実施形態の音声/メール連携装置10nにおいては、携帯電話機40の利用者がオリジナルメールに関連付けられた音声データを聞き出す(再生する)際に、音声/メール対応管理部19が、携帯電話機40からの通話に用いられた電話番号(音声再生用電話番号もしくは発信者番号)に対応付けられたオリジナルメールがいくつあるかについて、メール対応情報DB20を調べるようになっている。
そして、ウェブアクセス処理部13は、携帯電話機40からの通話に用いられた電話番号(音声再生用電話番号もしくは発信者番号)に対応付けられたオリジナルメールが複数ある場合には、再生する音声データが関連付けられたオリジナルメールを特定するために、利用者にオリジナルメールIDを入力させるようになっている。
なお、かかるオリジナルメールIDを利用者に入力させるための手法として、対応するオリジナルメールの一覧やその内容を示し、利用者が、その一覧の中から任意のオリジナルメールを選択できるようにしてもよく、又、オリジナルメールIDを直接入力できるようにしてもよい。
また、ウェブアクセス処理部13は、音声/メール対応管理部19によるメール対応情報DB20の検索の結果、音声再生用電話番号もしくは発信者番号に対応付けられたオリジナルメールが無い場合には、その旨のメッセージを示すウェブページを表示させるようになっている。
なお、本第14実施形態においても、第11実施形態と同様に、電話番号管理部18は、オリジナルメール毎に音声再生用電話番号を設定するものではなく、複数のオリジナルメールに対して同じ音声再生用電話番号を設定するようになっている。
本発明の第14実施形態としての電子メールシステム1nにおける、送信先によって携帯電話機40において行なわれる音声データの再生に関する処理を、図34に示すフローチャート(ステップS10〜S80)に従って説明する。
オリジナルメールを受信した利用者が、例えば、その通知電子メールにおいてメール本文中に挿入された音声再生用ウェブページにアクセスするためのポインタを選択したり、通知ウェブデータに挿入された音声再生用ウェブページにアクセスするためのポインタを選択したりすることにより、WEB TO機能によって、携帯電話機40で音声再生用ウェブページにアクセスする。アクセス判断部28は、携帯電話機40からの音声再生用ウェブページに対するウェブアクセスを受信する(ステップS10)。
アクセス判断部28は、音声再生用ウェブページへのアクセスに用いられた携帯電話機40のデバイス番号を取得し、メール対応情報DB20において、このデバイス番号に対応付けられたオリジナルメールを検索して(ステップS20)、このデバイス番号に関連するオリジナルメールが登録されているか否かを判断する(ステップS30)。ここで、関連するオリジナルメールがメール対応情報DB20に登録されていない場合には(ステップS30のNOルート参照)、ウェブアクセス処理部13が、対応するオリジナルメール(もしくは音声データ)が無い旨を示すウェブページを表示させて(ステップS80)、処理を終了する。
一方、対応するオリジナルメールがメール対応情報DB20に登録されている場合には(ステップS30のYESルート参照)、次に、音声/メール対応管理部19は、メール対応DB20において、対応するオリジナルメールが複数あるか否かを判断する(ステップS40)。対応するオリジナルメールが複数ある場合には(ステップS40のYESルート参照)、ウェブアクセス処理部13は、利用者に対して、再生を行なう音声データが関連付けられたオリジナルメールを特定するオリジナルメールIDを入力させるためのウェブページを表示させる(ステップS50)。利用者は、このウェブページにおいてオリジナルメールIDを入力することにより、再生を行なう音声データが関連付けられたオリジナルメールを選択する。
ここで、電話発信部29は、アクセス判断部28によって取得されたデバイス番号に基づいて、ユーザ情報管理部15によりその携帯電話機40の利用者を特定して、その携帯電話機40の電話番号(発信者番号)を取得し、その電話番号に電話をかけて電話呼を確立する。
そして、音声情報再生部31が、選択されたオリジナルメールに対応する音声データを音声データDB23から取得して再生し、その再生データを音声送受信部14が、音声通信路60を介して携帯電話機40に送信して(ステップS70)、処理を終了する。
なお、対応するオリジナルメールが1つしかない場合には(ステップS40のNOルート参照)、そのままステップS60に移行する。
このように、本発明の第14実施形態の電子メールシステム1nによっても、第13実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(O)その他
上述した各実施形態においては、情報処理装置のCPU(Central Processing Unit)が、コンピュータ読取可能な記録媒体(例えば、メモリ,磁気記憶装置,フロッピーディスク,メモリカード,光磁気記憶装置,CD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD,DVD−R,DVD−RW等)に格納されたプログラムを実行することにより、上述したメール送信部11,ウェブアクセス処理部13,音声/メール連携装置10,送受信部14,ユーザ情報管理部15,音声送受信判断部17,電話番号管理部18,音声/メール対応管理部19,メール加工部21,音声データ管理部22,音声ガイド部,発信者番号取得部25,電話番号判断部26,選択部27,音声情報取得部30,音声情報再生部31および識別情報設定部32として機能するようになっている。
また、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、図1,図7,図13,図17,図23,図25,図27,図29,図31および図33中においては、電子メールシステム1a,1b,1c,1d,1e,1f,1g,1h,1i,1j,1k,1l,1mおよび1nは、それぞれ1つのPC70と1つの携帯電話機40とをそなえているが、それに限定されるものではなく、2以上のPCをそなえてもよく、又、2以上の携帯電話機をそなえてもよい。
また、上述した各実施形態においては、電子メールシステム1が、PC(第1情報端末)70と携帯電話機(第2情報端末)40とをそなえて構成されているが、これに限定されるものではなく、PC70に代えて携帯電話機40をそなえてもよい。
さらに、上述した第11〜第14実施形態においては、オリジナルメール毎にオリジナルメールIDを設定することにより音声データを特定しているが、それに限定されるものではなく、例えば、音声データ毎に音声データを特定するための識別情報(音声データID)を設定してもよい。
また、上述した第11および第12実施形態においては、第9実施形態に示すように、発信者番号取得部25,電話番号判断部26および選択部27に代えて、アクセス判断部28および電話発信部29をそなえ、アクセス判断部28によって、携帯電話機40による音声入力用電話番号通知ページへのアクセスを判断したときに電話発信部29が、その携帯電話機40に電話をしてもよい。
なお、本発明の各実施形態が開示されていれば、当業者によって製造することが可能である。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明の電子メールシステム,電子メール送信方法,情報処理装置,電子メール管理プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体は、例えば携帯電話を用いた電子メールシステムのように、音声情報と電子メール(テキスト情報)とをそれぞれ異なる方式で送受信するシステムにおいて、電子メール送受信を行なうのに有用であり、特に音声情報の取り扱いに適している。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明の第1実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図2は本発明の第1実施形態としての電子メールシステムにおける音声/メール連携装置を企業等のイントラネット内に設置した例を示す図である。
図3は本発明の第1実施形態としての電子メールシステムにおける音声/メール連携装置を移動キャリア内に設置した例を示す図である。
図4は本発明の第1実施形態としての電子メールシステムにおけるメール加工部によって作成された通知電子メールを携帯電話機の表示部に表示した例を示す図である。
図5は本発明の第1実施形態としての電子メールシステムにおける、PCから送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機に転送する際における処理を説明するためのフローチャートである。
図6は本発明の第1実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図7は本発明の第2〜第4実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図8は本発明の第2実施形態としての電子メールシステムにおけるメール加工部によって作成された通知電子メールを携帯電話機の表示部に表示した例を示す図である
図9は本発明の第2実施形態としての電子メールシステムにおける、PCから送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機に転送する際における処理を説明するためのフローチャートである。
図10は本発明の第2実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図11は本発明の第3実施形態としての電子メールシステムにおける、PCから送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機に転送する際における処理を説明するためのフローチャートである。
図12は本発明の第4実施形態としての電子メールシステムにおける、PCから送信されたオリジナルメールについての通知ウェブデータを作成する処理を説明するためのフローチャートである。
図13は本発明の第5実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図14は本発明の第5実施形態としての電子メールシステムにおけるメール加工部によって作成された通知電子メールを携帯電話機の表示部に表示した例を示す図である。
図15は本発明の第5実施形態としての電子メールシステムにおける、PCから送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機に転送する際における処理を説明するためのフローチャートである。
図16は本発明の第5実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機において行なわれる音声データの再生に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図17は本発明の第6〜第8実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図18は本発明の第6実施形態としての電子メールシステムにおけるメール加工部によって作成された通知電子メールを携帯電話機の表示部に表示した例を示す図である。
図19は本発明の第6実施形態としての電子メールシステムにおける、PCから送信されたオリジナルメールについて、通知電子メールを携帯電話機に転送する際における処理を説明するためのフローチャートである。
図20は本発明の第6実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先が携帯電話機から音声データを行き出す際の処理を説明するためのフローチャートである。
図21は本発明の第7実施形態としての電子メールシステムにおける、PCから送信されたオリジナルメールについての通知ウェブデータを作成する処理を説明するためのフローチャートである。
図22は本発明の第8実施形態としての電子メールシステムにおける、PCから送信されたオリジナルメールについての通知ウェブデータを作成する処理を説明するためのフローチャートである。
図23は本発明の第9実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図24は本発明の第9実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図25は本発明の第10実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図26は本発明の第10実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図27は本発明の第11実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図28は本発明の第11実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図29は本発明の第12実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図30は本発明の第12実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機からの音声入力で行なわれる返答に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図31は本発明の第13実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図32は本発明の第13実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機において行なわれる音声データの再生に関する処理を説明するためのフローチャートである。
図33は本発明の第14実施形態としての電子メールシステムの構成を示すブロック図である。
図34は本発明の第14実施形態としての電子メールシステムにおける、送信先によって携帯電話機において行なわれる音声データの再生に関する処理を説明するためのフローチャートである。
Claims (42)
- 音声情報とテキスト情報とを送受信する第1情報端末(70)と、音声情報とテキスト情報とをそれぞれ異なる方式で送受信する第2情報端末(40)と、該第1情報端末(70)および該第2情報端末(40)と通信可能に接続され、該第1情報端末(70)と該第2情報端末(40)との間で送受信される、少なくともテキスト情報を含む電子メールを管理する管理装置(10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,10i,10j,10k,10l,10m,10n)とをそなえる電子メールシステムであって、
該管理装置(10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,10i,10j,10k,10l,10m,10n)が、
当該電子メールに含まれるテキスト情報を該第2情報端末(40)に通知するテキスト情報通知部(21)と、
前記電子メールに関する音声情報を保存しうる音声情報保存部(23)と、
該電子メールと該電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理部(19)とをそなえることを特徴とする、電子メールシステム。 - 該管理装置(10a,10b,10c,10d,10e,10f,10g,10h,10i,10j,10k,10l,10m,10n)が、
該第1情報端末(70)から該第2情報端末(40)へ送信される電子メールに関係する音声情報を取り扱うための電話番号を設定する電話番号設定部(18)と、
該電話番号設定部(18)によって設定された該電話番号を該第2情報端末(40)に対して通知する電話番号通知部(21)と、
該電子メールと該電話番号と該電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理部(19)とをそなえることを特徴とする、請求の範囲1記載の電子メールシステム。 - 該電話番号設定部(18)によって設定された該電話番号に電話をかけるために用いた該第2情報端末(40)の電話番号を取得する発信者番号取得部(25)と、
該電話番号設定部(18)によって設定された該電話番号と、該発信者番号取得部(25)によって取得された該電話番号との組み合わせが、予め設定された組み合わせと一致するか否かを判断する電話番号判断部(26)と、
該電話番号判断部(26)により、該電話番号設定部(18)によって設定された該電話番号と、該発信者番号取得部(25)によって取得された該電話番号との組み合わせが、予め設定された組み合わせと一致すると判断された場合に、当該電子メールを該第2情報端末(40)から返答を行なう対象として選択する選択部(27)とをそなえることを特徴とする、請求の範囲第2項記載の電子メールシステム。 - 該第2情報端末(40)が、該電話番号により指定される音声回線を通して、当該電子メールに対する返答を音声情報として入力するための返答音声入力部(41)をそなえ、
該管理装置(10a,10b,10c,10d,10i,10k,10l)において、
該音声情報保存部(23)が、該返答音声入力部(41)から入力された音声情報を当該電子メールに関係する音声情報として保存し、
該管理部(19)により管理される前記対応関係に基づいて、該第2情報端末(40)から音声情報による返答があった旨を応答情報として該第1情報端末(70)に通知する応答情報通知部(21)をそなえることを特徴とする、請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1項に記載の電子メールシステム。 - 該応答情報がリプライ電子メールとして構成されることを特徴とする、請求の範囲第4項記載の電子メールシステム。
- 該リプライ電子メールに該音声情報保存部(23)に保存された該第2情報端末(40)からの音声情報が添付されていることを特徴とする、請求の範囲第5項記載の電子メールシステム。
- 該リプライ電子メールに、該音声情報保存部(23)における該音声情報の保存場所にアクセスするためのポインタが含まれていることを特徴とする、請求の範囲第5項記載の電子メールシステム。
- 該応答情報がインターネット上に配置されるウェブデータとして構成されることを特徴とする、請求の範囲第4項記載の電子メールシステム。
- 該管理装置(10a,10b,10c,10d,10i,10k,10l)において、
該テキスト情報通知部(21)が、該第2情報端末(40)に対して通知されるべき該テキスト情報を含む通知電子メールを作成し、
該電話番号設定部(18)が、該第2情報端末(40)によって音声入力を行なうための音声入力用電話番号を該電話番号として設定し、
該電話番号通知部(21)が、該テキスト情報通知部(21)によって作成された該通知電子メールに、該電話番号設定部(18)によって設定された該音声入力用電話番号に関する情報を挿入することを特徴とする、請求の範囲第4項〜第8項のいずれか1項に記載の電子メールシステム。 - 該管理装置(10a,10b,10c,10d,10i,10k,10l)において、
該テキスト情報通知部(21)が、通信ネットワークを介してアクセスしてきた該第2情報端末(40)が閲覧可能であって、少なくとも該第1情報端末(70)からの該テキスト情報を含む通知ウェブデータを作成し、
該電話番号設定部(18)が、該第2情報端末(40)によって音声入力を行なうための音声入力用電話番号を該電話番号として設定し、
該電話番号通知部(21)が、該テキスト情報通知部(21)によって作成された該通知ウェブデータに、該電話番号設定部(18)によって設定された該音声入力用電話番号に関する情報を挿入することを特徴とする、請求の範囲第4項〜第8項のいずれか1項に記載の電子メールシステム。 - 該通知ウェブデータに対して該第2情報端末(40)によるアクセスがあったか否かを判断するアクセス判断部(28)をそなえ、
該アクセス判断部(28)により該アクセスがあったと判断された場合に、該電話番号設定部(18)が該音声入力用電話番号を設定することを特徴とする、請求の範囲第10項記載の電子メールシステム。 - 該音声入力用電話番号に関する情報が、該音声入力用電話番号そのものであることを特徴とする、請求の範囲第9項〜第11項のいずれか1項に記載の電子メールシステム。
- 該音声入力用電話番号に関する情報が、該音声入力用電話番号を示すウェブページのアドレスもしくは当該ウェブページにアクセスするためのポインタであることを特徴とする、請求の範囲第9項〜第11項のいずれか1項に記載の電子メールシステム。
- 該管理装置(10a,10b,10c,10d,10i,10k,10l)において、
該テキスト情報通知部(21)が、通信ネットワークを介してアクセスしてきた該第2情報端末(40)が閲覧可能であって、少なくとも該第1情報端末(70)からの該テキスト情報を含む通知ウェブデータを作成し、
当該通知ウェブデータに対して該第2情報端末(40)によるアクセスがあったか否かを判断するアクセス判断部(28)をそなえ、
該アクセス判断部(28)により該アクセスがあったと判断された場合に、該2情報端末に対して電話をかける電話発信部(29)をそなえることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の電子メールシステム。 - 該第2情報端末(40)が、該電話番号により指定される音声回線を通して、当該電子メールに対する返答を音声情報として入力するための返答音声入力部(41)をそなえ、
該管理装置(10a,10b,10c,10d,10i,10k,10l)において、
該音声情報保存部(23)が、該返答音声入力部(41)から入力された音声情報を当該電子メールに関係する音声情報として保存し、
該管理部(19)により管理される前記対応関係に基づいて、該第2情報端末(40)から音声情報による返答があった旨を応答情報として該第1情報端末(70)に通知する応答情報通知部(21)をそなえることを特徴とする、請求の範囲第14項記載の電子メールシステム。 - 該応答情報がリプライ電子メールとして構成されることを特徴とする、請求の範囲第15項記載の電子メールシステム。
- 該リプライ電子メールに該音声情報保存部(23)に保存された該第2情報端末(40)からの音声情報が添付されていることを特徴とする、請求の範囲第16項記載の電子メールシステム。
- 該リプライ電子メールに、該音声情報保存部(23)における該音声情報の保存場所にアクセスするためのポインタが含まれていることを特徴とする、請求の範囲第16項記載の電子メールシステム。
- 該応答情報がインターネット上に配置されるウェブデータとして構成されることを特徴とする、請求の範囲第15項記載の電子メールシステム。
- 該第1情報端末(70)から該第2情報端末(40)へ送信される該電子メールに該音声情報に関する情報が付加されている場合、
該管理装置(10a,10b,10c,10d,10i,10k,10l)が、
該電子メールに付加された前記音声情報に関する情報に基づいて該音声情報を取得して、該音声情報を該電子メールに関係する音声情報として該音声情報保存部(23)に保存させる音声情報取得部(30)と、
該音声情報保存部(23)に保存された該音声情報を再生する音声情報再生部(31)とをそなえるとともに、
該第2情報端末(40)が、該電話番号を通して、該音声情報再生部(31)によって再生された該音声情報を聞き出すための音声聞出部(42)をそなえることを特徴とする、請求の範囲第1項記載の電子メールシステム。 - 該電話番号設定部(18)によって設定された該電話番号に電話をかけるために用いた該第2情報端末(40)の電話番号を取得する発信者番号取得部(25)と、
該電話番号設定部(18)によって設定された該電話番号と、該発信者番号取得部(25)によって取得された該電話番号との組み合わせが、予め設定された組み合わせと一致するか否かを判断する電話番号判断部(26)と、
該電話番号判断部(26)により、該電話番号設定部(18)によって設定された該電話番号と、該発信者番号取得部(25)によって取得された該電話番号との組み合わせが、予め設定された組み合わせと一致すると判断された場合に、当該音声情報を該音声情報生部によって再生する対象として選択する選択部(27)とをそなえることを特徴とする、請求の範囲第20項記載の電子メールシステム。 - 該管理装置(10e,10f,10g,10h,10j,10m,10n)が、該管理部(19)により管理される前記対応関係に基づいて、該第1情報端末(70)から音声情報に関する情報が付加された電子メールが該第2情報端末(40)に送信されている旨の再生情報を再生情報通知電子メールとして作成することを特徴とする、請求の範囲第20項又は第21項記載の電子メールシステム。
- 該再生情報通知電子メールに該電話番号設定部(18)によって設定された該電話番号が含まれていることを特徴とする、請求の範囲第22項記載の電子メールシステム。
- 該再生情報通知電子メールに、該音声再生用電話番号を示す情報にアクセスするためのポインタが含まれていることを特徴とする、請求の範囲第22項記載の電子メールシステム。
- 該管理装置(10e,10f,10g,10h,10j,10m,10n)が、該管理部(19)により管理される前記対応関係に基づいて、該第1情報端末(70)から音声情報に関する情報が付加された電子メールが該第2情報端末(40)に送信されている旨の再生情報をインターネット上に配置されるウェブデータとして作成することを特徴とする、請求の範囲第21項記載の電子メールシステム。
- 該管理装置(10e,10f,10g,10h,10j,10m,10n)において、
該テキスト情報通知部(21)が、該第2情報端末(40)に対して通知されるべき該テキスト情報を含む通知電子メールを作成し、
該電話番号設定部(18)が、該第2情報端末(40)によって音声再生を行なうための音声再生用電話番号を該電話番号として設定し、
該電話番号通知部(21)が、該メール情報通知部によって作成された該通知電子メールに、該電話番号設定部(18)によって設定された該音声再生用電話番号に関する情報を挿入することを特徴とする、請求の範囲第21項〜第25項のいずれか1項に記載の電子メールシステム。 - 該管理装置(10e,10f,10g,10h,10j,10m,10n)において、
該テキスト情報通知部(21)が、通信ネットワークを介してアクセスしてきた該第2情報端末(40)が閲覧可能であって、少なくとも該第1情報端末(70)からの該テキスト情報を含む通知ウェブデータを作成し、
該電話番号設定部(18)が、該第2情報端末(40)によって音声再生を行なうための音声再生用電話番号を該電話番号として設定し、
該電話番号通知部(21)が、該テキスト情報通知部(21)によって作成された該通知ウェブデータに、該電話番号設定部(18)によって設定された該音声再生用電話番号に関する情報を挿入することを特徴とする、請求の範囲第21項〜第25項のいずれか1項に記載の電子メールシステム。 - 該通知ウェブデータに対して該第2情報端末(40)によるアクセスがあったか否かを判断するアクセス判断部(28)をそなえ、
該アクセス判断部(28)により該アクセスがあったと判断された場合に、該電話番号設定部(18)が該音声再生用電話番号を設定し、
該音声情報再生部(31)が、該音声再生用電話番号に音声通話により接続された該第2情報端末(40)に対して該音声情報を再生することを特徴とする、請求の範囲27項記載の電子メールシステム。 - 該音声再生用電話番号に関する情報が、該音声再生用電話番号そのものであることを特徴とする、請求の範囲第26項〜第28項のいずれか1項に記載の電子メールシステム。
- 該音声再生用電話番号に関する情報が、該音声入力用電話番号を示すウェブページのアドレスもしくは当該ウェブページにアクセスするためのポインタであることを特徴とする、請求の範囲第26項〜第28項のいずれか1項に記載の電子メールシステム。
- 該第1情報端末(70)から該第2情報端末(40)へ送信される該電子メールに該音声情報に関する情報が付加されている場合、
該管理装置(10e,10f,10g,10h,10j,10m,10n)が、
該電子メールに付加された前記音声情報に関する情報に基づいて該音声情報を取得して、該音声情報を該電子メールに関係する音声情報として該音声情報保存部(23)に保存させる音声情報取得部(30)と、
該音声情報保存部(23)に保存された該音声情報を再生する音声情報再生部(31)とをそなえ、
該第2情報端末(40)が、該電話発信部(29)からかけられた電話によって確立された音声回線を通して、該音声情報再生部(31)によって再生された該音声情報を聞出すための音声聞出部(42)をそなえることを特徴とする、請求の範囲第15項記載の電子メールシステム。 - 該管理装置(10e,10f,10g,10h,10j,10m,10n)が、該管理部(19)により管理される前記対応関係に基づいて、該第1情報端末(70)から音声情報に関する情報が付加された電子メールが該第2情報端末(40)に送信されている旨の再生情報を再生情報通知電子メールとして作成することを特徴とする、請求の範囲第31項記載の電子メールシステム。
- 該再生情報通知電子メールに、該通知ウェブデータにアクセスするためのポインタが含まれていることを特徴とする、請求の範囲第32項記載の電子メールシステム。
- 該管理装置(10e,10f,10g,10h,10j,10m,10n)が、該管理部(19)により管理される前記対応関係に基づいて、該第1情報端末(70)から音声情報に関する情報が付加された電子メールが該第2情報端末(40)に送信されている旨の再生情報をインターネット上に配置される再生情報通知ウェブデータとして作成することを特徴とする、請求の範囲第31項記載の電子メールシステム。
- 該電子メールもしくは当該電子メールに関係する該音声情報が複数ある場合において、該電子メールもしくは当該電子メールに関係する該音声情報に対して、当該電子メールもしくは当該電子メールに関係する該音声情報を特定するための識別情報を設定する識別情報設定部(32)をそなえるとともに、該管理部(19)が、該電子メールと該電子メールに関係する該音声情報と該識別情報設定部(32)によって設定された該識別情報との該対応関係を管理することを特徴とする、請求の範囲第1項〜第34項のいずれか1項に記載の電子メールシステム。
- 該識別情報を入力して該電子メールもしくは当該電子メールに関係する該音声情報を特定する識別情報入力部(43)をそなえることを特徴とする、請求の範囲第35項記載の電子メールシステム。
- 該第2情報端末(40)の利用者に対して該音声によるガイダンスを行なう音声ガイダンス提供部(24)をそなえることを特徴とする、請求の範囲第1項〜第36項のいずれか1項に記載の電子メールシステム。
- 該第1情報端末(70)もしくは該第2情報端末(40)の利用者に対して
ガイダンスを示すウェブページを提供しうるウェブガイダンス提供部(13)をそなえることを特徴とする、請求の範囲第1項〜第37項のいずれか1項に記載の電子メールシステム。 - 音声情報とテキスト情報とを送受信する第1情報端末(70)と、音声情報とテキスト情報とをそれぞれ異なる方式で送受信する第2情報端末(40)と、該第1情報端末(70)および該第2情報端末(40)と通信可能に接続され、該第1情報端末(70)と該第2情報端末(40)との間において、少なくともテキスト情報を含む電子メールを送信する電子メール送信方法であって、
当該電子メールに含まれるテキスト情報を該第2情報端末(40)に通知する通知ステップと、
前記電子メールに関する音声情報を保存する保存ステップと、
該電子メールと該電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理ステップとをそなえることを特徴とする、電子メール送信方法。 - 音声情報とテキスト情報とを送受信する第1情報端末(70)と、音声情報とテキスト情報とをそれぞれ異なる方式で送受信する第2情報端末(40)と、該第1情報端末(70)および該第2情報端末(40)と通信可能に接続され、該第1情報端末(70)と該第2情報端末(40)との間で送受信される、少なくともテキスト情報を含む電子メールを管理する情報処理装置であって、
当該電子メールに含まれるテキスト情報を該第2情報端末(40)に通知するテキスト情報通知部(21)と、
前記電子メールに関する音声情報を保存しうる音声情報保存部(23)と、
該電子メールと該電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理部(19)とをそなえることを特徴とする、情報処理装置。 - 音声情報とテキスト情報とを送受信する第1情報端末(70)と、音声情報とテキスト情報とをそれぞれ異なる方式で送受信する第2情報端末(40)と、該第1情報端末(70)および該第2情報端末(40)と通信可能に接続され、該第1情報端末(70)と該第2情報端末(40)との間で送受信される、少なくともテキスト情報を含む電子メールを管理するための機能をコンピュータに実行させるための電子メール管理プログラムであって、
当該電子メールに含まれるテキスト情報を該第2情報端末(40)に通知するテキスト情報通知部(21)と、
前記電子メールに関する音声情報を保存しうる音声情報保存部(23)と、
該電子メールと該電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理部(19)として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、電子メール管理プログラム。 - 音声情報とテキスト情報とを送受信する第1情報端末(70)と、音声情報とテキスト情報とをそれぞれ異なる方式で送受信する第2情報端末(40)と、該第1情報端末(70)および該第2情報端末(40)と通信可能に接続され、該第1情報端末(70)と該第2情報端末(40)との間で送受信される、少なくともテキスト情報を含む電子メールを管理するための機能をコンピュータに実行させるための電子メール管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
該電子メール管理プログラムが、
当該電子メールに含まれるテキスト情報を該第2情報端末(40)に通知するテキスト情報通知部(21)と、
前記電子メールに関する音声情報を保存しうる音声情報保存部(23)と、
該電子メールと該電子メールに関係する音声情報との対応関係を管理する管理部(19)として、該コンピュータを機能させることを特徴とする、電子メール管理プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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