JPH0751782Y2 - 分路リアクトル - Google Patents

分路リアクトル

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JPH0751782Y2
JPH0751782Y2 JP1278785U JP1278785U JPH0751782Y2 JP H0751782 Y2 JPH0751782 Y2 JP H0751782Y2 JP 1278785 U JP1278785 U JP 1278785U JP 1278785 U JP1278785 U JP 1278785U JP H0751782 Y2 JPH0751782 Y2 JP H0751782Y2
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JP
Japan
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iron core
auxiliary
main
coil
reactor
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1278785U
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JPS6194322U (ja
Inventor
理 広瀬
辰男 四方
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は分路リアクトルに関する。
(従来の技術) 周知のように分路リアクトルは、たとえば電力系統にお
ける軽負荷時の電圧上昇を抑制するため、遅相無効電力
を系統に供給する手段として広く使用されている。従来
の三相用の分路リアクトルは3個の脚鉄心のそれぞれに
コイルを巻回し、各コイルを開閉装置を介して電力系統
に接続するようにしてあり、又各脚鉄心の上部と下部と
にはヨーク鉄心を配置し、各鉄心を一体として構成され
てある。
このような構成によれば、開閉装置をオンとすることに
よって分路リアクトルを系統に接続することができると
しても、そのリアクトル容量はそのリアクタンスによっ
て定められる一定の値をとるにとどまり、そのリアクト
ル容量を可変とすることはできない。しかし系統の電圧
上昇の程度によっては遅相無効電力の供給量の変更が要
求される場合があり、或いはその供給を段階的に実施す
ることが要求されることがあり、したがって分路リアク
トルとしても、リアクトル容量を可変とすることが望ま
れる。
このような要求を満足させるためには、2台の分路リア
クトルを用意し、これらを選択して運転すればよいが、
このように2台の分路リアクトルを用意することはそれ
だけ製作費が高くつき、又それだけ広い設置スペースが
必要となるといった欠点がある。
(考案が解決しようとする問題点) この考案はリアクトル容量の切り換えの可能な分路リア
クトルを、小型でかつ安価にしかも絶縁レベルが低く製
作できるようにすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この考案は主コイルを備えた主リアクトル部と、同じく
補助コイルを備えた補助リアクトル部とを備え、両リア
クトル部を中間ヨーク鉄心を介して一体に構成し、主コ
イルにはこれを系統に接続するための主開閉装置を接続
するとともに、補助コイルを主コイルから引き出した中
間タップを介して主コイルの一部に補助開閉装置によっ
て等価的に並列接続するようにし、これによって容量を
切り換え自在としたことを特徴とする。
この考案を図によって説明する。なお図の実施例は三相
用のものを示す。1は主リアクトル部で、3箇の鉄心脚
2と、各鉄心脚2に巻回されてある主コイル3とにより
構成されてある。4は上部のヨーク鉄心である。5は補
助リアクトル部で、3箇の鉄心脚6と、各鉄心脚6に巻
回されてある補助コイル7とにより構成されてある。8
は下部のヨーク鉄心である。主、補助両リアクトル部
1、5は中間ヨーク鉄心9を介して一体に構成されてあ
る。
主、補助両リアクトル1、5はタンク10内に収納されて
ある。そして主コイル3の一端は、タンク10に設置され
てあるブッシング11を介して外部に導出されている。そ
してこの外部において、主開閉装置12を介して系統に接
続される。主コイル3の中性点側は一括して接続されて
ある。また補助コイル7はその一端は前記主コイル3か
ら引き出された中間タップ13に接続され、他端である中
性点側はブッシング14を介して外部に導出されている。
そしてこの外部において、補助開閉装置15を介して一括
されてある。
(作用) 以上の構成において、主、補助両開閉装置12、15がとも
にオフであれば、この分路リアクトルの電源からみた容
量は零である。今主開閉装置12をオン、補助開閉装置15
をオフとすれば、主コイル3のみが主開閉装置12を介し
て系統に接続されるようになる。したがって電源電圧
(線間電圧)をV1,主リアクトル部1の励磁電流をI1
すれば、分路リアクトルの容量P1となる。
次に主、補助両開閉装置12、15をともにオンとした場合
は、補助コイル7は主コイル3の一部に中間タップ13を
介して等価的に並列に接続されることになる。したがっ
てこの場合の分路リアクトルの容量P2は、主リアクトル
部1を単巻変圧器と考えた場合、主コイル3における中
間タップ13の引き出し点における変圧比をn、補助コイ
ル7に流れる電流をI2とすれば、 となる。このときのI2は、補助リアクトル部5の容量を
P2、前記容量P1とこの容量P2との比をmとすれば、 、式を式に代入して整理をすれば、 P2=P1+mP1=(1+m)P1 となる。すなわち各開閉装置の操作によって容量は、3
段階にわたって容量切り換えができるようになる。
なお実際問題としては、各開閉装置を投入する時の系統
電圧の変動を充分抑制しようとする観点からすれば、主
開閉装置12を投入したときの容量と、両開閉装置12、15
をともに投入したときの容量とが等しくなるように、す
なわち前記mが1であるようにすることが適当である。
この考案は前記の説明からも理解されるように、補助開
閉装置15によって補助コイル7を主コイル3の一部にそ
の中間タップ13を介して並列に接続している。これによ
って補助コイル7には電源電圧V1より低い電圧が印加さ
れるようになる。したがってこの補助コイル7と補助開
閉装置15の絶縁レベルを充分低くしてもよいことにな
る。
なおこの考案では、直線ヨーク形三相三脚鉄心、環状ヨ
ーク三相三脚鉄心、三相五脚鉄心、単相二脚鉄心などを
用いることができ、いずれの場合でもこの考案にしたが
って、中間ヨーク鉄心を介して同様に構成することがで
きる。又主コイルと補助コイルとの位置関係は、図示例
の逆すなわち主コイルを下側としてもよい。
更に補助リアクトル部5が1個の場合を示しているが、
これを2個以上とし、これにともなって補助開閉装置も
2個以上としてもよく、これによって容量切り換えのス
テップ数を更に増加させることができるようになる。
(考案の効果) 以上詳述したようにこの考案によれば、1台のリアクト
ルをもって容量を切り換えて使用することが可能となる
とともに、2台のリアクトルを用いて容量切り換えを可
能とする構成に比較して安価に製作することができ、し
かも設置スペースは狭くてよく、更に配線の接続替えを
必要とせず、単に開閉装置の操作のみで足りるため、課
電中でも容量切り換えが可能となり、更に補助リアクト
ルを構成している補助コイルには電源電圧より低い電圧
が印加されるようになることにより、この補助コイルお
よび補助開閉装置の絶縁レベルを充分低くすることがで
きるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す構成図、第2図は同単
線結線図である。 1…主リアクトル部、2…鉄心脚、3…主コイル、5…
補助リアクトル部、7…補助コイル、9…中間鉄心、12
…主開閉装置、15…補助開閉装置、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の鉄心脚と、前記鉄心脚の一端を橋絡
    するヨーク鉄心と、前記各鉄心脚に巻回されてあって、
    中性点側で一括接続されてある主コイルとからなる主リ
    アクトル部と、 複数の鉄心脚と、前記鉄心脚の一端を橋絡するヨーク鉄
    心と、前記各鉄心脚に巻回されてあって、一端が前記主
    コイルから引き出した中間タップに接続されてある補助
    コイルとからなる補助リアクトル部と、 前記主リアクトル部の各鉄心脚の他端と前記補助リアク
    トル部の各鉄心脚の他端とを、共通に橋絡する中間ヨー
    ク鉄心と、 前記主コイルを系統線路に接続するための主開閉装置
    と、 前記補助コイルの他端である中性点側に接続されてあっ
    て、閉成によって前記補助コイルの中性点側を一括接続
    する補助開閉装置 とを備え、 前記補助開閉装置の開閉によってリアクトル容量を切り
    換えるようにしてなる 分路リアクトル。
JP1278785U 1985-01-30 1985-01-30 分路リアクトル Expired - Lifetime JPH0751782Y2 (ja)

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JPS6194322U JPS6194322U (ja) 1986-06-18
JPH0751782Y2 true JPH0751782Y2 (ja) 1995-11-22

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