JPS6036085B2 - 三相負荷時タツプ切換変圧器 - Google Patents
三相負荷時タツプ切換変圧器Info
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- JPS6036085B2 JPS6036085B2 JP3233378A JP3233378A JPS6036085B2 JP S6036085 B2 JPS6036085 B2 JP S6036085B2 JP 3233378 A JP3233378 A JP 3233378A JP 3233378 A JP3233378 A JP 3233378A JP S6036085 B2 JPS6036085 B2 JP S6036085B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は三角結線巻線を負荷時タップ切襖する三相負荷
時タップ切襖変圧器に関する。
時タップ切襖変圧器に関する。
三角結線巻線の負荷時タップ切換方式には負荷時タップ
切換装置を３台使用する第１図および第２図の両方式と
、２台使用する第３図の方式がある。
切換装置を３台使用する第１図および第２図の両方式と
、２台使用する第３図の方式がある。
第１図の方式は、高圧タップ巻線２が高圧主巻線部分Ｉ
Ａ，ＩＢの中央附近に同軸上に設けられ、電気的には高
圧主巻線部分ＩＡ、高圧タップ巻線２、高圧主巻線部分
ＩＢの順序に直列に接続される構造のもので、三相三角
結線巻線の負荷時タップ切換を行うのに各相当り１台、
合計３台の負荷時タップ切換装置３Ｕ，３Ｖ，３Ｗが必
要である。
Ａ，ＩＢの中央附近に同軸上に設けられ、電気的には高
圧主巻線部分ＩＡ、高圧タップ巻線２、高圧主巻線部分
ＩＢの順序に直列に接続される構造のもので、三相三角
結線巻線の負荷時タップ切換を行うのに各相当り１台、
合計３台の負荷時タップ切換装置３Ｕ，３Ｖ，３Ｗが必
要である。
この方式の巻線配置を第４図に示す。鉄心５に低圧巻線
４と、高圧主巻線部分ＩＡ，ＩＢおよび高圧タップ巻線
２からなる高圧巻線が同Ｄ状に巻回されるとともに、高
圧タップ巻線２は高圧主巻線部分ＩＡ，ＩＢと同軸上に
かつ両高圧主巻線部分ＩＡとＩＢ間に配置され、電気的
には高圧主巻線部分ＩＡ、高圧タップ巻線２、高圧主巻
線部分ＩＢの順序で直列に接続されている。この場合、
Ｕ，ｖ，．Ｗ三相とも巻線配置は対称であり、また、各
巻線の巻方向も同方向となる。なお、高圧巻線は互に並
列接続された上巻線区分６Ａと下巻線区分６Ｂからなる
上下並列構造の例として示されている（以下同様）。第
２図の方式は、高圧タップ巻線２が高圧主巻線１の巻線
端部に電気的に直列に接続され、各相Ｕ，Ｖ，Ｗの巻線
配置、および高圧主巻線１と高圧タップ巻線２の接続は
対称的な構造のものである。
４と、高圧主巻線部分ＩＡ，ＩＢおよび高圧タップ巻線
２からなる高圧巻線が同Ｄ状に巻回されるとともに、高
圧タップ巻線２は高圧主巻線部分ＩＡ，ＩＢと同軸上に
かつ両高圧主巻線部分ＩＡとＩＢ間に配置され、電気的
には高圧主巻線部分ＩＡ、高圧タップ巻線２、高圧主巻
線部分ＩＢの順序で直列に接続されている。この場合、
Ｕ，ｖ，．Ｗ三相とも巻線配置は対称であり、また、各
巻線の巻方向も同方向となる。なお、高圧巻線は互に並
列接続された上巻線区分６Ａと下巻線区分６Ｂからなる
上下並列構造の例として示されている（以下同様）。第
２図の方式は、高圧タップ巻線２が高圧主巻線１の巻線
端部に電気的に直列に接続され、各相Ｕ，Ｖ，Ｗの巻線
配置、および高圧主巻線１と高圧タップ巻線２の接続は
対称的な構造のものである。
この場合も三相三角結線の負荷時タップ切換を行なうの
に各相当り１台、合計３台の負荷時タップ切換装置３Ｕ
，３Ｖ，３Ｗが必要である。この方式の巻線配置を第５
図および第６図に示す。第５図では鉄心５に同Ｄ状に低
圧巻線４、高圧タップ巻線２および高圧主巻線１が巻線
され、高圧タップ巻線２は高圧主巻線１とは別個に同Ｄ
配置され、電気的には高圧主巻線１、タップ巻線２の順
序で直列に接続されている。この場合Ｕ，Ｖ，Ｗ三相と
も巻線配置は対称的であり、また各巻線の巻方向も同方
向である。第６図は鉄０５に低圧巻線４、高圧主巻線１
および高圧タップ巻線２が同心状に巻回され、高圧タッ
プ巻線２は高圧主巻線１と同軸上に設けられ、電気的に
は、高圧主巻線１、タップ巻線２の順序で直列に接続さ
れている。この場合、Ｕ，Ｖ，Ｗ三相とも巻線配置は対
称的であり、また各巻線の巻方向も同方向である。第３
図の方式は、高圧タップ巻線２が主巻線１の巻線端部に
電気的に直列に接続されるが、Ｕ相およびＷ相の高圧タ
ップ巻線２は×およびＺ端子側に、またＶ相のタップ巻
線２はＶ端子側に接続される構造のもので、三相三角結
線巻線の負荷時タップ切換を行なうのにＵ相およびＶ相
用負荷時タップ切襖装置３ＵＶを１台で共用出来、Ｗ相
用負荷時タップ切換装置３Ｗと合せて合計２台で可能と
なる。
に各相当り１台、合計３台の負荷時タップ切換装置３Ｕ
，３Ｖ，３Ｗが必要である。この方式の巻線配置を第５
図および第６図に示す。第５図では鉄心５に同Ｄ状に低
圧巻線４、高圧タップ巻線２および高圧主巻線１が巻線
され、高圧タップ巻線２は高圧主巻線１とは別個に同Ｄ
配置され、電気的には高圧主巻線１、タップ巻線２の順
序で直列に接続されている。この場合Ｕ，Ｖ，Ｗ三相と
も巻線配置は対称的であり、また各巻線の巻方向も同方
向である。第６図は鉄０５に低圧巻線４、高圧主巻線１
および高圧タップ巻線２が同心状に巻回され、高圧タッ
プ巻線２は高圧主巻線１と同軸上に設けられ、電気的に
は、高圧主巻線１、タップ巻線２の順序で直列に接続さ
れている。この場合、Ｕ，Ｖ，Ｗ三相とも巻線配置は対
称的であり、また各巻線の巻方向も同方向である。第３
図の方式は、高圧タップ巻線２が主巻線１の巻線端部に
電気的に直列に接続されるが、Ｕ相およびＷ相の高圧タ
ップ巻線２は×およびＺ端子側に、またＶ相のタップ巻
線２はＶ端子側に接続される構造のもので、三相三角結
線巻線の負荷時タップ切換を行なうのにＵ相およびＶ相
用負荷時タップ切襖装置３ＵＶを１台で共用出来、Ｗ相
用負荷時タップ切換装置３Ｗと合せて合計２台で可能と
なる。
この場合Ｕ、Ｗ相の巻線配置は対称であり、また、巻方
向も同方向であるが、Ｖ相の巻線配置はＵおよびＷ相の
それと非対称（すなわちＵ、Ｗ聡子とＸ、Ｙ端子が入れ
変った）であり、また、巻回万向もＵ、Ｗ相のそれと逆
方向（すなわち、Ｕ、Ｗ相巻線の巻回方向が石巻なら、
Ｖ相のそれは左巻）となる。この方式の巻線配置を第７
図および第８図に示す。第７図は鉄心５に同じ状に低圧
巻線４、高圧タップ巻線２および高圧主巻線１が設けら
れ、高圧タップ巻線２「ま高圧主巻線１とは別個に同心
配置され、電気的には高圧主巻線端部に直列に接続され
ている。
向も同方向であるが、Ｖ相の巻線配置はＵおよびＷ相の
それと非対称（すなわちＵ、Ｗ聡子とＸ、Ｙ端子が入れ
変った）であり、また、巻回万向もＵ、Ｗ相のそれと逆
方向（すなわち、Ｕ、Ｗ相巻線の巻回方向が石巻なら、
Ｖ相のそれは左巻）となる。この方式の巻線配置を第７
図および第８図に示す。第７図は鉄心５に同じ状に低圧
巻線４、高圧タップ巻線２および高圧主巻線１が設けら
れ、高圧タップ巻線２「ま高圧主巻線１とは別個に同心
配置され、電気的には高圧主巻線端部に直列に接続され
ている。
第７図ａはＵ相およびＷ相の巻線配置を示し、それらは
対称であり、また、巻回万向も同方向である。第７図ｂ
はＶ相の巻線配置を示し、Ｕ相およびＷ相のそれと非対
称（すなわち、Ｕ、Ｗ端子とＸ、Ｚ端子が入れ変った）
であり、また、巻回方向もＵ、Ｗ相のそれと逆方向（す
なわち、Ｕ、Ｗ相巻線の巻回方向が右巻きなら、Ｖ相の
それは左巻）となる。第８図は鉄心５に低圧巻線４、高
圧主巻線１および高圧タップ巻線２が同じ状に巻回され
、高圧タップ巻線２は高圧主巻線１と同軸上に設けられ
、電気的には高圧主巻線端部に直列に接続されている。
対称であり、また、巻回万向も同方向である。第７図ｂ
はＶ相の巻線配置を示し、Ｕ相およびＷ相のそれと非対
称（すなわち、Ｕ、Ｗ端子とＸ、Ｚ端子が入れ変った）
であり、また、巻回方向もＵ、Ｗ相のそれと逆方向（す
なわち、Ｕ、Ｗ相巻線の巻回方向が右巻きなら、Ｖ相の
それは左巻）となる。第８図は鉄心５に低圧巻線４、高
圧主巻線１および高圧タップ巻線２が同じ状に巻回され
、高圧タップ巻線２は高圧主巻線１と同軸上に設けられ
、電気的には高圧主巻線端部に直列に接続されている。
第８図ａはＵ相およびＷ相の巻線配置を示し、それらは
対称であり、また、巻回方向も同方向である。第８図ｂ
はＶ相の巻線配置を示し、Ｕ相およびＷ相のそれと非対
称（すなわち、Ｕ、Ｗ端子とＸ、Ｚ端子が入れ変った）
であり、また、巻回方向もＵ、Ｗ相のそれと逆方向（す
なわち、Ｕ、Ｗ相巻線の巻回方向が石巻なら、Ｖ相のそ
れは左巻）となる。三角結線の三相負荷時タップ切襖変
圧器では経済性および信頼性の観点から使用する負荷時
タップ切換装置は３台よりも２台が好ましい。
対称であり、また、巻回方向も同方向である。第８図ｂ
はＶ相の巻線配置を示し、Ｕ相およびＷ相のそれと非対
称（すなわち、Ｕ、Ｗ端子とＸ、Ｚ端子が入れ変った）
であり、また、巻回方向もＵ、Ｗ相のそれと逆方向（す
なわち、Ｕ、Ｗ相巻線の巻回方向が石巻なら、Ｖ相のそ
れは左巻）となる。三角結線の三相負荷時タップ切襖変
圧器では経済性および信頼性の観点から使用する負荷時
タップ切換装置は３台よりも２台が好ましい。
しかし、この場合、前述のごとく高圧タップ巻線の電気
的な配置は必ず主巻線端部とせねばならぬと言う制限が
ある。このため従来より巻線配置として第７図および第
８図に示すものが探られている。第７図は高圧タップ巻
線２を高圧主巻線１と別個に設けた、タップ別置構造で
あり、タップを切換えても、タップが同Ｏ方向に抜けて
ゆくので磁気的には高低圧巻線間は非常にバランスのと
れたものであるが、高圧タップ巻線を高圧主巻線と別層
するので、巻線数が高圧タップ巻線分増え、構造的にも
比較的複雑となり、経済性が悪くなる欠点がある。また
、第８図の構造は高圧タップ巻線を高圧主巻線端部に幾
何学的および電気的に配置したもので、タップが最も抜
ける最低タップ電圧時には高低圧巻線の上下織部での磁
気的アンバランスが最大となり、変圧器タンクへのもれ
磁束も大きくなり損失も増え、また、変圧器タンクの局
部過熱の懸念があり、変圧器タンクに磁気シールドを設
けるとか、巻線と変圧器タンク間の距離を増やすなどの
対策を必要とするため、経済性が悪くなると言う欠点が
ある。
的な配置は必ず主巻線端部とせねばならぬと言う制限が
ある。このため従来より巻線配置として第７図および第
８図に示すものが探られている。第７図は高圧タップ巻
線２を高圧主巻線１と別個に設けた、タップ別置構造で
あり、タップを切換えても、タップが同Ｏ方向に抜けて
ゆくので磁気的には高低圧巻線間は非常にバランスのと
れたものであるが、高圧タップ巻線を高圧主巻線と別層
するので、巻線数が高圧タップ巻線分増え、構造的にも
比較的複雑となり、経済性が悪くなる欠点がある。また
、第８図の構造は高圧タップ巻線を高圧主巻線端部に幾
何学的および電気的に配置したもので、タップが最も抜
ける最低タップ電圧時には高低圧巻線の上下織部での磁
気的アンバランスが最大となり、変圧器タンクへのもれ
磁束も大きくなり損失も増え、また、変圧器タンクの局
部過熱の懸念があり、変圧器タンクに磁気シールドを設
けるとか、巻線と変圧器タンク間の距離を増やすなどの
対策を必要とするため、経済性が悪くなると言う欠点が
ある。
本発明の目的は、前記した従来技術の磁気的アンバラン
スが比較的少なく、しかも２台の負荷時タップ切換装置
で三相三角結線巻線の負荷時タップ切換を可能とした経
済的な三相負荷時タップ切換変圧器を提供するにある。
スが比較的少なく、しかも２台の負荷時タップ切換装置
で三相三角結線巻線の負荷時タップ切換を可能とした経
済的な三相負荷時タップ切換変圧器を提供するにある。
この目的を達成するため、本発明は、高圧タップ巻線を
第１および第２の巻線部分に分割された高圧主巻線と同
軸上に、かつこれら両巻線部分間に幾何学的に配置する
とともに、電気的には高圧主巻線端部に、しかも三相の
うち二相が同一線路Ｚ端子側にくるように接続して、こ
の電気的に同一線路側に位置する二つの高圧タップ巻線
のタップを共通の負荷時タップ切換装置で切換えるよう
にしたことを特徴とする。以下、本発明を図面を参照し
て説明する。
第１および第２の巻線部分に分割された高圧主巻線と同
軸上に、かつこれら両巻線部分間に幾何学的に配置する
とともに、電気的には高圧主巻線端部に、しかも三相の
うち二相が同一線路Ｚ端子側にくるように接続して、こ
の電気的に同一線路側に位置する二つの高圧タップ巻線
のタップを共通の負荷時タップ切換装置で切換えるよう
にしたことを特徴とする。以下、本発明を図面を参照し
て説明する。
Ｚ第９図は高圧タップ巻線の幾何学的配置と最低タ
ップ電圧時（タップがほぼ全部抜けた状態）での変圧器
タンク７壁面でのもれ磁束分布を示す。第９図より幾何
学的には高圧タップ巻線を高圧主巻線１の中央附近に配
置した場合（第９図の高圧２巻線は上下並列構造の例を
示しているので、上下の各高圧巻線区分６Ａ，６Ｂにお
ける高圧主巻線の中央附近に高圧タップ巻線を配置した
ケースＢ）が高圧タップ巻線を高圧主巻線１の線路端部
に配置したケースＡおよびケースＣに比較して磁２気的
バランスがとれ、変圧器タンク壁面でのもれ磁束が小さ
いことがわかる。第１０図は本発明の一実施例に係る変
圧器の三相三角結線巻線図を示す。
ップ電圧時（タップがほぼ全部抜けた状態）での変圧器
タンク７壁面でのもれ磁束分布を示す。第９図より幾何
学的には高圧タップ巻線を高圧主巻線１の中央附近に配
置した場合（第９図の高圧２巻線は上下並列構造の例を
示しているので、上下の各高圧巻線区分６Ａ，６Ｂにお
ける高圧主巻線の中央附近に高圧タップ巻線を配置した
ケースＢ）が高圧タップ巻線を高圧主巻線１の線路端部
に配置したケースＡおよびケースＣに比較して磁２気的
バランスがとれ、変圧器タンク壁面でのもれ磁束が小さ
いことがわかる。第１０図は本発明の一実施例に係る変
圧器の三相三角結線巻線図を示す。
高圧タップ巻線２は高圧主巻線と同軸上に、第１の高圧
主巻線部分ＩＡ、高圧タップ巻線２、第２の高圧主巻線
ＩＢの配列で、高圧巻線（高圧主巻線および高圧タップ
巻線）の中央附近に幾何学的に配置されていて、高低圧
巻線間の磁気的アンバランスが比較的少なくされ、電気
的には、Ｕ相およびＷ相の高圧タップ巻線２はＸおよび
Ｚ端子側に、また、Ｖ相の高圧タップ巻線はＶ端子側に
、Ｕ−ＩＡ−Ｘ．−×２−ＩＢ−Ｘ３−×４−２−×、
Ｖ−２−Ｙ４−Ｙ３−ＩＢ−Ｙ２−Ｙ，一１Ａ−Ｙ、Ｗ
−ＩＡ−Ｚ−Ｚ２−ＩＢ一Ｚ−乙−２一Ｚの順序で直列
に接続され、端子ＵとＺ、ＶとＸ、ＷとＹが三角結線接
続されている。この場合、ＵとＷ相巻線配置は対称であ
り、また、巻回方向もＵ、Ｙ相とも同方向となるが、Ｖ
相の巻線配置はＵおよびＷ相と非対称となり、また、巻
回方向もＵ、Ｗ相のそれと逆方向となる。第１１図は本
発明の一実施例に係る変圧器の各相の幾何学的な巻線配
置と電気的な接続を示す。
主巻線部分ＩＡ、高圧タップ巻線２、第２の高圧主巻線
ＩＢの配列で、高圧巻線（高圧主巻線および高圧タップ
巻線）の中央附近に幾何学的に配置されていて、高低圧
巻線間の磁気的アンバランスが比較的少なくされ、電気
的には、Ｕ相およびＷ相の高圧タップ巻線２はＸおよび
Ｚ端子側に、また、Ｖ相の高圧タップ巻線はＶ端子側に
、Ｕ−ＩＡ−Ｘ．−×２−ＩＢ−Ｘ３−×４−２−×、
Ｖ−２−Ｙ４−Ｙ３−ＩＢ−Ｙ２−Ｙ，一１Ａ−Ｙ、Ｗ
−ＩＡ−Ｚ−Ｚ２−ＩＢ一Ｚ−乙−２一Ｚの順序で直列
に接続され、端子ＵとＺ、ＶとＸ、ＷとＹが三角結線接
続されている。この場合、ＵとＷ相巻線配置は対称であ
り、また、巻回方向もＵ、Ｙ相とも同方向となるが、Ｖ
相の巻線配置はＵおよびＷ相と非対称となり、また、巻
回方向もＵ、Ｗ相のそれと逆方向となる。第１１図は本
発明の一実施例に係る変圧器の各相の幾何学的な巻線配
置と電気的な接続を示す。
鉄心５に同Ｄ状に低圧巻線４と第１、第２の高圧主巻線
部分ＩＡ，ＩＢおよび高圧タップ巻線２が巻回され、高
圧タップ巻線２は両高圧主巻線部分ＩＡ，ＩＢと同軸上
に設けられ、電気的には高圧主巻線端部に直列に接続さ
れている。また、第１および第２の巻線部分ＩＡ，ＩＢ
からなる高圧主巻線と高圧タップ巻線２より構成される
高圧巻線は、上巻線区分６Ａと下巻線区分６Ｂに分けら
れ、これら上下巻線区分６Ａ，６Ｂは互に並列接続され
・て、いわゆる上下並列構造となっている。第１１図ａ
はＵ相およびＷ相の巻線配置および電気的な接続を示し
、それらは対称であり、また巻回方向も同方向である。
高圧タップ巻線２は高圧主巻線部分ＩＡ，ＩＢと同軸上
に高圧巻線（高圧主巻線および高圧タップ巻線）の中央
附近（高圧巻線は上下並列構造であるので、各巻線区分
６Ａ，６Ｂ、つまりＵ、Ｗ端子とＸ３、Ｚ３端子の幾何
学的中失附近と言うこと）に配置され、電気的には、Ｕ
−ＩＡ一×．−Ｘ２一ＩＢ−Ｘ３一×４−２一Ｘ，Ｗ−
ＩＡ一Ｚ，一Ｚ−ＩＢ一Ｚ一Ｚ４−２一Ｚの順序で直列
に接続されている。また第１１図ｂはＶ相の巻線配置お
よび電気的な接続を示す。ＵおよびＷ相と同様、高圧タ
ップ巻線２は高圧巻線の中央附近に配置され、電気的に
は、Ｖ−２一Ｙ４−Ｙ３一１Ｂ−Ｙ２一Ｙ，一ＩＡ−Ｙ
の順序で直列に接続されている。この場合の巻回万向は
ＵおよびＷ相と逆方向、すなわち、ＵおよびＷ相の巻回
方向が右巻なら、Ｖ相のそれは左巻となる。以上述べた
本発明の一実施例による巻線配置および接続によれば、
高低圧巻線間の磁気的アンバランスを比較的少なくでき
、変圧器タンクの損失低減、変圧器タンクの磁気シール
ドの省略が可能となるとともに、Ｕ相とＶ相用負荷時タ
ップ切換装置を１台で共用でき、Ｗ相用負荷時タップ切
襖装置と合せて２台の負荷時タップ切換装置で三相三角
結線の負荷時タップ切換を可能とし、従釆の方法に比べ
著しく経済性の改善を図ることが出来る。
部分ＩＡ，ＩＢおよび高圧タップ巻線２が巻回され、高
圧タップ巻線２は両高圧主巻線部分ＩＡ，ＩＢと同軸上
に設けられ、電気的には高圧主巻線端部に直列に接続さ
れている。また、第１および第２の巻線部分ＩＡ，ＩＢ
からなる高圧主巻線と高圧タップ巻線２より構成される
高圧巻線は、上巻線区分６Ａと下巻線区分６Ｂに分けら
れ、これら上下巻線区分６Ａ，６Ｂは互に並列接続され
・て、いわゆる上下並列構造となっている。第１１図ａ
はＵ相およびＷ相の巻線配置および電気的な接続を示し
、それらは対称であり、また巻回方向も同方向である。
高圧タップ巻線２は高圧主巻線部分ＩＡ，ＩＢと同軸上
に高圧巻線（高圧主巻線および高圧タップ巻線）の中央
附近（高圧巻線は上下並列構造であるので、各巻線区分
６Ａ，６Ｂ、つまりＵ、Ｗ端子とＸ３、Ｚ３端子の幾何
学的中失附近と言うこと）に配置され、電気的には、Ｕ
−ＩＡ一×．−Ｘ２一ＩＢ−Ｘ３一×４−２一Ｘ，Ｗ−
ＩＡ一Ｚ，一Ｚ−ＩＢ一Ｚ一Ｚ４−２一Ｚの順序で直列
に接続されている。また第１１図ｂはＶ相の巻線配置お
よび電気的な接続を示す。ＵおよびＷ相と同様、高圧タ
ップ巻線２は高圧巻線の中央附近に配置され、電気的に
は、Ｖ−２一Ｙ４−Ｙ３一１Ｂ−Ｙ２一Ｙ，一ＩＡ−Ｙ
の順序で直列に接続されている。この場合の巻回万向は
ＵおよびＷ相と逆方向、すなわち、ＵおよびＷ相の巻回
方向が右巻なら、Ｖ相のそれは左巻となる。以上述べた
本発明の一実施例による巻線配置および接続によれば、
高低圧巻線間の磁気的アンバランスを比較的少なくでき
、変圧器タンクの損失低減、変圧器タンクの磁気シール
ドの省略が可能となるとともに、Ｕ相とＶ相用負荷時タ
ップ切換装置を１台で共用でき、Ｗ相用負荷時タップ切
襖装置と合せて２台の負荷時タップ切換装置で三相三角
結線の負荷時タップ切換を可能とし、従釆の方法に比べ
著しく経済性の改善を図ることが出来る。
前記実施例では、所望のタップ点数を引出すのにこれと
同数のタップを持つタップ巻線を示したが、本発明はこ
のようなものに限らず、第１２図に示すような極性切換
方式のタップ巻線２の場合や、第１３図に示すような転
位切換方式の疎タップ巻線２Ａおよび密タップ巻線２Ｂ
からなるタップ巻線の場合にも同様に適用することがで
きる。
同数のタップを持つタップ巻線を示したが、本発明はこ
のようなものに限らず、第１２図に示すような極性切換
方式のタップ巻線２の場合や、第１３図に示すような転
位切換方式の疎タップ巻線２Ａおよび密タップ巻線２Ｂ
からなるタップ巻線の場合にも同様に適用することがで
きる。
また、第１１図の高圧巻線は上下並列構造で示したが、
第１４図ａ，ｂに示すように、第１および第２の巻線部
分ＩＡ，ＩＢからなる高圧主巻線と高圧タップ巻線２よ
り構成される高圧巻線を上部から下部まで直列に巻通し
た、いわゆる巻通し構造にも同様に適用することができ
る。以上述べたように、本発明によれば、高圧タップ巻
線を分割された二つの高圧主巻線部分間に幾何学的に、
かっこられ巻線部分と同軸上に配置したので、高低圧巻
線間の磁気的アンバランスを比較的少なくすることがで
き、また高圧タップ巻線を電気的には高圧主巻線の端部
に、しかも三相のうち二相が同一線路端子にくるように
接続したので、二相の負荷時タップ切換装置を１台で共
用でき、全体として２台の負荷時タップ切襖装置で三相
三角結線の負荷時タップが可能となり、経済性の改善を
図ることができる。
第１４図ａ，ｂに示すように、第１および第２の巻線部
分ＩＡ，ＩＢからなる高圧主巻線と高圧タップ巻線２よ
り構成される高圧巻線を上部から下部まで直列に巻通し
た、いわゆる巻通し構造にも同様に適用することができ
る。以上述べたように、本発明によれば、高圧タップ巻
線を分割された二つの高圧主巻線部分間に幾何学的に、
かっこられ巻線部分と同軸上に配置したので、高低圧巻
線間の磁気的アンバランスを比較的少なくすることがで
き、また高圧タップ巻線を電気的には高圧主巻線の端部
に、しかも三相のうち二相が同一線路端子にくるように
接続したので、二相の負荷時タップ切換装置を１台で共
用でき、全体として２台の負荷時タップ切襖装置で三相
三角結線の負荷時タップが可能となり、経済性の改善を
図ることができる。
第１図、第２図、第３図は従来における三相三角結線巻
線の負荷時タップ切換方式の各例を示す三相三角結線巻
線図、第４図は第１図の負荷時夕ップ切換方式に採用さ
れている巻線配置および電気的接続の一例を示す概略構
成図、第５図および第６図は第２図の負荷時タップ切換
方式に採用されている巻線配置および電気的接続の各例
を示す概略構成図、第７図ａ，ｂおよび第８図ａ，ｂは
第３図の負荷時タップ切襖方式に採用されている巻線配
置および電気的接続の各例を示す概略構成図、第９図は
高圧タップ巻線の種々な幾何学的配置と最低タップ電圧
時の変圧器タンク壁面のもれ磁束分布の関係を示す説明
図、第１０図は本発明の−実施例に係る三相三角結線巻
線の負荷時タップ切換方式を示す三相三角結線図、第１
１図ａ，ｂは本発明の一実施例に係る負荷時タップ切換
方式の各相巻線の幾何学的配置と電気的接続を示す概略
構成図、第１２図および第１３図はそれぞれ樋性切換方
式および転位切換方式に本発明を適用した他の実施例に
係る三相三角結線巻線の負荷時タップ切換方式を示す三
相三角結線図、第１４図ａ，ｂは巻通し構造の高圧巻線
に本発明を適用した他の実施例に係る負荷時タップ切換
方式の各相巻線の幾何学的配置と電気的接続を示す概略
構成図である。 ＩＡ…・・・第１の高圧主巻線部分、ＩＢ・・・・・・
第２の高圧主巻線部分、２・・・・・・高圧タップ巻線
、３Ｕ，３Ｖ，３Ｗ・・・・・・負荷時タップ切換装置
、６Ａ・・・・・・上巻線区分、６Ｂ・・・・・・下巻
線区分。 第１図第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 第１０図 第１２図 第９図 第１１図 第１３図 第１４図
線の負荷時タップ切換方式の各例を示す三相三角結線巻
線図、第４図は第１図の負荷時夕ップ切換方式に採用さ
れている巻線配置および電気的接続の一例を示す概略構
成図、第５図および第６図は第２図の負荷時タップ切換
方式に採用されている巻線配置および電気的接続の各例
を示す概略構成図、第７図ａ，ｂおよび第８図ａ，ｂは
第３図の負荷時タップ切襖方式に採用されている巻線配
置および電気的接続の各例を示す概略構成図、第９図は
高圧タップ巻線の種々な幾何学的配置と最低タップ電圧
時の変圧器タンク壁面のもれ磁束分布の関係を示す説明
図、第１０図は本発明の−実施例に係る三相三角結線巻
線の負荷時タップ切換方式を示す三相三角結線図、第１
１図ａ，ｂは本発明の一実施例に係る負荷時タップ切換
方式の各相巻線の幾何学的配置と電気的接続を示す概略
構成図、第１２図および第１３図はそれぞれ樋性切換方
式および転位切換方式に本発明を適用した他の実施例に
係る三相三角結線巻線の負荷時タップ切換方式を示す三
相三角結線図、第１４図ａ，ｂは巻通し構造の高圧巻線
に本発明を適用した他の実施例に係る負荷時タップ切換
方式の各相巻線の幾何学的配置と電気的接続を示す概略
構成図である。 ＩＡ…・・・第１の高圧主巻線部分、ＩＢ・・・・・・
第２の高圧主巻線部分、２・・・・・・高圧タップ巻線
、３Ｕ，３Ｖ，３Ｗ・・・・・・負荷時タップ切換装置
、６Ａ・・・・・・上巻線区分、６Ｂ・・・・・・下巻
線区分。 第１図第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図 第８図 第１０図 第１２図 第９図 第１１図 第１３図 第１４図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 各相鉄心に巻回された各相低圧巻線と、この各相低
圧巻線の外周側に巻回された高圧主巻線および高圧タツ
プ巻線からなる各相高圧巻線と、前記高圧タツプ巻線の
タツプを切換える負荷時タツプ切換装置とを備え、前記
高圧主巻線と前記高圧タツプ巻線を互に同軸上に配置し
、かつ前記各相高圧巻線を前記負荷時タツプ切換装置を
介して他相の高圧巻線と三角結線した三相負荷時タツプ
切換変圧器において、前記高圧主巻線を第１の高圧主巻
線部分と第２の高圧主巻線部分に分け、これら両高圧主
巻線部分の間に前記高圧タツプ巻線を配置するとともに
、前記第１の高圧主巻線部分の一端を線路端子に、他端
を前記第２の高圧主巻線部分の一端に、前記第２の高圧
主巻線部分の他端を前記高圧タツプ巻線の一端にそれぞ
れ接続し、かつ三相のうち任意の二相の前記高圧タツプ
巻線が電気的に同一線路端子側にくるように各相高圧巻
線を接続し、この電気的に同一線路側に位置する二つの
高圧タツプ巻線のタツプを共通の負荷時タツプ切換装置
で切換えるようにしたことを特徴とする三相負荷時タツ
プ切換変圧器。 ２ 特許請求の範囲第１項において、前記高圧巻線は、
互に並列に接続された上巻線区分と下巻線区分からなる
ことを特徴とする三相負荷時タツプ切換変圧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3233378A JPS6036085B2 (ja) | 1978-03-23 | 1978-03-23 | 三相負荷時タツプ切換変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3233378A JPS6036085B2 (ja) | 1978-03-23 | 1978-03-23 | 三相負荷時タツプ切換変圧器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54125434A JPS54125434A (en) | 1979-09-28 |
| JPS6036085B2 true JPS6036085B2 (ja) | 1985-08-19 |
Family
ID=12356011
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3233378A Expired JPS6036085B2 (ja) | 1978-03-23 | 1978-03-23 | 三相負荷時タツプ切換変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6036085B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6371681U (ja) * | 1986-10-28 | 1988-05-13 | ||
| JPS6371680U (ja) * | 1986-10-28 | 1988-05-13 | ||
| JPH052292B2 (ja) * | 1989-12-07 | 1993-01-12 | Misuzu Koki Kk |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5343080A (en) * | 1991-11-15 | 1994-08-30 | Power Distribution, Inc. | Harmonic cancellation system |
| US5434455A (en) * | 1991-11-15 | 1995-07-18 | Power Distribution, Inc. | Harmonic cancellation system |
| DE19748146A1 (de) * | 1997-10-31 | 1999-05-06 | Asea Brown Boveri | Drehstromtransformator |
| CN101968994A (zh) * | 2010-07-16 | 2011-02-09 | 江苏上能变压器有限公司 | 11万伏级超高阻抗双圈有载调压变压器 |
-
1978
- 1978-03-23 JP JP3233378A patent/JPS6036085B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6371681U (ja) * | 1986-10-28 | 1988-05-13 | ||
| JPS6371680U (ja) * | 1986-10-28 | 1988-05-13 | ||
| JPH052292B2 (ja) * | 1989-12-07 | 1993-01-12 | Misuzu Koki Kk |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54125434A (en) | 1979-09-28 |
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