JPWO2002082280A1 - 不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法、そのプログラム、そのプログラム記録装置、および、そのプログラム記録媒体 - Google Patents

不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法、そのプログラム、そのプログラム記録装置、および、そのプログラム記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JPWO2002082280A1
JPWO2002082280A1 JP2002586273A JP2002586273A JPWO2002082280A1 JP WO2002082280 A1 JPWO2002082280 A1 JP WO2002082280A1 JP 2002586273 A JP2002586273 A JP 2002586273A JP 2002586273 A JP2002586273 A JP 2002586273A JP WO2002082280 A1 JPWO2002082280 A1 JP WO2002082280A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
program
medium
application program
type
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002586273A
Other languages
English (en)
Inventor
成和 中山
成和 中山
淳一 谷口
淳一 谷口
Original Assignee
イーディーコントライブ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イーディーコントライブ株式会社 filed Critical イーディーコントライブ株式会社
Publication of JPWO2002082280A1 publication Critical patent/JPWO2002082280A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F21/00Security arrangements for protecting computers, components thereof, programs or data against unauthorised activity
    • G06F21/10Protecting distributed programs or content, e.g. vending or licensing of copyrighted material ; Digital rights management [DRM]
    • G06F21/12Protecting executable software
    • G06F21/121Restricting unauthorised execution of programs
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F12/00Accessing, addressing or allocating within memory systems or architectures
    • G06F12/14Protection against unauthorised use of memory or access to memory
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/12Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark
    • G11B19/122Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark involving the detection of an identification or authentication mark
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • G11B20/00094Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving measures which result in a restriction to authorised record carriers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00086Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy
    • G11B20/00731Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving a digital rights management system for enforcing a usage restriction
    • G11B20/0084Circuits for prevention of unauthorised reproduction or copying, e.g. piracy involving a digital rights management system for enforcing a usage restriction wherein the usage restriction can be expressed as a specific time or date

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Technology Law (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

不正コピーを行なっても、この不正コピーにより作り出された複製品が、使用できなくなるようにする、不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法を提供することを目的とするもので、使用中の記録媒体の種別が、アプリケーションプログラムに書き込まれている正規媒体の種別と同じであれば、使用中の記録媒体は真正品であり、主プログラムの正規の実行を行なうが、真正品とは異なる種別の記録媒体にコピーされた不正複製品であれば、不同一処理プログラムの実行を行なう。

Description

技術分野
この発明は、不正に複製されたゲーム等のアプリケーションプログラムの実行を防止する方法、その実行防止に用いられるプログラム、そのプログラムの記録装置、および、そのプログラムが記録された記録媒体に関するものである
背景技術
ゲーム等のアプリケーションプログラムは、専門のプログラマ等により、時間と費用をかけて開発されており、その著作権は法的にも保護されている。このゲーム等のアプリケーションプログラムが記録されたCD−ROM等の記録媒体は、一般に有償で提供されており、対価を支払うことにより入手されたCD−ROM等の記録媒体の使用については、その記録媒体その物のみを使用する限り、何等問題がない。しかし、最近、ユーザによる記録が可能なCD−R等の記録媒体に、このCD−ROMの内容をコピーして使用する、不正使用が行われており、悪質な場合は、1枚のCD−ROMから、何枚ものCD−Rにコピーして使用する等、著作権の保護がないがしろにされている。そこで、このようなコピーを防止するための技術が、多方面に渡って、研究、開発され、実用化されている。
しかしながら、このようなコピーを防止するための技術も完全とはいえず、これらのコピーを防止する技術を無効にする方策が出現しており、そのため、不正コピーを完全に防止することは困難となっている。そこで、発想を転換して、仮に不正にコピーされても、この不正コピーにより作り出された複製品が、使用できなくなるようにすれば、不正コピーが意味をなさなくなり、最終的には不正コピーをしないようにユーザを仕向けることができるのではないかと考えられる。
そこでこの発明は、このような考えに基づいてなされたものであって、不正コピーを行なっても、この不正コピーにより作り出された複製品が、使用できなくなるようにする、不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法、その実行防止に用いられるプログラム、そのプログラムの記録装置、および、そのアプリケーションプログラムが記録された記録媒体を提供しようとするものである。
発明の開示
最近最も多い不正コピーの方法は、CD−ROMに書き込まれているアプリケーションプログラムを、CD−Rにコピーする方法である。この場合、真正品の媒体種別は、CD−ROMであるのに対して、不正コピーにより複製された記録媒体は、CD−Rであり、真正品と不正複製品とでは、媒体種別が異なっている。
また、一般に、CD−ROM等の記録媒体に書き込まれたアプリケーションプログラムを、その記録媒体の再生装置を備えたコンピュータで実行する場合、そのコンピュータの有するOS(オペレーティングシステム)は、実行中のプログラムが書き込まれている記録媒体を、BIOS(ベーシックインプットアウトプットシステム)や、その記録媒体の再生装置を制御するドライバ等を介して、検知、管理している。そのため、実行中のコンピュータ上で、API(アプリケーションプログラムインターフェイス)等を介して、OSに対して、実行中のアプリケーションプログラムが書き込まれている記録媒体が何であるかを問い合わせることにより、コンピュータで使用中の記録媒体の種別を返答してもらうことができる。
そこで、これらの点に注目して、まず、アプリケーションプログラムを複製する権限を有する者の許諾の下で、このアプリケーションプログラムが正規に書き込まれる記録媒体の種別である正規媒体の種別を、このアプリケーションプログラムに含ませておく。即ち、真正品には、正規媒体の種別を書き込んでおく。その上で、コンピュータが、アプリケーションプログラムの書き込まれている記録媒体を実行の際、この実行中のアプリケーションプログラムの書き込まれている記録媒体の種別である使用中媒体の種別を上記の仕組により入手し、この入手した使用中媒体の種別と、アプリケーションプログラムに書き込まれている正規媒体の種別とが同一か否かを見ることにより、稼動中の記録媒体が真正品かそうでないかを判断できる。この観点からなされたのが、本発明である。
本発明の不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法は、具体的には、以下のような方法である。
即ち、アプリケーションプログラムが主プログラムと、これに先立って実行される先行プログラムにより構成されており、
コンピュータが、先行プログラムにより、
現在実行中のアプリケーションプログラムが書き込まれている記録媒体の種別である使用中媒体の種別を検知すると共に、
アプリケーションプログラムに含まれている情報であって、アプリケーションプログラムの書き込みが正規になされた記録媒体の種別情報である正規媒体の種別を読出して、
この読み出された正規媒体の種別と、検知された使用中媒体の種別とが同一の場合は、主プログラムの正規の実行を行ない、同一でない場合は、先行プログラムに含まれた不同一処理プログラムの実行を行なうことを特徴とする不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法である。
本発明の不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法は、アプリケーションプログラムが書き込まれた真正品の記録媒体とは異なる種別の記録媒体に、不正にコピーされた不正複製品の実行防止方法である。第1図のフローチャートの実線で示された部分が、本発明の不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法を説明した部分である。尚、図中、Sはステップ番号を表す(本明細書において以下同様とする)。このアプリケーションプログラムは、主プログラムと、これに先立って実行される先行プログラム、および、正規媒体の種別情報とで構成されている。第1図において、このアプリケーションプログラムが書き込まれた記録媒体を、この記録媒体の再生装置を備えたコンピュータで実行すると、先行プログラムが実行され、この先行プログラムにより、次の動作が行なわれる。まず、コンピュータで使用中の媒体の種別である使用中媒体の種別の検知が行なわれる(S1)。次に、アプリケーションプログラムに書き込まれている正規媒体の種別を読み出す(S2)。そして、検知された使用中媒体の種別と読み出された正規媒体の種別の同一性を判断し(S3)、同一であれば(S4)、主プログラムの正規の実行を行ない(S5)、同一でなければ(S4)、不同一処理プログラムの実行を行なう(S6)。即ち、記録媒体が真正品であれば、使用中媒体の種別と正規媒体の種別が同一であるので、主プログラムの正規の実行を行なうが、記録媒体が、真正品と異なる記録媒体にコピーされた不正複製品であれば、使用中媒体の種別と正規媒体の種別が同一でないので、不同一処理プログラムの実行を行なう。
上記の不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法では、上述したように、使用中の記録媒体の種別が、アプリケーションプログラムに書き込まれている正規媒体の種別と同じであれば、使用中の記録媒体は真正品であり、主プログラムの正規の実行を行なうが、真正品とは異なる記録媒体にコピーされた不正複製品であれば、不同一処理プログラムの実行を行なう。従って、不同一処理プログラムの内容として、主プログラムを実行しないようにすることにより、真正品と異なる記録媒体に不正コピーされた不正複製品の使用を防止することが出来る。
次に、上記の不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法に用いられるプログラムについて説明する。
第1の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムは、主プログラムと共にアプリケーションプログラムを構成し、主プログラムに先立って実行される先行プログラムであって、
コンピュータで現在実行中のアプリケーションプログラムが書き込まれている記録媒体の種別である使用中媒体の種別を検知する、検知機能と、
アプリケーションプログラムに含まれている情報であって、アプリケーションプログラムの書き込みが正規になされた記録媒体の種別情報である正規媒体の種別を読み出す、読出機能と、
この読み出された正規媒体の種別と、検知された使用中媒体の種別とが同一の場合は、主プログラムの正規の実行を行ない、同一でない場合は、先行プログラムに含まれた不同一処理プログラムの実行を行なう判断機能と、
をコンピュータにおいて実現させるための不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムである。
第2図は、上記のアプリケーションプログラムの構成を示す。第2図において、このアプリケーションプログラム1は、前述したように、主プログラム2と、これに先立って実行される先行プログラム3により構成されている。そして、先行プログラム3は、検知機能実現プログラム4、読出機能実現プログラム5、判断機能実現プログラム6、および、不同一処理プログラム8で構成されている。また、アプリケーションプログラム1には、情報として、正規媒体の種別7が書き込まれている。この内、先行プログラムの実行により、上述の不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法が実現される。即ち、第1図において、アプリケーションプログラム1が書き込まれた記録媒体が、この記録媒体の再生装置を備えたコンピュータで実行されると、まず、検知機能実現プログラム4の実行により、コンピュータで現在実行中のアプリケーションプログラム1の記録媒体の種別である使用中媒体の種別の検知が行なわれ(S1)、読出機能実現プログラム5の実行により、アプリケーションプログラム1に書き込まれている正規媒体の種別が読み出される(S2)。そして、判断機能実現プログラム6の実行により、検知された使用中媒体の種別と読み出された正規媒体の種別の同一性が判断され(S3)、同一であれば(S4)、主プログラムの正規の実行が行なわれ(S5)、同一でなければ(S4)、不同一処理プログラムの実行が行なわれる(S6)。
このように、上記の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムによれば、上述の不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法が実現できる。
第2の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムとして、コンピュータで現在実行中のアプリケーションプログラムが書き込まれている記録媒体から読出しを行う、コンピュータに備えられた使用中媒体の読出制御部に対して、この読出しを行う記録媒体に関連する各種情報を取得するコマンドを出力するとともに、このコマンドに対する使用中媒体の読出制御部からの応答内容に基づいて、使用中媒体の種別を判定する機能を備えさせて、上述の検知機能を実現させるためのプログラムとすることが実用的である。
この不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムによれば、使用中媒体の読出制御部に対して、記録媒体に関連する各種情報を取得するコマンドを出力してこのコマンドに対する使用中媒体の読出制御部からの応答内容に基づいて、使用中媒体の種別を判定するので、使用中媒体の種別を正確に検知することができる不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法が実現できる。
また、上記の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムにおいて、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、または、DVD+RWの各媒体の検知を行なう具体的な方法として、これらの媒体にに備えられた、ATIP(Absolute Time In Pregroove)の有無を検知する機能を検知機能に備えることが推奨される。
即ち、第3の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムとして、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、または、DVD+RWの各媒体に備えられたATIPを検知することで、これらの各媒体を検知する機能を備えた検知機能を実現させるためのプログラムとする。
前述したように、不正コピーを行なうための記録媒体として、多くの場合に、CD−Rが使用され、CD−Rの再生は、CD−ROMと全く同様に行なわれることから、CD−RとCD−ROMとを判別する必要がある。そのため、検知機能に、CD−ROMには存在せず、CD−Rにのみ存在するATIPを検知する機能を保有させることが推奨される。ATIPとは、上述の通り、Absolute Time In Pregrooveのことであり、CD−Rに追記を行なう際に用いられる記録位置を時間で表したデータであり、CD−Rに刻まれた溝(Pregroove)の側壁をウォブルして記録されている。CD−ROM等のCDには、この溝(Pregroove)がなく、従って、ATIPも存在しない。CD−Rの記録および再生を行なうCD−Rドライブはもちろん、CD−ROMやCD−Rの再生のみに用いられる最近のCDドライブでは、このATIPを検知することができる。このATIPは、CD−Rのみならず、CD−RW、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、及び、DVD+RWにも備えられているので、これらの媒体に対しても、その検知用として、ATIPを検知する機能を検知機能に保有させることが推奨される。DVD−ROMにもCD−ROMと同様にATIPは存在しないため、CD−ROMと同様のことがいえる。
この不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムによれば、CD−ROMには存在せず、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、または、DVD+RWにのみ存在するATIPを検知することにより、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、または、DVD+RWと、CD−ROMとを正確に判別することができる。DVD−ROMの場合も、同様である。
ところで、上記の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムにおいて、判断機能により、正規媒体の種別と使用中媒体の種別との同一性判断ができない場合の処置機能を追加するのが好ましい。
即ち、第4の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムとして、検知機能により使用中媒体の種別が正確に検知できないときは、主プログラムの正規の実行を行なう機能を備えた判断機能を実現させるためのプログラムとする。
この不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムは、次のような問題に対処するために、考えられたものである。
上記の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムの検知機能が、使用中媒体の種別を検知するには、アプリケーションプログラムを実行しているコンピュータに備えられている媒体再生装置の使用中媒体の種別を検知する手段の検知機能を利用している。例えば、CD−ROMの場合、CD−ROMドライブは、CD−ROMの検知機能を備えている。このCD−ROMドライブは、CD−ROMのみならず、CD−Rも読み取り可能であるが、最近では大半のCD−ROMドライブに、再生中の記録媒体がCD−Rであることを検知できる上述したような機能が備えられている。しかし、一部のCD−ROMドライブには、この機能が備えられていないため、この場合には、CD−ROMドライブは再生中の記録媒体がCD−Rの場合でも、CD−Rであることを検知できない。そこでこのままでは、検知機能による使用中媒体の種別の検知が正確にできないことになりCD−ROMかCD−Rかは判明できず、従って判断機能による正規媒体の種別と使用中媒体の種別との同一性判断が正確にできないことから、例え、使用中の記録媒体が真正品のCD−ROMの場合でも、主プログラムの正規の実行が行なわれない。そのため、使用者から苦情が出ることになるが、このような事態を避けるため、CD−ROMドライブに、再生中の記録媒体がCD−Rであることを検知できる機能が備えられていない場合、即ち、使用中媒体の種別検知が正確にできない場合には、主プログラムの正規の実行を行なわせる。これは、他の種類の媒体の場合にも生じ得ることである。
第1図において、イの部分が、この機能を実現するための部分である。即ち、S1とS2との間にS7を挿入し、使用中媒体の種別検知が正確にできない場合には(S7)、主プログラムの正規の実行を行なう(S5)。
この不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムによれば、使用中媒体の種別検知が正確にできない場合には、使用中媒体が真正品である場合もない場合も主プログラムの正規の実行を行なうので、真正品を用いているにもかかわらず使用できないという使用者から苦情が出ることを防止することができる。
第5の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムとして、不同一処理プログラムを、使用中媒体が真正品でないことを表示して主プログラムの正規の実行を行なわない機能を実現するためのプログラムとしてもよい。
第3図は、このプログラムのフローチャートである。第3図において、使用中媒体が真正品でないことの表示を行なった上で(S11)、主プログラムの正規の実行をしないで終了する。
このようにすることにより、使用者に使用中媒体が真正品でないことを警告して、不正コピーや、そのようにして作成された不正複製品の使用を止めるように促すことが出来る。
第6の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムとして、不同一処理プログラムを、使用中媒体が真正品でないことを表示して、尚、主プログラムの正規の実行を行なう機能を実現するためのプログラムとしてもよい。
第4図は、このプログラムのフローチャートである。第4図において、使用中媒体が真正品でないことの表示を行なった上で(S12)、主プログラムの実行を行なう(S13)。
このようにすることにより、使用者に使用中媒体が真正品でないことを警告して、尚、主プログラムの正規の実行を行なうことにより、使用者に不正複製品を使用することの後ろめたさを実感させ、最終的には、不正コピーや、そのようにして作成された不正複製品の使用を止めるように促すことが出来る。
第7の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムとして、正規媒体の種別と使用中媒体の種別とが同一でない場合は、最初の使用から一定期間は主プログラムの正規の実行をするものの、その期間を経過すると、主プログラムの正規の実行をしないようにする方法が考えられる。
即ち、不同一処理プログラムを、アプリケーションプログラムが最初に実行された日から一定期間のみ主プログラムの実行を行ない、その後は、使用中媒体が真正品でないことを表示して主プログラムの実行を行なわない機能を実現するためのプログラムとする。
この不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムは、次のような問題に対処するために、考えられたものである。
一部のマニアにおいて、正規に製作された真正品を購入してアプリケーションプログラムを入手し、真正品とは異なる記録媒体に不正にコピーして不正複製品を作成すると共に、この不正複製品が正常に実行できることを確認した後、真正品を売却することが行なわれている。このようなことをされると、著作権の保護は、有名無実となってしまうことから、これを防止する必要があり、そのために考えられたのが、この不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムである。
第4図は、このプログラムのフローチャートである。第4図において、アプリケーションプログラムの実行日が、最初に実行された日から一定期間内にあるか否かの判断を行ない(S14)、一定期間内であれば(S15)、主プログラムの正規の実行を行ない(S16)、そうでなければ(S15)、使用中媒体が真正品でないことの表示を行なって(S17)、主プログラムの正規の実行を行なわないで終了する。
このようにすることにより、使用者は、正規に製作された真正品を手放した後に、不正にコピーした複製品が使用できなくなることになり、不正にコピーして複製品を作成して使用することに対する反省の機会を与えることが出来、不正コピーや、そのようにして作成された不正複製品の使用を止めるように促すことが出来る。
上述の各不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムを含んだアプリケーションプログラムを記録した記録媒体は、このアプリケーションプログラムを複製する権限を有する者の許諾の下で、このアプリケーションプログラムが正規に書き込まれるべき記録媒体に記録する装置を用いることにより、作成することができる。
この装置としては、例えば、正規に書き込まれるべき記録媒体の種別である正規媒体の種別がCD−ROMの場合、マスタプレス金型を用いてディスクをプレスする等の、一般的なCD製作用のディスク製作装置がある。
このような、プログラムを記録媒体に記録する不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラム記録装置によれば、プログラムを記録媒体に記録する不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムを記録した記録媒体を製作することができる。
また、上述の各不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムを含んだアプリケーションプログラムを記録した記録媒体を、上記の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラム記録装置により、製作することができる。
この上述の各不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムを含んだ不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラム記録媒体によれば、この記録媒体、即ち、不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムが記録された記録媒体から、その記録媒体に記録されているプログラムを、その記録媒体と異なる種別の記録媒体に不正にコピーされても、この不正にコピーされた不正複製記録媒体の使用を防止することができる。
上述の各不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムを含んだ不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラム記録媒体として、FD、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、MO、MD、HDD、半導体でなる記録記録媒体、または、コンピュータ内に仮想的に構成されたこれらのデバイスを用いることができる。
発明を実施するための最良の形態
次に、本発明を実施するための最良の形態につき、図面に基づき詳しく説明する。本発明は、上述したように、最近最も多い不正コピーの方法が、CD−ROMに書き込まれているアプリケーションプログラムを、CD−Rにコピーするという、真正品とは異なる種別の記録媒体にコピーする点に注目して、アプリケーションプログラムに真正品の媒体種別を書き込んでおき、このアプリケーションプログラムが真正品の記録媒体から不正にコピーされたとしても、コピーにより複製された記録媒体の種別が、真正品の記録媒体の種別と異なることを利用して、不正コピーにより複製された記録媒体を使用できないようにするものである。
本実施例では、真正品がCD−ROMであり、このCD−ROMに書き込まれているアプリケーションプログラムを不正にCD−Rにコピーして不正複製した場合を考える。第6図は、本実施例の概念を説明した説明図である。真正品のCD−ROMには、主プログラムと、これに先立って実行される先行プログラム、および、正規媒体の種別(CD−ROM)情報とで構成されるアプリケーションプログラムが記録されている。このアプリケーションプログラムをそのままそっくりCD−Rにコピーしたのが、不正複製されたCD−Rである。
第6図において、真正品のCD−ROMをコンピュータで実行すると、先行プログラムにより、使用中媒体の種別が検知される。この場合、使用中媒体の種別はCD−ROMであり、正規媒体の種別もCD−ROMであるから、使用中媒体の種別と正規媒体の種別とは同一であり、主プログラムが実行される。しかし、不正複製されたCD−Rをコンピュータで実行すると、先行プログラムにより、検知される使用中媒体の種別がCD−Rであり、正規媒体の種別のCD−ROMと異なるので、使用中媒体の種別と正規媒体の種別とは同一でなく、主プログラムは実行されない。
第7図は、本実施例における、真正品のCD−ROM、または、不正複製されたCD−Rに記録されているアプリケーションプログラムを実行するためのコンピュータのハードウェア構成を示したものであり、制御用のファームウェアを備えたCD−ROMドライブ11、I/O制御部12、CPU13、メモリ14、キーボードやマウスなどの入力装置15、および、ディスプレイ16で構成されている。アプリケーションプログラムがゲーム等の場合には、特殊な入力装置が用いられる場合もある。これらの各構成要素間は、図示するような各種信号ラインで接続されている。I/O制御部12とCD−ROMドライブ11との間は、IDE(Integrated Device Electronics)インターフェイスで接続されている。また、CD−ROMドライブ11は、記録媒体としてCD−Rが装填された場合に、CD−Rに備えられたATIPの有無を検知するハードウェアを備えている。また、コンピュータのメモリ14には、コンピュータが動作するのに必要なOSやOSが管理するカレンダー時計、あるいは、CD−ROMドライブ11とIDEインターフェイスを介して指令や応答の授受を行なうためのATAPI(AT attachment Packet Interface)ドライバが備えられている。
第8図は、本実施例における、各ソフトウェアとCD−ROMドライブ11との対応関係を示した説明図である。CD−ROMドライブ11には、制御用のCD−ROMドライブハードウェア31およびファームウェア32が備えられている。またメモリ14上には、上記のOS34やATAPIドライバ33が備えられている。CD−ROMドライブ11には、アプリケーションプログラム21が記録されたCD−ROM、または、CD−Rが装填される。また、このアプリケーションプログラム21は、上述の通り、主プログラム22と、これに先立って実行される先行プログラム23、および、正規媒体の種別(CD−ROM)情報24とで構成されている。これらのプログラムや情報は、CD−ROMドライブ11の装填されたCD−ROM、または、CD−Rから必要に応じて読み出され、メモリ上に展開される。第8図の各コンポーネント間では、図示されているような指令や応答が行なわれる。
尚、CD−ROMドライブ11においては、前述したように、CD−ROMもCD−Rも共に読み出すことができ、この場合は、CD−ROMドライブ11における記録媒体の種別検知は、いずれもCDとなる。そして、CD−ROMドライブ11にCD−RのATIPを検知する手段がある場合に限って、CD−Rの場合のみ、このATIPを検知することにより、CD−Rであることが分かる。つまり、CDの場合は、ATIPの検知がされないことで、CD−ROMであることが分かる。しかし、CD−ROMドライブにCD−RのATIPを検知する手段がない場合もあり、この場合は、ATIPの検知手段があるのに使用中の記録媒体がCD−RでないためATIPの検知がされないのか、あるいは、ATIPの検知手段がないので、ATIPの検知ができないのか不明となり、CD−ROMかCD−Rかが判別できず、これが原因で真正品であるにもかかわらずアプリケーションプログラムの実行ができなくなる問題が起き得る。そこで、まずCDである旨の検知を行ない、その後、当該CD−ROMドライブがCD−Rの検知が可能か否かをチェックし、この検知が可能である場合のみ、使用中の記録媒体の種別がCD−ROMかCD−Rかの判別を行ない、この判別が可能でない場合は、使用中の記録媒体が真正品か不正複製品かの判別は行なわずに、真正品とみなして処理することにすれば、上記の問題はひとまず解決できる。即ち、このようにすることにより、CD−ROMドライブにCD−RのATIPを検知する手段を備えていないことにより、真正品であるにもかかわらず、アプリケーションプログラムの実行ができなくなる不都合を解消すると共に、このような不都合に基づく苦情が出ることを防止できる。この場合、不正複製品であっても、アプリケーションプログラムの実行ができることになるが、最近では、CD−RのATIPを検知する手段を備えていないCD−ROMドライブは、CD−ROM全体に占める割合が小さく、上記の苦情が出ることを考えると、妥当な処置といえる。本実施例は、このような観点から構成されている。
次に、本実施例につき、CD−ROMまたはCD−Rが、コンピュータのCD−ROMドライブ11に装填されて、CD−ROMまたはCD−Rに記録されているアプリケーションプログラム21をコンピュータが実行する場合の動作について、第7図から第10図を基に説明する。第9図および第10図は、この動作を表したフローチャートである。
第7図の入力装置から、アプリケーションプログラム21の起動指示がOS34に対してなされると、第8図において、CD−ROMまたはCD−Rに記録されているアプリケーションプログラム21の先行プログラム23が読み出され、メモリ14に格納されると共に、この先行プログラム23により、OSに指令を発することにより、あるいは、OSから応答を受けることにより、コンピュータは、CD−ROMドライブ11とのコミュニケーションを行なう。
第9図において、まず、先行プログラム23により、使用中媒体の種別の検知が指示され、CDか否かがチェックされる(S21)。CDでなければ、処理を終了する。CDであれば、CD−Rが検知可能か否かチェックされる(S22)。可能でなければ、主プログラム22が実行される(S28)。可能であれば、使用中媒体の種別がCD−Rか否かがチェックされる(S23)。CD−Rでなければ、使用中媒体の種別がCD−ROMとされ(S24)、CD−Rであれば、使用中媒体の種別がCD−Rとされる(S31)。次に、正規媒体の種別24をアプリケーションプログラム21から読出(S25)、使用中媒体の種別と正規媒体の種別24との同一性が判断される(S26)。同一であれば、主プログラム22が実行される(S28)。同一でなければ、不同一処理プログラムの1種であり、先行プログラム23に含まれている一定期間実行許可プログラムが実行される(S32)。即ち、正規媒体の種別24はCD−ROMであり、使用中媒体の種別が真正品の場合はCD−ROMであるので、この場合は使用中媒体の種別と正規媒体の種別24とが同一であり、主プログラム22が実行される。しかし、使用中媒体の種別が不正複製品の場合は、CD−Rであるので、この場合は使用中媒体の種別と正規媒体の種別24とが同一でなく、一定期間実行許可プログラムが実行される。
この一定期間実行許可プログラムは、使用中媒体の種別がCD−Rの場合は、不正複製品であるので、本来なら、主プログラム22が実行されないようにするのが筋であるが、あえて、一定期間のみ、主プログラム22が実行されるようにすると共に、最初に実行するようにした日から一定期間経過した時点で、主プログラム22が実行されないようにする。
この一定期間実行許可プログラムを使用するには、アプリケーションプログラム21を実行するコンピュータのメモリ14に、当該アプリケーションプログラム21の一定期間実行許可年月日を記入できるエリアを確保しておく。また、先行プログラム23内に、例えば、3日等の不正複製品に対する実行を許可する実行許可期間を情報として保持させておく。
第10図は、この一定期間実行許可プログラムによる動作を表したフローチャートである。第10図において、まず、コンピュータのメモリ14内の、当該アプリケーションプログラム21の一定期間実行許可年月日エリアへの記入の有無がチェックされ(S41)、記入がなければ(S42)、最初に実行を許可する年月日がこのエリアへ記入された後(S43)、記入があれば(S42)、S43が飛ばされて次に進む。即ち、先行プログラム23内から実行許可期間が読み出されると共に(S44)、実行日当日の年月日が、コンピュータの備えるカレンダー時計から読み出され(S45)、一定期間実行許可年月日と、実行日当日の年月日から、実行日当日が実行許可期間内にあるか否かがチェックされ(S46)、実行許可期間内にあれば(S47)、主プログラムの実行が行なわれ(S48)、実行許可期間内になければ(S47)、使用中媒体が真正品でないことが、コンピュータのディスプレイ16に表示されて(S49)、主プログラムの実行が行なわれることなく終了する。
上記のような一定期間実行許可プログラムを用いるのは、前述したように、一部のマニアにおいて、正規に製作されたCD−ROMを購入してアプリケーションプログラムを入手し、真正品であるCD−ROMとは異なるCD−Rに不正にコピーして不正複製品を作成すると共に、この不正複製品が正常に実行できることを確認した後、真正品であるCD−ROMを売却することが行なわれているが、このようなことをされると、著作権の保護は、有名無実となってしまうことから、これを防止するためである。このようにすることにより、使用者は、正規に製作された真正品を手放した後に、不正にコピーした複製品が使用できなくなることになり、不正にコピーして複製品を作成して使用することに対する反省の機会を与えることが出来、不正コピーや、そのようにして作成された不正複製品の使用を止めるように促すことが出来る。
上記の本実施例では、使用中媒体の種別と正規媒体の種別24との同一性を判断し、同一でなければ、不同一処理プログラムとして、一定期間実行許可プログラムを実行しているが、この場合に、このようにしないで、不同一処理プログラムとして、使用中媒体が真正品でないことをコンピュータのディスプレイ16に表示した上で、主プログラムの実行をしないで終了するようなプログラムを実行してもよい。
この場合には、アプリケーションプログラムが書き込まれた使用中の記録媒体の種別が、アプリケーションプログラムに書き込まれている正規媒体の種別と同じであれば、使用中の記録媒体は真正品であり、主プログラムの正規の実行を行なうが、真正品とは異なる記録媒体にコピーされた不正複製品であれば、主プログラムの正規の実行を行なわない。従って、真正品と異なる記録媒体に不正コピーされた不正複製品の使用を防止することが出来る。
あるいは、不同一処理プログラムとして、使用中媒体が真正品でないことを、コンピュータのディスプレイ16に表示した上で、尚、主プログラムの実行を行なうようなプログラムを実行してもよい。
この場合には、使用者に使用中媒体が真正品でないことを警告して、尚、主プログラムの正規の実行を行なうことにより、使用者に不正複製品を使用することの後ろめたさを実感させ、最終的には、不正コピーや、そのようにして作成された不正複製品の使用を止めるように促すことが出来る。
また、不同一処理プログラムの内容としては上述したものに限られず、不正コピーや、そのようにして作成された不正複製品の使用を止めるように促すことが出来るものであれば、いかなる内容のものでも良い。
また、上記の本実施例では、真正品のCD−ROMから不正にコピーされた不正複製品のCD−Rが使用されている場合の、このCD−Rの検知方法として、CD−ROMには存在せず、CD−Rには存在するATIPを検知する方法を用いているが、この方法は、不正複製品がCD−R以外に、CD−RW、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、または、DVD+RWの場合にも用いることができる。また真正品がDVD−ROMの場合もCD−ROMの場合と同様である。
また、使用中の媒体の種別を判定する方法として、第8図において、まず、アプリケーションプログラム21の先行プログラム23が、OS34及びATAPIドライバ33を介して、使用中の媒体に記録されている情報を読み出すための制御を行なっているCD−ROMドライブのファームウェア32に対して、このCD−ROMドライブに装填されている媒体の情報を取得するためのコマンドを出力する。そして、ファームウェア32からの応答を、ATAPIドライバ33およびOS34を介して取得し、この応答内容に基いて使用中の媒体種別を判定する方法が考えられる。この応答としては、例えば、容量等のデータや、CD−ROMドライブの各コンポーネントの動作状態、或はコマンドに対する応答が不能な場合のエラー等が考えられる。第8図では、記録媒体としてCD−ROMまたはCD−Rを対象としているので、ATAPIドライバ33や、CD−ROMドライブのファームウェア32が用いられているが、これらを他のものに代えることによって、多様な記録媒体に対応することができる。
この方法によれば、記録媒体に関連する各種情報を取得するコマンドを出力してこのコマンドに対する応答内容に基づいて、使用中の媒体の種別を判定するので、使用中の媒体を正確に検知することができる。
また、上記の本実施例では、真正品がCD−ROMであり、不正複製品がCD−Rの場合を取り上げたが、真正品がCD−Rであり、不正複製品がCD−ROMの場合も考えられる。例えば、開発中の試作プログラムをCD−Rに記録して配布される場合があるが、このようなCD−Rを海外に持ち出して、マスタプレス金型を用いてディスクをプレスしてCD−ROMを不正複製した場合等でも、上記の本実施例と同様の理屈で、不正複製されたCD−ROMの実行を防止することができる。
上述の実施例では、記録媒体としては、CD−ROMとCD−Rを取り上げたが、これに限定されるものではなく、記録媒体としては、FD、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、MO、MD、HDD、半導体でなる記録媒体、または、コンピュータ内に仮想的に構成されたこれらのデバイスのいずれであっても、使用可能である。
産業上の利用可能性
本発明の不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法によれば、使用中の記録媒体の種別が、アプリケーションプログラムに書き込まれている正規媒体の種別と同じであれば、使用中の記録媒体は真正品であり、主プログラムの正規の実行を行なうが、真正品とは異なる記録媒体にコピーされた不正複製品であれば、不同一処理プログラムの実行を行なう。従って、不同一処理プログラムの内容として、主プログラムを実行しないようにすることにより、真正品と異なる記録媒体に不正コピーされた不正複製品の使用を防止することが出来る。
第1の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムによれば、上記の不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法が実現できる。
第2の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムによれば、使用中媒体の読出制御部に対して、記録媒体に関連する各種情報を取得するコマンドを出力してこのコマンドに対する使用中媒体の読出制御部からの応答内容に基づいて、使用中媒体の種別を判定するので、使用中媒体の種別を正確に検知することができる不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法が実現できる。
第3の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムによれば、CD−ROMには存在せず、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、または、DVD+RWに存在するATIPを検知することにより、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、または、DVD+RWと、CD−ROMとを正確に判別することができる。また、DVD−ROMの場合も、同様に判別することができる。
第4の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムによれば、使用中媒体の種別検知が正確にできない場合には、使用中媒体が真正品である場合もない場合も主プログラムの正規の実行を行なうので、真正品を用いているにもかかわらず使用できないという使用者から苦情が出ることを防止することができる。
第5の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムによれば、使用者に使用中媒体が真正品でないことを警告して、不正コピーや、そのようにして作成された不正複製品の使用を止めるように促すことが出来る。
第6の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムによれば、使用者に使用中媒体が真正品でないことを警告して、尚、主プログラムの正規の実行を行なうことにより、使用者に不正複製品を使用することの後ろめたさを実感させ、最終的には、不正コピーや、そのようにして作成された不正複製品の使用を止めるように促すことが出来る。
第7の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムによれば、使用者は、正規に製作された真正品を手放した後に、不正にコピーした複製品が使用できなくなることになり、不正にコピーして複製品を作成して使用することに対する反省の機会を与えることが出来、不正コピーや、そのようにして作成された不正複製品の使用を止めるように促すことが出来る。
上記の第1から第7の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムが正規に書き込まれるべき記録媒体に記録する装置によれば、上記の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムを記録した記録媒体を製作することができる。
上記の第1から第7の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムが正規に書き込まれるべき記録媒体から、その記録媒体に記録されているプログラムを、その記録媒体と異なる種別の記録媒体に不正にコピーされても、この不正にコピーされた不正複製記録媒体の使用を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法および不正複製アプリケーションプログラムのフローチャートである。
第2図は、本発明の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムを含むアプリケーションプログラムの構成図である。
第3図は、本発明の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムの不同一処理プログラムのフローチャート(1)である。
第4図は、本発明の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムの不同一処理プログラムのフローチャート(2)である。
第5図は、本発明の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラムの不同一処理プログラムのフローチャート(3)である。
第6図は、本実施例の概念を説明した説明図である。
第7図は、本実施例におけるアプリケーションプログラムを実行するコンピュータのハードウェア構成図である。
第8図は、本実施例における、各ソフトウェアとCD−ROMドライブとの対応関係を示した説明図である。
第9図は、本実施例の動作を表したフローチャート(1)である。
第10図は、本実施例の動作を表したフローチャート(2)である。

Claims (11)

  1. アプリケーションプログラムが主プログラムと、これに先立って実行される先行プログラムにより構成されており、
    コンピュータが、前記先行プログラムにより、
    現在実行中の前記アプリケーションプログラムが書き込まれている記録媒体の種別である使用中媒体の種別を検知すると共に、
    前記アプリケーションプログラムに含まれている情報であって、前記アプリケーションプログラムの書き込みが正規になされた記録媒体の種別情報である正規媒体の種別を読出して、
    この読み出された正規媒体の種別と、前記検知された使用中媒体の種別とが同一の場合は、前記主プログラムの正規の実行を行ない、同一でない場合は、前記先行プログラムに含まれた不同一処理プログラムの実行を行なうことを特徴とする不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法。
  2. 主プログラムと共にアプリケーションプログラムを構成し、前記主プログラムに先立って実行される先行プログラムであって、
    コンピュータで現在実行中の前記アプリケーションプログラムが書き込まれている記録媒体の種別である使用中媒体の種別を検知する、検知機能と、
    前記アプリケーションプログラムに含まれている情報であって、前記アプリケーションプログラムの書き込みが正規になされた記録媒体の種別情報である正規媒体の種別を読み出す、読出機能と、
    この読み出された正規媒体の種別と、前記検知された使用中媒体の種別とが同一の場合は、前記主プログラムの正規の実行を行ない、同一でない場合は、前記先行プログラムに含まれた不同一処理プログラムの実行を行なう判断機能と、
    を前記コンピュータにおいて実現させるための不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラム。
  3. 前記コンピュータで現在実行中の前記アプリケーションプログラムが書き込まれている前記記録媒体から読出しを行う、前記コンピュータに備えられた使用中媒体の読出制御部に対して、この読出しを行う前記記録媒体に関連する各種情報を取得するコマンドを出力するとともに、このコマンドに対する前記使用中媒体の読出制御部からの応答内容に基づいて、前記使用中媒体の種別を判定する機能を、前記検知機能が備えてなる請求項2記載の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラム。
  4. CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、または、DVD+RWの各記録媒体に備えられたATIPを検知することで、これらの各前記記録媒体を検知する機能を、前記検知機能が備えてなる請求項2または3記載の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラム。
  5. 前記検知機能により前記使用中媒体の種別が正確に検知できないときは前記主プログラムの正規の実行を行なう機能を、前記判断機能が備えてなる請求項2から4のいずれか1項に記載の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラム。
  6. 前記不同一処理プログラムを、前記使用中媒体が真正品でないことを表示して前記主プログラムの正規の実行を行なわない機能を実現するためのプログラムとしてなる請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラム。
  7. 前記不同一処理プログラムを、前記使用中媒体が真正品でないことを表示して前記主プログラムの実行を行なう機能を実現するためのプログラムとしてなる請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラム。
  8. 前記不同一処理プログラムを、前記アプリケーションプログラムが最初に実行された日から一定期間のみ前記主プログラムの実行を行ない、その後は、前記使用中媒体が真正品でないことを表示して前記主プログラムの実行を行なわない機能を実現するためのプログラムとしてなる請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラム。
  9. 請求項2から請求項8のいずれか1項に記載のプログラムを記録媒体に記録する不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラム記録装置。
  10. 請求項2から請求項8のいずれか1項に記載のプログラムが記録された不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラム記録媒体。
  11. 前記記録媒体を、FD、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、MO、MD、HDD、半導体でなる記録媒体、または、前記コンピュータ内に仮想的に構成されたこれらのデバイスのいずれか一つとした、請求項10記載の不正複製アプリケーションプログラム実行防止プログラム記録媒体。
JP2002586273A 2001-04-05 2002-04-04 不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法、そのプログラム、そのプログラム記録装置、および、そのプログラム記録媒体 Pending JPWO2002082280A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001107260 2001-04-05
JP2001107260 2001-04-05
PCT/JP2002/003371 WO2002082280A1 (fr) 2001-04-05 2002-04-04 Procede pour interdire l'execution de programme d'application de copie non-autorisee, son programme, son appareil d'enregistrement de programmes et son support d'enregistrement de programmes

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2002082280A1 true JPWO2002082280A1 (ja) 2004-07-29

Family

ID=18959607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002586273A Pending JPWO2002082280A1 (ja) 2001-04-05 2002-04-04 不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法、そのプログラム、そのプログラム記録装置、および、そのプログラム記録媒体

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20040133519A1 (ja)
EP (1) EP1387280A1 (ja)
JP (1) JPWO2002082280A1 (ja)
KR (1) KR20040002893A (ja)
CN (1) CN100388243C (ja)
HK (1) HK1067427A1 (ja)
WO (1) WO2002082280A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003233949A (ja) * 2001-12-06 2003-08-22 Ricoh Co Ltd 書き込み可能型光ディスク、光ディスク書き込み装置、媒体判定用プログラム、記録媒体、プログラム読み取り方法、及び情報処理システム
JPWO2004109521A1 (ja) * 2003-06-06 2006-07-20 イーディーコントライブ株式会社 複製防止プログラム、そのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及び複製防止システム
US7533262B2 (en) * 2003-08-01 2009-05-12 Microsoft Corporation Media data protection
DE102006004240A1 (de) * 2006-01-30 2007-08-09 Siemens Ag Verfahren und Vorrichtung zum Nachweis einer Raubkopie
BRPI0807572A2 (pt) * 2007-02-23 2014-07-01 Panasonic Corp Sistema de processamento de dados de proteção de direitos autorais e dispositivo de reprodução
CN101632088B (zh) * 2007-02-23 2012-05-23 松下电器产业株式会社 著作权保护数据处理系统以及再现装置
US20110041188A1 (en) * 2008-05-02 2011-02-17 Invicta Networks, Inc Method and system for protection of computer applications and software products against unauthorized copying

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3604161B2 (ja) * 1993-03-31 2004-12-22 ソニー株式会社 違法コピー排除方法
JP3729421B2 (ja) * 1994-03-18 2005-12-21 富士通株式会社 不正使用防止方法及び不正使用防止システム
US5564038A (en) * 1994-05-20 1996-10-08 International Business Machines Corporation Method and apparatus for providing a trial period for a software license product using a date stamp and designated test period
JPH07325713A (ja) * 1994-05-31 1995-12-12 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 動作時間の制約つきソフトウェア実行方法
EP1016960A4 (en) * 1998-05-14 2002-04-03 Sega Enterprises Kk INFORMATION PROCESSOR, INFORMATION PROCESSING METHOD, INFORMATION RECORDING MEDIUM, AND INFORMATION PROCESSING SYSTEM
JP2000311436A (ja) * 1999-04-28 2000-11-07 Hitachi Ltd 再生装置
JP2001034469A (ja) * 1999-07-19 2001-02-09 Hitachi Ltd 自動アンインストール方法
US7032240B1 (en) * 1999-12-07 2006-04-18 Pace Anti-Piracy, Inc. Portable authorization device for authorizing use of protected information and associated method
US7057993B2 (en) * 2001-01-29 2006-06-06 Eastman Kodak Company Copy protection using multiple security levels on a programmable CD-ROM

Also Published As

Publication number Publication date
CN100388243C (zh) 2008-05-14
WO2002082280A1 (fr) 2002-10-17
EP1387280A1 (en) 2004-02-04
HK1067427A1 (en) 2005-04-08
KR20040002893A (ko) 2004-01-07
US20040133519A1 (en) 2004-07-08
CN1509437A (zh) 2004-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2970739B2 (ja) 光ディスクの再生制御方法
CA2622922C (en) Apparatus and method for monitoring and controlling access to data on a computer readable medium
EP1349058A1 (en) Method of recording data, recording medium and recording device
JP4928677B2 (ja) デジタルコンテンツの使用を制限する方法
JP2000207832A (ja) 情報信号複製制限方法、情報信号複製制御システムおよび情報信号記録装置
JPH05266575A (ja) 光ディスクのコピー防止方法、光ディスク及び光ディスク装置
JPWO2002082280A1 (ja) 不正複製アプリケーションプログラム実行防止方法、そのプログラム、そのプログラム記録装置、および、そのプログラム記録媒体
TW569207B (en) A recording method of optical disk
JP4145797B2 (ja) デジタルコンテンツの不正コピーを防止する装置及び方法
JP2007184038A (ja) レンタル用の情報記憶媒体、サーバ、これらを使用したレンタル方法
JP2001023299A (ja) プログラムの不正コピー防止方法及びその対策を施した情報記録媒体
JP4755990B2 (ja) 情報処理装置およびプログラム
JP2006522392A (ja) 光媒体保護ドライバ
JPH0831009A (ja) Cd−romディスク及び再生装置
JP2003316966A (ja) 記録媒体の販売方法、及び記録媒体の販売装置
JP2004110081A (ja) 識別情報の判別方法、情報サービス方法および情報サービスシステム
JP2004164777A (ja) 不正コピー判定機能付プログラムおよび同プログラムを記録した記録媒体
JP2001052431A (ja) 記録再生装置と記録再生方法とコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002532820A (ja) 違法コピーが不可能な光ディスクと当該ディスクからの読み取り方法
JPH05266574A (ja) 光ディスクの不正利用防止方法及び光ディスク装置
JP5217465B2 (ja) 光ディスクの判別方法、光ディスク装置およびプログラム
JP2001236655A (ja) 記録媒体及びその認証方法
JP2005032303A (ja) コピー防止光ディスクとそのためのプログラム
JPH0950373A (ja) 情報記憶媒体
JP2007115160A (ja) レンタル用の情報記憶媒体、サーバ、これらを使用したレンタル方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070911

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080205